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【Pancrase333】豪華ラインナップ?? 第一弾はバンタム級王座統一戦=中島太一×田嶋椋!!!!

【写真】人にはそれぞれの幸せの形があるのだということが伝わってくる──中島と田嶋、タイトル奪取後の1枚 (C)MMAPLANET

7日(火)にパンクラスより、4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333でバンタム級王座統一戦=中島太一×田島椋の一戦が組まれることが発表された。

正規バンタム級キング・オブ・パンクラシストの中島は2021年12月に井村塁との王座決定戦で圧勝し、王座を獲得。4月にRIZINでヴガール・ケラモフに敗れ、12月にはTSUNEを相手に同王座の初防衛戦が予定されていたが、欠場となっていた。

中島の欠場を受けてTSUNEと暫定王座決定戦を戦い、3RでTKO勝ちを収めた田嶋が、暫定バンタム級キング・オブ・パンクラシストのベルトを巻いた。


田嶋は暫定王座獲得後に海外への挑戦を宣言しているが、本人が中島との統一戦に勝利した上で──と条件を課していた。逆をいえば田嶋にとって、中島越えを果たすと国内でやるべきことはないという節目の一戦となる。

23歳の暫定王者と33歳の正規王者、戦績だけでも3倍以上。対戦相手ベースでいえば、中島は前述したケラモフだけでなくISAO、堀江圭功、ユータ&ロック、アルマン・オスパノフ、ビクター・ヘンリーと田嶋とは比較にならない猛者と戦ってきた。

とはいえ、いってみればこの戦績の違いは全て年齢差に起因する。強豪相手に中島が全勝していれば、田嶋もその戦績に敬意を払うべきだが、決してそうでない。田嶋陣営としては経験不足を指摘されても、致し方ないというのが本音だろう。

田嶋は組み技一本槍、寝技を持ち込むためのスタイルから、ベルトを巻いたTSUNEを見るまでもなく打撃の成長も著しく、寝技とスタンドの両面で相手のテンポでなく自分のリズムで戦うことを貫いてきた。

それ故に自身の攻勢が、ペースというわけでない百戦錬磨の中島との戦いは田嶋に新しい光景を見せることになる可能性は高い。レコードは綺麗でなく、タフな戦いを続け来たチャンピオンと、綺麗なレコードで統一王座を海外へのステップイングボードとしたい暫定王者。J-MMAの近代&現代史が交錯する一戦となる。

なお、クリスマスの横浜大会に続き、大箱となる立川大会では、複数のタイトル戦、注目に新顔などの出場も噂レベルで聞こえてくる。26日のニューピア大会を控えるパンクラスだが、今大会の追加カードの発表も気になるところだ。

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BELLATOR CORO DEEP o RIZIN UFC パンクラス ビクター・ヘンリー 中村優作 北方大地 堀江圭功 石司晃一 金太郎

RIZIN.41:4月1日に大阪大会を開催。堀江 vs. ケラモフ等、MMA4カードを発表。

フェザー級(66.0kg)5分3R
堀江圭功(ALLIANCE)
ヴガール・ケラモフ(ORION FIGHT CLUB)

両者とも「勝ってタイトルマッチをやりたい」と言っているが、ケラモフは前戦欠場、堀江は怪我で1年半近いブランクがあることを考えると、すぐ次というのはなさそう。牛久 vs. 朝倉未来、斎藤 vs. 平本の勝者のどちらかが優先されそう。挑戦できなかった方と堀江 vs. ケラモフの勝者がやるというのはどうか。

そもそも、7月から開催するGPをフェザー級でやるという案もあるらしく、そうなるとタイトルマッチ自体が今年はない可能性もある(ただ、5月6日にフェザー級GPに出場しそうな4人の試合が組まれるとなると、怪我などもあるかもしれないので、フェザー級GPはかなりの強行日程になるから難しくなる)。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
神龍 誠(神龍ワールドジム)
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)

Cage Furyフライ級王座を獲得し、フィニッシュ勝利すれば今週末に開催されるはずだったUFC韓国大会に出場が内定という話もあった神龍だが、UFCとの契約は決まらず。試合間隔が開きそうだからのRIZIN単発出場なのか、UFCを諦めてのRIZIN出場なのかは分からず。個人的にはUFCを狙ってほしかったが。「堀口と戦いたい」と言っていたが、Bellatorの契約選手である堀口と対戦するなら、RIZIN代表にふさわしいだけの実績が必要で、ドッドソンやかつての同門・扇久保あたりに勝つくらいの実績が必要となる。この試合よりも、神龍が今後どういう選択をするのかが気になるところ。

