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デイナ・ホワイト「パウロ・コスタはライトヘビー級に転向すべきだ」/コスタ「ケガで体重が落とせなかった」「ジャッジの採点は理解できない」


 『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でマーヴィン・ヴェットーリがパウロ・コスタに判定勝ちした件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「我々はこの試合を存続させ、必ず実現させようとしていたが、それもヴェットーリのような男の中の男がいたからこそだった。彼は絶対的なプロフェッショナルとして、男として行動し、素晴らしい仕事をしてくれた。だからこそ試合が実現できた」

「試合当日の体重はヴェットーリ208ポンド、コスタ220ポンドだった。繰り返すようだが、ヴェットーリの全ての功績を称えないといけない。彼はどんな体重でも戦うことを厭わず、取り乱すこともなかった。結局のところは試合が全てだ。二人とも必死に戦った。コスタは第1ラウンドよりも第5ラウンドの方が調子が良かった。減量できなかったわけだから体調面に疑問があったが、調子は良かった」

「こうなった以上、我々は彼の戦うべき場所を教えないといけない。205ポンドに行くべきだ」


 マーヴィン・ヴェットーリは以下のコメント。

「彼はしっかりしたパフォーマンスだった。彼は準備ができていない、トレーニングをしていない、太ってやって来た、真剣に取り組んでいない、などと考えて試合前の緊張感を緩めなかったのが良かった。彼は実際にそうだった。ちょっとしたトラップだった。彼は確かに試合を引っ掻き回したいと思っていたが、準備もできていた」

「彼はデカかったが、俺は誰とでも戦う。ミドル級だからかなり大きいし、体重は気にしていない。誰とでもやる。ケージは私のホームだ。これは俺のスポーツが。どれだけ体重が増えても気にしない。だからと言って、やたらとオーバーウェイトやヤツは来ないでくれよ。次の対戦相手に警告しておくが、俺が試合を受けるのを良いことにわざとオーバーウェイトで来るのはやめてくれ」

「次戦は意味のある試合なら何でもいいが、年内にやることはないと思う。だが、良い相手なら俺は簡単に受けてしまうだろうな。ひょっとしたら2月に誰かがケガをして代打出場するかもしれない。ただ、俺の場合は準備をした上で試合をし、ファンのために凄いショーを見せたいと思ってる」


 パウロ・コスタは以下のコメント。

「問題なのは、俺が負けたことで、何を言っても言い訳に聞こえてしまうことだ。俺は言い訳はしない。俺もマーヴィンも良い仕事をした。祝福すべきことだ。だが、いつもの体重で来れなかったのは、いくつか問題があったからだ。何週間かトレーニングを中断する必要があったので、少し重めの体重で来てしまった。左の上腕二頭筋を負傷していた」

「体力的には問題はないが、足が風船のように膨らんでしまった。彼の体や頭を何度も蹴った。彼の左腕はかなり傷ついているはずだしボディもそうだろう。なぜジャッジがああいう採点をしたのか理解できない。俺は自分が勝ったと信じている」

「ジェイソン・ハゾッグはとても良いレフェリーだが、なぜ最初のアイポークで1ポイント減点したのか理解できない…本当に理解できない」

 足とか膝などを負傷して走り込みが出来ずに体重が落とせなかったのではなく、左上腕二頭筋ですか…。続きを読む・・・
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『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』メディカルサスペンション


 『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』メディカルサスペンション。

・マーヴィン・ヴェットーリが両前腕のレントゲン検査と右膝のMRI検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・パウロ・コスタが右足のレントゲン検査と左目の検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・グラント・ドーソンが第11肋骨の骨折により医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・フランシスコ・トリナルドが左手のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・メイソン・ジョーンズが右膝のMRI検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ジェフ・モリーナが右足首のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ズヴァイアド・ラジシュビリが右足のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

 その他の選手は60日間以内です。続きを読む・・・
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MMA News UFC   パウロ・コスタ マーヴィン・ヴェットーリ

