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BELLATOR LFA MMA MMAPLANET UFC   アフマッド・ハッサンザダ アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ エド・ソアレス ジョズエ・フォルミーガ セルジオ・ペティス フィリッピ・ブニス ブランドン・モレノ 佐々木憂流迦 修斗 海外

【LFA124】計量終了 注目の初出場=フォルミーガが大幅体重オーバー。アフガンからハッサンザダも

【写真】フォルミーガ、頬をふっくらしていないか?! (C)LFA

11日(金・現地時間)、アリゾナ州フィニックスのアリゾナ・フェデラルシアターでLFA124「Formiga vs Bunes」が開催される。

メインはジョズエ・フォルミーガ×フィリッピ・ブニスというRFAを思わせるマッチアップが実現した。


LFAは2017年1月にテキサス・ベースのLegacy Fighting Championshipとカリフォルニア・ベースのResurrection Fighting Allianceが合体し、Legacy Fighting Allianceとして活動を開始したプロモーションだ。

LFCとRFAが全米五指に入るフィーダーショーで、その2つのプロモーションが一つになったことでLFAは揺らぐことのない北米#01のフィーダーショーとなった。LFC代表のミック・メイナードはUFCに転じて、タレントリレーションの二大巨頭に収まり、RFAのトップだったエド・ソアレスがLFAの舵取りをしている。

そのソアレスが率いていたRFA──RはResurrectionの頭文字でレズレクションには復活という意味がある。今やLFAは世界各地からUFCやBellatorへステップアップする若い選手のサバイバルの場となっているが、RFA時代はメジャーをリリースされたファイターの再起を図る再生工場の役割を持っていた。

そういう背景があり、1985年4月生まれの36歳、UFCには2012年10月からパンデミック発生直後の2020年6月まで7年9カ月に渡り在籍していたフォルミーガの出場はRFAを思い起こさせる。

最後の3戦はジョセフ・ベナビデス、ブランドン・モレノ。アレックス・ペレスというタイトルコンテンダー(※モレノは王座奪取)に連続で星を落としているフォルミーガだが、それ以前には現王者デイヴィソン・フィゲレイド、現Bellator世界バンタム級王者のセルジオ・ペティス、日本の佐々木憂流迦、UFC入り前はTachi PFでマモル、修斗ブラジルでアレッシャンドリ・パントージャ、日本でBJを破っている。

フォルミーガはシングル及びダブルレッグからバックに回り、両足をフックしRNCを狙いつつ、コントロールという勝利の方程式を持っている。

今回、フォルミーガは元々フライ級で同朋の柔術黒帯フィリッピ・ブニスと対戦予定あったが、ファイトウィークにバンタム級に変更──も、10日(木・同)の計量で139ポンドと大きくバンタム級のリミットを上回り、キャッチウェイト戦で両者は戦うことになった。

フライ級から比較すると、14ポンドと6.35キロも重く、復活への意志がどれだけ強いのか、期待が大きかっただけに残念すぎるフォルミーガだ。

また今大会ではコ・メインでアフガニスタン人ファイターのアフマッド・ハッサンザダが、ジェイムス・ウィルソンと対戦する。

日本では全く無名のハッサンザダは、2016年4月のMMAデビューから今年3月まで7勝1敗の戦績を残し、黒星を喫した一戦のみが海外=ベラルーシでの試合で7試合は母国の大会で戦ってきた。

ご存知のようにアフガニスタンはタリバンが昨年8月に全土を大統領府を占領し、大統領は国外に亡命した。4月に決定したように8月中に駐留米軍が、続いて多国籍軍が国外に撤退し、各国の大使館関係など親米政権関係者の国外脱出が図られていた。

計量にアフガニスタン・イスラム国時代の国旗カラーをペイントし現れたハッサンザダ。アフガニスタンで育ったファイターが、情勢の変化ともに母国を離れ、LFAでどのようなファイトを見せるか──。

■視聴方法(予定)
2月12日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA124対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
フィリッピ・ブニス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)
ジェイムス・ウィルソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルドー・コーテズアコスタ(米国)
デリック・ウィーバー(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
オースティン・ワーム(米国)
ジャコビー・ジョーンズ(米国)

<フライ級/5分3R>
アン・ホー(米国)
ギルヘルミ・クロッシ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・ターナー(米国)
トリスタン・リンディ(米国)