昨年3月の村元戦でRIZIN初勝利を挙げた北方だが、パンクラスで山北に敗れストロー級の王座から陥落。もうストロー級に落とす必要もないということなのか、今後はフライ級を主戦場とするとのこと。しかし体格では本来ストロー級がベストウェイトで、RIZINでのフライ級マッチも明らかに体格差があったので厳しいだろう。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
中村優作(TEAM FAUST)
メイマン・マメドフ(Olympus Club)

昨年10月に初参戦したマメドフ。戦績が微妙でどんなものなのかと思っていたが、案の定手塚に1R三角で一本負け。今回もまた同じアゼルバイジャンのケラモフとの抱合せ出場なのだろう(前回はケラモフが欠場となったが)。抱き合わせするにも、アゼルバイジャンには他にもっと選手がいないのか。

RIZIN2勝3敗の中村。地元大阪枠での出場で、フライ級GPがあるとしても、出場者枠には入れるかは微妙。今回の相手がトップクラスであれば、勝つことでチャンスが回る可能性もあったが。まあ地元選手がスッキリ勝って盛り上げるにはいいカード。

バンタム級(61.0kg)5分3R
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
石司晃一(フリー)

石司はDEEPバンタム級王者と名乗っていたが、暫定王者では。王者はUFC参戦中のビクター・ヘンリー。そのビクターからタイトルを奪った元谷ら、上位陣が抜けたところで暫定王座を獲得したCOROに勝って戴冠した。COROも石司も上がごっそり抜けたことで回ってきたチャンスであり、ビクター・元谷クラスとは明確な差がある。

しかし金太郎が相手なら、割と手も合うし実力もどっこいどっこいで、見合ったカードなのでは。

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F1 IRIDIUM MMA News o ONE UFC   アリアネ・リプスキ カブ・スワンソン サイド・ヌルマゴメドフ ジャイルトン・アルメイダ ジョナサン・ピアース ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ヴィトー・ペトリーノ

3.11『UFC Fight Night 221』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ジョナサン・マルティネス、トニー・グレイヴリー vs. ビクター・ヘンリー等複数の試合が判明


 UFCが3月11日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ジョナサン・マルティネスのバンタム級マッチが行われることをイリジウム・スポーツ・エージェンシーが発表。

 ヌルマゴメドフは昨年12月の『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でサイドヨクブ・カクラモノフに2Rニンジャチョークで勝利して以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング14位。マルティネスは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でカブ・スワンソンに2R TKO勝ちして以来の試合で4連勝中。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でヒカルド・ハモス vs. オースティン・リンゴのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 ハモスは昨年6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でダニー・チャベスに1R KO勝ちして以来の試合。リンゴは2021年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』でルイス・サルダナに判定勝ちして以来1年7ヶ月ぶりの試合で2連勝中。昨年2月の『UFC Fight Night 201: Walker vs. Hill』でジョナサン・ピアースと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 39: dos Anjos vs. Fiziev』でデビッド・オナマと対戦予定だったもの欠場していました。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でトニー・グレイヴリー vs. ビクター・ヘンリーのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 グレイヴリーは昨年9月の『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でジャヴィッド・バシャラットに判定負けして以来の試合。ヘンリーは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でハファエル・アスンソンに判定負けして以来の試合。


Vitor Petrino(Sherdog)

 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でヴィトー・ペトリーノ vs. アントン・トゥルカリのライトヘビー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 ペトリーノは現在25歳のブラジル人でMMA戦績7勝0敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 53』でホドルフォ・ベラートに2R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。トゥルカリは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』で行われたUFCデビュー戦でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でアリアネ・リプスキ vs. J.J.アルドリッチの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 リプスキは昨年8月の『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』でプリシラ・カショエイラに1R TKO負けして以来の試合。アルドリッチは昨年6月の『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』でエリン・ブランチフィールドに2Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。続きを読む・・・
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DEEP o UFC ビクター・ヘンリー

UFC on ESPN+75:第7試合・ウマル・ヌルマゴメドフ vs. ラオーニ・バルセロス

バンタム級。ヌルマゴメドフ11位。

ハビブ・ヌルマゴメドフのいとこ・ウマル。キャリア15戦全勝・UFCでも3連勝でランキング入り。グラップリングの強さに加え、打撃も出来る。前戦は判定となったが、UFC3勝0敗のネイト・マネスをテイクダウンからドミネイトして完勝。未だランカーとの対戦はないがランキング入り。今回もノーランカーとの対戦に。

UFC6勝2敗のバルセロス。レスリングブラジル王者で、オリンピックも目指していた。UFC5連勝の後、ティムール・ヴァリエフとビクター・ヘンリーに連敗したが、前戦ではDEEPで大塚に勝利しているトレヴィン・ジョーンズに打撃とテイクダウンで攻めて完封し勝利。

