カテゴリー
Grachan49 MMA YouTube   タクミ 日沖発

【Grachan49】日沖発&タクミ──試合直後、同時インタビュー「ラバー狙いでしたよね?」、「その通り」

【写真】試合後に戦った両者同時インタビューは、MMAPLANETでも初めての試み。グラップリングならではの話が聞かれた (C)MMAPLANET

8日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されたGrachan49で組まれたグラップリングマッチ=日沖発✖タクミは時間切れドローとなった。

攻める日沖、凌ぐタクミ。一見、このように映った試合の裏でどのような駆け引き、判断が見られたのか。

日沖はタイトな抑えからのパスは見せず、草刈りスイープを食らった。

タクミは上半身は裸でロングスパッツを着用していた。

大会終了直後、戦った当人に同時に──彼らしか分からない水面下の精神戦、駆け引きを深堀りしてもらった。


──見どころの多い試合でした。

タクミ ありがとうございます。練習ではもうチョット極めることができているんですけどね(笑)。発君のぐらいのレベルになると、早々仕掛けることはできなかったです。極めはおろか……。

──それでも負けない。攻め込まれないという試合ができました。日沖選手は1Rはトップからパスを中心に攻めましたが、足を越えることができなかったです。

日沖 あそこ動いていて、途中で気づいたんです。タクミさん、クローズド狙いでしたよね?

タクミ ハイ、そうです(笑)。

日沖 僕はパスでは密着系のパスが得意なんですけど、距離を取ってのパスになって……。あの時、スイープ狙いとかよりもガードのテンションと、クローズドに入れてラバーガードを狙っているなって気付いたんです。

タクミ その通りです。まさにその通り(笑)。

日沖 だから途中でポジショニングよりも、足系に切り替えました。一度、僕の足が揃って草刈りスイープを仕掛けられた時があったじゃないですか? 

アレは実は久米と立てた作戦の1つで。展開が止まったら、わざとスイープをされながらマウントとか取りに来るタイミングで、スクランブルを作ろうかなとも思ったんです。

タクミ それ、僕も気づいたんで行かなかったんです(笑)。上に行ったら、バクって何かやられそうな気がして。

──いやぁ、そんな精神戦。騙し合いが行われていたのですね。

日沖 動きを創る展開にさせてもらえなかったです。

──自分がタクミ選手の敵陣営だったら、長袖ラッシュを着てくださいと主催者に要望を出します(笑)。タクミ選手の新陳代謝は半端ないですからね。

日沖 ハハハハ。

タクミ 今日もめちゃくちゃ汗が出ました(笑)。で、ラバーを取る作戦だからロングスパッツを履いたんです。

練習通りにはいかなかったですけど(笑)。

日沖 ルールミーティングが当日で、どういう服装で戦うのか分かっていなかったので、僕も上から下までロングタイツ、ショート、ラッシュと揃えていたんです。

裸なのかどうかも、分かっていなかったので。結果、特に規定がなかったので滑らないようにラッシュを着て、下も履きました。

勝負を賭けようと思いました。でタクミさんを見たら、ロングタイツだったので作戦を考えてきているなって(笑)。

──してやったりでしたね。それにキム・スーチョルとグラップリングで戦った時より、ずっと動きも良かったです。

タクミ レスリングやスクランブル、あれこれ全部を練習しても発君には追い付けないと思いました。だから下の一点突破、クローズドからラバーもしくは下からヒールで一発を狙う。そのどっちかだけとしぼって、そればっかりを練習してきました。全部、防がれてしまいましたけどね(笑)。