『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』マーヴィン・ヴェットーリの効果的な打撃のヒット数はUFCライトヘビー級史上1位


Marvin Vettori defeats Paulo Costa(MMA Decisions)

 マーヴィン・ヴェットーリ vs. パウロ・コスタのジャッジの採点。3者とも1,3,4Rヴェットーリ、2Rコスタ1ポイント減点で9-9、5Rコスタで48-46ヴェットーリ勝利でした。

 主要サイトの採点は49-45ヴェットーリ支持2人、48-46ヴェットーリ支持12人でした。


 効果的な打撃のヒット数はヴェットーリ190発、コスタ163発。これはUFCライトヘビー級史上1位と2位の記録とのこと。合計353発はUFC史上4位の記録だそうです。続きを読む・・・
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MMA UFN196 キック パウロ・コスタ ブログ マーヴィン・ヴェットーリ

【UFN196】階級変更を受け入れ、ハイとミドルにも前進を続けたヴェットーリが3-0の判定勝ち

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)
Def.3-0:48-46.48-46.48-46
パウロ・コスタ(ブラジル)

ミドル級ランカー同士のライトヘビー級マッチ。サウスポーのヴェットーリにコスタは右ロー、左ジャブ、そして右ミドルハイを蹴る。右ローをカットされ後方にバランスを崩したコスタはケージを背負ったが、右ミドルで前に出る。組んだコスタは体を入れ替えられ、ヴェットーリが左を打って離れる。さらに左をヒットさせたヴェットーリに対し、コスタが右ミドルを2発入れるが右を打たれる。コスタは右を返して、右ロー、ヴェットーリが左を当てる。

右ミドル、左右のボディとコスタが腹を攻め、ヴェットーリが右をヒットしパンチをまとめる。既に息が荒くなっているコスタはケージを背ってパンチ、ヒザ、さらにパンチのコンビとヴェットーリに攻め立てられる。一度離れたヴェットーリは右ミドルを蹴られても右ジャブを当て、左を続ける。さらにヴェットーリは右リードフックを2発入れ、左を続けボディを抉る。コスタも右ボディを返したが、ヴェットーリ優勢の初回だった。

2R、ミドルを蹴り合った両者。蹴りはコスタの方が勢いがあるが、拳ではヴェットーリに分がある。それでもコスタが右ストレートを当てたが、ヴェットーリは距離を詰めてボディを殴る。この距離で右ハイを蹴れら、下がったヴェットーリにコスタがハイをもう一度狙う。離れるヴェットーリが右ジャブから左ストレート、続いてワンツーと反撃に出る。

左ストレートが当たるヴェットーリはローに左ミドルを蹴り返す。パンチで前に出るようようになったコスタが、ボディフック、離れて右ミドルを蹴る。残り2分20秒、口を開くコスタがワンツーフック、組んだヴェットーリがテイクダウンを一気に決める。スクランブルでバックを取ったヴェットーリは正対して立たれると、離れる。直後にアイポークがあり、ヴェットーリはたまらず離れて試合が中断する。

と、ここでコスタにペナルティで減点が宣言される。納得できない様子のコスタだが、再開後にガードの上から右ハイを2発入れ、ローを蹴る。それでもヴェットーリのワンツーでケージ際まで下がり、エルボーからパンチを被弾する。左フックをカウンターで受けながら、構わず左ストレートを入れたヴェットーリに対し、コスタ右ボディを返したところで2Rが終わった。

3R、圧力を掛けるヴェットーリが右フックを入れ、左ミドルを蹴る。さらに左を当てたヴェットーリに対し、コスタは手が出ない。後ろ回し蹴りをかわしたヴェットーリに右を狙ったコスタが、右オーバーハンドを当てる。ヴェットーリはクリンチから右ヒジを入れる。離れても左ストレート&右フックのコンビネーションを放つ。近い距離でのパンチにコスタはダブルレッグを決める。パウンドに対し、ヴェットーリがレッスルアップ&シングルへ。ギロチンで迎え撃ったコスタは、引き込むと同時に頭を抜かれヴェットーリがトップをキープした。

