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45 AB K-1 MMA o ONE UFC アロンゾ・メニフィールド ダナ・ホワイト リッキー・シモン

UFC on ESPN+110:ポストファイトボーナス

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:リッキー・シモン、ジェアン・シウバ

ファイト・オブ・ザ・ナイト:アロンゾ・メニフィールド vs. ジュリアス・ウォーカー

ファイト・オブ・ザ・ナイトはこの試合よりフォント vs. マツモトに出してほしかった。許容範囲内とはいえ、押し気味の内容で無敗をストップされた上にボーナスもないとか、マツモト気の毒。

メインはもしアイポークで減点があったら1-0のドローになっていた試合。とはいえ、ヤドンがセフードのタックルを切り打撃で押す展開で、もしアイポークがなく続いていたとしてもヤドン有利は動かなかったように思えた。勝敗がついたとはいえ、すっきりとしない結末。

両者は試合後のインタビューでともにリマッチを要望していたが、ダナ・ホワイトは試合後の記者会見では「また見たいとは思わない。2,3ヶ月後に再戦を組むか?いいや」と再戦については否定的。

bloodyelbow.com

アイポークは偶発的ではあったが、ヤドンが指をずっと前に向けていたので、レフェリーがもっと早めに強く警告していれば防げたかもしれない。反則さえなければスリリングで面白い試合だと思ったが。

連続KO勝利で注目されていたジェアン・シウバはK-1タイトル挑戦者のバグダサリアンを1RでKOし、試合後にはブライス・ミッチェル戦をアピール。ミッチェルにとってはランク外の相手との対戦になりメリットは薄いが、Xで「シウバを謙虚にさせる」とリアクションしており、実現する可能性は高そう。

もう一人の有望株・ミドル級のマンスール・アブドゥル・マリクは大幅アンダードッグのニック・クラインのバックブローを効かされピンチに陥る場面もあったが凌いで逆転KO勝ち。逆境を乗り越えたところは良かったものの、勝って当然の相手に苦戦したのでは、すぐにランカークラスとの試合が組まれることはなさそうか。まだ8戦というキャリアを考えたら慌てる必要はないが。

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o UFC UFC Fight Night   アロンゾ・メニフィールド ジアン・シウバ リッキー・シモン

『UFC Fight Night 252: Cejudo vs. Song』パフォーマンスボーナス




 UFCが『UFC Fight Night 252: Cejudo vs. Song』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・アロンゾ・メニフィールド vs. ジュリアス・ウォーカー

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・リッキー・シモン、ジアン・シウバ


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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AB News o ONE UFC ウマル・ヌルマゴメドフ カイラー・フィリップス キック ドミニク・クルーズ ピョートル・ヤン リッキー・シモン

UFC on ESPN+110:メインイベント・ヘンリー・セフード vs. ソン・ヤドン

バンタム級5分5R。セフード7位、ヤドン8位。

セフードはレスリング五輪金メダリストで元フライ&バンタムの2階級同時王者。P4P王者のDJからフライ級タイトルを奪い、階級を上げバンタム級王座も獲得。2020年5月のバンタム級王座防衛戦でドミニク・クルーズをKOすると、試合後に引退を表明した。しかし引退後もちょくちょく現役復帰に色気を見せており、実際3年後の23年5月に復帰してアルジャメイン・スターリングのタイトルに挑戦。ブランクと当時36歳という年齢、フェザーでも戦えるスターリングとフライがベストのセフードとの体格差もあったが、判定負けしたものの、ブランクを感じさせない健闘を見せた。試合後再度引退するかもしれない宣言をしていたが、現役続行。昨年2月に後の王者ドバリシビリと対戦したが、この時は1Rは互角だったものの、後半にギアを上げてくるドバリシビリから2R以降テイクダウンも奪われ判定負けした。今回は復帰後初のストライカーとの対戦となる。今月誕生日を迎えて38歳となった。

中国No.1プロスペクトのヤドンは、UFCデビュー当時はレスラーを苦手としており、プロテクトされたマッチメイクで連勝を重ねていたものの、7戦目でレスラーのカイラー・フィリップスにテイクダウンから抑え込まれる展開で判定負け。しかしその後はテイクダウンディフェンスが飛躍的に向上し、それに伴い打撃の思い切りの良さも増して3連勝。サンドヘイゲン戦は打撃で打ち負ける展開で4R終了TKO負けしたものの、リッキー・シモンとクリス・グティエレスを破り、再びランキングを上げてきた。昨年3月の前戦で、元王者のピョートル・ヤンと対戦するチャンスを得ると、2Rまでは互角だったが、互角の3Rの残り1分にテイクダウンを奪われ、そのままコントロールされて惜しくも判定負け。昨年12月にウマル・ヌルマゴメドフ戦が組まれていたが負傷欠場した。バンタム級ランカー最年少の27歳。

