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【ONE FN10】DJに挑戦、アドリアーノ・モライシュ「3種の世界戦。フライ級がショーを乗っとる!!」

【写真】既にセレモニアル計量&フェイスオフも済ませている。イベント開始まで8時間半だ (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」のメインでONE世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンにアドリアーノ・モライシュが挑戦する。

カイラット・アクメトフ、ジェヘ・ユースタキオとのライバル関係から、世界を代表するDJとのトリロジーと自らの戦いを昇華させてきたミキーニョこと、モライシュはこの試合の先にも大いなる野望を持ち、最高にハングリーな状態でメインの舞台に立つ。


──DJと3度目、そして決着戦を米国で戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は5月1日に行われた)。

「とにかく、この試合を戦えることを光栄に思っている。これまでのトリロジーを経験してきたけど、今回の試合は最高の一戦になる。最高の気分だよ。だいたいDJとケージをシェアできるなんて、以前は思いもしなかった。だから、3度のダンスを存分に楽しみたいと思っている」

──長旅の必要も時差ボケもないなかでファイトウィークを迎えて、どのような気持ちですか。

「正直、そこに関してはそれほど思うところはないんだ。僕はプロだ。どこだろうと、決まったところで戦うから。MMAアスリートなら、どこで誰とでも戦えるようになっていないといけない。同時に米国で戦うことは夢だった。ONEで戦うようになって10年、フロリダに移り住んで7年が過ぎ、この機会を得ることができた。心身ともに準備はできている。

時差ボケがないのは、助かる。とはいえ、ONEにとって初めての米国大会はコロラド州デンバーで行われる。ここの高度は特別だから、現地入りを早めて調整する必要があった。4月17日にデンバーにやってきて、試合まで3週間を過ごす。最初の1週間は、やっぱり息苦しいこともあった。でも今は問題ない。ホームにいるようなものだ。それにしてもデンバーの天候は本当にクレイジーだよ。晴れていたと思ったら、雪が降ったりする。その現実を受け入れることで、よりシェイプできるんだ」

──今回が3度のDJ戦ですが、初戦でTKO負けを喫したDJがモチベーションもパフォーマンスも落ちることなく、2度目の対戦に臨んだことは驚きでした。DJほど実績のあるベテラン選手は、初戦の負けで気持ちが続かなくなることも十分にあると思っていたので。

「DJは本当に良い試合をしたよ。最初に右を当てて行けると思ったけど、初戦のミスから色々と学んでしっかりと創り上げていた。そして、今回は僕が前回のミスから多く学んで試合に臨む。最近、僕は少し落ち着いてしまっていたようだ。ファイターは上へ上へという気持ちでいないといけない。もう誰も僕を止めることも、負かすこともできないよ。このスポーツを長くやっていると、そうならないこともある。でも、僕は戦って家族と生きていかなければならない。もっと上を目指すことを前回の敗北が、思い出させてくれた。フィジカルもメンタルも、全てを創りなおしてきたよ」

──3度目の対戦となると、相手の手の内が分かりミスを犯さないことを優先するファイトにならないでしょうか。

「この試合で、DJの首を刈ることを心の底から楽しみにしている。ケージの外では、DJほど尊敬できる選手はいない。でも、戦っている間は別だ。僕のビジネス、そして僕がベストだと証明する試合だからね」

──ムエタイ世界戦、サブミッショングラップリングの世界戦と同様にMMAの世界戦が組まれています。このイベントに対して、米国のファンはどのような反応を見せるでしょうか。

「その話はショーが終ってからする方が良いよ(笑)。それぞれが違う過程を経て、辿りついた3つの世界戦をファンに見てもらえる。僕はMMAのフライ級王座に挑み、ロッタンはムエタイのフライ級王座を防衛する。マイキー・ムスメシはグラップリングのフライ級王座の防衛戦だ。

フライ級が一つのビッグショーを乗っとる……僕らの夜になるよ。ムエタイ、MMA、グラップリングのファンが1つの大会を見るんだ。このイベント後、世界は変化を見せるだろう。それこそがマーシャルアーツの殿堂、ONEチャンピオンシップだと皆が思うようになるだろう」

──3つの競技の世界フライ級選手権試合が組まれる。そこは着目できていなかったです。確かに、その通りですね。今も重量級重視の米国コンバットスポーツ界にあって、画期的だと言えます。

「ホント、フライ級がショーを乗っとるんだよ(笑)。僕らはそれぞれが違った取り組みをして戦っているけど、見ている先は同じなんだ。きっと、僕らはONE特有のミックスファイトルールで手を合わせる時が来る。

僕はムスメシとグラップリングで戦えるし、ロッタンとムエタイを戦うことができる。スーパーファイトでグラップリング、ムエタイ、MMAのどれが一番強いか決めようじゃないか」

──おおっ!! そこまでミキーニョは考えているのですね。

「Amazon Prime Videoでライブ配信が始まり、ファンの考え方も変わったと思う。他の大会と見比べて、違う競技の最高レベルの試合を楽しめるだろう。米国のヒーローがたくさん集まっているし、絶対に成功するよ。大会後、どれぐらいの人が大会を視聴しているのか──それを知るのが凄く楽しみなんだ」

──この話を訊いていると、ミキーニョからハングリーさを感じます。それだけベルトを欲しているということですね。

「過去最高にハングリーだよ。10年間、ONEで戦っていたけど、今もハングリーだ。ベルトだけじゃない。ONEの世界王者に返り咲き、僕がここでどのような物語を皆に見せることができるのか。それが凄く楽しみなんだ。人生って目標が必要だし、ベルトは凄く分かりやすいターゲットになる。5月6日、ケージのなかにある栄光を総取りするよ」

──押忍。では、最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ヘイ!! 日本の皆、今回も僕は最強の日本の友人──キヨジ・ホリグシ(※ママ)に助けてもらって、この試合の準備をしてきた。キヨジのおかげで、僕は日本が大好きになった。キヨジのファンが、僕のこともフォローしてくれるしね。皆に楽しんでもらえる戦いをして、ベルトを取り戻す。そして世界王者として、また日本に行きたい。そうなるようベストを尽くすよ。アリガトウゴザイマスッ!!」

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【ECI06】身長149センチの猛者エステヴァン。D1AAレスラー、柔道&ノーギワールズ王者テラオに要注目!!

【写真】スーパーアグレッシブなエステヴァン・マルチネス。高橋はとんでもないグラップラーと相対することになるかもしれない(C)WNO/CLAYTON JONES

29日(土・現地時間)、ニューヨーク州シセロで開催されるEmerald City Invitational06のバンタム級トーナメント展望後編。
Text by Isamu Horiuchi

高橋Submission雄己が出場する32人制ワンデートーナメントには、日本では無名でもとんでもない力量を誇るグラップラーたちが参戦している。そんなECI06バンタム級T優勝候補筆頭と目されるのは、ベガス出身にしてZRチーム所属、21年のノーギワールズ最軽量級王者のエステヴァン・マルチネスだ。発表されている身長が4フィート11インチ(149.85センチ)と軽量級選手のなかでもことさら低く、太く低い手足を持つタンクのような選手だ。

<ECI06展望Part.01はコチラから>


戦い方はきわめてアグレッシブにしてダイナミック。スタンドでは積極的にダブルやシングル、ファイアーマンズキャリー、アームドラッグ等を繰り出し、たとえ潰されて下になっても簡単には抑え込ませず、動き続けてスクランブルでトップを取り返す力がある。

相手が下になれば側転、ニースライス、かつぎと矢継ぎ早にパスを仕掛け、上から滑り込んでのベリンボロでのバック取りや跳びつき三角、上からダイブしてのキムラやギロチンも狙う。リスクを厭わないスタイル故に相手にバランスを崩されることも多いが、持ち前の瞬発力と反応速度、ボディバランスと重心の低さをフル活用してトップをキープし攻撃を続け、相手を疲弊させてゆく。

ベイビーシャークが頭一つ大きいって──どういうこと?

