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【Pancrase352】合島大樹戦 へ、後藤丈治「俺たちが今、本当にスゲェモノを見せ続けないといけない」

【写真】Where there is a will, there is a way──志あるところに道あり(C)MMAPLANET

9日(日)に横浜市中区の横浜武道館でPancrase352が開催される。同大会で61カ月振りにパンクラスで戦うのが後藤丈治だ。
Text by Manabu Takashima

強さを追求し、世界に挑む志を持ちパンクラスからRoad to ONE、修斗、所属ジムの自主興行TTFC、RIZIN、ONE FF、そしてDEEPと戦場を問わず戦ってきた。その結果、レコードは綺麗でなくなった。特に昨年はイリアス・エジエフ戦マンド・グティエレス戦とタフな海外勢に連敗を喫してしまった。

この敗北があったことで課題をあぶり出し、MMAを戦う上での軸を再確認した後藤。合島大樹戦を前に、さらに純化した自身の征く道を言葉にした。


自分が分かっているからこそデキないことが増えた

――日曜日に5年1カ月振りのパンクラス再出場となります。

「そうですね。上京して4試合はパンクラスで。Road to ONEから修斗で戦うようになりました」

──以来TTFCを挟み修斗からRIZIN、ONE FF、そしてDEEPと果敢に挑戦をしてきました。ただし、結果的に昨年はONE FFのイリアス・エジエフ戦、DEEPのマンド・グティエレスと連敗。グティエレス戦は負けていないという気持ちもあるかと思いますが、この2試合をどのように振り返ることができますか。

「強くなるために必要だった試合だと、今は捉えています。落ちきったところからの立ち上がり方を学べました。本当に強いヤツらと戦うのは、そんなに甘くねぇぞというのを教えてもらいました。

あのタイミングで戦えて良かったです。ああいう奴らがゴロゴロいる。結局、UFCで活躍しているラウル・ロサスJrもマンドと競り合いをして、ギリギリのところで競り勝っている。ああいう戦いをしていかないといけないのも事実なんで」

──グティエレス戦、競り負けた感もなかったです。

「終わったことですが、勝ったとは思っています。でも、もっとやれることがあった試合です」

──初回で勝ち切りたかった。ただし、そこから挽回するのが彼らの強さ。背中をつけた状態が長かったのは勿体なかったように見えました。

「そこは修正点ですね。今までの自分だったら、ガムシャラに立っていた。それがデキることが増えて、自分が分かっているからこそデキないことが増えた。その2つがあって、覚悟を持ってどちらかに振ることが必要だったと思います」

──下ができても、絶対に下にならない。その意識が必要だったのかもしれないですね。結果論ですが……。最終回もカーフを効かせて、サイドを取られてもバギーチョークを仕掛けていたわけですし。

「レフェリーも人間ですから、色々な見方があるでしょうしね。だから講習会にも参加しました。負けが増えたわけだし、これから挽回しないといけないけど良い経験ができたと思っています」

──勝利の先はUFCという一本道ではない日本のMMAにあって、戦うごとに出場プロモーションを変えるデメリットもあるかと思われます。

「パンクラスで戦うことになったのは、3月には試合をしたかったからです。長南(亮)さんはDEEPにも話をしてくれていました。まとまったのがパンクラスだったんです」

──契約なき拘束は、日本のMMAを強くするためには本当に見直す時期が来ていると思います。

「そういうことなんです。全ての団体をリスペクトしているので、自分の価値が高くなればどこでも戦える。そういう特別な存在になることも目標の一つです。一番は世界に向けて戦うこと。上久保(周哉)さんのように、とんでもないバケモノに挑むことが俺にとっては格好良いMMAファイター像です」

──そのような目標があるなかで、今回の合島選手との試合の意味というのは?

「ソコに挑戦していくための試合にしたい。そう思っています。その過程においてパンクラスの王座につながっていくなら、そこも挑戦していきたいです。透暉鷹選手と戦うカリベク・アルジクル・ウルルも本当に強い相手ですしね。彼も超えないといけない壁だと思っています。強くなってバケモノに挑む。その目標に向かって、手段は問わないです。だからこそ勝たないといけない試合です。

会見の時も言ったのですが、『覚悟を決めて戦う』というシンプルなところに今回は意識をおいています」

10年後、20年後。俺がもう引退した後、死んだ後かもしれないけど、誇れる未来を創りたい

──合島選手も5年半の活動停止期間があり、試合に戻ってきた。相当の覚悟を持って戦っていると思います。

「格闘技が好きで辞められない選手。だからラストチャレンジ、全てを賭けて戦っているように感じます。それだけの覚悟を持ってやっていると思います。でも俺はそれだけじゃなくて、相手の人生を終わらせる。殺す覚悟までできているので。そこを差は出ます」

──合島選手と戦うなかで、勝負とは別にこれからを見据えたパフォーマンスが見られるのか。そこも求められるファイトかと思います。

「去年の2試合で、今回のテーマである覚悟という部分は本当にデカいと感じました。特にイリアスと向き合った時、初めて何かがある。恐怖ではないけど、ヤベェモノが奥に潜んでいるなと。なんというのか、感じたことがない違和感……。他の外国人とも違う。宗教かもしれないけど、信じているモノがあって胆が据わっている。それが覚悟で。覚悟の差を感じました。

外国人選手でもトレント・ガーダムや同じRIZINだと(日比野)エビ中(純也)とかっていう選手達と向き合った時、『俺が飲んだな』って思ったスけど。イリアスだけは……ちょっと凄かったですね。ああいう風に呑まれた弱い自分から、抜け出すための1年間でした。やはり、そこですね」

──戦略だったのかもしれないですが、グティエレス戦では打撃を入れる距離を創るために回る展開が多いように感じました。拳の圧で前に出ると、あの時のように組まれないのではないかという理想論が頭に浮かびました。

「もう、間違いないです。あの試合は自分がイメージしている戦いの流れが、甘かったです。正直、日本人選手が相手だと初回の左ストレートで倒れていたと思います」

──ハイ。

「でも、アイツは倒れなかった。あの一発は捉えたんですけどね。見えていないところからのアッパーで、腰も落ちました。けど頑張ってくれましたね(苦笑)」

──そして後藤選手が言われた寝技ができるようになって、できないことが生まれた。選択肢の多い、MMAならではの難しさです。同時に我々は無責任に、だからこそMMAは面白いと断言できる部分で。

「本当にそうっス。絶対にそうです。この面白さ、奥の深さを今の格闘技好きの人達が分かってくれるのか。まぁ、でもそこは言ってもしょうがないですよね。これが面白いので。結局は自分次第。数字の奴隷みたいになっちゃっている子がたくさんいるなかで、本当に俺たちが変えてやる。本当にスゲェもんを見せて、絶対に変えることができると俺は思っているので。

俺もそうだし、先陣を切ってやってくれている上久保さんのような人もいるわけで。俺はそっちに続いて、そういう存在になっていきたい。10年後、20年後。俺がもう引退した後、死んだ後かもしれないけど、誇れる未来を創りたい。そのためには俺たちが今、本当にスゲェモノを見せ続けないといけない。そう……めっちゃ思っています」

──素晴らしい言葉の説得力が増すのは、たった一つの結論しかないことは後藤選手もよく理解していると思われます。

「ハイ。振り切れたなって思われる試合をします」

■視聴方法(予定)
3月9日(日)
午前11時45分~U-NEXT

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45 Breakthrough Breakthrough Combat03 MMA MMAPLANET o RIZIN トレント・ガーダム 竹本啓哉

【Breakthrough Combat03】竹本の寝技を凌いだガーダムが、鋭いカーフと手堅いグラウンドで判定勝ち

【写真】ガーダムがバランスの良さを発揮。さらに日本バンタム級ファイターとの試合が見たい(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
Def.3-0:29-8.29-28.29-28.
竹本啓哉(日本)

サウスポーの竹本が右ジャブを突いて、前後のステップを踏む。ガーダムの右ストレートがヒットすると、竹本がプレスをかけていく。ガーダムの右の打ち終わりに組んだ竹本だが、ここは両者が離れた。ガーダムは左ボディを突き刺し、竹本の動きに合わせて右ストレートを合わせる。ローに右を合わされた竹本がバランスを崩す。竹本は左インローを当て、ガーダムの右をかわした。しかしガーダムの左フックが竹本の顔面をとらえる。