──足関節を仕掛けられた時の反応も良くて。50/50やサドルを組ませることなく対処していたじゃないですか。

タクミ 来たらサッと回転して逃げる。そこも……僕から行くことも考えていたんですけど、怖かったです。

日沖 一度、右足をタクミさんのワキの下において、誘ってみたんですけど乗ってくれなかったです(笑)。

──アハハハ。最後の最後に日沖選手がバックを取るという動きが見えました。

タクミ あれは……僕的には時間的にバックマウントから絞めが来ても耐えることができると思って。その動きで足関節を狙おうと思いました。

バックをとられながら、カウンターで足関節にいく。だから、行かせたというとアレですけど、流れを使おうかと思いました。もう時間もないし、一本決着のルールだったので。

──一見、攻めているのは日沖選手。でも譲らない妙を見せたのはタクミ選手のようにも見えました。

タクミ そういう風に見える試合だったかもしれないです。

日沖 この試合用に作ってこられましたよね?

タクミ そうですね。それはセコンドに就いてくださった岩崎(正寛)さんに指導をしてもらってきました。僕だけでなく、関西中のパラエストラ勢がお世話になっています。いつも練習後に細かいアドバイスをしてもらえて。それが凄くありがたいです。

──岩崎さんからすると、この勝負はどのように見ていたのですか。

岩崎 やっぱり全体で考えたときに、不利ではあるので。最初に崩されると、徹底される。だから最初をしっかりと守る。それを徹底してもらいました。

日沖選手は凄く丁寧に攻撃されることは分かっていたので。それと同じぐらい丁寧にしないと、攻め込まれて危ないよということを伝えて、作戦を立てたんです。

──日沖選手、最後は悔しさを露わにしていました。

日沖 最後は行きたかったですね。行きたかったけど、入る感じのところまでは持っていけなかったです。

──試合直後に戦った当人を同時に、しかもセコンドの岩崎さんも試合を振り返っていただきありがとうございました。より2人の試合が楽しめるので、ここで聞いた話を頭にいれて後日アップされる予定のYouTubeを楽しみたいと思います。

The post 【Grachan49】日沖発&タクミ──試合直後、同時インタビュー「ラバー狙いでしたよね?」、「その通り」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
DEEP Grachan49 MMA RIZIN タクミ ボクシング レッツ豪太 修斗 岩﨑ヒロユキ 川中孝浩 手塚基伸 日沖発 植田豊 漆間將生 竹本啓哉

【Grachan49】初の単独大阪大会、岩﨑ヒロユキ代表に訊く「大阪に足らなかった部分に力を入れたい」

【写真】グラチャンらしさという部分で、突き抜けた感のある千葉・幕張大会も9月5日に行うこととなった岩﨑ヒロユキ代表 (C)MMAPLANET

8日(日)、豊中市176boでGrachan49が開催される。同大会はでグラチャンにとって初の大阪での単独イベントとなる。

なぜ、このタイミングで大阪大会なのか。そして、このカードなのかをグラチャン岩﨑ヒロユキ代表に訊いた。


──このタイミングで大阪で初の単独イベントを開催する。その意図はどこにあったのでしょうか。

「選手から大阪大会を開いてほしいと、ずっと言われてきました。東京の大会に出たいという気持ちが強い選手が多くて、東京とつながりがあるグラチャンを開いてほしいと。何年越しかで言われてきました。

あとアマチュア大会がアマ修斗しかなくて、プロデビューできる実力があっても試合機会がないという声もありましたし、アマチュアのグラチャンチャレンジと一緒にやろうかと思いました。

それと……獅庵がRIZINが決まる前にもう辞めるという話になったことあって。『ちょっと待て、お前が希望していた大阪大会をやるつもりで、俺はこうやってタクミさんと話をしているんだ』という話になりました。タクミさんも『お前、ここまで岩﨑さんが言ってくれているんだぞ』って。そうしたらRIZINの話が持ち上がってきたんです。

そんな風ないろいろな理由があって、どう考えても赤字になるだろうけど……人肌脱ぐかっていう、変な漢気を見せてしまいました」

──それがこのタイミングであったと。

「五輪期間中は緊急事態宣言はないだろうという勝手な見込みでした(笑)。でも大変ですねぇ、リングアナの確保から……地方の自主興行って本当に大変で。サステインさんって、改めて凄いなって思いました。

