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45 AB F1 Gladiator Gladiator030 MMA MMAPLANET o チハヤフル・ヅッキーニョス 八木敬志

【Gladiator030】ヅッキーニョス、八木のフィジカル・パワーに手を焼くもバックキープを続けて判定勝利

【写真】快勝とはならなかったが、ヅッキーニョスが連敗脱出(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
八木敬志(日本)

サウスポーのヅッキーニョスに対し、八木がじりじりと前に出る。ヅッキーニョスはそこに左のパンチを合わせ、左ハイを蹴る。八木が右を振りながら前に出ると、ヅッキーニョスは右フックを返して左ミドル。八木のパンチにシングルレッグを合わせてテイクダウンし、八木に尻餅をつけさせる。ヅッキーニョスは右腕を差して八木の腰をコントロールするが、八木もケージに体を預けて立ち上がる。

ヅッキーニョスはそのまま四つ組みでテイクダウンするが、ケージ際のスクランブルの攻防では八木がヅッキーニョスの足をすくうようにしてグラウンドで上になる。ヅッキーニョスはクローズドガードを取り、八木はヅッキーニョスの胸に頭をつけて細かくパンチを入れる。ヅッキーニョスは三角絞めを狙いながら腰を切って立ち上がる。八木はそこにミドルを蹴る。

2R、八木が右ストレート・左フックで前に出る。ヅッキーニョスは右フックを狙いつつ、左ミドルと右の前蹴りで距離を取る。八木は左右のフックで前に出ていくが、ヅッキーニョスはバックステップと右フックで迎え撃つ。八木はアッパー気味の右フック、ヅッキーニョスの左ミドルの蹴り終わりにダブルレッグを合わせてテイクダウンする。ヅッキーニョスがケージに体を預けて立ち上がろうとすると、八木はヅッキーニョスの足を引いて寝かせようとする。

ヅッキーニョスは下から組んで八木をケージまで押し込み、テイクダウンを狙いながらバックに回る。ヅッキーニョスは足を四の字に組んで腕十字を狙いつつ、マウントへ。八木の動きに合わせて再びバックにつく。残り30秒、八木が正対してインサイドガードで上になって立ち上がる。八木が右のパウンドで飛び込んだところでラウンド終了となった。

3R、すぐにヅッキーニョスがシングルレッグに入って八木をケージまで押し込む。ヅッキーニョスはボディロックからテイクダウンを狙いつつバックにつく。この態勢が続くが八木は一気に正対し、ケージを背にしたままヅッキーニョスの片足を取ってテイクダウンする。ヅッキーニョスはガードポジションからヒジを入れ、八木がパンチで飛び込んでバックへ。ここからスクランブルの攻防になるとヅッキーニョスが八木のバックにつく。

ここからヅッキーニョスは右腕を深く入れてRNCを狙うが、八木もその度に腕を外してディフェンス。正対して上のポジションを取り返そうとするが、ヅッキーニョスもフックスイープのような形で上のポジションをキープする。再び立ち上がろうとする八木のバックについてRNCを狙ったところで試合終了となった。判定3-0でヅッキーニョスが勝利した。


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【Gladiator030】小森真誉と対戦、アルゼンチン人ラカイ戦士ガンドルフィ「二ホンの心をぶつけたい」

【写真】左胸に輝く、極真會のタトゥー。初めての日本でどのようなファイトを見せるか(C)MMAPLANET

本日6日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator030のコメインでライト級チャンピオン小森真誉と戦うナウエル・ガンドルフィ。
Text Manabu Takashima

チーム・ラカイ所属ながら、国籍はアルゼンチンという異色のファイターは、どのような経緯を持ってフィリピンから日本で戦う機会を得たのか。そのルーツに日本、極真空手を持つMMAファイターの話を訊いた。


――ナウエル、計量が終わったばかりですが、今どのような気分ですか。

「計量を終えた時点でも、力が漲っていて凄く良い感じだよ。ワクワクしている。日本に来ることは夢だった。でも、試合に集中しているから全くエンジョイはしていない。試合が終われば、日本を満喫するよ」

――ところで日本のファンからすると、なぜアルゼンチン人ファイターのナウエルがチーム・ラカイ所属で来日したのか。凄く不思議に感じていると思います。

「僕はドラゴンボールを見て、父から極真空手を習うようになった。アルゼンチンのナショナル王者にもなっている。でも柔術の練習を始め、MMAファイターを目指すようになったんだ。そこから僕の世界放浪が始まった。まずはブラジル、そしてシンガポール、タイ。シンガポールではEVOLVE MMAのトライアウトを受けたんだよ」

――えっ?

「そうだよ。あの時、僕の極真のタトゥーを見て不思議そうな顔をしていたよね(笑)。覚えているよ、取材にきていたこと。あれからタイを経て、最後の旅となったフィリピンに向かったんだ」

――2022年の12月にチーム・ラカイでナウエルに会ったことは覚えていたのですが……。

「もう7年前も昔のことだ。しょうがないよ(笑)。フィリピンで再会できたのは、コロナになったからだよ。フィリピンに行って、パンデミックが起きた。僕は身動きが取れなくなったんだ。屋内で練習はできたけど、試合はできないし途方に暮れたよ。2年後に再び試合ができる環境がフィリピンで整った時、僕はチーム・ラカイで柔術の指導をするようになったし、家族もフィリピンで出来た。

アルゼンチンが恋しくないといえば嘘になるけど、僕はもうフィリピンで生きていくことを決めたんだ。アルゼンチン代表として、フィリピンに拠点を置いて戦う。さっきも言ったけど、極真空手時代から世界大会が行われている日本を訪れて戦うことが夢だった。

でも、空手家時代は渡航費を捻出することもできなくて。今、こうやって日本でMMAを戦える。それもチーム・ラカイに所属しているからだよ。コーチ、マーク(サンジャオ)を尊敬しているし、チームメイトを信頼している。チーム・ラカイにいれば、チャンスが訪れると思っていた。

日本の人々にナウエル・ガンドルフィの名前を覚えて欲しい。僕は空手とともに成長した。規律を重んじ、良き人間になろうと生きてきた。それも空手の稽古をしてきたからであって、僕の人間形成に日本は大きな影響を与えてくれたんだよ」

――その日本で初めて戦う相手、小森選手の印象を教えてください。

「タイトルを取った試合を見たけど、日本人らしい我慢強い、心が強い人物だと思う。技術力もあるけど、やはり気持……意思が強いように感じる。でも、僕も十分に準備をしてきた。厳しいトレーニングを乗り越えてきたし、僕のルーツ――日本の心をぶつけたい。勝つために命を懸ける必要があるなら、問わない。命を賭けて戦う。そしてチーム・ラカイ、ファミリーに勝利を持ち帰る」

――チャンピオンとノンタイトルで戦います。

「もちろん、ベルトは欲しい。でも、今はそういうことは考えない。まずは僕のことを覚えてもらうファイトをしたい。そうすればベルトが見えてくるだろう。チャンピオンのことは尊敬している。ただ、明日はただ一人の対戦相手を迎えるだけ。コンプリートファイターとして、全局面で僕が上回っていることを試合で証明したい」


■視聴方法(予定)
4月6日(日)
午後4時15分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator030計量結果

<バンタム級/5分3R> 
ルキヤ:60.0キロ
神田T800周一:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
小森真誉:69.2キロ
ナウエル・ガンドルフィ:70.2キロ

<ライト級/5分3R>
岩倉優輝:69.9キロ
ダギースレン・チャグナードルジ:70.4キロ

<ウェルター級/5分3R> 
大道翔貴:77.3キロ
マックス・ザ・ボディ:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス:70.6キロ
八木敬志:70.0キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.9キロ
パク・チャンビン:56.6キロ

<フライ級/5分3R>
今井健斗:57.0キロ
和田教良:56.8キロ

<キック70キロ契約/3分3R>
荒尾裕太:69.6キロ
キム・フェグン:69.9キロ

<バンタム級/5分2R>
宮川日向:61.6キロ
永留惇平:61.7キロ→61.6キロ

<フェザー級/5分2R>
田口翔太:65.8キロ
荒井銀二:66.4キロ→

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ:61.4キロ
國頭武:61.8キロ→61.6キロ

<バンタム級/5分2R>
原田康平:61.2キロ
小林佳純:61.5キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.1キロ
坪内一将:56.8キロ

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗:52.5キロ
カーヴィ:52.6キロ

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾:56.6キロ
テム:56.7キロ

<フライ級/5分2R>
藤原浩太:56.5キロ
蒔田伸吾:56.9キロ

<ライト級/5分2R>
キンコンカンコンケンチャンマン:69.5キロ
KENZO:70.1キロ

<68キロ契約/5分2R>
中尾天圓:67.7キロ
都市弦介:67.9キロ

<OPフライ級/5分1R>
小嵐翔真:56.3キロ
彪斗:57.8キロ→

<OPストロー級/5分1R>
諸井友祐:52.4キロ
辻本涼太:52.4キロ

<OPヘビー級/5分1R>
松本洋平:118.0キロ
高橋マーク:115.6キロ

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【Gladiator030】岩倉優輝、ダギースレン戦は「コイツは何をしてくるんだ!? という思考に陥らせる」

