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【RIZIN OTOKOMATSURI】冨沢大智と対戦、山本アーセン「これが絶頂期で戦うラストチャンス」

【写真】4月26日に行われた合同公開練習では、コクエイ・コーチが間に合わず、ヨガのような動きを披露したアーセン(C)MMAPLANET

4日(日)に東京都文京区の東京ドームで開催されるRIZIN男祭りに山本アーセンが1年1カ月振りの再起戦で冨沢大智と対戦する。
text by Manabu Takashima

フライ級に階級を落とし、あの人を捕まえるためにトップに上り詰める宣言をしながら、柴田モンキー有哉にヒザ十字で敗れ、1年以上実戦から離れたアーセン。この間、KRAZYBEEでの活動に大きな変化が生じ、彼自身にも初めて専属のMMAコーチが就いた。

ジムを渡り歩く練習環境になったからこそ、気づいたこともある。キャリアで最も大切な1年が始まろうとしており、アーセン自身も「求められるのは結果だけ」と静かに話した。


BreakingDownの選手だからぶっ飛ばしてくださいとか言われるけど――

──1年1カ月振りの再起戦になります。

「そうですね。もう、そんなに経つんですね」

──この間、KRAZYBEEはチームとして存続しても、母体となるジムを離れるなど色々なことがありました。

「去年の12月31日で、あの場所では練習ができなくなりました。9月の終わりに、もうその話は出ていて。『やばい。出ないといけない。どうしよう?』が始まって。でも、人間はそうなると次に向かって行動をするもので。ジムは見つからなかったですけど、練習できる環境は確保できました。

逆に出稽古がスゲェ新鮮だし。自分はこれまで出稽古を一切したくない人間だったのですが、出てみると意外にも温かい人たちに囲まれて。為になることも、凄く多いです」

──1月の中頃かにクロスポイント吉祥寺ノックアウト・ファイトキャンプに別件で訪れた時に、KRAZYBEE勢が練習をしていて驚きました。

「場所借りしてチームの練習をしていると、クロスポイントの人達も参加してくれている形です」

──クロスポイント以外では、どこで練習をしているのですか。

「(佐藤)将光さんのファイトベースと、朴(光哲)さんのノーフェイス・ジムです。ありがたいことで、その三カ所を回らせてもらっています。俺自身、コクエイ(マックス)さんがコーチになってくれて、凄く変わりましたね。MMAとグラップリングの両方のコーチになってもらってから戦い方、考え方はだいぶ変わりました。

これまで打撃だったら打撃、寝技だったら寝技と総合格闘技であっても、総合格闘技でない戦い方をしてきたから、これからは総合格闘家として一つにこだわらない戦い方ができればと思っています」

──これまでチームを率いる立場だったアーセンは、チームへの想いが選手生活の障害になることもあったかと思います。

「今回の試合はフライ級GPのトーナメント枠が掛かった試合で、このトーナメントって今年で完結するから、自分のなかではチャンスでしかなくて。今はあんまり自分のことしか見えていないです」

──さきほど申し上げたクロスポイントで見たアーセンは、以前と違っていました。周囲の空気を良くしようという感じはなく、練習中のヒリヒリした感じしか漂わせていなかったです。

「そうッスね。常に脳みそを使っているから。一度ブレると、また戻さないといけないので。そんなタイムロスは必要ないから、逆に周りはどうでも良いぐらいになっています。これも出稽古をするようになったからだと思います。

自分のジムがあれば、時間もいくらでもあるじゃないですか。でも出稽古では決まった時間しかない。ソレを無駄にすると時間は戻ってこないから」

──オフのアーセンが入り込む余地が、自分のジムではあったけど。今は、あのアーセンがいないと。

「そう、そう、そうです。めっちゃ、分かります。ソレ。その通りです。だって締め切りがなかったら、仕事しますか?」

──だらだらとやってしまいますね(笑)。

「そうですよね(笑)。終わりが見えてくると、ちゃんとやらないとなってなりますからね。ただ俺はたまたま、こうやって練習をやっていって生きていける環境だけど、そうでない選手もいて。そうすると出稽古の時間が合わないと、参加できない。だから人数の多少は以前より大きいですね。それと移動は疲れる。それを差し引いても、良い環境になったと思います」

──では今回の相手が冨澤選手になったことについて、どのように思っていますか。

「正直、BreakingDownの選手だからぶっ飛ばしてくださいとか言われるけど、別に俺、関係なくて。俺が結果を残していないのが悪いし、自分の全てから出てきている結果だから。周りから見てコレが良いマッチメイクなら、良いマッチメイクなんだろうし。俺は誰とやろうが、関係ないし。今、この試合が求められているだけで。勝てば良いだけだから」