ケージ中央から、竹本がシングルレッグで飛び込んだ。ガーダムがこれを切ると、竹本が引き込むような形でグラウンドへ。ハーフからガーダムの首を抱えた竹本はスイープとバック奪取を狙う。トップに回りながら、ガーダムの右肩を抱えながらバックに回った竹本。ボディトライアングルで組むと、オタツロックに切り替えてパンチと左ヒジで削る。鼻から出血が見られるガーダムを、竹本が削り続けて初回を終えた。

初回終了間際の竹本の攻撃が後頭部に入ったか、ガーダムがうずくまった後に苦悶の表情を浮かべてコーナーに戻る。そのまま2Rがスタートすると、ガーダムがサウスポースタンスで飛び出した。互いに右ジャブを突き合うなか、ガーダムが竹本のシングルレッグを切って右アッパーを突き上げた。竹本はなおもローシングルで飛び込むも、ガーダムは左腕を掴まれながら右の鉄槌を落とす。

スタンドに戻った両者、ガーダムの左ローに竹本が左ストレートを合わせた。ガーダムも左ボディ、左カーフを返す。ガーダムの左オーバーハンドが伸びる。ロー、ジャブを出し合う両者。カーフを効かされた竹本が、正面から左ストレートを食らう。

シングルレッグで組んだ竹本が引き込むと、ガーダムがトップからパンチを打ち込む。鼻から出血が見られる竹本、ガーダムはハーフの竹本に背中を着かせ、左腕を枕にしてトップをキープする。苦しそうな表情を浮かべる竹本がガードに戻すも、ガーダムが右ヒジを落としたところで2R終了のゴングが鳴った。

最終回は至近距離での打ち合いからスタート。竹本は右アッパーを当てるが、シングルレッグを切られてボトムを強いられる。ハーフの竹本に対し、ガーダムは両腕を差し上げて背中を着かせる。確実にラウンドを抑えにきたガーダムが、右ヒジで削っていく。

竹本はアームドラッグから上半身を起こすも、体勢を入れ替えることはできず。再び背中を着かされ、ヒジを受けてしまう。右腕枕にして、竹本の右ワキを上げてトップを守るガーダム。竹本もガーダムの腰を蹴って距離をつくるが、ガーダムはすぐに背中を着かせて試合終了のゴングを待った。

裁定は、鋭い打撃と手堅いグラウンドを見せたガーダムがユナニマスで勝利。日本初勝利を収めたガーダムは練習仲間でもある竹本と笑顔で語り合ったあと、「1Rは危ないところもあったけど、スタミナは大丈夫だった。どうしても日本で勝ちたかった。タケモトは寝技は強いことを知っていたから、何とかしのぎ切って勝つことができて良かった。今は目標は戦い続けて、再びRIZINに出たい。RIZINのベルトが欲しい」とアピールした。


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45 AB Breakthrough Breakthrough Combat03 Level-G MMA MMAPLANET o Progress YouTube   イ・ジュンヨン エリック・メネギン グラント・ボクダノフ チェ・ハンギ チャンネル トレント・ガーダム 上田将年 中島太一 二ノ宮寛斗 大脇征吾 寒天マン 山崎蒼空 石黒翔也 神龍誠 竹内稔 竹本啓哉 須藤拓真 高橋サブミッション雄己

【Breakthrough Combat03】首か足か。竹内稔戦へ、須藤拓真「守りを重視するのか。攻めを重視するのか」

【写真】技量と度量の精神戦が今夜、待っている (C)MMAPLANET

本日26日(水)に開催されるBreakthrough Combat03のメインで須藤拓真が竹内稔とProgressフェザー級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

レッグハンターの異名通り、BTC02ではブルドックニーバーという衝撃的なフィニッシュを披露した須藤。そんな彼の足関節以上に、竹内はアナコンダに特化した印象を持つ。攻めると取られる。取らないと、ポイントで不利。タイトル戦は3Rで仕切り直しの数が増える。防御に徹すると塩試合。そんな四面楚歌で迎える竹内とのタイトル戦に向け、須藤の心境を尋ねた(※取材は7日に行われた)。


攻める瞬間が一番危ないです

――12月に大会に続きBTCからオファーがあり、今回はProgressフェザー級王座決定戦となりました。

「そうやって評価していただいているので、嬉しいです」

──平日開催でサラリーマンの須藤選手に有給を2日使わせるのは申し訳ないという主催者側の考えもあるようですが、その辺りは?

「そこは会社と交渉してきました(笑)。タイトルマッチだから前日計量というのは、しょうがないですし。会社の方も認めてくれました(笑)」

──ところで竹内選手と対戦経験がないというのが、少し意外でした。

「そうですね。1度、練習で組んだことはあります。同じトーナメントに出ていても、当たったことはなかったです。同じ相手に負けて……(苦笑)」

──その竹内選手、いまさら印象を尋ねるまでのないグラップラーだとは思います。

「もうアナコンダ、そこですよね。引き込みマイナスのあるルールだと、凄く強いと思います。そういう意味でも今回は相性が悪い。竹内さんに有利というか、自分としてはやり辛いルールです」

──引き込んで下から創ろうとすると2Pを献上する。しかも、向こうの得意な形にもなる。

「ただテイクダウンを狙うと、その瞬間に取られる可能性もあります(苦笑)。それでも極めに行くのが一番かと。立ちレスをやってもテイクダウンは簡単に取れないし、取ろうとしたところでアナコンダがある。あそこまで特化型の人はいないです。

自分も特化型のスタイルだと思っていますが、それ以上に特化型の選手なので」

──全てがアナコンダで帰結します。

「凄いです。いっぱい、餌がないとあそまで取れないですよね」

──上久保選手が去年の7月にアナコンダを防ぎきりました。あの試合は参考になりますか。

「う~ん、あの手を差し入れて防御するというのはフィジカル差があってデキたことではないかなと思っています。自分があの形まで入られると、極められるかと。なので、あまり参考にはしていないです(笑)」

──では首を取られる瞬間、足を抱えて極める。そんな攻防も起こりえるでしょうか。

「あぁ……そこの線引きが、まだできていないです。自分が仕掛けに行った時が、一番危なくなるでしょうし。防御一辺倒なら、まだ逃げることはできるかなって感じで。攻める瞬間が一番危ないですね。逃げに徹すると、極められないかもしれない。なので首を取られるか。足を取るか。めちゃくちゃ塩試合になるか(笑)」

──付き合わずにポイント勝利を狙うMMAファイターをグラップラーが追い込む。それがProgressの特徴でもあったのですが、グラップラー同士でも勝利を考えると攻め合うという展開にならないこともあると。

「塩試合になる気がします。ハハハハ」

──そんななかアナコンダ以外で注意すべきところは、どこになりますか。

「正座ベースがめちゃくちゃ強いです。下から攻める相手に、ヒザ立ちのベースがめちゃくちゃ強い。そういう場面をよく見ているので、足を取りに行くのも考えていかないと。相当に難しいです」

──正座でポスチャーが強い。これは……視る方がしんどい試合になるかも……。

「そうなんですよね(笑)。そこをどう頑張って崩していくのか。ただ、ヒザ立ちで強いということは分かっているので、切り崩し方は考えています。そこは試合を見ていただいて、お楽しみにという部分です(笑)」

──同時にレッグハンターが、足狙いでない柔術をする。そんな楽しみもあるかと密かに期待してします。

「警戒されるが故に出せるかもしれない。そういう試合になるかもしれないですね。どの試合も別に足を取りたいっていうわけではないので。気が付いたら取っているだけで。だから正座が強いなら、全然違うことをするかもしれないです。逆に自分がアナコンダを取ってしまうかもしれない(笑)」

──おおっ!! 5分3R、最低限2度の仕切り直しがある。2Rでは1度、この違いはありますか。

「めちゃくちゃあります。そこも含めて、色々向いていないな(笑)。相性悪いなって。Progressルールと竹内選手、両方揃って相性がどんどん悪くなる。仮に下から攻めるとしても、1回の仕切り直しなら一度でもバックを取れば挽回、そこから逆転もできます。でも3R全部を引き込むと、6Pが向こうに入っちゃうわけで。その分、取り返さないといけなくりなります」

──相手の背中をつかせて、上から攻めるというのは?