それでもGLADIATORの櫻井さんとは結構話し合いをしてきました。あとはDEEPの佐伯さん、サステインの坂本さんには報告させてもらって。大阪の場を荒らさないように大会開催に至りました」

──場を荒らさないマッチメイクということですか。

「手塚はグラジエイターに出ないだろうし、竹本君には名前を挙げるチャンスです。竹本君にとっておいしい試合という形で、櫻井さんと組んだ試合です。手塚にしても、坂本さんからは『岩﨑君のところに出るのだったら、また修斗に出てもらえるようにできる』と言ってもらっています」

──選手の今後も考えてのマッチメイクということですね。

「ハイ、そこは選手を守って試合機会を与えたいと思っています。関西の選手はグラチャンから修斗に出て、回れば良いという風にも坂本さんは言ってくれていますしね」

──グラジからはレッツ豪太選手も出場します。

「レッツも連敗中で、このまま埋もれるのは惜しい。だからラストチャンスのつもりで戦ってほしいです」

──グラジとすればチャンピオン2人が潰される可能性もある勝負の場でもあります。

「それが格闘技じゃないですか(笑)。櫻井さんも選手を育てるということで、片意地を張らずに興行に向き合っていますし、そういう彼に背中を見せたいという気持ちもあります。それを櫻井さんもわかってくれています。

先人たちとも付き合い、あとに続いてくれる人とも協力してやっていく。櫻井さんも選手の試合出場を創ってくれてありがたいと言ってくれています」

──そんななかグラップリングも楽しみです。

「日沖さん、RIZINの名古屋大会で目が合ったんです。その時にジム経営も上手くいっているし、ありなんじゃないかと思いました。日沖さんには試合感覚を取り戻すためにもグラップリングはありじゃないかと。それでALIVEの鈴木(ヨーイチ)さんに伝えると、『発が乗り気です』という返事をもらって」

──つまりは日沖選手にはMMAも、いずれ戦ってもらうという腹積もりなのですか。

「それはグラチャンではないです。どこかふさわしい舞台で、最後に1試合だと僕は思っています。中途半端にウチで試合をする意味合いはないですから、それは考えてはいないです。それと以前から日沖さんとタクミさんは練習をしていたこともあったようで、その信頼関係も実現した大きな要因ではあります」

──今回の大阪大会、東京での大会にも線としてつながっていってほしいです。そうでないと奉仕で終わってしまいます。

「今回、アマチュアが凄く集まりました。夢と希望を持っています。若い選手たちのモチベーションが高まっていると手塚と獅庵から聞きました。パーソナルまで受ける選手がいるそうです。ここが大阪に足らなかった。なので、ここにはしっかりと向き合っていきたいです。

若い選手が上に出てくるという部分を活性化させたいのは、東京でも同じですね。9月5日は幕張ベイパークアリーナで初めて大会を開きます。ニューピアを予定していたのですが、ワクチン接種会場になってしまって……、そうしたら今回の会場を紹介していただいて。

ここも若手中心のカードとアマチュア大会になります。20歳の藤村がメインで、DEEPで戦ってきた小川道的選手と対戦します。山本琢也はフェザー級でやっていくことになるでしょうし、ライト級の今後を睨んだカードですね」

──そのほか、若い選手というのは?