今はレコードを気にしないで一人一人、ぶっ倒していく

──そういう気持ちでいるアーセンですが、去年の3月の敗北はキャリアを築く上で痛かったと思います。

「まぁ、勝たないといけない試合だったけど……。でも、そこで結果を出さないのも俺が悪い。あの時と比べると、コクエイさんに指導してもらっていることもあって、レベルアップはしています。それに将光さんとの練習もめっちゃ勉強になるし、色々とアドバイスももらっています。

考え方が凄いし、本当に将光さんのことは尊敬しています。心の底から、凄い人だと思うスね。何より、心が広いっすね。やっぱり強いヤツって、心が広い。それを改めて思います」

──三浦彩佳選手が4連勝、2試合連続の一本勝ちとボーナス獲得。一番近くで見てきて、相当に刺激を受けているのではないかと。

「めっちゃなっていますよ。だって俺の待ち受け、彩佳ですからね。この写真を見ると、すげぇテンションがあがるスね。まぁ男として、負けたくないというのもあるから。悔しいというのもあるけど、あの人の横で頑張りを見ていると、本当に刺激もらうッスね。メンタルが凄いなって、見習うところしかないですね。全部、振り切っています。

だからこそ結果。結果を残す。結果しか求められていないから。とりあえず今年はトーナメントがある。こんなに素晴らしいチャンスはもう巡ってこないと思うし、久しぶりの試合が東京ドームって……俺、やっぱ持っているなって。改めて自分でも思ったし。RIZINのフライ級は強い選手ばかり。良い流れが来ているから、あとは自分の覚悟次第だと思っています」

──今回の試合に勝ち、トーナメントに優勝すると勝ち越せます。

「俺はレコードを気にするようなレコードじゃない。無敗だったら気にしているかもしれないけど、今更気にしたって何になるっていう……。勝ち越すのが一番だけど、今はレコードを気にしないで一人一人、ぶっ倒していくことに集中するだけで良い話なんで。

でも、本当に俺は狙っているから。だから自分が持っているモノを全て捧げて。これが絶頂期で戦うラストチャンスだと思っているから。本当に今回は、全部を掛けよう、と。これでダメだったらダメなのかなって。だから毎回、最後だという想いで楽しもうと思っている」

──色々とあったことが、良い方向で繋がっている感じですね。

「メンタルは凄く良いし、起こっていることも凄く良い。今、自分が持っているチームも凄く良い形だから。本当に負けることがあるなら、それは自分が折れる時だけ。自分が折れなければ勝つ」

──MMAファイター生活を送るうえで、目標でありターゲットだった堀口恭司選手がUFCと再契約を果たしました。

「いつか帰ってくると思っているから、それまでに自分が上に行き、居続ければ良いことで。別に今は恭司さんのことを口にするような場合じゃない。まずは自分で、ちゃんと結果を残して。恭司さんに見合うレコードにして、恭司さんを待っていれば良いだけだから別に何も気にしていない。とりあえず目の前のことしか考えていない。先のことを考えると、足元をすくわれてしまうので。今は今に集中して頑張る。それだけです」

■視聴方法(予定)
5月4日(日)
午前11時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN OTOKOMATSURI 対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]クレベル・コイケ(ブラジル)
[挑戦者]ラジャブアリ・シェイドラエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
朝倉未来(日本)
鈴木千裕(日本)

<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
萩原京平(日本)
西谷大成(日本)

<RIZINワールドGPヘビー級T一回戦/5分3R>
上田幹雄(日本)
シビサイ頌真(日本)

<RIZINワールドGPヘビー級T一回戦/5分3R>
スダリオ剛(日本)
ジョゼ・アウグスト(ブラジル)

<RIZINワールドGPヘビー級T一回戦/5分3R>
マレク・サモチュク(ポーランド)
ダニエル・ジェームス(米国)

<RIZINスタンディングバウト特別ルール 98キロ契約/3分3R>
皇治(日本)
シナ・カリミアン(イラン)

<59キロ契約/5分3R>
神龍誠(日本)
伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
中村大介(日本)
桜庭大世(日本)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテロ(米国)
太田忍(日本)

<フライ級/5分3R>
ヒロヤ(日本)
篠塚辰樹(日本)

<フライ級/5分3R>
ジョン・ドッドソン(米国)
征矢貴(日本)

<キック 63キロ契約/3分3R>
朝久泰央(日本)
ウザ強ヨシヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
山本アーセン(日本)
冨澤大智(日本)

<フライ級/5分3R>
平本丈(日本)
田丸辰(日本)

<75キロ契約/5分2R>
佐々木大(日本)
中谷優我(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田貴央(日本)
ヴィニシウス(ブラジル)

<キック 57.5キロ契約/3分3R>
赤平大治(日本)
橋本楓汰(日本)