4R、コスタのハイキックにも前に出るヴェットーリが左を当ててクリンチへ。ここでコスタが左に左をカウンターで当てる。それでも手数が戻るわけでなく、ワンツーを被弾したコスタは右ジャブを打たれて右ハイへ。これは空振りとなり、左を受けて下がる。ケージに詰まり連打、ヒザを殴られたコスタが左ボディを返し前に出るとハイから右を伸ばす。ヴェットーリは右前蹴り、ローと蹴りを受ける。それでも左をヒットさせたヴェットーリが右ミドルを蹴られても左を打ち返す。

テンカオからクリンチ、エルボーを入れて離れたヴェットーリが左を打ち込む。頭を抱えて下がったコスタ。ヴェットーリもラッシュは賭けず、右ジャブを当てダブルレッグへ。ケージを使って立ち上がったコスタも、決定打を受けないでラウンド終了を迎えた。

5R、いきなり右を打ち込んだコスタがジャブを受けても右を返し、右ハイを蹴っていく。ヴェットーリは左を打ち返し、コスタは右ミドルを思い切り蹴り込む。さらに左ジャブを当てたコスタが、右ボディを効かせ右ミドルを2発蹴る。組みに逃げたヴェットーリは切られた直後にもう一度組んでケージ際に。

腹を効かされたが、時間を使い回復させたヴェットーリは左に右クロスを打たれる。コスタは右ヒザ、右ミドルに続き左ボディを入れる。ヴェットーリはたまらずダブルレッグも倒すというよりも押し込んで時間を使う。

残り1分を切り、ミドルを蹴り合った両者。コスタの右ハイは勢いがあるもものヴェットーリも右フックにダブルレッグを合わせ、ケージに押し込み時間となった。結果、ヴェットーリが3-0の判定勝ちを収めた。

「蹴りが強力でガードした腕が厳しかった。でも、僕の方がビッグハートでだし強い意志を持っているから5R戦えた。とにかくキックは強かったし、彼は色々とトリッキーなことしてきたけど全てが経験になった。ただし、彼は体重を守るべきだった。それでも勝ったから」と勝者は試合を振り返った。


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【UFN196】カサレス戦で4連勝なるか。シン韓国MMAの担い手チェ・スンウ「正しい防御、正しい攻撃」

【写真】水抜きも成功、145.5ポンドで計量を終えたチェ・スンウ (C)Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN196:UFN on ESPN+54「Costa vs Vettori」が開催される現在オクタゴン3連勝中、UFC戦績3勝2敗のチェ・スンウがアレックス・カサレスと戦う。

長身、自身のサイズを有効に使った打撃は、精度が高く、相手の攻撃を被弾せずに自身攻撃を当てるという韓国バチバチスタイルとは一線を画している。

それでそれでいて倒すファイトを展開するチェ・スンウの水抜き前に初インタビューを行った。


──土曜日にオクタゴン4連勝を掛けてアレックス・カサレスと戦います。今の気持ちを教えてください。

「これから計量までバスルームに籠るので気は重いです。ただ仕上がりは問題ないですし、水抜きを除けば精神的も全く問題ありません。

アレックス・カサレスは動きの速い選手です。パンチもそうだし、移動もですね。彼のその良さを出させないで戦えるよう準備をしてきました」

──今、試合前のベガスに来てUFC PIで挑戦する選手もいますが、チェ・スンウ選手の場合は?

