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ABEMA Interview LFA LFA117 ヒカルド・ディアス ブログ 田中路教

【LFA117】ディアス戦直後に田中路教が話していたこと「今回が最低、これ以下の試合は絶対にやらない」

【写真】ユライアの言葉が田中に自信を与えていた(C)LFA

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されたLFA117で田中路教がヒカルド・ディアスから判定勝ちを収めた。

2年8カ月ぶりの実戦、やはり固い部分も見られたが、らしさ……田中の良さも十分に見られた。米国に戻って初戦を乗り越えた田中の声を、大会終了後に訊いた。


──LFA初勝利、おめでとうございます。

「ありがとうございます。ちょっと……反省点の多い試合でしたけど(苦笑)」

──初回にダウンを喫してヒヤッとし、ポイントも打撃偏重が顕著になりつつあるなかで万が一もあるかとドキドキものでした。

「あのパンチは全然効いてはなかったですけど、何か……倒れちゃいましたね」

──LFAのアナウンサーが『タナカがUFCを目指すならリスクのある攻撃を仕掛けないと。ダメージを与えないといけない』、『ヒールでケージを掴んだのは、レフェリーによっては減点になる』となかなか厳しい発言を繰り返していたので、そういう風に見られるなら判定で持っていかれることもあるのかと。

「そうだったんですか(笑)。判定に不安はなかったです。1Rも倒れたけど、そのあとの攻防で支配できたし取れたかなぁと思っていたら、ユライアも『お前のラウンドだ』と言っていたので」

──ONE判定や打撃のインパクト重視ということが言われるようになってから、裁定はどうなるか本当に分からなくなっているので、ユライアがそこに揺らぎないなら北米ではテイクダウンとコントロールが軽視されていないということですね。なんだかホッとします。

「ユライアが言ってくれるので、僕も不安はなかったです」

──1R、反撃のきっかけとなった首を取ってから払い腰。すぐにディアスの右側から左側に移動し、左足を入れてのハーフのトップとし、右腕の枕で抑えました。袈裟にいかず、バックに回わらせない、そして攻撃を持続できる対処で素晴らしかったです。

「ちょっと……覚えていないです(苦笑)。きっと自然と体が動いたんだと思います」

──体に入っている動きなのですね。

「いやぁ、でも動きは全て硬かったです。パウンドももっと打ちたかったのですが、力が入ってしまって余り打ちにも行けなくて。逃げられる怖さもあって思い切りいけなかったですね。殴りにいってスペースができると立たれそうで、スイープが凄く上手かったですからね。

打撃に戻りたくないというのはありました。相手の打撃に関してはダウンをした一発だけで、他の攻撃は見えていたけど、スタンドには戻りたくなかったです」

──それでも削られたのか、3Rには蹴りも力がなくなってテイクダウンが取れました。

「あの瞬間、これは大丈夫だと僕も思いました。そんな風に思うのは良くなくて、だから足関節の対処が緩くなって、バッを取られて下にされてしまったんでしょうね。いや、本当に反省するところだらけです。

技術面もそうですが、メンタルと集中力を上げていかないと。前回の試合と比べると良かったけど、まだ……まだですね。もうちょいメンタルと集中力も上がるかと思います。それとやっぱりパウンドですかね……。近い距離にいてもヒジもでなくて、空回りしてしまいました」

──とはいっても3-0の勝利です。そして驚かされたのが、試合前と試合後のインタビューであれだけ英語を使いこなしていた点です。

「いやぁ頑張ったんですよ(笑)。米国でやっていくなら、やっぱりそこからだろうと思って……やってはきていました」

──そこですねぇ、ストイックな田中選手らしいです。

「試合前のインタビューに関してはあらかじめ、尋ねられる内容も聞かされていたのにギルバート(メレンデス)が違うことを聞いていて、グダグダになってしまいましたけど(笑)」

──LFAで初勝利、ここからはコンスタントに試合にという気持ちでしょうか。

「試合はガンガンやりたいんですけど、僕が間借りしている夫婦の旦那さんがオーストラリア人で、その家族が11月の中旬から来年の1月の中旬までやってきて部屋が使えなくなってしまうんです。だから、この間に1度帰国しようか思っています」

──新婚さんなのに、日米で離れたままですしね。

「そうですね、最初は1カ月と聞いていたのですが、2カ月になってしまっていて(笑)。妻も米国のビザを取るのに時間が掛かっているので、一度戻ろうかと。1月以降なら、いつでも誰が相手とも戦えるとLFAには伝えています。

今回の試合が最低、これ以下の試合は今後はもう絶対にやらないように上げていきます。それと試合前に色々な人が僕の試合について触れてくれて、ABEMAで放送してくれたからだと思います。皆の声に力づけられて、集中力も増したので応援してくれた人に凄く感謝しています」

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LFA LFA117 MMA UFC ヒカルド・ディアス 田中路教

【LFA117】田中路教がダウンからTDで盛り返し、ディアスにフルマークの判定勝ちでLFA初戦を飾る

<バンタム級/5分5R>
田中路教(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ヒカルド・ディアス(ブラジル)

右ローを蹴った田中、さらに左ジャブを伸ばす。ディアスは左ハイを見せる。かわした田中は右ロー、ディアスもローを返す。ステップインからパンチをしっかりと見て、スピニングバックフィストも見切った田中だったが、右を被弾してダウンする。蹴り上げから、レッスルアップの田中を切ったディアスは、ボディロックも払い腰で投げられる。