「2019年の全日本レスリング選手権フリー70キロ級優勝の原口伸がプロデビューを戦います」

──おおBRAVEの原口選手はアマ・マッチですが、EXFIGHTで漆間將生選手をテイクダウンとパウンドで圧倒した試合を見ました。

「そうなんですか。もう既に十分に強いかと。それと全日本空手道連盟の全日本組み手の部で5位という野村駿太もBRAVEからデビューします。鶴屋さんのパラエストラ柏からはボクシングで国体3位の松井斗輝もプロMMAデビューとなります」

──思い切った舵取りで、独自性がありますね。

「先輩方と同じことをやっても、しょうがないです。だから色は創っていかないといけないと思っています。それでいえばヘビー級ですね。今、ヘビー級はDEEPさんのメガトン級とグラチャンでしか組まれていないですが、うちはヘビー級もアマチュアから育てているので、ここも力を入れていきます。

大阪大会に関しては配信もしません。この状況で配信をすると、ネガティブな反応があるからもしれないです。『この時期に何やっているんだ』と言われないようにと思ってのことです。

先輩方が引っ張ってくれた格闘技界の足を引っ張りたくない。だから検査もしかり、当日計量もアマチュアの選手は会場を別にしました。そこを意識しながら、グラチャンらしい大会を大阪、そして東京と開いていきます」

■ GRACHAN 49対戦カード

<Grandウェルター級挑戦者決定戦/5分3R>
レッツ豪太(日本)
川中孝浩(日本)

<バンタム級/5分3R>
手塚基伸(日本)
竹本啓哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
村田俊(日本)

<グラップリング70キロ契約/4分2R>
TAKUMI(日本)
日沖発(日本)

<ライト級/5分2R>
植田豊(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
田馬場貴裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
高橋謙斗(日本)
上田祐起(日本)

The post 【Grachan49】初の単独大阪大会、岩﨑ヒロユキ代表に訊く「大阪に足らなかった部分に力を入れたい」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Grachan49 MMA RIZIN UFC YouTube タクミ ブラジリアン柔術 レッツ豪太 川中孝浩 手塚基伸 日沖発 植田豊 竹本啓哉

【Grachan49】タクミと組み技戦、突然カムバックの日沖発「顔見せとか、エキシという気持ちは全くない」

【写真】stArtもJAPANとesteemと2カ所でジム展開しており、多忙な日沖はジムを持つ前より痩せたという(C)MMAPLANET

8日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGrachan49で日沖発が、タクミとグラップリング戦に臨む。

2019年7月にブラジリアン柔術の試合に出て以来、プロという場は2018年8月のRIZINでの朝倉未来戦が最後になっていた日沖が、まさかのGrachan出場だ。

今回の組技戦に向けてインタビューを行うと、日沖発というMMAファイターの戦う目線は一切変わりないことが伝わってきた。


──2019年6月に全日本マスターオープンに出場して以来、2年振りに実戦の場に復帰する日沖です。いやグラチャンで、しかもグラップリングということで驚きました。

「なぜですかね(笑)。まぁ、話を貰ったからなんですけど。条件とかで出るというわけではないですよね」

──道場を開いて3年半が過ぎ、最後の実戦から2年。この間、日沖選手自身の練習をすることはあったのですか。

「自分の練習というか、選手達との練習は続けてきました。それにこの試合に向けては、しっかりと準備してきました。勝つための練習です。顔見せとか、エキシビションとかっていう気持ちは全くないです。

正直にいえば、回りの空気やノリはそんな風に感じられることもあります。客観的に見て、そう風に感じることはありましたね。でも、勝負だし──勝負は勝つためにやります」

──ならば、しっかりと日沖発を見せてほしいです。

「そうですね……ジムで一般の人たち、あとは選手練習、それと以前からプライベートレッスンで、パンクラスに出ている透暉鷹選手とやってきたことを出したいですね」

──透暉鷹選手と、ですか。

「ハイ。石綱MMAの林代表にお願いされて2年ぐらい一緒にやってきたんです。彼が相当に力をつけてきているので、良い練習ができました。彼はまだ世界レベルでは厳しいですが、頑張っています。今回の試合に向けても週に1度ですが、しっかりとスパーリングの相手をしてくれました」

──了解しました。ところで盟友・久米鷹介選手の名前が出てこないですが……。

「昨日の夜も久米と作戦会議もしていましたよ(笑)。やってきたことを出せれば……出すために、試合中に気を付けて指示してほしいことも伝えました。その通りに進めば良いですね」

