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【Shooto2025#05】左ハイをキャッチ→TDされた宇藤。パク・ジョンジュンのパウンド連打でKO負け

<フェザー級/5分3R>
パク・ジョンジュン(韓国)
Def.1R2分41秒 by KO
宇藤彰貴(日本)

サウスポーの宇藤に対し、パク・ジョンジュンが左に回る。宇藤の左ハイをキャッチしたパク・ジョンジュンが、そのままテイクダウン→一気にマウントを奪取する。宇藤はブリッジから立ち上がり、左ヒジを押しつけてスラムで叩きつけた。クローズドガードのパク・ジョンジュンの顔面に左ヒジを連打。宇藤が足を捌くと、パク・ジョンジュンは左腕を十字で腕を伸ばしにかかる。

腕を抜いた宇藤が、立ち上がろうとするパク・ジョンジュンの首に腕を回す。しかしRNCは極められず。そのまま立ち上がったパク・ジョンジュンが、ボディロックで組み、右の小外でテイクダウンする。下になった宇藤は三角絞めをセットアップするも、足のクラッチを解かれた。反転する宇藤の左腕を背中越しに押さえ、パク・ジョンジュンが顔面に左パウンドを連打。宇藤の動きが止まり、レフェリーが割って入った。


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【Shooto2025#05】永井奏多と世界暫定王座決定戦、ダイキライトイヤー「できるだけ下にならない」

【写真】元町駅前にある修斗GYM神戸。入口はビジネスシューズで埋まっている――一般会員さんが溢れるなか、その応援を受けてダイキライトイヤーが暫定王座戦に挑む(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(日)、大阪市住之江区のGORILLA HALL OSAKAで開催されるPROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.5 in OSAKAにて、ダイキライトイヤーが永井奏多との世界バンタム級暫定王座決定戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike

2013年3月のプロデビューから12年――ダイキライトイヤーが遂に、暫定ながら世界王座に挑むこととなった。昨年開催された環太平洋同級王者決定トーナメント決勝で野瀬翔太を下してベルトを巻いたダイキ。続いて新鋭の永井を迎え撃つ世界暫定王座決定戦を控えるダイキが、キャリアを重ねるにつれて変化してきたマインドを語ってくれた。


若い時はベルトとかランキング、知名度とかを気にしていたし、それを欲していました。でもこの年齢になると……

――まずは環太平洋王座、獲得おめでとうございます。

「ありがとうございます。もちろんベルトを獲ることができたのも嬉しいんですが、野瀬君に勝てたことも本当に嬉しくて。凄く実力があり、修斗の中でも一番強いやろうなと思っていた選手でした。その野瀬君に勝てたことはホンマに嬉しかったですね」

――あの環太平洋バンタム級王者決定トーナメントは、まさに「野瀬のためのトーナメント」とも思われていました。

「そうでしょうね。僕としては全部ひっくり返してやろうと思っていました。ずっと『決勝で野瀬と対戦したい』と言っていて、実際に試合することになった。自分が一番強いと思っている選手を倒してチャンピオンになるほうがカッコいいじゃないですか」

――もちろんです。

「皆は野瀬君が優勝すると思っていたやろうけど、僕はそう思い描いていました」

――このトーナメントはダイキ選手にとって、プロデビューしてから10年以上が経ち、初めて修斗のベルトを巻くことができるチャンスでした。その点において気負いのようなものはなかったですか。

「それはなかったです。若い時はベルトとかランキング、知名度とかを気にしていたし、それを欲していました。でもこの年齢になると、『まず目の前にある試合を一つひとつ大事に戦っていきたい。しっかり勝っていきたい』と考えるようになって。もちろん『よっしゃ! コレ勝ったらチャンピオンや』という気持ちは、心のどこかにはあったと思います。でも昔のような感覚ではなく、とにかくこの試合に勝つというつもりで続けてきましたね」

――そのように意識が切り替わったのは、いつ頃でしょうか。

「いつ頃やろう……。メッチャ前になるんですけど、修斗のBORDERで山城選手に勝った時(2019年1月、山城剛に2R KO勝ち)ぐらいやと思います。あの頃は『ここで負けたらMMAを辞めよう』と思っていたような時期でした。でも山城戦から4連勝を収めて。その頃から人のためだとか、皆が視ているから――とかじゃなく、自分のために戦おうと思って挑んだのが山城戦やったんです。なぜそう考えたのかは覚えていないけど、あの辺りが自分にとってターニングポイントでした」

――4連勝して、もう一つステップアップできるはずでした。しかし2020年12月には、田丸匠戦で踏みとどまることになりました。

「僕、いつも『ココ!』というところで負けてしまうんですよね(苦笑)。去年のトーナメントも『ココ!』という勝負やったじゃないですか。そこで勝ち切ることができたから、ホンマに嬉しくて。今までやってきたことが、一つの形になったかなって思います」

