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MMA MMAPLANET o UFN UFN222 ジュニオール・タファ モハメド・ウスマン

【UFN222】打のタファ。レスリングのウスマン。2&3Rを倒して、抑えが後者が29-28✖3で判定勝ち

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジュニオール・タファ(豪州)

ケージの前で動き、ウスマンのアクションを待つタファ。ウスマンが来ないとみると、ジャブ、前蹴りを繰り出す。真っ直ぐ組んだウスマンがケージにタファを押し込む。ウスマンは右を差し、頭をつけにいく。左はウィザー、右でスペースを創ろうとするタファは押し返すことができない。ウスマンはクラッチは組めず、タファが右を差し返してポジションを入れ返す。

押し返したウスマンのダブルレッグと、タファのヒザ蹴りが交錯。結果、ウスマンがケージにタファを押し込む形が続く。このまま時間が経過し、残り1分を切るとウスマンのレベルチェンジに、タファが切って左を打ち込む。離れたウスマンは右を顔面とボディに受け、テイクダウンを狙いをすかされるとアッパーを打たれる。右エルボーを打ち込んだタファ、ウスマンは必死に組みつく。タファは離れたウスマンに左ハイを狙い時間となった。

2R、離れて戦うのは危ないウスマンが、ケージを背負いシングルを狙う。切られて右アッパーを放ったウスマンが、打ち合いに応じたように戦いながらシングルレッグへ。ケージに押し込まれたタファはダブルに切り替えられ、倒される。マットに背中をつけたタファを抑え込んで、時折りパンチを落とす。タファは腰を押すが、しっかりと胸をつけたウスマンに対し、ダメージはないがスクランブルにも持ち込めない時間が続く。

残り1分を切り、足を抜きに掛かったウスマンが上体を起こしてパンチを落とす場面も見られ──抑えでラウンドを取り返した。

最終回、右を伸ばしたタファはシングル狙いを切って、右オーバーハンドへ。組んだウスマンが、ケージにタファを押し込みシングルからアンクルピックを狙う。リフトしてテイクダウンを決めたウスマンが、頭をおしつけてタファに背中をつかせる。タファはウスマンの頭を抱え、スクランブルには移行できない。下からワキもさせないタファ、時間は残り半分に。

枕で圧を掛け、しっかりと抑えるウスマンがマウントを狙いつつハーフをキープする。足をきかせ、最後の1分を切りスクランブルに持ち込んだタファが立ち上がる。ハイクロッチのウスマンにエルボーを入れ、離れたタファがパンチを振るうがクリーンヒットはなくタイムアップに。


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【UFN222】ヒースタンド戦へ、チンギス・ハンの末裔バットゲレル・ダナー「レスリング勝負になっても」

【写真】ちょっとゲッツなダナー(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、あと4時間でスタートするネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN222:UFN on ESPN+80「Pavlovich vs Blaydes」。その第 1試合でバットゲレル・ダナー✖ブレディ・ヒースタンドのバンタム級戦が組まれている。

キャリア6勝2敗の新鋭を迎え撃つダナーは、3試合連続初回KO勝ちから一転、現在2連敗中だ。アリゾナのファイトレディーで倉本一真とスパーリングを数多くしてきたというダナーに、モンゴル人の強さの秘密と今大会の試合の意気込みを訊いた。


──ダナー、ブレディ・ヒースタンドと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ファイトウィークに入って、最高の気分です。エネルギーが熱を帯びてきていて、もう戦う準備は出来ています」

──アリゾナのファイトレディーでは、日本の倉本一真選手と随分と練習してきたと聞きました。

「カズマとは、本当にたくさんスパーリングをしました。RIZINで戦うために、カズマももう日本に戻っているはずです。素晴しいファイターで、本当に強いレスラーなので、カズマとはとても良い練習ができました。カズマもアリゾナで次の試合に向けて、素晴らしいキャンプができたはずです」

──ところでダナーがジャクソン・ウィンクMMAからファイトレディに移ったのは、なぜなのですか。

「ジャクソン・ウィンクも素晴らしいジムでしたが、ファイトレディーの方がヘンリー・セフードを始め、自分と同じような体格の選手が多く練習しています。それと仲が良いアラテンヘイリがアリゾナで練習していたことも、ジムを移った要因の一つです。ジャクソン・ウィンクでは打撃をしっかりと学ぶことができたので、レスリングがベースのファイトレディーで、しっかりとレスリングを見直してきました。結果、今週末は打撃だけでなくレスリングを融合したスタイルを見てもらえると思います」