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RIZIN男祭り:オッズ/予想

平本丈 2.30
田丸辰 1.59

MMA1勝2敗の平本弟と、RISE王者でMMAはデビュー戦の田丸。田丸はMMAに専念するというわけでもない模様で、どれだけ対応できるかはやはり未知数。

ちゃんとした選手なら田丸を組みでコントロールすることはできるだろうが、平本にはそこまでのフィジカルの強さがないと見て、田丸KO勝ち。しかし結局は田丸の対応力次第か。

山本アーセン 1.80
冨澤大智 1.87

アーセンは一度ローカルから出直せとRIZIN失格の烙印を押されたが、ブランクがありながら特にローカルで実戦経験を積むこともなく、母の引退試合に合わせてRIZIN復帰。ここで負ければさすがに終わりというところで、強豪の伊藤をレスリングで封じ込んでの判定勝ち。次戦の福田戦は実力差が明らかで、打撃戦でボコボコにされたものの、打たれても戦い続ける根性を見せたことでかえって評価が上がる。が、前戦の柴田戦ではまさかのハメ技の足関で秒殺一本負け。伊藤に負けてるヒロヤが柴田に勝ったことで、伊藤戦の勝利すらもチャラとなってしまった。

冨澤は昨年末にMMAルールでカズJr.と対戦しKO勝ち。相手がカズJr.だったので実力は良くわからなかったが、レスラーのアーセン相手では厳しいか。

アーセン判定勝ち。

朝久泰央 1.10
ウザ強ヨシヤ 6.50

キックルール。オッズのみ。

ジョン・ドッドソン 1.22
征矢貴 3.75

ベアナックルボクシングルールで対戦した試合のリマッチをMMAルールで。ドッドソンもフライ級GP出場候補の一角ではあるが、すでにMMAではやり切っているためか、扇久保戦を見ても、レスリングの攻防などの体力的にきつい展開になると諦めが早い。征矢も組みでスクランブルの展開に持ち込めれば勝機はあるが、打撃勝負だと厳しいか。

ドッドソン判定勝ち。

ヒロヤ 1.83
篠塚辰樹 1.83

Krush王者篠塚のMMAデビュー戦。平本とともにトレーニングしているだけに、キックからの移行はスムーズにできるかもしれないが、それでも適正は人それぞれなので、蓋を開けてみなければわからない。グラップラーのヒロヤは本来ならストライカーが一番相性が悪いタイプだが。

ヒロヤ判定勝ち。

ダニー・サバテロ 1.33
太田忍 3.00

メイン以外では一番MMAとしてのレベルが高い組み合わせ。サバテロはひたすらしつこく組んでいくグラップラー。ダメージ重視になりつつある昨今のMMAの判定基準にはあまり向いていないが、それでもドミネイトし続けて勝利するスタイル。RIZINルールだと、3R中一回でもダウン等大きなダメージを受けると、それ以外すべて押さえ込んで制しても負けてしまうので、さらに向いていないと思うが、それでも組みのレベルでは圧倒しているはず。

初戦でいきなりレスリング銀メダリストの太田と対戦。しかしMMAグラップリングでは元谷に上を行かれており、サバテロが相手だと厳しいか。

サバテロ判定勝ち。

中村大介 2.00
桜庭大世 1.71

デビュー戦で矢地に秒殺KO勝ちの桜庭Jr.の相手は階級下で6連敗中の44歳中村。
まあ序盤にパンチが入ってのKOなので、これまで矢地が勝ってきた相手に桜庭Jr.が勝てると思えるような勝ち方ではなかったし、実力的にはまだ未知数という判断があってのマッチメイク。田村潔司vs桜庭シニアの遺伝子を継ぐ者同士という煽りにするのだろうが。

とはいえ、最近の戦績こそ振るわないが、中村は楽な相手ではない。ノーガードからの変則的なパンチは非常に見にくく、前戦の五明戦でもたびたびヒットしていた。組むとあらゆる体勢から腕十字・アームロックの仕掛けがあり油断できない。

桜庭Jr.はバックボーンが柔道のグラップラーで、打撃のトレーニングはMMAデビューが決まってから始めたものなので、どちらが強みかと言われればグラップリングだが、体格差を考えると打撃の方が勝機がある。どちらで勝負してきたとしても、中村は相手の土俵で受けて立つだろうから、打撃になるのか組み技になるのかは桜庭の判断次第。

打撃勝負に行くとみる。桜庭の打撃への対応(打たれた時に引くのか、強気に出ていくのか)が未知数だが、体格差と蓄積したダメージの差で、打ち合いになればKOするのは桜庭と見る。今まで試合でクリーンヒットを受けてこなかった桜庭が打たれて引いてしまうという可能性もあるが。

桜庭がほぼKO状態から極めに行って一本勝ちと予想。

神龍1.53
伊藤裕樹 2.45

両者とも、フライ級GPの出場枠が8名だったとしても入るレベルの実績がある選手であり、GP前に潰し合いをする必要性があまり考えられないが、負けた方は、負け方やダメージによってはGPに出場できなくなる可能性もある、リスクしかない試合。