右を入れたバルセロス。ヌルマゴ左ハイ。バルセロスも右ハイを返す。詰めてきたバルセロスだが、間合いには入らない。ヌルマゴジャブで牽制。左ミドルをキャッチしてパンチを入れたバルセロス。ワンツーで出るバルセロスに右フックを入れたヌルマゴメドフ。バルセロスタックル。切ったヌルマゴ。ジャブを突く両者。ヌルマゴ前蹴り。ミドルを返したバルセロス。前蹴りから左で飛び込んだヌルマゴ。バルセロス出てきたが、詰めても手数が少ない。ヌルマゴ膝からの左フック・右ストレート。ヒットしバルセロス後方に倒れて失神!KO!

リプレイで見ると、左フックが顎にヒットしていて、その時点で意識が飛んでいた。バルセロスはUFCで初のフィニッシュ負け、キャリア初のKO負け。

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MMA MMAPLANET o UFN212 キック ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー

【UFN212】盤石。カウンター、蹴り足を掴んでヘビーショット&TDでアスンソンがヘンリーに快勝

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ビクター・ヘンリー(米国)

間合いの測り合いのなかで、構えを変えるアスンソンにヘンリーが右を当てる。ワンツーの牽制に続き、右前蹴りと右ミドルのヘンリーだがアスンソンがキャッチして殴っていく。ケージの前で戦うアスンソンが右ロー、ヘンリーも同じ技を返し右前蹴りからスイッチして右を伸ばした。直ぐにオーソに戻したヘンリーは、腹を蹴りシングルを切る。足の抜き際にパンチを受けそうになったが、間合いを取り直した。

アスンソンが組んでクリンチも、固執することなく離れる。打の局面で圧を与えるのはヘンリーだが、右に合わせてアスンソンが組んでいく。ここも金網に詰めてからすぐに離れたアスンソンは、右ミドルを蹴られ左ハイを狙われる。ヘンリーは右ミドルをキャッチされて殴れらるも、打撃の間合いに戻ると前蹴りを腹に決める。内回り蹴りを見せたヘンリーは、右を2発放って時間に。

2R、圧を掛けるヘンリーがスピニングバックキック、アスンソンも回転系の蹴りを返す。アスンソンがケージ前を移動する展開は変わらず、ヘンリーは前蹴りを入れる。アスンソンの右をヒット、ヘンリーは右後ろ回し蹴りを空振りしてバランスを崩しガードを取る。ハイガードのヘンリーに鉄槌を落としたアスンソンは、腕十字をかわしてパスを狙う。重心を掛けるアスンソンから逃れスクランブルしたヘンリーは、立ち上がり際のアスンソンのハイキックをなんとかかわして正対した。

ヘンリーの右を被弾した直後、右を返したアスンソンは右の蹴りを掴んで、重い右のパンチを連打して押し倒すようにトップに。下になったヘンリーは腕十字狙いから、ハイガード、足も狙うがヒザを頭に置いたアスンソンは肩口にそのヒザを入れる。足を取るヘンリー、取られた足に重心を掛けて防ぐアスンソンがパウンドを打ち込む。背中を預けて立ち上がったヘンリーだが、後方から左フックを打たれこの回を失った。

最終回、アスンソンが左フックを当て、続いて右もヒットさせる。ヘンリーは前に出るが組まれてヒザを受けそうになる。圧を掛けパンチを伸ばすヘンリーだが、アスンソンも拳を振るってシングルへ。ここでヘンリーは手痛いテイクダウンを決められる。すぐに後方回転からスクランブルで、ヘンリーがスタンドに戻る。パンチを当てたアスンソンは、シングルレッグからダブルも、ヘンリーが切る。直後のスタンドの攻防ではアスンソンが右をヒットする。

さらに左を決めたアスンソンは、右を被弾してもヒザを突き上げる。ヘンリーは右ミドル、組まれてもケージに押し込んで離れる直後にワンツーを決めたアスンソンがシングルレッグで右足を掴み、執拗にケージに押し込む。左腕を差して耐えるヘンリーだが、ケージに詰められた状態で時間が過ぎる。右足のレッグリフトから頭を突っ込むアスンソンから、離れることができないヘンリー。残り10秒でリリースしたアスンソンは、タイムアップと共に納得したような笑顔を見せた。