<フライ級/5分3R>
フェデリコ・フローレス(フィリピン)
ブレデン・パガオア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・グッドウィン(米国)
オヴィディオ・ボヨルケス(メキシコ)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE Special UFC UFC269 キック シャーウス・オリヴェイラ セルジオ・ペティス ダスティン・ポイエー ピョートル・ヤン 大沢ケンジ

【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:12月:オリヴェイラ✖ポイエー「殴らせて、疲れさせる」

【写真】高度に何でもできないといけなくなっている――それがMMAの現実だろう (C) Zuffa/MMA

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2021年12月の一番は12月11日に行われたUFC269より、UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエー戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ12月の一番、どの試合になるでしょうか。

「ベタですけど、UFC世界ライト級タイトルマッチのシャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエーです。最近のMMAの流れということも含めて話したいと思います」

――押忍、よろしくお願いします。

「これはあくまでも僕のなかで感じている最近の傾向なんですけど――これまではMMAの選手って中間距離から長い距離でスイッチしたりだとか、レンジをコントロールする時代が続いていました。

それがピョートル・ヤンとか、今回のオリヴェイラもウチの中田(大貴)もそうですけど、近い距離が流行ってきていますよね。この試合でオリヴェイラはグイグイ前に出ていました。対するポイエーは言ってみると、距離を取ってスイッチしながら、全部を混ぜて相手を混乱させて巧く当てる選手で。

その相手にオリヴェイラは前進を続けますが、最初のうちはパンチを当てやすいので被弾していましたよね。それでも前に出続けるから、手を出して対応していく間に……アイツ、ポイエーはバテましたよ」

――色々なことをできるポイエーが、手が届く距離では左一辺倒になっていました。

「それってUFCだけでなくONEでもそうですが、MMAがフィジカルスポーツになってきている象徴的な部分ですよね。もともとフィジカルなんですけど、本当の意味でフィジカルになってきたというか。

テクニカルにスイッチし、距離を変えて相手を誤魔化す。そして思わぬところで当てるという戦いから、距離を詰めて相手にアタックさせるように変わってきました。距離が近づいてくるから、ポイエーは打っているのはなくて、打たされていたんです。

自分のペースじゃなくて、相手に打たされて『もう来ないくれ』っていう打ち方になっている。この『来るな』の打ち方をすると、めちゃくちゃ疲れます。こういう手を出させて疲れ差す戦いは、最たるモノがピョートル・ヤンで。彼は初回は手を出さないですよね。打たせるだけ打たせようという感じで、相手が疲れてきたところで勝負に出る。

前に出る選手も相手のパンチを貰いたくはないです。でも、多少貰ってもしょうがないということで前に出ていく。そこで倒される場合もあると思います。でも、そこで倒れちゃダメで耐えきらないといけない」

――賭けになってきませんか。

「実はこの戦い方って、技術の差を埋めることになるんです。いや埋めるだけでなく、越えられるんです。相手を疲れさせることが可能になるから。オリヴェイラは打撃で仕留めるんじゃなくて、組み技がめちゃくちゃ強いから、1Rにポイエーを疲れさせて組み技勝負に出ました。ポイエーは攻められて、さらに疲れて気持ちも折られるような状況に追い込まれました。

堀口君とセルジオ・ペティスもそうだったと思います。試合を支配していたのは堀口君だけど、セルジオ・ペティスが前に出て圧を掛けていた。堀口君はテイクダウンが巧いから、あの勝負ができました。

距離を取ってガードを下げるのではなく。セルジオ・ペティスは構えを小さくしてガードをしていました。ああいう構えと戦い方は、以前はなかったです」

――距離が近いと、やはり殴られますからね。

「ハイ。ただ慣れてくると、多少の耐性はできます。びっくりしなくなりますから。そして反応できるようになる。対して、長い距離の選手はポイエーがそうだったように手を出さざるをえなくなります。そして、短い距離を練習していないからバテる。

キックボクサーで長い距離を取る選手が見られないのは、いずれ距離を潰されるからです。ペティスも入ってくるところだけに反応していたから、疲れないですよね。しかも殴られることも平気だし。

接近戦化していくと、MMAは以前のような倒され方はなくなっていくのではないかと思います。見えているし、貰う覚悟ができているので、びっくりして倒されることがなくなる。長い距離がMMAらしさなら、その距離はなくなり、近い距離が増えてくると思います。