オッズはセフード3.10倍、ヤドン1.39倍。元王者だが、復帰後勝ち星がないセフードに対し、ヤドンがフェイバリット。

両者オーソドックス。ローで牽制するヤドン。パンチで飛び込むセフード。ヤドンステップしてかわす。飛び込みにジャブを合わせたヤドン。タックルのフェイントから左オーバーハンド、さらにシングルレッグを見せてからの飛びヒザを出すセフード。ヤドン詰めてきた。ボディストレート。もう一発。セフードが飛び込もうとするとすぐにバックステップで距離を取る。飛び込みに右フックを合わせた。カーフ。また圧を掛けるヤドン。カーフを蹴り、セフードが出るとバックステップしてフックを入れる。ヤドンのカーフにセフードもカーフを返した。セフードシングルレッグ。しかし切ったヤドン。残り1分。ヤドン飛び込みアッパー。セフードのパンチは距離を取る。セフードのミドルをキャッチしてパンチを入れるヤドン。ホーン。

1R打撃のヒットでヤドン。落ち着いている。

2R。セフードの左右のフックはバックステップでかわすが、セフードカーフキック。カーフを連打。ヤドンがジャブのダブルを入れる。ヤドンもカーフ。セフード蹴られた足を引いてスイッチ。ヤドン右ボディ。ニータップのフェイントからパンチを入れたヤドン。セフードがオーソに戻すとすぐカーフ。セフードのタックルを切る。両者カーフ。またタックル。フェイントに反応したヤドン。セフードまたサウスポーに。ワンツーを入れたヤドン。カーフでバランスを崩したセフード。カーフが効いてきている。またスイッチしたセフード。セフードの右がヒット。さらに左ボディ。またカーフを入れるが、セフードがパンチを入れる。ヤドン逆にシングルレッグ。しかし放した。パンチで出るセフードだがヤドンのアッパーがヒット。間合いがつまりヤドンの左が入るがセフードのパンチもヒット。ホーン。

2Rもヤドンだが、後半カーフが効いたセフードがサウスポーにスイッチすると、両者パンチが当たるようになってきた。カーフのダメージがあるとしたら、セフードは早めに勝負をかける必要がある。

3R。セフード最初からサウスポー。ジャブで出るヤドンに左ストレートがヒット。ボディ・顔面にヒット。ヤドンもジャブを返してヒットしているが、両者被弾が増えている。ヤドン詰めて左右のコンビネーションを打ち込む。セフード飛びヒザを見せた。ヤドン三日月蹴り。ヤドンワンツーからミドル。が、低く当たってローブローでタイムストップ。リプレイで見ると急所ではないが…。再開。オーソに戻したセフード。ヤドンがパンチを打ち込むとスイッチして出る。ヤドン飛びヒザ。セフードのパンチにヤドンもパンチを返す。右を打ち込んだセフード。ヤドンも右を当てる。が、またアイポークうをアピールするセフード。タイムストップ。ドクターが入る。何度もタオルで目を拭うセフードだが、なかなか再開できない。まだ時間を置きたいと告げるセフード。レフェリーからあと1分と言われると座り込んで休む。5分ギリギリで続行。詰めるヤドン。左右のパンチを入れる。セフードサイドステップでサークリング。ヤドン左ボディ。前蹴り。セフード子のラウンドは凌ぐ選択か。出ていかない。ホーン。

3Rヤドン。インターバル中、再度ドクターが入る。セフードの目が見えていないとのことで4R開始前に続行不能に。試合終了。

テクニカル判定に。29-28×2、30-27の3-0でヤドン勝利。

29-28をつけたジャッジも、2Rセフードにつけたジャッジと3Rセフードにつけたジャッジで割れている。

試合後は両者ともにリマッチを希望した。

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN252 キック ジャビッド・バシャラット リッキー・シモン

【UFN252】開催地ワシントン州を拠点とするシモン。ワンツーでバシャラットのアゴを打ち抜き連敗脱出

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
Def.3分58秒 by KO
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

シモンが飛び出すと、バシャラットは左ジャブを突いて左に回る。シモンは右フックからボディロックで組みにいくも、バシャラットが離れる。頭を下げたシモンに、バシャラットが右を打ち下す。シモンは右カーフキックから、バシャラットが右サイドキックを放ったところに組みついた。ボディロックからリフトしてグラウンドに持ち込むシモン。すぐに立ち上がったバシャラットに対し、バックコントロールへ。ケージ際で正対したバシャラットが右に離れた。