──久米選手と……完全にガチモードじゃないですか。

「ノーポイントで、サブオンリーなので、ある程度のキャリアがあると守ることだけなら、それほど難しくなくなります。逆に極めに行くとフィジカル的にも厳しくなる。でも、せっかくの試合ですから守りに入らず、極めにいきたいですからね。取られるリスクはあっても、試合に出るなら斬るか、斬られるかをやらないと意味はないと思っています」

──MMAグラップリング、サブオンリーのグラップリング。日沖選手はどちらもできると思いますが、タクミ選手を相手にどちらを見せてくれるのか。

「それをここで言っちゃあ、対策されてしまうじゃないですか(笑)」

──ではリバース・デラヒーバからのベリンボロを期待しています。

「アハハハ。それもあるかもしれないです。とにかく攻めます。ただし、タクミ選手だって狙ってくるはずです。やはり展開を創って戦いたいですね」

──実戦前の昂ぶり、緊張感はありますか。

「試合前という空気はあります。ただMMAではないですし、ピリピリはしていないです」

──今大会ではALIVE時代の後輩、竹本啓哉選手も出場して手塚基伸選手と試合をします。

「タケとも一緒に練習をしていますよ。対策とか、何か特別なことをするということはないですが、一緒にやっていて。タケも強くなっています。ホント、吹上にALIVEがあった頃と比べると随分と強くなりました」

──そりゃそうでないと(苦笑)。

「そうですよね(笑)。タケはのんびり屋でマイペース。風変わりですけど、頑張っています」

──アハハハ。確かに個性的ですね(笑)。ところで日沖選手、ケージでグラップリング、またMMAを戦うということを視野に入れていると考えても良いのでしょうか。

「MMAは……そうですね、区切りをつけたいというのはあります。ちゃんと引退したわけではないので。どこで戦うとか、そういうことは何も決まっていないですけど、以前のようにMMAに取り組むことはできないのは明白ですからね」

──だから区切りのファイトと?

「自分が強くなることだけ考えて、それだけのために練習して生きていくという人生ではなくなったので。生徒もいますし、違った責任が出てきていますから。それでも自分が成長したい、強くなりたいという気持ちはまだいっぱいあります。火が消えていない部分も少しあります」

──強くなりたいという想いが、今も。

「強くなりたいですよ。ただし、僕が今からUFCで戦うとかいっても、現実にそぐわないことで。若い選手と同じような舞台を考えているわけではないですが、強くなりたいとは思っています。そういう場が創れれば、やりたいという気持ちは残っています」

──その気持ちがあるから、今回のケージでのグラップリングの試合を受けたということは?

「言ってみれば、その気持ちだけですね。あとは頑張っている生徒に見せたいのと。今はもう、自己顕示欲的な部分で試合に出るというところはないです」

──なるほどぉ。でも、以前から自己顕示欲があったようには見えなかったですが……。

「まぁ、そうですね(笑)」

──では日沖選手、日曜日の試合はYouTubeで後日公開になるそうですが、長い間応援してきてくれたファンに一言お願いします。

「守りに入らない試合をします。応援、宜しくお願いします」

──そこは三角極めます──で、お願いしますよ(笑)。

「そんなの、もう誰も知らないですよ(笑)」

■ GRACHAN 49対戦カード

<Grandウェルター級挑戦者決定戦/5分3R>
レッツ豪太(日本)
川中孝浩(日本)

<バンタム級/5分3R>
手塚基伸(日本)
竹本啓哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
村田俊(日本)

<グラップリング70キロ契約/4分2R>
タクミ(日本)
日沖発(日本)

<ライト級/5分2R>
植田豊(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
田馬場貴裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
池田貴一(日本)

<バンタム級/5分2R>
高橋謙斗(日本)
上田祐起(日本)