一転ウィナーコール前から涙を見せたアスンソンは「凄く感情的だよ。みな、ここに来てくれてありがとう。エクストリーム・クートゥアーのコーチが僕に扉を開いてくれて、PIで準備して最高のコンディションだった。40歳だし、色々言われていることは分かる。今後はどうするか……。カウンター重視のファイトはファンが喜ばないかもしれないけど、僕は自分のスタイルで戦う。クレイジーなファイトはしない」と話した。


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【UFN212】ビクター・ヘンリーと対戦、UFC在籍11年&40歳ハファエル・アスンソン「僕は戦いたい」

【写真】あの圧力なるファイトが再び見られるか──ハファエル・アスンソン(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」でハファエル・アスンソンがビクター・ヘンリーと対戦する。

(C)Zuffa/UFC

現在4連敗中、40歳のハファエル・アスンソンは身の振り方について家族と相談をしたことを明らかにした。

今も毎日のように若い選手達とトレーニングを流す。そこが億劫になるようなら潔く引退するというアスンソン。最後のWEC経験世代、UFC在籍期間で干支が一回りしようかというベテランファイターのモチベーションとは。


──ビクター・ヘンリー戦を控え、今の気持ちを教えてください。

「良い感じだよ。彼はこのスポーツを長く戦ってきたベテランで、キャリアの大変を質の高い相手と戦ってきた。きっと良い試合になるだろう。あとは戦うだけだよ」

──ベテラン、経験値という部分ではハファエルも負けていません。

「そうだね。僕もベテランだ。そしてよりウェルラウンディット・ファイターだ。このところ見せることができていないめど、今回は自分の技量を披露する試合にしたい」

──ハファエルの言ったようにビクターも歴戦の強者ですが、UFCでは2戦目です。最近のハファエルは下から突き上げを食らうような試合が多く、トップファイターへの試金石となる試合での門番のようなポジションにありますね。

「前回の試合はリッキー・シモンで勢いのあるファイターだった。そして、僕自身が本来の力を発揮できず、アップ&カマーがさらに上にいくこととなった。その前の相手はコディ・ガーブラントで素晴らしい経験になるべき試合だったんだ。試合結果は求めたモノでなく、精神的に煮詰まっていてラウンド終了まで1秒というタイミングでKOされた。本当に自分のやるべきことを忘れ、自分でないような戦いをしてしまったよ。

自分の戦いをして、相手のことを見ているとあんなKO負けはしなかったはずだ。気持ちで負けていたね。その前のコリー・サンドハーゲン戦は全くの準備不足だった。ランキングは3位だったけど、あの試合が一番アップ&カミングファイターを勢いづけることになったと思う。とはいえヘンリーはUFCデビュー戦で勝って、僕の相手になった。互いに自分のスキルを出し合える試合だよ」

──4連敗、そして40歳。引退を考えたことはなかったですか。

「自分が年老いたとは感じていない。スタミナは以前よりある。技術力も落ちていない。新しいことも学び、身に着けている。自分より若い選手、重い選手と練習しているんだ。40歳という年齢は問題じゃない。リッキーと戦う前には実は太腿のケガをして、その回復はできたけど練習も十分でなく、スタミナがなかった。

もちろん、敗北続きで気持ちが落ちることもあったけど、今の僕はまたハングリーになっている。

いたずらに高い自己評価なんてしてくないし、大口を叩く性格でもない。でも今回のキャンプでまだまだやれるという手応えを感じているんだ。1日に2部練習、多い日は3度トレーニングをして来た。年齢を感じることはない。きっと、年を重ねて『あぁ、ヒザが痛い。練習は休もう』とか思うようになったら、潔く身を引くよ。とにかく毎日の練習に向かう気持ちが落ちるようなら、引退する。

だから、引退の声があることは分かる。それが良い意味でプレッシャーになっているよ。とにかく、デキない理由を探すようになったら終わりだ。次の試合は自分を試す場でもあるね」

──なぜ、年齢の話をしたかというと、ハファエルは覚えていないかもしれないですが、今から10年半前にアトランタ郊外のクーラーで、ブライアン・スタンが率いるMMAトレーニングセッションを漆谷康宏選手、水垣偉弥選手、日沖発選手、伊藤健一選手、久米鷹介選手と一緒に訪ね、ハファエルやジュカォン、ドゥグラス・リマ、そしてジョージ・ヒックマンらと練習をさせてもらったことがあったんです。

「あぁ……ゴメン、気付いていなかった。覚えているよ。ハツ・ヒオキやタケヤ・ミズガキとケージレスリングをしたよ」

──ひと昔も過去にことになってしまいました。そしてあの時、日本からジョージアに行ったメンバーで、今もMMAで戦い続けているのは久米選手だけになりました。ハファエルは今もUFCで戦い続けていて、素晴らしいと思っています。これだけの期間、世界のトップである舞台で戦い続けている。ハファエルのモチベーションはどこにあるのでしょうか。