トップをとった田中はクローズドのディアスにパウンドを落とし、オープンになると腰を上げて右を打ちつける。スクランブル、バタフライスイープを潰した田中が、エルボーを落とす。さらにパンチを続け、左足首をとってディアスを立たせないようにした田中は、ハイガードからの三角を防ぎ、パウンドを続けて初回が終わった。ダウンをしたことでこの回はディアスのラウンドか。

2R、田中はジャブを伸ばし、ディアスは前蹴り、左ハイで顔面を狙う。ジャブを続け、左フックをかわした田中がダブルレッグからシングルに切り替える。足を抜いたディアスを追いかけてバックをとった田中だが、前転されて下になりマウントをとられる。すぐにブリッジから左足をすくってリバーサルした田中は、ハーフで抑えてパンチを入れる。

ディアスはクローズドに戻すが、田中はパンチを続ける。ブレイク待ちのディアスに対し、足を抜いてパンチを落とす。ショーツにディアスの足が引っ掛かっているとレフェリーに伝えた田中が、リバーサルを許さず鋭いパウンドを落とす。

肩で圧を掛け、スイープには側転するようにバランスを取り、立ちあがったディアスのバックを田中が取る。後方からヒザを入れた田中に対し、ディアスが胸を合わせたところでラウンドが終わった。

最終回、ローからジャブを入れた田中のニータップからのドライブ&テイクダウン狙いをディアスが切る。右を伸ばすディアスは、蹴りからパンチを狙うが削らてはいるか。田中の右オーバーハンドは当たらず、直後にダブルレッグ&小外掛けでテイクダウンを決める。

足を一本抜いた田中はバックを伺いつつ、ディアスに背中をつかせる。クローズ、オープンどちらもガードからパンチを落とす田中は、トップを続ける。ガードの中から、頭を胸につけた状態で左を打ちつけ、田中は自分のファイトを続ける。

ディアスは左手首を掴み、これもブレイク狙いか。残り1分、ブレイクはかからずハーフからパンチを入れる田中は、足関節狙いからリバーサルを許す。ハーフの田中は15秒でパンチをもらわず試合終了を迎えた。

初回はディアス、2Rと3Rは田中。このファイトではUFCは田中を取らないだろう。それでも、彼がやってきたことが出た試合。田中は自分のMMAを初回にパンチをもらうというミスもあったが、ジャッジ3者とも30-27で田中が判定勝ちを手にした。

「その通り、スマートに戦うのがプランだった。打撃ももっと出し立ったけど、彼の打撃が強かったので。すべてが4年前と変わった。メンタルが強くなり、集中力も上がった。次は分からない、、、1度日本に戻って、チームメイトがタイトルに挑戦するのでキャンプを手伝いたい」とすべて英語で話した。


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ABEMA LFA LFA117 MMA ONE UFC タン・リー チャンネル チャールズ・ジョンソン ヒカルド・ディアス マーク・クライマコ 堀内佑馬 田中路教

【LFA117】堀内佑馬と対戦、マーク・クライマコ「ベースはMMA。全てにおいてアドバンテージがある」

【写真】静かに、穏やかに、絶対的な自信の言葉を続けたクライマコ(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」。同大会のコ・メインで堀内佑馬と対戦するのが、キャリア6勝0敗のマーク・クライマコだ。

UFCを目指し、カリフォルニアを拠点に置く堀内と生まれ育ったベイエリアでUFCを目指しトレーニングしてきたクライマコは、MMAファイターとして全てで堀内を上回ると静かに語った。


──堀内戦が明日に迫ってきました。今の気持ちを教えてください。

「計量もスムーズに終わったし、練習もしっかりと行えた。ユーマのような良い相手と戦うことは自分への挑戦でもある。戦う準備はできているよ」

──計量を終えたということですが、堀内選手の仕上がり具合をどのように見ましたか。

「良い感じに見えたよ。彼の戦い方は分かっているし、フィジカルで気にすることはない。ベストのユーマと明日の夜は戦うことができるだろう」

──では堀内選手の印象を教えてください。

「立っても寝ても危険なファイターだ。どの局面でもしっかりと戦うことができる」

──マーク自身はムエタイがベースだと言われているのですが、ここ数戦は相当レスリング力を見せています。もともとのバックグラウンドは何になるのですか。

「僕のバックグラウンドはMMAだよ。子供の頃から、ずっと規律を守って練習してきた。柔術の練習をして成長し、レスリング、そしてムエタイのトレーニングを積んできたから、オールエリアで戦うことができる。コンプリート・ミックスマーシャルアーチストだと思っている。立ち技でも、寝技でもどこでも戦える」

──AKAでMMAを始めたのでしょうか。

「違うロケーションのAKAでトレーニングを始め、今もメインで練習しているのはAKAだよ。その裏でたくさんのジムで多くの選手と練習してきた。ベイエリア中のジムで色々なタイプのストライカー、グラップラーと練習し、多くのコーチの指導を受けてきた」

──既に暫定王座決定戦に出場している堀内選手との試合をどのように捉えていますか。

「タイトルショットを経験しているファイターから挙げる勝利は意味が大きいよ。そういう選手と戦うのは初めてだしね。経験値を上げるという意味で大切な試合になる。でも全てにおいて僕にアドバンテージがある試合だ。