──実は1月にウランバートルを訪れたのですが、ケージレスリングに関してセントラルヒーティングがあるために、壁レスができないジムが多かったです。

「モンゴル人の男の殆どが、幼少期からモンゴル相撲をやってきたので自然とファイティングスピリットが養成されます。ただし、MMAに関しては今指摘されたように環境がまだまだ整っていません。だからケージレスリングや壁レスという部分で、モンゴルのMMAは他の国の後塵を拝することになっています。

ただしモンゴルではMMAの人気は上がっていて、ケージのあるジムも出てきました。そして、優秀なコーチも増えています。だから壁レスやクリンチワークという点でも、モンゴル人ファイターはこれから強くなることは間違いないです。

自分も試合が決まれば、米国のジムでキャンプを行いますが、普段はウランバートルに戻って練習しています。モンゴル人MMAファイターの第一世代として、自分は海外で練習をして壁レスやクリンチの習得に努めてきました。そしてウランバートルではボクシングやテコンドーのジムで、MMAjは何かを説明してきました」

──MMAの普及にダナーは務めてきたのですね。ところでマイナス30度の極寒の地で、肉と麺類やお米を食べまくり、タンパク質と炭水化物を取り続ける。この2つの要素がモンゴル人を精神的、肉体的に強くするのだと勝手に結論づけました。

「アハハハハ。気候に関してはモンゴルには四季があり、夏は相当に暑くて冬はとんでもなく寒いです。本当に極端な気候で、あのタフな環境で生まれ育つと人間を強くしてくれると思います。食事に関しては、モンゴル人は自生した植物をよく食べています。それに肉に関しても、緑を食べて育った羊、牛を食べているので。野菜を食べているのと同じです(笑)」

──まさか(笑)。

「ただ気候と食事がモンゴル人を強くしているというのは、100パーセント賛成します。それとモンゴルの歴史ですね。チンギス・ハンの時代から、我々はウォリアー・スピリッツが受け継がれてきました」

──そんなウォリアーズ・スピリットを持つダナーですが、3試合連続1RKO勝ちのあと、現在連敗中で今週末の試合はとても重要かと思います。

「全ての試合が重要です。どの試合も真剣に向き合ってきました。ただし、今回の試合は特に大切です。ですから、1Rでフィニッシュすることを約束します。対戦相手は将来性豊かな若いファイターで、完全にグラップラーです。優秀なレスラーですが、我々モンゴル人にはモンゴル相撲で養われた、組み合いで強さを発揮する血が流れています。

そして、自分が初回でKO勝ちするので、彼がレスリングの技術を使う機会は訪れないです。ただ、レスリング勝負になっても自分のレスリングの強さを見せつけます。モンゴル相撲が、モンゴル人の根底にあるファイティングスピリットを養ってくれるので、あらゆる組技、柔道、柔術、レスリングでモンゴル人は常に強さを発揮します。

だから自分も土曜日の夜にはファンに再び、KO勝ちをお見せします」

■視聴方法(予定)
4月23日(日・日本時間)
午前5時30~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
セルゲイ・パブロヴィッチ: 260.5ポンド(118.16キロ)
カーティス・ブレイズ: 262.5ポンド(119.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
イアズミン・ルシンド: 126ポンド(57.15キロ)
ブローガン・ウォーカー: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
リッキー・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリストス・ギアゴス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
モンテル・ジャクソン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
カロス・ホサ: 144.5ポンド(65.54キロ)
ノルマ・デュモンチ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239.5ポンド(108.63キロ)
ジュニオール・タファ: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル: 146ポンド(66.22キロ)
ウィリアム・ゴミス: 147ポンド(66.67キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 130ポンド(58.96キロ)
カリーネ・シウバ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ブレディ・ヒースタンド: 136ポンド(61.69キロ)

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BELLATOR F1 MMA o RIZIN RIZIN40 UFC   スダリオ剛 ベラトール モハメド・ウスマン

4.22『UFC Fight Night 222』でモハメド・ウスマンとジュニア・タファが対戦

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2.12『UFC 284』ワルド・コルテス・アコスタと対戦予定だったジュニア・タファが負傷欠場(2023年01月27日)

 こちらの続報。


 UFCが4月22日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』でモハメド・ウスマン vs. ジュニア・タファのヘビー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 ウスマンは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』で行われたUFCデビュー戦でザック・パウガに2R KO勝ちして以来の試合。

 タファは昨年12月の『RIZIN.40』でスダリオ剛に1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。2月の『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でワルド・コルテス・アコスタと対戦予定でしたが負傷欠場していました。続きを読む・・・
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F1 MMA News o UFC   ウィリアム・ナイト エッガー カールストン・ハリス ジョーダン・ライト ステファニー・エッガー ビリー・ゴフ マイラ・ブエノ・シウバ マルチン・プラチニオ モハメド・ウスマン