「そのことに関しては、前回の試合後に家族とも話したよ。でも連敗したからって、辞めたくない。この状態でキャリアを終ららせたくないんだ。それがモチベーションになっていることは否定できないよ。でも、エゴじゃないよ。MMAは勝つか負けるかだ。負けるかもしれないけど、僕は戦いたい。さっきも言ったけど、毎日の練習が億劫に感じるようになると試合には出ないよ。まだ、そんな風になっていないからね。

でもモチベーションという部分では、若い選手たちとの練習が僕にやる気を与えてくれているのは確かだよ。それでも、いつかの日か終わりはやってくる。でも今回もATTでキャンプの一部を行い、ハイレベルのファイターと練習できている。そういうトレーニングをしているから、技術力も上がる。それはモチベーションになるよ」

──その成果を土曜日に発揮しないといけないですね。

「僕がどの局面でも戦えることを証明し、勝利を手にするよ。そのために十分なトレーニングを積んできた。現実になるよ。僕には100万人ものフォロワーはいないけど、可能な限りフォロワーからのメッセージには返答している。2万人ほどの本当に僕を応援してくれる皆と繋がっている。大好きな日本のMMAファンたちも、フォローして欲しい」

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN212計量結果

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カブ・スワンソン: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
ビクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 206ポンド(93.44キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
ブランドン・デイヴィス: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 146ポンド(66.22キロ)
ルカス・アレッシャンドリ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 115.5ポンド(52.38キロ)
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 129ポンド(58.51キロ)
平良達郎: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
ピート・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

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【UFN212】オクタゴン2戦目=アスンソン戦へ、ビクター・ヘンリー「そんなことは全く関係ない」

【写真】1月にハオーニ・バルセロスを相手に番狂わせといっても良い勝利を挙げたビクター。このような見方があることが、彼のアスンソンに対する捉え方の要因になっているのだろう(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」にビクター・ヘンリーが出場し、ハファエル・アスンソンと対戦する。

1月のUFC初陣でハオーニ・バルセロスを破り、9カ月振りの第2戦でアスンソンというベテランと戦う。現状、4連敗のアスンソンに勝つことで上位進出が見込まれる試合だが、ヘンリーは対戦相手がそのような立場にあると考えることはないという。

自らのキャリアを振り返り、アスンソンが踏み台のように考えることはできないヘンリーから彼自身だけでなく師匠ジョシュ・バーネットと共に日本で積んだキャリアがあるからこそ──という言葉が聞かれた。


──UFCで2試合目となるハファエル・アスンソン戦を控えているビクターですが、1月のハオーニ・バルセロス戦との勝利から9カ月もインターバルが空きました。

「何か問題があったわけじゃないよ。ずっとジムで練習はしてきたし。まぁケガの回復に当てていた時期もあるけどね。UFCからは7月に試合をしないかと声を掛けてもらっていたけど、ちょっと首に問題があって見合わせたんだ。ケガをしている状態でファイトキャンプに突入したくなかったんだよ。それにチームメイトのファイトのサポートをしたり、そういうことでこれだけインターバルが空いたけど、この試合に向けてグッドシェイプで準備してきたことを強調させてもらうよ」

──長らく日本をベースに戦ってきましたが、UFCのファイトウィークはビクターにとって、新鮮だったのではないですか。

「UFCと日本のファイトウィークは凄く違うよ。UFCはファイトに必要な食事、サプリメントを提供してくれる。素晴らしいよね。それが良い面だ。一方で、時間の制約が厳しい。この時間にどこそこにいないといけない──ということが、とても多いんだ。日本は体重を落とすことさえ守れば、自分の時間を自由に過ごすことができる。ちゃんと戦えば、何も言われない。僕は日本で、自由を楽しんでいた。まぁUFCは何か気になることがあると、全てにおいて答が用意されている。そこはUFCの過ごし良さかな。

UFCはさ、色々な場所で数多くのイベントを開いているけど、日本の大会は日本だけのモノだから。そこに足を踏み入れるだけで、楽しいことだらけだった。当然なことだけど、米国で試合をすると常に米国のカルチャーの中にいるわけで。僕はそういう環境で育ってきたから慣れ親しんだ場所でしかない。その点、日本はいるだけで特別な空間だったんだよ。