スイッチして距離を取って翻弄しようとしても、そんな時間を与えず前に出る。スイッチしたぐらいだと、どっしりと構えの相手を崩すことはできないようになりますよ」

――ただセルジオ・ペティスにしても、それこそ中田選手にしてもテイクダウンを取られ続けていました。

「ペティスは腰が弱いんじゃないですか(笑)。それで腰が強いのがピョートル・ヤンで。近い距離でも軸が乱れない。だから彼が今、最強なんだと思います」

<この項、続く>

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BELLATOR Bellator272 Brave CF MMA MMAPLANET PFL RIZIN Special UFC アダム・ボリッチ アレックス・ヴォルカノフスキー エドウィン・ナジミ エマニュエル・サンチェス ジェレミー・ケネディ セルジオ・ペティス 修斗 堀口恭司 柏木信吾

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:12月:ケネディ✖サンチェス「日本フェザー級勢に厳しすぎる指標」

【写真】「エア・タイト」と柏木さんが評したケネディ×サンチェス。エア・タイト――いただきました。今後、MMAPLANETでゼロ距離MMAはエア・タイトと記させていただきます (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2021年11月の一番。12月3日に行われたBellator272より、ジェレミー・ケネディ✖エマニュエル・サンチェス戦について語らおう。


──柏木さんが選ぶ2021年12月の一番をお願いします。

「Bellatorのジェレミー・ケネディ✖エマニュエル・サンチェス戦です」

――おお!!

「ケネディ×サンチェス戦……この試合を語ることができて凄く嬉しいです。現地で実際に試合を見て、また帰国してから試合映像をチェックしなおして、ウキウキしてしまいました(笑)。

実はメインのショッキングなKOを目の当たりにして、全てが吹っ飛んでしまったこともあったのですが、セルジオ・ペティス×堀口恭司戦があったことで、この両者の試合を日本のファンが数多く目にしたこともうれしいです。

僕がライブ観戦だったこともあるのですが、映像で見直して視るとさらに面白さが伝わる試合でしたね。本当にMMAをやっているなっていうファイトで。

正直、ケネディってアダム・ボリッチに勿体ない負けをしたという印象が一番強くて、ネチネチとした試合をする選手だなっていうぐらいの感覚でいたんです。でも今回の試合は全く膠着することのないグラウンド戦で、良い意味で見ている者が疲れる。それほど目まぐるしい動きをしていました」

――とはいえモヒガンサンのファンはブーイングを送っていましたね(苦笑)。

「この試合に限らず、組むと『もっと、やれぇっ!!』という感じでしたね。エア・タイトというのか、あれだけ空間を殺して戦う良さが残念ながらあの会場にいたファンには伝わっていなかったです。

ただし、ケネディがあのタイトな試合をグラウンドでもスタンドでもやり続けた。あれは凄いことなんですよね。『もっと打撃と織り交ぜて戦う必要があるのは分かっているけど、今回は絶対に落とせなかった。勝ちに徹した。どうしても勝たないといけなかった』と本人も試合後のインタビューで言っていましたけどね」

――打撃を使うことが勝利に結びつくのであれば、そうすべきでしょうし。そうではなく、ファン受けするために打撃が必要というのであれば、そんな必要なくてエア・タイトなファイトで正解だったかと思います。

「あれをやりきるのは凄まじいです。サンチェスも巧くて、隙間がないのに不利なポジションから抜け出すよう動いて、言ってみればミリ単位で動いていました。でも、その先をさらにケネディがいく。結果的に逆転狙いの寝技から、仕留められない防御という風にサンチェスの戦い方も変わりましたね。サンチェスとしては、本当にしんどかったでしょうね。もう表情にも出ていたと思います」

――SUGでエドウィン・ナジミにOTで敗れたのですが、本戦は5分といえども柔術のトップ選手と普通に攻防を繰り広げられることができる腕前の持ち主です。

「普通ならぶっちぎられて終わりますし、それが汚点にもならないです。そんなグラップリングマッチをショートノーティス出場で堂々とやりあえるのですからね。それと……この試合を見てケネディの戦績を改めて見直すと、何気にMMAPLANETが推している感があるのが理解できました」

――と言いますと(笑)。

「いや、単にそのキャリアの築き方と戦績が……印象以上に凄い実績を残していて。UFCで3勝1敗、唯一の敗北を喫した相手はアレックス・ヴォルカノフスキーです。そこからバーレーン拠点のBRAVE CFを経てPFLではベスト4、パンデミックの活動停止期間にBellatorに戦場を移しています」

