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3CG06 JJ Globo Report カイナン・デュアルチ ブログ メイソン・ファウラー

【3CG06】ADCC世界王者とSUG無差別級王者の大切はデュアルチが、ファウラーから金点勝利

<3CG GP準決勝/7分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
Def.OTGS 2-0
メイソン・ファウラー(米国)

ADCC王者とSUG王者の対戦。座ったデュアルチを警戒するファウラーが、一旦ヒザをついていく。立ち上がったファウラーの腕を引っ張り、直後に立ち上がりながらシングルレッグに出たデュアルチが、反転したファウラーのバックを取る。前転して逃れたファウラー、このまま両者がステージから転落する。

ポイントはなくスタンドでの再開となり、立ちレスでファウラーがダブルレッグへ。ギロチンからスイープしたデュアルチは、腕を伸ばしスクランブルにきたファウラーをギロチンに取ったまま、セットし直す。ファウラーは腰をずらし、ヒザ立ち状態になると立ち上がり、デュアルチもギロチンを解除してスタンドに戻る。

直ぐに座ったデュアルチは、少し息が荒くなっている。再び立ちレスになると、ファウラーがスナップ。レスリングを嫌がったデュアルチが座るが、すぐに立ち上がる。残り4分を切り、座ったデュアルチに序盤のような動きは見られない。

ファウラーはパス狙い、しっかりと休めたデュアルチは動きが戻って来たか。デュアルチがスタンドに戻り、試合は残り150秒に。いなして足払いを見せたデュアルチが、直後にシッティングへ。ロックアップから座ったデュアルチ、ファウラーも効果的な挽回策はなく、両者とも頭の中で延長戦での戦いを思案中か。

結局、タイムアップとなり延長戦はデュアルチがクローズドガードを選択する。下の方が失点の確率が低く、懸命なチョイスといえる。と、パス狙いのファウラーは正対してきたデュアルチに対し、がぶりからクレイドルへ。引き込みなおしデュアルチがファウラーを追って立ち上がる。

座るタイミングで、組みに行ったファウラーは煽ってヘッドロックへ。スプロールできないデュアルチをギロチンで捕える。後方へのフリップでファウラーを腹ばいにさせたデュアルチは、座り直して頭を抜く。

そのまま立ちあがったデュアルチは、ファウラーのシングルにバックに回って自らマットに背中をつける。ボディロック&ファウラーの左腕ごとフックにかかったデュアルチ、ファウラーは背中を預けて前転して場外に。スタンドのバックコントロールから試合は再開となり、ファウラーは前転を繰り返す。背中についたままのデュアルチが、首を狙いにいったところでボディロックがはずれ、ファウラーはスクランブルへ。

バックを譲るのを嫌がったファウラーが引き込むと、ここでデュアルチのスイープポイントが入り試合終了。バックを取られていた状態で、尻もちを瞬間ついたことがボトムの定義に当てはまったということか。

ファウラーのコーナーが大声で抗議するが、当然裁定は覆らない。ならば本戦でファウラーが仕掛けたダブルレッグで、最終的にはデュアルチがギロチンを解除した時点でテイクダウンの2Pが入っても良いはず。とはいえ、グラップリングでルールの解釈が分かれるのは、この競技の常。

デュアルチが攻勢だった事実は動かしようがない。これで賞金1万5000ドル、準優勝賞金5000ドルが掛ったファイナルはヴィクトー・ウゴ×カイナン・デュアルチのマッチアップとなった。


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3CG06 JJ Globo Report ブログ マニュエル・ヒバマー メイソン・ファウラー

【3CG06】GSを逆手に取ったSUG王者ファウラー、ポイントでなくワンアームRNCでヒバマーを極める

<3CG GP準々決勝/7分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OTGS 2分20秒by RNC
マニュエル・ヒバマー(ブラジル)

すぐに引き込んだヒバマー、ファウラーが立ち上がりスタンドに戻る。ヒバマーがシングルレッグへ、キムラクラッチもバランスを崩したファウラーは下になる2Pを献上する。起き上りながらダブルに出たファウラーに対し、ヒバマーが得意のギロチンへ。すぐに頭を抜き、シングルに切り替えたファウラーだったが、ここで場外になる。

この試合も立ちレスが続くが、仕掛けは多い。ファウラーのダブルを切ったヒバマーは、アームドラッグからのシングルを切る。アグレッシブなファウラーだが、ポイントではリードを許しており、このままではOTでのイニシアチブが取れない。

の子凝り3分を切り、ヒバマーのシングルを切ったファウラーががぶる。ここでヒバマーが引き込み、テイクダウンPは入らないと思われたが、ジャッジはテイクダウンを認め同点に。