左ジャブ、右カーフの打ち合いからシモンが飛び込んだ。右腕を差し上げてバシャラットをケージに押し込む。しかしバシャラットは離れながらパンチを伸ばす。シモンが頭を下げてしまうためバッティングが発生し、両者出血が見られるように。

残り2分近くでシモンがニータップで飛び込んだが、テイクダウンを奪うことはできない。離れてサウスポーにスイッチしたバシャラットが左ミドル、左テンカオを繰り出す。左ジャブでバシャラットの顔面を跳ね上げたシモンは、続けてワンツーでバシャラットのアゴを打ち抜いた。この一撃で失神したバシャラットは背中から倒れ、シモンが追撃の鉄槌を浴びせるとレフェリーが割って入る。オレゴン州出身だが現在はワシントン州のチーム・オーヤマを拠点としているシモンが、その地元ともいえるワシントン州で連敗を脱した。


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【UFN252】元K-1タイトル挑戦者メルシック・バダザリアン「スマートに、バカになって戦うのがMMA」

【写真】全く緊張感はない。非常に面白い感性の後主だった(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、ワシントン州シアトルのクライメット・プレッジ・アリーナでUFN252:UFN on ESPN+110「Cejudo vs Son」が開催される。
Text Manabu Takashima

(C)Zuffa/UFC

ヘンリー・セフードとソン・ヤードンのバンタム級戦がメインの同大会。

ドミニク・クルーズが引退試合でロブ・フォントと戦う予定だったが、肩の負傷で最後の舞台に上がることを諦めた。

(C)Zuffa/UFC

プレリミでバンタム級の実力者対決=リッキー・シモン×ジャビッド・バシャラットが組まれているが、この興味深い試合がバラされることはなかった。

結果、16勝0敗のジアン・マツモトがドミニクの代役に抜擢されフォントと対戦することに。日系3世のマツモトは父方の祖父が日本人で、ブラジル人に移住してブラジル人の祖母を結婚。

(C)Zuffa/UFC

祖父が亡くなったあとも、祖母は白米とみそ汁の食事を続けていたという。

その日本の血が騒いだのか、計量には日の丸&必勝の鉢巻きを巻いて登壇している。

そんなか、メインカードに組まれたフェザー級戦=ジアン・シウバ×メルシック・バダザリアンも注目したい。バダザリアンはK-1で久保優太の持つベルトに挑戦したこともある、元キックボクサーだ。トップキックボクサーからMMAへの転向――コンテンダーシリーズを経てUFCまでステップアップを果たしたバダザリアンに、負傷からの復帰とキックとMMAの違い、そしてマツモト戦について尋ねると、ジョークなのか真剣に答えているのか分からなくなるような迷返答が続いた。

どうみても頭が切れるが、感性がやや逸脱している感のあるバダザリアン。非常に興味深いファイターだ。


――約1年半ぶりの試合となりますが、今の気持ちを教えてください。

「イイ感じだよ。ただ、いつもと変わらない。すぐにケージに戻っていたとしても、長い間待たないといけなかったとしても僕は変わらない。ただ、もう30歳を過ぎて2年間も試合がなかったから、20年代前半とは違ってキツいと感じることあった。でも、大丈夫だ。何があろうとも、大丈夫なように準備はできている」

――この間、ケガで試合も流れていますが、回復に時間が掛ったということでしょうか。

「まず拳を折った。それも指でなく中手骨の骨幹部だったから、なかなか大変で。拳が治ったと思ったら、次は肩だ。肩関節唇損傷で試合をキャンセルするしかなかった。その後も1カ月間も体調が悪くて、最初の数日は記憶がない。あんな風に長い間、病に臥せたことはなかった。そんなことが理由で3度も試合に出ることができなくて、これだけ実戦から遠ざかっていたんだ。

ここまで色々なことが重なるって、他のUFCファイターでも例がないんじゃないかな。3度も試合をキャンセルしないといけないなんてね(笑)。まぁ、調べれば他にもいるかもしれないけど、僕の身にはそういうことが起こっていたんだ。僕のキャリアを振り返ると、以前からハードなことが多かった。肩もそうだし、とにかくケガを繰り返してきた。もっと試合期間も短く、どんどん試合をしたかったけど、結局は正反対のキャリアの積み方だった」

