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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL WT2025#05 ガブリエル・ブラガ ヘスス・ピネド モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL WT2025#05】ラバーマッチはピネドがブラガを右フックでKO。Fe級決勝=ピネド×ハイブラエフに

<フェザー級準決勝/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
Def.1R1分16秒 by TKO
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

サウスポーのピネドに対し、ブラガが体を振って距離を詰める。ブラガが右ミドル、ピネドは右ジャブを突いて左に回る。右ボディストレートを狙うブラガに、ピネドが左ストレートを突き刺した。さらにカウンターの右フックが冴える。ブラガが中に入ってきたところに、ピネドが左ストレートから右フックを返す。この右がアゴを打ち抜き、ダウンしたブラガに鉄槌を連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

過去1勝1敗で迎えたラバーマッチは、ピネドが完勝。モヴィッド・ハイブラエフの待つフェザー級トーナメント決勝に進んだ。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL WT2025#05 キック キム・テキュン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL WT2025#05】無敗ハイブラエフが右→TD→バックでキム・テキュンを完封し、フェザー級決勝へ

<フェザー級準決勝/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
キム・テキュン(韓国)

サウスポーのキム・テキュンがガードを下げて右手を伸ばす。キム・テキュンは左ミドルと右の関節蹴り。ハイブラエフは距離を取りながら体を振るってプレスをかける。ハイブラエフが右ストレートを当て、ダブルレッグで飛び込んで背中を着かせた。キム・テキュンはクローズドガードから頭部にヒジを突き刺す。足を上げながら背中を見せて立ち上がったキム・テキュンのバックに回るハイブラエフ。そのまま右足を差し入れて、背中に飛び乗る。マットに足を着けたハイブラエフは、バックコントロールで揺さぶっていく。キム・テキュンはハイブラエフのクラッチにヒジを突き刺し続け、ラウンド終了まで凌いだ。

2R、開始早々ハイブラエフが飛び込み、ボディロックで組んだ。キム・テキュンは左オーバーフックで投げを打つも、ハイブラエフがスクランブルを制する。ケージ際で左にパスを狙ったハイブラエフが、ハーフで耐えるキム・テキュンの右腕をキムラで抱えた。しかしキム・テキュンがレッスルアップから、バックに回ってきたハイブラエフを前に振り落とす。スタンドに戻った両者。またもハイブラエフが右ストレートからダブルレッグで組みつき、リフトアップしてキム・テキュンをマットに叩きつけた。

フックガードで耐えるキム・テキュンに対し、ハイブラエフがパスの圧力を掛け続ける。右足をまたいだハイブラエフは、キム・テキュンをケージに押し込みながらバックへ。キム・テキュンはハイブラエフのバックコントロールを切り返して離れた。しかし左ミドルハイを放った際に足を滑らせてしまい、亀になる。ガブったハイブラエフがバック→トップへ回ると、キム・テキュンが立ち上がった。キム・テキュンは正対し、両腕を差し上げて逆にテイクダウンを奪った。キム・テキュンが腰を上げると、ハイブラエフがフックガードで跳ね上げる。共にスタンドへ戻り、見合ってラウンドを終えた。

最終回、キム・テキュンが左ストレートを伸ばす。キム・テキュンの跳びヒザに、ハイブラエフが右フックを合わせた。ケージ中央で飛び込んだハイブラエフが、ダブルレッグでキム・テキュンに背中を着かせる。ボトムからパンチを連打し、上半身を起こしたキム・テキュンのバックに回るハイブラエフ。再びキム・テキュンに背中を着かせ、バックコントロールから投げを打つ。キム・テキュンは離れることができない。ケージ際でハイブラエフがハイクロッチに切り替えようとしたところで、キム・テキュンが離れた。キム・テキュンは右跳びヒザ、右スピニングバックキックを繰り出すが、疲労は明らかだ。ハイブラエフがテイクダウン&トップキープで試合終了を待った。

判定は文句なくフルマークでハイブラエフの勝利。MMA25戦無敗のハイブラエフが、フェザー級トーナメント決勝に駒を進めた。


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45 AB Black Combat Brave CF MAX MMA MMAPLANET o PFL PFL WT2025#05 RIZIN UAEW YouTube アダム・ボリッチ イーブ・ランジュ ガブリエル・ブラガ キム・テキュン ケンドリー・セントルイス サッド・ジーン ジェイソン・ジャクソン ジェレミー・ケネディ ジョセフ・ルシアーノ ヌルザン・アキシェフ ヘスス・ピネド ムハメド・ベルハモフ モヴィッド・ハイブラエフ ローガン・ストーリー 菊入正行

【PFL WT2025#05】Fe級準決ハイブラエフ戦へ、キム・テキュン「絶対勝つといより、負ける気がしない」

【写真】キム・テキュンは145.6ポンドでクリア。ハイブラエフも145.5ポンドで計量をパスしている (C)PFL

12日(金・現地時間)にテネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催されるPFL WT2025#05。フェザー級トーナメント準決勝でキム・テキュンがモヴィッド・ハイブラエフと対戦する。
text by Manabu Takashima