2.18『UFC Fight Night 219』でリナ・ランスバーグ vs. マイラ・ブエノ・シウバ等複数の試合が判明


 UFCが2月18日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でリナ・ランスバーグ vs. マイラ・ブエノ・シウバの女子バンタム級マッチが行われることをAg. Fightが確認したとのこと。

 ランスバーグは昨年10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でカロル・ロサに判定負けして以来の試合で3連敗中。現在UFC女子バンタム級ランキング12位。シウバは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でステファニー・エッガーに1Rアームバーで勝利して以来の試合で2連勝中。現在UFC女子バンタム級ランキング14位。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でウィリアム・ナイト vs. マルチン・プラチニオのライトヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 ナイトは昨年4月の『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』でデヴィン・クラークに3R TKO負けして以来の試合で2連敗中。プラチニオは昨年4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でフェリペ・リンスに判定負けして以来の試合。両者は昨年11月の『UFC Fight Night 215: Nzechukwu vs. Cutelaba』で対戦予定でしたが中止されていました。今回は仕切り直しマッチになります。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でカールストン・ハリス vs. ラミズ・ブラヒマイのウェルター級マッチが行われることをハリスがインスタグラムで発表。

 ハリスは昨年2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でシャフカット・ラフモノフに1R KO負けして以来1年ぶりの試合。ブラヒマイは昨年2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でマイケル・ギルモアに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来1年ぶりの試合。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でテンバ・ゴリンボと対戦予定だったビリー・ゴフが欠場、代わりにA.J.フレッチャーがゴリンボと対戦することをEuroSportのマルセル・ドルフ記者が確認したとのこと。

 フレッチャーは昨年8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でアンジェ・ルーサに判定負けして以来の試合で2連敗中。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でザック・パウガ vs. ジョーダン・ライトのライトヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 パウガは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』で行われたUFCデビュー戦でモハメド・ウスマンに2R KO負けして以来の試合。ライトは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でドゥスコ・トドロヴィッチに2R TKO負けして以来の試合で3連敗中。続きを読む・・・
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MMA o UFC   ジャマール・ヒル ブライアン・バトル モハメド・ウスマン

『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・ジャマール・ヒル vs. チアゴ・サントス

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ブライアン・バトル、ジェフ・ニール、モハメド・ウスマン

 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN40 ザック・パーガ モハメド・ウスマン

【UFC ESPN40】兄カマルに続き、兄弟TUFウィナー=モハメド・ウスマン誕生!!

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
Def.2R0分36秒by KO
ザック・パーガ(米国)

左ローを蹴ったパーガ。さらにボディ、ジャブを伸ばす。ワンツーの応酬、間合いの測り合いからパーガが突っ込む。すぐに離れハイを蹴ったパーガだが、ウスマンがキャッチしてテイクダウン。寝技にこだわらず立ちに戻ると、思い切り右を空振りする。激しいフックの空振りから、右を当てたウスマンに対し、ひるまずパーガも右を返す。下がって左を当てたパーガだが、基本距離をやや遠い。飛び込んで右を振るうウスマンだが、ドタバタ感は否めない。

打撃の技術としてはパーガが上回っているものの、ウスマンの圧は凄まじい。しかし、打撃はまだまだ形になっていないか。

しかし、2Rに入ると左ジャブに左フックをウスマンが合わせると、この一発でパーガが背中から大の字で倒れ込む。痛撃の鉄槌で失神に追い込んだウスマンが、TUF21ウェルター級を制した兄に続き――TUF30ライトヘビー級ウィナーとなった。


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Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

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other MMA PFL2021#03 Report ブランドン・セイルズ ブログ モハメド・ウスマン

【PFL2021#03】ウスマン弟=モハメド・ウスマン、ブランドン・セイルズにRNCで落とされ黒星スタート

【写真】今は亡きシェーン・デルロサリオを思わせる、ウェルラウンダーぶりを見せたセイルズが評価を一気にあげた(C)PFL

<ヘビー級/5分3R>
ブランドン・セイルズ(米国)
Def.2R3分42秒by RNC
モハメド・ウスマン(米国)

カマル・ウスマン弟のモハメドが、3年前のコンテンダーシリーズを負傷欠場し実に3年半ぶりの実戦復帰となるセイルズと対戦。体格で一回り上回るセイルズはスイッチしつつ左の蹴りを見せる。ウスマンはジャブを伸ばすが、左フックを2発受けて腰が落ちる。それでも右を振るうウスマンに対し、セイルズは足を使って左ジャブ、リードフックを繰り出す。