――今週末に試合がある(※取材は18日に行われた)ということで、もう全快と思って問題ないでしょうか。準備の方はいかがですか。

「僕に準備は要らない。常にトレーニングを続けてきたから、試合のために特別なことをする必要はない。試合前で何が問題かといえばトレーニングでなく、減量だ。アスリートだから、常にグッドシェイプを保っている。だから2カ月や3カ月でなく、さらに長い時間を掛けて体重を落とす。試合に向けて、減量と少し良いスパーリングを増やせば、何も問題なく戦うことができる」

――その辺りの調整方法も試合数が多いキックを経験してきたことが関係していそうですね。そもそもキックからMMAに転じた理由を教えていただけますか。

「キックではK-1、武林風など世界のトップステージで戦ってきた。でも……なんだろう……。なぜMMAを戦おうと思ったんだろう? 自分でも分からないな。コーチから『その柔軟性があれば、MMAでも打撃を使えるだろう』と言われて。それでやり始めたのかな? まあ大した理由じゃない。今もUFCでキャリアを終えると、サッカーをやろうと思っているしね」

――……。K-1でタイトルを賭けて戦った久保優太選手も、MMAに転向しました。凄く興味深いです。

「ユータ・クボは偉大なファイターだ。きっと良い人間だと思う。でも、ユータ・クボがMMAを戦っていることは知らなかった。実際、他のUFCファイターのこともあまり知らないんだ(笑)。彼はMMAで上手くやれているの?」

――大晦日は敗れましたが、RIZINでの最近の活躍は素晴らしいです。打撃の精度が、生粋のMMAファイターと段違いという風にも見えます。

「MMAだけを戦っているんだな。凄いな。ところで君って、今、日本からインタビューをしているの? 日本人だからクボのことをそんなに知っているのかな」

――えっ? 今は取材の都合で米国にいますが、普段は東京で仕事をしています。

「そうなんだ(笑)。クボはグッドファイターだ。グレートファイター。でも彼と試合をした時、本当に僕は最悪のコンディションだった。試合直前まで、ロッカールームで眠っていて。そのままリングに上がると、彼にそっくりな人間が横に立っているじゃないか。目を疑ったよ。でも、アレってクボの兄弟だったのかな?」

――きっと弟の久保賢司さんだと思います。

「そういうことか。体調が悪かったし、『なぜクボが2人いるんだ?』って不思議な感覚だった。俺はどうにかしてしまったのかって(笑)」

――ハハハハハ。

「それほどのもんだったから、試合の時は全くエネルギーがなくて。あんな風になってしまったんだ」

――なるほどです。ところで今回の対戦相手であるジアン・シウバに関して、どのような印象を持っていますか。

(C)Zuffa/UFC

「対戦相手の印象? 

分からない。今回の対戦相手のことは全く知らない。ただ、顔は分かった」

――シウバの試合もチェックしていないのですか。

「しないよ。対戦相手の映像なんてチャックしたことがない。頭では考えるけど、そんなことまではしないんだ」

――本当ですか(苦笑)? ともあれ、土曜日の夜はどのような試合をしたいと思っていますか。

「僕が?」

――もちろんです。

「質の高い打撃戦かな。自分らしく戦いたい」

――その打撃もキックからMMAに変わったことで、アジャストが必要だったと思います。

「もちろんだ。そうしないといけない。テイクダウン・ディフェンスが加わるんだから。テイクダウンを切って、戦う。それだけだよ。そして、アナコンダでも極めてやれば良いんだ。アハハハハ。でも、僕の人生はずっと打撃と共にあった。僕は真正ストライカーだ。相手を倒すために、戦う。それがテイクダウンだというファイターもいる。そういうヤツとUFCデビュー戦で戦い、ハイキックでKOした(笑)。

キックボクシングは相手と向き合って、そしてぶっ飛ばせば良かった。MMAは距離が長い。いかに意表をつくのか。それがMMAの戦い方だ。頭の良さが問われるんだ。まぁ、そこが戦っていて楽しいところなんだよ。スマートに戦わないといけないのに、バカにならないと戦えない。頭の線が切れていないと。でも、しっかりとMMAを理解して頭脳戦を戦い抜かないとダメなんだ。それがミックストマーシャルアーツ。全てが含まれた戦いだ。思いきり頭を下げたヤツが、バックエルボーで相手を倒す戦いなんだよ。いかに驚かせることができるのか。意表をつくのがMMAだ」

――もっと色々と尋ねたくなるメルシックですが、約束の時間が来てしまいました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ファン? それともファイターに?」

――ファンに、です(笑)。お願いします。

「2度、日本に行ったことがある。凄く良い場所だった。試合でなくても、ただ訪れたいと今も思う。日本の文化を始め、あらゆることが良かった。街も人も、一歩進んでいるっていう感じで。それがナチュラルで、タクシードライバーからもそういうことが伝わってきた。まぁ、正しいかどうかは分からないんだけどね(笑)。僕はそう感じたんだ。そうだね、日本のファンの皆に僕の試合を見て欲しい。アリガトーゴザイマス」