「テイクダウンですよね。そこが怖いんです(笑)。ボディロックでも、どこからでも仕掛けてくるので」

──ではスイープは?

「足を狙って、スイープとかできるのか理想です」

──そのようななか今日は道着の稽古ですが、まぁまぁ取られていることに正直驚かされました。

「普通に取られます。ここにいる黒帯の人たちは、滅茶苦茶強いです。この練習で、僕は創られています。僕のベースはやっぱり柔術だと思っているので。普通に柔術の練習をしていないと。そこは重視しています」

──X-TREME EBINAでは週に何度ほど練習を?

「4、5回ですね。道着が週に4度です」

必殺技を持っているのでハラハラしてもらえると思います

──ではノーギの出稽古は、どこへ。

「それが対戦相手の本拠地のカルペディエム三田で、石黒翔也さんと練習をさせてもらっています(笑)。マンツーマンだったり、ダニーロ・ハマサキ選手や高橋サブミッション雄己選手と練習することも多いです」

──竹内選手がやってくることは?

「ちょくちょく竹内選手もいるようですけど、鉢合わせをすることはないです(笑)」

──対策練習もそのメンバーで行っているのでしょうか。

「いや、どの試合も対策練習はあまりやらないです。相手のことを考えすぎると、自分の良さを殺すことになる。でも、自分を押し通し過ぎると向こうの術中にはまる。それでいて、出さなすぎると塩試合になる。その塩梅が、難しいところです。そこをどうやって調整していくのか。ここが今回の勝負の鍵になる。そう思っています」

──どちらの武器が強いか。同時に武器を使うために、守りが強固でないといけない。

「そこなんです。守りを重視するのか。攻めを重視するのか。ただ向こうの方が、めっちゃ特化しているので。自分の方が調整する側なんじゃないかと思っています」

──Level-Gでライト級王者。今成選手に倒した。そしてProgressのベルトを巻くと、ケージで行われているグラップリングの二冠。サブオンリーとポイント制での王者となります。

「ベルトは強い人と戦うためにある。それがあれば強い人と戦える権利を持てる。それ以上の拘りはないです」

──そして大砲を持つ、竹内選手と戦うと。

「竹内選手は日本人だと、やりたくない相手のトップに位置しています(笑)」

──柔術会場でなく、MMAと一緒に試合が組まれると未だに「打撃がないと地味」という声が挙がります。

「正直、MMAファンの人たちからすると普通のグラップリングだと、MMAよりハラハラ感はないと思います。でも今回の試合はお互い、必殺技を持っているのでハラハラしてもらえると思います」


■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03計量結果

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔:65.45キロ
須藤拓真:65.4キロ

<フライ級/5分3R>
上田将年:57.1キロ
イ・ジュンヨン:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ
トレント・ガーダム:61.5キロ

<フェザー級/5分2R>
寒天マン:66.15キロ
チェ・ハンギ:66.05キロ

<フライ級/5分3R>
山崎蒼空:57.05キロ
ベ・ジョンウ:57.1キロ

<Progress 60キロ契約/5分2R>
神龍誠:60.25キロ
エリック・メネギン:59.8キロ

<Progress 68キロ契約/5分2R>
中島太一:──キロ
大脇征吾:──キロ
※当日計量

<Progress 87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:87.7キロ
二ノ宮寛斗:87.4キロ

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【Breakthrough Combat03】計量終了 現状突破&飛躍へ.顔バレ、マスクマン=寒天マンもしっかりパス

【写真】初の国際戦。その意気込みが、計量台の上から伝わってきた山崎 (C)MMAPLANET

25日(水)に東京都港区のバルビゾン100 1階で明日、会場非公開で開催されるBreakthrough Combat03の計量が行われた。
Text Manabu Takashima

現状突破をスローガンに掲げるBTCの第3回大会も、すっかりとお馴染みとなったMMAとProgressの2つのスタイルが混在する大会となった。大脇征吾と中島太一は当日計量のため、7試合に出場する14人のファイターが計量に臨んだ。そんなかMMAフライ級で山崎蒼空と対戦するペ・ジュンウの姿が計量開始時間になっても会場に見られない。

大会煽り映像で格闘技を始めたきっかけは「朝倉兄弟を見て」と今時のYoung Bloodらしく話しながら、「昇侍との試合を見てスゲェ恰好良いなって思っちゃって。強さに憧れていて、こんな男になりたい。ちょっとぶっ倒したいと思って(笑)」と倒錯した想いと、「同じ階級だし負ける気はしない」という滾りをストレートに発していた山崎。

ペ・ジュンウはこの時点で400グラムオーバーという報が主催者に入っていたが、2時間の計量時間の終了を待たずに山崎は宿泊先に向かった。

それから30分ほど経って姿を見せたペ・ジュンウは足元もおぼつかない様子だったが、57.1キロでクリアしている。

計量中に委細を放っていたのは、ずっとマスクを着用した寒天マンだ。

計量時に体重を少しでも軽くするためにマスクを外して、取材記者のコートで顔を隠して計量台に。そんなギミックを駆使して66.15キロでパス、誰も知っている素顔を再びマクスで隠していた。

なお計量結果は以下の通りだ。


■Breakthrough Combat03計量結果

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔:65.45キロ
須藤拓真:65.4キロ

<フライ級/5分3R>
上田将年:57.1キロ
イ・ジュンヨン:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.65キロ
トレント・ガーダム:61.5キロ

<フェザー級/5分2R>
寒天マン:66.15キロ
チェ・ハンギ:66.05キロ

<フライ級/5分3R>
山崎蒼空:57.05キロ
ベ・ジョンウ:57.1キロ

<Progress 60キロ契約/5分2R>
神龍誠:60.25キロ
エリック・メネギン:59.8キロ

<Progress 68キロ契約/5分2R>
中島太一:──キロ
大脇征吾:──キロ
※当日計量

<Progress 87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:87.7キロ
二ノ宮寛斗:87.4キロ

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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45 Breakthrough Breakthrough Combat03 HEAT MMA MMAPLANET NARIAGARI o Progress YouTube イ・ジュンヨン エリック・メネギン キック グラント・ボクダノフ チェ・ハンギ チャンネル トレント・ガーダム パンクラス 上田将年 中島太一 大脇征吾 寒天マン 山口怜臣 山崎蒼空 春日井たけし 熊崎夏暉 神龍誠 竹内稔 竹本啓哉 笹晋久 透暉鷹 長谷川賢 須藤拓真

【Breakthrough Combat03】チェ・ハンギと対戦、寒天マン「これは僕のメンタルトレーニングです」

【写真】インタビュー中に熱くなってきた寒天マンは、徐々に設定を忘れていきました。それも寒天マンらしさだと思います(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(水)、無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、寒天マンが韓国のチェ・ハンギと対戦する。
Text Shojiro Kameike

当初チェ・ハンギと対戦予定であった熊崎夏暉が練習中の負傷により欠場し、春日井たけしではなく寒天マンがチェ・ハンギと戦うことになったことは既報どおりだ。春日井は2022年5月のHEATで引退マッチを行った春日井が、その後「寒天マン」として戦ってきた理由とは? さらにチェ・ハンギとの対戦、今後の目標について語り尽くしてくれた。


自分が実際にやっていなかったら選手から信用してもらえない

――今回は寒天マンとして出場するということで、寒天マン選手にお聞きします。

「はい。春日井たけしと寒天マンは別人ですから」

――……まずは今回、ショートノーティスで試合を受けた時の心境から教えてください。

「これは試合というより、僕の個人的なメンタルトレーニングなんですよ」

――メンタルトレーニング、というと?