立ち技、グラップリングと同様にレスリング、そしてスタミナ。全て僕が上回っている」

──フライ級王者ビクター・アルタミラノがコンテンダーシリーズからUFCとサインをし、暫定王者のチャールズ・ジョンソンは今もLFAに残っています。堀内選手との試合もそうですが、LFAでどのようにステップアップを果たそうと思っていますか。

「そりゃあビッグプロモーションで戦いたいけど、1試合、1試合、勝利して時間が掛かるモノだと考えている。まずは目の前にある明日の試合に勝つこと。それまで将来のことは考えない。以前はそういう風にこれからのことを考えて試合を戦っていたことがあるけど、今は1試合ごと、常に次の試合に集中するようになったんだ。そうやって1つ、1つ経験値を上げていこうと思う」

──LFAからベトナム系のタン・リー、日本人一家の養子として育ったジェイムス・ナカシマがONEというアジアのプロモーションと契約しました。両親がフィリピンから移住してきたマークは両親の祖国で戦いたいという気持ちはないですか。

「将来的にそういう風に思うかもしれない。でも今はUFCで戦いたいとしか思っていない。そのためにやってきたから。ただ、どうなるのかはこれから次第。僕は経験を積み、成長していきたい。そしてビッグプロモーションで戦いたいと思っている」

──では堀内佑馬戦、どのような試合がしたいですか。

「ミックストマーシャルアーツを見せたい。良いパフォーマンスをして、エキサイティングを試合になるよう心掛けるよ。15分間の試合になろうが、ユーマをフィニッシュしようが、良い動きを見せる。ケージのなかで真価を発揮したい」

──マーク、最後に日本のファンに一言お願いします。

「ハロー。コンニチワ。良い試合をするよ。きっと皆はユーマの勝利を願っているだろうけど、ベストな方が勝つから試合を楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

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ABEMA Interview LFA LFA117 ヒカルド・ディアス ブログ 田中路教

【LFA117】田中路教の前に立ち塞がる──ヒカルド・ディアス「彼には夢がある。僕にも夢がある」

【写真】決して得意ではないだろう。それでも懸命に英語でインタビューに応えてくれたヒカルド・ディアス(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117で、田中路教と対戦するヒカルド・ディアス。

KINGS MMA所属のブラジリアンはLFAで連勝中、5月のジョージ・ガルシア戦ではヒザ蹴りでKO勝ちを収めている。

計量直後にインタビューを行うと、ディアス本人は「ムエタイを得意にしている」と断言しつつ、「グラップリングでもタナカとやりあえる」と言い切った。


──もう計量を終えましたか。

「減量は問題なかった。イージーにパスしたよ」

──では田中路教選手とも顔を合わせたということですね。

「ミチノリ・タナカ、イエス。彼は元UFCファイターで、とても素晴らしい選手だから尊敬しているよ。彼となら、良い試合になるだろう」

──UFCを目指すうえで、LFAで3連勝が掛った明日の試合はとても重要になりますね。

「素晴らしい機会を得ることができた。この試合に関して、期待するところは多い。ただしファイトはファイトだ。そして良い試合になるだろう」

──日本のファンにヒカルドはどのようなMMAファイターかを教えてもらえないでしょうか。

「僕の長所はアグレッシブなこと。自分でもいうのもなんだけど、ムエタイを得意にしている(笑)。でも、グラップリングもできる。レスリング、ボクシング、なんでもできる。良い試合になるだろう。でも、僕の試合になる」

──田中選手はテイクダウンからスクランブル、グラウンドゲームで削る選手です。

「だから僕のムエタイはアドバンテージになる。と同時に、僕だってタナカに負けないだけグラップリングができる。僕にはムエタイだけでなく、グラップリング・ディフェンス、グラップリング・アタッキングがある。きっと良い試合になるだろう」

──この試合に向けて、どのような準備をしてきましたか。

「KINGS MMAのマスター・コルデイロの下でフルキャンプを行った。ムエタイ、グラップリング、レスリング、ボクシング、全ての準備をKINGS MMAでやってきた」

──ハファエル・コルデイロからは、どのようなアドバイスを受けていますか。

「多くのことを教えてくれたよ。明日はコーナーに就いてくれる。ここでは言えないけど、素晴らしい作戦も授かった。とてもナイスだよ。KINGS MMAで練習することで、毎日のように技術力がついている。なんて言ったら良いのか……KING MMAはファミリーなんだ」

──本当に多くのブラジル人選手が米国に移り住んで、MMAの練習を行っています。対して日本人選手は拠点を移してまで米国で練習をするというケースは稀です。田中選手がチーム・アルファメールで練習していることをどのように思いますか。

「その気概は素晴らしいね。僕も同じことをやってきた。彼には夢がある。それも同じだ。僕にも夢がある。だから戦うんだ。タナカのことは尊敬しているけど、明日は僕の試合になるよ」

──UFC首脳は勝利だけでなく、エキサイトな試合を求めています。

「前の試合で、そうやって勝つことができた。だからといって今回も同じことができるとは言えない。でも、明日の試合を終えると素晴らしいことが待っているだろう。明日は自分の持っているモノを全て見せる。そして、楽しみたい」