神龍は昨年は扇久保、ホセ・トーレス相手に僅差で判定負け。扇久保戦で勝っていると思っていたにも関わらず判定負けしたことを受けてか、大晦日トーレス戦はレスリングで上回りながら、自ら下になって足関を仕掛けるも、結果としてそれが敗着となって判定負け。

伊藤は5連勝中で試合内容も良いが、5戦のうち前戦のララミーを除いた4戦はオッズでもフェイバリットで順当な勝利。ララミーもそこまで強い選手ではないと思っていたので、実力的には連勝前からそこまで評価は大きく変わっていない。アーセンにレスリングで封じ込まれたり、ヒロヤ相手にけっこう苦戦していたりと、組みが強い相手に苦戦している。最近の試合を見ると組みもかなり強くなっていると思うが、神龍では相手が悪いだろう。

神龍判定勝ち。

皇治 -
シナ・カリミアン -

この試合はオッズなし。

マレク・サモチュク 1.83
ダニエル・ジェームス 1.83

KSWのサモチュクは初見で実力は不明。

ジェームスは40歳でBellator実質初参戦し、いきなりランキング5位のタイレル・フォーチュンと対戦。ルーキーの頃から育成した選手を咬ませ犬と当てて売り出すBellatorいつもの手法だったが、ジェームスがパンチ一発で逆転KO勝ち。安定して強い選手ではないが、一撃で試合を引っくり返す能力があるので油断できない。

サモチュク判定勝ち。

スダリオ剛 1.69
ジョゼ・アウグスト 2.05

アウグストはLFA代表とのことだが、その前はBellatorに出ていて2勝2敗。今日のPFLで負けたアレックス・ポリッツィに敗れている。荒っぽいパンチで攻めるタイプで、スダリオとの対戦は当たったもの勝ちになりそう。

スダリオKO勝ち。

上田幹雄 1.87
シビサイ頌真 1.80

抽選で最後に残ってしまった上田とシビサイは練習仲間とのことだが、同門の選手が出るのであれば、組み合わせはガチの抽選ではなく主催者が決めた方が良かったように思う。RIZINとしてはヘビー級を盛り上げるなら世界的に見てレベルが高いとは言えない日本人だけが勝ち上がるより、実力的にもファイトマネー的にも呼ぶのにちょうどいい外国人が出てきて欲しいというところだろうし、トーナメントの組み合わせを意図的に操作する必要もなかったのかもしれないが。

昨年のコバルチェク戦を見ると寝技はまだまだだった上田。グラップラー相手はやりにくいと思うが、一緒に練習しているシビサイが相手というのは吉と出るか凶と出るか。いつも練習でやられている悪いイメージが先行するかもしれないし、とりあえず知らないことをやられる心配はないという安心感があるかもしれないし、読めない。

上田判定勝ちと予想。

萩原京平 1.53
西谷大成 2.45

セミ朝倉未来につなげるためのJTT勢をならべた試合順なのだろうが、それならRIZIN0勝2敗の西谷よりもヒロヤの方が良かったのでは?ヒロヤだと相手が平本のチームメイトの篠塚になるから、あえて避けたのか。

萩原は4連敗していたが、香川大会で咬ませ犬相手に秒殺勝利。西谷はDEEP中堅クラスの戦績でRIZINに出場したものの、鈴木博昭に飛びヒザのカウンターのパンチでKO負け、昨年4月には高木に1RKO負け。8月のDEEP復帰戦では海飛と降雨ヌルヌルルールで対戦しギロチンで一本負けして、試合後には引退を表明したものの、後に撤回。MMA公式戦は海飛戦以来となる。

さすがにDEEPでも負けているレベルの西谷よりは萩原が上。萩原KO勝ち。

高木凌 2.25
秋元強真 1.61

香川大会の時点で出場が決まっていなかった高木。西谷と萩原に勝っているとはいえ、RIZINでレギュラーを張れる実力があるかはボーダーライン。萩原にはチョークで勝ったが、相手が萩原だったためで、RIZINクラスの相手になると組みに不安要素が残る。

秋元は打撃が武器だが、組みの強さもJTTトップクラスとの評価を練習仲間から得ている。が、元谷戦ではバックを取られてずっと抜け出せないままで、寝技の実力差を感じさせた。本来はバンタムだが、10月のRIZIN LANDMARKではフェザー級契約で鈴木博昭と対戦し判定勝ち。

ともにストライカーだが、萩原相手に打撃で劣勢となりタックルで勝負した高木より、秋元の方が打撃に自信を持っているだろう。かと言って、組みでは萩原戦のようにフィニッシュを奪える可能性は低い。