「自分はソウルで準備して来ました。ソウルにはたくさんのジムがありますし、ボクシング、レスリング、MMAと今回の試合に必要な技術を身につけてきました」

──TOP FCフェザー級王者からUFCにステップアップし最初の2試合で敗れ、そこから3連勝中です。技術なのか、気構えなのか連敗後に何か変化があったのでしょうか。

「全ての瞬間が、モチベーションに関係してきます。連敗後、もし次も負けていればUFCは自分を追い出していたでしょう。絶対に信頼を取り戻す必要がありました。とにかくポジティブにモノゴトを捉えるようにし、素早い行動をとるよう心掛けました」

──その後、3連勝を果たしました。チェ・ドゥホなどは、真っ向勝負で日本人をKOしてきた戦いが、UFCではファンが絶賛する試合にこそなりますが、結果に結びついていません。対してチェ・スンウ選手は韓国MMAの真正面、近距離で殴り合いという試合でなく、レンジを取って無暗に被弾しないファイトをします。

「何か特別ファイト哲学があって戦っているわけではありません。ただ、クリアなディフェンスとクリアなオフェンスを考えて戦っています。肉弾戦を恐れているわけではないです。ただし、正しい防御と正しい攻撃ということを常に考えています」

──だから精度の高い攻撃が可能なのですね。

「この考えがあると、効果的な攻撃ができると思っています」

──チェ・スンウ選手のようなレンジに立つ場合、MMAファイターのなかには手打ちのパンチを繰り返すことも少なくないです。この場合でもチェ・スンウ選手はしっかりと踏み込んで、パンチを打ち抜いていますね。

「う~ん、それは対戦相手によると思います。まず対戦相手によってアゴの位置、ボディの位置関係が違ってきます。そして狙いも変わってきます。だから、踏み込んでパンチを打ち抜くことを意図するするのも、対戦相手によって変わってきます。

何よりもノーリスク、ノーリターンという考えでいます。テイクダウンされるリスクを冒さないと、KOパンチを打ち込むことはできないです」

──アレックス・カサレス戦でも、そのようなファイトを心掛けるということですね。

「彼は基本的に何でもできます。なので、常にプレッシャーを与えて彼の動きをさせないよう戦います。それが作戦ですね」

──韓国のフェザー級といえばジョン・チャンソン、そしてチェ・ドゥホという2人が日本では常にビッグネームです。チェ・スンウという新しいファイターの存在を日本のファンにアピールしてもらえないでしょうか。

「とにかくベストを尽くします(苦笑)。そして、見てくれるファンが楽しめる動きを多く試合で使いたいと思っています。日本のファンの人達も、自分のアクションの多い試合を楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
10月24日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN196計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 204ポンド(92.53キロ)
パウロ・コスタ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
リック・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ホセリン・エドワルツ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)
チェ・スンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)
デヴィッド・オナマ: 153.5ポンド(69.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロウレアノ・スタルポリ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジェイミー・ピケット: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155ポンド(70.31キロ)
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 125ポンド(56.7キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・リヴィアナ・ソウザ: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135ポンド(61.24キロ)
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 135ポンド(61.24キロ)

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【UFN196】パク・ジュンヨンと対戦、グレゴリー・ホドリゲス─02─「メンタルゲームを制すること」

【写真】当然、フェイスオフでもフレンドリーだ (C)Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでが開催されるUFN196:UFN on ESPN+54「Costa vs Vettori」で、パク・ジュンヨンと対戦するグレゴリー・ホドリゲス・インタビュー後編。

コンテンダーシリーズの敗退から掴んだUFCとの契約。愛する柔術、柔術家の顔を押し殺してMMAで戦う。KOパワーはあっても、心掛けるのは正確な攻撃と正しい位置取り。インタビューの受け答えだけでも、良い人ぶりが伝わってくるホドリゲス──その根底にあるファイト・フィロソフィーは「メンタルゲーム制する、我慢」だった。

<グレゴリー・ホドリゲス・インタビューPart.01はコチラから>


──デビュー戦はその2014年の9月で、ジャングルファイトでした。

「そうヴァリッジ・イズマイウがプロモーターのね。その試合で負けて、2試合目は勝てたけど3戦目でまた負けた。距離の序盤は本当に厳しい状況だったよ。ベースの柔術を使って戦っていたけど上手く機能しなかった。