――その2戦目にボリッチに敗れたことで、今回は絶対に負けられないと背水の陣を敷いていたのかもしれないですね。

「いやぁ、GSPやロリマクを生んだカナダ――僕のような仕事をしていても未だに軽視されがちなんですけど、見落としてしまっていましたね。それをサンチェスとの試合で痛感しました」

――同インタビューは元旦にアップする予定なのですが(※取材は2021年12月29日に行われた)、大晦日を終えてRIZINフェザー級戦線もまた新たに動き出しますでしょうし、ケネディに限らずBellatorフェザー級ロースターとの交わりが気になるところです。

「ジェレミー・ケネディがRIZINのフェザー級戦線に加われば、即脅威です。即……むしろ『いきなりクレベルどうなの?』って。斎藤裕選手はタイプは違いますが、組んで倒すという部分でマイク・グランディに修斗時代に敗れていますし、ケネディは完全に苦手な選手でしょうね」

――修斗サステイン興行の招聘係でもあった柏木さんが、英国からグランディを呼んで……。

「あの時はやっちまったなって思いました(笑)。『これ、早かった』と。う~ん、大晦日がどうなるかにもよりますが、ケネディと戦うとどうなるのか。それこそ斎藤選手がいかに成長したかを証明する戦いになるのではないかとも思います。

今の日本人のフェザー級選手にとって、良い指標になる……厳しすぎる指標になるかもしれないのがケネディですね」

――ぜひともケージもあるかもしれないLANDMARKか、ケージ使用のTRIGGERに呼んでいただき取材させてください(笑)。

「いやぁ今回の勝利でケネディはTRIGGER予算からナンバーシリーズ予算に変わったと思いますよ(笑)」

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BELLATOR Bu et Sports de combat MMA RIZIN セルジオ・ペティス 剛毅會 堀口恭司 岩﨑達也 武術空手

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ペティス✖堀口恭司「質量と間はペティス」

【写真】ペティスの3Rまでの動き、その秘密が明かされるのは2022年のバンタム級ワールドGP後だろう (C)BELLATOR

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たセルジオ・ペティス✖堀口恭司とは?!


──堀口選手の敗北。武術空手的にはペティス戦をどのように見ることができました。

「まず3Rまで、堀口選手がポイントをリードしていたことは絶対的です。とはいえ、それが堀口選手の試合なのか、ペティスの試合だったのか……」

──そのように感じるというのは?

「まず、あのサークルケイジの広さと堀口選手の距離の取り方が、RIZINのリングで取っている距離のようにフィットしていなかったように見受けられました。距離が近くになっていました」

──それは試合序盤からですか。

「そうですね。遠い距離を取っているようでも、近かったです。そしてイチ・二、イチ・ニというリズムなの、そこからのパンチはイチ・ニのサンになる。対してペティスはイチで、全てを打てる構えでした。そうなると質量はペティスが重く、間もペティスになりますよね。

幾度か堀口選手はカーフを蹴って姿勢を乱すことがありましたが、質量が重いペティスを相手に蹴ろうとすると、間がペティスなのであのようになる。無理に蹴っているので空振ったり、蹴ったほうが跳ね返されるということは、往々に起こります。重心が乱れた蹴りになっているんです。対して打てば当たるという状態ではあったのですが、なぜかペティスは打たなかったです。

4Rまでずっとその調子で。それは打てなかったのか、打てなかったのか。4Rになってからは、別人といいますか……本来は1Rからあの動きができていたと思うので、なぜ最初からああいう風に動かなかったのは疑問です。どれだけ質量だ、間だと言っても手を出さないとMMAでポイントを取ることはできないですしね。

積んできたことが、練度不足だったのか。単発でしか出さないから、堀口選手がそこに合わせやすくなり、ポイントとして打撃でも堀口選手につく。そんな風になっていたのか……。それに堀口選手の右のクロスは、ショートレンジでも効きますしね」

──ペティスの3Rまでの戦い方を考察するのは、難しいということですね。

「体重差があるスパーリングが成り立つのは、重い選手が軽い選手に合わせて動くからです。それでも目に見えない攻防がある。同じ体重で戦っていてペティスが手を出していなくても、目に見えない攻防があり、試合が成立した──そんなことが起こっていたかもしれないです。とにかく質、間とも圧倒していたペティスがあのように動かなかったのは、ペティスにしかその理由は……試合中は分からないですよね」