ファウラーがニースライスを仕掛け、ヒバマーは肩を押して立ち上がると──見せつつ、もう一度ガードを取り直す。ヒバマーのシングルを切り、スタンドに誘ってテイクダウン=リバーサルを狙ったファウラーだが場外に。残り90秒、引き込んだヒバマーは防御に徹し、途中でアイポークがあったとアピールする。その後もヒバマーのシッティングが続き、延長のポジションはヒバマーに与えられる。

ここで、ファウラーの同点じゃないかというアピールに、ジャッジが優位だった選手を選ぶと──結局にヒバマーに。首をかしげるファウラーは、ここもニースライスを仕掛けるが上の人間はGSでは不利は否めない。

下から足をとりにいき、届かないと寝転び直すヒバマーに対し、ファウラーはフラストレーションがたまる。と、シッティングから両ヒザ立ちになったヒバマーが足を触りにいく。その刹那、ファウラーはスプロールしてバックへ。ヒバマーの前転についていったファウラーは、足をフックさせにいく。

ヒバマーは太腿を押しポイントを許さまいと防御するが、ファウラーはフックよりもがら空きになった喉下に右腕を滑り込ませる。左手はワキを取っている状態、グリップすることなくワンアームでRNCを極めタップを奪った。ゴールデンスコアを逆手にとったようなSUG王者の見事な一本勝ちだ。


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3CG06 JJ Globo Preview ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ テックス・ジョンソン ニック・ロドリゲス ブログ ペドロ・マリーニョ マニュエル・ヒバマー メイソン・ファウラー ヴィクトー・ウゴ

【3CG06】準々決勝後半戦にADCC世界王者カイナン・デュアルチとSUG王者メイソン・ファウラー登場

【写真】本命カイナン・デュアルチ、大穴メイソン・ファウラー。ファウラーの活躍がトーナメントを面白くする(C)SATOSHI NARITA & SUG

3日(土・現地時間)、テキサス州ヒューストンのホワイトオーク・ミュージックホールにて、プログラップリング大会Third Coast Grappling 06が開催され、トップグラップラー8人が参加した総額20000ドルが懸けられた賞金トーナメントが行われる。

ヴィクトー・ウゴ✖ウィリアム・タケット、ニック・ロドリゲス✖ペドロ・マリーニョ、カイナン・デュアルチ✖テックス・ジョンソン、メイソン・ファウラー✖マニュエル・ヒバマーという4試合が準々決勝で組まれている。

前半の山2試合の準決勝に見所に続いて、後半の山の2試合──マットでポイント有りのADCC、ケージで5分のサブオンリーに加えてOTが大きな要素となっているSUGのチャンピオンらの異ルール交流戦の見所をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi


<3CG GP準々決勝/7分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
テックス・ジョンソン(米国)

デュアルチは、2019年に世界柔術ヘビー級を制し、さらに同年のADCC世界大会99キロ超級を制し、黒帯1年目にして道着とノーギの両方で世界の頂点に立った男だ。ムンジアルのでレアンドロ・ロ戦では怪物のスイープに、ADCCでは競技柔術世界一=ブシェシャのテイクダウンにもまるで揺るがないすさまじく強靭な足腰を誇り、それは下の体勢では鉄壁のニーシールドと化す(が、世界柔術の方は後に薬物検査に失格して優勝取り消しになっている)。

バックテイク力と極めの力も抜群で、昨年末のWNO 5ではホドウフォ・ヴィエイラと新旧重量級頂上対決を行い、わずか2分半、アームドラッグからバックを奪いチョークで完勝してみせた。

対するジョンソンは爆発的な極めを武器とするノーギグラップラー。特にチームメイトのエディ・カミングス譲りの足関節は強烈で、2019年にはフィリッピ・ペナをヒールで仕留めて一躍名を挙げた。今年に入っても1月のF2W161でアルナウド・マイダナを腕ひしぎ腕固めで一蹴したジョンソンだが、2月のF2W163でマックス・ジメニスにジャッジの裁定で不覚を取っている。地力ではデュアルチ有利は否めないこの対決。実際に両者はこれまでノーギグラップリングで2度対戦し、1度目は6-1のスコアで、2度目はチョークでどちらもデュアルチが完勝している。

が、ジョンソン必殺のヒールが実力差をひっくり返す威力を秘めた武器であることは確か。対するデュアルチは2019年のADCC無差別級ではラクラン・ジャイルズ戦や、2020年にはホベルト・アブレウにヒールで敗れており、このジョンソン戦においても如何に足関節の攻防を回避するかを念頭に置いて臨むことだろう。

<3CG GP準々決勝/7分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
マニュエル・ヒバマー(ブラジル)