2016年かな、ヴィトー・ベウフォートのサポートするために米国に来て、ラシャド・エヴァンスやリョート・マチダらとトレーニングをした。その時、柔術とMMAは別モノだって目が覚めたんだ。柔術ができるからって、MMAを戦えるわけじゃない。

MMAはグラップリング、打撃、レスリング、全てがエクセレントじゃないと戦えない。それから何年も徹底してボクシングの練習をしてきたよ。そして今、ヘンリー・フーフトとダニエル・メンデスの下でムエタイ、キックボクシングの修得に励んでいる。

でも柔術をずっとしてきた僕は、道着を握るために腕の力が強くてKOできる力があった。ジャカレもそうだったよ。ジャカレには何千発と良いパンチを貰って来たからね(笑)」

──道着をグリップすることで、パンチ力が増すモノなのですか。

「そうだよ。柔術をしてきた人間は前腕が強いからね。そうやって打撃を徹底して練習して、今のスタイルを構築してきたんだ」

──グレゴリーはKOパンチを持っています。ただし、その使い道を知っているというか距離とタイミングをしっかりと計って戦っていますね。そしてフィニッシュすることを急がない。

「僕はケージに向かう時、5分✖3Rを戦い切るつもりでいる。15分間、自分の戦いをすること。15分間戦う前に勝てたとすれば、それはボーナスだよ。もちろんフィニッシュしようと思っている。でも、ラッシュすることはない。急ぐ必要はないんだ。試合時間は15分ある。常に正しいポジションを取り、一つ一つ正確な攻撃をする。

相手を倒して、一気呵成にフィニッシュを狙い、その結果攻撃が粗くなってカウンターを被弾して逆転負けしたことがあるんだ。2度とあんな過ちは犯さない。アンデウソン・シウバとX-gymとブラックハウスで練習をしていたんだけど、彼は絶対にカウンターパンチなんて貰わないよね。アンデウソンから試合中の気の持ち方を習ったんだ。

勿論、アンデウソンは次元の違うファイターだよ。でも、つねにリラックスして戦うことは僕もできる。それが僕に戦い方だよ。

いつの日か、僕にタイトル戦を戦う機会が巡ってきたら、また違う戦い方をする。それまでは自分をしっかりとコントロールして戦うよ。いかにこのメンタルゲームを制することができるのか。それが成長の鍵を握っていると思う」

──では、そのメンタルを持って土曜日はどのような試合をしたいと思っていますか。

「サンフォードMMAでトレーニングしてきたこと、その全てを駆使して戦いたい。コーチ、チームの皆が僕を勝たせるために協力してくれた。その成果を試合で見せたいんだ。さっきも言ったようにパク・ジュンヨンはタフな対戦相手だ。彼は僕をテイクダウンしようと、その機会を伺い組みついてくるだろう。でも、パンチを当てる隙を見つけてプレッシャーを掛ける」

──例えテイクダウンをされても、グレゴリーは柔術で戦えますね。

「ゲームプランはテイクダウンを切ることだけど、仮に寝技になっても問題ない。グラウンドは僕の庭だから。寝技に自信があるから、テイクダウンされることは怖くない。だから、自分の打撃が伸びたと思っている。ボトムでも、トップでも寝技になれば僕のモノだ。

本音を言えば、もっと僕の柔術を見せたいという気持ちもあるんだ。どれだけ僕がグラウンドで戦るのかを知ってもらいたいんだよね」

──そこはやはり柔術の横顔が出てしまいそうになるのも、抑えて戦っているわけですね(笑)。グレゴリー、今日はありがとうございました。凄く貴重な話を聞かせてもらいました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕には最高の日本人の友がいる。タカシ・サトーから、多くのことを学んでいる。一番は忍耐力だ。彼から我慢すること教えてもらっている。本当に心が強くないと、我慢はできないことをサトーを見て分かったんだ。そしてリョートと彼の父ヨシゾーさんからも日本人の心を教えてもらった。ヨシゾーさんは偉大な人間だよ。