ヘスス・ピネド、ガブリエル・ブラガ、そしてハイブラエフとPFL=北米シーンで実績を残すサミファイナリスト達と並び初戦を立ち抜いたキム・テキュンは、連戦で減量状態続きの状態にはストレスを感じながらも勝ち上がりに絶対の自信を持っていた。

4人のなかで最もネームバリューの無い彼だが、中東のタフなプロモーションで実力者と戦ってきた日々が、その自信の裏付けとなっていた。

■キム・テキュンの母国以外の対戦記録
:2019年11月
won エリッキ・ダ・シウバ(ブラジル※その時点での戦績22勝6敗)@BRAVE CF
:2020年10月
won アルトゥル・チャベス(メキシコ※同7勝5敗)@BRAVE CF
:2021年3月
Won フセイン・カジマゴメフ(スイス※同7勝0敗)@BRAVE CF
:2021年8月
Won ヌルザン・アキシェフ(カザフスタン※同11勝2敗)@BRAVE CF
:2021年3月
Lost ロマン・バガトフ(ロシア※同12勝1敗)@BRAVE CF(フェザー級王座決定戦)
:2024年1月
Won カーロス・ジョン・デ・トーマス(フィリピン※同10勝4敗)@UAEW


――PFLワールドT準決勝まで10日ほど、今の調子はいかがでしょうか(※取材は2日に行われた)。

「全体的に順調に仕上がっています。良い感じです」

――4月の1回戦、ネイト・ケリーをRNCで仕留めPFL本戦における韓国人ファイターの初勝利となりました。

「勝ったことは当然、嬉しいです。ただ韓国人選手が、ほとんどPFLで戦っていないから初勝利が自分のモノになっただけだと思っています」

――歴史にその名を刻んだことも、特に想うモノのないと?

「歴史には残ったと思います。それも嬉しいです。ただ、これから2試合勝たないといけないので、この時点で喜びすぎることはないです」

――なるほどです。去年の今頃、プチョンのBlack Combatジムで話を聞かせてもらった時には、RIZINに出たいという話をされていました。結果、PFLで戦うことを選んだのは?

「残念ですが、RIZINからオファーはなかったです。PFLに関しては、優勝賞金が50万ドル。この額の多さは、参戦を決めるのに大きな要因になっています」

――シーズン制の100万ドルから半額になりました。契約をするときもシーズン制でなく8人トーナメントだったのですか。

「ハイ。国の契約する時からシーズン制でなくトーナメント。優勝賞金も50万ドルでした。半額になったことは正直、残念です。でも、それ以上に世界に向けて存在証明ができる場としてPFLを選んだという一面もあります」

――国の経済としては苦しいですが、ウォン安で以前よりも25パーセント増しの額は大きいですよね。7億5000万ウォンになります。

「そうですね。以前だと5億ウォンですからね(笑)。個人的には嬉しい限りです。ただ国家の経済を考えると、申し訳ないですね。この国のことが、好きですから」

――ところで、これまでのキャリアで4カ月で3試合という試合間隔はなかったかと思います。

「まずケガをしないように気を付けないといけないですね。それと常に減量をしているような状態を保たないといけないのは簡単ではないです。4月に勝った時も1、2週間は食べたいモノを食べましたが、量は好きなだけ食べることはできなかったです。体重が増えないよう神経を使うので、ストレスにはなっています。

それでも順調に体重管理はできていたのですが、やはり空腹感が続くのは苦しいです(苦笑)」

――BRAVE CFやUAEWという中東系のプロモーションを経験してきたキム・テキュン選手ですが、PFLという北米メジャーのファイトウィークは何か違いは感じますか。

「実はBRAVE CFの時の方が楽でした。BRAVE CFではスーパーでの買い出しや、何か移動が必要な時は常に車を用意してくれました。PFLはさすがにそこまではなくて、そういう時は自分たちで動くしかないので。そこはBRAVE CFの方が楽でした」

――確かにBRAVEはメディアも、そういうケアをしてくれることがありました。米国は自分の力でというのも頷けます。そんななか、PFL WTでベスト4。次の対戦相手モヴィッド・ハイブラエフを始め、残ったメンバーは北米での実績とMMA界で認知されたトップファイターばかりです。そのメンバーとやり合う状況をどのように捉えていますか。

(C)PFL

「正直にいって緊張もしていないですし、プレッシャーも感じていません。

この3人に自分が負ける気がしないんですよ。ハイブラエフにしても絶対に勝てるというよりも、今言ったように負ける気がしなくて。打撃、レスリング、グラウンドとどの局面でも、若干自分の方が上で楽に戦える気がします」