強豪揃いのこのトーナメントの最注目選手を一人挙げるとするならば、それはメイソン・ファウラーだろう。

カイオ・テハを師と仰ぎ、主戦場とするチェール・ソネンが率いるサブミッション・アンダーグラウンド(SUG)と共にコロナ禍の於いて存在感を増したファウラー。2020年はロベルト・ヒメネス戦クレイグ・ジョーンズ戦、ヴィニー・マガリャエス戦、石井慧戦らとのビッグネームから次々と勝利して8連勝、無差別級王座に君臨する。

ただこれらの勝利のほとんどは、SUG独自のルール(本戦5分間で一本決着がつかない場合は、EBI方式──バックやスパイダーウェブ等お互い有利なポジションからはじめて、フィニッシュとエスケープ時間を競う──の延長戦)を巧みに利用してのもの。

つまり本戦ではいなしや距離を取る動きを多用して攻防を避けて延長に持ち込み、そこで持ち前の爆発力を活かした高速エスケープと強烈な極めで勝つのがファウラーの必殺パターンだ。世界的にも突出した極めとエスケープの力を持っているのは間違いないが、その前段階で優位なポジションを奪取する力がどれほどなのかはまだ見えていない。

最近の試合ではライアン・ベイダー戦に続き、リッチー・マルチネス戦とタイトル防衛戦では本戦で一本勝ちを収め、確かな実力を示しているファウラー。が、真の世界トップの重量級グラップラー達とどこまで渡り合えるかは未知数なままだ。

対するヒバマーは、トップゲームを中心に堅実な戦い方を得意とする。今年のF2W 164では、ダンテ・リオンに対して待ちの姿勢からテイクダウンをギロチンで切り返す等でポイントを稼ぎ2-1で勝利

F2W 166ではウィリアム・タケットに開始早々のカニバサミからのヒールで敗戦を喫したが、これは実力を発揮する間もなく敗れてしまった形だ。

SUGで無敗を誇るファウラーが、自らの庭から出てどう戦うかが注目の今大会。本戦7分で未決着の場合はサドンデスのオーバータイムにゆくという点ではSUGと似ているが、SUGのように相手を制さずにバックポジション等をもらえることはなく、最終的にはポジションに基づいたポイント、あるいは極めで決着が付く。ポジション取りからフィニッシュまでのグラップリング総合力が問われるルールだ。

相手にポジションを譲らない戦いには定評あるヒバマーを、ファウラーはいかに攻略してポイントを取ってみせるのか。

そしてここをファウラーが突破すれば、準決勝では重量級の世界の頂点の一人であるカイナン・デュアルチと当たる可能性が高い。世界のグラップリングファン注目の初対決は実現するか──ファウラーが暴れると、この大会はより楽しみが増すことは間違いない。

トーナメント戦、ヒール有りということで準決勝以降を予想することが困難であるが、MMAPLANET的には本命カイナン・デュアルチ、対抗ニック・ロドリゲス、穴ヴィクトー・ウゴ、大穴がテックス・ジョンソン、巨大穴=メイソン・ファウラーとしたい。

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JJ Globo Report SUG21 ブログ メイソン・ファウラー リッチー・ブギーマン・マルチネス

【SUG21】5分間でも極められます──メイソン・ファウラーがリッチー・ブギーマン相手に王座防衛

<SUGアブソリュート級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.4分41秒by 腕十字
リッチー・ブギーマン・マルチネス(米国)

直ぐ座り立ち上がったブギーマンが、再びシッティングへ。ファウラーは足を捌いてパスの圧力をかける。ハーフで後転してスイープを狙ったブギーマンだが、ファウラーはスタンドへ。頭を押し、左ヒザを入れていったファウラーがパスへ。ブギーマンも足をきかせて戻す。ブギーマンのニーシールドをファウラーが越えにいき、戻されるという展開が続く。

と、残り2分でファウラーがパスを決めてサイドから上四方へ。ワキをすくって腕を狙うファウラーに対し、ブギーマンはヒップエスケープもガードに戻せない。頭を跨ぎ、キムラに入ったファウラーだが、ブギーマンもクラッチを組んで耐える。残り20秒で腕十字へスイッチしたファウラーが、腕が伸びたブギーマンからタップを奪い王座防衛に成功した。

ブギーマンに10thPlanetの動きをさせず、攻め続けた上での5分内での一本勝ち──メイソン・ファウラーは、4月3日に行われる賞金1万5000ドルが掛ったワインナイト・トーナメント=サードコースト・グラップリング制覇に弾みをつけた。


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JJ Globo News SUG19 アマンダ・ローウェン イリマレイ・マクファーレン ジェシカ・アイ ブログ メイソン・ファウラー リッキー・シモン リッチー・ブギーマン・マルチネス ロクサン・モダフェリ 石井慧

【SUG21】ロクサンが女子王座に挑戦。UFC✖Bellator対決、石井慧は3大会連続出場&タッグマッチも!!