■視聴方法(予定)
2月23日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時45分~U-NEXT


■UFN252対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヘンリー・セフード(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
アンソニー・ヘルナンデス(米国)

<140ポンド契約/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
ジアン・マツモト(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ジュリアス・ウォーカー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
イボ・アスラン(トルコ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
メルキザエル・コスタ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
マンスール・アブドゥルマリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ウェルター級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
ニコライ・ベレテンニコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
エリック・マコニコー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)
ハファエル・セルケイラ(ブラジル)

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AB F1 MMA News o ONE UFC UFC307 キック ジェレミー・スティーブンス ボクシング リッキー・シモン

UFC307:第10試合・ジョゼ・アルド vs. マリオ・バティスタ

バンタム級。アルド10位、バティスタ11位。

殿堂入りファイターアルド。2022年、後の王者ドバリシビリに敗れて王座挑戦の道が遠のいたところで、まだ余力を残して引退。ボクシングに転向していたが、ボクシングではエキシを含めて2勝0敗1分(1分の相手はジェレミー・スティーブンス)で、本人が望んだビッグネームとの対戦も実現せず。今年5月のブラジル大会で1年9ヶ月ぶりに復帰すると、いきなりランカーのジョナサン・マルチネスに打撃戦で上回っての判定勝ち。その試合は引退前に残っていた試合契約を消化したもので、その後についてはその時点では未定だったが、UFC継続参戦の道を選んだ。38歳。

バティスタはUFC8勝2敗。2022年から前座~中堅で5連勝し、今年1月のリッキー・シモン戦でランカー初挑戦。終始打撃で手を出し続けて判定勝ちしてランキング入りを果たした。バックボーンはレスリング・柔術で、6連勝中に一本勝ちが3回ある。敗れた相手はコーリー・サンドヘイゲンとトレヴィン・ジョーンズ。31歳。

オッズはバティスタがフェイバリット。

プレスするバティスタ。右ハイ。ボディブロー。詰めたバティスタが組んでケージに押し込む。押し込みながらヒザを入れる。シングルレッグを狙ったが放す。なおも押し込んでいるバティスタ。レフェリーはフィニッシュを狙えと指示。入れ替えて離れるアルド。バディスタ下がらずヒザ。また組み付いていったが、押し込ませず離れるアルド。バティスタハイキックからタックルに。またケージ押し込み。押し込み膠着で会場ブーイング。ヒジを入れたバティスタ。アルド離れる。前に出るアルド。ジャブからアッパー。下がりながらジャブを入れるバティスタ。残り1分。バティスタワンツーをヒット。アルドも右を返す。アルドのワンツーがクリーンヒット。バティスタのハイをスウェーでかわした。ホーン。

1R手数でバティスタ

2R。ジャブで出るアルド。下がるバティスタ。左ボディから左フックを入れたアルド。バティスタタックル行くがアルドのヒザがヒット!足にしがみついたバティスタだが放した。バティスタもパンチ連打で出る。アルドちょっと消耗したか?ガードが下がり気味。それでもワンツーを返す。バティスタもパンチを返して出るとタックルへ。ケージに押し込む。会場は打ち合えという意味か、大ブーイング。差し合いから肩パンチを入れるバティスタ。シングルレッグを狙うが放した。アルド入れ替えて離れるが、バティスタ下がらず打ち合っていく。アルドのワンツーがヒット。両者のジャブがヒット。右を入れてからタックルに入るが、またブーイング。残り1分。引き剥がしたアルド。パンチのコンボで出る。バティスタ飛びヒザ。アルドは左右のパンチを入れる。バティスタまたタックル。ケージでこらえたアルド。ホーン。

2Rアルド。

3R。ジャブの刺し合い。ライブオッズはイーブンに。打撃戦でやや下がり気味のアルド。バティスタが入ってくるところにパンチを合わせる。バティスタタックル。会場ブーイング。一瞬膝を着いたアルドだがこらえた。ちょっと口が開き気味のアルド、耐えるのみだがブレイクがかかる。バティスタすぐタックルへ。脇を差して防いだアルドだが、押し込んで膝を入れるバティスタ。離れた。バティスタの飛びヒザにアルドがパンチを返す。距離を取るバティスタ。出てきたアルドにまた組み付いてテイクダウン狙い。離れたが飛びヒザを放つバティスタ。ヒットせず。アルドがパンチを入れるがホーン。