いつの日か日本に行って、もっと日本のことを知りたいと思っている。日本のファンの応援をエネルギーに変えて戦いたい。ありがとう。土曜日の試合を見逃さないでほしい。皆に喜んでもらえる試合をするよ」

──ぜひチーム・メイトのオンラ・ンサンのセコンドで、日本に来てください。

「おお、オンラのことを知っているのかい?」

──はい、ONEで何度も取材をさせてもらっています。

「おお、そうなのかい!! オンラは今回の試合もセコンドに就いてくれるんだ。そうなんだっ!! ちょっと待って、スクショを撮らせてくれ。君の写真を見せて、インタビュー受けたってオンラに伝えるから(笑)」

■視聴方法(予定)
10月24日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN196計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 204ポンド(92.53キロ)
パウロ・コスタ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
リック・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ホセリン・エドワルツ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)
チェ・スンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)
デヴィッド・オナマ: 153.5ポンド(69.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロウレアノ・スタルポリ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジェイミー・ピケット: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155ポンド(70.31キロ)
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 125ポンド(56.7キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・リヴィアナ・ソウザ: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135ポンド(61.24キロ)
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 135ポンド(61.24キロ)

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【UFN196】計量終了 路上で見いだされ、修士号2つのLFA王者。ジョージアの傑物、ラジシュビリに要注目

【写真】別にMMAで強くなくても良いだろう……こんな多才なファイターがいるのか……ラジシュビリ(C)Zuffa/UFC

22日(金・現地時間)、23日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN196:UFN on ESPN+54「Costa vs Vettori」の計量が行われた。

メインのマーヴィン・ヴェットーリ✖パウロ・コスタは当初はミドル級で組まれていたが、コスタが体重が落ちないということでキャッチウェイト、さらにライトヘビー級に変更され実施されることとなった。


そんなコスタの我がままが通った今大会、韓国から3連勝中のチェ・スンウがアレックス・カサレス、パク・ジュンヨンがグレゴリー・ホドリゲスと戦うメイン&プレリミカードは、まず外せない。

この他、2度目のUFCで初勝利を目指すタバタ・ヒッチにも注目だ。

ストロー級のヒッチは6月のマノン・フィオフォ戦をショートノーティスで受け、フライ級でも大きな相手に打撃で圧倒されて完敗──。ストロー級で戦う今回のマリア・オリヴェイラ戦がある意味、本当の意味でのUFCキャリアのスタートとなる。

日本のSEI☆ZAで活躍し、滞在中には小見川道大から講道館黒帯を巻かれたヒッチの持ち味は、なんといっても組みにある。紫帯でノーギワールズを制し、マッケンジー・ダーンの練習相手として力をつけたヒッチにとって今後のキャリアを左右する大一番だ。

そのヒッチはスクランブル発進でUFCと契約したため、LFAではタイトル戦に絡んでいないが、プレリミ第1試合に出場するズヴァイアド・ラジシュビリはLFAバンタム級王者として、オクタゴンに初参戦となる。

ギガ・チカゼ、マラブ・デヴァリシビリと小さな旋風をUFCで巻き起こすジョージア人ファイターのラジシュビリは、19歳の時にストリートファイトの強さを名将コバ・ケシュラシビリに見いだされ、大学に通いならMMAのトレーニングを始めたという変わり種だ。

2011年にプロMMAにデビューし、4年間で10連勝を達成──現地のコンバットリーグ・ワールドチャンピオンシップではフェザー級王座に就き、同団体のライト級のグラップリングチャンピオンにも輝いている。

