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【PFL2021#03】ウスマン弟=モハメド・ウスマン、ブランドン・セイルズにRNCで落とされ黒星スタート

【写真】今は亡きシェーン・デルロサリオを思わせる、ウェルラウンダーぶりを見せたセイルズが評価を一気にあげた(C)PFL

<ヘビー級/5分3R>
ブランドン・セイルズ(米国)
Def.2R3分42秒by RNC
モハメド・ウスマン(米国)

カマル・ウスマン弟のモハメドが、3年前のコンテンダーシリーズを負傷欠場し実に3年半ぶりの実戦復帰となるセイルズと対戦。体格で一回り上回るセイルズはスイッチしつつ左の蹴りを見せる。ウスマンはジャブを伸ばすが、左フックを2発受けて腰が落ちる。それでも右を振るうウスマンに対し、セイルズは足を使って左ジャブ、リードフックを繰り出す。

ウスマンは前に出てスラッピーながら勢いのある左右のフックを振るっていく。そこにヒザ、さらに右カーフを効かせるセイルズはジャブをサークリングでかわすと、右フックを当てる。ウスマンは素早い左フック、左ジャブを見せるも、カーフで前進を阻まれる。ダブルレッグも切り、逆にテイクダウンのフェイクで惑わせて右をヒットさせたセイルズのペースで試合は進む。

ロー、ボディストレートと攻撃を散らすセイルズに対し、ウスマンが左フックに続き、右オーバーハンドを当てる。セイルズは左ミドルを蹴り込み、左ジャブ、そして左ローを蹴る。ウスマンは左を振るって前に出るが、ジャブを貰い初回はセイルズが取った。

2R、初回同様スイッチをして左右のローでセイルズが、ウスマンの前足を削り左フックを入れる。ジャブを返すウスマンに対し、セイルズはボディストレート&ジャブを伸ばす。ウスマンは左フックを当て、さらにジャブを打ち込む。セイルズは組みに行き、離れながら左フック。と、ウスマンの左に右を合わせてダウンを奪う。セイルズはウスマンのシングルを切って、がぶるとそのままギロチンに移行しスタンドでケージに押し込み力を加えていく。

頭を抜いたウスマンだが、セイルズはシングルレッグからバックに回る。ウスマンは胸を合わせて離れてパンチを振るうが、がら空きのアゴに右ショートを被弾して2度目のダウンを喫する。足が効かないウスマンからマウントを奪ってセイルズは、パウンドを落とす。

ウスマンが背中を見せてくるとバックコントロールから殴り、体が伸びたところでもう一度またいでRNCへ。この絞めでウスマンが落ちて、セイルズが5Pを獲得した。

「マットがスリッピーで、防御のどちらでも気になっていた。重いパンチを何発がもらったけど、それは彼が誇りに思うべきだ(笑)。ハードワークで身につけたスキルを披露して、夢を追いかける」と勝者は話した。


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【PFL2021#03】計量終了 ヴェウドゥム「6P取る」。ケイラ・ハリソン「よりデンジャラスになっている」

【写真】運動神経、フィジカル、ケイラが頭一つ以上リードしている (C)PFL

5日(水・現地時間)、6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催されるPFL2021#03の計量が行われた。

2021年シーズン、第3弾はヘビー級と女子ライト級という男女・最重量級の開幕戦だ。ヘビー級で最も重かったのはブランドン・セイルズで119.83キロ、最軽量はアンテ・デリアの105.77キロで14キロ以上の差があった。

メインでファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦するヒーナン・フェレイラは「何が起こっても大丈夫なように準備してきた。何が起こるか、明日を見てほしい」とインタビューに答えると、ヴェウドゥムは「まずPFLに感謝の言葉を伝えたい。明日はアメージングな試合をして、6Pを取りに行く。ヘイッ!!」と笑顔を見せた。


2019年に続き2度目の開催となった女子ライト級は、2019年シーズンと比較すると減量が必要とまではいわなくとも、ライト級の体を作ってきたファイターが明らかに増えていた。