――ちなみに先日行われたTORAO35の野瀬×加藤ケンジ戦はご覧になりましたか。下になった加藤選手が、野瀬選手に対してペダラーダを連発していました。

「まだ視ていないですけど、それは聞きました!」

――ダイキ選手が見せたペダラーダが、野瀬攻略法として皆の記憶に残ったのでしょう。それだけのインパクトを与えたということで。

「下からの蹴り上げって危ないから、なかなか練習では出せないじゃないですか。でも練習中に『このタイミングなら当たるやろうな……』と思うことは何度もあって。そう考えていることが、まさかあんな形で試合に出るとは思いませんでした。別に狙っていたわけではなく、自然に出たものではあるんですけど」

――ダイキ選手の場合、大切なのはカウンターの三角絞めではないでしょうか。

「カウンター三角! なかなか極められないですけどね(笑)。でも皆が警戒してくれます」

――その警戒心があるからこそ、相手が上体を起こす。そこにペダラーダが当たると。

「それは練習とかでも考えていました。でも野瀬君の圧が強くて、そこまで考える余裕は全くなかったです(苦笑)。自分が下になった時の嫌がらせが、ああいう風に発展して。これから『ダイキといえば蹴り上げや』といわれるようになったら嬉しいですね。アハハハ」

――先ほど言ったとおり、ダイキ選手といえばカウンターの三角絞めが印象的です。ペダラーダといい、下からの展開が得意なのでしょうか。

「いや、どうなんですかね? その前に、あんなに下になっちゃダメだと思うんですよ。何か安心しちゃうポジションなのかもしれないけど」

――確かに現代のMMAで、あれだけベッタリとマットに背中を着けることはリスクがあります。そのスタイルを変えようとは思わなかったのですか。

「いえ、野瀬戦では絶対に下にならない。下になっても、すぐ立ち上がる――そう意識していました。ただ、今までもダメやとは分かっていながら、何かどこかで『いけるんじゃないかな』と思う自分がいて。不思議なもんですよ。ダメやと思っていたことが大事な試合で生きて、別の技が入るんですからね」

――やはり継続は力なり。やってきたことは嘘をつかないのでしょう。ただ、野瀬戦の勝利で、「やっぱり変えないでいいか。下になろう」と考えてしまうかもしれません。

「いやいや(笑)。今は、できるだけ下にならないよう意識して練習しています」

絶対に永井には負けない、自分に負けない、試合で勝つ

――なるほど。修斗のベルトを巻き、周囲の反応はいかがですか。

「皆が喜んでくれていて、僕も嬉しいです。やっぱり大阪でベルトを巻くことができたのは大きくて。会場もメッチャ盛り上がってくれたし、皆の応援があって試合も乗り越えることができました。これは綺麗事でも何でもなく、特に前の試合はそれを感じて。

でもベルトを獲った瞬間――これは生意気かもしれんけど、『次っ!』という気持ちになっていたんですよ」

――次とは、世界王座のことですね。

「はい。試合後のランキングを見ても、これは環太平洋王座の防衛戦よりも、もう一つ上に行きたいという気持ちが強くなりました。次の試合がすぐ世界戦になって嬉しいですね。何かって言うと、僕は世界のベルトと環太平洋のベルトを二つ肩に掛けたいんです。

僕がMMAを始めた頃、このジムで中蔵隆志さんの指導を受けていたんですよ。当時、中蔵さんが世界のベルトを腰に巻いて、環太平洋のベルトを肩に掛けた写真をずっと見ていました。その光景がずっと忘れられなくて……」

――そうだったのですね。確かに始めた頃に受けた印象は忘れられないものです。

「ずっと戦ってきて、こんな日が自分に訪れるとは思っていませんでした。先ほど言ったとおり、ベルトやランキングとか、数字どうこうより目の前の試合を――というマインドに変わっていたので」

――そのマインドに変えることができたからこそMMAを続けて、チャンスをモノにすることができたのかもしれません。

「あぁ、そうですね。その欲がなくなったことが、良かったのかもしれないです。

これも不思議なもんですけど、年齢を重ねるにつれて『去年の自分より強くなっている』と感じているんですよ。もう無理やなって限界を感じるようになったり、試合で負けても悔しくなくなったらキッパリ辞めようと思っています。でもオッサンになるにつれて強くなっている。そう感じることができるうちは、まだまだいける。そう考えていますね」