「マジで試合はしたくないです。でも『試合しないと何も始まらないな』と思って。NARIAGARIの時もそうですが、僕は引退して――いや、僕の友達である春日井さんの意見なんですけどね」

――はい。

「試合は怖いものだし、緊張するし、今まで大怪我もしてきました。でも傷が癒えてきた時に、体が動くうちは動かしたいという気持ちはありました。それと僕は現役の時から、ずっとメンタルトレーニングを勉強してきて、今はスポーツのメンタルトレーニングに関する資格も持っています。今回の試合は自分自身のメンタルトレーニングです。僕のトレーニングのために出ます」

――あくまで友人である春日井選手のお話ですが、現役を引退したあとケージに戻りたいという気持ちを持つ時もあったのですか。

「ありました。でも正直、今はその気持ちが全くないです。僕は自分の身の程を知っているんですよ。寒天練(NAGOYA TOP TEAM=NTT)に強い選手がたくさん来てくれているなか、僕は自分を追い込むような練習はしていません。僕は練習の回し役として、声は出していますけど。

寒天練で僕はもう勝てないです。『自分の強さはこれぐらいだな』って、自分の身の程を知っているから、現役復帰とかは考えていないですね」

――そんななかでNARIAGARIに春日井たけしではなく寒天マンとして出場した理由は……。いろいろな設定を崩すようで申し訳ないですが。

「それも僕のメンタルトレーニングです。格闘技ってメンタルスポーツなんですよ。今まで、いろんなメンタルトレーナーの本を読んできました。野球、水泳、テニス選手などのメンタルトレーナーさんの経験が書かれていて、実績を出されている方々の本を読んで勉強しています。そのなかで共通しているのは、トレーナー自身がそのスポーツをやっているのかどうか。僕は野球選手の気持ちは分かりません。でも格闘家の気持ちは分かる。格闘家には、自分と同じような悩みを持っている選手が多くて。だから現役を引退しても、絶対に選手の気持ちは忘れない。

2022年5月の引退マッチでは笹晋久とドローだった春日井。ではなく寒天マンが出場します(C)MMAPLANET

ただ、セコンドとして口では何とでも言えるけど、自分が実際にやっていなかったら選手から信用してもらえない。次の試合は、僕が自分自身を実験台にします。僕は口で何とでも言うし、自分でも体験したいんですよ。自分ができないことを、セコンドとして選手に言いたくないから」

――……。

「だから次の試合は、僕の個人的なメンタルトレーニングなんです。自分自身を成長させたくて。自分に不快感を与えて、そこから逃げてしまったら成長には繋がらない。不快感から脱するために戦い、乗り越えたら――結果が勝ちでも負けでも――絶対に経験値を得ることができる。

嫌なことから逃げていては、成長はないです。今回も長谷川賢さんから連絡が来たけど、僕たちの練習仲間の中から出場選手が見つかりませんでした。本来、それで終わればいい。でもそこで終わってしまったら現状維持なんですよ。俺は逃げたくなくて、自分が出ることにしました。でも条件は言いました。この期間でバンタム級には落とせないし、相手がその条件を飲んでくれるなら……。自分は逃げていない。これは本当に自分との戦いです」

――プロモーターサイドからは、マスクを着けて試合はできないという条件が出ました。

「はい。そこにこだわりはないです。僕もマスクを着けたまま試合はしたくないので」

――えぇっ!?

「マスクを着けていると周りは見にくいし、マスクの中はすごく痒いし――こんなのを着けて試合していたら危ないですよ。NARIAGARIの試合もキツかったです。ただ、それも『マスクを着けた状態でも自分は試合ができるのか』というメンタルトレーニングでした。

実戦から退いて3年、もうすぐ4年が経ちます。体力は落ちたけど、メンタルが挙がってきたんじゃないかと思っています。あ、寒天マンと春日井たけしは別人ですからね」

――……はい。試合が決まり、対戦相手の試合映像はすぐに視たのでしょうか。

「オーソドックスかサウスポーか、どんな感じの選手か確認したぐらいですね。そこじゃないんですよね。今回は自分との勝負だから、自分に集中する。必要以上に相手の映像は視ないし、研究もしません。

たとえば実力が拮抗しているトップ選手同士の対戦で、戦略によって少しでも展開が変わってくる試合であれば、相手の研究はしないといけない。昔の自分なら、今回も研究し尽くしているでしょうね。不安だから。もちろん今も不安です。大怪我するかもしれない。でも、そういうことじゃないんです。ここでまた研究し尽くしたら、昔の自分に戻ってしまう。それは成長に繋がらない」

――ということは今回の試合に勝って、その後……という流れもないわけですね。

「ない、ないです。自分にはやりたいことがあって、次の目標が決まっています。ただ今は、体が動くうちは動かしたい。あと10年、20年経って『あの時やっておけばよかったな』とは思いたくなくて」

メンタルトレーニングの勉強をしてきて、今は日本の教育に興味がある

――やりたいこと、というのは?

「ずっとメンタルトレーニングの勉強をしてきて、今は日本の教育に興味があるんです。メンタルトレーニングと教育には通じるところがあると思っていて。

今も子供たちの指導をやっている中で、僕自身が気づかされることは多いです。かといって僕が何も知らないのに教育について語るのは、おかしいじゃないですか。だから今、教育に関する勉強するための資料を取り寄せているところです」

――試合の話から逸れてしまいますが、格闘技とメンタルトレーニング、そして子供たちの教育との繋がりは興味深いです。

「僕自身、格闘技を通じて成長させてもらいました。こうしてマスクを被ったり、急なオファーを受けたりしても、格闘技をナメている気持ちなんて一切ない。格闘技って1対1で戦うことにより、人を成長させてくれるもので。他のスポーツにはない力が格闘技にはあると思っています

僕は格闘技を始める前、ずっと自分に自信がなかったです。もともとスポーツは苦手でした。走ることも、つらいことも苦手で。だけど、そんな自分が格闘技なら自分を追い込めました。格闘技と出会って、格闘技で成り上がってやると決めた。不快感と戦いながら格闘技で成長し、今はこうして格闘技一本に絞ることができています。

……ちょっと試合とは関係ない話になっちゃうけど、いいですか」

――もちろんです。

「ウチのジム(HEAT24中川店 寒天FIGHT SPIRIT)では週イチでバク転クラスを設けているんですよ。先日、名古屋に引っ越したばかりの方から問い合わせを頂いて。『息子がバク転をやってみたいから体験させてください』と。でもクラスの前日に親御さんから『体験をキャンセルしたい』という連絡があったんですよね。

引っ越したばかりで息子さんは新しい学校に馴染めず、友達もいなくて、それほど学校に行けていなかったらしいです。学校に行けていないのにバク転クラスに行くのも変だから、体験をキャンセルしたいということでした。

僕はその話を聞いて、それは違うんじゃないかと思ったんです。バク転クラスは、その子自身が参加したいと言ったわけですよね。子供の『挑戦したい』という気持ちを、大人が奪ってはいけない。だから親御さんに伝えました。『体験に来てください。ジムに入るかどうかは関係ないです。挑戦したいという息子さんの気持ちを尊重してほしい』と」

――なるほど。

「学校と同じように、クラスに参加しても初めて会う子ばかりですよ。でもその子は、バク転クラスに来たいと言った。もしかしたらバク転クラスに通って、いろいろ経験することで学校に行けるようになるかもしれない。

で、その子は翌日に来てくれたんですよ。僕も本当に嬉しくて、『よく来てくれた!』とメチャクチャ褒めました。格闘技を通じて挑戦する機会は得られる。別に格闘技でなくてもいい。僕は格闘技しかできないから、さらに教育について勉強して、子供たちに伝えていきたいと考えています。それが僕の第二の人生でやりたいことなんです」

――次の試合は、寒天選手が第二の人生への壁をぶち壊すための試合なのですね。

「そうです。勝とうが負けようが、僕は逃げずに挑戦することで、間違いなく成長します。次の試合は僕のメンタルトレーニングであって、スポンサーもつけません。自分のトレーニングだと言っているのにスポンサーを募集していたら、『何それ!?』となるでしょう。

試合をするにあたって長谷川さんから提示されたファイトマネーは、引退した選手には勿体ないぐらいの金額でした。その気持ちが嬉しかったです。だけど、お金以上のものを――自分の試合を視て『春日井、良かったな。勇気をもらった』と思ってくれる人がいたら、メチャクチャ嬉しいですね」

奥さんからは『体が動くうちは稼げ』と(笑)

――MMAを戦うことに対して、ご家族は心配していませんか。

「……奥さんからは『出ろ!』と言われました。『体が動くうちは稼げ』と(笑)」

――アハハハ。

「NARIAGARIだってキックのトーナメントなのに、奥さんが聞いて『出ない理由はないでしょ』と言われて、急いでエントリーしましたから。あれは奥さんがケツを叩いてくれなかったら、出ていなかったです。しかも言われたのがエントリー締め切りの前日で、『これは試合に出ろ、ってことなんだ』と思いました」