【写真】UFCの合間にSUG、素晴らしいファイター人生を送るロクサンだ(C)Zuffa/UFC
Zuffa/UFC

28日(日・現地時間)に開催予定のチェール・ソネン率いるSubmission Underground=ケージ使用のノーポイント&サブオンリー大会、21度目のイベントのカードが出揃った。

SUGでは男子アブソリュート級と女子王座を認定しているが、ポートランド州オレゴンで開催されるSUG21ではアブソリュート級チャンピオンのメイソン・ファウラーと、女子王者アマンダ・ローウェンの両者が防衛戦に挑む。


(C)SUG

昨年7月にクレイグ・ジョーンズをOTで破り王座を獲得したファウラーは、ダイレクトリマッチもOTで勝利し初防衛に成功。

すると12月には連戦で石井慧、ライアン・ベイダーを破っている。今回が早くも4度目の王座防衛戦となるが、チャレンジャーは10thPlanetサンディエゴの雄リッチー・ブギーマン・マルチネスだ。

(C)SUG

ブギーマンは昨年、SUGで5試合をこなし4勝1敗。

オースチン・ヴァンダーフォードのOTで敗れた以外は、ジェイク・シールズ、C.Bダラウェイに一本勝ち、ベン・アグリとケヴィン・ケイシーにはOTで勝利している。

ファウラーはOTキングのような本戦では勝負に行かないスタイルを徹底していたが、石井とベイダーというMMAファイターを相手にすると一転、攻め=積極的なサブミッション狙いの戦いをし、スコアリングと一本のどちらでも勝てる実力&試合巧者ぶりを見せている。

そのファウラーがブギーマンのエディ・ブラボー流柔術に対して、どのような姿勢で臨むのか興味深い。またファウラーはこの試合から僅か5日後にテキサスで開かれるThird Coast Grapplingでインヴァーテッドもスクランブルも強いウィリアム・タケットとのマッチアップも決まっている。

(C)SUG

一方、SUG19でUFCファイターのフェリシア・スペンサーに腕十字を極めてチャンピオンになったローウェンの初防衛戦の相手は、ハッピーウォリアーことロクサン・モダフェリに決まった。

UFCで確固たる地位を築いているロクサンだが、日本でも慧舟會流の寝技と柔術を身につけ、根幹には組みがあるMMAファイターだ。

MMAではアマしか経験していないローウェンだが、柔術家としての評価は当然ロクサンより高い。そんなローウェンは引き込み上等の選手だけに、パンチ有りで下にならないMMAのグラップリング能力を高めてきたロクサンが、逆に引き込むという展開も見てみたいものだ。

そのロクサンは、昨年10月にもHunter Proでグラップリング戦を戦っており、積極的に試合をこなしてきた。1月にヴィヴィアニ・アロージョに敗れ、5月にはタイラ・サントス戦が決まっているなかでのロクサンのタイトル挑戦は、チェール・ソネンのプロモート力を発揮したカードといえる。

そんなソネンの影響力の高さという点においては、グラップリングながらUFC✖Bellatorというマッチアップが実現し、UFC Fight Passで配信されることほど如実に表していることはないだろう。

それがジェシカ・アイ✖イリマレイ・マクファーレンのマッチアップだ。UFCでは連敗中とはいえフライ級のタイトルコンテンダーだったアイと、12月に王座陥落した元ベラトール女子フライ級王者マクファーレンの一戦は、夢の顔合わせといっても過言でない。

アイはSUGでは4年前にミーシャ・テイト、昨年6月にはローウェンに敗れており、MMA柔術の強さは定評があるが、今回の試合は劣性が予想される。というのも最近こそ打撃とトップを取るMMAを展開してきたマクファーレンだが、その実ブギーマンの愛弟子で10thPlanetムーブを理解し抜いているグラップラーだ。

(C)BELLATOR

さらにいえば掌底有りのコンバット柔術で果敢にハーフガードからの攻めや足関節を仕掛け、最後はOTで勝利し初代女子フライ級王者に輝いている。

腕十字から見事な三角絞めのスイッチなど、打撃のないなかでマクファーレンがどのような柔術を見せることができるのか、非常に興味深い。

(C)SUG

また今回も石井慧の出場が決まっており、石井はSUGに3大会連続で戦うこととなった。

これまでファウラーとクレイグ・ジョーンズに敗れているが、SUGのアンダーカードで戦績を積んできたアンディ・ヴェレラを相手に初白星を挙げることができるか注目だ。

(C)Zuffa/UFC

さらにSUG7と11で実現したことがあったタッグマッチ・グラップリングが復活。

UFCファイターのリッキーと兄ジョン・シモンが組み、ウィリー・オードフリー&マイク・カーリアーと戦うことも決まっている。

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Interview JJ Globo Special SUG19 ブログ メイソン・ファウラー 石井慧 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:12月─その参─メイソン・ファウラー✖石井慧「試し割り」