秋元判定勝ちと予想。

朝倉未来 2.60
鈴木千裕 1.43

1か月前に激闘の末に敗れたばかりの鈴木。朝倉が勝てば、仕切り直しに平本戦を組み直せるし、鈴木は緊急出場でコンディションが十分ではなかったという言い訳も立つが、鈴木が勝った場合、コンディション不十分の鈴木にすら負けるようだと平本戦を組み直しても盛り上がりに欠ける。RIZINにとっては朝倉が勝つと負けるのとでは今後のビッグマッチの展開が大きく異なる。朝倉勝利に全BETしたマッチメイク。

クレベルからもタックルからのテイクダウンは防ぎ切った鈴木。結局上を取ってもスイープでポジションを取られていたが、朝倉相手にはその心配はない。金原戦も序盤は静かな展開だったが、スイッチが入ってからはラッシュを仕掛けてそのままKO勝ち。朝倉はそのラッシュを凌いでカウンターを取れるかどうか。

鈴木KO勝ちと予想。

クレベル・コイケ 3.50
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 1.25

クレベルのガードに対し、シェイドゥラエフが上で主導権を握れるかどうか。パトリシオ戦やサトシのマッキー戦を見ても、フィジカルの強い相手に下攻めでは限界がある。シェイドゥラエフは当然下から強い柔術家の対策をしてくると思うが、そこでディフェンスで精一杯になるのか、上から攻められるレベルなのかによって展開は変わる。ガードを取られても不利だとタックルに行くこともできないし、スタンドの打撃戦でも相手のタックルや引き込みを警戒しないといけなくなり、結果後手に回ることになる。

インタビュー等の発言では、シェイドゥラエフは寝技の攻防でも自信を持っているようだが、不用意にクレベルのガードに入ると、あっさり三角・十字に捕まって一本を取られてしまう可能性もある。必要以上に恐れてはいけないし、過剰に自信を持ってもいけない。難しいところ。

シェイドゥラエフのKO勝ちと予想。

オープニングファイトは4日午前11時45分、イベント開始は13時から。同日のUFCが終わり次第速報します(UFCは13時半~14時くらいに終了予定)。

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【冨澤大智vs山本アーセン】分析力No.1が“実演で読み切った”勝敗の分かれ目がヤバすぎた。
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【みっくんって何者?】
トレーナー歴11年/キックボクシング歴13年/格闘技歴26年/空手,柔道,剣道初段

• 渋谷No.1複合型美容サロン「TWO-B」代表

• 元TARGET SHIBUYAチーフトレーナー

• Breaking Down5本戦出場&セコンドとして13大会以上参戦

•RIZIN,RISE,の現役トップ選手達の元トレーナー

• 朝倉未来さんのYouTube出演&対戦あり

【代表出演】
• 朝倉未来チャンネル出演→
 ・10人ニキドッキリ:https://youtu.be/Wnv2xD6av28

 ・渋谷の喧嘩自慢(前編):https://youtu.be/yjpxe549ixY

 ・渋谷の喧嘩自慢(後編): https://youtu.be/n0a9cbghdrY?si=QGBXfLTN4_qRMc6m

 ・BD5本戦出場(みっくんvs山本隆寛)→https://youtu.be/sAwiVaR5B9w

 ・オーディション裏側:https://youtu.be/L_C5tEw9kUg

 ・試合前日インタビュー:https://youtu.be/WjwbpVVq5Ks

 ・試合後インタビュー:https://youtu.be/tAUsEiNsOj4

【RIZIN男祭り 全対戦カード 5月4日】

・クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・朝倉未来 vs. 鈴木千裕
・萩原京平 vs. 西谷大成
・神龍誠 vs. 伊藤裕樹
・高木凌 vs. 秋元強真
・中村大介 vs. 桜庭大世
・ヒロヤ vs. 篠塚辰樹
・ダニー・サバテロ vs. 太田忍
・ジョン・ドッドソン vs. 征矢貴
・山本アーセン vs. 冨澤大智
・平本丈 vs. 田丸辰
・朝久泰央 vs. ウザ強ヨシヤ
・スダリオ剛 vs. ジョゼ・アウグスト
・イズラムベック・ベクティベック・ウルー vs. アレクサンダー・ソルダトキン
・マレク・サモチュク vs. ダニエル・ジェームス
・上田幹雄 vs. シビサイ頌真

OPENING FIGHT/佐々木大 vs. 中谷優我
OPENING FIGHT/上田貴央 vs. ヴィニシウス
OPENING FIGHT/赤平大治 vs. 橋本楓汰
【試合中止】平本蓮 vs. 朝倉未来

#朝倉未来 #RIZIN #みっくん

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LFA MMA o ONE RIZIN RIZIN男祭り YouTube ジョン・ドッドソン スダリオ剛 上田幹雄 太田忍 山本アーセン 平本丈 征矢貴

【RIZIN】速報中!RIZIN男祭り追加対戦カード発表!