29-28、28-29、29-28のスプリットでバティスタ勝利。

3Rは手数で五分、テイクダウンを仕掛けてケージに押し込むバティスタに、アルドは防ぐだけだった。

会場は大ブーイング。

割れたのは3R。

mmadecisions.com

メディアのジャッジも完全に割れている。

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45 o UFC アレクサ・グラッソ キック ショーン・オマリー ジョシュア・ヴァン ピョートル・ヤン マルロン・モラエス ラウル・ロサスJr リッキー・シモン

UFC306:オッズ/予想と展望

ショーン・オマリー 1.77
メラブ・ドバリシビリ 2.10
アレクサ・グラッソ 1.74
ワレンチナ・シェフチェンコ 2.14
ブライアン・オルテガ 2.45
ディエゴ・ロペス 1.57
ダニエル・ゼルフーバー 1.43
エステバン・リボビクス 2.90
ロナウド・ロドリゲス 1.74
オデー・オズボーン 2.14
イレーネ・アルダナ 1.91
ノルマ・ドゥモン 1.91
マヌエル・トーレス 1.85
イグナシオ・バーモンデス 1.98
ジャスミンハウレギ 1.20
ケトレン・ソウザ 4.80
エドガル・チャイレス 2.90
ジョシュア・ヴァン 1.43
ラウル・ロサスJr. 1.12
アオリ・チロン 6.75

2年連続となるメキシコ独立記念日イベントで、メイン以外の全試合にメキシカンまたはメキシコ系アメリカ人ファイターが出場する。昨年オープンした新会場・スフィアでの初の開催(スフィアでのスポーツイベント開催自体が初)。会場の内壁がLEDスクリーンとなっており、通常のナンバーシリーズの制作費200万ドルに対し、10倍以上の予算をかけた演出がされるとのこと。

メインは王者オマリー2度目の防衛戦。UFCデビューからプロスペクトとして期待され、KO勝ちの山を築いてきたオマリー。当時ランキング11位、ランカー相手の勝利がないままランキング1位のピョートル・ヤン戦が組まれ、露骨にプッシュされているイメージがある中で、メディアもファンもほとんどがヤンの勝ちと見た内容でオマリーが判定勝ち。批判もされたが(オマリーには責任はないが)、これでランキング1位となり、昨年8月にスターリングの王座に挑戦。難攻不落の王者から左一発でダウンを奪い、パウンドでKOして王座を獲得した。そこに至る経緯には、周囲の力によるものという印象はあったものの、タイトル戦の勝ち方には文句のつけようがなかった。しかし、その後はNo.1コンテンダーであるドバリシビリではなく、過去に敗れている下位ランカーのヴェラを初防衛戦の相手に指名。判定勝ちしたが、事前の期待感を超えるものではなかった。今回は満を持してドバリシビリとの対戦が実現する。ここで勝てば、王者としての実力を疑うものはいなくなるだろう。

ドバリシビリはUFCデビューから2戦こそ力を出しきれずに敗れたが、そこから10連勝。10勝のうち、マルロン・モラエスのKO勝ちが唯一のフィニッシュで、唯一のボーナス獲得。ノンストップでテイクダウンしまくるスタイルで、立たれてもテイクダウンを繰り返し、相手を消耗させていく。テイクダウン66回は、UFCバンタム級では2位リッキー・シモンの43回を大きく上回る圧倒的トップ。オマリーが実質負けていたピョートル・ヤンにも完勝し、実績的には王座に挑戦することに問題はなかったが、当時の王者スターリングが同門のため対戦を拒否。ドバリシビリのタイトル挑戦が後回しにされたのは、それもあってのことかもしれない。

オッズは僅差だがオマリーがフェイバリット。10連勝中、劣勢な場面すら見せなかったドバリシビリだが、33歳で、通常軽量級ではピークアウトし始める年齢。ここで勝てなければ、タイトルに届かないままキャリアを終えることになる可能性もある。

ヤン相手には打撃を効かせた上でテイクダウンを取りまくって勝利したドバリシビリ。長期戦になるほどドバリシビリが有利となる。オマリーが勝つとすれば、前半のうちにビッグパンチをヒットさせて大きなダメージを与えた場合か。

ドバリシビリ判定勝ち。

セミは女子フライ級タイトルマッチで、昨年3月、9月に続く3連戦目であり、TUFコーチ対決。初戦は、当時絶対王者だったシェフチェンコにがジャブを突いてタックルからテイクダウンする展開で優勢に試合を進めていたが、シェフチェンコのバックスピンキックに合わせて背中に乗ったグラッソがチョークで一本勝ち。絶対王者シェフチェンコにフライ級で初めて土をつけた。回転技に対してチョークを狙うのは試合前から用意してきたもので、偶然ではないが、作戦がうまくハマっての勝利という印象も残った。