――その自信、どこから生まれるのでしょうか。

「自分は韓国国内だけでなくアブダビ、バーレーン、カザフスタンでロシア人や中央アジア、ブラジル人と戦ってきました。国際戦を戦う大切さを知っているつもりです。国内で戦ってトップになり、国際戦に挑んで負ける選手たちよりも自分の経験値は遥かに上だという自負はあります。

だから、今回の試合前も全く緊張することなく準備をすることができています。過去最高にリラックスしています。そういうキャリアを選択したことで、逆に試合期間が空いてしまったこともありました。でも、この間に力をしっかりとつけることができたとも思っています。それだけやってきたので、試合前でもリラックスできているんだと思います」

――とはいえ1回戦に勝った時は、目に光るモノが見られたようにも感じました。

「あれは……ここまでやってきた苦労が報われた。そういう喜びですね。やはり大舞台で戦うことができず、試合機会を待っていた期間は精神的にも厳しかったですから」

――ではさらに報われるために、今回のハイブラエフ戦は重要になってきます。

「これは今回の試合に限らず、いつも試合前に思っていることなのですが、自分がやりたい戦いをしたいと思っています。ある意味、負けても良いから悔いのない試合をする。それで負けてもしょうがない。でも、そう風に戦って勝ちたいと思っています」

――押忍。今回、ウェルター級では菊入正行選手が出場します。極東から2人のファイターが世界に挑む。そんな姿を日本のファンも応援するはずです。最後に日本のファンにメッセージをお願いできますか。

「日本で自分が知られるとは思えないのですが、試合を見て応援してくださるなら光栄です。頑張ります。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
6月13日(金)
午前9時15分~U-NEXT

■PFL WT2025#05対戦カード

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
サッド・ジーン(米国)

<フェザー級準決勝/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
菊入正行(日本)

<フェザー級準決勝/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
キム・テキュン(韓国)

<フェザー級補欠戦/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(ロシア)
アダム・ボリッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジュージ(フランス)
イーブ・ランジュ(フランス)

<ウェルター級補欠戦/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
アンソニー・アイヴィー(米国)

<ウェルター級戦/5分3R>
ジョセフ・ルシアーノ(豪州)
サレック・シールズ(米国)

<ウェルター級戦/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)
ケンドリー・セントルイス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・バーガンデ(米国)
ネイサン・バーズレイ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイソン・ダナー(米国)
ネイサン・ギルモア(米国)

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【PFL WT2025#05】ウェルター級T準決勝=ストーリー戦へ。菊入正行「勝ったら、ちょっとした偉業達成」

【写真】ナッシュビルといえばギブソン。そして楽器屋街──に、妙にマッチしたダン・ハーディーを挟んでストーリーと (C)KOJI ANDO

12日(金・現地時間)にテネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催されるPFL WT2025#05。ウェルター級トーナメント準決勝で菊入正行がローガン・ストーリーと対戦する。
text by Takumi Nakamura

トーナメント一回戦ではTUF32キャストでCage Warriors ウェルター級王者の肩書を持つヨナス・バカルと対戦した菊入。試合は2R終了時にバカルがヒザを負傷してTKOという形で終わったが、菊入はスクランブルの攻防とパンチの正確さでバカルを上回った。

準決勝の対戦相手は元Bellator世界ウェルター級暫定王者のローガン・ストーリー。菊入にとっては過去最強の相手であり、ここを突破すればウェルター級日本人ファイターによる偉業達成とも言える。この大一番に挑む菊入に話を訊いた。


――米国行き直前のインタビューありがとうございます(※取材は5日に行われた)。今回の出発はいつになるのですか。

「8日の日曜日に出発します。日本でのトレーニングは金曜日までやって、という感じですね」

――トーナメント1回戦はヨナス・バカルのヒザの負傷により2R終了時にTKO勝利という形でした。試合中に相手の異変は感じましたか。

「2Rの終わり際にバカルがテイクダウンを取った時にヒザが外れたと言っていたんですけど、試合中は特に異変は感じなかったです。インターバル中にセコンドの安藤(晃司)さんから『3R目で人生変えろ!』と檄を飛ばされていて、自分も気合いを入れていたら、試合が終わっちゃって。ちょっとびっくりしましたね」

――アクシデント的なフィニッシュでしたが、そこまでの試合展開を振り返っていただけますか。

「前回は少し組みを混ぜて戦ってみたり、自分の試したかったことができた試合だったかなと思います」

――言える範囲で構わないですが、何を試そうと思ったのですか。

「やっぱりテイクダウンですね。相手が自分より打撃が強いストライカーということを意識して練習していたので、相手の打撃のプレッシャーが強かった時に、自分から組んでテイクダウンするような試合展開をできたらいいなと考えていました。実際にそういった試合運びができたのが良かったかなと」

――ただ、バカルは過去の試合を見ても打撃主体のスタイルだったので、開始直後にバカルが組んできた時は想定外でしたか。

「試合が終わった後に少しバカルと話をしたら『簡単にテイクダウンできそうだったから、そっちに切り替えた』みたいなことを言われて、なめんなよとは思いました(苦笑)」

――試合を通して自分の距離をキープして打撃を当てる、そこから組むという動きを徹底していたように感じました。

「練習ではかなり組みはやっていて、それを試合で発揮することが少なかったというか。今回のトーナメントでバカル相手に組まなかったら、おそらく自分から組むことはないなと思って、練習からそこ(自分から組む)は意識していました」

――試合後は安藤さんとは、どのような話を?