母国の大学で経営管理学で学士となったラジシュビリは、米国の大学へのスカラシップを得て渡米、修士号を習得している。ジョージア時代からその知識を生かしたビジネスを展開し、ロシアでは会社経営をしていたという才覚もある。

米国でMMAへの想いを抑えれず、LFAで復帰すると2戦目でリッキー・スティールを破りバンタム級王座を獲得した一方で、UFCで戦うチャンスを得た現状でもデータ解析の修士号を習得中でジョージア時代に職歴のある市場調査会社を持つという目標を持っている。

ストリートファイトの強さを見初められ、ジョージアのMMA王者から北米MMAの登竜門であるLFAでもベルト奪取、その上で2つの修士号を得て米国をビジネス拠点にするというプランを持つ──文武両道どころか商才まであるラジシュビリ──傑物と称しても過言でないだろう。

今後、ラジシュビリはMMA一本で人生を賭けているファイターの夢を潰していくことになるのか。要・要・要注目のUFCデビュー戦だ。

■視聴方法(予定)
10月24日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN196計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 204ポンド(92.53キロ)
パウロ・コスタ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
リック・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ホセリン・エドワルツ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)
チェ・スンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)
デヴィッド・オナマ: 153.5ポンド(69.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロウレアノ・スタルポリ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジェイミー・ピケット: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155ポンド(70.31キロ)
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 125ポンド(56.7キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・リヴィアナ・ソウザ: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135ポンド(61.24キロ)
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 135ポンド(61.24キロ)

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Report UFC UFC253 イスラエル・アデサニャ パウロ・コスタ ブログ

【UFC253】カーフでコスタを削ったアデサニャ、左でダウンを奪いエルボーで終幕。力の差を見せつける

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
Def.2R3分59秒by TKO
パウロ・コスタ(ブラジル)

オーソ同士、まずアデサニャが右ローを蹴る。続いて関節蹴りでコスタの左足を狙うチャンピオンは、さらに右カーフを蹴り込む。コスタは右ミドルを空振りし、右ローを入れる。左足への攻撃を続けるアデサニャは左ミドルハイをギリギリのところでブロックする。アデサニャは右ハーフをここでも蹴り、ミドルを掴んで右ボディを打ち込む。アデサニャはスイッチして左ハイ、スウェイでかわしたコスタだがカーフを受け続ける。

後ろ手で組み、「カモン」と挑発したコスタは、棒立ちで笑顔を浮かべる。アデサニャは右カーフ、左ジャブを見せ、コスタの前進にはサークリングで距離を取る。カーフが効いてきた風でもあるコスタは、右ブラジリアンキックをかわし前に出る──が、アデサニャはサークリングから左ミドルを決める。組みに行ったコスタは、ややバタついているか。対して落ち着いて間合を図り、前足を削った王者が初回を取った。

2R、すぐに右カーフを走らせたアデサニャ。コスタの左ふくらはぎは何カ所も赤くなっている。そのコスタの右ハイをかわしたアデサニャは、2発ローを受けると右カーフを返す。コスタは左リードフックを当てるが、アデサニャの左ハイでプレッシャーをかけ続けることができない。スイッチし左ミドルを入れたアデサニャは、コスタの突っ込みに左を打ち込む。コスタは左ハイを顔面に受けて下がり、左ジャブを被弾する。

右足にもカーフを入れたアデサニャは、ダブルのフックをスウェイでかわし左ジャブを打ち込む。続くコスタの前進に左フックを合わせてダウンを奪ったアデサニャが馬乗りになると、最後はエルボーまとめ勝負を決めた。


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Preview UFC UFC253 イスラエル・アデサニャ パウロ・コスタ ブログ

【UFC253】UFC世界ミドル級戦、コスタが王者アデサニャの制空権に入るには組みの圧は欠かせない

【写真】アデサニャが前に出ないと勝てない──という心境になるか(C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)、UAEはアブダビ・ヤス島のUFC Fight IslandでUFC253 「Adesanya vs Costa」が開催される。