昨年9月のダイレクトリマッチでは、シェフチェンコが1R・3Rにテイクダウンからバックを奪い、2Rはグラッソがパンチでダウンを奪う展開で一進一退。4Rはグラッソがテイクダウンしてバックを取るが、シェフチェンコが反転して上を取り返し、残り30秒でもテイクダウンを奪ってジャッジの印象が割れるラウンドに。運命の5Rはシェフチェンコの投げをスカしたグラッソがバックマウントからチョークを執拗に狙っていったもののフィニッシュは奪えず。4Rの判断次第でジャッジが割れる内容ではあったが、一者グラッソ、一者シェフチェンコで、残る一者が5Rに10-8をつけて三者三様のドローに。が、5Rは通常であれば10-8をつけることほどの差はなく、10-8をつけたジャッジが他の2名と同様に10-9であればシェフチェンコの勝利となっていただけに、このジャッジも物議を醸した。

オッズは初戦が大差でシェフチェンコのフェイバリットだったものが、再戦では僅差でのフェイバリットとなり、今回はついにグラッソがフェイバリット。シェフチェンコはフライ級に落としてから初のアンダードッグとなる。シェフチェンコは36歳で、女子フライ級では3番目の年長。前回も僅差でのドローとはいえ、初戦に比べれば内容は競っていた。さらに1年が経過し、両者の力関係も逆転したと見られているか。

予想はグラッソの判定勝ち。

通常のナンバーシリーズは全12~13試合だが、今回は全10試合。第1試合開始は朝8時半から。速報します。

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MMA o UFC UFC Fight Night   ジョゼ・アルド ソルト マリオ・バウティスタ リッキー・シモン

10.5『UFC 307』でジョゼ・アルドとマリオ・バウティスタが対戦



 UFCが10月5日にユタ州ソルトレイクシティで開催する『UFC 307』でジョゼ・アルド vs. マリオ・バウティスタのバンタム級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 アルドは5月の『UFC 301: Pantoja vs. Erceg』で行われたジョナサン・マルティネス戦で1年9ヶ月ぶりに復帰し判定勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング8位。

 バウティスタは1月の『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』でリッキー・シモンに判定勝ちして以来の試合で6連勝中。現在UFCバンタム級ランキング12位。続きを読む・・・
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【LFA188】ワンダーボーイとマチダカラテの威を借りた、スウィーニー×ナシメントのバンタム級頂上決戦

【写真】LFA史上、2度目のバンタム級王座防衛戦に挑むスウィーニー (C) LFA

12日(金・現地時間)、アリゾナ州チャンドラーのヒラリバー・リゾーツ&カジノ・ワイルドホースパスでLFA188「Sweeney vs Do Nascimento」が開催される。
Text by Manabu Takashima

今大会のメインは王者ジョン・スウィーニーに挑戦者ハファエル・ド・ナシメントが挑むLFAバンタム級選手権試合だ。2017年1月に設けられた同王座だが、正規と暫定と合わせスウィーニーは10人目のチャンピオンながら、防衛戦を行うのは第2代王者のリッキー・シモン以来2人目となる。


文字通りLFAバンタム級王座はメジャーへのチケットとなっており、初代王者のレアンドロ・イーゴを始めリチャード・パレンシア、ジェレル・ホッジの3選手がBellatorとサイン。

この他、先に記したシモンに続きマイルス・ジョンズ、ケイシー・ケニー、ズヴァイアド・ラジシュビリ、ダニエル・アルゲータ、ムイン・ガフロフと6人のチャンピオンがUFCへステップアップを果たしている。

キャリア13勝3敗のチャンピオンはワンダーボーイ・スティーブン・トンプソン門下で、チャレンジャーのド・ナシメントは9勝2敗でマチダカラテの所属──だからといって、空手家対決というわけではない。

スウィーニーは回転系の蹴りを時折り見せ、その片鱗はうかがえるかもしれないが、4つのKO勝ちはスイッチスタンスから放たれるリーチの長さが武器のパンチによるものだ。サイドキックを見せることもほぼなく、パンチで圧を掛けるのがスウィーニーのスタイルといえる。

一方、ド・ナシメントもマチダ門下に加わったのはLAに移り住んだ2年前で、ややワイドスタンスな下半身はシンゾー・マチダによってアップデートされたものかもしれないが、上半身の動きはほぼボクシングといっても過言でない。