ONEでひとしきり盛り上がった後はRIZIN。5月4日に東京ドームで開催されるRIZIN男祭りの追加対戦カードが発表されました。


【MMAバンタム級(61kg)】
ダニー・サバテロ
太田忍

【MMAフライ級(57kg)】
山本アーセン
冨澤大智

【MMAフライ級(57kg)】
平本丈
田丸辰

【MMAフライ級(57kg)】
ジョン・ドッドソン
征矢貴


【MMAヘビー級トーナメント出場選手】
スダリオ剛
シビサイ頌真
上田幹雄
ジョゼ・アウグスト(米国/LFA推薦)
アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ・ロシア/FNC推薦)
マレク・サモチュク(ポーランド/KSW推薦)
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【週刊ジョビンNEWS】RIZIN9月カード。ピカのケイトロータスへの発言。風間敏臣UFC勝利。パントージャvs朝倉海!?フワちゃん&アインシュタイン稲田の件。今週の格言は焼き肉と寿司は全て同じ味。

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第11試合/朝倉未来 vs. 平本蓮
第10試合/マニー・パッキャオ vs. 安保瑠輝也
第9試合/斎藤裕 vs. 久保優太
第8試合/扇久保博正 vs. 神龍誠
第7試合/所英男 vs. ヒロヤ
第6試合/芦澤竜誠 vs. 皇治
第5試合/ジョン・ドッドソン vs. 征矢貴
第4試合/RENA vs. ケイト・ロータス
第3試合/鈴木博昭 vs. YA-MAN
第2試合/タイ・エマリー vs. チャリーサ・シガーラ
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【トレーニング】扇久保博正のトレーニング風景

【番組】RIZIN CONFESSIONS #88

【番組】RIZIN CONFESSIONS #86

扇久保博正 過去10戦
超RIZIN.3 神龍誠 〇
RIZIN.45 ジョン・ドッドソン 〇
超RIZIN2 フアン・アーチュレッタ ✕
RIZIN.40 堀口恭司 ✕
RIZIN.38  キム・スーチョル ✕
RIZIN.33 朝倉海 〇
RIZIN.33 井上直樹 〇
RIZIN.30  大塚隆史 〇
RIZIN.28  春日井寒天たけし 〇
RIZIN.25  瀧澤謙太 〇

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【超RIZIN3】全試合を振り返る【ラジオ代わりにどうぞ】

■超RIZIN3結果
https://jp.rizinff.com/_ct/17713060

第11試合/朝倉未来 vs. 平本蓮
第10試合/マニー・パッキャオ vs. 安保瑠輝也
第9試合/斎藤裕 vs. 久保優太
第8試合/扇久保博正 vs. 神龍誠
第7試合/所英男 vs. ヒロヤ
第6試合/芦澤竜誠 vs. 皇治
第5試合/ジョン・ドッドソン vs. 征矢貴
第4試合/RENA vs. ケイト・ロータス
第3試合/鈴木博昭 vs. YA-MAN
第2試合/タイ・エマリー vs. チャリーサ・シガーラ
第1試合/新居すぐる vs. 摩嶋一整

総合格闘家・元谷友貴の活動を投稿しています。

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【元谷友貴】
石川県加賀市出身。アメリカン・トップチーム所属。
初代、第3代DEEPフライ級王者。
第7代DEEPバンタム級王者。DEEP2階級制覇王者。

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【SUPER RIZIN03】計量終了 握手も一触即発も3試合。フィリピンではパッキャオの試合が300円PPV

【写真】所に対する、ヒロヤのリスペクトが感じられた (C)MMAPLANET

明日28日(日)に、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN03の公開計量が、27日(土)に会場非公開で実施された。
Text by Manabu Takashima

メディアとファンクラブ当選者に限定公開された公開セレモニアル計量は、選手のアクションに対するファンの反応が非常に良く既に大きな盛り上げりを見せていた。

そんななかMMA、ベアナックル戦、スタンディングバウトに出場する22選手全員が計量をクリアし、フェイスオフが行われた。ところでフェイスオフ前後で握手を交わしたのは、わずかに3試合のみ。MMAに限ると8試合中、健闘を誓い合ったのは所英男とヒロヤの2人だけだった。

彼ら以外の握手組はマニー・パッキャオ&安保瑠輝也、ジョン・ドッドソンと征矢貴というボクシングとベアナックルファイト出場選手達で、同様にベアナックルで戦うタイ・エマリーはチャリーサ・シガーラに対し、手を合わせて丁寧に挨拶を行っていた。

意外だったのは斎藤裕と久保優太が握手をしなかったことか。

両者の普段の言動を前提とすると掌を合わせるかと思われたが、第7試合以降はフェイスオフ後にマイクでコメントという流れだったために、一旦取った距離を戻すことが難しい空気にはなっていた。