――素敵なお話です。もう1点、お聞きしたいことがあります。同じ大会ではトレント・ガーダム×竹本啓哉という、寒天練に参加しているファイター同士の試合が行われます。

「まさか試合することになるとは思っていなかったけど、僕たちは格闘家ですからね。特にお互い勝ち上がった結果の試合なら、やったほうが良いですよ。たとえばパンクラスのタイトルマッチで透暉鷹と山口怜臣が対戦することになったら、やったほうが良い。格闘家なんだから。僕としてはトレントと竹本君のどちらを応援するということはなくというのはないけど、当日トレントには志村道場の選手がつくので、僕も戦うだけです。

竹本君は試合が決まったら、寒天練のグループLINEから一旦抜けました。それが彼の決意だと思うし、その意志を尊重したい。竹本君もトレントも試合ではベストを尽くして、後腐れなく、また寒天練に戻ってきてほしいですね」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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【Breakthrough Combat03】Progressでエリック・メネギンと対戦。神龍誠「野性の勘や嗅覚で極める」

【写真】大晦日のホセ・トーレス戦を踏まえて、神龍は「持ち味の思いきりの良さを残して、雑な部分を修正している」と語る(C)TAKUMI NAKAMURA

26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、神龍誠がエリック・メネギンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

今大会のビッグサプライズとなったのが神龍の参戦だ。年内にRIZINフライ級グランプリ開催も噂される中、神龍は2025年の初陣としてMMAではなく、Breakthrough Combatでのグラップリングルール=Progressルールを選択した。しかも対戦相手のメネギンは道着とノーギどちらでも結果を残す軽量級トップ柔術家で、MMAと柔術のトップファイター同士が戦うという意味でも興味深いマッチアップとなった。なぜ神龍はBreakthrough Combat参戦、そしてProgressルール挑戦を決意したのか。


――神龍選手のBreakthrough Combat03参戦には我々も驚きました。どういった経緯でBreakthrough Combatに参戦することになったのですか。

「今年は色んなことに挑戦しようと思っていて、それで上田(貴央)さんに相談していた時に、Breakthrough Combatの話も上がってきて、『興味があります。話を聞かせてください』というところからですね」

――神龍選手はMMAファイターで、MMAの試合をするチャンスもあったと思います。そのなかでMMAではなくグラップリングの試合を選んだのはなぜですか。

「もともと寝技(グラップリング)の試合に興味があったんですよね。最初は柔術の試合に出てみようかなと思って、それを上田さんに相談したら『プロでやっているんだから、タダで試合するのはもったいないよ』と言われて、その時にプロのグラップリングがあるという話を聞いて興味を持ちました。あとマネージャーには海外のMMAの試合にも出たいと話していて、それが流れちゃったんですよね。それで候補にあったグラップリングの試合に出ようと思いました」

――グラップリングの試合はいつ以来になるのでしょうか。

「プロになってからはやってないんじゃないかな………。いや、デビューしてすぐの頃にフューチャーキングトーナメントの特別試合で井上直樹選手とやったことがありますね。その時は一本決着のみのルールだったのでドローでした(※2017年2月のDEEPフューチャーキングトーナメント2016で行われた)」

――客観的に見て、グラップリングにおける自分の一番の強みはどこだと思いますか。

「身体能力です」

――Progressルールはグラップリングのなかでも比較的MMAに近いルールで行われます。過去のProgressルールの試合はご覧になっていますか。

「そうですね。テイクダウンだけじゃなくて、相手が引き込んで自分が上になってもポイントが入ったりするんですよね? そこまで細かくルールは把握してないです」

――グラップリングルールだからと言ってMMAと戦い方を変えるつもりはないですか。

「グラップラーの人とグラップリングの技術で勝負しても勝てないと思うんで、僕の身体能力だったり、そういうものをより活かす試合になるかなと思います。自分としてはトリッキーに行きたいですね」

――やはり極めにはこだわって戦いたいですか。

「もちろん勝ちにもこだわりますけど、そのうえでしっかり極めて勝つことが一番の成長に繋がるのかなと。相手は寝技・グラップリングのトップ選手だから、その相手を極めたら自信にもなると思います」

――例えばその辺りの部分で、大晦日のホセ・トーレス戦の反省点だったり、改善しようと思って取り組んでいることはありますか。

「反省点はありましたね。どうしても僕はちょいちょい雑なところが出ちゃうんで。あとで試合映像を見返したり、レスリングの友達にも意見を聞いたりしながら、ダメだったところを修正しています」

――神龍選手は思い切りの良さが武器だと思いますが、その半面、雑になってしまっていたところがある、と。

「思い切りの良さは残したまま雑すぎるところを修正する、ですね。前回も雑なところがなければもっと余裕だったと思うんですよ。そういうポイントポイントを修正して、自分らしく思いっきりいきたいなと。さっきの友達も思いきりの良さが僕の武器だと言ってくれているので、そこは忘れずにいいところを伸ばしたいと思います」

――対戦相手のエリック・メネギンにはどんな印象を持っていますか。

「メネギン選手のグラップリングの試合映像がなくて1~2試合見たぐらいですが、手足が長くて、クレベル(・コイケ)選手とか、ああいう感じのイメージですね。まあ僕がメネギン選手の試合映像を見たところで、どう対策しようとかあんまり出来ないんで、自分らしく行こうかなって感じです」

――MMAファイターの神龍選手とは違い、メネギンは柔術・グラップリングの専門家です。その相手に勝つことになったら大きな自信になると思います。

「絶対に自信なりますよね。MMAに例えるならクレベル選手から一本取るみたいな感じじゃないですか。そういうイメージで見てもらったら分かりやすいかなと思います」

――理想とする試合展開とフィニッシュを教えてもらえますか。

「身体能力の高さを活かしつつ、あとは野性の勘だったり嗅覚で取れるところでスパっと取りたいです」

――グラップリングだからこそMMAではできないことにチャレンジしたいという気持ちはありますか。

「自分は結構思いつきで試合しているんで、どうなるか分からないんですよね…。いざ試合でメネギン選手と組み合ってみた時に、体が動いていると思います」

――メネギン選手は煽り映像の取材で「1Rで三角絞めを極める」と発言していました。

「極めさせないですよ。僕はどういう形になっても一本取りたいし、メネギン選手に対しては極められるもんなら極めてみろよと思っているので試合が楽しみです」

――Breakthroughには現状打破という意味があります。今回の試合を通して、これからどんなキャリアを作っていきたいですか。

「自分はMMAが本業なんで、今回の試合の経験がMMAにも活きると思っているし、ここで色んなものを吸収して、今年RIZINでフライ級のトーナメントがあると言われているんで、そこで優勝できるように自分のレベルを上げていこうと思います」

――RIZINのスケジュールにもよりますが、噂されているトーナメントに向けて色んなことにチャレンジしていきたいですか。

「そうですね。やっぱり試合をすることで毎回自分のダメなところが見つかるし、最近は試合をすることが一番の成長に繋がるんだなと思っています。試合だから勝ち負けは大事ですけど、色んな経験を積んでMMAのトップに行きたいです」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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Breakthrough Combat03 Interview J-CAGE トレント・ガーダム ブログ 竹本啓哉

【Breakthrough Combat03】ガーダム戦決定後、一旦NTTから離れた竹本啓哉「ALIVEでやっていることを」

【写真】ジャージで示すグラジ愛。「僕はグラジで育ててもらった選手です」と竹本は断言する(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、竹本啓哉がトレント・ガーダムと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

竹本にとってMMAの試合は、昨年7月に竹中大地の挑戦を受け、ベルトを失ったGladiatorバンタム級タイトルマッチ以来となる。以降、試合のオファーがあるも対戦相手の問題で成立せず――という話が伝わってきていた。

今年1月はグラジでシンバートル・バットエルデネと対戦予定であった竹本。しかし吉田開威がベルトを賭けて対戦する予定であった南友之輔が負傷欠場となり、竹本はNTT=寒天練習の仲間である吉田とは対戦する意志はなく、シンバートル戦を吉田に譲った形となっている。

そんな竹本の復帰戦となったのが、豪州出身で現在は名古屋に滞在し、志村道場で練習しているガーダムだ。ガーダムは現在NTTでも練習しており、竹本とも手合わせしたことがあったという。しかし竹本がこの名古屋対決に応じた理由とは――


――昨年7月の竹中戦から約7カ月、ようやく復帰戦が行われます。グラジのシンバートル戦がバラシになった後、今回のガーダム戦はいつ頃オファーがあったのでしょうか。

「まずBTC03のオファーがあったのは年始ですね。グラジが1月12日で、その少し前でした。試合が決まらず、正直しんどい気持ちもありましたけど、幸い柔術の大会に出て、茶帯で優勝して社長(鈴木陽一ALIVE代表)から黒帯を頂きました」

――それはおめでとうございます!