何より特筆すべきは、体型も味方に付けての一本負けの少なさだ。

マイキー・ムスメシと対戦した際にも再三の足関節狙いを凌いで判定に持ち込んでおり、ジオゴ・ヘイスやコール・アバテといった、二回り大きい軽量級世界最高峰からも一本は許していない。6分という制限時間内にこの選手から一本を奪うのはきわめて困難だろう。

その上強烈なチョークを得意としていて、バックを奪われた状態からスピンして逃れる瞬発力にも長けているので、OTへの適性も悪くない。

階級上のキース・クレコリアンとのOT戦においては、四の字ロックを作ることができず3度連続で高速エスケープを許して敗れてはいるが──エステヴァンを誰が止めるのかが、この大会の第一の軸となりそうだ。

実は、このエステヴァンと一昨年の今大会フェザー級トーナメントにて対戦し、あと一歩のところまで追い詰めた選手がいる。20歳のキャメロン・メロットだ。

大会主催のエメラルドシティ柔術と同じヒカルド・アウメイダ・アソシエーション傘下にして、トム・デブラス率いるオーシャンカウンティ柔術所属。昨年のノーギワールズ紫帯ライトフェザー級3位と、帯色や実績では他のトップ選手には及ばないが、そのガードワークはまぎれもなく一級品だ。

前述のエステヴァン戦では、怒涛のアタックに対して下から足を効かせ続けてパスを許さず、逆に足を取りにゆく場面もあった。やがてクローズドから体をずらして見事にバックを奪うことに成功し、首に深く腕を食い込ませてあわや大金星かという場面まで作った。

執念でエスケープを果たしたエステヴァンの粘りの前に試合がOTにもつれ込むと、レフェリーから優勢と判断されて先攻後攻の選択権を与えられたのはメロットの方だった。結局OTの第2ターンでチョークを極められて敗退したが、見る側が──仮定の話をしても仕方ないとは知りつつも──「もしEBIルールでなければ…」と思ってしまうほどの大健闘だった。

このメロットのような、まだ世界的には無名だが大きな可能性を秘めた若手選手を見つけるのも、このトーナメントの見所だろう。

さらに他競技でも実績を挙げている選手として、ライアン・ホールの50/50柔術所属のデイヴィッド・テラオにも注目したい。「スタンフォード」というとても賢そうなミドルネームを持つこの日系人選手は、ワシントンDCにあるアメリカン大学在学中の16年に、NCAA Division 1のオールアメリカンに輝いている。

さらに柔道でもハワイ州の高校王者であり、現在も米国チームの一員としてIJF主催の国際試合で活躍中。昨年チュジニアで行われたアフリカンオープンでは4試合を勝利して準優勝、さらに今年キューバで行われたパンアメリカンシニア(21歳以上)オープン大会では、4試合中3試合を一本勝ちで優勝に輝いている。

グラップリングでは、色帯時代には三角絞めや足関節で敗れる姿も見られたが、着実に戦績を伸ばしてゆき21年ノーギワールズの茶帯ライトフェザー級で優勝。

決勝は自らシッティングガードを取り、一瞬で相手を引き込む三角絞めで攻め込んだ。終盤は逆転を期した相手が下からワキを差して上を取りに来たところをウィザーからの内股で防ぎ、逆に小内刈りと相手の足を内からすくう合わせ技で倒して上をキープするという──レスリング&柔道の技術を存分に活かしての勝利だった。

なお、大会後に師のホールから黒帯を授与されたことを受けてテラオは、日本人である祖父が教えてくれたという「arigatai」という言葉を用いて、今まで格闘技で出会った人々に感謝の気持ちを表現している。

黒帯取得後も柔道と並んでIBJJF系の大会に精力的に出場しており、昨年12月のノーギワールズでは初戦を突破して準決勝で世界柔術準優勝のカーロス・アルベルトと対戦。残り数秒で三角に捕まるまでポイント0-0、アドバンテージ2-3の好勝負を展開し銅メダルを獲得している。

テラオのようなレスリングや柔道の強力なバックグラウンドを持つ選手が、細かい技術への対応を身に付けた時には脅威と化すのは間違いない。それがサブミッションオンリーという舞台で、他の柔術グラップリングベースの選手たちとどのような化学反応を見せるのか。またOTとなった時に、テラオが柔道で培った極めをいかに活かすのかもきわめて興味深い。

もう一人知名度のある選手として、マニー・ヴァスケスも注目したい。現在サウスカロライナ州の10th planet グリーンヴィル支部を主催するヴァスケスは、もともとはBellatorやダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(1stシーズン、第1週&第1試合に出場しジョビー・サンチェスに敗れる)にも出場した実績のあるMMAファイターだ。

18年5月までに12勝3敗の戦績を残しており、19年2月にはベラトール215で元王者のエドゥアウド・ダンタスとのキャリア最大の大勝負が予定されていたが、詳細未発表の負傷を原因に欠場。以降2年以上戦線から遠ざかっていたが、21年5月にコンバテ・グローバルで復帰戦が決まった際、実は悪性リンパ腫(がん)の治療を行なっていたことを明かした。

過酷な抗がん剤治療を乗り越えて臨んだこの試合に惜しくも判定1-2で敗れた後は、グラップリングに専念している。

MMA出身者らしくトップからの圧力で相手の攻撃を封じてゆく戦い方を信条とするヴァスケスは、昨年9月に行われたEBI形式の大会Midwest Finishers 9を制覇。決勝戦でも本戦で終始トップを維持する安定感のある戦いを見せ、OTでバックから極めた後にエスケープを果たしての優勝だった。

またその前の月には、今大会優勝候補筆頭のエステヴァン・マルチネスともワンマッチで対戦しており、敗れたものの最後まで極めさせず判定に持ち込んだ。後半はパスを許してバックも奪われてしまい、組技の地力はエステヴァンが勝っていることを印象付ける内容ではあったものの10th planet勢が研究を重ねるOTが採用されている今大会で再戦が実現した場合、どうなるかは分からない。

以前EBIでジョー・ソトがジョアオ・ミヤオをOTで下したことがあるように、MMA畑のファイターはOTへの適性が高いことが多い。

以上紹介した以外にも、さまざまなメンバーが顔を揃えたこのトーナメント。エントリー選手たちの所属道場を見るだけでも、アトス、AOJ、ヘンゾ系列、デイジー・フレッシュことペディゴ・サブミッション・ファイティング、ATT、10th planet各支部、普段はセルフディフェンスを中心に練習を行なっているホイス・グレイシー系列道場等、豪華絢爛にして百花繚乱、米国グラップリングシーンの裾野の広さが窺われる。この中にあって、今成柔術のバナーを背負って単身日本から乗り込む高橋が快進撃を見せてくれるなら、これほど痛快なことはない。

選手としてだけでなく、常に日本の業界全体の将来を視野に入れて活動する高橋。その彼が北米の最先端と触れ合うこの大会から、何を感じて何を持ち帰るのか。結果がどうあろうと、今後の日本のグラップリング界に少なからぬ影響を与えてほしいものだ。