「やっぱりこう…打撃で行きすぎちゃったところがあったかなと。実際に行きすぎたと思ったところでパンチをもらったり、そこから少し押されちゃった部分があるんで、そういうところがまだ良くなかったと思います。安藤さんからも『あそこはちょっと行き過ぎだよ』みたいに指摘されました」

――ウェルター級という部分も含めて余計な被弾はせず、可能な限りリスクを減らして勝ちにいくことは意識していますか。

「僕は試合では打ち合わないし、安藤さんも打ち合いを好むタイプのファイターじゃない。僕は安藤さんに教えられた通りのことをやるし、セコンドの指示をしっかり聞いて戦っています。ただ打ち合いはしないとしても、あまりに行かなすぎるとラウンドを取られちゃうので、そこのバランスは意識していました。自分的にはちょっと行きすぎたかなと思ったんですけど、ジャッジペーパーを見ると1、2Rとも三者三様のイーブンだったんですよ。要はあの展開だとどちらがラウンドを取るか分からないわけで、リスクを押さえつつもっと行かないとダメなんだなと思いました」

――なるほど。客観的に見て判断する材料が多かったという部分でも、次に生かせるものはありましたか。

「そうですね。相手の打撃をもらわないで、打ち合いはしない。ただ相手を見すぎる部分を減らして、前に出るときは前に出る。今はそういう風に考えていますね」

――トーナメントの準決勝では元Bellator世界ウェルター級暫定王者のローガン・ストーリーと対戦することになりました。

「最初は『俺もローガンと試合やるところまできたか』という気持ちもありましたけど、今は別にそういった感情はないです。トーナメントで戦う1人の相手という感じです」

――準決勝の相手はストーリーになると予想していましたか。

「ローガンの相手がジョセフ・ルシアーノに変わった時点でローガンが上がってくるなと思っていました」

――対戦相手としては、どのような印象を持っていますか。

「見ての通り、ケージレスリングですね。とにかくケージに押し込んでテイクダウンして、トップキープして削る。そこが抜群に強いと思います」

――やはりストーリーのケージレスリングにどう対応するのかが、ポイントだと思います。そこの対応や対策はいかがでしょうか。

「今回ファイトキャンプで相手をお願いしようと思っていた選手たちの怪我が多くて、なかなか一緒に練習できる時間がなかったんですよ。その分、試合で起こりそうなシチュエーションを細かく分けて、そこの練習に付き合ってもらいました。言ってもローガンみたいな選手は日本人にはあまりいないですし、今回はそういった形で作ってきました」

――ストーリーと戦うイメージは出来上がっていますか。

「そうですね。ローガンの試合って、見ていてあまり変わらないじゃないですか。デビュー当初はすごく勢いがあって、パンチを振り回しながらテイクダウンにいくみたいな感じでしたけど、最近はそこまでパンチを振り回さないというか。相手が打撃できたところに組んだり、相手の動きを見て組みに行く・ケージに押し込んでみたいな感じですよね」

――それこそ先ほど話したようにリスクを負わずに自分の強みだけをぶつけて勝つことがテーマですか。

「そうですね。それもあってローガンがやってくるであろう動きをシチュエーション分けして、その対策をしながら全体的なイメージを作ってきました」

――トーナメントの準決勝というのはもちろん、ストーリーに勝つことになれば大きな勝利だと思います。

「ローガンは3敗しかしていなくて、それも(ヤーソラフ・)アモソフに2回負けて、(シャミル・)ムサエフにやられただけですからね。でも今は正直ワクワクの方が強いです。これに勝ったらやべえぞみたいな。もし僕がローガンに勝ったら、客観的に見ても日本のウェルター級におけるちょっとした偉業達成じゃないですか。今そのワクワクが大きくなっていますね」

――菊入選手もBellator・PFLで3連勝していて、自信がついてきた部分もありますか。

「やっぱり自分は気持ちだと思います。もちろん技術も大事なんですけど、自分は毎回気持ちで負けないように作り上げているんで。今回もローガンは強敵ですけど、それに気持ちで負けないようにしっかりやってきたんで、それを見せます」

――いい意味でチャレンジ精神を捨てて、やるべきことをやれば勝てるというマインドですか。

「そうですね。そうじゃないと試合でやられる。特に自分が劣勢の時に気持ちで圧されたら、絶対にそのまま圧し切られちゃう感じがするんですよ。そうならないようにどんな状況でも気持ちを強く持って戦う。今回もそこは1番大事にして練習してきました」