「ありがとうございます。本当ならMMAの試合が飛んだことで、多少は怒っていいのかもしれないけど、ちょうど良い時間が取れたと考えています。もともと1月の試合に関しては、僕の意志でシンバートル戦を吉田君に譲ったので、特に何も思っていないですし」

――吉田選手と対戦予定であった南選手が欠場となり、本来は元正規王者である竹本選手にも暫定王座決定戦に出場する権利はあったと思います。しかし吉田選手とはNTTの練習仲間でもあり……。とはいえNTTのメンバー同士が戦えないという意識を持っていると、プロモーターもマッチメイクに困るかもしれません。

「あぁ、そういうことですね。今、NTTに参加している選手が活躍していて――それでマッチメイクに困っているということであれば、申し訳ないです(苦笑)」

――いえ、その点には所属ジムの異なる選手が集まる練習会という性質も関わってきます。強くなるために皆が一堂に会して練習する。それは悪いことではないし、強くなるためには必要なことだと思います。ただ、参加者が強くなっていくと戦うことになるのも必然であって。現在、NTTにも転機が訪れているのでしょう。

「なるほど。確かに、そろそろ考えないかん時期には来ていると思います。それこそグラジの同じ階級で試合をしている吉田君は、寒天練習の中でも一番よく喋っているぐらいで(苦笑)。正直、その練習仲間たちと対戦するとかは考えたことがなかったですね。

寒天練習には『とにかく強い人と練習したい』という気持ちで参加していました。その気持ちは今も変わっていないです。週1回、練習の日に向けて用意してきた技術を実践する良い機会なんですよ。次の試合で使うつもりの技を、強い人たちが集まっている場所で試す。おかげで技の精度は高まっていて」

――そんななかで、名古屋在住で寒天練習に参加しているトレント・ガーダム選手との対戦が決まりました。

「対戦相手がトレントさんに決まったのは今から1カ月ほど前で、そこから寒天練習には行っていません。トレントさんは志村道場の選手だから、仕方ないです」

――ガーダム選手は「タケモトと初めて練習した時、彼のコーチもいた。これから一緒に練習する仲間なんだと思っていたら、対戦が決まった」と苦笑いしていました。

「僕もオファーがあった時は『キツいなぁ』と思いました(苦笑)。トレントさんとはまだ会って日が浅いので、自分の感情も試合ができるレベルではありますけど……。これが吉田君であれば、やっぱり試合はできなかった気はします。

でもトレントさんも陽気で、すごくフレンドリーな人なんです。一度練習した後、仲良くなりたいから『英語を勉強しようかな』と思っていました。英語の勉強は、次の試合が終わってからにします」

――アハハハ。ガーダム選手の認識では、竹本選手と練習で組んだのは1回だけということですが……。

「そうです、そうです。トレントさんと初めて練習で一緒になった時、僕はオーソドックスの選手との対戦オファーが来ていて。トレントさんはサウスポーだから、何回もは組まなかったんですよ。僕としては『とにかく新しい人が来たから1回組んでおくか』というぐらいの意識でした」

――1回だけ組んだ時の印象を教えてください。

「NTTって、どちらかといえば組みが強い選手が多いじゃないですか。そのなかで『打撃をちゃんとやる人だな』という印象ですね。ボディ打ちとか、丁寧な打撃をする人です」

――一方で練習仲間ではなく、対戦するMMAファイターとしての印象は?

「まず僕と比較すると、やはり『打撃が強い』という印象はあります。でも練習したことは忘れて試合映像を視ると――組みを完全に切って打撃をするとか、打撃を切って組みをやるということではない。しっかり両方ともこなす、バランスが良い選手ですよね」

――「自分と比較すると……」なのですね。

「僕はMMAファイターとして、バランスが良くないですからね(笑)」

――にも関わらず、ベルトを失った竹中戦は相手がアウトボクシングに徹しているとはいえ、なぜ竹本選手のほうからもっと距離を詰めなかったのか。

「あの試合は、それほど組みにこだわっていなかったんですよ。竹中選手は組みが強いから、僕から組みに行っても、ちゃんと対応してくるはず。だから意表を突きたい――と、メチャクチャ打撃を準備していました。今考えると、もっとしっかり組んでいったほうが良かったかもしれないです」

――なるほど。その竹本選手に対して、ガーダム選手は組んでくるでしょうか。

「どうなんだろう……、『チャンスがあれば組んでくるだろうな』とは思います。組んでくる場合と全く組んでこない場合、どちらも想定していますね。僕も前回は組まない試合をして、いろんな方から『なぜ組まなかったんだ!?』というお言葉を頂きました。僕は組みを期待されていると思ったので、今回はしっかり極めに行きます」

――おぉっ!! ガーダム戦は寒天練習に参加していない状態で臨む試合となります。気持ちや仕上がり方の面で、これまでと違いますか。

「それが……自分の中で楽しみなんです。これまで週に1回、ジムで練習していることを試す場があったわけじゃないですか。それが今はジムで、ワタナベ(関羽マサノリ)とか若い子に打ち込みとかを手伝ってもらっていて。自分の中ではジムの練習の中で、試合で出すムーブを決めることができる状態まで仕上げてきました。果たして試合で、そのムーブが通用するのか。それが楽しみです」

――ジム内で新しい技を試すことができるのは、ALIVEに若い選手が増えてきたことも大きいのではないですか。しかも、しっかり体が出来つつある選手ばかりで。

「はい。やっぱり体が出来ていない相手に新しい技を試す時は、どうしても『相手を壊しちゃわないか』という心配も出て来きますね。社長もそういう意識で、若い選手に体をつくらせているのでしょうし。

皆、そうやって僕のために協力してくれている。だから今回のテーマは『ALIVE内でやっていることで試合に勝つことができるかどうか』ですね。もちろん、勝てると思っています」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
寒天マン(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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45 Breakthrough Breakthrough Combat03 DWCS HEAT MMA MMAPLANET o Progress トレント・ガーダム ブログ 竹本啓哉

【Breakthrough Combat03】名古屋対決に臨むトレント・ガーダム。竹本啓哉の印象は「クレイジーだ」

【写真】静かな語り口で質問に答えてくれたガーダム。MMA戦績は14勝6敗1分で、世界各地で戦ってきたファイターだ。本人が言うとおり「サムライ」の雰囲気が感じられる(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03で、豪州出身のトレント・ガーダムが竹本啓哉と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

地元でMMAを始めたガーダムは、タイのタイガームエタイを経て昨年から日本の名古屋市に滞在している。現在はHEATジムでトレーナーを務めながらMMAの練習も行っており、BTCでは同じ名古屋在住ファイターの竹本と戦うことに。世界各地で戦い、ベルトも巻いてきたガーダム。さらに日本でもシュートボクシング、そしてRIZINで試合を経験してきた彼がなぜ名古屋に滞在し、BTCで戦うことになったのか。そのキャリアを訊いた。


――豪州出身のガーダム選手は現在、名古屋にあるHEAT24ジムでトレーナーを務めながらMMAの練習をしていると聞きました。どのような経緯で、日本でMMAの練習をすることになったのでしょうか。

「日本に来ることになったキッカケは、アビラルとの出会いだった」

――アビラルとは志村道場のキックボクサー、アビラル・ヒマラヤン・チーターですか。

「そうだ。僕がタイのタイガームエタイで練習している頃、アビラルがタイガームエタイに来て仲良くなってね。そのあとアビラルが日本で試合をする時、僕がセコンドに就くことになり日本へ来た。そしてアビラルからミスター・シムラ(志村民雄・志村道場代表)を紹介してもらい、しばらく日本に滞在することになったんだ。日本に来てもう6週間ぐらい経つかな。1年ぐらい日本で練習したいと考えている」