──ヒカルド、計量後にありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが喜ぶ試合をしたい。日本に行くことは、僕の一つの夢なんだ。日本の文化が好きだ。日本の皆は明日、ベストファイトを視ることができるよ。オブリガド」

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

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【LFA117】クライマコと対戦、リアル・シン日本人=堀内佑馬「田中選手、平良選手。俺が全てを掻っ攫う」

【写真】気合が入りまくっていることが伝わってくるインタビューだった(C)t.SAKUMA

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」で、堀内佑馬がコ・メインに出場しマーク・クライマコと対戦する。

UFCを目指し、カリフォルニアを拠点に置く堀内は、7月に暫定王座決定戦で惜敗。今回が再起戦となる。対戦相手のマーク・クライマコは6勝0敗の新鋭だ。UFCに行くために毎試合、しっかりと勝つと断言する堀内は、リアルにこだわる。


──クライマコ戦を6日後に控えています(※取材は現地の10月30日に行われた)。今の調子はいかがでしょうか。

「イィ感じできています。明日の朝に練習すると、あとは減量ですね」

──リモートや試合映像よりも実物の方が大きく感じられる堀内選手ですが、上背よりもフレームが大きくて減量はなかなかハードなのかと。

「そうなんですよね。これまで水抜きをしないできたので、今回はこれからのために水抜きを試そうと思っています」

──最後のドライアウトなしで、あの大きさからフライ級に落としていたのですか!! だから計量の時は筋肉まで落ちているように見えたのですね。

「体が結構小さくなっているので、『ヤバいね』って驚かれます。結構、無理な減量はしてきたかと……。厚着して走って落としていたので、水抜きは水抜きですね。LFAの場合はホテルに入る時には、もう体重を落としていました」

──計量前夜からのドライアウトでなく、それ以前に走って徐々に落としていたらリカバリーも少なくないですか。

「だから今回は色々な人のアドバイスを受けて、ホテルに入ってから水抜きをすることにしました。ただこれまでの試合で力負けを感じたことはないので、体格的には恵まれていると思っています」

──LFAの場合、現地入りは試合の何日前なのですか。

「計量の1日前なので、試合の2日前ですね」

──なるほど、そこはビッグプロモーションとは違いますね。

「ハイ。今回は飛行機で移動できる他の州での大会でなくて、(コリン)オーヤマ・コーチの運転で、もう1人出る選手と一緒に4時間のドライブで現地に行きます。けっこう、きついですよね」

──そして7月の暫定王座決定戦の厳しい判定負け以来の試合です。この間、タイトルを賭けて戦ったチャールズ・ジョンソンは初防衛に成功して、正規王者のヴィクトー・アルタミラノはコンテンダーシリーズからUFCへステップアップを果たしました。

「コンテンダーシリーズって時期が集中しているし、あの一発勝負の博打的な試合よりも、普段のLFAで毎試合しっかりと良い勝ち方をして、ショートノーティスだろうがUFCの空きをつく方が良い──というのがオーヤマ・コーチの考えなんです。

タイトル戦で負けてからの再起戦で6勝0敗っていう良い相手を当ててくれたので──、田中選手の相手もオーヤマのコンテンダーシリーズに出ているデスモンド・トーレスに勝っているので、『凄い相手とやるな』って思っていたら、自分にも強いのがきて(笑)。最初は12日だと聞いていたのに、契約書には5日になっていて。でも良い相手だし、良い勝ち方をしてここから先に繋げたいですね。それを想像すると、楽しくてしょうがないです」

──クライマコ、日本では当然のように無名ですが、どのような印象を持っていますか。

「ムエタイベースなのに、テイクダウンをよく使っていますよね。オファーが来た時はムエタイで打撃が強いっていう情報だったのが、最近の試合を見るとがっつりレスラーで(笑)。まぁ何でもできますね。

打撃は普通に上手くて、クリンチからのテイクダウンとそこからバック奪取してRNCですかね。ただし粗いです。僕も日本からも戻ってきて全てを見直してきたので、結構手応えを感じています。スクランブルで削って、削って……極めたいです。そうですね……ジャパニーズMMAを見せたいです」

──ジャパニーズMMA?

「僕が子供の頃に見ていたMMAは、寝技で仕留めることができるけど打撃も使う。それが日本人が創り出した究極のMMAなのでそこを見せたいと思います」

──確かに一本勝ちもありますが、堀内選手は圧倒的に打撃のイメージが強いです。今回の相手は打撃のサウスポーの構えから、テイクダウン狙いは右手前一本槍。左ワキを取らせず、組みへの準備を怠らないで打撃で削るのかと思っていました。

「最近、寝技の調子が良くて。ONE柔術のジヴァ・サンタナのところで練習していて、極める数も増えてきました。グラップリングとMMAのグラップリングはフットサルとサッカーぐらい違うと思います。リチャード・アラルコン……レッドってメチャクチャ強いんです。それがマイキー・ムスメシに足関節で秒殺されるし。どうなっているんだって」

──別物です、ね。

「ハイ。寝技は奥が深すぎます。それだけやっている人と、MMAファイターはやはり違っていて。ジヴァさんのテクニックも本当に凄いです。体格差はあるのですが、アレックス(ペレス)とか極められるし、力でなく技術で僕も取られまくっています。レッドにもボコボコにされますが、オーヤマではUFCファイターと極められ、極めるこという感じになっています。