日本で戦う機会を得られ、ファイティングスピリットが養われた。僕は日本人じゃないけど、相当に日本人的だと思っている」

──その通りだと思います。ではアスンソンの印象を教えてください。

「アスンソンはUFCでずっと長い間戦ってきているから、それだけ経験値も高い。レスリングができて、打撃ができるブラジリアン柔術の黒帯だ。アスンソンがファイトを仕掛けてくると、とてもデンジャラスなファイターになる。顔面を狙って殴って来るか。テイクダウンをして、UFCに残るためにずっと抑えようとしてくるのか。どちらの展開になっても、大丈夫なように準備をしてきたよ。

いずれにしても、アスンソンは自分の能力の全てを使って倒しに来るか、勝ちに来るだろうね」

──サバイブを目指したファイトと、当たって砕けろ的なファイト。どちらの準備もしているビクターですが、どのアスンソンで来て欲しいですか。

「もちりん、当たって砕けろ──だよ。彼がそうくれば、僕も自分の全てをぶつけることになる。でも、レスリングをして抑えてくると退屈な試合になってしまうね」

──プロモーターはエキサイトな試合を望みますが、サバイブしてくる相手とはそういう試合ができず評価にも影響する難しさがあります。

「その通りだ。プロモーターはエキサイティングな試合を求める。UFCだけでなく、全てのプロモーションがチケットを売るというビジネスを第一に考えているからね。そのビジネスがお金を生む。退屈な試合をすると、誰も見てくれない。RIZINで戦っている時も、僕は常にフィニッシュ・ボーナスを稼ごうと思っていた(笑)。出場フィーだけじゃなくて、もっとお金が欲しいからね。戦うだけより、フィニッシュしてより多くの収入を得る。それがプロフェッショナル・ファイターだろう?

どんなに強い相手と戦っても、僕が目指すところはフィニッシュさ。それはアスンソン戦も変わりないよ。アスンソンがテイクダウンからコントロールを狙っても、それを避けてエキサイティングな試合をする。ただ、打撃戦だから面白い試合になるってことはない。距離を取って、ジャブだけっていう退屈な試合はいくらでもあったからね」

──確かにその通りですね。

「多くの選手が今、戦っている試合ではなく次、次、次っていう思考があるんだ。だからあんな試合をしてしまうんだよ。ファイターは相手を倒すために、戦わなければならないのに」

──まさにビクター・ヘンリーのファイト・アイデンティティですね。ところでアスンソンは今やステッピングボード的なポジションにあり、彼に勝てばより上の位置で戦うことができる目安のようになっています。そのようなアスンソン戦、ビクターにとってUFCでのキャリアップを考えると、どのような意味を持つ試合になるのでしょうか。

「僕はアンダードッグに慣れているからね。この試合でアスンソンがそういうポジションになるかどうかも意識していなかった。僕こそ、ステッピングストーンという役割を強いられてきたから。だから、僕は対戦相手をそういう風に思いたくないんだ。アスンソンがそういう役割になっているとも思いたくないし、UFCにどういう思惑があろうが……例えば『40歳のアスンソンを35歳のヴィクター・ヘンリーがぶっ飛ばすのか』なんて風に組まれることがあるかもしれないけど、そんなことは全く関係ない。目の前にいる対戦相手と戦うだけだから。そして、ファイトマネーを手にするんだ」

──フィニッシュを目指すと既に断言しているビクターですが、土曜日はどのような試合をファンに見せたいですか。

「UFC初戦とは全く違った姿を見せたい。日本のファンは僕の打撃、レスリングの進化を見てくれていた。KOする姿、チョークアウトする姿、レスリングを見続けてくれていたよね。日本のファンが見てきた、米国で戦っているファイターとは一味違うファイターだということを試合で示したい」

──では恒例になっている言葉もありますが、日本のファンに一言お願いします。

「恒例になっている(笑)。そうだね、日本の皆のことを愛している。日本でゴリラカレーをまた食べたい。皆、ゴーゴーカレーで一緒に食べよう!!」

──ゴーゴーカレーがLAのリトルトーキョーに出店してほしいですね。

「そうなれば、毎日通うよ。ところで、イノキ・メモリアルには行くのかい?」

──? そういうものがあるのでしょうか。私はMMAの記者なので畑違いですから、訪れることはないと思います。

「そうなのかい。世界中のコンバット・アスリートは繋がっている。サブミッション・レスリングとプロレスリングにも繋がりがある。僕自身、イノキ・サンを直接知っているわけでないし、年を重ねている人はいつか亡くなるものだと思っている。でもイノキ・サンはジョシュ(バーネット)の恩人だから。

イノキさんがジョシュのキャリアをサポートして、今のジョシュがある。そうジョシュが言っているんだ。今の僕があるのはジョシュのおかげだ。恩人の恩人は僕にとっても恩人だ。だから、ジョシュと12月ぐらいに日本を訪れようと思っているんだ。そういえば、今年の8月にジーン・ラベールも亡くなったよ」