──5Rで消耗戦、ラウンドを落としても疲れさせるという賭けだったのか。

「しかし、MMAですからね。あれだけテイクダウンを取られると、取られないように策を講じると思うんですよね。画面で見ていると、堀口選手が疲れたという風に見えなかったですし……。この連載は結果が出たところで武の理を解析しようという試みなのですので、あの結果が出ても堀口選手が疲れたようには私には見えなかったです。

ただし4Rの序盤にテイクダウンをして、それまでとは違い拘ることなく立った。そこがターニングポイントになったのかと。グラウンド・コントロールの展開にブーイングが起き、そこで堀口選手は動揺したのか、内面に何が起こったのか。あのまま抑えて、パウンドをちょこちょこと落としていれば勝てた──という仮説は十分に成り立つかと思います」

──私がFigth&Lifeで行った取材では、堀口選手は「あのままで勝てた。でも、面白くない試合で良いのか。立って倒そうと思ったし、倒せると思った」という風に話していました。

「う~ん、勿体ないです。勝利が絶対のなかで、勝利以上を目指す。だから、あれだけの存在になったのかもしれないですが……。次にまたテイクダウンを狙いにいって切られ、従来の質と間で上回る選手の試合にここからなっていました。

そうなると相手の動きをかわすという守りの間合いだった堀口選手は、手を出し始めたペティスに苦しみだした。それが4Rに起こったことかと思います。あの攻撃ができる、ああいう打撃が内在していることをペティスは明らかとしました。質量に回転が加わり、威力があることは一目瞭然となりました。

と同様に打撃に関しては、堀口選手も右のクロスを合わせるという動きに終始していましたね。テイクダウンに帰結するファイトだったからなのか単調でしたし、粗かったです。あのペティス陣営の野杁正明選手を意識したという送り足で前に出るという戦いは、相手の間になって合わされることも多いのですが、堀口選手は下がった。なら、ペティスがパンチを出していれば当たったと思うのですが……と結局、この試合はそこに行きついてしまいますね。

5R戦をマネージメントするという点において、堀口選手が3Rまでは正解だったわけですし。質量も間もペティスでも、MMAの試合では堀口選手。これは私なんかも、試合を勝たせる立場になったときに注意しないといけないことなんです。そういう意味でも勝ったペティス、負けた堀口選手、MMAを戦う選手や指導者、MMAを見ているファン、全てに勉強になる試合だったかと思います」

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ABEMA GLORY K-1 MMA UFC キック セルジオ・ペティス ボクシング 堀口恭司 平本蓮

【Fight&Life】セルジオ・ペティスとの対談後──の平本蓮「今、本当に格闘技が好きなんです」

【写真】帰国後の隔離措置期間も終え、練習を再開している平本蓮(C)MMAPLANET

23日(木)発売のFight&Life#88に堀口恭司を破ったセルジオ・ペティスと平本蓮の対談が掲載されている。

ウィスコンシン州ミルウォーキーのルーファスポーツで合流し、僅か3カ月で絶対的な信頼関係を築いた両者の対談直後、正確に書き記すとセルジオのZOOM退出後に平本のMMAが如何に変化したのかを尋ねた。

近い距離で戦えるキックボクシングでの強さをスポイルすることなく、MMAに生かす道筋をセルジオとの練習で見つけ出した平本は「キックボクサーは打撃じゃ負けないとかっていうプライドを捨てて、MMAを見ないとダメだ」と言い切った。平本のMMA IQの高さがハッキリと見て取れた──未収録、対談後記的なインタビューをお届けしたい。


──セルジオ・ペティスとの強い絆が対談で感じられた平本選手ですが、3カ月のルーファスポーツ滞在中、MMAにおける打撃に関して考え方が変わった部分はありますか。

「そうですね、MMAグローブは小さいのでブロッキングのスタイルは厳しいのかと思っていました。僕はキックの時にガードを続けて、小さく返し相手を疲れさせたうえで殴るという戦いを好んでいて。セルジオはソレと似たような感じのスパーリングをMMAでもしていました。『あっ、テイクダウンがある戦いで、これができるんだ』って素直に感じて。

それができると下がらずに戦える。これは堀口選手だけでなく、試合だろうがスパーリングだろうが下がらない相手とやるのって凄く疲れると思います。だから──なら、堀口選手の動きはこうなるだろうし、だったらこうしようという風にセルジオに伝えることができました。加えて、堀口選手はATTのなかでも、相当に強い選手に分類されると思うんです。そこに付け入る隙を見つけることができるじゃないかとも思っていたんです」