――日本からもたくさんの人が菊入選手のことを応援しています。最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。

「僕が必ずKOでローガン・ストーリーを超えます。その姿を日本から楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
6月13日(金)
午前9時15分~U-NEXT

■PFL WT2025#0対戦カード

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
サッド・ジーン(米国)

<フェザー級準決勝/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
菊入正行(日本)

<フェザー級準決勝/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
キム・テキュン(韓国)

<フェザー級補欠戦/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(ロシア)
アダム・ボリッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジュージ(フランス)
イーブ・ランジュ(フランス)

<ウェルター級補欠戦/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
アンソニー・アイヴィー(米国)

<ウェルター級戦/5分3R>
ジョセフ・ルシアーノ(豪州)
サレック・シールズ(米国)

<ウェルター級戦/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)
ケンドリー・セントルイス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・バーガンデ(米国)
ネイサン・バーズレイ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイソン・ダナー(米国)
ネイサン・ギルモア(米国)

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL WT2025#01 キム・テキュン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL WT2025#01】互いにKO勝ち直前まで攻め合った激闘は、ハイブラエフがケネディに競り勝つ

<フェザー級T1回戦/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジャレミー・ケネディ(カナダ)

インロー、ジャブを見せたケネディがプレッシャーをかける。ハイブラエフの左リードに右を合わせたケネディ。動きが止まったハイブラエフが組みにいき、ケネディがケージに押し込む。両ワキを差したケネディがヒザをボディに入れ、ボディを殴る。返す刀、右フックを決めるとハイブラエフの体が沈む。それでも持ち直したハイブラエフが、パンチを受けながら自らも打ち返す。ケネディはクリンチに戻し、右エルボー。ハイブラエフのパンチをかわして、ヒザ蹴りが組み直したケネディがエルボーを2発打ち込む。

さらに細かいアッパーを入れて離れると、ケージを背負うハイブラエフの左フックをかわしてローを蹴る。ケネディはパンチを見せて、ダブルレッグテイクダウンを決める。ハイブラエフは立ち上がるも、10-8がついてもおかしくないケネディのラウンドとなった。

2R、左リードフックを強振するハイブラエフが、空振りして姿勢を乱す。左から右に出ても、ケネディがカウンターで待ち受ける。ハイブラエフは初回と違いケージを背負わずに戦い、飛び込むように左を届かせる。続いて左を当てると、胸のあたりを殴ってケネディの間合いにさせない。と、ハイブラエフが右がケネディの顔面を射抜く。動きが止まったケネディが下がると、ハイブラエフ飛びヒザでダウンを奪う。殴られながら立ち上がったケネディは、ケージを背負って打撃を懸命にかわす。ハイブラエフはレベルチェンジからテイクダウン。

残り90秒、ハイブラエフは左足をケネディの右ヒザの上において抑え、リストコントロールから背中をつかせつつバックを伺う。結果、背中を預けて立ち上がったケネディが後方からのヒザ、ヒジを受ける。バックコントロールのまま時間を迎え、この回はハイブラエフがビッグラウンドでもおかしくない5分とした。

勝負の最終回。ジャブで圧をかけるケネディに対し、ハイブラエフが左ボディストレート。組んだケネディだが、逆にケージに押し込まれる。すぐに体を入れ替えたケネディだが、ハイブラエフも譲らない。力強いケージクリンチの攻防で、互いに腹に打撃をいれる。押し込まれた時間が長くなったケネディは、ダブルからバックに回られる。前方に崩したハイブラエフが、バックコントロールを続け上体を起こしたケネディにボディロックテイクダウンを仕掛ける。

ケージを使って耐えたケネディが、回って押し込む側に。ハイブラエフが押し込みかえし、ダブルレッグへ。ケネディのエルボーにも、ハイブラエフはバックに回る。ケネディは正対して離れると、打ち合いの中で右を被弾。続くダブルレッグもハイブラエフが切り、逆にバックへ。再びケージ際のクリンチの展開となり、ケネディが押し込んでいく。残り1分を切り、クリンチが続くとハイブラエフは体を入れ替え、ここでもダブルレッグからバックを伺う。

許さなかったケネディだが、ケージに押し込まれた状態から最終的にはバックを譲って時間に。初回と2Rに2P差がついたかも関係してくるが、ラウンドだけを取ると最終回は右を当て、バックに回ったハイブラフのモノとなった。結果、ビッグラウンドはなくスプリットでハイブラエフが勝利。準決勝でキム・テキュンと戦うことが決まり──ケネディは頭を抱えた。


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【PFL WT2025#01】計量終了 PFL世界T開幕。菊入はウェルター級最軽量。フェザーで優勝候補対決

【写真】山は分かれている2つの試合。ここでの勝者がファイナルで顔を合わせることになるのか(C)PFL

3日(木・現地時間)にフロリダ州オーランドのユニバーサル・フロリダで開催されるPFL World Tournament2025#01の計量が2日(水・同)に行われている。
Text Manabu Takashima