──ハイ。

「彼もイノキ・サンのようにオールドスクールのレスラーだった。ジーンもイノキ・サンと同様にジョシュに大きな影響を与えた人物だからね。ジーンからはロンダ・ラウジーもインスパイアされていた。まあ、この世代の人々が亡くなる……しょうがないけど、悲しいことだよ。でも僕だっていずれそういう世代になる。だから、僕らもジーンやイノキ・サンのように次の世代に火を灯す存在でありたいね」

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN212対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
カブ・スワンソン(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
ブランドン・ロイヴァル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)
ジョーダン・ライト(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ(カナダ)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス(米国)
ブランドン・デイヴィス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ルカス・アレッシャンドリ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)
サム・ヒューズ(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
平良達郎(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン(米国)
ピート・ロドリゲス(米国)

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F1 MMA o UFC ビクター・ヘンリー ブレンダン・アレン ランディ・ブラウン

UFC on ESPN+69:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:ジョン・カスタネーダ vs. ダニエル・サント

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ギド・カネッティ、チェルシー・チャンドラー、ブレンダン・アレン、ジョアキム・シウバ

フィニッシュ続出のイベントだけに、ボーナスも増量でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトがいつもの倍の4人。メインカードでユサフも完勝していたが、さすがにレベルの違いがありすぎてボーナスの対象外に。

メインはダーンの極めがあるだけに最後までスリリングな展開に。最終ラウンドは終始一方的だったので10-8でもいいかと思ったが、メディアのジャッジも判断が割れている。

mmadecisions.com

最終ラウンド10-9と10-8がほぼ半々くらい(一部に2Rもダーンの10-8をつけて、46-47でダーン勝利にしているメディアも)。

ダーンがバックマウントで、もうちょっと強い打撃を入れられたら良かったか。女子ストロー級ではあれが限界かもしれない。ただ、どちらにせよ今のスタイルでは王者になるのは難しい。テイクダウンか打撃を大幅に強化しないと、王者クラスとやっても同じ展開になるのは見えている。

勝ったシャオナンも、生き残りはしたが、タイトル挑戦のチャンスが回ってくるかは微妙な内容だった。ローズ・ナマユナスあたりと挑戦者決定戦で対戦できればいいかもしれないが。

ランディ・ブラウン、ラオーニ・バルセロス、ブレンダン・アレンのもうすぐランキング入り組はいずれも完勝。特に、前回ビクター・ヘンリーに敗れたバルセロスが強さを見せていた。来週試合をするヘンリー( vs. ハファエル・アスンサオ戦)の評価も上がりそうな結果に。

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DEEP o UFC ビクター・ヘンリー

UFC on ESPN+69:第9試合・ラオーニ・バルセロス vs. トレヴィン・ジョーンズ

バンタム級

5度のレスリングブラジル王者で、オリンピックも目指していたバルセロス。柔術も黒帯。UFCデビューから5連勝していたが、ランカーとの対戦を前にティムール・ヴァリエフ、ビクター・ヘンリーに連敗。今年1月にジョーンズと対戦予定だったが、ジョーンズが欠場し、急遽ビクター・ヘンリーに変更となり、打たれても引かないヘンリー相手に先に失速し判定負けしている。

DEEPで大塚に勝ったジョーンズ。こちらはUFCデビュー戦でティムール・ヴァリエフと対戦し、ミドルでダウンを奪われるなど劣勢な展開から、2Rにパンチでダウンを奪い返しての逆転KO勝ち(試合後のマリファナ検出でノーコンテストに)。次戦で仕切り直しの勝利を手に入れたが、そこから2連敗中。

飛び込んで右を当てたバルセロス。前蹴り。バルセロスがタックル。ケージに押し込むが、膝を入れて離れた。またプレスしていくバルセロス。前蹴り。飛び込んで右をヒット。右ハイ。ジョーンズ手が出ない。ジョーンズのパンチは空振り。バルセロスシングルレッグへ。軸足を払ってテイクダウン。ハーフで押さえる。パウンド。ジョーンズ下からホールドするのみ。マウントに。エゼキエルチョーク。外れた。パウンド。下からしがみついて凌ぐジョーンズ。ホーン。