ウスマンは前に出てスラッピーながら勢いのある左右のフックを振るっていく。そこにヒザ、さらに右カーフを効かせるセイルズはジャブをサークリングでかわすと、右フックを当てる。ウスマンは素早い左フック、左ジャブを見せるも、カーフで前進を阻まれる。ダブルレッグも切り、逆にテイクダウンのフェイクで惑わせて右をヒットさせたセイルズのペースで試合は進む。

ロー、ボディストレートと攻撃を散らすセイルズに対し、ウスマンが左フックに続き、右オーバーハンドを当てる。セイルズは左ミドルを蹴り込み、左ジャブ、そして左ローを蹴る。ウスマンは左を振るって前に出るが、ジャブを貰い初回はセイルズが取った。

2R、初回同様スイッチをして左右のローでセイルズが、ウスマンの前足を削り左フックを入れる。ジャブを返すウスマンに対し、セイルズはボディストレート&ジャブを伸ばす。ウスマンは左フックを当て、さらにジャブを打ち込む。セイルズは組みに行き、離れながら左フック。と、ウスマンの左に右を合わせてダウンを奪う。セイルズはウスマンのシングルを切って、がぶるとそのままギロチンに移行しスタンドでケージに押し込み力を加えていく。

頭を抜いたウスマンだが、セイルズはシングルレッグからバックに回る。ウスマンは胸を合わせて離れてパンチを振るうが、がら空きのアゴに右ショートを被弾して2度目のダウンを喫する。足が効かないウスマンからマウントを奪ってセイルズは、パウンドを落とす。

ウスマンが背中を見せてくるとバックコントロールから殴り、体が伸びたところでもう一度またいでRNCへ。この絞めでウスマンが落ちて、セイルズが5Pを獲得した。

「マットがスリッピーで、防御のどちらでも気になっていた。重いパンチを何発がもらったけど、それは彼が誇りに思うべきだ(笑)。ハードワークで身につけたスキルを披露して、夢を追いかける」と勝者は話した。


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News other MMA PFL2021#03 ケイラ・ハリソン ヒーナン・フェレイラ ファブリシオ・ヴェウドゥム ブログ モハメド・ウスマン

【PFL2021#03】計量終了 ヴェウドゥム「6P取る」。ケイラ・ハリソン「よりデンジャラスになっている」

【写真】運動神経、フィジカル、ケイラが頭一つ以上リードしている (C)PFL

5日(水・現地時間)、6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催されるPFL2021#03の計量が行われた。

2021年シーズン、第3弾はヘビー級と女子ライト級という男女・最重量級の開幕戦だ。ヘビー級で最も重かったのはブランドン・セイルズで119.83キロ、最軽量はアンテ・デリアの105.77キロで14キロ以上の差があった。

メインでファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦するヒーナン・フェレイラは「何が起こっても大丈夫なように準備してきた。何が起こるか、明日を見てほしい」とインタビューに答えると、ヴェウドゥムは「まずPFLに感謝の言葉を伝えたい。明日はアメージングな試合をして、6Pを取りに行く。ヘイッ!!」と笑顔を見せた。


2019年に続き2度目の開催となった女子ライト級は、2019年シーズンと比較すると減量が必要とまではいわなくとも、ライト級の体を作ってきたファイターが明らかに増えていた。

そのなかで肉付きが良かったのが、コ・メインでケイラ・ハリソンと対戦するマリアナ・モライスだった。そのモライスは「このチャンスを自分の力で勝ち取る」と短くコメント。

対して、ハリソンは「凄くエキサイトしているわ。まるで明日がクリスマスのようね。私のファイトスタイルはそれほど変わっていないけど、よりウェルラウンダーになり、より自信がつき、より戦いやすくなっている。つまり、よりデンジャラスになっているってことね。前のシーズンでもポイントとかタイムは意識せず、ただケージに入って勝利を目指していた。とにかく1Rなのか、1分なのか、彼女をぶった切るだけね」と余裕綽々、ずば抜けた筋肉量を披露してバックステージに戻った。

■視聴方法(予定)
5月7日(金・日本時間)
午前6時30分~Official YouTube channel

■ PFL2021#03計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 241.4ポンド(109.49キロ)
ヒーナン・フェレイラ: 252ポンド(114.3キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155.2ポンド(70.39キロ)
マリアナ・モライス: 153ポンド(69.39キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239ポンド(108.4キロ)
ブランドン・セイルズ: 264.2ポンド(119.83キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ローラ・サンチェス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 240.4ポンド(109.04キロ)
ジャスティン・ウィリス: 257.6ポンド(116.84キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ユリア・パジッチ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 233.2ポンド(105.77キロ)
ブルーノ・カッペロザ: 234ポンド(106.14キロ)