シーズンフォーマットから、一発勝負✕3の8人制トーナメントに様変わりしたPFL2025年、その戦いの幕が切って落とされる。しかしながら、ローガン・ストーリーと対戦予定だったマゴメド・ウマラトフが計量失敗で早くもトーナメントから姿を消し、補欠戦に出場予定だったジョセフ・ルシアーノが、その代役の座に収まった。

またフェザー級でもガイーブ・ランジュがビザを取得できずに欠場。ここでもアルティネート戦を戦うことが決まっていたフレドリック・ジュプハがトーナメント戦に昇格している。


そのブラガは145(+1)ポンドのリミットに対し、144.4と1.6ポンドのアンダーでフェザー級トーナメント出場選手のなかで最軽量だった。ウェルター級で一番体重が軽かったのは日本から出場する菊入正行で169.4ポンド、唯一170ポンドを下回る計量結果だった。

ボーナスによる得点計算がなく、主催者の匙加減が階級されるのはトーナメント枠だけ。より簡潔になったPFLだが、1回戦で姿を消す可能性があるのがもったいない──そんなマッチアップがフェザー級に目立つ。

ずばりその2試合とはメインカードで組まれたヘスス・ピネド✕アダム・ボリッチ、ジェレミー・ケネディ✕モヴィッド。ハイブラエフの2試合だ。

2023年のPFLフェザー級王者ピネドだが、その後は去年の2月にパトリシオ・フレイレとのスーパーファイトを欠場、11月にはジェレミー・ケネディ戦では計量失敗と実戦から遠ざかっている。それでもブレンダン・ラフネーン、バッバ・ジェンキンス、ブラガ(※1勝1敗)というPFLフェザー級トップ勢をKOしているフィニッシュ能力が健在であれば、今回トーナメントの本命中の本命といえよう。

そんなピネドに対し、ボリッチは昨年のPFLフェザー級シーズンを無念の負傷リタイアしている。

打撃、極め、そして判定と状況に応じた勝ち方ができるボリッチとピネドは、まさしく一方がここで消えるのは惜し過ぎる選手たちだ。

他方、ケネディとハイブラエフも優勝候補の一角対決といって過言でない実績を持ち合わせている。

PFLでは2勝2敗と五部の星だが、ケネディはUFCとBellator & PFLという旧三大メジャーでの通算成績は9勝5敗と勝ち越している。

ハイブラエフはONEからPFLに転じ、唯一の敗北=ダニエル・ピネダ戦が勝者の禁止薬物使用が発覚しNCとなったことで、7勝1分けと無敗を誇っている。ただし、ハイブラエフは最後のMMAが2023年6月と1年10カ月も実戦から離れている。

直近の2試合、特にブラガに送れを取ったケネディはピークを過ぎたという見方をされても致し方ない状況だけに、そんな声を一掃するためにどのようなパフォーマンスを見せることができるか。破壊力、爆発力、瞬発力は絶対的にハイブラエフという状況で、ケネディのMMAが回転するかどうか。その辺りが勝負の行方を分ける鍵となるであろう。


■視聴方法(予定)
4月4日(金)
午前8時45分~U-NEXT

■PFL WT2025#01計量結果

<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン: 170.8ポンド(77.47キロ)
アンドレイ・コレシュコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級T1回戦/5分3R>
ヘスス・ピネド: 145.4ポンド(65.95キロ)
アダム・ボリッチ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ローガン・ストーリー: 171ポンド(77.56キロ)
ジョセフ・ルシアーノ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級T1回戦/5分3R>
ジャレミー・ケネディ: 145.2ポンド(65.86キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ムハメド・ベルハモフ: 171ポンド(77.56キロ)
サッド・ジーン: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フェザー級T1回戦/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 144.4ポンド(65.49キロ)
フレドリック・ジュプハ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級T1回戦/5分3R>
ヨナス・バカル: 170.6ポンド(77.38キロ)
菊入正行: 169.4ポンド(76.83キロ)

<フェザー級T1回戦/5分3R>
ネイサン・ケリー: 146ポンド(66.22キロ)
キム・テキュン: 145.2ポンド(65.86キロ)

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45 AB BELLATOR Brave CF ISAO K-MMA MMA MMAPLANET o PFL PFL World Tournament2025#01 アダム・ボリッチ イーブ・ランジュ ガブリエル・ブラガ キム・テキュン ジェレミー・ケネディ ネイサン・ケリー ブログ ヘスス・ピネド モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL WT2025#01】フェザー級T出場選手も確定。韓国からキム・サンウォンでなく、キム・テキュンが出場!!