だから今回の試合は全部対応して、なんかチョット成長したなってところを見せたいです。ここからリアルになりたくて。リアルになるためには全部できるようにならないといけないですし……。リアルな選手になることを目標にやっています」

──リアル……ですか。暫定王者はまだUFCと契約しておらず、正規王者になる見込みです。

「今度の試合、無傷で勝って12月も勝って、ジョンソンにはやり返さないと気が済まないです。アイツには絶対にリベンジをします」

──今回、日本ではLFAから修斗、そしてVTJと中継が続きます。VTJのメインは同じフライ級の平良達郎選手です。嫌らしい見方ですが、若い選手も多く出場する。この日は堀内選手も含め、誰が一番期待できるのかというショーケースだと思っています。

「VTJも修斗もありますけど、僕はリアルなところを見せたいです。田中選手、平良選手が話題にならないような試合をして、全てを搔っ攫うつもりで戦います。正直な話、平良選手の相手の試合映像を見た時、俺がやる選手の方が強いと思いました。そこで俺が良い勝ち方をして、全ての視線を俺にもって来させたいです。それは田中選手にしても平良選手にしても、同じことです。

田中選手の試合が見たくてABEMAを視る人が多いだろうから、そこで俺が全部を掻っ攫います」

──では日本のファンに一言お願いします。

「頑張ります」

──ホントに一言じゃないですか!!

「あっ……もうちょっとの辛抱、気合が凄く入っていて。俺が一番、リアルだということを見せたいと思います」

──今回リアルという言葉が多いですが、前にいっていたシン日本人というのは?

「リアル・シン日本人で、お願いします(笑)。絶対良い試合をして、リアル・シン日本人を皆に見せたいです。応援、宜しくお願いします」

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

The post 【LFA117】クライマコと対戦、リアル・シン日本人=堀内佑馬「田中選手、平良選手。俺が全てを掻っ攫う」 first appeared on MMAPLANET.
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【LFA117】強敵ディアス戦へ、田中路教─02─「自分の戦い方をUFCの流行りに迎合させる必要はない」

【写真】川原波輝への感謝の気持ちが、田中をより強くする(C)MICHINORI TANAKA

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」で、LFA初陣をヒカルド・ディアスと戦う田中路教インタビュー後編。

単身サクラメントに移り住み、周囲の日本人選手とも一定の距離を取っているようにも見えた田中。そのストイックな姿勢は、まさに孤高という言葉がふさわしい存在であった。だからこそ孤高が、孤独にならないのかと案じられたが──思えば彼が今、サクラメントにいること自体、田中路教を陰ながらサポートしてきた人々の存在があってこそ、その事実を彼自身が誰よりも理解していた。

センチメンタルな想いは木っ端みじんに吹き飛ばされる、圧倒的なリアルを前に前にして田中の心境を引き続き尋ねた。

<田中路教インタビューPart.01はコチラから>


──川原選手とマンツーでの練習……、安心材料を得ることができました。

「波輝君自身が凄い量の練習をこなしています。それなのに僕に合わせて『いつでも都合の良い時間を言ってください』という風にしてくれて。相手の映像もチェックして、癖とか動きを掴んで、対策練習で相手を真似てくれていますし。感謝の限りです。

僕自身、色々とあってそういう状況にある選手に何もしてあげることができないことも経験しています。でも波輝君は、そういうことが一切ないんです。凄いなって思います。ここまでやってもらったことを、僕も彼に返していかないといけない。そこに関しても、自分がやったから、今度はお前が返してくれっていうのも彼にはないんですよ」

──慈愛の人じゃないですか!!

「だからこそ、まずはここで結果を残すこと。そうすれば、僕も彼に堂々とアドバイスできることもあるだろうし。勝って、ご飯でも行って色々と話したいですね。彼はもっともっと強くなれる選手です」

──ユライア、川原選手と創り上げきて戦うヒカルド・ディアス。日本にいると戦えない相手ですし、相当の力の持ち主だと思われます。

「アグレッシブで、決定力もある選手ですね。危険な選手だとは思いますが、僕自身が目指している場所が場所なので、ここで手こずるわけにはいかないというのはあります。スタイル的には右のオーバーハンドのカウンターが強い選手で、遠い距離で攻撃を散らしてきますよね。

組みや寝技もできるけど、本来は遠い距離が得意で近づいてきたところにカウンターを入れる。なのでオーバーハンド、カウンターは気をつけたいと思っています」

──コンテンダーシリーズ、LFAもそうですが、防御より攻撃は当然として、攻撃も精度よりアグレッシブネスとフィニッシュ狙いが評価されるという節があるのは気になりますか。

「気にしないです。僕がやることは変わらない。いつも通り戦います。自分に合ったスタイル、組んで倒す。色々なところが伸びていますが、根幹は変わらないので。膠着した試合はやってはいけないとは思っていますけど、強さに関係なく自分のファイティング・スタイルが求められるものでないなら、仕方ないです」

──これだけUFCに拘って生きてきたのに?