1Rバルセロス。

2R。バルセロス右ハイ。ジョーンズワンツーを出すが空振り。しかし手数が増えてきた。バルセロス飛び膝から組み付いてスタンドバック。正対したジョーンズ。離れ際に右フック。バルセロスがロー、ミドル、前蹴りをヒット。ジョーンズが出るところに右フックがヒット!ジョーンズ崩れた。ハーフで肘を落とすバルセロス。ジョーンズ手首をつかんでしのいでいる。肘を入れるバルセロス。サイドについた。ジョーンズうつ伏せになりタックルに入るが、バルセロスバックに回る。ハーフバックからパウンド。正対したがハーフから肘・パウンドを入れるバルセロス。ガードに戻すジョーンズになおもパウンド。強烈な肘。ホーン。

2Rバルセロス。後が無いジョーンズだが、逆転を狙うだけの余力が残っているか。

3R。ジョーンズの打ち終わりにパンチを当てるバルセロス。手を出していくジョーンズ。しかしヒットがない。バルセロスワンツーからアッパーがヒット。効いた。ラッシュするバルセロス。ジョーンズシングルレッグ。しかし切られた。バルセロスボディブロー。ケージを背負ったジョーンズ、なんとかしのいでいる。バルセロスのボディストレートがヒット。バルセロスタックル。テイクダウンしマウント。返そうとするジョーンズだがサイドに移行。肘を入れるバルセロス。パウンドを打ち続ける。タイムアップ。

30-25、30-27×2の3-0でバルセロス勝利。

連敗ストップのバルセロス、ジョーンズにまったく見せ場を与えない完封勝利。

ジョーンズは力の差がある中で、攻め気になったところでテイクダウンを奪われるなど、何もさせてもらえなかった。

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BELLATOR Bellator286 DEEP o PFL UFC アダム・ボリッチ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ タバタ・ヒッチ ビクター・ヘンリー マッケンジー・ダーン ランディ・コスタ ランディ・ブラウン

UFC on ESPN+69:オッズ/予想と展望

マッケンジー・ダーン 1.44
ヤン・シャオナン 2.90
ランディ・ブラウン 1.31
フランシスコ・トリナウド 3.85
ラオーニ・バルセロス 1.44
トレヴィン・ジョーンズ 2.90
ソディック・ユサフ 1.11
ドン・シェイニス 7.25
ジョン・カスタネーダ 1.53
ダニエル・サント2.60
マイク・デイヴィス 1.56
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 2.55
イリル・ラティフィ 1.57
アレクセイ・オレイニク 2.50
ジェシカ・ペネ 2.80
タバタ・ヒッチ 1.48
ジョアキム・シウバ 1.69
ジェシー・ロンソン 2.25
クリストフ・ヨトゥコ 1.83
ブレンダン・アレン 2.00
マキシム・グリシン 1.56
フィリップ・リンス 2.55
ユリア・ストリアレンコ 1.87
チェルシー・チャンドラー 1.95
ギド・カネッティ 3.40
ランディ・コスタ 1.35

メインは女子ストロー級ランカー対決。UFC7勝2敗のダーンと6勝2敗のシャオナンの対戦。

柔術世界王者ダーンは寝技の強さを武器に王座挑戦直前まで行ったが、マリーナ・ホドリゲス戦では1度だけグラウンドに持ち込んだ際は圧倒したものの極めることはできず、あとはスタンドの打撃で削られる展開で判定負け。

シャオナンはフィジカルを武器にUFCデビュー以来6連勝、ランキングを3位まで上げたが、テイクダウンされた後のリカバリーがないという弱点があり、現王者エスパルザにはテイクダウンで固められての肘連打でTKO負けし初黒星。さらに前戦はやはりマリーナ・ホドリゲスにスタンドの打撃で押される展開で判定負け。

両者ともに強味と弱味がはっきりしているスタイルで、寝技と打撃と異なる武器を持っている。ダーンがテイクダウンして極めるかどうかという試合。極められなければシャオナンの打撃に削られ判定負けする展開が見える。

ダーン一本勝ちと予想。

セミ前は前戦でDEEP王者ビクター・ヘンリーに敗れたラオーニ・バルセロスと、DEEPで大塚に一本勝ちしたトレヴィン・ジョーンズの対戦。

プレリムメインではUFC最年長・45歳のアレクセイ・オレイニクが78戦目を行う。

プレリムではタバサ・ヒッチ(UFC2勝1敗)とユリア・ストリアレンコ(UFC1勝4敗)のSEI✮ZA出身選手が揃い踏み。今回は両者ともにフェイバリット。

第3試合はPFL2019ベスト4のグリシン(2勝2敗) vs. 2019年優勝のリンス(1勝2敗)の対戦。

第1試合開始は今週末・10月2日の朝5時から。なお、同日にフェザー級タイトルマッチ・パトリシオ・フレイレ vs. アダム・ボリッチがメインのBellator286が行われ、バッティングしているが、11時開始のメインカードはかぶらない模様。

速報します。