【写真】2022年と2023年のChallenger Seriesは、この規模間で行われていた (C)PFL

12日(水・現地時間)、前日のウェルター級に続きPFLが4月3日(木・同)にフロリダ州オークランドのユニバーサル・スタジオ内Studio19で開催するPFL World Tournament 2025#01、フェザー級トーナメント出場選手を発表した。
Text Manabu Takashima

世界トーナメント出場8選手はジェレミー・ケネディ(カナダ)、ガブリエル・ブラガ(ブラジル)、モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)、ネイサン・ケリー(アイルランド)、イーブ・ランジュ(フランス)、キム・テキュン(韓国)、アダム・ボリッチ(ハンガリー)、ヘスス・ピネド(ペルー)の8選手だ。


(C)PFL

昨年のPFLフェザー級出場選手はガブリエル・ブラガとアダム・ボリッチの2人だ。

ブラガは準決勝でチムール・カイズリエフに敗北。ボリッチは初戦で勝利後に負傷でシーズンを離脱していた。

(C)PFL

ブラガを破って2023年シーズンを制したのが、ヘスス・ピネド。

そしてブラガと準決勝で対戦予定だったが、欠場したモヴィッド・ハイブラエフは2021年のPFLフェザー級世界チャンピオンだ。

つまり今回のトーナメントには、2人のPFLフェザー級ウィナーが出場することになる。

そのピネドだが、昨年2月のPFL vs Bellatorスーパーファイトのパトリシオ・フレイレ戦を欠場し、11月のジェレミー・ケネディ戦は計量失敗で1年5カ月実戦がから離れている。

(C)PFL

一方のハイブラエフ──。

彼もまた昨年12月にADXCのグラップリングマッチでPFLを離脱したジェイムス・ギャラガーに勝利しているもののMMAは、実に1年10カ月振りとなる。

両者のブランクは気になるところだが、彼らにボリッチを加えた3選手が優勝候補といえるだろう。

ジェレミー・ケネディはUFC、PFL、そして今は亡きBellatorという3大メジャーで9勝5敗の成績を残し、Bellatorでは世界王者挑戦経験を持つ実力者だ。ただし直近の試合では昨年11月に前述したようにピネドと対戦予定だったが、体重オーバーで対戦相手がブラガに代わり、判定負けを喫している。

ネイサン・ケリーはBellatorアイルランド大会~PFLワンマッチ出場、さらにPFL Challenger series、PFL Euroを経て昨年はBellator CSで2勝を挙げている。が、彼もまた先月のPFL Road to Dubai CSでアクメド・マゴメドフにRNCで一本負けをしたが、トーナメント出場権を与えられたことになる。

イーブ・ランジュは2023年11月にISAOをスプリットで下した一戦を含め、2022年から5連勝中だったが予想外の抜擢だ。Bellator世界フェザー級王者パトシリオ・フレイレは1月にリというのも──リースを申し入れ既にUFCと契約したという話も伝わっており不参加は当然としても、2024年シーズンを制したカイズリエフ、2022年優勝&昨年は準優勝だったPFLフェザー級の中心ファイターといっても過言でないブレンダン・ラフネーンが参戦していない。

加えてケリーに勝ったマゴメドフ、MENAを制したサウジアラビア人ファイター=アブドゥル・アルカタニの名もない。PFLにとってサウジ、UAEなど中東からの投資は大きい。それもあり、中東で世界トーナメントとは別のストーリーラインが進められている可能性もあるだろう。

そのようななかか日本勢の出場がないフェザー級トーナメントでアジアから出場となったのは、韓国のキム・テキュンだ。BRAVE CFではフェザー級王座決定戦出場経験があり、UAEWでも勝利するなど中東グローバル・フィーダーショーで5勝1敗の成績を残すキム・テキュン。昨年のRoad to UFCに選外となり、RIZIN出場も希望していたK-MMAフェザー級の実力者であることは間違いない。

とはいえRoad to UFCベテランで連勝中のパンクラスで、昨年12月にフェザー級KOP王座決定戦出場が決まっていながら、PFLと契約したことでタイトルマッチを回避したキム・サンウォンの名前がないのはどういうことなのか。ライト級、あるいはバンタム級でキム・サンウォンの出場はあるのか。他階級の出場選手のアナウンスが気になるところだ。

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Column MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 UFC   インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ ガブリエル・アウベス・ブラガ クリス・ウェード ジョシュ・シルヴェイラ タイ・フローレス バッバ・ジェンキンス ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#07】試合結果 フェザー級はピネド&ブラガ、LHはシルヴェイラ&カサンガネイが勝ち残る

【写真】ピネドは1986年6月生まれの27歳。UFCでは1勝1敗でリリースもペルーのインカFCやブラジルのアレナ・グローバルからPFLと契約を果たした(C)PFL

4日(金・現地時間)にテキサス州サンアントニオのボーイングセンター・アット・テックポートでPFL2023#07が開催された。

PFL2023年シーズンもプレーオフに突入し、フェザー級とライトヘビー級でファイナル進出ファイターが決まった。前者はヘスス・ピネドとガブリエル・アウベス・ブラガのペルー×ブラジルの南米対決に。後者はジョシュ・シルヴェイラとインパ・カサンガネイがシーズン・フィナーレで相対することに。