──それはどういうことでしょうか。

「あれだけトップ選手が集まっている中でそういう位置にあるからこそ、自信があり過ぎる。それが弱点になることもある。どこかで、過信することがあると予想していたんです。MMAでトップになっていない僕が、こういうことをいうのもアレなんですけど……堀口選手はその油断が試合で出てしまうタイプなんじゃないかと。

自信があるのは凄く良いことだと思うんです。でも、そこがあり過ぎて徹することができない部分が出てくる。そうすると神経が研ぎ澄まされることが試合中もなくなってくる。そういうことも話してはいました」

──なるほどぉ、そういう心理面も考えていたのですね。と同時にセルジオは貰ってもビビらなかったです。

「そこなんです。バシンと貰っても、ガツンと返す。堀口選手がこれまで国内で戦っていた相手とは、そういう面でも違ったはずです。僕も日本で練習をしていると、まず打ち合いになることはないです。すぐに組まれます。でも、打撃を見せないでテイクダウンを狙ってこられても凄く見やすいです。だから防御もしやすい。それがルーファスポーツではテイクダウンの方が得意で、打撃で上手くない選手を殴っても動じない。

パンチを被弾しても、1発ぐらいじゃビビらないです。そういう点でも自分に必要な練習がルーファスポーツには揃っていました。今からするとですけど、転向と同時に来たかったです。日本で練習してきたことが遠回りだったと感じる一方で、そう思える練習を日本でしていたからこそ、ルーファスポーツがハマった。だから遠回りじゃなかったとも思っています」

──日本での準備期間があり、ルーファスポーツでの気付きの多さがあるという感じでしょうか。ところでセルジオが下がらないで、接近戦でブロッキングを駆使して戦うことで平本選手自身がMMAを戦う上で見えてきたことはありますか。

「MMAで接近戦を戦える人の反応の速さは、もう才能というか生まれつきだと思います。対して遠い距離は練習すれば、多くの人が対応できるようになる。近い距離は本当に怖いですし、反射神経が良くても自信がないとできないです。

ルーファスポーツで気付いたことは、その速さがあればテイクダウンにも反応できる。だからMMAでも接近戦は可能で、K-1時代にあの距離が得意だった僕の技術が活かせることができるんじゃないかと思うようになり……明日が明るいというか(笑)」

──つまりテイクダウンの攻防に自信がつけば、平本選手はその距離でMMAを戦えるようになると?

「パンチで応戦するばかりでなく、殴って差すという動きもできるようになると思いますし。UFCとか見ていると、そういう戦いも多いですよね。ボクシングって本当に綺麗で、パンチの技術は素晴らしいです。でも打撃の最先端はMMAだと勝手に思っています。

EVOLVEでノンオー・ガイヤーンハーダオとかとスパーリングをしても、パンチをほぼほぼ貰わないでいることができたんです。基本、キックのスパーリングだったら行けるっていう感覚なんで。でも、ルーファスポーツではセルジオにカウンターのフックを貰って……『スゲェ(笑)』ってなりました。この近い距離で打てて、テイクダウンもできる。自分の目指すべきスタイルは、ここにあると思いました」

──それは素晴らしい邂逅でしたね。

「MMAは人を倒す術(すべ)……というか、ボクシングやキックボクシングより技術力がある。UFCとGLORYを見比べると、MMAファイターの方が打撃に幅がありますよね。引き出しも多い。それだけやるべきこと、対処すべきことが多くて、幅が狭いと動きが単調になってMMAでは勝てない。

キックボクサーは打撃じゃ負けないとかっていうプライドを捨てて、MMAを見ないとダメだと本気で僕は思っています。素直にセルジオの動きを見て『格好イィ』ってなりましたし、リーチの長さも僕と似ています。セルジオのように近い距離でコントロールできるMMAを戦えるよう仕上げていきたいです」

──いやぁ、その練習の成果を見せる場ですが、以前にデューク・ルーファスにセコンドについてほしいので、外国人が入国できるようになってから試合をしたいという風に話されていました。

「大晦日は無理ですよね。来年にスライドという形になったので、年が明けるとミルウォーキーに戻って、デュークたちと創っていきたいと思います。日本と米国を行き来しながら両方に拠点を持って指導してもらうということも考えたのですが、それだとバランスが崩れそうなのでミルウォーキーにしぼって試合に臨もうと思います。本気で強くなる。そこに拘りたいですし、自分が強くなれる場所で練習して試合をしていきたいです」