「UFCを目指していますが、自分の戦い方をUFCの流行りに迎合させる必要はないと思っています。それで弾かれるなら、全然弾かれてもしょうがないです。だって無理に変えるべきところじゃないし、変えられるようなモノでもない。そんなことを意識して戦うと、マイナスになるだけですから」

──もう、やってもらうしかないです。

「はい、やるしかないです。2年8カ月、前回の試合でダメだったところをミッチリと克服してきました。ただ、本当の意味で克服するのは試合の時です。あそこから立て直すのに、時間をじっくりと掛けてきました。それとユライアですね。ユライアは当日入りして、サポートしてくれるのですが、やはり僕の試合を一番見ていてほしい存在でもあります」

──時差の関係もあり、LFAから修斗、そしてVTJと3連続でABEMAでの中継になります。国内でも世界を目指すという選手たちが、田中選手の後に控えているのですが、そういう選手たちに違いを見せたいという気持ちはありますか。

「ないですね」

──アハハハハ。

「そんなのないですよ。皆、頑張っているし。僕と堀内君がLFAに出ていて、こうやってABEMAで放送をしてくださるので、僕らが結果を残すことでLFAに出たいと他の日本人選手も思ってくれるようになってほしいですしね。そういう選手たちがLFAで戦う時に、ABEMAで中継し続けてもらえるように良い勝ち方をしていかないといけないと思っています」

──大人になりましたね、ホントに。堀内選手のLFAでのタイトル戦がABEMAで中継されて以来、選手の口からもLFAという言葉を聞く機会は増えました。ただし、どういう行程を経て田中選手や堀内選手がLFAで戦うための状況を創ったのかは、知られていません。

「本気で目指していくと、そこは分かってくると思います。だから、そういう風に言ってくれる人が増えてくること自体、良いことです。僕の場合はコロナもあってビザの取得に時間が掛かりましたけど、これからはそんなこともないでしょうし。それでもLFAで戦うためのハードルというのは存在しますし、ビザの費用や米国での練習費用がどれだけ掛かるのか、そういうことを発信していければ良いと思います」

──全ては次世代のため、ですか!!

「次世代のため……う~ん、僕がこれだけ苦労してきたので、他の人にその苦労をしてほしくないというのはあるかもしれないです。ここに来るために、色々な人が僕を支えてくれました。そういう人たちへの感謝の気持ちは常に持っています。ただし、そこの気持ちが強くなり過ぎていた時期がありました。

それでも……この2年8カ月、なんで自分は格闘技をやっているのか。なぜMMAで一番を目指しているんだろうっていう部分から整理ができました。そのなかで自分のためという軸があることが今は見えています。同時に感謝があるからこそ、負けられないという気持ちを持ち続けられる。

そこがある人とない人では、結果も変わって来ると思います。他の選手を見ていても、本当にそういうことはあると思っています。だからということじゃないですけど、自分を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちはいつもあります」

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

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【LFA117】LFA初陣、孤高過ぎる田中路教─01─「動きが2カ月前と比較しても、どんどん良くなっている」

【写真】角刈り返上。試合モードになってきた(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」。イベント名にあるようについに田中路教が、LFA初陣に臨む。

対戦相手のヒカルド・ディアスはKINGS MMA所属のブラジリアン、キャリア10勝4敗ながらLFAでは連勝中で5月のジョージ・ガルシア戦ではヒザ蹴りでKO勝ちを収めている。

UFCで再び戦うことだけを考え、それでいて自分のスタイルをコンテンダーシリーズ的ファイトに寄せることが決してない田中に、この試合に向けての調整方法や対策について尋ねた。


──5日後にLFAデビュー戦が控えています。今はどのような心境でしょうか。

「いつものことなんですが、あまり実感がないというか。そこまで張り詰めた感じはしていないです」

──2019年3月以来、2年8カ月振りの実戦です。その前の試合が2017年10月だったと考えると、この4年で3試合目、異常ともいえる実戦の少なさと言わざるをえない状態です。

「そうですね。何年に戦ったか、僕もちょっと覚えていないです(笑)。ただ不安はないです。僕のキャリアを振り返ると、コンスタントに戦えた年ってないんですよね。PXCで戦っていた時(2012年11月から2013年10月までに4試合)と修斗の新人王トーナメント(2011年4月から同年12月8日までに3試合)ぐらいじゃないですか」

──その2年でキャリアの半分の試合をしていることになります……。

「それでも新人王トーナメントの時も1回戦がキャンセルになったりしていますからね。あの時は20歳だったんで、もう11年も前です(笑)」

──このブランクはやはり気になります。前回のウラジミール・レオンティプ戦でも思ったような試合ができなかったですし。

「あの試合のコンディションが悪かったのは、ブランクのせいではなかったです。それは今になって本当に痛感しています。それでも、次の試合で試合勘というものが関係してくるかもしれないですが、気にしてもしょうがないですから。とにかく集中するだけです」

──6週間の練習、1週間の休息というルーチンを確立している田中選手ですが、試合が決まってからもこの周期は変更ないのでしょうか。

「ちょうど試合のオファーが来たのが6週間前の休息期間中だったんです。次の週から試合のため練習を始めて、ここで6週間なので凄く良いタイミングで試合ができます。仕上がりに関しても問題ないと思います。良い感じで来ています。ただ……」

──ただ?