ピネドとブラガはシーズン初戦で対戦しており、その時はブラガがスプリット判定勝ちを収めている。とはいえピネドは昨年王者のブレンダン・ラグネーンを初回KOし、準決勝でもバッバ・ジェンキンスのテイクダウンを切って打撃で圧倒し世界に衝撃を与えている。

一方、ブラガも元WSOFバンタム級王者のマルロン・モラエスに続き、準決は負傷欠場したモヴィッド・ハイブラエフとの注目の一戦は実現しなかったが、ウェードにスコアこそ2-1だったが内容的には文句なしの快勝だった。ピネドとブラガの決勝戦、PFLが新しい時代に突入した印象を与える顔合わせだ。

PFL2023#07
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ヘスス・ピネド(ペルー)2R4分40秒
TKO
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×バッバ・ジェンキンス(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○ジョシュ・シルヴェイラ(米国)1R4分46秒
TKO
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×タイ・フローレス(米国)
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)3R
判定
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×クリス・ウェード(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○インパ・カサンガネイ(米国)1R2分24秒
KO
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×マールシン・ハムレット(ノルウェー)
<ライト級/5分3R>
○エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)3R
判定
×キオニ・ディッグス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○サッド・ジーン(米国)1R1分54秒
TKO
×アリ・オマー(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○リサ・マールディン(米国)1R3分06秒
RNC
×デザリー・ヤネス(米国)
<<ウェルター級/5分3R>
○アンソニー・アイヴィー(米国)1R2分34秒
RNC
×カーソン・ハードマン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○チェルシー・ハケット(豪州)2R4分22秒
RNC
×カイ・ベネット(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ビリー・エレカナ(米国)3R
判定
×チャック・キャンベル(米国)
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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 クリス・ウェード タイラー・ダイヤモンド ヘスス・ピネド モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#04】急がず、慌てず。ハイブラエフがダイヤモンドを2R肩固め葬で準決勝に駒進める

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.2R4分23秒by 肩固め
タイラー・ダイヤモンド(米国)

まずリードフックを振るったダイヤモンドに対し、ハイブラエフは右フックからヒザ蹴りを狙う。右アッパーを効かせたハイブラエフが、跳びヒザを2度見せる。間合いを取り直したダイヤモンドは左フックを当て、ハイブラエフが右ストレートを返す。引き続きダイヤモンドのステップインにヒザを合わせようとするハイブラエフは右に回る。ダイヤモンドは果敢にワンツーを伸ばし、ハイブラエフは右に回りながら左ヒザを繰り出す。

ジャブを当てたダイヤモンドは臆することなく前に出るが、右オーバーハンドを当てられダブルレッグへ。切ったハイブラエフはボディを殴り、がぶりからギロチンを伺う。ここでダイヤモンドが正座状態から立ち上がり、両者は離れる。右カーフを蹴ったダイヤモンドは、スイッチを織り交ぜて間合いを測るも残り10秒を切って飛び二弾ヒザ蹴りで左ニーをアゴに受け後方にダウン。パウンドの追撃を受けながら、時間に救われた。

2R、シングルレッグで即テイクダウンを決めたハイブラエフは、オープンガードになると右に足を抜き、Zハーフガードに右のパウンドを打ちつける。右腕を差したダイヤモンドだが、レッスルアップはできない。腰を切っての腕十字狙いも察知されたダイヤモンドは、クローズドガードからの肩固めをやり過ごすが、スクランブルに持ち込むことができない。

ギロチン、三角もセットアップに至らないダイヤモンドは、ハイブラエフのハーフガードからの肩固めをセットされ、タップを強いられた。ファブファイブ、5Pを加え合計8Pとしたハイブラエフがプレーオフ、3席目を確定。

クリス・ウェードはブレンダン・ラウレーンの敗北、加えてヘスス・ピネドの1R4分16秒以降の勝利がプレーオフ進出条件となり、厳しい状況に追い込まれた。


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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#04】バッバ・ジェンキンスが、チョ・ソンビンをスープレックス→RNCで85秒殺=ベスト4確定

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.1R1分25秒by RNC
チョ・ソンビン(韓国)

1月のGLADIATORで圧倒的な強さを見せ、フェザー級王座を奪取──そのベルトを返上してPFLに戻ったチョ・ソンビンが、ジェンキンスに挑む。掛け率-520のジェンキンスはサウスポーから左フックで前に出て、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。チョ・ソンビンの右足を左腿の上に置き、右に回りつつ立たせてバックに回ると後方にスープレックス。

そのまま両足をフックしてRNCに入ったジェンキンス、チョ・ソンビンが落ちて圧勝、クイックシックスで合計9Pとしプレーオフ行きを決めた。これで9P獲得が2人、現在5Pのブレンダン・ラウネーン、3Pのモヴィッド・ハイブラエフの試合が残っており、レギュラーシーズンの行方が徐々に見えてきた。


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