【写真】標準的なMMAだけでなく、自分のMMAを確立することも重要。それが可能なのがMMAです(C)SHOJIRO KAMEIKE

6日(日)に大阪府豊中市176BOXで開催されるGladiator030で、岩倉優輝がモンゴルのダギースレン・チャグナードルジと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年は6月に韓国Double Gのライト級王座決定戦でパク・チャンスに敗れたものの、以降は国内の試合で3連勝中の岩倉。今年1月のチハヤフル・ヅッキーニョス戦に続くグラジ参戦、モンゴルの強豪ダギースレンと相対する岩倉が柔道ベースの体力&組みの強さを生かすために、いかに打撃面を強化してきたのか――MMAとしての進化について語る。


今は『相手の打撃が見えている』という感覚はあります

――2度目のグラジ参戦でダギースレンとの国際戦を迎える岩倉選手です。現在3連勝中、岩倉選手の中で何か大きな変化があったのでしょうか。

「パク・チャンス戦で負けて2連敗を喫していました。そこで『どうやって自分の強みを生かして勝つか』ということを考えて戦ってきました」

――パク・チャンス戦後、セコンドについていた美木航さんと試合についてやり取りしました。その時、岩倉選手については「組みは強い。しかしパンチが顔面に集中してしまう。組むために、どうやって打撃を上下に散らすか。それができれば、もっと伸びる」という話があって。

「僕もその部分を意識して練習するようになりました。『ここで行かないといけない』という場面では、どうしても『パンチで倒さなきゃ!』という気持ちが強くなって、気持ちだけが空回りしていたんです」

――岩倉選手は柔道時代から積み重ねてきた体の強さに、MMAの技術を上乗せしてきたかと思います。パク・チャンス戦もパンチは当たり、テイクダウンも切れた。しかしバックを許してしまったというのは、何が要因だったと思いますか。

「自分がガッと行くときに、組みのタイミングを合わされてしまいましたね。自分もそれは分かっているのに、『パンチで何とかしなきゃ』という気持ちが強くなって。相手もチャンスになった時の力の使い方も巧く、自分が捌ききることができずにバックを許してしまいました」

――あの時点では、パク・チャンスのほうがMMAファイターとしての完成度が高かったと思います。対して岩倉選手はパク・チャンス戦以降、とにかく殴って組むというスタイルの精度を高めてきたように思います。

「アハハハ、そうですね。自分でもうまく強みを生かすというか。小さくでもコツコツと打撃のプレッシャーをかけていくことは、できているのかなと思っています。

僕はストライカーではないです。だから綺麗な上下への打ち分けができるとか、自分の間合いに入らせない距離をつくることができるか――というよりも、全身を使ってプレッシャーをかけていくスタイルが自分の強みだと思っています。その点を意識して、パンチとテイクダウンで上下に揺さぶっていくことを強化してきました。そうした練習が徐々に自分の戦い方にハマッてきているという実感はあります。

ただMMAとして考えると、それだけじゃいけない。相手も動き続けているので、打撃よりも組みを使って一度相手を止めようとか、MMA全体を考えて試合しようという意識が高まってきています」

――パク・チャンスに敗れたあと、TTFCでチェ・ジョンミンに、そしてHEATでキム・ドヨンに勝利しています。この2連勝で韓国勢へのリベンジは成りましたか。

「海外の選手に勝つというのは凄く自信にはなったんですけど、リベンジという意識はないです。韓国で負けたから、日本で韓国人選手に勝ったからリベンジということではなくて。……どちらかといえば、ひと安心というか」

――ひと安心、ですか。

「やっぱり負けたことから学んだことを生かせているとは思っています。ただ、勝った試合も課題はありました。打撃をしっかり当ててから流れでスッと入れている時もあれば、セパレートしまっている――組みに行きたいなと思ったら、打撃が手打ちというか『組みに行くための打撃』みたいになっている時もあって。そこはまだまだ改善しないといけないところですね」

――とはいえ前回のヅッキーニョス戦では、打撃に対して臆しないといいますか、もう意に介さず相手の打撃を払い続けていました。

「僕はライト級の中で身長も低いし、リーチも短い。そのために相手の打撃のプレッシャーに下がってしまうと、余計に組めなくなって、相手にとってやりやすい状況をつくってしまいますよね。であれば、しっかり見た状態でよけて、クリーンヒットさえもらわなければとは思っています。実際はもらっているので何とも言えないんですけど(苦笑)」

――しっかりと相手の打撃が見えていないとパーリングはできないし、ブロッキングよりもパーリングのほうが次の動作=自分のアクションに移るのも速いかと思います。

「今は『相手の打撃が見えている』という感覚はあります。自分から突っ込んでいってカウンターでもらった時は、見えていなかったというより避けきれなかったということで。立ち会っている時には結構、見えていたほうです。自分のパンチの精度だけじゃなく、ディフェンスも自信がついてきました」

ダギースレン選手は調子よく打撃が出ている時、どんどん前に出て来る。自分は徹底的に引かない

――前回のインタビューで、GENで田牧一寿トレーナーからボクシングを教わっていると仰っていました。パク・チャンス戦の内容について、田牧トレーナーからは何と言われましたか。

「勇敢に戦った、と褒めていただきましたけど……(苦笑)」

――絶妙な言い方ですね。

「やっぱり『パンチで倒す』という気持ちが先走り、パワーで行こうとしすぎる。体の力を使っていこうとしてしまうのでモーションが大きい。すると相手も反応して『だったら潜ればいい』という形になってしまう。そこは我慢のしどころと言いますか」

――そう聞いて理解できました。パク・チャンス戦とズッキーニョス戦を比較すると、パンチを打つ時の姿勢が変っていました。

「アハハハ、そうですか」

――パク・チャンス戦は前傾姿勢になっていることが多かったのに対して、ズッキーニョス戦は体を起こしたまま距離を詰めてパンチを打つようになっていませんでしたか。

写真上がパク・チャンス戦、下がヅッキーニョス戦――かなり分かりやすい変化だ(C)Double GFC/MMAPLANET

「はい、そうですね。本当に少しずつではありますけど、練習の成果が出てきているとは思います」

――その岩倉選手が今年、初めて大阪で開催されるグラジに出場しました。どのような印象を持ちましたか。

「すごくいろんな色を持っている選手がいるな、というのが第一印象でした。海外から来る選手もいれば、関西、関東といろんなところから選手が出ていて。今まで出場してきた大会とは違う色があると思いました」

――ヅッキーニョス戦で勝利したあとは、どのように考えていましたか。

「今はフリーでいろんな大会に出させていただいているので、どこか一本に絞ろうとは考えていませんでした。僕の中では『海外で戦いたい』という気持ちがあります。そんななかで、東京在住の僕は関西だとチケットセールスについては難しい面があるのに、モンゴルから来る選手とマッチメイクしていただけるのは貴重な機会というか」

――岩倉選手とダギースレン、どちらも地盤が関西にないわけですからね。

「そうなんですよ。それで試合を組んでいただけるのは凄いことだし、感謝しています」

――では対戦するダギースレンの印象を教えてください。

「僕との試合でも、これまでと同じようにグングン出て来ると思います。うまく戦おうとすればするほど、空回りしちゃいそうな気がしていますね。お互いキツイことを続ける試合になります。技術な部分は試合が始まってみないと分からない部分はありますけど、気持ちはしっかり準備ができています。気持ちの部分で負けない――海外の選手だから、モンゴルの選手だから、という気持ちは全くなくて。自分のやるべきことに集中して戦います」

――プレッシャーをかけて相手を下がらせ、殴ってから組む。岩倉選手が強化していた部分に対して、ダギースレンは今までよりも下がらせづらい相手ではあります。

「そういう印象はありますね。自分の強みを生かすということでいうと、まずは絶対に打撃のプレッシャーをかけていかないといけない。ダギースレン選手も自分の打撃が調子よく出ている時は、どんどん前に出て来る。そこでちょっとでも引いてしまうと、相手を調子づかせてしまう。相手の勢いが増してくると思うので、そこでは徹底的に引かない。

ただ、打撃でブンブン振り回すわけではなく、全体的にテイクダウンも入れながら展開を増やしていく。ひとつのことにこだわらない。どんどん展開をつくって『コイツ、何をしてくるんだ!?』という思考に陥らせれば、自分のMMAが合ってくるんじゃないかと思います」

――なるほど。ダギースレンは競った試合だと強いですが、パン・ジェヒョクには連敗を喫している。それはスタイルの相性もあるかもしれませんね。パン・ジェヒョクが何をやってくるか分からないタイプのファイターなので。

「ウフフフ、そうかもしれないです」

――その絶妙な笑顔に、秘密が隠されていると期待しています。次の試合でダギースレンに勝ったあと、グラジでライト級のベルトは欲しいですか。

「はい。チャンスがあれば、ぜひ獲りにいきたいです」

――ノンタイトル戦ではありますが、ライト級王者の小森真誉選手が同じ日に同じケージで試合をします。

「もちろんチャンピオンの試合について、意識はします。でもベルトという以上に、まずは自分の試合を一戦一戦、大事にしたいです。今はダギースレン選手に勝つことだけに集中しています」

■視聴方法(予定)
4月6日(日)
メインカード午後4時15分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator040対戦カード

<バンタム級/5分3R> 
ルキヤ(日本)
神田T800周一(日本)

<ライト/5分3R>
小森真誉(日本)
ナウエル・ガンドルフィ(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
岩倉優輝(日本)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<ウェルター級/5分3R> 
大道翔貴(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
八木敬志(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
パク・チャンビン(韓国)

<フライ級/5分3R>
今井健斗(日本)
和田教良(日本)