「自分の動きが2カ月前と比較しても全然良くなっているので、そこを纏めることに関しては少し戸惑いはありました。良い方に変わってきたのですが、打撃にしても成長している分だけ使えるコンビネーションとかが違ってくるので。そこをアジャストさせるのは、結構難しかったですね」

──2カ月で違いが実感できるほど、変わるものなのですね。

「ハイ、距離感とかどんどん変わってきています。良い時の感覚に、ファイトキャンプ中に戻ってきましたね。その距離感を今の自分の技に馴染ませるのに少し手間取ったというのはありますが、手応えは凄く感じています」

──普段は午前中のプロ練習だけで、午後はジムに行かないという生活スタイルになっていましたが、ファイトキャンプ期間もジムでの練習は午前中だけだったのですか。

「試合が決まってユライア(フェイバー)から、『今週中に2人で話そう』ということになってミーティングを行いました。ユライアがファイトキャンプのスケジュールを立てようということで、今回は2人で話して練習スケジュールを創りました。

1週間の細かい練習スケジュールを決めたのですが、ユライアから午後も練習をしろということはまず言われました。プロ練習は全て出て、午後からもミット打ち、ムエタイのクラス、ユライアとのプライベートレッスンという感じで練習してきました」

──田中選手は疲労の蓄積を嫌っていましたが。

「ユライアの考え方として、ファイトキャンプ中は疲労が溜まるもの。そういう揺らぎない考え方だったから、僕も徹底して追い込んできました」

──ユライアはUFCでもLFAでも、コンテンダーシリーズでも必ずと言って良いほどアルファメールの選手のセコンドに就いていますが、どの選手とも田中選手と同じような距離感で、試合まで創っているのですか。

「他の選手とどういう付き合いかは、正直分からないです。他の選手との関係は見ていないのですが、僕にはそういう風に接してくれています」

──いやぁ、本当にアルファメールにいることには拘っているのに、そこでの人間関係の構築に関しては本当に希薄ですよね(苦笑)。NYでの生活に戻った嶋田裕太選手とプライベートのやり取りをしている時に、「田中選手からセコンドのお願いをされたのですが、自分も翌週に試合があるから、カリフォルニアまで行くことはできなくて……どうしようか」という話を聞いて、アルファメールにセコンドを頼める人間もいないのかと愕然としました。

「アハハハハ。そんな大げさなモノじゃないですよ。1人、ジムの人間に頼もうと思ったら、用事があって試合当日しか来られないってことだったので、『あっ、嶋田君がNYにいるなぁ』と思って連絡したんです(笑)。でも試合があるからと言われて、それならしょうがないって。ユライアも試合当日に来てくれるのですが、やっぱり現地にいる3日間ぐらいって気を使わないですむ人といたいじゃないですか」

──こんなこと書いても良いのか、嶋田選手は「本当に大切な試合で、僕の力が必要ならここは力にならないといけない」とかって言いだしたので、「いや、嶋田選手は自分のためにNYに行っているのに」という会話になって……。

「いやぁ、それは嶋田君に申し訳なかったです。そんなに深刻にお願いしたわけでもなかったのに……(苦笑)。そりゃあ、トーナメントに出るならそこに集中してほしいですから。軽いつもりでお願いしてしまったから、本当に申し訳なかったです……。嶋田君に連絡をしたのは、やっぱり居心地の良い人間と一緒にいたいなって。確かに僕は友達がいないから……」

──友達がいない……。

「アハハハ。でも、皆そんなもんじゃないんですか」

──で、セコンドのほうは?

「結局、ユライアが勧めてくれた人が就いてくれることになりました。でも、考えたら車で3時間半ほど移動しないとダメだから、車で一緒に行ってくれる人が必要だったんですよね(笑)」

──嶋田選手に頼んでいたら基本的な抜けがあったと(笑)。それにしても、そのような人間関係で、対策練習などは問題なく消化できたのですか。

「本来はユライアとのマンツーマンの練習で、他から対策練習用のパートナーを呼ぼうかという話もあったのですが、ユライアの考えていた選手の都合がつかなくて。結果、ユライアが対戦相手の研究をして、こういう動きがあるから、こんな動きの練習をやろうという感じで練習してきました。

それでも僕はパートナーを決めて対策練習をしたかったので、2週間ぐらい前からですけど、(川原)波輝君にお願いして対策練習をマンツーでやってもらっています」

──ついに川原選手と!! そのような関係になっていると聞いてホッとしています。

「ついに?(笑)」

──さきほどのセコンドの話もそうですが、田中選手は孤高の人感が際限極まりなくて……。

「波輝君が日本に戻っていたし、この間にまた戻って来ると思っていなかったんですよ。でも、本当に波輝君は良くしてくれます。人間として、人のために動くっていうことを無理なくできるというか……本当に他人に優しいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

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ABEMA LFA LFA117 MMA ONE PANCRASE UFC   ヒカルド・ディアス 田中路教

11.5『LFA 117』のメインイベントで田中路教とヒカルド・ディアスが対戦


Ricardo Dias(Sherdog)

Michinori Tanaka(Sherdog)

 LFAが11月5日にカリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催する『LFA 117』のメインイベントがヒカルド・ディアス vs. 田中路教のバンタム級マッチになることを発表。

 ディアスは現在30歳のブラジル人で戦績10勝4敗。5月の『LFA 107』でジョージ・ガルシアに2R KO勝ちして以来の試合で現在3連勝中。

 田中は2019年3月の『PANCRASE 303』でウラジミール・レオンティブに判定勝ちして以来2年8ヶ月ぶりの試合で現在2連勝中。グラップリングでは昨年4月の『Road to ONE 02』で宮田和幸と対戦し引き分けてます。