そのなかで肉付きが良かったのが、コ・メインでケイラ・ハリソンと対戦するマリアナ・モライスだった。そのモライスは「このチャンスを自分の力で勝ち取る」と短くコメント。

対して、ハリソンは「凄くエキサイトしているわ。まるで明日がクリスマスのようね。私のファイトスタイルはそれほど変わっていないけど、よりウェルラウンダーになり、より自信がつき、より戦いやすくなっている。つまり、よりデンジャラスになっているってことね。前のシーズンでもポイントとかタイムは意識せず、ただケージに入って勝利を目指していた。とにかく1Rなのか、1分なのか、彼女をぶった切るだけね」と余裕綽々、ずば抜けた筋肉量を披露してバックステージに戻った。

■視聴方法(予定)
5月7日(金・日本時間)
午前6時30分~Official YouTube channel

■ PFL2021#03計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 241.4ポンド(109.49キロ)
ヒーナン・フェレイラ: 252ポンド(114.3キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155.2ポンド(70.39キロ)
マリアナ・モライス: 153ポンド(69.39キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239ポンド(108.4キロ)
ブランドン・セイルズ: 264.2ポンド(119.83キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ローラ・サンチェス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 240.4ポンド(109.04キロ)
ジャスティン・ウィリス: 257.6ポンド(116.84キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ユリア・パジッチ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 233.2ポンド(105.77キロ)
ブルーノ・カッペロザ: 234ポンド(106.14キロ)

<女子ライト級/5分3R>
シンディ・ダンドワ: 153ポンド(69.39キロ)
ケイトリン・ヤング: 155ポンド(70.31キロ)

<女子ライト級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
テイラー・ゴールダード: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン: 170.8ポンド(77.47キロ)
マゴメド・ウマラトフ: 170.2ポンド(77.2キロ)

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【PFL2021#03】第3弾はヘビー級&女子ライト級。PFL初陣ヴェウドゥムの相手は208センチの巨人フェレイラ

【写真】208センチの巨人、ヒーナン・フェレイラがヴェウドゥムのPFL初戦の相手となった (C)LFA

9日(火・現地時間)、PFLが5月6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催するPFL2021#03=ヘビー級及び女子ライト級開幕戦のカードを発表した。

これまでPFLでは2021年のレギュラーシーズンをラスベガスで開催するとしていたが、4日(木・同)にアトランティックシティにあるオーシャン・カジノリゾートを最新のバブル=隔離施設として、同リゾートにあるオーシャン・ホールで4月23日大会からイベントを行うことを明らかにしていた。


食事、トレーニングも施設内で事足りる──いわゆるバブルでは、マスク着用、検査を毎日行うだけでなく、ファイターは大会の17日前に現地入りするという徹底ぶりだ。そして6階級を3つのグループに分け、2階級ごとにイベントが進行するPFLのフォーマット、その最後発となるヘビー級と女子ライト級のオープニングのヘッドライナーは、ファブリシオ・ヴェウドゥムに決まった。

昨年7月にアレキサンダー・グスタフソンを腕十字で下し、2年8カ月振りの勝利を手にした43歳の元UFC世界ヘビー級チャンピオンは一回り下の同朋ヒーナン・フェレイラとデカゴンで戦うこととなった。

LFAで1勝1敗──その敗北は後頭部への攻撃による反則負けだ。フェレイラの身長は何と脅威の2メートル越え(※2メートル8センチ)で、リーチは驚愕の212センチ。パンチでのTKO勝ち、三角絞めでの一本勝ちもある一方で、長い手が仇となったか、もう1つの敗戦は腕十字でタップを強いられている。

230センチとサバが読まれていた219センチのジャイアント・シルバ、同じく219センチのチェ・ホンマには及ばないが、普通にMMAファイターとして結果を残しているなかではセミー・シュルト、ステファン・シュトルーフのオランダ勢の211センチ、Combate Americasで活躍しているメキシコ人ファイターのアレハンドロ・ソロルサーノ=210センチ、かつてUFCで活躍したガン・マッギーら209センチのファイターに次ぐ、背の高さを誇るフェレイラだが、リーチを生かした打撃でヴェウドゥムの組みを遮断することが、必勝に通じる。対してはヴェウドゥムがいかに組んで倒すか、ここが最初の見所になるだろう。