The post 【Grachan49】タクミと組み技戦、突然カムバックの日沖発「顔見せとか、エキシという気持ちは全くない」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
other MMA Report Wardog28 タクミ ブログ 神野翼

【Wardog28】神野翼、たくみを三角絞めで倒しバンタム級に続きフライ級王座奪取へ。小林少年と決勝

【写真】2階級制覇に王手を掛けた神野翼(C) WARDOG

24日(日)、大阪市港区の弁天町世界館で2部制大会としてWARDOG CAGE FIGHT27及び28。2021年、J-MMAのスタートとなった同大会からWardog28のメイン=フライ級王座決定トーナメント準決勝の模様をお送りしたい。

<フライ級王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
神野翼(日本)
Def.1R4分54秒by 三角絞め
たくみ(日本)

開始直後に後ろ回し蹴りを見せた神野が、左ミドルを入れる。たくみの右ストレートをサイドステップでかわした神野は、右オーバーハンドを当てると同時にローをキャッチしてテイクダウンを決める。両足を束ねた神野は、ギロチンにも頭を抜いて同時にヒザを越えてマウントへ。

たくみの動きに合わせてバックマウント=四の字フックに移行し、後方からパンチを入れる。絞めを耐えるたくみは、後方へパンチを見せ、胸を合わせにいこうとするが神野が許さない。

たくみは殴られながらも正対していこうとすると、神野は右足で頭を刈って腕十字へ。

クラッチを組むたくみに鉄槌を入れ、マウントに戻った神野は。ブリッジから手をついてリバーサルを決めた神野が、残り30秒で三角絞めへ。

ケージ際目で移動したたくみだったが、残り6秒でタップを強いられた。

元バンタム級チャンピオン神野は、第一部で組まれたフライ級王座決定トーナメント準決勝で勝ちがっている小林少年とベルトを賭けて戦うこととなった。


The post 【Wardog28】神野翼、たくみを三角絞めで倒しバンタム級に続きフライ級王座奪取へ。小林少年と決勝 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
HOOKnShoot Special The Fight Must Go On アレッシャンドリ・カカレコ エルミス・フランカ タクミ ブログ マイク・ブラウン マット・ヒューム 山下志功 鈴木洋平

【The Fight Must Go On】DVDチラ見─02─2001年11月17&18日、マイク・ブラウンが戦っていたのは修斗?

HnS【写真】古き良き時代と新しい時代への交差点のような大会だったHOOKnShoot KINGS (C) FIGHTWORLD.com

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第11弾は懐かしくもあり、今や秘蔵っぽさタップリのDVD紹介シリーズ、その第2回として2001年11月17&18日にインディアナ州エヴァンズビルで開催されたHOOKnSHOOT「KINGS」のDVDを紹介したい。


豪州=オーストラリア修斗、ハワイ=スーパーブロウルに続き、中西部インディアナ州でプロ修斗公式戦を組むようになった──今でいえば──フィーダーショーがHOOKnShoot(以下HnS)だ。とはいっても北米のビッグショーはUFCだけといっても過言でない時代、人口10万人強(広域都市圏では35万人ほど)の地方都市のメモリアルホールで行われていた大会は、今の北米ローカルショーとは比較にならない国際色豊かなイベントとして行われていた。

HooKとShoot、裏技とガチというプロレス隠語を合わせたネーミングのMMA大会は1996年から活動しており、いわば業界のパイオニアの一つであった。そして90年代の終わりごろ米国のマニアック層は、修斗の競技志向をリスペクトする傾向が見られ、HnSを主宰するジェフ・オズボーンもその一人だった。そんなマニアック過ぎたオズボーンを片腕として、後にBodogなど非UFC系のビッグショーのマッチメイカーやタレントリレーションズで活躍するミゲール・イトゥラテがサポートし、一介のローカルショーの域を脱するショーを2000年から2001年にかけてプロモートしていた。