■視聴方法(予定)
4月30日(日・日本時間)
午前6時00分~Flo Grappling

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【ONE FN08】MMA初陣も間近?! タミー・ムスメシ戦、ビアンカ・バシリオ「上と下、どちらからでも」

【写真】英語はまだ苦手だが、明るくノリノリでインタビューに応じてくれたバシリオ(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night08でビアンカ・バシリオが、タミー・ムスメシとサブミッショングラップリング・マッチで対戦する。

2019年ADCC60キロ級優勝のバシリオは1年前の今頃、IMMAFの国別対抗戦=SUPER CUPのバーレーン代表として、アマMMAを戦っている。その時はタジキスタンのショホナ・ゴゾエワを63秒腕十字で下し、そのままバーレーンのKHK MMAに所属しBRAVE CFでMMAデビューを果たすと見られていた。が、バシリオはONEと契約、グラップリングマッチで2度目のサークルケージ登場となる。

そんなバシリオに今回と組み技戦とMMAにデビューについて尋ねた。


――1年前の今頃、アマMMAで秒殺勝利を挙げ、KHK MMAに所属しBRAVE CFでMMAデビューを飾るのかと思いきや、ADCC後にONEと契約。11月にサークルケージ初戦となったグラップリング戦でミレーナ・カオリをRNCで下しました。

「他のプロモーションからデビューの誘いがあったのは確かよ。柔術では生きていけるだけの対価なら手にすることはできるけど、他のスポーツのようなファイトマネーは手にできない。私の柔術はベスト、それでもプロとして試合をして生活ができない。だから打撃とトップゲームを駆使してMMAを戦おうと決めたの。

そして神に祈り、話し合ってONEで戦うことに決めたの。ONEで戦うことが私の道だと思った。ベストの選択をしたと思っている。ONEは選手の待遇も良いし、チャトリも最高の良い人だったから。それにONEだと、グラップリングとMMAの両方で戦っていけるから。最初はもうMMAだけを戦おうと思っていたけど、ONEのオファーによってMMAだけでなくグラップリングで戦うことも可能になったの。すぐにでもMMAを戦いたいけど、ONEでのグラップリングも2試合目、ここでしっかりと勝って次はMMAを戦うつもりよ。グラップリングとMMAを同時に戦うことこそ、私の生き方だから」

――打撃はアマMMAでは、ほぼ使っていなかったです。

「でも私は子供の頃からムエタイとボクシングの練習もしていたの。カポエイラもね。それから柔術に出会った。今では世界で最高の柔術家になれたし、打撃を使ったMMAも挑戦したくなったの」

――ではいつ、MMAで戦おうと思っていますか。

「すぐにでも。来月でも構わないわ(笑)。ずっと準備してきたし、すぐにでも戦いたい。2年前からプロフェッサー・ウジ・リマの下で、MMAで戦う準備をしてきたの。私はもう柔術に関しては、何も証明する必要はない。だから新しいキャリアをスタートさせたくて。

プロフェッサーはヒーローというニックネームがあって、MMAを40戦以上も戦ってきた人。IMMAFの試合前も彼とトレーニングをしていたけど、正直、あの時はそれほどMMAを戦える自信はなかった。でもチャレンジしたかった。それが人生でしょ?」

――MMA熱が相当に高まってきていますが、その前にタミー・ムスメシとグラップリング戦があります。

「彼女は本当に本当に、優れた選手よ。彼女が黒帯で優勝しているとき、私は紫帯や茶帯を巻いていた。彼女とは対戦相手も共通している場合が多くて、凄く興味深い試合になると思う。でも私は自分を信じているし、私のゲームを信じている。そうなれるよう、たくさん練習をしてきたから」

――MMAが頭にあると、トップゲームを心がけるようになるということは?

「まず彼女がまず引き込んでくるはず。マイキー・ムスメシのようにね。私は彼女の動きをしっかり頭に入れて戦う。パスガードをして、フィニッシュしたい。トップかガードかは重要じゃない。上と下、どちらからでも攻めて、フィニッシュを狙うから」

■放送予定
3月25日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者]ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ONE女子ムエタイ・アトム級選手権試合/3分5R>
[王者] アリシア・エレン・ホドリゲス(ブラジル)
[挑戦者] ジャネット・トッド(米国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
オ・ホテク(韓国)
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)

<キックボクシング・ストロー級/3分3R>
ジャン・ペイメン(中国)
トレプチ・ドガク(ロシア)

<ムエタイ128ポンド契約/3分3R>
アスランバック・ジグレーブ(ロシア)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
山北渓人(日本)

<ムエタイ・フェザー級/3分5R>
ニコラス・ラーセン(デンマーク)
エディ・アバソロ(米国)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
エカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)
イマン・バーロウ(英国)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/10分1R>
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)
タミー・ムスメシ(米国)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN06 ガントゥルム・バヤンドォーレン マイキー・ムスメシ

【ONE FN06】ある意味、ヒザ神バヤンドォーレン。捻りまくったマイキー・ムスメシが困惑の完勝防衛

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/10分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
Def.3-0
ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

手を合わせる距離にも入らないバヤンドォーレンに対し、手を取って引き込んでマイキーがクローズドガードを取る。バヤンドォーレンはケージに押し込み、ボディロックで抑える。ここでブレイクが掛かり、試合は中央へ。すぐにケージ際に下がるバヤンドォーレンに対し、マイキーが再び引き込む。バヤンドォーレンが押し込んでくると、ハイガードからオモプラッタ、さらに足を取ってマイキーロックへ。

バヤンドォーレンは上体を起こし、手首を取りに行く。ヒザ十字に移行したマイキーは、RNグリップでヒザを捻っていく。完全にヒザが外を向いているにも関わらずバヤンドォーレンが足のクラッチを外しに掛かる。

マイキーはRNグリップを組み直し、カカトを捻るがバヤンドォーレンはタップをしない。見込み一本が欲しいような足の捻り方に、キャッチが掛かる。もう一度捻りを加えるマイキーが、ロールしながら極めを続ける。ヒザも緩まず、取られ続けるバヤンドォーレン。

マイキーは試合前に、一つのポジションに固執しないと言っていたが、RNグリップの内ヒールを続ける。人智を越えた耐久力を誇るバヤンドォーレンは、反転して足を抜こうとする。逃さないマイキーは内ヒールを続け、万力のように固定してカカトを捻り続ける。

バヤンドォーレンがマイキーの右足を抱え、上体を起こしていく。マイキーも再びキャッチの態勢に入るが、逆に表情を歪めるように……。残り90秒、ついに自ら足をリリースしたマイキーは、ギロチンへ。

頭を抜いたバヤンドォーレン、マイキーはKガードから逆の右足を取り、ヒザを畳んでバックに回る。タップしないなら落としに掛かったマイキーだが時間が足りず、バヤンドォーレンが胸を合わせにいったところでタイムアップを迎えた。

完全に左足が壊れたバヤンドォーレンに対し、マイキーは意味が分からない動揺した顔つきで勝ち名乗りを受け、いつものような笑顔を浮かべることない。ばかりか呆然とバヤンドォーレンを見つめて、困惑の表情でハグをした。

「20回はポップしていたのに、タップしなかった。ポップしているのにどうすれば良かったのか。もう少し早くバックに回るべきだったのかな」と話したマイキーは、タイ語でメッセージを送り大きな声援を受けた。