さらに2019年シーズン優勝、2008年北京五輪フリースタイル・レスリング125キロ級出場のアリ・イサエフはドイツのヘイタム・モイルと、カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマンは、メジャー初進出のブランドン・セイルズとのマッチアップが決まった。

イサエフと同様にオリンピアンでもマルチ・ゴールドのケイラ・ハリソンの独走が予想される女子ライト級は、セミでマリアナ・モライスと対戦する。モライスは2020年にブラジルで開かれたPFL国際予選ブラジル・シリーズで優勝している。

それ以前はバンタム級で戦っていたモライスは、フェザー級と飛び越えてライト級で戦ったことになる。しかも3年前にInvicta FCでヴァネッサ・ポルト、そしてKSWではアリアニ・リプスキーに共にRNCで敗れているモライス──つまりは、この時の階級はフライ級だったことになる。

予選での対戦相手も水増し気味のライト級だっただけに、大振りのフックでKO勝ちしたパンチ力が、ケイラとの体格差を越えることは──相当に難しいといわざるを得ないだろう。

■PFL2021#03対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マリアナ・モライス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アリ・イサエフ(ロシア)
ヘイタム・モイル(ドイツ)

<女子ライト級/5分3R>
ジェナ・フェビアン(英国)
ローラ・サンチェス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(米国)
ブランドン・セイルズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ジャスティン・ウィリス(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
ニック・ローリック(米国)

<ヘビー級/5分3R/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ブルーノ・カッペロザ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ダン・スポーンオレナ・コレスニク(ウクライナ)
テイラー・ゴールダード(米国)

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【PFL2021】ヴェウドゥム出場のヘビー級、ケイラ・ハリソンが連覇狙う女子ライト級のロースター決定

【写真】女子ライト級でケイラ・ハリソンを苦しめる存在が出てくるのか (C)PFL

9日(火・現地時間)、これまでフェザー級~ライトヘビー級の2021年シーズン出場選手をアナウンスしてきたPFLが残りの2階級=ヘビー級と女子ライト級のロースターを発表した。
既に2019年王者のアリ・イサエフ、UFCから転じるファブリシオ・ヴェウドゥムなど8名のリストが公表されていたヘビー級には最後の2枠にブルーノ・カッペロザとアンテ・デリアが加わることとなった。

カッペロザはJangle Fightの元ライトヘビー級&ヘビー級王者でキャリアは10勝5敗、デリアは2019年シーズン出場経験のあるクロアチア人ファイターだ。


上記の4名以外に2019年ヘビー級#01シード(=レギュラーシーズン1位)でベスト4だったデニス・ゴルソフ、カマルの弟モハメド・ウスマン、UFCで4勝1敗のジャスティン・ウィリス、さらにはヒーナン・フェレイラ、ヘイタム・モイル、ブランドン・セイルズらが既出の参戦選手のヘビー級戦線。

デリア、フェレイラ、モイル、セイルズらに足をすくわれないことが手堅くプレイオフに進出する第一の条件──つまりこの4名が脱落者争いをすると目される。

女子ライト級はケイラ・ハリソン以外に7選手の出場が決定し、男子5階級と違い10名ではなく全8名でシーズンが争われる。

差2019年準優勝のラリッサ・パシェコ、UFC、ベラトール、Invicta FC、そしてRIZINベテランのパワーファイター=シンディ・ダンドワ、2019年レギュラーシーズン3位のムエタイファイター=ジェナ・フェビアン、ウクライナの空手&ムエタイ王者という肩書のオレナ・コレスニク、アマMMA=GAMMAの世界王者ローラ・サンチェス、昨年のRoad to PFLウィナー=マリアナ・モライス、キャリア3勝0敗──ドイツ生まれ、クロアチア在住のモンテネグロ人ファイターのユリア・バジッチらが今回発表となった選手達だ。