メインは19勝0敗の王者イスラエル・アデサニャに13勝0敗のパウロ・コスタが挑む、UFC世界ミドル級選手権試合だ。


最近はBlack Lives Matterでの言動でも分かるように、MMA界を越えた影響力を持つようになってきたアデサニャにとって、今回の試合は2度目の王座防衛戦となる。キックボクシングで75勝5敗(29KO)というレコードを持つアデサニャはMMAでも14度のKO勝ちを誇る。

スイッチヒッターで蹴りの距離に立ち、上中下の蹴り分けても重心が高くなったり、ブレることなくパンチに移行できる。アデサニャは蹴りを触覚とし、制空権を確保し相手の攻撃を受けずに、自らの打撃だけを入れるスタイルで勝利を重ねてきた。

このスタイルはUFCで戦うようになってからより、磨きが掛っているといっても過言でない。UFC参戦から数戦はブラッド・タヴァレス戦のように組まれることも多かった。ただし、ここで倒れずヒザという武器も披露していたが、その後のアデサニャが相手の踏み込みから攻撃を被弾し、リズムを崩したシーンは昨年4月の暫定王座決定戦、ケルヴィン・ガステラム戦ぐらいか。

ガステラム戦での経験があってか、初防衛戦となったヨエル・ロメロ戦では踏み込んで一発というスタイルを繰り返す挑戦者に対し、足を使い、カウンターも単発という試合でブーイングを浴びている。一方、挑戦者は13の白星のうち11試合がKO勝ち、その勝ち方もチャンピオンとは違い中間距離からのインファイトで相手を沈めてきた。

特徴的なのはオーソながら右は当然として、リードミドルともいえる左ミドルに威力がある点だ。コスタは腹を効かせ、制空権を広げると一気の絨毯爆撃で勝利を手にする。アデサニャに対し、蹴りの距離からさらに懐に踏み込むことができるか。そこが大きな勝負の鍵となろう。

接近戦を可能にするには、常に圧力をかけ攻撃も効かせ、アデサニャを打ち合わないと勝てないという心理状態にさせることができるかに掛かっている。当然のように、踏み込みにはカウンターを狙われるだろうが、コスタとしては距離を詰めない限りベルトを巻くことはできない。

実はコスタはグラップリングも長けておりテイクダウンからバック奪取、スクランブルでギロチンという勝利の方程式を持っている──が、公式記録には残っていないが2014年のTUFブラジル03でマーシオ・アレッシャンドリJrを相手に組みで猛攻を仕掛けた結果、ガスアウトで逆転判定負けを喫した経験がある。

5分✖5Rの戦い、世界の頂点を賭けた一戦でこのような冒険に出ない公算が高いが、それでも組みも圧力として、打撃の接近戦に持ち込むことはコスタにとって最上の策であることは変わらない。

打から組みに対しては、アデサニャの防御能力は異様に高い。では組みからの打撃──効かせるローやKOパワーを誇るパンチの持ち主に対して、同じような鉄壁のディフェンスと距離を取ることができるのか。コスタの総合力がプレッシャーとなり、アデサニャを慌てさせることができれば、非常にエキサイティングな試合になりそうだが、果たして……。

■視聴方法(予定)
9月27日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■UFC253対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]パウロ・コスタ(ブラジル)

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ドミニク・レイエス(米国)
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
ブランドン・ロイヴァル(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
シジャラー・ユーバンクス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
ズベア・トホゴフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル(ニュージーランド)
アレックス・ダ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス(米国)
ジェイク・マシューズ(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング(ニュージーランド)
ルドヴィット・クライン(スロバキア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト(米国)
アレクサ・ケマー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジェフ・ヒューズ(米国)
フアン・エスピーノ(スペイン)

<ライトヘビー級/5分3R>
カディス・イブラヒモフ(ロシア)
ダニーロ・マルケス(ブラジル)

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