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【ONE FN06】マイキー、世界戦と無差別級について語る。「今は階級に専念。いつかクレイジーな挑戦を」

【写真】微笑みの国バージョンのマイキー・ムスメシです(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、バンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE Fight Night06で、ONEサブミッショングラップリング世界フライ級王者マキシー・ムスメシがガントゥルム・バヤンドォーレンの挑戦を受ける。

マイキーは昨年のサンボ世界選手権58キロ級優勝のサヤン・ヘルテックが挑戦予定だったが負傷欠場となり、バヤンドォーレンと戦うことになった。

コンバットサンボの世界王者が、マイキーに太刀打ちできるのか。そんな見方があったが、マイキーはこの挑戦者の変更を歓迎していた。よりタフ、よりコンペティティブになるという意味で。


──マイキー、いつもインタビューを受けてもらってありがとうございます。今の調子はいかがですか。

「最高だよ。今、トレーニングから戻ってきたばかりなんだ。僕の方こそ、インタビュー時間をずらしてもらって助かったよ。バンコクに就いて、すぐに練習したいと思っていたから空港から直接練習してきたんだ。だけど飛行機の予定自体が変わってしまっていたから、予定された時間にインタビューを受けることができなかったんだよ」

──ラスベガスから、今日バンコクに入ったということですか。

「違う、違う。シンガポールからバンコクに来たんだ。シンガポールに1週間いて、時差を調整していたから。シンガポールとバンコクの時差はたった1時間だからね」

──今回、ガントゥルム・バヤンドォーレンの挑戦を受けることになりました。もともとは、スポーツサンボの世界王者と戦う予定でしたが、負傷欠場になりコンバットサンボの世界王者がチャレンジャーになった形です。

「僕としては対戦相手が代わったことで、よりチャレンジングになったと思っている。彼は柔術をやっているから。茶帯の柔術家で、MMAのようなコンバットサンボを戦っている。より柔術ベースなんだ。サンビストとの試合は、彼らに柔術の経験がないことが大きな問題になっている。いくら世界チャンピオンで、サンボの技を使いこなせても柔術を知らない。

スポーツサンボの選手って、すぐに背中を見せる。だから、今回バヤンドォーレンと戦うことは、サンボ界から最高の相手が出てきたと思っているんだ」

──確かにトップ・サンビストがONEの組み技ルールで戦っても、柔術に対応できていないので柔術家が有利なことは明白になっています。実際、マイキーがサンボの世界王者と戦うことに関しても、もう柔術家のデモンストレーションのような試合には食傷気味でした。

「サンボと柔術は違うからね。でも今回の対戦相手は柔術の経験があって、ハイレベルなサンビストだから楽しみなんだよ」

──とはいえ世界のトップクラスのマイキーに対して、紫帯の柔術という見方もできます。

「茶帯だよ。茶帯(笑)」

──あっ、申し訳ありませんでした。

「柔術を分かっていることが大切なんだ。バックを取っても、チョークの防御方法を知っていることが。スポーツサンボだけの人はチョークがないからディフェンスできない。だから、いつもワンサイドの試合になってきた。今回の試合は、そういう過去の柔術家✖サンビストよりもコンペティティブになると期待しているんだ。サンボと柔術の技術が分かっている相手だから」

──加えて打撃有りで戦っている選手は、グラップリングマッチではナーバスにならず平常心で戦えているように見えることも多いです。技術レベルは別にしても、彼らのグラップリングに臨む時のメンタルをどのように考えていますか。

「パンチでダメージを受けたことがある選手は、そういう痛みのないグラップリングは戦いやすいだろうね。MMAファイターのメンタルは、幅広いという部分で強い。彼らはより肉体にダメージを受ける戦いを経験しているから。そういう意味でも、今回の試合はタフになるんじゃないかと思っているんだ。

そんな試合で僕がやるべきことは、完璧なポジショニングを取ってフィニッシュすること。今言ったようにMMAを経験して、タフなメンタルの持ち主をしっかりと仕留めたいんだ。僕は今でも一つのポジションにステイすることがある。どうしてもそこに拘ってしまうんだけど、そうでないもっと視野の広い試合をしたい。

今回のキャンプでは、オープンマインドで色々なポジションにスイッチすることを心掛けてきたんだ。そこからサブミッションを仕掛けていく。一つのことに固執しないよ。最初にとったポジションをずっと維持するんじゃなくて、もっと多角的に攻める」

──勝敗の行方に対し、どちらかに期待するなどということはメディアとして書けないですけど、マイキーにはファブリシオ・アンドレイやコール・アバテ、ベイビーシャークらと肌を合わせてほしいと思っています。

「う~ん、彼らは僕より階級が上なんだよね。彼らはバンタム級で、僕はフライ級だから。ただし、今名前が挙がった選手たちのようにどんどん手強いグラップラーが出現しているよ。そういう選手達の存在が、僕にもっと練習して成長しないといけないというモチベーションを与えてくれるんだ。彼らは僕より若くて、ポテンシャルがある。それだけ成長が早いということだからね。だから、僕もハードに練習できるんだ」

──ところでムエタイ、キック、MMA、ミックスルールとサブミッショングラップリングが見られるONEのケージで、これら打撃のあるスタイルでは提供できないファンが喜ぶ試合が、グラップリングでは可能だと思っています。

「……」

──それは無差別級です。2020年のヨーロピアン・オープン……。

「イエス、イエス。僕がモハメド・アリーと戦った時だね(笑)」

──ヘビー級のアリーに対して、マイキーが50/50からスイープを決めて、同点に追いついた(結果はP2-2、A1-2で敗れた)時の盛り上がり、小よく大を制す。この醍醐味が見られるのは、グラップリングだけです。そうADCC2005の……。

「マルセリーニョ・ガウッシアとリコ・ロドリゲスだ(笑)。将来的にいつか、そういう戦いもしてみたいよ。でも今は自分の階級で戦っていきたい。やっぱりオープンウェイトは体へのダメージが大きいから。アリーとの試合後も、1日ちゃんと歩けなかった(笑)。僕は心身ともに健康でいたいから。今はフライ級で戦っていたいけど、あのクレイジーさもやっぱり経験したいんだよね(笑)」

──チャトリCEOに無差別級で戦う時のファイトマネーの保障をしてもらえるよう皆で掛け合いましょう。ONEのセールスポイントになるはずです(笑)。

「アハハハ。興味深いよ、小さな選手が、大きな選手に勝つことは。それは柔術の素晴らしさを分かってもらえる一つの手段であることは間違いない。凄くビューティフルなことだよね。でも、危険がともなうことは覚えておいてほしい。それでも、いつかまたそういう試合にチャレンジしたい」

──楽しみに待っています。それでは、ぜひともムエタイ王国のファンにグラップリングでショックを与えてください(笑)。

「柔術を知らない人に、柔術の良さを分かってもらう。プレッシャーが掛かるけど、このプレッシャーがあるから強くなれる。それとバンコクのファンの前で戦うことも凄く楽しみだけど、僕としてはやっぱり日本で戦いたいんだ。チャトリにも『日本で戦わせて欲しい』と伝えているんだ。きっと今年中にONEは日本大会を開くから、絶対にそこで戦いたい。そしていつの日か、道着トーナメントを日本で戦ってみたいと思っているよ」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN06対戦カード

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)

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【ONE FN06】マイキーに挑戦、草原の馬鹿正直者バヤンドォーレン「全く意味が分からなかったです」