果たしてこのファイターたちがストップ・ザ・ケイラとなり得るのか。ケイラと勝負になる──そんな試合を望めるダンドワ当たりが対抗馬か。

全58選手がベルトと100万ドルを目指して戦うPFL2021、現状で52人の出場が確定している。

その内訳は米国人が19名で最大勢力、続いてブラジルの9選手、ロシアが6名、カナダの3名と英国とドイツが2選手ずつ。この他は西欧ではベルギー、北欧がノルウェーとスウェーデン、バルカン諸国からはクロアチア、モンテネグロ、東欧はポーランド、旧ソ連圏はベラルーシ、ウクライナ、中央アジアのタジキスタン、東アジアは韓国、そして南米のアルゼンチンからそれぞれ1名ずつの出場が決まっている。

■出場決定選手

【ヘビー級】
アリ・イサエフ(ロシア)
デニス・ゴルソフ(ロシア)
モハメド・ウスマン(米国)
ジャスティン・ウィリス(米国)
ヘイタム・モイル(ドイツ)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)
ブランドン・セイルズ(米国)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
ブルーノ・カッペロザ(ブラジル)
アンテ・デリア(クロアチア)

【女子ライト級】
ケイラ・ハリソン(米国)
ジェナ・フェビアン(英国)
シンディ・ダンドワ(ベルギー)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)
マリアナ・モライス(ブラジル)
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)
ローラ・サンチェス(米国)

■その他の階級の出場決定選手

【フェザー級】
バッバ・ジェンキンス(米国)
シェイモン・モラエス(ブラジル)
チョ・ソンビン(韓国)
ランス・パーマー(米国)
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
ジェイソン・ソアレス(米国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)
ブレンダン・ラウネーン(英国)

【ライト級】
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ジョニー・ケース(米国)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)
アンソニー・ペティス(米国)
アクメト・アリエフ(ロシア)
カシアス・コラード(米国)
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
マルチン・ヘルド(ポーランド)

【ウェルター級】
レイ・クーパー3世(米国)
ローリー・マクドナルド(カナダ)
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
デビッド・ミショー(米国)
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

【ライトヘビー級】
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
クリス・カモージ(米国)
トム・ローラー(米国)
セザー・フェレイラ(ブラジル)
ジョーダン・ヤング(米国)
セミリーニョ・ラマ(カナダ)
ジョーダン・ジョンソン(米国)
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
ダン・スポーン(米国)

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【PFL2021】ラストステージ?! ファブリシオ・ヴェウドゥムがPFLでウスマン弟らと共にヘビー級参戦

【写真】7月27日のグスタフソン戦が、バイカバカのオクタゴン最終戦となった (C)Zuffa/UFC

16日(月・現地時間)、PFLが2021年シーズン・ヘビー級にファブリシオ・ベウドゥムが参戦することを発表した。

2020年はCovid19の影響により全戦が中止されたPFLだが、来年度はレギュラーシーズンが4月23日(金・同)に開幕し、6月25日(金・同)に終了予定というスケジュールが明らかになっている。


ヘビー級は2019年王者のアリ・イサエフ、そのイサエフに準決勝で残り1秒で逆転TKO負けを喫したデニス・ゴルソフ、UFC世界ミドル級王者カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマン、UFCで4勝1敗のジャスティン・ウィリスに続き、5人目の出場選手がヴェウドゥムとなった。

元UFC世界ヘビー級王者は今年の5月に出場停止処分明けの一戦でアレクセイ・オレイニクにスプリット判定負けを喫したものの7月にはアレキサンダー・グスタフソンを2分30秒腕十字で下している。

既に43歳のヴェウドゥム、オレイニク戦前に「UFCとの契約は残り2試合、自分のなかでは3試合、ひょっとすると4試合戦えば十分だと思っている」と話していたが、UFCとは契約を更新せずにラストステージとして、PFLを選択したということか。

ファイナルに残り100万ドルを目指すには5試合戦う必要があるが──果たして。そのフェウドゥムは12月20日にSUGでアンソニー・ジョンソンとケージ・グラップリングマッチに出場する。

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other MMA Report Titan FC63 ブログ モハメド・ウスマン