――なぜタイに戻らず、日本で練習しようと考えたのですか。

「僕はずっと日本で練習したり、試合をすることが夢だったんだ」

――MMAに関していえばタイはもちろん、ガーダム選手の母国である豪州はUFCが何度も開催されるなど盛り上がりを見せています。

「確かに今、豪州のMMAは盛り上がっているよ。だけど豪州だけで戦っていると、相手がいなくなってしまってね。それなら海外で、いろんな相手と対戦したいと思うようになってタイ、そして日本に来たんだ」

――なるほど。ガーダム選手の出身地は豪州で……。

「僕の故郷はシドニーの隣にある南シドニーという場所だよ」

――南シドニーとは、どのような場所なのですか。

「まぁ――そんなに治安が良い場所じゃないね(笑)。UFCファイターのタイ・ツイバサも同郷なんだよ。僕は最初、MMAと柔術をやっていた友人から教わっていて。タイ・ツイバサが有名なMMAファイターとなった後、彼と繋がりができて一緒に練習するようになった。タイ・ツイバサとの縁から、一時期はアレックス・ヴォルカノフスキーとも練習していた。

その後、僕はタイに移り住んだけど、以前から日本には来たかったんだ。だけどタイは居心地が良すぎてね(笑)」

――アハハハ。ガーダム選手が最初に格闘技を始めたのは何歳の時ですか。

「10歳の時にボクシングを始めた。でも、それほど真剣に取り組んでいたわけではなくて。15歳の時にキックボクシング、ムエタイを始め、プロデビューはキックボクシングの試合だった。タイでもムエタイの試合に出ている」

――なぜキックボクシングからMMAに転向しようと?

「MMAと比べて、キックボクシングは興行規模が小さい。だからMMAをやりたいと思ったんだ」

――以降、世界各地でMMAを戦っていたガーダム選手が、2018年8月に日本のRIZINでビクター・ヘンリーと対戦することになった経緯を教えてください。

「初めて日本で戦ったのはシュートボクシングのトーナメントだった(2018年11月、S-cupトーナメント1回戦で健太に敗れている)。その時にRIZINのミスター・サカキバラ(榊原信行CEO)から名刺を貰って、翌年にRIZINでヘンリーと対戦するオファーが来たんだ。

オファーが来る前からずっとチェックしていたぐらい、ヘンリーは有名なファイターだった。勝つか負けるかはともかく、ぜひ対戦したいと思ってオファーを受けたよ」

――試合は三角絞めで敗れています。

「内容としては、勝てた試合を落としたと思っている。最後に自分がミスをして敗れてしまった。そこから日本で何度か試合をしているけど、良い結果を残せていない。『日本のファンに強い自分を見せたい』って、ずっと思っていた。そんな時に日本へ来て、BTCのオファーが来たんだよ」

――今日はインタビューの前にNTT=寒天練習に参加していたそうですね。BTCで対戦する竹本選手もNTTに参加していますが……。

「タケモトと一緒に練習したのは、僕が初めてNTTに参加した時の1回だけだね。その時は彼のコーチ(鈴木陽一ALIVE代表)も来ていて、僕の練習を見ていた。タケモトのことは『これから一緒に戦っていく仲間だ』と思っていたけど、彼と試合するオファーが来て驚いたよ(苦笑)。だけど試合をするとなれば、それはもう関係ない」

――練習、そして試合を視て竹本選手にはどのような印象を持っていますか。

「彼のファイトスタイルは、クレイジーだ」

――クレイジー!

「練習した時は4分間ずっとバックコントロールされたよ。だからといって、その時の印象で彼が僕に勝てると思ってオファーを受けたなら間違いだ。試合では必ず僕がタケモトをノックアウトする」

――試合が楽しみです。もう一つ、BTCというイベントは次が3回目という新しいイベントです。大会全体の映像は視ていますか。

「BTCは独特だね。控室から車で会場に向かい、無観客の場所で戦う。まるでDWCSのようだ。BTCで戦えることを、すごく楽しみにしているよ」

――BTCで試合をした後のキャリアについては、どう考えていますか。

「日本に来てから2カ月後に戦う機会を得ることができた。これからも日本で、2カ月に一度のペースで試合がしたい。どのプロモーションで戦うか、特にこだわりはないよ。でもやっぱりRIZINでは戦いたいね。先ほども言ったとおり、本当に強い僕の姿を見てほしいんだ。

そのためにも次の試合では、絶対に勝たないといけない。フィニッシュできれば良いけど、何よりも勝利をもぎ取りに行く。僕はサムライだからね」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
熊崎夏暉(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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【Breakthrough Combat03】誰だ? 二ノ宮寛斗。そして大脇征吾。飛躍を賭けて、ボグダノフ&中島太一戦へ

【写真】左が二ノ宮。右が大脇。両者にとって、まさにブレークスルーする大チャンスだが到来した(C)BREAKTHROUGH COMBAT

14日(金)、Progress実行委員会より2月26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03の追加カードが発表された。
Text Manabu Takashima

上田将年×イ・ジュンヨン戦、トレント・ガーダム✕竹本啓哉戦などMMA国際戦4試合。フェザー級王座決定戦=竹内稔×須藤拓真戦と神龍誠✕エリック・メネギン戦に続き、今回明らかとなったProgressマッチはグランド・ボグダノフ✕二ノ宮寛斗、中島太一✕大脇征吾の2試合だ。


ボグダノフは昨年1月にGladiator Challenger Series01で大嶋聡承をキムラで下し、SJJIF世界柔術選手権アダルト黒帯ミドル級&ノーギ・ミドル級及び無差別級、JBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト黒帯ヘビー級及び無差別級、そして今年に入っても1月にADCCジャパン東京オープン・アダルトプロフェショナル88キロ級で優勝と国内グラップリングシーンを無双している。

Progressでは12月大会で森戸新士のコーナーマンを務めるなど、ルールも戦術も熟知しているボグダノフの相手、二ノ宮はロータス世田谷の一般クラスに通う国内トップレスラーだ。ジュニア五輪ではU17で100キロ級優勝、U20ではグレコ96キロ級&フリー97キロ級を制し、明治大学時代の2018年には全日本学生選手権フリー97キロ級で頂点に立っている。

さらに2021年天皇杯全日本選手権フリー125キロ級2位、2022年は天皇杯全日本選手権フリー97キロ級で3位、明治杯全日本選手権フリー125キロ級2位となり、昨年の天皇杯はフリー92キロ級で3位だった。グラップリングでは昨年のJBJJF東日本ノーギ選手権の青帯無差別級を制している。

この両者、実は1月のADCC JAPANの初戦で対戦しており、その時はボグダノフが終了間際に2Pを奪取し勝利している。ただ、リリースにもあったようにマットとケージは違う。そして、後半だけでなく最初からポイントのあるProgressルールでボグダノフは引き込む選択があるのか。

この3日前にKITに出場し、韓国のチョ・ウォンヒと対戦予定のボグダノフは、ハイスクール時代にフォークスタイルレスリングを経験している。思えば2022年4月のRIZIN TRIGGERでグレコの強豪=泉武志を相手に、ケージを利したシングルレッグ等でテイクダウンを取り続けていた。果たしてケージは二ノ宮の味方をするのか。それともボグダノフの武器となるのか、そのあたりが勝負の鍵を握りそうだ。

中島はProgress初戦で須藤拓真のブルドックニーバーに敗れ、雪辱を賭けた連続参戦となった。

対する大脇は、ほぼ無名の選手だ。柔道出身、全日本Jr 岐阜県予選 55キロ級準優勝。全国高等学校柔道選手権大会岐阜県予選 60キロ級優勝。岐阜県インターハイ予選60キロ級準優勝、東海大会出場ベスト8という実績は、いかにも岐阜&東海地方の強豪柔道家というモノ。

サンボでは昨年の全日本で64キロ級3位、そしてLevel-G Sクラスで1勝、Finishでもアドバンスールで1勝1分という戦績を残しており、ケージや壁には対応できることが予想されるが、それでも未知過ぎる。そんな大脇の出場は所属するグランドスラムの勝村周一朗代表、そして同門の内藤由良の猛プッシュがあり実現したという。