【写真】バヤンドォーレンの受け答え、実は通訳さんが2度、3度と質問の仕方を変えてようやく得た返答です。インタビュー中はそよ風のようですが、ケージの中で爆弾低気圧となるか期待です (C)ONE

14日(土・現地時間)、バンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE Fight Night06でモンゴル人コンバットサンボ世界王者ガントゥルム・バヤンドォーレンが、マイキー・ムスメシの持つONEサブミッショングラップリング世界フライ級王座に挑戦する。

当初の予定では昨年のサンボ世界選手権58キロ級優勝のサヤン・ヘルテックが挑戦予定だったが負傷欠場となり、代役として白羽の矢が立ったのがバヤンドォーレンだった。打撃、そして頭突き有りのコンバットサンボで戦うバヤンドォーレンは、この一戦にどのような勝機を見出しているのか。バカ正直──草原のそよ風ばりに無口なチャレンジャーにインタビューした。


──マイキー・ムスメシの持つサブミッショングラップリング世界フライ級王座に挑戦します。今の心境を教えてください。

「グラップリングの世界王座に挑戦できて、とても嬉しいです。この機会を与えられたので、自分の力を試したいと思います」

──マイキーが他の選手との試合がキャンセルになり、バヤンドォーレン選手を指名した時はどのような気持ちでしたか。

「なぜ指名されたのか、全く意味が分からなかったです。最初はそういう話があったことも知らなかったので」

──それでも、オファーを受けたのは?

「偉大なチャンピオンだからです。彼のような偉大なファイターに指名され、戦うことができるのは光栄でしかないので」

──サンボ世界王者といっても、バヤンドォーレン選手はコンバットサンボの世界王者です。打撃なしで、どれだけマイキーとやり合える自身がありますか。

「僕は自分を100パーセント信じています。マイキーはチャンピオンです。でも、僕もチャンピオンです。負けないです。技術的にも、手の届かない相手ではないですから。僕もグラップリングには自信があります」

──その自信となるバヤンドォーレン選手のベースとなる格闘技は?

「柔道とサンボです。そして7年前から柔術をやってきました。MMAは4勝1敗で、その多くを米国の小さな大会で戦ってきました」

──サンボはスポーツサンボの練習もされてきたのでしょうか。

「柔道と同時にスポーツサンボをやっていました。そこからコンバットサンボを始め、モンゴル王者に3度なりました。5年前に世界選手権に初めて出て銅メダルを獲得しました。21歳の時です。サンボで結果を残しているのは、全てコンバットサンボです」

──この試合は世界にバヤンドォーレン選手の名前を広める最高の機会かと思われます。そんな試合で、どのような戦いをしたいと考えていますか。

「チャンピオンになって、僕が本当のチャンピオンだと証明します」

──さきほども言われたようにMMAも戦っています。この組み技世界戦を機に、ONEでMMAファイターとして活動していくという考えもありますか。

「いえ、今はMMAの試合をONEで戦いたいとは思っていないです。UFCが僕の目標なので」

──何と、そこを思っていてもここで発言するとは……思いもしなかったです(苦笑)。では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「米国人世界王者に対し、アジアの代表として挑戦します。日本の人たちにも、僕の応援をお願いしたいです」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN06対戦カード

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)

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【ONE FN06】「丁寧だけど大胆に戦う」。キム・ジェウン戦へ、佐藤将光──スクランブル発進!!

【写真】常にクール、存在感を示すために落とせないスクランブル発進だ (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、バンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE Fight Night06で佐藤将光がキム・ジェウンと150ポンド契約マッチで戦う。

昨年3月以来の実戦は、暮れも押し迫った12月30日のオファー、試合まで16日というものだった。それでも試合に飢えていた佐藤に『No』という選択がはなかった。全てを飲み込む強さ、そこはケージで絶対に諦めない戦いを続ける佐藤将光という人間の芯の強さに通じている。

即決の裏で、勝って次に繋げるという決意が存在する佐藤に、話を訊いた。


──1月3日に発表されたキム・ジェウン戦、オファーはいつ頃だったのですか。

「12月30日の朝でした。キム・ジェウンも同じタイミングだったはずです」

──なるほど。実は12月29日にキム・ジェウンが所属するエクストリーム・コンバットで彼を取材した時に、この試合の話題にならなかったので……かん口令が敷かれていたのかと思ったりもしたのですが、本当に2週間のショートノーティスだったのですね。佐藤選手は試合ができるコンディションにはあったのでしょうか。

「練習は変わらずずっとやっていたので。気持ちのスイッチとかは入るのですが、試合が決まっても練習のスケジュールはそれほど変わりないです。だから、オファーがあれば試合はできます」

──ただ、このタイミングでオファーがあるとは思いもしなかったのではないですか。

「思ってなかったです。1月、2月はない、3月だと考えていたので急なオファーに少し動揺しました(笑)。ただ、これで断るとまた試合ができなくなるから、5分ぐらい考えて受けることにしました」

──昨年3月のONE X以来の試合となりますが、これまでオファーはなかったということですか。

「そうですね。試合がしたいとはONEサイドには伝えていましたけど。高橋(遼伍)さんのセコンドとか、11月大会の現地レポーターの仕事を貰った時にもマッチメイカーに直接話もして。で、『いつが良い?』と聞かれて『いつでも良い。早く試合がしたい』と答えて。『今、話せてよかった。1月、2月、3月でオファーが行くと思う』みたいな反応でした」

──なるほどぉ……。昨年3月の試合内容が評価されなかったとしても、それ以前の佐藤選手の試合は負けた試合を含めて、ジェネラルのファンが見てもエキサイティングな内容だったと思います。色々な事情があるのでしょうが、それでオファーがこれだけないというのは解せなかったです。

「そう言ってもらえると有難いですけど、やっぱり今はSNSとかで数字を持っている人が優先的にオファーがあるのかと思います。数字があって、かつ試合が面白い。それって今や格闘技に関わらず、そういうモノだと思います。

ABEMAさんも現地レポーターとして採用してくれたり、露出を考えてくれていたと思います。ただ現地にいて日本向けの大会で皆が試合をしているのに……自分は仕事を頂けて感謝していますけど、やっぱり試合がしたかったです。だから勝っていくしかないです。負けると、試合期間も空いてしまう。選手として勝ち続けないと、先は見えないので」

──その通りなのかもしれないですね。ところで12月30日のオファー。元旦や三が日の練習相手を確保するのも大変ではなかったですか。

「その日のうちに練習仲間に連絡しました。キム・ジェウンがもともとフェザー級だったし、自分より大きなオーソのストライカーの人に絞ってお願いをして。高橋さんとルイス選手が正月も付き合ってくれました」

──スクランブルでも佐藤選手はバンタム級のリミットに落とせそうな気もするのですが、オファーはもともとキャッチウェイトだったのですか。

「オファーが来た時に150ポンドのキャッチでした。僕はバンタムでやりたいとは伝えましたけど、もう150ポンドだったので──『あぁ、そうなんですね』って」

──150だとフィジカル的には不利になってしまうけど、まぁ承諾するしかないですよねぇ(苦笑)。

「とにかく試合がしたいので。細かいこと言って、これを蹴るといつオファーが来るのか分からないから」

──これはもう、絶対的に私の言葉だと明言して書かせていただきますけど、自分のようなフリーランスの下請けが経験する『遣り甲斐搾取』という言葉がチラついてしまいます(笑)。

「まぁ、しょうがないです(苦笑)。デメトリウス・ジョンソンとかトップの選手は、こういうオファーは来ないでしょうし。でも、僕はそういう役割を担う立ち位置なんです。だからこそ、ここで勝たないと。絶対に勝って、次に繋げます」