【Titan FC63】一周回ってアッパレ。ウスマン──掛け率マイナス1700の相手に手堅く、手堅く判定勝ち

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
テランス・ホッジス(米国)

賭け率で-1700と、余り見たことがない数字のホッジスフックに対し、ウスマン弟モハメドは打撃戦でなくテイクダウンを選択する。ハーフでパンチを入れるウスマンは右腕を差してきたホッジスを潰して右のパンチを落とす。ケージに押し込んだ状態でエルボーから鉄槌、さらにパンチを入れるホッジスが背中を見せて立ち上がる。

ウスマンはバックをキープし、後方から右のパンチを入れる。クラッチし後方にテイクダウンしたウスマンがサイドバックで左から右を連打。ホッジスはここでも背中を取られたまま立ち上がるが、ウスマンはすかしてテイクダウンしサイドで抑える。左ショートエルボーを続けられたホッジスは、ひたすら我慢の展開が続く。ケージキックで足が伸びたホッジスに対し、ウスマンは自ら足を一本入れてハーフで抑え最後の10秒でパンチをまとめたが、初回で仕留め切れない意外な展開となった。

2R、兄カマルのアドバイスを受けたウスマンは左フックから左右ショート、そしてテイクダウンを決める。ホッジスはクローズドガードを取り、ウスマンが右のパンチをワキ腹と顔を入れて抑える。頭を上げない抑え重視のパンチから、上体を起こしたウスマンが右の重い一発を入れる。ホッジスは手首を掴んで防御に徹し、パウンドの連打には蹴り上げを見せて抵抗する。

その蹴り足を捌いてサイドに回ったウスマンは、手首を掴まれ足を戻される。構わず抑えてボディにパンチ、顔面にエルボーとコツコツと攻撃を続けたウスマンは──兄譲りといっても良いだろう、堅いファイトに徹する。ウスマンはまた最後の10秒で体を起こして左右のパウンドを落としラウンド終了を迎えた。

3R、完全にカウンター狙いのホッジスが焦れて左を伸ばす。ウスマンはここで左右のショートを見せるが、ホッジスが距離を取り直す。右に回るホッジス、中央に構えるウスマンは右フックを振るって組みつくとバックへ。正面に回ってヒザを入れたウスマンが、ケージにホッジスを押し込む。ダブルレッグで簡単に背中をつけたホッジスは前腕パンチで顔面を殴られ、エルボー、左の振り幅のあるパウンドを打たれる。

上体を起こしてパンチ、エルボーを落とすウスマンだが、すぐに頭を胸につけて抑え息を整える。残り45秒、ウスマンは体を起こしてパンチを連打しつつ、胸を合わせて休む。絶対的な安全策を取り続けたウスマン、この手堅さ──対戦相手だけでなく視る者にもストレスを与えるファイトは一蹴回ってアッパレなフルマーク判定勝ちとなった。


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News other MMA Titan FC63 クリスチャン・イナストリラ ブログ モハメド・ウスマン ワスカル・クルーズ

【Titan FC63】計量終了 メインにウスマン弟=モハメド出場。イナストリラ✖クルーズでフライ級王座決定戦

【写真】フライ級王座を賭けて戦うイナストリラとクルーズ(C)TITAN FC

28日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC63 「Usman vs Hodges」の計量が27日(木・同)に行われた。


今大会のメインはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマンが、テランス・ホッジスと対戦するヘビー級マッチだ。

対戦相手のテランス・ホッジスはフロリダのキックボクシングイベント=Xtreme Fight Nightのキックトーナメントで優勝こそしているが、MMAは2勝6敗──6勝1敗で5試合で1Rでフィニッシュしているウスマンが、タイタンFCでインタビュアーを務める兄カマルにどのような勝ち方でマイクを向けられるだろうか。

セミでは元王者フアン・プエルタがCombate Americasに転出し空位となったフライ級王座をクリスチャン・イナストリラとワスカル・クルーズが争う。

キャリア6勝1敗のイナストリラはTitan FCで2連勝中。一方のクルーズはキャリア11年のベテラン。タイタンFCでは豆タンク=グスタボ・バラルトに20秒で敗れたこともあり、ATTで揉まれるイナストリラが優位の王座決定戦だ。