──対談でもセルジオが『感情、技術、全て共有して一緒に強くなっていきたい。僕が蓮に教えてもらったように、柔術、レスリング、全てを教える』と言ってくれていましたね。

「セルジオの教え方が凄く好きなんです。力の使い方を知っている人で、寝技を力任せてでやっている時とかに、絶妙のタイミングでアドバイスをくれます。力を出すタイミングを教えてくれて。これをやっているとパワーもつくと思っていたら、寝技の力がついてきたというか……。セルジオは余白を残した力の使い方ができます。

でも、それって打撃も同じなんです。当てるところ、掴むところ、そういう意識でなくて体の軸を意識する。そうすると打撃でも組み技でも、しっかりと力を無駄なく使うことができる。そういう感覚をセルジオとの練習で掴むことができました。そして僕もセルジオには、『寝技で教えてくれた力の使い方と、僕が打撃で言っている力の使い方は同じなんだ』って説明することがありました」

──まさに「感情、技術の共有」ではないですか!!

「ハイ。だから練習がはかどり、この短期間で強くなることができたと思っています。僕、キックボクシングの頃と比較しても、今の方がずっと努力できているんです。胸を張って自分はファイターだと言いきれる自信もあります。

セルジオがインタビューで『家にいる以外、ジムにいる』って言っていましたけど、僕も隔離期間を終えて練習に行く日が楽しみでならなくて。今、本当に格闘技が好きなんです」

※セルジオ✖堀口戦を実際に戦った本人とコーナーマンを務めた平本が振り返り、日々の練習で築かれた信頼関係の強さがハッキリと感じられた対談が掲載されたFight&Life#88は12月23日(木)より発売中です。


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MMA キック セルジオ・ペティス 堀口恭司

【Fight&Life】セルジオ・ペティス戦後の堀口恭司が語った──「接近戦」の事実

【写真】ペティス戦から12日後、堀口恭司が敗北を振り返り、今後を語った(C)MMAPLANET

23日(木)発売されたFight&Life#88に12月3日にセルジオ・ペティスに衝撃のKO負けを喫した堀口恭司インタビューが掲載されている。

ハイキックからのスピニングバックフィスト、あの一撃が決まるまで試合をリードしていた堀口が自ら敗戦を振り返り、今後を語ったインタビューでは『近い距離』で戦うことについて言及もされた。

同記事よりなぜ4Rに距離が近くなったのか、技術面及びプロフェッショナリズムの両面から話した堀口の言葉を抜粋してお届けしたい。


──結果論ですが、テイクダウン後にパウンドなどでもう少し削りたかったというのは?

「相手が防御一辺倒になっていたので。あそこから強いパンチを打ったところで、ガードの上からじゃ余り効かないと判断しました。と同時にメインイベントなのに、こんなショッパイ試合で良いのという想いでもいたんです」

──あぁ……、そういう風に考えていたのですか。つまりスタンドの打撃戦で終わらせようとか?

「まぁ、それはありましたよね。ただ固めていたら、全然勝てたと思うし。それはもう結果論ですけどね。そこで自分が派手な勝ち方をしないといけないという欲を出してしまったかということですね」

──4R、セコンドに就いたお兄さんの健太さんが「距離が近い」と盛んに叫んでいました。距離が近くなると言ってくれという風に伝えていたのでしょうか。

「ハイ。そう言っていました。ただアニキは声がデカいので、マイク・ブラウンの指示が聞こえなくなってしまったんですよ」

──……。なんと、そんなことが起こっていたのですね。

「今後への課題ですね」

──距離が近い。4Rは開始直後にニータップを決めましたが、比較的簡単に蹴り上げに対してスタンドに戻り、続くテイクダウンは切られました。さきほどの立ちの展開で派手な勝ち方を狙ったという話を聞き、その意識が作用してテイクダウンとコントロールに対して淡泊になっていたのかと邪推してしまいます。

「まぁ、そうッスね。打撃の方が盛り上がるというのはあるので。それに打撃でも行けると思っていました。あの距離でも行けると」

──では距離が近くなったのは、ミスではなかったということですか。

「自分は悪くないと思っています。色々と練習してきた技術もあって、距離的には問題はなかったです。あれはセルジオ・ペティスも前に出づらい距離だったので。カウンターも狙える位置だし、ペティスはスピードもそんなに速くないので。もちろん昔の自分からすると近い距離で、見ている人も近すぎると感じたかもしれないですけど、狙える距離を取っていました」

──踏み込んで、あの距離にいるのではなくて、あそこにステイし続けて打ち勝てる。その感覚を身につけていたのですか!!