――1週間前の5月18日には、東京でサステイン興行があり、世界戦も行われます。自身の世界戦も東京で……という気持ちはありませんか。

「それは全くないですね(笑)。前の試合も大阪で皆の応援がなかったら……自分一人の力では勝てなかったと思います。だから次、世界戦も大阪でやりたかったんですよ」

――ダイキ選手が環太平洋のベルトを獲得したからこそ、大阪でこの世界挑戦が実現します。対戦する永井選手の印象を教えてください。

「若くて勢いのある選手ですよね。無敗やし、弱いわけがない。僕も気を抜かず、キッチリ練習して臨みたいと思っています」

――豊富なスタミナでアタックし続けてくる永井選手に、カウンターの三角とペダラーダを……。

「アハハハ! もう下にならないですって。なぜあんなに下になっていたのか、昔の自分に聞きたいぐらいですよ(笑)。ただ、どんなフィニッシュでも勝つことが一番大事で。

ベルトやランキングに対する欲はなくなったけど、次の試合で2本のベルトを巻くイメージはできていますね。それも『絶対にベルトを巻く』とか、そういう気持ちじゃない。『絶対に永井には負けない、自分に負けない、試合で勝つ』というマインドで毎日練習しています。

今回って暫定王座決定戦なんですよ。まず永井選手に勝って暫定のベルトを巻き、正規王者の齋藤奨司選手と統一戦をやりたいですね――12月1日に予定されている大阪大会で」

■視聴方法(予定)
5月25日(日)
午後13時~ ツイキャスPPV

■Shooto2025#05 in OSAKA対戦カード

<世界バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
ダイキライトイヤー(日本)
永井奏多(日本)

<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴(日本)
パク・ジョンジュン(韓国)

<フライ級/5分3R>
杉本静弥(日本)
山本壮馬(日本)

<フェザー級/5分3R>
轟轟(日本)
グ・ジユン(韓国)

<新空手・Stand up提供試合/キック・ヘビー級/3分3R>
小池翔(日本)
伊藤叶人(日本)

<新空手・Stand up提供試合/キック・58.5キロ契約/3分3R>
THE ROCK MFC(タイ)
白鳥光希(日本)

<新空手・Stand up提供試合/OFGキック・67.5キロ契約/3分3R>
有馬伶弍(日本)
井原浩之(日本)

<フライ級/5分2R>
龍城(日本)
南裕人(日本)

<バンタム級/5分2R>
中島陸(日本)
松岡琉之介(日本)

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45 HEAT55 MMA MMAPLANET o キック パク・ジョンジュン ペットサムイ・シムラ

【HEAT55 x AFC34】初回からダウン応酬も、2Rにペットサムイがパク・ジョンジュンを右で倒す

【写真】ペットサムイがボディを効かせて、右ストレートで吹っ飛ばした(C) MMAPLANET

<キック63キロ契約/3分3R>
ペットサムイ・シムラ(タイ)
Def.2R4分43秒 by TKO
パク・ジョンジュン(韓国)

ペットサムイがガードを固めて距離を詰める。左インローからパク・ジョンジュンにケージを背負わせ、ワンツーをかわしてパンチを合わせる。左に回るパク・ジョンジュンに右ロー、左前蹴りを当てるペットサムイが、さらに右ストレートをボディに突き刺した。右に回るようになったパク・ジョンジュンにローを効かせると、相手は再び左に回るように。

ペットサムイはパク・ジョンジュンをケージに詰めて左右ボディを浴びせる。動きが落ちたパク・ジョンジュンのアゴを、ペットサムイの左フックが貫いた。後方にダウンしたパク・ジョンジュン。立ち上がるもペットサムイのロー&パンチを受ける。さらに左ミドルで下がらせたペットサムイだが、攻め込んだところで、カウンターの右ストレートを受けてダウンを喫する。しかしすぐに立ち上がり、初回終了を待った。

2R、すぐにペットサムイが距離を詰める。下がりながらワンツーを伸ばすパク・ジョンジュンに対し、左の蹴りを散らしながら左フックを振るうペットサムイ。パク・ジョンジュンは右跳びヒザを見せるも、ペットサムイの前進を止めることができない。ペットサムイがケージ際で右ボディから首相撲に捕らえると、右ボディがパク・ジョンジュンの下腹部を捉えていたため試合が中断される。再開後、ケージを背負ったパク・ジョンジュンが右ボディから左ジャブ、ワンツーを見せる。右スーパーマンパンチまで繰り出すが、ペットサムイの前進は止まらない。

蹴りを散らすパク・ジョンジュンに対し、ローからワンツー、左フックを振るう。左ボディから右ストレートを突き刺すと、パク・ジョンジュンは左に走って回る。ペットサムイは左ロー&右カーフを効かせた。グラついたパク・ジョンジュンにパンチを浴びせるペットサムイが、ボディから右フックでダウンを奪う。ここは立ち上がったパク・ジョンジュンを右ストレートで吹っ飛ばし、3度目のダウンを奪うとレフェリーが試合をストップした。

TKO勝利を収めたペットサムイはマイクを握り、日本語で「今日はありがとうございました」と挨拶した。


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