イトゥラテはこの2日連続イベントからフロリダの富豪ダン・ランバートの資金援助を得るようになり、シウベイラ・ブラザース所属の3選手やコーチ陣はランバートと共にプライベート・ジェットでエヴァンズビル入りを果たしていた。

Franca vs Brownそう後のATTの原形がこの大会で見られたことになる。

シウベイラ・ブラザースから出場したエルミス・フランカは、今やATTの知恵袋として八面六臂で活躍中のマイク・ブラウン(当時はキース・ロッケル率いるアムハースト・サブミッション・アカデミー所属だった)を2分少しで三角絞めで下している。

この大会はプロ修斗公式戦を行うことで日本からTV放映料を得ていたが、HnSという大会のブランド力をアップさせたいイトゥラテの意向もあり、修斗公式戦と北米ユニファイドルールを併用したイベントでもあった。

タクミ、山下志功、鈴木洋平が日本から出場した修斗公式戦とはいえ、HnSでの修斗公式戦はインディアナ州アスレチックコミッションの認可を受けるために、当時日本で用いられていた10カウント制は採用されず、修斗インディアナ・ルールという特例ルールの下で実施されていた。

Nakayamaばかりか、この大会では競技運営面を統括していたインターナショナル修斗コミッションとプロモーションのコミュニケーション不足もあり、修斗グローブが現地になく修斗公式戦出場ファイターもハービンガー・グローブを着用していた。

結果、2001年だけで脅威の6勝目をタクミが挙げた✖ヘンリー・マタモロス戦にしても、修斗公式戦か北米ルール下でのMMAマッチか、今や映像を確認しても判別がつかない状況になってしまっている。

Shikoしかも、山下は2回戦契約だったが現地では3回戦と認識されており、2R終了後に混乱が収まらないまま3R開始に応じた山下はカーチス・スタウトに判定負けを喫している(※後日、修斗公式戦的にはノーコンテストとされたが、今も北米の主要サイトでは山下は敗北のままだ)。

このように公式戦を世界に広めようとした修斗と、尊敬心以上にビジネスとして日本のCS TVマネー欲しさで繋がったHnSとの関係は余りにも脆弱で、彼らの関係はその後2年ほどで解消される。イトゥラテはATTとより強力なタッグを組むことになり、HnSはフロリダに進出するとAbsolute FCという別名を用いるようになる。

ほどなく人が良いもののメジャー・プロモーションの経営者の資質に欠けたオズボーンと野心家イトゥラテの蜜月も終焉を迎えたものの、HnSはオズボーンの手で地元エヴァンズビルのハウスショーとして、2017年4月まで活動を続けていた。

CacarecoこのKIGS 2Daysにはイワン・フリーマン&レイ・レミディオスの後の英国UFCファイターズ、既に古豪入りが近かったカーロス・バヘット、2年後のADCC無差別級で2位となるルタリーブリのアレッシャンドリ・カカレコらが出場。

またAMCからアーロン・ライリー、アンソニー・ハムレット、クリス・モンセンを率いていたマット・ヒュームを始め、同じ中西部のエクストリーム・ファイティングのモンテ・コックス代表らがリングサイドに陣取っており、まさに古き良きNHB時代から2005年以降のMMAメインストリーム時代へのクロスロードのようなイベントだった。

Yohei & Matt現ONE副社長となったヒュームは、かつてシアトルで指導した鈴木のセコンドにも就いており、ビクター・エストラードにTKO勝ちした彼とリング上で抱き合って喜びを露にしているシーンもしっかりとDVDには収められている。

そんなHnS KINGのDVDはFightworldというオズボーンの経営するビデオ製作&販売会社から発売されていたが、彼はその映像権をUFC Fight Passに売却。そう……ここに挙げた試合は、なぜかHnS KINGS2というタイトルでファイトパスのライブラリーで視聴できるので、ぜひチェックしてほしい。