【写真】石井慧のSUG挑戦第一弾はOTでメイソン・ファウラーに敗れ、ベルト奪取とはならなかった (C)SUG

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

2020年12月の一番、第三弾は20日に行われたSUG19からメイソン・ファウラー✖石井慧について語らおう。


──青木真也が選ぶ2020年12月の一番、3試合目をお願いします。

「SUGの石井慧選手とメイソン・ファウラーの試合ですね」

──SUG20の石井選手✖クレイグ・ジョーンズではなくて。

「ハイ、まぁクレイグ・ジョーンズとの試合はそうなるよなってことですし。SUGといえば5分でオーバータイム。ならメイソン・ファウラーの方かと。

石井選手とファウラーだったら、絶対に5分で決着しないですよね」

──ただ本戦5分で、ファウラーが戦っていたのが驚きました。これまで寝技に付き合わないでいた彼が積極的に動いて。石井選手のパス狙いをオモプラッタで切り返して攻めたりして。

「アイツ、これまでは攻めていないですよね。なんか異種格闘技っぽくて良かったです。今回の試合は。ただ練習を見ていてもイゴール(タナベ)とかだったら、石井選手を攻めることができるけど、俺たちだったら無理ですからね」

──体格差はあるとしても、ファウラーも力があるのだと……。

「だから逆に日本人で100キロを超えていると、練習するのも大変だと思いました。そしてあれだけ体躯が合って、組み技の心得があるとクレイグ・ジョーンズぐらいでないと取れないわけですよね。

それが発見でしたね。あと、何と言ってもファウラーはSUGルールに強い。その証拠にSUGではオーバータイムで2度クレイグ・ジョーンズに勝っているけど、ADCCでは逆にギロチンで一本負けしていますしね」

──それでもADCC北米トライアルで優勝し、世界大会でも1回戦は勝っています。

「そういう選手でも5分では、石井選手を取ることができない。そしてオーバータイムに強い。ちょっとね、不思議ですね。で、究極をいえばSUGに勝つには汗っかきが良い(笑)」

──アハハハハ。ファウラーが滑るという情報も伝わってきました。

「まぁ汗もあると思います」

──いずれにせよ、オーバータイムになって最初からシートベルトでなくスパイダーウェブを選択する石選手は、非常に珍しいタイプだと思いました。

「僕ならバックですね」

──そうだと思います。結果的にスパイダーウェブを選択し3回連続で同じように逃げられました。やはり、そういうモノなのでしょうか。

「う~ん、そこはちょっと分からないです。でも十字は取るのも逃げるのも難しいと思います。だって僕らは普段、ああいう風にならないことを重視して練習しているわけじゃないですか。あんな形になったら、もうその試合でどれだけ追い込まれているんだってことですから」

──確かにその通りです。

「あそこまで取られるのは、弱いってことですからね。バックとは違って」

──オーバータイムのセオリーではバックで絞めを極められた選手が、逆転を賭けてスパイダーウェブを選択するという風です。

「一発逆転を賭けて。でも石井選手は最初から一発逆転を選んでいた。あの逃げ方ができるのもファウラーがSUGの専門家だからです。逆に僕らはあのルールで勝つことを一番とすることはないじゃないですか(笑)」

──ハイ、そうだと思います(笑)。

「結局、SUGにしてもEBIにしても、コンバット柔術もそうですね。時間切れだからって、なんであんな決着方法なんだろう。釈然としないです」

──言ってみればパターゴルフですよね(笑)。

「ホントに。試し割ですよね。そこまでのプロセスはどこに行ったんだって(笑)。スッ飛ばして、あれで負けたとしても、負けた気がするんでしょうかね。

今回、それと気づいたことがあって──クレイグ・ジョーンズはEBIでは勝っているけど、ADCCは準優勝なんですよね。ゲイリー・トノンもADCCでは勝っていない。かといってIBJJFの道着でも勝っていない。つまりADCCやIBJJFのタイトルとは関係ないところで、ステータスを確立してやっていける世界があるということなんですよね」

──う~ん、ただしADCCで柔術界の強豪を倒したり、追い込んで名前を挙げたというのはあると思います。

「なるほど。で、そういう選手がPolarisとかEBI、SUGでも活躍して、セミナーや指導で食っていける。ネットの指導とかで。だから確立しているんですよね、そういう世界が。やはりそこは凄いと思います」

──私がSUG19で思ったのは、MMAファイターがMMAファイターとグラップリングで戦うと溌剌と攻めるということだったんです。

「ドスアンジョスとセラーニですね。まぁ、海賊ビデオですよ(笑)、スパーリングを流す。試合では蹴りを出さない選手が実はムエタイの練習をしていたり、テイクダウン&コントロールの選手が足関節を使っている。そういう海賊版ですよね。