「足を壊したりして、インファイトも少し覚えてきましたからね。余り遠くにいるメリットがないって、思うようになってきているんです」

──つまりは近距離でも打ち勝てる堀口恭司になっていると。

「そうですね。まぁ、負けましたけどね。アハハハハ」

──アハハハ。一人ボケ、突っ込みじゃないですか。

「期待してもらっていたのに、KO負けしてスミマセンという気持ちはありますけど、『どこでも俺、イケんだな』って自分の中で確信しました。もちろん試合に負けて悔しいですけど、どこでも勝負できることが分かりました」

※試合後のダメージ、テイクダウンを織り交ぜたMMAとして完成度。今回の敗北を経てのバンタム級ワールドGPに向けた抱負などを堀口恭司が語ったインタビューが掲載されたFight&Life#88は12月23日(木)より発売中です。

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セルジオ・ペティス「堀口恭司に試合を完全に支配されてたし、もっと頑張らきゃいけないと思った」


 『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』で堀口恭司に4R KO勝ちしバンタム級王座を防衛したセルジオ・ペティスが以下のコメント。

「ボコボコにされたよ。第1ラウンドから第4ラウンドまで、やられっぱなしだった。イライラさせられた。彼は面白い動きをしたり、出入りの激しいプレーをしてきたので、フィニッシュを決めるまでに多くの逆境に立ち向かわないといけなかった。そしてフィニッシュは完璧だった。素晴らしかった。ノックアウトで勝てたのはキャリアの中でも4度目か5度目かな(※実際は今回で4度目)。27戦目にしてようやくこういう結果が得られたのは、とても素晴らしいことだと思う」

「彼がダウンした後にもう一発殴ろうと思っていたが、ああ、失神してるなと思った。コーチのスコット・クッシュマンが、ジャブだ、ジャブだと言ってたので、彼はそのたびにリアクションしていた。そして第4ラウンドまでの間で、彼はディフェンスしなくても大丈夫だと思ってしまったのだと思う。だから僕はハイキックをかわされた後も離れ際にスピニングバックフィストが打てたんだ」

「僕に欠けていたのは自分に対する信念だった。今回もそうだったら、終盤にこの大仕事を達成できなかったと思う。精神的にはフラストレーションが溜まっていたが、それでポジティブな気持ちが失われることは無かった。何か素晴らしいことができると思ってたし、それを達成するために1、2ラウンドを耐え抜いた」

「彼が担架で運ばれるのは本意ではなかった。 相手が意識を失ったり、引退後までダメージが残るほど酷く傷つけたくはない。残念ながらそういうことは間違いなくこの仕事の一部だから仕方ないけどね。結局のところ僕が言うのも何だけど、彼の方が強いので、僕がここにいる時はそうしないといけない。僕はナイスガイだし親切な人間だと思うけど、彼は僕にも同じことをしようとしたわけだしね」

「正直なところ、もっと頑張らきゃいけないと思った。 第4ラウンドまで支配されてしまった。課題がいくつか残った一方で、間違いなく素晴らしいノックアウトが出来た。だけどキャリアを長く続けるために必要なことがいくつかあるし、できればあと8年から10年は現役を続けたい」

「僕は対戦相手を選ぶためにここにいるわけじゃない。対戦相手は彼らに選んでもらう。僕はボスじゃない。彼らが対戦相手を教えてくれるだろうし、僕はノーとは言わない」
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堀口恭司 ベラトール王座奪還ならず!『Bellator 272 vsセルジオ・ペティス 2021年12月4日』RIZIN王者の挑戦 / 総合格闘技 MMA

2021年12月4日 Bellator 272
ベラトール バンタム級タイトルマッチ
セルジオ・ペティス vs 堀口恭司

【堀口恭司】
32戦29勝3敗(※2021年9月9日現在)
2013年 第9代 修斗 世界バンタム級 王座
2017年 RIZINワールドGP バンタム級 優勝
2018年 初代 RIZIN バンタム級 王座
2019年 第7代 ベラトール バンタム級 王座
2020年 第4代 RIZIN バンタム級 王座

■堀口恭司紹介動画
① https://youtu.be/9OJUcBQu05U
② https://youtu.be/9IdsV8IWnA4

■twitter https://twitter.com/MMA_JAPAN1

#堀口恭司 #RIZIN #総合格闘技

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『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』セルジオ・ペティス vs. 堀口恭司を見たファイター・関係者の反応



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