その勝村代表に大脇のことを尋ねると「強いです。ポイントゲームはできないけど、上も下も極めが強い」と如何にもグランドスラムで育った選手らしい特徴が語られた。そして、驚くことに「練習では(伊藤)盛一郎を極めます」という一言も。さらにこの言葉を受けた伊藤は「ノリ先輩(田中路教)のことも極めます。自分とノリ先輩を極めるのは大脇君だけです」と、先輩を落としつつ後輩の強さをアピールした。

二ノ宮寛斗、大脇征吾という恐らくはMMAPLANETの読者もノーチェックであろう両選手が、組み技とMMAの国内トップファイターに挑む。これこそ、自らの殻を破る大きなチャンス──Breakthrough Combatの面目躍如といったマッチアップといえる。

なおリリースに寄せられた4選手の抱負は以下の通りだ。

グラント・ボグダノフ
「今年からもっとグラップリングに力を入れようと思っていて今回の試合はそれの始まりだと思っています。日本のトップグラップラーだと知られていると思いますが、今年はそれを超えて世界を目指します。まずは2月26日、爆発します」

二ノ宮寛斗
「グラップラーとして戦う機会をいただきありがとうございます。レスラーではなくグラップラーとしてトップになる為、自分を証明する為に戦います! 楽しみます!」

中島太一
「前回の大会で須藤選手に一本負けだったので次は一本勝ちを狙ってアグレッシブに攻めていきます」

大脇征吾
「試合の機会を頂きありがとうございます。極めて勝ちます!」


■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat03対戦カード

<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
須藤拓真(日本)

<フライ級/5分3R>
イ・ジュンヨン(韓国)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
トレント・ガーダム(豪州)
竹本啓哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
チェ・ハンギ(韓国)
熊崎夏暉(日本)

<フライ級/5分3R>
ベ・ジョンウ(韓国)
山崎蒼空(日本)

<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
エリック・メネギン(ブラジル)

<Progressフェザー級/5分2R>
大脇征吾(日本)
中島太一(日本)

<Progress87.5キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(米国)
二宮寛斗(日本)

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【Breakthrough Combat03】無敗=熊崎夏暉&山崎蒼空が韓国勢と初国際戦。竹本×ガーダムの名古屋対決

【写真】初の国際戦。コリアン・フィジカルを熊崎は突破できるか(C)MMAPLANET&BREAKTHROUGH COMBAT

30日(木)、Progress実行委員会より2月26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03でMMA国際戦3試合が組まれることが発表された。
Text Manabu Takashima

MMAとグラップリング=Progressの混成マッチメイクとなるBreakthrough Combatだが、今大会は既にMMAで上田将年と元Black Combat フライ級王者イ・ジュンヨン戦、Progressフェザー級王座決定戦=竹内稔×須藤拓真戦が発表されている。

今日、明らかとなった3試合とはバンタム級トレント・ガーダム×竹本啓直戦、同じくバンタム級でチェ・ハンギ×熊崎夏暉戦、そしてフライ級のペ・ジュンウ×山崎蒼空戦だ。


ガーダムはアビラル・ヒマラヤンチーターのセコンドとして来日した際にHEATの志村民雄館長の誘い受け、HEATジム所属に。既に名古屋に拠点を移して2カ月弱だという。ムエタイ、キック、MMAにプロボクシングと様々なコンバットスポーツを経験、RIZINでもMMAとキックを戦い、あのロシアのACBや中東のUAEW、さらにはインドのSFL、中国のWLF、S-Cupまでガーダムは参戦経験を持つ。

そのガーダム、来日後は春日井たけし率いるNTT練の常連メンバーで、実際に竹本とスパーリングで肌を合わせたこともあるという。バックキープの強さを知っているが、竹本と同様に試合に飢えており、今回の対戦に合意した。そして竹本はNTTの練習参加を控えるようになったという。

所属ジム選手同士の対戦は禁断でも、プロ練で顔を合わせて1カ月余りで、練習仲間だから試合を受けないという判断をしていれば、自らの活動にリミットを設けることになる。

ガーダムには「RIZINで本来の力を見せたい」という想いがあり、竹本も35歳を機に「ベルトより、強い相手。未知強と戦いたい」というステージに入ったとリリースには明記されている、そんな両者の強さを追求する姿勢の表れともいえる、ナギャー対決だ。

他の2試合は、若き無敗のファイターが初の国際戦に挑むという図式が成り立つ。熊崎は2022年に全日本サンボ選手権でスポーツサンボとコンバットサンボ両部門で64キロ級を制し、MMAデビュー後も去年のコンバットサンボで全日本を制している。戦績は4勝0敗、力強い組みがサブミッションに直結しているファイトは、大学時代の柔道部の恩師がサンボの古豪・松本秀彦氏の影響を強く受けているからだという。

Angel’s FCバンタム級王座挑戦経験のあるチェ・ハンギ戦に向けて、絶対の自信を持つ熊崎。ただし、チェ・ハンギは彼が過去に戦ってきた相手と比較して、明らかにMMAファイターとして完成度が高い。そのチェ・ハンギに対して、熊崎がどのように突き抜けたファイトを魅せることができるか。要注目だ。

フライ級でペ・ジュンウと戦う山崎は昨年のネオブラを制した5勝0敗のファイターで、Breakthrough Combatが前回大会でチェ・スングクの対戦相手をXで募集した際に、対戦表明をした2人目の選手だったという。「日本人でも外国人でも強い選手と戦いたい」とProgress実行委員の長谷川賢に訴え、その時点で第2回大会への投入が決まったそうだ。

リリースにあったように山崎は本来イ・ミンジョンと対戦予定だったが、負傷しエクストリームコンバットのチームメイトであるペ・ジュンウンが対戦に名乗りを挙げた。が、実のところ山崎本人が知っているか不明だがイ・ミンジョン以前に他の対戦候補がもともといた模様だ。

イ・ジュンヨンと対戦する上田は、チェ・スングクと戦うことに合意していた。そしてチェ・スングクが負傷欠場となった際に、彼が所属するKTTの総帥ジョン・チャンソンは代替選手の名を主催者に伝えていた。

Breakthrough Combatサイドはその選手の戦績を考え、大切に育ててほしいと固辞。イ・ジュンヨンが上田の相手を務めることとなった。と同時にコリアンゾンビには、その選手が山崎と戦わないかと打診していた。これに対し、ジョン・チャンソンは「荷が重い」と断ったというのだ。

上田とは戦わせても、山崎とは戦わせない。もちろん、イベントの核となる上田の試合に穴を開けさせてはいけないという配慮があったかもしれないが、ジョン・チャンソンがそれだけ山崎の力を警戒したことは事実だ。

日本と同様に韓国にも、世界を目指すヤングブラッドは存在している。Breakthrough Combatとコリアンゾンビの共通点は選手のキャリアアップ。そこを真剣に考えた場合、プロモーターと指導者という立場の違いが、山崎の相手が二転三転した要因となっている。山崎のポテンシャルを引き出すことになるのか。あるいは潰すことになるのか。非常に興味深い、ペ・ジュンウン戦といえる。

なおリリースに寄せられた、6選手の意気込みは以下の通りだ。

トレント・ガーダム
「2月26日に東京で開催されるBreakthrough Combatの第3回大会に出場できることを非常に嬉しく思っています。私の目標は、対戦相手の竹本選手を破り、激しいフィニッシュを決め、2025年のキャンペーンのスタートに素晴らしい勝利を収めることです」

竹本啓哉
「UAEW、RIZINと大きな舞台で戦ってきたトレント選手と試合できて光栄です。そんなトレント選手に勝って今年は飛躍の1年にします」

チェ・ハンギ
「自分にとって日本の大会はUFCと共に、いつか戦いたいと思っていた場所です。貴重なチャンスを下さったBreakthrough Combatの皆さんに感謝致します。相手は試合経験こそ少ないですが、無敗の選手なので抜かりなく準備をしていきます」

熊崎夏暉
「全局面で圧倒して、フィニッシュします!」

ペ・ジュンウ
「挑戦する事が好きなのでBreakthrough Combatという新しい舞台から呼ばれて本当に嬉しいです。以前は上久保選手と試合をしましたが、今回の相手の山崎選手も負けなしの強者と聞きました。傷だらけになる覚悟で試合するので応援宜しくお願い致します」

山崎蒼空
「今回Breakthrough Combatに参戦させていただきありがとうございます。世界を見据えてここで戦えることを光栄に思います。この先を見据えたパフォーマンスをするので楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

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