<女子ライト級/5分3R>
シンディ・ダンドワ: 153ポンド(69.39キロ)
ケイトリン・ヤング: 155ポンド(70.31キロ)

<女子ライト級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
テイラー・ゴールダード: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン: 170.8ポンド(77.47キロ)
マゴメド・ウマラトフ: 170.2ポンド(77.2キロ)

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【PFL2021#03】第3弾はヘビー級&女子ライト級。PFL初陣ヴェウドゥムの相手は208センチの巨人フェレイラ

【写真】208センチの巨人、ヒーナン・フェレイラがヴェウドゥムのPFL初戦の相手となった (C)LFA

9日(火・現地時間)、PFLが5月6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催するPFL2021#03=ヘビー級及び女子ライト級開幕戦のカードを発表した。

これまでPFLでは2021年のレギュラーシーズンをラスベガスで開催するとしていたが、4日(木・同)にアトランティックシティにあるオーシャン・カジノリゾートを最新のバブル=隔離施設として、同リゾートにあるオーシャン・ホールで4月23日大会からイベントを行うことを明らかにしていた。


食事、トレーニングも施設内で事足りる──いわゆるバブルでは、マスク着用、検査を毎日行うだけでなく、ファイターは大会の17日前に現地入りするという徹底ぶりだ。そして6階級を3つのグループに分け、2階級ごとにイベントが進行するPFLのフォーマット、その最後発となるヘビー級と女子ライト級のオープニングのヘッドライナーは、ファブリシオ・ヴェウドゥムに決まった。

昨年7月にアレキサンダー・グスタフソンを腕十字で下し、2年8カ月振りの勝利を手にした43歳の元UFC世界ヘビー級チャンピオンは一回り下の同朋ヒーナン・フェレイラとデカゴンで戦うこととなった。

LFAで1勝1敗──その敗北は後頭部への攻撃による反則負けだ。フェレイラの身長は何と脅威の2メートル越え(※2メートル8センチ)で、リーチは驚愕の212センチ。パンチでのTKO勝ち、三角絞めでの一本勝ちもある一方で、長い手が仇となったか、もう1つの敗戦は腕十字でタップを強いられている。

230センチとサバが読まれていた219センチのジャイアント・シルバ、同じく219センチのチェ・ホンマには及ばないが、普通にMMAファイターとして結果を残しているなかではセミー・シュルト、ステファン・シュトルーフのオランダ勢の211センチ、Combate Americasで活躍しているメキシコ人ファイターのアレハンドロ・ソロルサーノ=210センチ、かつてUFCで活躍したガン・マッギーら209センチのファイターに次ぐ、背の高さを誇るフェレイラだが、リーチを生かした打撃でヴェウドゥムの組みを遮断することが、必勝に通じる。対してはヴェウドゥムがいかに組んで倒すか、ここが最初の見所になるだろう。

さらに2019年シーズン優勝、2008年北京五輪フリースタイル・レスリング125キロ級出場のアリ・イサエフはドイツのヘイタム・モイルと、カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマンは、メジャー初進出のブランドン・セイルズとのマッチアップが決まった。

イサエフと同様にオリンピアンでもマルチ・ゴールドのケイラ・ハリソンの独走が予想される女子ライト級は、セミでマリアナ・モライスと対戦する。モライスは2020年にブラジルで開かれたPFL国際予選ブラジル・シリーズで優勝している。

それ以前はバンタム級で戦っていたモライスは、フェザー級と飛び越えてライト級で戦ったことになる。しかも3年前にInvicta FCでヴァネッサ・ポルト、そしてKSWではアリアニ・リプスキーに共にRNCで敗れているモライス──つまりは、この時の階級はフライ級だったことになる。

予選での対戦相手も水増し気味のライト級だっただけに、大振りのフックでKO勝ちしたパンチ力が、ケイラとの体格差を越えることは──相当に難しいといわざるを得ないだろう。

■PFL2021#03対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マリアナ・モライス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アリ・イサエフ(ロシア)
ヘイタム・モイル(ドイツ)

<女子ライト級/5分3R>
ジェナ・フェビアン(英国)
ローラ・サンチェス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(米国)
ブランドン・セイルズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ジャスティン・ウィリス(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
ニック・ローリック(米国)

<ヘビー級/5分3R/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ブルーノ・カッペロザ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ダン・スポーンオレナ・コレスニク(ウクライナ)
テイラー・ゴールダード(米国)

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