■ Titan FC63計量結果

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 245.4ポンド(111.31キロ)
テランス・ホッジス: 239ポンド(108.4キロ)

<Titan FCフライ級王座決定戦/5分5R>
クリスチャン・イナストリラ: 124ポンド(56.25キロ)
ワスカル・クルーズ: 123ポンド(55.79キロ)

<ライト級/5分3R>
デヴォン・ディクソン: 155.6ポンド(70.57キロ)
ホセ・バスケス: 154.4ポンド(70.03キロ)

<フライ級/5分3R>
グスタヴォ・ヴィラーミ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ネコロ・バンジー: 124.6ポンド(56.51キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ライアン・クース: 124.8ポンド(56.6キロ)
アーネスト・ウォールズ: 124.6ポンド(56.51キロ)

<バンタム級/5分3R>
ライアン・クース: 124.8ポンド(56.6キロ)
アーネスト・ウォールズ: 124.6ポンド(56.51キロ)

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News other MMA PFL2020 ケイラ・ハリソン ジェイソン・ソアレス ジョニー・ケース ナタン・シュルチ バッバ・ジェンキンス ブログ マーチン・ヘルド モハメド・ウスマン ランス・パーマー レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2020】ロリマク=ウェルター、ヘルド&ケース=ライト、過去最高が期待されたシーズンが1年先延ばしに

Kayla Harrison【写真】ケイラ・ハリソンは「2020年は試合をしない」ことを明言した (C)PFL/RYAN LOCO

20日(月・現地時間)、PFLが5月21日(木・同)からスタートを切る予定だった2020年シーズンを2021年の春まで延期することを発表している。

レギュラーシーズン→プレーオフ→ファイナルというフォーマットを持つPFLは、ピーター・モーリー代表が「新型コロナウィルスの感染拡大を受け、シーズンフォーマットを重視するPFLでは今シーズンのスタートを2021年春に延期する。PFLではファイター、ファン、PFLの社員、パートナーの健康こそ第一かつ最大に優先させるべきだと考えている」と話している。


ジェイソン・ソアレス(C)TITAN FC

ジェイソン・ソアレス(C)TITAN FC

2020年は女子ライト級、男子はフェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級と2019年と同じクラスでシーズンが進められる予定だった。

女子ライト級はケイラ・ハリソン、シンディ・ダンドワ、フェザー級はランス・パーマー、バッバ・ジェンキンス、ジェイソン・ソアレス、ライト級はナタン・シュルチを筆頭にマーチン・ヘルド、ジョニー・ケース、ウェルター級ではブラダボーイことレイ・クーパー3世にローリー・マクドナルド、ヘビー級にカマル・ウスマンの弟モハメド・ウスマンらの出場が決まっていたシーズンは事実上1年間スライドされることとなった。

バッバ・ジェンキンス(C)BRAVE CF

バッバ・ジェンキンス(C)BRAVE CF

この間、ランディ・クートゥアーをホストに関連番組の放送を始めるようだが、モーリーは無観客のノンシーズン大会の開催に関しては、大いに興味を持ちながら「PFLはESPNを通じてファイトをファンに届けることに特化した大会だが、今はそのことについて話す時ではない」としている。

マーチン・ヘルド(C)ACA

マーチン・ヘルド(C)ACA

いずれにせよロリマクが参戦するウェルター級、パーマーの3連覇がかかったフェザー級には前Breve CFフェザー級王者ジェンキンス、Titan FCフェザー級王者フアレスという注目団体の王者が参戦し、ライト級にはケース&ヘルドと過去最高のメンバーといっても過言でないロースターが揃っていただけに、まる1年の延期は非常に残念。

せめて注目選手が勢ぞろいする前哨戦のようなワンマッチ大会を開催して欲しいものだが、この事態を受け、看板ファイターのハリソンはツイッターで「今年は戦うことはないことを皆と約束するわ」と呟いている。

また2021年には2020年シーズンを詰め込み、本来の2021年シーズンとともに2シーズンを実行するのかなども明らかとはなっていない。