<キック70キロ契約/3分3R>
荒尾裕太(日本)
キム・フェグン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
宮川日向(日本)
永留惇平(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
荒井銀二(日本)

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
國頭武(日本)

<バンタム級/5分2R>
原田康平(日本)
小林佳純(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
坪内一将(日本)

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
カーヴィ(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
テム(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
蒔田伸吾(日本)

<ライト級/5分2R>
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)
KENZO(日本)

<68キロ契約/5分2R>
中尾天圓(日本)
都市弦介(日本)

<OPフライ級/5分1R>
小嵐翔真(日本)
彪斗(日本)

<OPストロー級/5分1R>
諸井友祐(日本)
辻本涼太(日本)

<OPヘビー級/5分1R>
松本洋平(日本)
高橋マーク(日本)

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【Gladiator030】タイトル戦から若手の踏み台?! 神田T800周一「格闘技屋さんとして試された気がした」

【写真】前回出場はタイトル戦で、今回はキャリア5戦目のルキヤと。ただし、どちらもメイン。それが神田周一の価値(C) MMAPLANET

6日(日)に大阪府豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR030で、神田T800周一がルキヤと対戦する。
text by Takumi Nakamura

2023年6月のテムーレン・アルギルマー戦以来、約1年10カ月ぶりのグラジエイター参戦となる神田。今大会では2008年7月の生まれの16歳、プロ戦績4戦4勝を誇るルキヤとの対戦となった。

勢いのある期待の新鋭を迎え撃つ立場の神田だが、このシチュエーションを「プロモーターからそういうオファーが来るなら、やってやろうじゃないかと思った」と言い「ここでしっかり勝って、まだまだ(強い選手を)追いかける仕事もやるよと意思表示したい」と語っている。プロ生活12年、キャリア終盤を迎える神田に話を訊いた。


そういうオファーが来るなら、やってやろうじゃないかと

――久々のグラジエイター参戦で、16歳にしてプロ戦績4戦4勝を誇るルキヤ選手と対戦が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか。

「こういう若い子とやる仕事が回ってくるんだと思って、正直ちょっとびっくりしたし、面白いなと思いました」

――面白いなと思ったのはどういった部分でしょうか。

「僕もそういう試合のオファーが来るベテラン枠になったんだなって。時の流れは面白いなと思いましたね」

――今まで対戦相手としてルキヤ選手のことは意識していなかったですよね。

「そうですね。グラジエイターに参戦するのも久しぶりですし、グラジエイターでの最後の試合がテムーレン(・アルギルマー)戦で、僕の中ではグラジエイターはああいう外の相手や海外の厳しい相手とやるイメージがあったので、そういうなかで若い子と戦うという意味ではびっくりしました」

――正直なところ、よくこのタイミングでルキヤ戦のオファーを承諾したなと思いました。オファーを受けるまで即決だったのか、それとも悩んだのか。どちらだったのですか。

「それはもう即決でしたね」

――これまで積み上げてきたキャリアがある神田選手としては、若くて無敗のルキヤ選手のような相手はリスクの大きな相手です。そこに対して思うところはなかったですか。

「そこは何かこう…自分が格闘技屋さんとして試された気がしたんですよ。プロモーターからそういうオファーが来るなら、やってやろうじゃないかと思いましたね」

――こういったオファーがあること自体に意味を感じましたか。

「それはすごく感じましたね。若者が上がっていくストーリーとベテランが意地を見せるストーリー。グラジエイターがどちらのストーリーを見たいのか、どちらのストーリーでも楽しめると思ったのかは分からないですけど、そこに価値があると思ってくれたオファーだと思っているので、僕個人としては正直オイシイ試合ではないですけど、そう団体側が思ってくれたなら、そこから逃げたくはないし、面白いじゃんと思いました」

――ルキヤ選手の試合そのものは今回の試合が決まって改めてチェックしているのですか。

「一度僕がグラジエイターの解説に入った時、目の前で試合見ているんですよ。その時もやっぱり勢いがあるなと思いました」

――対戦相手としてルキヤ選手にはどんな印象を持っていますか。

「やっぱり若さと勢い。特に打撃のところは勢いだけじゃなくて技術もしっかりしているので、打撃の怖さは感じています」

――1試合の平均タイムが70秒なので未知数の部分が大きいですよね。

「そうなんですよね」

――そのなかでもフィニッシュする力や打撃のスキルは年齢・キャリアに関係なく高いレベルだと思いますか。

「僕はそう思っています」

――ではそのルキヤ選手に対して、言える範囲で構いませんが何を意識して練習しているのですか。

「今までやってきたことを出す。危険な相手だからこそ、きちんと丁寧にやる。そこを心がけています」

――試合を見る限り、組みや寝技のレベルがどのくらいかは分からない部分も多いです。

「そういうゲームに持っていきたいというのが当たり前の考えではあると思います。でも先ほどの質問の答えに被りますけど、僕は今までのキャリアでやってきたことを出すだけですね」

――キャリアには差があっても一人の強い選手に挑むという構えですか。

「はい。その一方で相手のKO幻想にはまらないように、ということも正直思っていますね。舐めてもいけないけど、ビビってもいけないというか。ちょうど相手はその真ん中にいると思うので、自分のことを淡々とやる準備もしていますし、試合もそういう感じでやろうと思います」

グラジにもお世話になったきたんで、そこで若い選手をぶつけられるなら逃げるわけにはいかない

――逆に言うと今までルキヤ選手と戦っていた相手はルキヤ選手のKO幻想に飲まれていたのかもしれません。

「確かにそれはあるかもしれないです」

――神田選手もルキヤ選手にはないキャリア・経験があるので、自分がやるべきことをやる。そこが明確になっていますか。

「まさにそのイメージです」

――なるほど。逆に神田選手にとって前回の試合=昨年7月のガッツ・takato戦(判定勝ち)は、どのような試合だったと振り返ることができますか。

「前回は闘裸男で試合をしたんですけど、ちょっと落ち着きすぎた試合だったなというのがあって。ああいう落ち着きをもっといい方向に持っていかないといけないかなって感じでしたね」

――見ている側としては神田選手の組みのしつこさやスクランブルの強さが出た試合だったと感じました。

「ああいうことはどの局面でも割とできるようにはなっていると思うので、次の試合でもそこは出せると思います」

――あの試合後のマイクでは「12月に強い若い子(野瀬翔平)に腕を捻られて、もう試合はいいかなと思ったけど、声援が聞きたくてここに来ました」というコメントもありました。そういった意味ではテーマのある日本人選手と試合が続いているという感覚ですか。

「そうですね。野瀬君もルキヤ選手もすごく期待されている若い選手で、自分は野瀬君にはしっかりやられちゃいましたけど、グラジエイターにもお世話になったきたんで、そこで若い選手をぶつけられるなら逃げるわけにはいかないし、今回は壁になろうかなと思っています」

――また神田選手はグラジエイターという団体にはどのような想いがありますか。

「やっぱり僕は広島に帰ってからグラジエイターに拾ってもらって、チャンスをいただいて、ベルトも巻かせてもらいました。いい想いだけじゃないけど、たくさん大事にしてもらって、経験も積ませてもらったんで、そういう意味ではお返しする場面も作らないといけないと思っていました。今回はあっち(ルキヤ)が上がる可能性が高い、結果的に上げるような形になったとしても、そこで自分が引いちゃだめだよねっていう。それが格闘技屋さん・格闘技人としての気持ちであり、グラジエイターへの感謝の気持ちでもあります」

――神田選手自身、自分も若い選手の壁になるくらい長く続けてきたなと思うこともありますか。

「自分ではあまりそう思っていなかったですけど、今回急にこういうオファーが来て。僕は34歳でルキヤ選手は16歳。下手したら親子くらい年齢が離れているわけじゃないですか。さすがに自分も気づけばおじさんかなとは思います(苦笑)。僕も自分のジムの運営など正直忙しさはありますけど、それでも強いやつに触れ続けたい、追いかけたい気持ちはあるし、そういう自分にもしっかりと追われる役目やおじさんの役目ももらえるんだなという部分は面白がっていますね」

――ここでルキヤ選手のような相手をクリアすることで得られるものもあると思います。

「僕もそう思いますね。ここでしっかり勝って、まだまだ追いかける仕事もやるよという意思表示ができたらいいなと思っています」

――これから神田選手としては、どのようなキャリアを積んできたい?