──ではキム・ジェウンの印象を教えてください。

「オファーを貰った段階で、ただ打ち合うというイメージの選手でしたけど、映像をチェックすると意外と細かいところが上手いと感じました。想像以上に厄介だと思います。でも、対策も含め短時間の割には創ることができました」

──対して、佐藤選手は何をしないといけないと考えていますか。

「それは試合前なので、あまり言いたくないです」

──了解しました。1点、気になっていることがあります。前回の試合で、イエローカードを連発されました。あの影響はありますか。

「メチャクチャ意識しています。アクション、アクションって言われ始めたら『うるせぇな』って思いながら、前に出ると思います。練習仲間は『行かなく良い。打ち合ったらダメだ』と言ってくれますけど、あそこは後悔が残っているところなので。スティーブン・ローマンとの試合はイエローカードだけでなく、勝負どころを創ることができませんでした。

ポイントゲームをし過ぎたと自分の中で思っていて。警戒し過ぎて行けなかったので、今回の試合はどんどん削って、フィニッシュまで持って行くつもりです」

──佐藤選手のキャリアの序盤、あの打ち合い上等なファイトが怖くてしょうがなかったです。

「韓国で試合後に飯を食っていて、『こんな試合をしていたら、体が壊れてしまう』と言ってもらえたこと覚えています」

──ただし、ここぞという時にアレがデキる強みが絶対にあると思います。

「特に今回は相手がめっちゃ打ち気なので、引いてしまうと強くなってくるタイプなので。要所要所でやり返さないと。で、キム・ジェウンの疲れた顔を見たいなって思っています。一発当たってしまったら終わりなので、なるべく貰わないように戦いますけど──やっぱり勝負する時は勝負しないと。丁寧だけど、大胆に戦う。そういう試合を心掛けます」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN06対戦カード

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)

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【ONE FN06】韓国MMAを知る。佐藤将光と対戦、キム・ジェウン「高校生の時から試合を見てきました」

【写真】非常に物静かなキム・ジョウン。ボディショットに代表される、殴り合いの強さはまるで感じられることはない (C)MMAPLANET

昨年末、大晦日に開催されたBlack Combatを取材するために渡韓し、Gladiator1月22日大会出場選手の取材と同時に、複数のジムや選手、指導者、プロモーターに合いK-MMA界の今を探ってきた。

その中の1人、エクストリーム・コンバット所属のキム・ジェウンが14日(土・現地時間)にバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE Fight Night06で佐藤将光と対戦する。

訪韓時、まだ佐藤戦は正式発表されておらず、現地では韓国におけるONEのポジション等について尋ねていた。今回、改めて佐藤戦に向けてバンコク入りしたキム・ジョウンにインタビューを行い──ソウル郊外コヤンで訊いた話とともにお届けしたい。

韓国において少数派のONEで戦うキム・ジェウンは、佐藤将光を心底尊敬していた。


UFCが頂点のMMAヒエラルキーが大勢を占めるK-MMAにあって、Road FCという国内メジャー=老舗を活躍の舞台とする選手とともに、ONEに戦いの場を求めるファイターも存在している。

キム・ジェウンはそんなコリアンONEファイターの1人だ。その彼は韓国におけるONEの現状を以下のように語っていた。

「UFCには歴史があって、韓国でもメディアによる露出が多いのも事実です。有名なのはUFCです。活躍している韓国人の数も違います。でもONEはハイドレーションもあって、選手を守ってくれています。計量に関しては、自分はONEが正しいと思っています。それにUFCが最強といっても、UFCチャンピオンがONEで負けることもありますし、自分はONEで頂点を目指したいです。ONEは選手が主人公になれる場を提供してくれます。韓国の若い選手がONEで戦いたいかどうか。そこにはONEなのか、UFCなのかという部分でジムがUFC志向のところもあります。

ONEはルールも計量方法は違うし、選手が戦いたい団体で戦うのが一番だと思います。これからONEで活躍する韓国人が増えれば知名度も変って来るでしょうし、とにかく自分に関しては、試合のオファーがあれば今日でも明日でも戦います。バンタム級でとにかく強い選手と戦いたい。最強になりたい」

そして今週末に迫った佐藤戦を控え、本日1月10日に行ったインタビューは以下の通りだ。

──韓国でお会いした時は、まだ佐藤選手との試合に関して話を伺うことができなかったですが、今回は150ポンドでの試合となります。

「試合まで2週間を切ってのオファーでした。準備期間もそれだけしかありません。でも、ジムでお会いした時に言ったようにオファーがあれば、自分はその日でも翌日でも戦うつもりでいました。常に試合がしたいとONEに伝えていましたし、『ショートノーティスだけど、戦えるかい?』という連絡に『戦う』と即答しました。

複数の対戦相手候補がいましたが、佐藤将光選手も戦う準備ができているということでした。素晴らしいチャンスですし、ぜひとも戦いたいと思いました」

──両者ともバンタム級の選手です。この試合がキャッチウェイトになったのは、体重を落とす期間がなかったという理解で良いでしょうか。

「準備期間が少なったオファーで、選択肢は2つありました。この間、戦うための練習をそれほどせずにバンタム級のリミットまで体重を落とすことに専念するのか。それとも良いコンディションで、より良いパフォーマンスを見せることができるキャッチウェイトで戦うのか。バンタム級の正規の体重で戦うことは重要です。しかし、良い状態で良い試合をすることの方が大切だと思いました。それは佐藤選手も同じだったはずです。

良いコンディションで、良いパフォーマンスを見せてファンに喜んでもらう。この判断は正しかったと思っています。だからこ、契約体重で戦うという決断をしたんです」

──揃ってアグレッシブなファイターで、好勝負が絶対視されています。佐藤選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「彼は頭の良い選手です。そして、とても経験豊富です。佐藤選手の戦績を見てください。ONEでは誰も彼をフィニッシュできていません。彼は勝ち方を知っています。距離を取り方が上手く、全くもってイージーな試合にはならないです。そして、佐藤選手の勝負強さを知っているので、闇雲にフィニッシュを狙う試合は自分もしないです。

スマートに戦おうと思っています。コンディションは抜群なので、3R動き続けます。途中で疲れるようなことは決してないです。今回の試合は頭を使って戦います」

──MMAは個人戦ですが、チーム戦の側面もあるといえます。そしてエクストリーム・コンバットのチームメイトであるクォン・ウォンイル選手が既に佐藤選手と戦っています。佐藤選手が2週間のショートノーティスでそれほどキム・ジェウン選手のことを知る猶予がなかったのに対し、チームが彼を既に研究していた過去があることはアドバンテージにならないでしょうか。

「佐藤選手が自分のチームメイトと戦ったのは、1度だけじゃありません。自分がエクストリーム・コンバットに合流する前にも、先輩たちと戦っていました。当時、自分は高校生でアマチュアでした。以来、ずっと自分は佐藤選手の試合を見てきたんです。彼はずっとトップで戦ってきた選手です。

佐藤選手がRoad FCで戦った時から、自分はずっと彼を追っていました。もちろん、対戦相手として見ていたわけじゃないです。戦う日が来るなんて、当時は思っていなかったですから。でも、ずっと彼の試合を見てきました。

自分の周囲には、佐藤選手のことを安全パイだという人がいます。でも、自分は全くそんな風に考えていないです。確かに彼は自分よりも年を重ねています。それだけ経験があるということです。今も進化している。佐藤選手を軽視することはないです。前回の試合とは違う、何かを試合でやってくるはずです。そうなっても戦える準備を自分はしてきました」