北岡悟がQuintetのことを練習試合って言ったんです。グラップリングのことを。それと同じですよね。で、そこでビジネスも成り立っている。名前があるから可能なんでしょうけど、誰も損していないですからね。選手もファンも楽しめて。まぁドスアンジョスもセラーニもあれだけ組みができるから、思い切り打撃で思い切り攻めることができるんですよね。

ドスアンジョスは打・倒・極、全てを鍛えている。トライアスロンMMAファイターですよ。だからこそ、ファイターのなかで評価が高いと思います」

──では石井選手については、どのように思われていますか。

「石井慧のゴーイング・マイウェイ振りも素晴らしいです。一周回って、何でも見えている。ファイターとしての選択は他にもあるんじゃないかと思うことはありますけど、そこも含めてゴーイング・マイウェイです。

試合展開と同じで、もっとズル賢さがあっても良いのに常に真っ向勝負しています。ちょっと他にいないと思います」

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JJ Globo Report SUG20 ブログ メイソン・ファウラー ライアン・ベイダー

【SUG20】キング・オブ・オーバータイム=メイソン・ファウラーが99秒でベイダーを極め、V4達成

<SUGアブソリュート別級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.1分39秒by オーバーフック・アームバー
ライアン・ベイダー(米国)

本戦の5分は必要なのか──試合開始前から、そんな声が聞こえるタイトル戦。立ちレスが30秒続くと、ファウラーがシッティングガードを取る。果敢にベイダーがガードの中に飛び込み、寝技に付き合う。ラバーからクローズドに戻したファウラーをケージ際に押し込んだベイダーに対し、頭を抱えていてファウラーが腕を引き寄せてオーバーフック・アームバーに移行する。

太腿を蹴られて体と同時に、左腕も伸びたベイダーがタップし、ケージを掴んで耐えるも、直ぐにタップ。キング・オブ・オーバータイムが、4度目の防衛を本戦一本勝ちで決めた。


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JJ Globo Report SUG19 ブログ メイソン・ファウラー 石井慧

【SUG19】OT3Rで要したエスケープタイムは計07秒。メイソン・ファウラーが石井慧を下し、王座防衛

<SUGアブソリュート別級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT3R0分11秒by 腕十字
石井慧(クロアチア)

予想通り座ったファウラーがハーフガードを取る。頭を押し付けて背中をつけさせたい石井に対し、ファウラーはクローズドガードからラバーに。オモプラッタに移行したファウラー、石井は足首を掴んで防御していくがキムラにスイッチされる。

完全に寝技勝負に出てきたファウラーだが、石井はパスガードでコレを防ぐ。すぐにラバーを取り直したファウラーが再びオモプラッタを狙うが、石井は足を組ませずパスの圧力を強める。ケージに詰まったファウラーはラバーガード、ハイガードから三角絞めへ。腰を持ち上げて潰した石井、立ち上がったファウラーに小内刈りを決めたところで5分が終わった。

OT1R、石井はスパイダーウェブを選ぶ。ファウラーはなんと3秒でエスケープして後攻めのシートベルトに。右腕を掴んで絞めを防ぐ石井だが、ポジションを変えることはできない。さらに右腕で石井の左方を掴んで絞めも続けるファウラーが2分間ポジションをキープし続けた。

OT2R、石井はここもスパイダーウェブ──も、ファウラーは2秒で逃れる。5秒で2度、十字を逃げられた石井は、後攻ファウラーのシートベルトに対し、亀から仰向けに。一度は足が開くと胸を合わせに行った石井に対し、ファウラーが腕十字に移行する。すぐに腕を抜いた石井だったが、ここもエスケープまで1分40秒を要した。

とにかく一本が必要な石井にとって最後のOT、ここもファウラーは2秒でエスケープし石井敗退は極まり──最後はスパイダーウェブを選択したファウラーが11秒でタップを奪った。結果的にOTキングは本戦での強さ、そしてOTでのさらなる強さを見せつけ石井に完勝といって良い勝ち方で王座防衛に成功した。


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Interview JJ Globo SUG19 ブログ メイソン・ファウラー 石井慧

【SUG19】ファウラーの持つ無差別級王座奪取へ、石井慧「5分で決めたい」&「バック防御は百発百中」

【写真】J-MMA、J-Grapplingに石井慧が馴染んでいるのは嬉しい限りだ (C)MMAPLANET

20日(日・現地時間)にチェール・ソネン率いるノーポイント&サブオンリーinケージ大会=SUG19が開催される。

ドナルド・セラーニ✖ハファエル・ドスアンジョス、ライアン・ベイダー✖アンソニー・ジョンソンなど豪華カードが揃った今大会のメインで石井慧がメイソン・ファウラーの持つSUGアブソリュート級王座に挑戦する。

