女子フライ級。
ミラーはUFC1勝2敗の28歳。2022年のTUFにキャリア2勝1敗で出場し優勝したが、UFCデビュー後はヴェロニカ・ハーディとUFCデビュー戦のルアナ・サントスに連敗しており後が無い。10thプラネット所属で、MMAキャリアは浅いが、プロのグラップリングイベントにも出場している。寝かせれば強いが、ここ2戦はいずれもテイクダウンを奪えず打撃で押される展開での負け。負傷により1年9ヶ月ぶりの試合となる。
ノルウェイのペトロヴィッチはUFC1勝2敗の30歳。女子フライ級では長身の173cm。バックボーンはキックだが、UFCでの1勝含む直近の3勝はすべて一本勝ち。地元ノルウェイではMMAが合法化されておらず、クロアチアで活動している。
オッズはミラー3.05倍、ペトロヴィッチ1.40倍。
オーソのミラーにサウスポーのペトロヴィッチ。ペトロヴィッチがプレッシャーを掛け、ミラー下がるが、パンチで逆に出ていく。ケージ際でパンチを打ち込みタックルに。ボディロック。テイクダウンを狙う。ケージを背負ってこらえるペトロヴィッチ。差し返して入れ替えるペトロヴィッチ。逆にテイクダウンを狙う。がぶってこらえたミラーが再度押し込む。ケージ膠着が続きブーイング。ペトロヴィッチさらに入れ替えてダブルレッグでテイクダウン。残り1分。ハーフバックから顔面にパンチを入れるペトロヴィッチ。ミラーは殴られている腕を掴むとしアームロックを仕掛けるが、こらえて殴るペトロヴィッチ。ホーン。
1Rはテイクダウンからパウンドを入れたペトロヴィッチのラウンド。
2R。ペトロヴィッチがパンチの連打を打ち込んで出るとミラーは胴タックルで組み付く。即ブーイングが飛ぶが、ミラーテイクダウン。亀になるペトロヴィッチのバックに回ろうとするが、足のフックを許さずに立ったペトロヴィッチ。離れる。ペトロヴィッチが出る。ミラーがパンチを放つが、ペトロヴィッチ見切ってカウンターを返す。しかしペトロヴィッチの蹴りをキャッチしたミラーがボディロックからテイクダウン。またすぐ亀になるペトロヴィッチ。ミラー雑にバックマウントを狙うが、やはり足のフックがない。しかしたすきから仰向けに倒すと、リバースクルスフィックスの体勢から足のロックを胴に移行しバックマウント。バックからおたつロックに捕らえる。バックからチョークを狙いつつ殴っていく。ペトロヴィッチ逃れられないまま時間が過ぎる。ホーン。
2Rはミラーが取り返した。
3R。詰めてきたペトロヴィッチに右ハイを入れたミラー。ペトロヴィッチプレスするが、間合いに入らないままパンチを入れる。ミラーが出るとすぐバックステップしてタックルを警戒している。ミラー飛び込むとパンチを出していく。パンチからタックルへ。ボディロック。テイクダウン狙いをケージでこらえるペトロヴィッチ。強引に投げ返そうとしたペトロヴィッチだが、ミラーこらえて顔面にパンチを2発入れる。ペトロヴィッチ入れ替えて逆にテイクダウン狙い。離れたミラー。残り2分。ミラータックルからスタンドバックに。強引にグラウンドに引き込んでバックマウントを狙う。足のフックがないまま引き込んで逃げられそうになったが、両足をフックすることに成功。前に落とそうとするペトロヴィッチだがミラー四の字ロックに捕らえて落ちない。タイムアップ。