「ルキヤ戦のように分かりやすい若者との対比みたいなものがありますけど、試合にこういう面白いテーマがあるとやりたい理由になりますよね。今回は若者とやることになりましたが、自分が憧れていた選手とやるとか。ただただ試合をするというよりも、僕もキャリア的には終盤に近づいている中で、意味のある試合やテーマのある試合をやりたいと思います」

――そういった試合がグラジエイターや闘裸男で組まれることに感慨深さはありますか。

「ありがたいですよね……本当にありがたいです」

――神田選手としてはルキヤ戦で、何を見せたいですか。

「僕はプロ選手活動を12年やってきて、その積み重ねを出すだけですね。丁寧に積み重ねてきたものを出す。きついことをやる。それが今回の試合でやりたいことです。ここまで来たら、新しいことを取り入れるだけではなく、自分がやってきたことをどう信じられるかだと思うので」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「今回はベテランの役割を担うことになったので、これまで格闘技を長く見てきてくださった方に喜んでいただけるように頑張りたいと思います」


■視聴方法(予定)
4月6日(日)
メインカード午後4時15分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator040対戦カード

<バンタム級/5分3R> 
ルキヤ(日本)
神田T800周一(日本)

<ライト/5分3R>
小森真誉(日本)
ナウエル・ガンドルフィ(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
岩倉優輝(日本)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<ウェルター級/5分3R> 
大道翔貴(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
八木敬志(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
パク・チャンビン(韓国)

<フライ級/5分3R>
今井健斗(日本)
和田教良(日本)

<キック70キロ契約/3分3R>
荒尾裕太(日本)
キム・フェグン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
宮川日向(日本)
永留惇平(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
荒井銀二(日本)

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
國頭武(日本)

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太(日本)
小林佳純(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
坪内一将(日本)

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
カーヴィ(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
テム(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
蒔田伸吾(日本)

<ライト級/5分2R>
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)
KENZO(日本)

<68キロ契約/5分2R>
中尾天圓(日本)
都市弦介(日本)

<OPフライ級/5分1R>
小嵐翔真(日本)
彪斗(日本)

<OPストロー級/5分1R>
諸井友祐(日本)
辻本涼太(日本)

<OPヘビー級/5分1R>
松本洋平(日本)
高橋マーク(日本)

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【Gladiator030】フライ級=今井健斗✕和田教良、ライト級=ヅッキーニョス✕八木の国内サバイバル対決!!

【写真】どちらがスクランブルで勝るか、タフなフライ級戦だ(C)MMAPLANET

10日(月)、4月6日(日)に大阪府豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR030の追加カードが発表されている。既にルキヤ✕神田T800周一。小森真誉✕ナルエル・ガンドルフィ、岩倉優輝✕ダギースレン・チャグナードルジの3試合が明らかとなっている同大会。
Text Manabu Takashima

今回のリリースでは今井健斗✕和田教良のフライ級戦。チハヤフル・ヅッキーニョス✕八木敬志のライト級戦という3回戦が2試合に加え、グラジ発となるMMAグローブ着用のキックボクシング国際戦=70キロ契約戦、荒尾裕太✕キム・フェグンが実施される。


1月大会でオトゴンバートル・ホルドバートルとのフライ級王座決定戦に抜擢されたものの、ボディへのヒザ蹴りからパウンドアウト負けを喫した今井が、グラジ・フライ級王座の目指し仕切り直しの一戦で和田と戦うことが決まった。

和田は昨年フライ級王座決定トーナメントに出場し、初戦で去年のRoad to UFCフライ級を制したチェ・ドンフンに敗れた。さらに7月はNavEとの同王座決定戦が流れたオトゴンバートルとの一戦に漢気挑戦を果たすも、ここでもTKO負けを喫した。

それでもUFCレベルにあるアジア勢との戦いで一皮剥けたといっても過言でない和田は10月に韓国のRING FCに参戦し、K-MMA界期待のソン・ミンソォにスプリットで競り勝っている。和田は引き続きRINC FCに出場し、フライ級王座に挑むという意志を持っていたが、同プロモーションでは10月大会以降3月、4月と次回大会の流れたことで、再びグラジで戦うことを決めた。

オトゴンバートルがRoad to UFC出場に向けて、待機中のグラジ・フライ級戦線でスクランブル戦を制し、頭一つ抜け出すのは今井か和田か、興味深い一戦だ。

またフェザー級からライト級に転向し、その初戦で岩倉に判定負けを喫したヅッキーニョスは、八木との京都対決に臨む。グラジのアジア路線で、国際戦を含めタフな戦いを続けてきたヅッキーニョスが、フィジカルで圧倒的に上回ることが予想される八木を相手にライト級の戦いができるのか。実績の差は関係ない、タフな戦いを強いられるかもしれない。

なお今回出場が発表された6選手中、八木以外のコメントが同リリースに寄せられているので紹介したい。

今井健斗
「前回はタイトルマッチで不甲斐ない試合をしてしまったにも関わらず、強い選手と試合を組んで頂きありがとうございます。和田選手は強敵ですが、しっかり結果を残してもう一度GLADIATORのタイトルを目指します」

和田教良
「今井選手は若くて名古屋DEEP等でメインを張ってもいる選手で、いつか戦いたいと思っていました。ただし、GLADIATORで戦うことになるとは思ってもいなかったです。今回は試合を組んでくださり、ありがとうございます。いい感じに練習できていますので期待しといてください!」

チハヤフル・ヅッキーニョス
「連敗を喫した僕にすぐにチャンスを与えていただきありがたく思います。八木選手は勢いに乗っていて、僕の課題であるフィジカル系ファイターなので試合が楽しみです。僕にとっては生き残りマッチだと思っていますので、しっかりフィニッシュして実力を示したいと思います。ライト級上位勢と戦うために、この試合で復活します!!」

キム・フェグン
「チャンスを下さったGLADIATORの皆様に感謝致します。プロになって初めての日本での試合で、初めてのMMAグローブ試合ということもあり不安もありますが、凄く楽しみです。相手選手は身長が高く、キックが上手いタイプで難しい試合になると思いますが、KOできなければKOされる覚悟で戦いますので、応援宜しくお願い致します」

荒尾裕太
「今回初めてGLDIATORに参戦させて頂くことになり、大変感謝しております。対戦相手は若さと勢いのある素晴らしい選手だと思います。ですが、恐れることはありません。自分自身を信じ、試合まで頭と体を最大限に高め、集中して勝利を掴みに行くだけです」

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45 Gladiator Gladiator029 MMA MMAPLANET o チハヤフル・ヅッキーニョス 岩倉優輝

【Gladiator029】右ストレートから組みへ。岩倉がヅッキーニョスの動きを制し続けて判定勝ち

<ライト級/5分3R>
岩倉優輝(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)

サウスポーのヅッキーニョスに対し、岩倉がプレスをかけてケージを背負わせる。右足にシングルレッグで組みつき、左腕を差し上げヅッキーニョスをケージに押し込む。ヅッキーニョスがケージ中央に押し戻した。離れた岩倉に、左ハイを見せる。下がりながら左ストレートを伸ばすヅッキーニョスだが、岩倉の足払いでバランスを崩した。ヅッキーニョスは右ハイから跳びヒザ、岩倉がワンツーから、その勢いのままテイクダウンを奪った。嫌がる表情を見せるヅッキーニョスの顔面に、岩倉がパウンドを落とす。ヅッキーニョスはクローズドガードに。

両腕を差し上げた岩倉は、ケージまで下がったヅッキーニョスをしっかりと押さえこむ。ヅッキーニョスはバックを見せながら立ち上がった。岩倉はヅッキーニョスの左ローを払い、右ストレートでグラつかせる。組んだ岩倉が左腕を差し上げ、押し込んでいく。離れ際に右を突き刺す岩倉。ヅッキーニョスも右ジャブを伸ばした。スイッチしながら前後左右に動く岩倉が右ハイを繰り出す。ヅッキーニョスも左ハイ。岩倉は前後左右のステップで様子を見て、初回を終えた。

2R、ヅッキーニョスの左ハイをかわした岩倉が距離を詰める。シングルレッグからヅッキーニョスをケージに押し込む岩倉。右オーバーフックで耐えるヅッキーニョスが押し返した。岩倉は距離をつくってから頭を振り、ヅッキーニョスをケージに押し込むと、ダブルレッグですくい上げる。ヅッキーニョスは背中をケージに着けている。ボディロックで抱えている岩倉を、ヒップスローで返そうとするヅッキーニョス。耐えた岩倉はパスを仕掛ける。

バックを見せながら立ち上がるヅッキーニョスに対し、岩倉はバックコントロールへ。しかしヅッキーニョスが体勢を入れ替えて立ち上がる。ヅッキーニョスの右ハイをパーリングした岩倉は、右ストレートのダブルからシングルレッグで組んだ。頭をおっつけて押し込み続ける岩倉は、展開なく離れた。ケージ中央で右ストレートを伸ばした岩倉の顔面に、カウンターでヅッキーニョスの右フックがヒット。岩倉は腰を落とすも、耐えてヅッキーニョスをケージに押し込んでいった。

最終回、ヅッキーニョスの左ミドルをすくい上げた岩倉がトップに回る。ヅッキーニョスは立ち上がり、首相撲でボディに右ヒザを突き刺した。構わずケージに押し込んでいく岩倉だが、鼻から大量の出血が見られる。シングルレッグで揺さぶり、ダブルレッグに切り替えるも、ヅッキーニョスが右オーバーフックで耐える。ヅッキーニョスが岩倉の頭を左腕で抑えるが、岩倉が頭を起こしてボディロックへ。

タフなケージレスリングが続くなか、ヅッキーニョスが突き放してからパンチを狙う。すぐにシングルレッグで組み直した岩倉の顔面に横ヒジを突き刺すヅッキーニョス。岩倉も組み手を変え続けるが倒せない。ヅッキーニョスは右ヒジを打ち込み続ける。岩倉がダブルレッグでクラッチし、尻もちを着かせる。ヅッキーニョスはスイッチからバックを見せて立ち上がろうとするものの、岩倉が抑えてパウンドを打ち込み、試合終了のゴングを聞いた。

裁定は文句なく岩倉のユナニマス判定勝ち。グラジ初参戦の岩倉がタフファイトを制した。


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45 AB Gladiator Gladiator029 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube   しゅんすけ オトゴンバートル・ボルドバートル キンコンカンコンケンチャンマン シンバートル・バットエルデネ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ヅッキーニョス チャンネル パン・ジェヒョク ルキヤ 久保健太 井上啓太 井口翔太 今井健斗 八木敬志 南友之輔 古賀珠楠 吉田開威 吉野光 宮川日向 小森真誉 岩倉優輝 桑本征希 森井翼 水野翔 海外 熊崎夏暉 田中有 田口翔太 秋田良隆 空手 萩原和飛 野口蒼太