【LFA117】ついに田中路教のLFA初戦が決定。11月5日、メインで難敵ヒカルド・ディアスと対戦(MMAPLANET)

【LFA117】ヒカルド・ディアス戦が決まった田中路教「良いコンディションで戦うための必須の期間だった」(MMAPLANET)
「11月5日に試合が決まりました。すでに試合に向けファイトキャンプに入っていて、チームアルファメールで毎日練習漬けの日々を送っています。僕の試合を楽しみにしてくれていた方達には、大変お待たせして申し訳ありませんでした。

ただこの期間も自分が良いコンディションで戦うための必須の期間だったと思っています。そしてユライアが対戦相手の対策を買ってでてくれて、当日はセコンドにもついてくれています。当日は最高の状態に仕上げて試合に臨みますので、ABEMAで観戦して頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします」

 田中路教がコメント。続きを読む・・・
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【LFA117】ヒカルド・ディアス戦が決まった田中路教「良いコンディションで戦うための必須の期間だった」

【写真】ハードな練習で相当に疲弊気味だという田中。米国ではどの美容院に行っても「角刈りになる」とのこと (C)MICHINORI TANAKA

11月5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」で田中路教がヒカルド・ディアスと戦うことが決まった。

実戦は昨年4月のRoad to ONE02のグラップリング=宮田和幸戦以来、1年7カ月振り。MMAに至っては2019年3月のウラジミール・レオンティブ戦から、実に1年8カ月振りとなる。その田中から、今回の試合に向けての意気込みが届いた。


田中路教
「11月5日に試合が決まりました。すでに試合に向けファイトキャンプに入っていて、チームアルファメールで毎日練習漬けの日々を送っています。僕の試合を楽しみにしてくれていた方達には、大変お待たせして申し訳ありませんでした。

ただこの期間も自分が良いコンディションで戦うための必須の期間だったと思っています。そしてユライアが対戦相手の対策を買ってでてくれて、当日はセコンドにもついてくれています。当日は最高の状態に仕上げて試合に臨みますので、ABEMAで観戦して頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします」

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ABEMA LFA LFA117 MMA ROAD FC UFC キック ヒカルド・ディアス 田中路教

【LFA117】ついに田中路教のLFA初戦が決定。11月5日、メインで難敵ヒカルド・ディアスと対戦

【写真】非常に怖い、そして北米にはゾロゾロいる相手=ヒカルド・ディアス (C)LFA

田中路教のLFAデビューが11月5日(金・現地時間)、対戦相手はブラジル人ヒカルド・ディアスに決まった。

再渡米から半年、ようやく田中のLFA初陣が確定した。舞台は上記にあるように11月5日にカリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」──つまりメイン出場となる。


サクラメントから約200マイル南下したセントラル・カリフォルニア──サンホアキンバレーにあるセコイア農業地域の中心、人口も急激に増加している成長過程にある街で田中がUFCへのラストロードの一歩を踏み出す。

対戦相手のディアスは10勝4敗、ハファエル・コルデイロ率いるKINGS MMA所属のブラジル人ファイターだ。LFAでは昨年8月に初戦を戦いデスモンド・トーレスにスプリット判定勝ち、今年の5月にはジョージ・ガルシアをヒザ蹴りでKOし2連勝している。

ガルシアは近い距離でパンチとロー、そして首相撲&ヒザ蹴りから組んでテイクダウン、あるいはバック奪取と所謂コンテンダーシリーズ・スタイルを地で行くアグレッシブ&ハイペースを信条としている。LFAのケージではカーフ&ロー、右オーバーハンド、左フックの返しにハイキックを織り交ぜ近い位置をキープして戦ってきた。

そこでスピニングバックフィストや後ろ回し蹴りなど回転系の打撃を繰り出す点には、田中も注意したい。またガルシア戦のKOは右フックでダウンを奪い、その立ち上がり際にヒザを入れるという反則ギリギリのタイミングでの危ないフィニッシュだった。

韓国で開催されたARZALETに出場経験もあり、その際にはRoad FC、日本でもGrachanやWardogに出場経験のあるキム・ウジェの左フックを被弾しながら、ニータップでテイクダウンを奪うやスクランブルでバック奪取、RNCで仕留めている。

当時はハファエル・コルデイロのカリフォルニア進出を大いにサポートしたクレバー・ルシアーノ門下で、ディアスも柔術を十分に使いこなしていた。さらにブラジル時代には今より荒い打撃を駆使しつつ、シングルで倒された直後にバタフライスイープ→蹴り上げ→後方回転でヒザ十字という間断のない下攻めMMAグラップリングも見せている。

近距離でプレッシャーを掛け、倒すことができるストライカーでありながら、トップだけでなくボトムでも確かなグラップリング能力を持つディアス。

LFAでもトップからヒールに取りに行く動きも見せており、打撃も寝技もカウンターアタック覚悟の非常に攻撃的な選手といえる。現状、日本にいては戦うことができなかった難敵だ。

とはいえ、ディアスのような強敵に勝つために日本を離れ、アルファメールでトレーニングを積む田中にとって、危険は承知──勝てばUFCの俎上にのる、待ち望んだ相手といえるだろう。

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