この試合を前に日本に滞在し、グラップリングのトレーニングを行っていた石井をIGLOOでの練習後にインタビューした。


──SUG19出場前に日本に滞在している石井選手ですが、この時期になぜ日本へ。

「一つは格闘技と違う仕事が日本にあったことと、またヨーロッパ全域がロックダウン状態になったからですね。クロコップ・ジムはプライベートジムなのでジムの人間同士は練習できるのですが、他の柔術ジムの選手が来ることができないので、なら日本に早めに入って練習をしようと」

──日本で練習するのはいつ以来でしょうか。

「結構やっていなかったですね。でも以前と違って、IGLOOやGENスポーツアカデミーという良い空気のなかで練習ができています。

MMAと柔術ではパスガードも違っていて。IGLOOでしっかりと教えてもらいました。MMAだと立たせないようにタイトに行きますが、座ってくる相手にはスペースがありますし。その辺りのことを教えてもらっています。パスガードのバリエーションは増えましたね。

アームバーもイチから見つめなおしました。足関節のディフェンスもしっかりと教えてもらっていますし。GENでも山田(崇太郎)さんや岡見さんにグラップリングとケージレスリングを教わってきました。

高阪さんとも練習させてもらったのですが、日本では細かいディティールを教えてもらえますね。外国人に尋ねても、その細かいことがなくてもいけるので、僕がソコを知りたいということが理解してもらえなくて」

──また日本に拠点を置きたくなりませんか。

「いえ(苦笑)。クロアチアの方が日常生活が楽で。日本はやっぱり皆が忙しそうです。クロアチアでは練習以外はゆったりできていますからね。

ただ日本での仕事も継続的に続きますし、来日するとしっかりと練習できる環境ができたかと思います」

──SUGに出るのはいつ頃に決まったのですか。

「9月にドイツのEMCで試合をする前からですね。もともとチーム・クエストのマネージャーだった人間から連絡を貰って。SUGはそれまでに見ていたので、出ようと思いました」

──メイソン・ファウラーは本戦は時間を稼ぐのみ、オーバータイムで勝つことに集中しているような選手という印象があります。

「その通りですね。ヴィニー・マガリャエスとは本戦で1度もグラウンドへ行かず、疲れないように延長での勝ちを狙っていました。その前のクレイグ・ジョーンズの時も、本戦で勝負を賭けるということはなかったですよね」

──そこがSUGを見ていて、痛感するところです。本戦の5分は何なんだと。

「僕はMMAファイターなので、5分間ガンガンに攻めようと思います。ただし逃げようとしている相手に5分というのは短いですね。だから毎日のようにオーバータイムの練習をやっています。

イゴール(タナベ)や岩本(健汰)さんと作戦を練りながらやっています。シートベルトは一つ、良い逃げ方を岩本さんに授けてもらって。これは100発100中です」

──おぉ。それは楽しみです。対して、石井選手が攻めの時はシートベルトかスパイダーウェブ、どちらを?

「アームバーです。バックは下手くそなので(笑)堅くいこうと思います。ただ、その前の5分で勝負を決めたいですね。本来はテイクダウンを狙いたいですけど、ファウラーは座ってくるでしょね」

──体重を浴びせた投げが見たかったです。

「スタンドはやってこないと思うんです。だから座ったところをパスで圧力を掛けようかと練習しています。組まずに座れるルールなので。パスでサイドから抑えて、最初の5分でどうにかしたいですね。

5分は逃げてオーバータイムに賭けてくる人間だからこそ、僕は動きのある面白い試合にしたいです。その結果、相手を削ることができると思いますし」

──今回のSUGは高名なMMAファイターが多く出場します。

「凄いですよね。モチベーションが上がります。カウボーイやクレイグ・ジョーンズまで出てきます。ただコロナの影響で大会が急になくなったり、今は開催地のポートランドは隔離措置を行っていないですけど、急に自主でもなく強制になることもあり得るので、そこは怖いですね」

──この大会に出ることで、2021年の活動を見据えている部分はありますか。

「いえ、良い大会なのでここに一点集中しています。この試合はこの試合ですし、来年もMMAを中心に戦っていくつもりです」

──今年はHEATとEMCに出て、後者では不可解な判定負けを喫しました。来年はどこを舞台に戦っていく予定ですか。

「あの判定はプロモーターもいっちょ噛んでいたんじゃないかと思って、距離を取っています。来年に関しては、まずはHEATで戦おうと思っています」

──そういえばHEATの9月大会は当初の予定ではリングで行うと聞いていたのでカバーできなかったのですが、結局はケージで行われていたことを知って驚きました。

「そうなんですよね。僕もリングだと聞いていました。で、写真を見たらケージだったんです(笑)。だから、次はケージだと思います。日本は自主隔離があるんで、2週間前に来日すると思います」