【Gladiator029】シンバートル戦を飲んだ吉田開威が話していたこと。「ドンピシャで当ててKO」

【写真】計量会場ではシンバートルを顔を合わせることはなかった(C)MMAPLANET

本日12日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR029でシンバートル・バットエルデネと変則暫定バンタム級王座決定戦を戦う吉田開威。
Text Manabu Takashima

昨日行われた計量で、シンバートルは1.9キロオーバーで今回のタイトル戦は、吉田が勝った場合のみチャンピオンが誕生するという形に落ち着いた。

とはいえ、シンバートルには減点スタートや、勝ってもNCという日本風のフォーマットではなく、吉田は負けると黒星が付く戦いとなる。体重オーバーを了承して戦う。負ければ、負け。北米流のルールを守っているのに厳しい状況になるという――タフさが要求される変則タイトル戦。

もちろん、吉田はこの試合を受けないという選択もできた。それでも、リスキーなタイトルマッチを吉田が受けいれたのはタイトルに賭ける気持ち――ではなく、ここから彼が歩んでいるMMAライフを第一に考えてのことだった。

幼少期から伝統派の型と基本稽古で体の操作法を身に着け、硬式空手で直接倒す打撃を落とし込んだ。そしてMMAで世界に挑むために越えないといけない相手がシンバートルで、そのチケットとして必要なのがベルトだ。

唯一無二の空手家、そしてMMAファイターといえる吉田開威。今回の試合に賭ける気持ちを昨年末に収録したインタビューからお届けしたい。なぜ、彼が体重オーバーの猛者との戦いに挑むのか。それが分かってもらえるはずだ。


ここで勝たないと海外で勝てない

――シンバートルと暫定バンタム級王座決定戦を戦うことになったのですが、当初は南友之輔選手とタイトルを争うことが決まっていました。このタイミングで暫定王座決定戦出場のオファーがあった時はどのような気持ちでしたか。

「まぁ、そのうちやるだろうなっていう気持ちでした。このタイミングになったのは、時期がずれなかったので良かったという感覚です。竹中(大地)さんが防衛戦を行うなら、僕にチャンスは回ってこなかったので。チャンスが回ってきてラッキーだな、と」

――将来性のある若い選手が、このタイミングで潰し合うのは勿体ないという声もありました。

「そこに関しては、相手云々でなく自分が上に行けるなら……まぁ倒せますし。空手同士だから、面白くなれば良いぐらいで。僕に負けて、相手のキャリアアップに影響が出ようが関係ないことですし。自分が先に進むことだけを考えていました」

――自信があったと。

「打撃で倒せると思っていました。間合いに関しては、僕の方が上です。南選手が相手でも、そこは不安はなかったです。確かに一発は強いけど、当たらない。ただ自分がミスをすると貰う可能性はあったので、そのミスを限りなくなくすこと、打撃家に対して一撃で倒すための打撃を当てる技を研究して打ち込んでいました。打ち込みがしっかりしていれば、やりきれる。倒せると思っていました」

――そんななか、全くタイプの違うシンバートルに対戦相手が代わりました。

「打ち込みの内容を決めて2、3週間やりこんでいたのですが、まぁタイプが変わってしまいましたね。でも僕はどっちでも良かったです。シンバートルはもともと竹本(啓哉)さんが戦う予定で、一緒に対策とかもやっていたので意外な相手ではありましたけど。

苦手なタイプですよ、正直。ただ、ここから勝って海外へ行くとそういう選手ばかりじゃないですか。だから、ここで勝たないと海外で勝てないと思っているので。シンバートルにしっかりと当てて勝てたら、かなり自信をもって海外に行けると思うので。海外が見えているからこそ、シンバートルのようなタイプの選手と戦えてラッキー、良かったです」

――ここで苦手なタイプに負けてRoad to UFCが難しくなるという考えではなく、ここを越えて海外へ行くという思考なのですね。

「このぐらいは勝たないといけないです。これまでメチャクチャ強い相手に勝ってきたわけじゃなくて、もっと強い相手と戦いたいと思っていました。それでも前の試合ですら、力を使って組んでくる選手にテイクダウンを取られていますし、そこはまだまだ力不足だと感じています。

テイクダウン防御もそうだし、自分が極めるプレッシャーをかけて戦うことはできていない。それでも徐々に、その面でもレベルは上がっています。最初の頃と比較すると、成長しているスピードは速い。自分ではそう思っています。試合ごとに大きく変わることができていると思っています」

打撃って止めることができて、やっと完成してくるので

――とはいえシンバートルは、吉野光選手に組み勝った。そのインパクトは絶大でした。

「ライト級ぐらいの力があると想定して練習しています。掴まれたら、投げられる。だから投げられないための組み方、手を取り方なんかを詰めてやってきています」

――近い体格が多いNTTでのスパーリング以外に、何かパワー対策をしているということはありますか。

「そうですね、ISHITSUNA MMAの瀬戸のジムに外国人の大きな人でレスリングができる人がいて。そういう人たちと組ませてもらって、凄く良い練習ができています。そういう部分でも練習相手を代えて、色々な人とやっています」

――組みが強いシンバートルですが、ひょっとして倒すための打撃戦を仕掛けてくる可能性もあります。

「そこは分からないですよね(笑)。モンゴル人は……(笑)。和田(教良)さんと戦ったオトゴンバートルもレスラーなのに打撃一辺倒で。あと南選手と戦った時のテムーレンもうまいこと行っていると打撃に付き合う風潮があります。なんで、案外打撃で来るかもしれない。でも、あの感じで付き合ってくれるとラッキーです。組んでこずに、振ってくると僕は当てやすいので」

――逆をいえば、やはり組まれる方が嫌だということになります。組みは100パーセント、打撃は半分も出せるのか。そういうスパーをするしかない状況で、当て感はどのように養っているのですか。

「対人では当てる感覚ですね、タイミング。ミットで、しっかりと打って。スパーだと止めています。打撃って止めることができて、やっと完成してくるので。止められないっていうことは、コントロールができていない。その技は完成していないです。止める、それも練習です。そこまでコントロールできれば、下がっても打てる。止めることができると、そのあと動かなくて出すこともできる。どのタイミングでも最大出力で出せます。

リスキーな技を仕掛けて、組まれても練習ですから。そういうことも試して、タイミングを磨いています。強い打撃を当てるのではなくて、止めることを意識する。それも必要な練習です」

――それは打ち終わりの姿勢を大切にしていることに通じているでしょうか。

「そうですね、打ち終わりに打たれないこと。それでも組まれてしまうことはあるので、そうなった場合の対処という練習の方がスパーリングではやることが多いです。当てるのは感覚が分かれば良いので。それは僕もそうだし、練習仲間も『当てられた』と分かれば……。それができれば、倒す打撃は試合になって打つことができます。

それとスパーリングでなく、シチュエーションで動いてもらって当てる感覚を養っています。対人での打ち込みですね。あとはミットで思い切り打っています。ミット打ちは思い切り打ち込む感覚を自分に覚えさせるのが目的です。出し切る、当て切ることをやっています。対人の打ち込みとミット打ちの感覚をもってスパーに挑むと、より鮮明になります」

――そんななか、吉田選手の特異性は硬式空手という直接打撃の試合に出て、同時に剛柔流の型、基本稽古を幼少期からやり込んでコンペティションに生かしている点にあるかと思います。

「硬式をやってきた間合い。入らせないことはMMAに必要で。あとは面をつけているので、深く当てないと相手が倒れない。ポイントを取るような蹴りでも、引きながら当てれば強く蹴ることができます。そういう硬式空手ならではの打撃というのはMMAに生きています。

あと近い距離で剛柔流のムチミだとか。そこは寝技で下になったときに、腰を切ってヒジを打つ時とか。体の使い方はMMAでも有効です。そういうところは他の選手には、できない部分だと思います。そうですね……寝かされた時の打撃は、骨盤の操作だとか剛柔流の基本と型をやってきたことで、使える体の動きというのがあって。下からでも、僕の場合は強い打撃を入れることができます。

それは四つの時のヒジ、ヒザも同じですね。ヒザはただ足を上げるだけでなく、ムチミをつかって力を伝えています。近い間合いの時は剛柔流、遠い時は硬式空手の技術が使えています」

――MMAファンには、ムチミまでいくと理解の範疇を超えてしまうかと……。

「ムチミは簡単にいえば腰を切る技術ですよね。腰の切りと体を鞭のようにしならせることで、近い間合いで強い打撃を当てることができるという技術。実際、そこはやって説明しても普通の人には分からないものなんで。ただ腰を捻るということでもなくて」

――そこが日本固有の武術の妙技かと。

「そうですね。あとは体重が乗ったりするとバレるので、ガマクを使って気づかれないように力を出す。その辺は、やはり分からないことだと思います。それを養うのが空手の基本形と型。これは組手では養えないです」

ジャブは遠くや下がりながら、ムチミを使いながら打っているのでストレートと同じぐらいの威力で打てます

――MMAのタイトルマッチがあっても、その基本稽古を続けているのでしょうか。

「週に一度は必ずやります。ただ試合前にそれをしなくても、忘れることはないです。でも、やり続けるもの。空手家を名乗っているなら、基本と型をやらないと空手ではないです」