対して握手でなくても体が触れる──もしくは触れそうな一触即発の状況に陥ったのも3試合。鈴木博昭が一気に距離を詰めると、YA-MANに額を押しつけ不敵な笑みを見せた。

手を伸ばしたのは、やはり芦澤竜誠と皇治だった。ただし、5月の会見時のように殴り合いに発展することはなく、ばかりか芦澤が最前列で見学をしていたライアン・ガルシアを指さし、これに反応した皇治がガルシアを挑発するという出来上がり具合だった。

ショーアップを超越してピリピリしていたのは、扇久保博正と神龍誠だった。握手をしづらい距離となっていたにも関わらず、マイクで互いに「殺してやる」と言葉を吐くと、指をさして詰め寄るというシーンが見られた。

体が触れることはなかったが、やはり最高の緊張感が感じられたのはメインで戦う朝倉未来と平本蓮だった。その平本、会場を後にする際に目が合うと「これまでと全く違いますよ」と仕上がり具合に自信をのぞかせていた。

打撃もそうだが、グラップリングに関して打ち合うこと前提の組みを取り入れて、より総合力が上がっているという話も聞かれる。結果、打撃に関しても、より威力を増した一撃を入れることができるようになったというが──果たして……。

今回の計量はフィリピンから多くのメディアが取材をしていたのも印象深い。もちろん、パッキャオが目当ての彼らは「MMAに興味はない。マニーの取材のためにだけに日本に来た」と言い切っていたが、懸命にIZINガールを撮影していたのはご愛敬だ。

そんなフィリピンのメディアに、どのようにしてフィリピンのファンが今大会をチェックできるのかを尋ねると、日本円で300円ほどのPPVで、携帯で視聴できるということ。ただし、それもイベント全体でなくパッキャオ×安保の1試合のみということだった。

■視聴方法(予定)
7月28日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■ SUPER RIZIN03計量結果

<フェザー級/5分5R>
朝倉未来:65.9キロ
平本蓮:66.0キロ

<スタンディングバウト特別ルール69キロ契約/3分3R>
マニー・パッキャオ:68.05キロ
安保瑠輝也:68.75キロ

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕:66.0キロ
久保優太:65.95キロ

<フライ級/5分3R>
扇久保博正:56.95キロ
神龍誠:56.95キロ

<59キロ契約/5分3R>
所英男:58.9キロ
ヒロヤ:59.0キロ

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠:61.0キロ
皇治:60.85キロ

<BKFCフライ級(57.2キロ)/2分5R>
ジョン・ドッドソン:57.2キロ
征矢貴:57.2キロ

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA:48.9キロ
ケイト・ロータス:48.65キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭:65.9キロ
YA-MAN:65.95キロ

<BKFCフライ級(57.2キロ)/2分5R>
タイ・エマリー:54.1キロ
チャリーサ・シガーラ:53.9キロ

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる:65.6キロ
摩嶋一整:65.8キロ

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【SUPER RIZIN03】ヒロヤ戦を乗り越えて叶えたい大きな夢――所英男「最後は代々木第一で戦いたい」

【写真】悲壮感ではなく、勝ってもっと格闘技を続けたい。そんな想いが伝わるインタビューだった(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(日)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われる超RIZIN03で、所英男がヒロヤと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

「負けたら引退します」。対戦カード発表記者会見で所は進退をかけてヒロヤとの一戦に臨むことを明言した。2001年にリングスでプロデビューし、ZST、HERO’S、DREAMで戦い、2015年からはRIZINを主戦場に戦ってきた46歳の所が、いよいよキャリアの終わりを意識するようになった。

しかし自らが己に課した“負けたら引退”という状況のなか、所の中には新たな目標が芽生えたという。引退をかけてではなく最後に叶えたい大きな夢に向かって、所はヒロヤとの一戦に臨む。


──超RIZINへの出場が決まり、記者会見では「負けたら引退」という言葉もありましたが、会見のあとの反響や反応はいかがでしたか。

「みんな腫れ物に触るじゃないですけど、気を使ってあんまりそのことに対しては触れてこなくて……自虐的な感じになっちゃいました(苦笑)」

──最近の試合では所選手も「これが最後になるかもしれない」という覚悟だったと思うので、そういった反応が多かったのかもしれないですね。

「周りからすれば『いつ辞めるんだろう?』というのは常にあったと思いますし、自分自身もこれが最後かもしれないと思ってやってきて、それをようやく口に出せたのかなという感じですね」

──自分の気持ちの中で思っていることと、言葉にして発するのは大きく違うと思いますが、あえて言葉にしたというのは心境の変化があったのですか。

「自分はRIZINという素晴らしい舞台に出させてもらっていて、最終的にはRIZINで引退したいという気持ちがありました。そのなかで神龍誠戦はいい試合だったと言ってもらえたんですけど、自分がRIZINに出られるレベルなのかと言われたら、そうじゃないかもしれないですし、そこでヒロヤ選手と試合をすることになって(引退をかけて戦うには)タイミング的にいいのかなと思いました」