──いやぁ、聞き入ってしまうほどの熱量ですね。確かに佐藤選手も今は成熟しましたが、いざとなると喧嘩上等のファイターです。そんな佐藤選手とどのような試合をしたいと思っていますか。さきほどはスマートに戦うと言っていましたが。

「佐藤選手は動き回って、テイクダウンから寝技に持ち込みたいはずです。自分の重いパンチを受けないために。でも、構いません。どの局面でも受けて立ちます。一つだけ言えるのは彼の戦いをさせないということです。自分のファイトを彼に強います。それがこの試合の作戦です」

──熱い試合になること間違いなさそうです。ではこの試合を視聴する日本のファンにメッセージをお願いします。

「あのう……自分は佐藤選手の対戦相手ですよ(苦笑)。自分が何か言って、日本のファンは自分のことを嫌わないでしょうか」

──アハハハハ。そんなことありません。そりゃあ佐藤選手を応援するでしょうが、キム・ジェウン選手のことをしっかりと尊敬してこの試合を日本のファンは視てくれます。

「分かりました。日本のファンの皆さん、この試合は自分にとって本当に特別なファイトになります。高校生の時から、佐藤選手の試合を見続けてきました。彼に近づいて、皆さんに喜んでもらえる爆発的な試合をします。ベストを尽くすと約束します。カムサハムニダ」

──コマスニダ。

「アリガトゴジャイマス」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FN06対戦カード

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)

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【ONE FN06】立ち技無双メクセンとミックスファイト、スタンプ・フェアテックス「実戦で教えてあげる」

【写真】スタンプはインタビュー中、常に笑顔で明るい。それなのに戦術的なことをどんどん話してくれます(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)にバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE Fight Night06でスタンプ・フェアテックスがアニッサ・メクセンとムエタイ&MMAのミックスファイト=フリースタイル戦で戦う。

混合ルールとはいえムエタイを戦うのは2020年8月以来となるスタンプは、立ち技通算戦績103勝5敗のメクセンが初回は優位であることを認めた上で、MMAのラウンドでフィニッシュすることを宣言した。


──「おお、ドラえもんが」とインタビューを始めさせてもらおうかと思ったのですが、髪の毛が凄く伸びていますね。スタンプがそれだけロングヘアーになったのは初めて拝見させていただきました。

「ハハハハ。ルックスも変ったでしょ?」

──ちょっと驚きました。髪の毛が長いと視界を奪って戦い辛いと思うのですが、なぜ伸ばしたのですか。

「ロングヘアーの方が、皆が親しみやすいかなって思って(笑)。ショートヘアーだと、筋肉が凄く目立ってしまうから、こっちの方が良いんじゃないかなって(笑)」

──なるほどぉ。では試合の時も、そのままで?

「サイドを少しカットしようかと思っているけど、それほど変わらないかな」

──ではスタンプのコーンロウが見られるかもしれないですね。

「そうね。そうなると思うわ」

──もちろん、ファイトは外見で雌雄を決するものではないですが、コーンロウはある種、女子選手にとって戦いへのイニシエーションのように感じます。今回のミックスファイトルールに関して、どのような印象を持っていますか。

「凄く楽しみで、ハッピー。ムエタイとMMAを交互に戦うなんて初めてのことだから、凄くチャレンジングで」

──ミックスファイトはONEの歴史でも2度目です。昨年3月にDJとロッタンが戦いましたが、ロッタンはMMAの経験がなく、DJはムエタイの試合をしたことがなかった。そしてスタンプと戦うメクセンはMMAを戦ったことがないです。スタンプだけがムエタイもMMAも試合をしている点はアドバンテージになると考えていますか。

「う~ん、1Rはアニッサにアドバンテージがあると思う。彼女は素早く、打撃のレンジも少し私より長い。でも私もムエタイを長い間戦って来たし、アニッサに遅れを取るとは考えていない。そして2Rになると、明白に私にアドバンテージがあるはず。アニッサは最初のムエタイのラウンドは、より積極的になるでしょうね」

──DJとロッタンの試合、DJはMMAファイターとして初回のムエタイをロッタン相手に見事に戦い抜きました。ただし、その目的はサバイブにあったと思います。ではムエタイの経験があるスタンプは、この1Rをどのように戦うつもりですか。

「ちゃんと打撃戦をアニッサとやるつもりよ。でも、2Rになるようサバイブも心掛ける。まずムエタイでもアドバンテージを握って、2Rに入ってサブミットするつもりよ。当然、MMAのラウンドの方が試合を終らせることができるチャンスも多いから」

──ムエタイのリズムのなかでムエタイを戦ってきたスタンプに対し、アニッサは欧米のトップファイターとキックボクシングも戦っているムエタイ選手なので、至近距離のパンチの交換は彼女の方が有利かと予想できます。

「確かにアニッサのキックボクシングの経験値が、私よりも高いのは確か。フットワークも優れているから、その距離を潰して接近して戦うわ。彼女のレンジを潰すためにも」

──つまり、より近づいてクリンチゲームに持って行くということですか。

「私のゲームプランはローキックを多用して、彼女のスピードをまず殺すこと。そして2Rになるとテイクダウンからサブミットすることね」

──実はアネッサにインタビューをした時、彼女は1年半米国でMMAのトレーニングをしたことで、MMAルールで戦うことにも思った以上に自信を持っていました。

「彼女のMMAトレーニングが、私のMMAへの取り組み方と比べてシリアスだとは思わない。私はもう5年、6年とMMAの練習をして来たから。打撃の試合と、MMAの試合に向けての練習は全く違うことを彼女は知らないといけない。アニッサが自信を持っているのは勝手だけど、如何にMMAがハードかを実戦で教えてあげるわ」

──この試合に向けてムエタイとMMA、どちらにウェイトを置いて練習してきましたか。

「ムエタイもMMAも同じだけ練習してきたわ。彼女は優れたキックボクサーだから、しっかりと研究する必要があったから。だからボクシング対策も、ちゃんとやってきた。テイクダウンの練習も力を入れていたし、あとは試合で練習の成果をだすだけね」

──この大会はバンコクで行われます。スタンプが2020年8月にバンコクで戦ったときは無観客イベントでした。今回は母国のファンの前で試合ができますね。

「両親や友達もアリーナにやってくるし、タイのサポーターの声援を耳にして戦えることはとてもハッピーよ」

──ところで以前からスタンプと戦いたいと言っていた平田樹選手が、前々回の試合を体重オーバーしキャッチ戦で勝利。そして11月に予定されていたハム・ソヒ戦も計量失敗し、今度はハム・ソヒが対戦を飲みませんでした。彼女の計量失敗について、思う所はありますか。

「イツキが体重を落とせてなくて、ハム・ソヒと戦えなかったことで私はアンジェラ・リーとの再戦に集中できるから、少しハッピーだったわ(笑)」

──!! そうなのですね……(苦笑)。

「イツキとハム・ソヒが戦わなくて、勝者も生まれなかった。だからアンジェラに挑戦するライバルとの試合が、オプションになったから(笑)。私とイツキが戦えば、良い試合になるとしてもね。彼女は打撃だけでなく柔術にも優れているから、凄くエキサイティングな試合になると思う。だからイツキとは、いつか戦いたいと思っているわ」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
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【ONE FN06】スタンプとミックスファイト。立ち技無双、アニッサ・メクセン「MMAでもビックリさせる」