――信じていないと続けられないものですよね。MMAで次の試合に結果を残したいから、基本や型を真剣にやるということは本当にないと思います。

「そうですね。僕の場合は子供の頃からやってきたので。今、空手の基本稽古を辞めてもメチャクチャ弱体化することはないです。MMAで空手を出しているというより、もともと空手の練習をしている人間なので。空手をやらないと、違う……。答えにならないんですけど(笑)。

だから硬式空手の試合にも出続けていますし。それをやらないと、どこかで技術が違うモノに置き換わってしまうような気がします」

――空手は生涯をかけて、追及できるものですよね。

「ハイ。だから今、勝ちたいMMAファイターが基本や型をすることに関しては――やらないよりは、良いです。でも時間は掛かるものだと思いますね。僕は2歳か3歳からやってきているので、そこは僕の武器です。硬式をやり続けて、勝ってきたことも。それは他にはないかと思います。硬式空手をやって日本王者になるまでやっているMMAファイターはいないですし。

ムチミやガマク、空手を意識してやっている人はいるかもしれないですが、そこを技術として生かしている人はいないと思います。ジャブも刻み突きみたいだってSNSで書かれたこともありますけど……僕、ジャブは他の人より重たいという自覚があります。ジャブは遠くや下がりながら、ムチミを使いながら打っているのでストレートと同じぐらいの威力で打てます。受けた人は結構、痛いと思います。そういうところでも空手は生きていますが、MMAを戦うなら絶対的にMMAの技術は必要です」

――押忍。今回の暫定タイトル、次へのステップに必要ということで取りに行くものかと思います。その次に目指すモノとは何でしょうか。

「そもそも、タイトルがかかっていなかったら今回のオファーは受けていないです。ここを取ってRoad to UFCに出たい。UFCを目指してやってきたので、Road to UFCに出て勝つ。2026年にUFCと契約する。そのためにやってきました。今回、タイトル戦でなかったら海外で1試合挟んでRoad to UFCを狙おうと思っていました。次のグラジは4月なので、それではRoad to UFCに間に合わない。だから1月か2月にタイトル戦か海外と考えていて。それが最初に言ったラッキーにつながります。1月のこのタイミングでタイトル戦のチャンスがあるということは」

――Road to UFCは明確な出場基準がないですが、25歳で打撃で倒せる。そこはセールスポイントかと思います。

「だからこそシンバートルという過去最強に組み技が強い相手と戦って、触らせない。そこをいかにやり切れるか。組まれた後、テイクダウン後の対処をしっかりとできるところは、その局面になったら見せたいです。もともと竹本さんが戦う予定だったので、竹本さんから寝技での攻撃という部分でアドバイスももらっていますし。極めのプレッシャーを一つ装備しているというのはあります。

あとは四つ組みですかね。そこの対処と打撃もありますし。そういう組みでの成長を見せて、倒しきる。ああいう突っ込んでくる相手にカウンターを当てることができる。ドンピシャで当てることができるといところを見せたいです。多分。ドンピシャで当ててKOできると思うので、期待してください」

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後3時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
※メインカードのみ


■Gladiator029計量結果

<Gladiatorライト級王座決定戦/5分3R> 
田中有:69.9キロ
小森真誉:70.2キロ

<Gladiatorフライ級王座決定戦/5分3R>
今井健斗:56.6キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:56.7キロ

<Gladiator暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
吉田開威:61.2キロ
シンバートル・バットエルデネ:63.2キロ→63.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.7キロ
パン・ジェヒョク:65.7キロ

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス:70.5キロ
岩倉優輝:70.6キロ

<フェザー級/5分3R>
水野翔:66.7キロ→66.2キロ
桑本征希:66.7キロ→66.3キロ→66.2キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:57.0キロ
井口翔太:57.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
森井翼:77.4キロ
井上啓太:77.2キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.3キロ
藤原克也:60.9キロ

<バンタム級/5分2R>
宮川日向:61.5キロ
三浦颯太:60.6キロ

<フェザー級/5分2R>
田口翔太:66.0キロ
花園大輝:66.1キロ

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ:61.5キロ
コウ:61.4キロ

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗:52.3キロ
高橋佑太:52.4キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.0キロ
八木祐輔:57.0キロ

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太:60.9キロ
萩原和飛:60.6キロ

<ウェルター級/5分2R>
後藤丈季:77.2キロ
松生知樹:76.6キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:61.4キロ
熊崎夏暉:61.5キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.4キロ
キンコンカンコンケンチャンマン:69.2キロ

<ライト級/5分2R>
藤井丈虎:70.4キロ
健椰:70.0キロ

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾:56.4キロ
福島祐貴:57.1キロ

<バンタム級/5分2R>
堀秀徳※原田康平の体調不良で、当日計量で代替出場
内田勇作:60.0キロ

<OPバンタム級/5分1R>
岩田虎之助:60.9キロ
小林龍輝:61.4キロ

<OPライト級/5分1R>
LUCKYBOY慶輔:70.4キロ
内山裕太郎:68.0キロ

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【Gladiator029】計量会場にモンゴル勢の姿なし?! シンバートル計量失敗、吉田開威変則王座戦 

【写真】モンゴル勢は減量の仕方が下手なのか…… (C)MMAPLANET

明日12日(日)に豊中市の176 BOXで開催されるGladiator029の計量が同市のSmoker Gymで行われ、吉田開威と暫定バンタム級王座決定戦を戦う予定だったシンバートル・バットエルデネで体重を落とせず、両者の対戦は変則王座決定戦として実施されることとなった。
Text Manabu Takashima

オープニングファイト2試合を合わせると、23試合のロングラン興行。出場選手は40名以上で計量会場の人口密度は相当に高いなか、計量はメインのライト級王座決定戦に出場する田中有と小森真誉から始まった。

同王座決定戦を含め4階級組まれたタイトル戦だが、コメインのフライ級王座決定戦以下に出場するモンゴル勢の姿が会場に見られない。

フライ級王座決定戦を戦う今井健斗、暫定バンタム級王座決定戦を戦う吉田開威、そしてフェザー級王座決定戦を戦うパン・ジェヒョクが計量をパスし、フェイスオフ写真の撮影がないままチハヤフル・ヅッキーニョスのライト級転向&初参戦の岩倉優輝戦、井上啓太の2年4カ月振りのMMA出場=森井翼戦などメインカード、そしてプレリミ戦の計量が進む。


その途中でオトゴンバートル・ホルドバートルだけが計量会場に到着し、オープニングバウト出場選手のフェイスオフ終了を待ってスケールへ。56.7キロでパスし、余裕の笑みを浮かべていた。

なんでもオトゴンバートルは問題なく体重が落ちていたが、チームメイトのシンバートル・バットエルデネとダギースレン・チャグナードルジの両者が体重を落とせておらず、セコンド陣も減量のサポートをしており、会場に移動ができていなかったという。

コーナーマン1人を帯同して計量を終えたオトゴンバートルに遅れること13分、ルールミーティングを終え出場選手がグループ撮影をする段階になりダギースレンが姿を見せる。

一昨年9月の王座決定戦では計量失敗したダギースレンは、今朝は対戦相手のパン・ジェヒョクとサウナで時間を共有していたという。最後の500グラムがなかなか落ちなかったダギースレンのパスに、本人だけでなくパン・ジェヒョクも安堵の表情を浮かべていた。

計量終了は午後3時。フェザー級3回戦で戦う水野翔と桑本征希は揃って再計量となっていたが、時間以内にパスをしてみせた。

残るはただ1人、シンバートルだ。一度、ホテルに戻った師トンガーと一緒に計量会場にやってきたシンバートルは、すっかりと頬は削げ落ち、胸板のペラペラの状態に。ダギースレンと違い上半身にタトゥーが見られるシンバートルは、サウナが使用できず、慣れない半身浴で体重を落としていたそうだ。

残り2キロで発汗が止まり、関係者がエプソムソルトを買いに薬局を3軒回っても入手できなかったという。完全に汗が止まり、歩行も困難になったシンバートルは、計量終了のギリギリ=午後3時に現れ、体重を測る。結果1.9キロオーバーだったシンバートルと吉田のタイトル戦は、2.5キロ以内の体重差ということで、規定通り吉田が50パーセントのファイトマネーを譲りうけ、勝った場合のみ新チャンピオンが誕生するという変則王座決定戦に。

とはいえシンバートルが勝った際、王座は空位でも勝敗はレコードに残る。吉田は体重オーバーの相手と、リスクの高いが故に勝負論が存在する変則王座決定戦に挑むこととなった。

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後3時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
※メインカードのみ


■Gladiator029計量結果

<Gladiatorライト級王座決定戦/5分3R> 
田中有:69.9キロ
小森真誉:70.2キロ

<Gladiatorフライ級王座決定戦/5分3R>
今井健斗:56.6キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:56.7キロ

<Gladiator暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
吉田開威:61.2キロ
シンバートル・バットエルデネ:63.2キロ→63.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.7キロ
パン・ジェヒョク:65.7キロ

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス:70.5キロ
岩倉優輝:70.6キロ

<フェザー級/5分3R>
水野翔:66.7キロ→66.2キロ
桑本征希:66.7キロ→66.3キロ→66.2キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:57.0キロ
井口翔太:57.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
森井翼:77.4キロ
井上啓太:77.2キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.3キロ
藤原克也:60.9キロ