──自主隔離といえば石井選手は陽性になったことを公表していましたね。

「ハイ。熱は出なくて、悪寒が3日ほど味覚障害が1週間ぐらいありました」

──味覚障害ですか……。日本の格闘技界は現状、名前の公表などはありません。ここIGLOOはジムで感染したことを発表していましたが。

「まぁ日本だからしょうがないですね。吊し上げを食らいますからね。犯人捜しみたいになりますからね。それに、子供がいじめられたりするみたいですし。まぁ公表するのもしないのも個人の自由で良いかと思います。

僕の場合はジムの皆が罹患していたので。医者からはまた感染する可能性もあるけど、6カ月ほどはないだろうと言われています。ただ疾患がある人やお年寄りのこともありますからね。一応は日本に来る時には、PCR検査も受けて陰性でした」

──そのなかで9月にMMA、12月にグラップリングの試合があったということですね。

「充実していると思います。毎日、2部練習ができているので」

──まずHEATで戦うということですが、その後の予定としては?

「ACAから話を貰っているので、ロシアで戦うことになるかと思います」

──石井選手、修羅の道を行っていますね……。

「なんか好きなんですよね(笑)。ACAのヘビー級でやっていきたいと思います」

──その前にSUGでのベルト奪取、期待しています。

「凄く良い機会なので5分間、動きのある面白い試合をして一本を取ろうと思います。UFCファイトパスで応援してください」

■SUG19視聴方法(予定)
12月21日(月・日本時間)
午前8時00分~UFC Fight Pass

■SUG19対戦カード

<SUGアブソリュート別級選手権試合/5分1R>
[王者]メイソン・ファウラー(米国)
[挑戦者]石井慧(クロアチア)

<SUG女子王座決定戦/5分1R>
アマンダ・ローウェン(米国)
フェリシア・スペンサー(カナダ)

<5分1R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ドナルド・セラーニ(米国)

<5分1R>
ブレント・プリマス(米国)
クレイグ・ジョーンズ(豪州)

<5分1R>
ライアン・ベイダー(米国)
アンソニー・ジョンソン(米国)

<5分1R>
ガブリエル・チェコ(ブラジル)
ケビン・ケイシー(米国)

<5分1R>
クリス・レンシオーニ(米国)
アンドリュー・アレキサンダー(米国)

<5分1R>
フィリップ・シュワルツ(米国)
アレックス・ラーミー(米国)

<5分1R>
ガブリエル・チェコ(ブラジル)
ケビン・ケイシー(米国)

<5分1R>
チャールズ・グリピン(米国)
ポール・カウフマン(米国)

<5分1R>
デヴィッド・ガルモ(米国)
デニー・プロコポス(米国)

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【SUG19】ヴェウドゥム、アウトも。ベイダー✖ジョンソン、Bellator前哨戦がファイトパスで!!

【写真】ベイダー✖アンソニー・ジョンソンン 、組技とはいえベイダーにとって4年11カ月越しのリベンジなるか(C) BELLATOR & Zuffa/UFC

20日(日・現地時間)、に開催されるSUG19の対戦カードをおさらいしておきたい。チェール・ソネン率いるノーポイント&サブオンリーinケージ大会のSubmission Undergroundは、19度目の大会としてMMAファイターを交えた過去最高のラインナップを揃えている。

メインでは日本で最終調整を行っていた石井慧が、SUG無差別級王者メイソン・ファウラーに挑戦する一番が組まれ、女子無差別級王座決定戦でアマンダ・ローウェン✖フェリシア・スペンサー、ライアン・ベイダー✖デリック・ルイス、ドナルド・セラーニ✖ハファエル・ドスアンジョス、アンソニー・ジョンソン✖ファブリシオ・ヴェウドゥムというカードが発表されていたが、いくつかの変更が見られる。


まずライアン・ベイダー✖デリック・ルイスがキャンセルとなり、大会を直前に控えた今週になるとアンソニー・ジョンソンと戦う予定だったファブリシオ・ヴェウドゥムが欠場に。AJとはライアン・ベイダーが戦うこととなった。

ベウドゥムはPFLと契約を果たし、AJはベラトールとの契約を終えたばかり。つまりPFLファイターとベラトール選手の対戦は流れたが、ここでベラトール世界ヘビー級王者ベイダーがAJと戦うことで、UFC Fight Passでサークルケージの前哨戦が視聴できるわけだ。

また元Bellator世界ライト級王者ブレント・プリマスは、クレイグ・ジョーンズとマッチアップされ、ケビン・ケイシー✖ガブリエル・チェコというBJJベースのMMAファイターの一戦と共にカウボーイとドスアンジョスら10試合が実施され──青い目のカルペディエム柔術家デヴィッド・ガルモも出場する。

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