【写真】絶対的に立ち技の強さは頭抜けている。故にムエタイも楽しみだし、MMAも興味深い一戦になる(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ONE Championshipの2023年のスタートを切るONE Fight Night06がタイはバンコクのインパクト・アリーナで開催される。

同大会ではアニッサ・メクセンがスタンプ・フェアテックスとフリースタイル=ミックスファイトを戦う。ムエタイとMMAを交互に戦う同ルールは昨年3月のDJ✖ロッタン以来、2度目の試みとなる。そんな一戦に挑む、メクセンにインタビューを試みた。

MMAファンには馴染がないメクセンだが、その経歴は驚くばかり。通算成績103勝5敗、WBCムエタイ世界王座、WPMFムエタイ世界王座、Gloryキックボクシング世界王座、ISKAキックボクシング世界王座を獲得しているばかりか、サバットで世界と欧州、母国フランスを制し、ボクシングでもフランス王者になっている。

(C)ONE

立ち技無双メクセンは間違いなく、世界最強女子といえる。

ムエタイでもキックでもそのルールに応じて、全ての局面をこなせ、倒せる力を持っているメクセン。ボクシンググローブでも、MMAグローブに共通して、左右の拳で倒せる彼女の強味は相手が姿勢を乱したところでの一撃だ。

そのために前に出て拳の届く距離で、攻撃を散らすことに長けている。そんな立ち技無双はムエタイルールはおろか、MMAでも絶対の自信を見せていた。その自信の裏付けとなるMMA転向秘話、自身の存在を軽視されている憤りが感じられるメクセンの声をお伝えしたい。


──スタンプ・フェアテックスとミックスファイトを戦います。今の心境を教えてください。

「凄く良い感じよ。キャンプも良かったし、2カ月この試合のために集中してきた。早く試合がしたい、待ち切れないわ」

──アニッサは立ち技ファイターとして、間違いなく世界のトップです。ただし、グラップリングに関しては誰もが技量を疑っているはずです。この試合が決まる前に柔術やレスリングなどの経験はありますか。

「私は6歳の時から柔道をやってきたし、2017年から1年半アルバカーキのジャクソン・ウィンクMMAで練習していたことがあるの。当時からMMA転向を考えていて、だから柔術とレスリングもトレーニングしていたわ」

──その後、5年を経てMMAを戦っていませんが……。

「MMAで戦おうと思っていたけど、私のキックやムエタイでの経験を警戒して誰も対戦を了承してくれなかったの。結果的にデビュー戦が纏まらないままだったから、Gloryと契約を更新してキックを続けることにしたのよ」

──つまりジャクソン・ウィンクMMAでの1年半のトレーニング経験があるので、スタンプとMMAルールで戦っても自信があると?

「もちろんよ。このルールに必要な練習は全てやってきたから。私は決して対戦相手を軽く見ることはないわ。だから毎日、ボロボロになるまで練習しているし。1日、1日がビッグファイトのような生活を送ってきているから」

──今回の試合はMMAではなく、ミックスファイトルールです。1Rがムエタイ、2RがMMA。それを2度繰り返す。では最初の4分間、ムエタイルールでスタンプと戦う際にアニッサのムエタイはどの点でスタンプより優れていると思いますか。

「全てよ。私はずっとムエタイを戦って来たから」

ブノワ・ゼディ・コーチ 我々は対戦相手を選んだことは一度もない。世界中の女子選手と戦ってきた。皆と戦ってきて、全員を倒してきたんだ。

──アニッサはムエタイだけでなくキック、K-1、そしてサバットとあらゆる立ち技の戦いをこなしており、その経験値は凄まじく打撃戦に関して引き出しが非常に多いと感じました。

ゼディ 彼女はボクシングだって戦っているよ(※2勝0敗)。

「私の動きは、どのルールにも対応できる。とにかくこのスポーツが好きだから、どのルールでも戦って来たし、そのためにはルールに合わせて動きや技がアジャストできないといけないから」

(C)ONE

──相手がバランスを失った時に的確にパンチを入れる攻撃が秀でていますね。

ゼディ それは我々はいつもフィニッシュするために戦っているからだよ。その機会を彼女は見逃さない。ジャッジに勝利の行方を委ねないために、常に前に出て攻撃する。アニッサがリングに上がるのは勝つためじゃない、相手をノックアウトするためだよ。

──スタンプはパンチの交換よりも、首相撲を好む傾向があると思います。一方で、アニッサはキックルールで殴り合い上等という戦いも見せてきました。

「私にとってスタンプはムエタイファイターとしては、特に秀でている点はない。ONEでムエタイは3勝1敗、キックは1勝1敗。あの子がムエタイとキックの世界王者だったなんて悪夢よ。そして、彼女はどの試合でも同じ動きをしているし。

ミドルキックと右のパンチが強いのは、どのタイ人ファイターも同じ。共通した特徴でしかないわ。典型的なムエタイファイターね。だから特に印象に残る選手ではなくて。首相撲に関しても、私はずっとずっと練習してきた。仮に彼女がクリンチゲームを仕掛けてきても問題ない。レスリングも同じことよ。何でもやってくれば良いわ。その全てに私は対応できるから」

──この試合はアニッサの名前を世界に轟かせるための一大デモンストレーションと考えていますか。

「もちろんよ。ONEチャンピオンシップですら、私が何者か理解していないわ。今3勝0敗でやりたいことがたくさんあるけど、何も実現しない。このファイトは私にとってチャレンジであると同時に、周囲からリスペクトされるための戦いでもあるの。だから絶対に負けないし、私がどのようなファイターかを証明してみせる」

──ムエタイでスタンプを仕留めるのか、MMAでの可能性を示したいのか。どちらでしょうか。

「1Rで終わらせたい。でも試合は試合、どうなるのかは分からない。例えMMAのラウンドになっても構わないわ。ビックリさせるから。まぁ、楽しみにしていて」

──分かりました!! ファイトはファイト、勝敗はつきもので勝者は1人です。アニッサはこの試合後、ONEの立ち技で世界王者を目指すのか。MMAに転向するのか、どちらの青写真を描いていますか。

ゼディ アニッサが負けるわけがないよ(笑)。

「最初はジャネット・トッドの持つONEキックボクシング世界女子アトム級王座に挑戦したいと思っていたけど、全く実現しない。だから、今はこの試合に勝ってからどうするかは……まだ決まっていない状態ね」

──アニッサとしては立ち技を続けることと、MMAにチャレンジすることどちらに興味がありますか。

「う~ん、それは問題じゃないの。私はこの試合を戦い、人々から尊敬されるようになりたい。だから、この試合を受けたの。スタンプとのミックスファイトは、私が何者なのか──存在証明のファイトになるわ。

今後に関しては、ただ試合に勝つための試合はしたくない。ベルトを取るための試合がしたいわ。3年間も待ち続けてきたの。もう、こんなクレイジーな状態は我慢できないから」

──そのためにもスタンプとの試合、何を世界に見せたいですか。

「私がベストのチャンピオンだと、世界に見せつけるわ」

■放送予定
1月14日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN06対戦カード

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<150ポンド契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
佐藤将光(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ONEキックボクシング世界フライ級王座決定戦/3分5R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] ガントゥルム・バヤンドォーレン(モンゴル)

<フリースタイル女子アトム級(※52.2キロ)/3分4R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<215ポンド契約/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジドゥオ・イブ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ジョニー・ヌネス(米国)

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