<バンタム級/5分2R>
宮川日向:61.5キロ
三浦颯太:60.6キロ

<フェザー級/5分2R>
田口翔太:66.0キロ
花園大輝:66.1キロ

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ:61.5キロ
コウ:61.4キロ

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗:52.3キロ
高橋佑太:52.4キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.0キロ
八木祐輔:57.0キロ

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太:60.9キロ
萩原和飛:60.6キロ

<ウェルター級/5分2R>
後藤丈季:77.2キロ
松生知樹:76.6キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:61.4キロ
熊崎夏暉:61.5キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.4キロ
キンコンカンコンケンチャンマン:69.2キロ

<ライト級/5分2R>
藤井丈虎:70.4キロ
健椰:70.0キロ

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾:56.4キロ
福島祐貴:57.1キロ

<バンタム級/5分2R>
原田康平:61.1キロ
内田勇作:60.0キロ

<OPバンタム級/5分1R>
岩田虎之助:60.9キロ
小林龍輝:61.4キロ

<OPライト級/5分1R>
LUCKYBOY慶輔:70.4キロ
内山裕太郎:68.0キロ

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【Gladiator029】オトゴンバートルと王座決定戦、今井健斗「今まで戦ってきた日本人選手とは一味違うぞ」

【写真】念願のタイトルマッチ、相手はオトゴンバートル……ここで気持ちも熱くなるのが今井健斗というファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR029が開催され、今井健斗がオトゴンバートル・ホルドバートルとのGladiatorフライ級王座決定戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike

2021年7月のプロデビューから13戦目で、今井がベルトに挑むチャンスを得た。昨年5月、グラジ初参戦で元修斗王者の山上幹臣にTKO勝ち。柔道ベースの組技を生かし、山上戦を含めて現在3連勝中だ。ベルトを賭けて戦う相手は、猛威をふるうモンゴル勢の中でも将来が期待されるファイターの一人、オトゴンバートルだ。この強敵との対戦を前に、今井は自身のことを「ビビりです」と語った。その意味とは。


――タイトルマッチを控えるなか、SNSに「なかなか体重が落ちない」と投稿されてしましたね。

「あぁ、それですね(苦笑)。いつもより落ち方が良くないかな、というぐらいで。最終的には水抜きで落とせる範囲なので大丈夫です」

――今までも、それほど減量で水抜きはやっていないのですか。

「できるだけ水抜きで落とす量は減らしたくて――××キロ未満に抑えたいです」

――水抜きで××キロ以上落とすと、試合当日のコンディションが変わるのでしょうか。

「試合での動きが変わるわけではないですね。ただ、今まで水抜きで××キロ以上落とすと負けている、という変なジンクスがあって。だから、願掛けみたいなものです(笑)」

――なるほど。今回はオトゴンバートルとのフライ級王者決定戦が決まりました。まずオファーが来た時の気持ちを教えてください。

「もともと1月は別の海外選手と対戦する予定だったんですよ。それが選手の負傷とか、いろいろあったと聞いています。それで仕事中に代表(高瀬一平、マーシャルアーツクラブ中津川代表)から『オトゴンバートルとのタイトルマッチ』という連絡が来て、ビックリしました。

僕の中では、オトゴンバートルとベルトを賭けて戦うには、あと1~2試合は勝たないといけないと思っていました。グラジで1月、4月と外国人選手に勝ったら、6月あたりにタイトルマッチがあるかな――と。それがこの1月にオトゴンバートルとのタイトルマッチが組まれて、僕としてはラッキーです」

――それだけグラジのベルトに絡むのは先だと考えていたのですか。

「まだグラジでは2戦しかしていないですからね。でもフライ級戦線を見てみると、まずNavEさんが試合できない。それとクボケン(久保健太)さんと和田教良選手はオトゴンバートルに負けているし、僕しかいないだろうとは考えていました。ただ、さすがに1月はないと思っていましたね」

――逆に「あと1~2試合経験を積んでから……」と、今回のオファーを断ることは考えなかったでしょうか。

「その考えは100パーセントなかったです。もともと僕は今まで一度も試合を断ったことがないんですよ。オファーが来たら戦う。そこに偶然ベルトが付いてきたという感じで。偶然、対戦相手がオトゴンバートルだっただけですね。

それに自分が1~2試合やっている間にオトゴンバートルも試合を経験するだろうし、僕も強くなるけど相手も強くなる。だったら、いつ戦っても同じじゃないですか。それなら今やれる時にやりたいと思いました」

――心強い言葉です。改めてオトゴンバートルの印象を教えてください。

「前回の風我戦は「判定決着でしたけど、僕の中でオトゴンバートルの評価がさらに上がりました。和田選手やクボケンさんとの試合は、鋭いテイクダウンに入られることもなく、早期決着だったので何も分からなかったんですよ。でも風我戦は、良いタイミングのテイクダウンを切る、足を持たれた後の対処、長期戦になっても最後までスタミナが切れずに、しかも攻め切ることができる――思っている以上に強かったです(笑)」

――確かにそうですね。そして、まだどれぐらい強いのかが分からない状態でもあります。

「アハハハ、そうですね。風我の後に『怪我があって練習ができていなかった』というコメントがあったと思うんですよ。今回はベルトが懸かっているから、さらに良い状態で仕上げてくる。試合経験も積み、3Rも経験して、さらに強いオトゴンバートルになっている。だから僕は、オトゴンと戦いたいです」

――オトゴンバートル戦に向け、何か新しく取り組んでいることはありますか。

「もともと岐阜県多治見市にあるGSB多治見に出稽古で行かせてもらっていて、今は打撃のパーソナルトレーニングも受けています。もともと相手が打撃の選手なので、打撃をやろうと思いました。代表の梶田高裕さんから『こういうコンビネーションがあるよ』『こういう考え方もあるよ』と教わっていて。正直、今まで自分は打撃に関して感覚的にやっているところがあったんですよ。でも梶田先生の指導で、いろんな考えを頂いています」

――打撃は感覚的にやっていた……これまで打撃と組みでは、考える割合はどれくらい違いましたか。

「組み8、打撃2――ではないですね。組み9、打撃1ぐらいの割合でした」

――良かったです。「組み8」と言った瞬間に「えっ!?」と思いました。「いやいや、組み9でしょ」と(笑)。

「アハハハ! そうですよね。まだパーソナルトレーニングを受け始めて日は浅いので、まだまだ効果を実感するには時間が掛かると思います。でも今はとにかく新しいことが頭と体に入ってきています」

――それとSNSでは「フライ級の強い選手と練習したい」と投稿していました。

「そうなんです。今の環境で一緒に練習しているフライ級といえば、クボケンさんと前回一緒に取材してもらった廣瀬ぐらいで。二人ともストライカーだから、鋭いテイクダウンを仕掛けてくるタイプとかとも練習したいという気持ちがあります。

でも移動時間を考えたら、他県に行ってもその練習だけで1日が終わっちゃいますよね。それでは時間が勿体ない、と考えてしまうんです。だから、いつもどおり朝レスリングに行って、昼は所属しているマーシャルアーツクラブ中津川、夜がGSB多治見という練習スケジュールになっています」

――朝のレスリングというのは?

「中津商業高校のレスリング部が強くて、そこへ練習に行かせてもらっています。僕は中津商業高校の卒業生ではないんですけど、ジムの代表は顔が広くて」

中津商業高校レスリング部:
岐阜県の名門レスリング部。これまで高瀬代表も含め中部のMMAファイターがレスリングの練習に通っている。現在の成瀬一彦監督は中津商業から日体大に進み、元Grachanフライ級王者の鈴木隼人と同期。レスリング部ではキャプテンを務めた。

――純粋なレスリングのルールで、純粋なレスリングの練習をすることで、何か変わってきた面はありますか。

写真は2022年の岐阜県民スポーツ大会のもの。この時は中津川市チームが団体戦5位に。翌2023年は3位となっている(C)Kento Imai

「結構変わってきましたね。打撃が有る無いで距離も違うじゃないですか。僕もMMAレスリングは結構自信があったんですよ。でもレスリングをやってみると――打撃なしで、どうやってテイクダウンに入るんだろうか、って(苦笑)。でも、そこから崩しとか、いろんなことを教えてもらって。大学のレスリング部で練習させてもらっても、通用するようになってきて。レスリングの試合にも出させてもらったことがあります。岐阜県内のスポーツ大会で、団体戦ですけど3位になりました。最近はMMAでも、ようやくレスリングの成果が出てきているかもしれないです」

――打撃とレスリングの強化、それがMMAに繋がる試合に期待しています。次の大一番に向けて、意気込みをお願いします。

「オトゴンバートルはストライカー寄りのオールラウンダーみたいな感じで来るかなと思います。でも自分は今までアマからプロまで17戦やってきて、一度もKO負けしたことがないし、ダウンしたこともないし、クリーンヒットをもらったことがないんですよ」

――そうなのですね。体が強い、ということなのでしょうか。

「いや、ビビりだからですよ。相手のほうが打撃は強いなと思ったら、僕はすぐに切り替えちゃうので。打撃が強い相手を打撃で倒そうとは、絶対に考えないです。

そんな自分にとってオトゴンバートルは相性が悪い相手だとは思っていません。1月12日は『今まで戦ってきた日本人選手とは一味違うぞ』というところを見せて、岐阜にベルトを持ち帰ります」

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後3時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
※メインカードのみ


■Gladiator029対戦カード

<Gladiatorライト級王座決定戦/5分3R> 
田中有(日本)
小森真誉(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定戦/5分3R>
今井健斗(日本)
オトゴンバートル・ホルドバートル(モンゴル)