なによりド・ナシモントの強味はグラップリングで、テイクダウンからバックを奪取してRNCでふぃんっしゅというのが、彼にとって最上の勝利のパターンといえる。同様にスウィーニーも3つの一本勝ちと、総合力の高さを誇る。

いわばワンダーボーイとマチダカラテの威を借りたトータルファイター対決といえるバンタム級選手権試合。打に比重が置かれるのが王者スウィーニーで、グラップリング勝負を賭けると思われるのが挑戦者ド・ナシメント──いずれによ、勝てばUFCを見えてくるLFAバンタム級戦線こそ、上久保周哉がロックオンした戦場、その頂上決戦は超チェックが必要だ。

■視聴方法(予定)
7月13日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA188メイン対戦カード

<LFAバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・スウィーニー(米国)
[挑戦者]ハファエル・ド・ナシメント(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
チアゴ・ベーロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ホセ・デルガド(米国)
ルカス・ファリア(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
ジャッジ・ジョホン(フランス)

<ライト級/5分3R>
セドリック・カタンバ(コンゴ民主共和国)
スタンリー・ドアシンヴィル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
トーマス・パウウェル(リベリア)

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45 MMA MMAPLANET Report UFC UFC303 ブログ リッキー・シモン ヴィニシウス・オリヴェイラ

【UFC303】カーフをチェックされスネを負傷。大振りで疲れてもオリヴェイラがシモン越えを果たす

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
リッキー・シモン(米国)

UAEWで吉野光に勝利し、コンテンダーシリーズがUFCとサインし2戦目のオリヴェイラが、オクタゴン13戦目のシモンと対戦。前者が20勝3敗、後者は20勝5敗のキャリアの持ち主だ。

構えを変えるオリヴェイラがオーソから右を伸ばし、スイッチして左前蹴り。右を伸ばして前に出るシモンはカーフを蹴られる。ノーガードで前に出るオリヴェイラは、リーチの差を生かした距離を取る。そこからフリッカーのようなジャブ、カーフ、そして右を伸ばすオリヴェイラに対し、シモンはなかなか飛び込めないが、一瞬の組みから尻もちをつかせる。即、立ち上がったオリヴェイラが右ストレート、シモンは左フックを返す。

カーフ、インローとシモンの前足を狙うオリヴェイラ。シモンはジャブ、前に出たオリヴェイラがハイキック、続いてワンツーからハイを蹴っていく。真っ直ぐ入ったシモンはダブルを切られ、圧を掛けられる。右アッパーのタイミングで組んだシモンだが、すぐに離れる。残り15秒でシモンが左ジャブを当てると、オリヴェイラはカーフから思い切りパンチを振るった。

2R、ローから左フック、ダブルレッグのシモン。切ったオリヴェイラは右カーフ、左インローから右ジャブを伸ばす。さらに左フック、カーフを続けるオリヴェイラが圧を掛けるが、1分を過ぎたところでシモンがダブルレッグを決める。背中をつけたオリヴェイラに対し、シモンは抑えて疲れるのを嫌がったか簡単にスタンドに戻る。と、再びダブルレッグに出たシモンがバックを伺う。ここも拘らずに打撃の間合いに戻ったシモンは、ジャブ、ボディショットを当てる。

続いてローに右を当て、左ジャブを入れるシモン。オリヴェイラは大きくな振りのパンチで疲れたか。それでもカーフは蹴り、左右のフックを振るうオリヴェイラは、後ろ回し蹴りを空振りする。と、粗くなっているパンチでシモンをケージ際に追いやる。しかしオリヴェイラは右カーフをチェックされ、足が痛めて後退する。距離を詰めるシモン、ホーンが鳴っても両者は何やら言葉をかわし、オリヴェイラが両手でシモンを押してブーイングを浴びた。

最終回、サウスポーの構えて大振りのオリヴェイラ。かわして前に出るシモンだが、右の蹴りを使えなくなってもなかなか懐に入れない。オリヴェイラはダブルレッグを切ると、ローに蹴ってみろと挑発。直後にシモンはレベルチェンジから絶妙もダブルレッグも、オリヴェイラはケージに押し込まれながら防ぐ。

スタミナ切れと思いきや、ワイルドなパンチは途絶えないオリヴェイラがワンツーから左ハイを繰り出す。オリヴェイラの空振り後のテイクダウン狙いも決まらないシモンは逆に残り15秒でパンチに反応したところでダブルレッグで倒される。スクランブルからスタンドに戻ったシモンに対し、オリヴェイラはコミカルな動きを見せてタイムアップに。

結果、3-0でオリヴェイラがシモン越えを果たした。


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