<Gladiator暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
吉田開威(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R> 
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
岩倉優輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
水野翔(日本)
桑本征希(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
井口翔太(日本)

<ウェルター級/5分3R>
森井翼(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
藤原克也(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
花園大輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
コウ(日本)

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
高橋佑太(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
八木祐輔(日本)

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太(日本)
萩原和飛(日本)

<ウェルター級/5分2R>
後藤丈季(日本)
松生知樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
熊崎夏暉(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)

<ライト級/5分2R>
藤井丈虎(日本)
健椰(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
福島祐貴(日本)

<バンタム級/5分2R>
原田康平(日本)
内田勇作(日本)

<OPバンタム級/5分1R>
岩田虎之助(日本)
小林龍輝(日本)

<OPライト級/5分1R>
LUCKYBOY慶輔(日本)
内山裕太郎(日本)

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45 AB Breakthrough Gladiator Gladiator029 MMA MMAPLANET o YouTube   しゅんすけ キック キンコンカンコンケンチャンマン シンバートル・バットエルデネ ジャダンバ・ナラントンガラグ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ヅッキーニョス チャンネル テムーレン・アルギルマー パン・ジェヒョク ボクシング ライカ ルキヤ 中村倫也 久保健太 井上啓太 井口翔太 今井健斗 八木敬志 古賀珠楠 吉田開威 吉野光 小森真誉 岩倉優輝 柏木信吾 栄養 桑本征希 森井翼 水野翔 熊崎夏暉 田中有 田口翔太 秋田良隆 竹本啓哉 萩原和飛 野口蒼太

【Gladiator029】令和の元寇、吉田開威と暫定バンタム級王座決定戦。シンバートル「羊肉と乳製品」

【写真】ムービーもスチールも関係ないと思われるほど、インタビュー中に動きがない。ある意味、モンゴルの不動心シンバートル(C)MMAPLANET

12日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR029でシンバートル・バットエルデネが吉田開威とGladiator暫定バンタム級王座決定戦を戦う。
Text Manabu Takashima

昨年10月にBreakthrough Combat旗揚げ戦では、キャリア3戦目ながら下馬評をひっくり返し吉野光に快勝したシンバートル。プロMMAデビューは2022年10月で、去年の5月には母国で元Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーを下している。

モンゴル相撲、レスリングをベースにMMAを戦うシンバートルはMMAの試合経験は少ない一方で、2023年と2024年の2年間でモンゴル国内ではキックボクシング、コンバットサンボでナショナルトーナメントで優勝し、散打とシュートボクシングで準優勝という結果を残している。

テイクダウン&グラウンドコントロールの強さで定評のある吉野の抑え込みを返したブリッジ、テイクダウンもしっかりと奪ったことで──僅か1試合で、国内での評価を絶対とした。

令和の元寇、盟友オトゴンバートル・ホルドバートル、ダギースレン・チャグナードルジと共にグラジのベルトをモンゴルに持って帰るべき戦うシンバートル。その強さの源はモンゴル相撲、羊肉、乳製品、そして乗馬だった。


モンゴルで漢として生まれたからには、モンゴル相撲と乗馬をするのが基本

――10月30日にBreakthrough Combat旗揚げ戦で吉野光選手に勝利し、一度は今大会で竹本啓哉選手戦のオファーがあったと伺っています。

「すぐにまた日本でデキることが決まって、信じられないほど嬉しかったです」

──吉野戦の勝利で、シンバートル選手の評価は爆上がりました。

「ヨシノ選手は、本当に強くて勉強になりました。そんな彼と良い試合ができて、良かったです。とにかく日本の人達に自分のことを知ってもらえて嬉しいです」

──あの試合、下になった時に右に左と逆方向にブリッジをして上を取っていた動きを中村倫也選手が絶賛していました。

「そうですか(微笑)」

──……(笑)。あのように相手を動かせて、上を取るということは練習でも意識しているのですか。

「抑えられた時に返す練習は、常にやっています。あの動きも練習通りの動きでした」

──凄まじい体力、そして体幹の強さを感じました。「羊肉を食らい、馬に乗った幼少期を過ごした選手は強い」。そんな柏木信吾氏の主張があるのですが、シンバートル選手も子供の頃に乗馬をされていたのでしょうか。

「乗馬はモンゴルの文化です。モンゴルで漢として生まれたからには、モンゴル相撲と乗馬をするのが基本です。自分はオブスゴル県という田舎で生まれ育ったので、馬に乗るのは生活の一部でした。今も田舎に戻ると、馬に乗っています。ナーダムのような特別な日には人間も馬も着飾っていますが、自分たちは子供の頃から暴れ馬を抑えることが役割だったので手綱も鞍もなく、裸の馬に乗っていました」

──それは……木登りどころでない、強靭な体を創り上げることができますね。

「(照れ笑いを浮かべるのみ)」

オトコンバートル こいつは質問しないと、返事をしないから(笑)。

──ハハハハ。なるほど、です。栄養価の高い羊の肉を食べて、裸の馬に乗る。よって強い肉体と絶妙なバランス感覚を養うことができたと思っていますか。

「その影響は大きいと思います。自分は勉強も好きでなかったですし、毎日のように草原で馬に乗っていたいという子供だったので。そして暇さえあれば、友達とモンゴル相撲をしていました。モンゴル相撲をして、羊の肉を食べて。お菓子も乳製品という生活をしてきたので、今の体が出来上がりました」

──そのモンゴル相撲の経験なのか、あれだけレスリングができても絶対的にアンダーフックという思考でもなく、クリンチの攻防でオーバーフックに取るところが、師匠のジャダンバ・ナラントンガラグに非常に似ていると思いました。

「それこそナラントンガラグ先生の指導の賜物です。アンダーフックを狙って来た相手の腕をオーバーフックで固定して、殴るんです。このオーバーフックはモンゴル相撲の一つの形ですね。相手の腕の自由をきかなくして、柔道でいう外無双や内無双を仕掛けるのがモンゴル相撲の特徴的な動きなので。そこはMMAでも使いやすいです」

自分はグラップリングでも打撃でも戦えるので

──そこにレスリングが融合し、かつ柔術的な動きが非常にスムーズだというのが──これも中村倫也選手のシンバートル評でした。

「自分のベースはレスリングですが、MMAはそれだけでは戦えないです。なのでグラップリング、柔術も凄く練習しています」

──それは道着を着ての柔術ですか。

「いえ、ノーギです。MMAのための練習なので、道着は着ません」

──では、次の試合に向けての話を聞かせてください。竹本選手との試合から、暫定王座決定戦で吉田選手と戦うというオファーを貰った時はどのような気持ちでしたか。

「自分はどのような試合でも受ける腹積もりでいます。なので対戦相手が代わっても、それほど影響はないです。それでもタケモト選手と戦う予定だったので、タケモト選手の映像をチェックして練習をしていました。タケモト選手に勝つために努力をしてきたのですが、やはり暫定王座を賭けて戦える方が嬉しいです」

──竹本選手と吉田選手、まるでタイプが違うファイターと戦うことになりましたが。

「確かにグラップリングが強い選手から、ストライカーに代わりました。ただ、特に問題ないです。自分はグラップリングでも打撃でも戦えるので。

(ここでインタビュー中に傍らにいたオトゴンバートルが、何やらモンゴル語でシンバートルに話しかけ)練習もいつも通りやっていますが、ヨシダ選手になったことで打撃戦の比重を増やしています」

──打撃で勝負をするつもりですか。

「今はまだヨシダ選手のことを研究中ですが(※取材は12月20日に行われた)、しっかりと対策を練って作戦を立てて戦います。ただ狙いはサブミッションです。レスリングやグラップリングを駆使して、一本勝ちをしたいです」

──吉田選手はKO宣言しています。

「KOですか(笑)。素晴しい意気込みですね。ただ、私も練習をしているので。試合でどちらが強いのか、。素晴しい戦いをファンの皆に見てもらいたいと思っています」

──今日はありがとうございました。ところでシンバートル選手はいつも、そんな風に無口なのですか。

「いやぁ……」

オトコンバートル 緊張しているだけよ。いつもは、こんなんじゃないので(笑)。

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後3時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
※メインカードのみ


■Gladiator029対戦カード

<Gladiatorライト級王座決定戦/5分3R> 
田中有(日本)
小森真誉(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定戦/5分3R>
今井健斗(日本)
オトゴンバートル・ホルドバートル(モンゴル)

<Gladiator暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
吉田開威(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R> 
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
岩倉優輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
水野翔(日本)
桑本征希(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
井口翔太(日本)

<ウェルター級/5分3R>
森井翼(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
藤原克也(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
花園大輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
こう(日本)

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
高橋佑太(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
八木祐輔(日本)

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太(日本)
萩原和飛(日本)

<ウェルター級/5分2R>
後藤丈季(日本)
松生知樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
熊崎夏暉(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)

<ライト級/5分2R>
藤井丈虎(日本)
健椰(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
福島祐貴(日本)

<バンタム級/5分2R>
原田康平(日本)
内田勇作(日本)

<OPバンタム級/5分1R>
岩田虎之助(日本)
小林龍輝(日本)

<OPライト級/5分1R>
LUCKYBOY慶輔(日本)
内山裕太郎(日本)

The post 【Gladiator029】令和の元寇、吉田開威と暫定バンタム級王座決定戦。シンバートル「羊肉と乳製品」 first appeared on MMAPLANET.