──流れとしてはまず最初にこの試合のオファーがあったのですか。

「ヒロヤ戦に関しては金原(正徳)さんのプロデュースというか、鈴木千裕戦の前に金原さんと一緒にタイで練習していて、そこで金原さんからヒロヤ選手の名前が出て、色々と話していくうちに、この選手だったら進退をかけて戦う意味があると思ったんですよね。それを金原さんがRIZINに伝えてくれて、ヒロヤ選手側とも調整してもらって、正式に決まりました」

──ヒロヤ選手には対戦相手として、どんな印象を持っていますか。

「すごく気持ちのいい選手ですよね。試合中も思いきりがいいし、プロの試合をするというか、気がついたらヒロヤ選手を応援している、そんな感じの選手ですよね」

──BreakingDown出身選手ですが、あまりそういった雰囲気はないですよね。

「僕は不良っぽい選手が苦手なんですけど(苦笑)、ヒロヤ選手は雰囲気が違いますよね」

──ヒロヤ選手の体つきや試合ぶりを見ると、真剣に格闘技と向かい合っていることが伝わってきますよね。

「それは凄く思いますね。あと会見で一緒になった時に、26歳であの落ち着きぶりは凄いなと思いました。僕が(アレッシャンドリ・フランカ・)ノゲイラとやったのが27歳の時だったんで、それを考えたら落ち着いていますよね」

──ヒロヤ戦に向けて、タイでの練習も含めてどんなことを意識してやってきたのですか。

「タイで初めてクロスフィットトレーニングをやったんですよ。色々と決まっているメニューを黙々とこなして、それがむちゃくちゃキツいんですけど、前田(日明)さんのトレーニングを思い出すというか。このトレーニングをやっていると、スパーリングの動きも変わったんですよね。自分の中でこれだ!と思う部分があって、日本に戻ってきたあとも、金原さんにHALEOを紹介していただいて、HALEOでトレーニングを見てもらうようになりました」

──実戦的なものではなく、運動能力を上げるようなトレーニングなのですか。

「そうです。そのおかげでスパーリング中の反応も速くなった……気がします(笑)。いざ試合になったらガチガチかもしれないですけど、少しでも自分のパフォーマンスを上げる可能性があるならやる、ですよね。金原さんからは『僕は10年前からやってます』と言われて、もっと早く教えてくださいよと思いましたけど(笑)」

──このタイミングで気づけて良かったと前向きに捉えましょう!

「本当にそうですよ。このタイミングで気づいて『救世主なのかな、金原さんは』って思うぐらい感謝しています」

──具体的には動きの反応がよくなったり、スタミナが続くようになったり、そういった効果が大きいですか。

「言っても若い人には勝てないですけど、46歳の自分の中では変わってます。40代前半くらいには若返りました。3月からトレーニングを始めて4カ月で4~5年前に戻っているっていうことは凄いですよね」

──今までとは違う形で充実した練習ができているようですね。

「前田さんからも連絡があって『治療に行ってこい』と治療院を紹介してもらったり、色んなところで変わってきています。次の試合、若い選手とやるからなんとも言えないですけど、前回とは違う内容でやれるんじゃないかなと思っています。

──ある意味、昨年10月のヒロ・ヤマニハ戦はそれまでと同じ練習を継続して挑んだ試合で、今回は新しいことにチャレンジして挑む試合ですね。

「そうですね。だから楽しいと言えば楽しいんですよ」

──その一方で、試合前に向けて練習をしていて、これで最後になるかもしれないと、ふと思うことはないですか。

「それはめっちゃ思いますね。『試合まであと2週間か』と思ったり、『この練習もあと2回か』と思ったり。それが寂しくはありますけど、まだ格闘技をやりたいという気持ちも強くなっています。負けた時の自分を考えると、僕から格闘技をとったら本当に何もない人間なんで、自分が自分でなくなっちゃうと思っているんですよね。だから、負けられないし、辞めたくないし、勝ちたいです」

──金原選手がRIZINで連勝してタイトルに挑む姿を見て、ポジティブな刺激や影響も受けましたか。

「まあ金原さんは元々強いんで、あんまり参考にならないですけど(笑)。2月のRIZINでは今成(正和)さんも一本勝ちして、40代が頑張ってるだけで、胸を打たれますよね。そこはもう勝ち負けだけじゃないと思います。でもだからこそ僕はヒロヤ選手に勝ってまだ格闘技を続けたいです」

──さきほど「最終的にはRIZINで引退したい」という言葉もありましたが、所選手は旗揚げ戦からRIZINに参戦しているんですよね。

「RIZINの旗揚げ戦が29日と31日の2DAYS興行で、29日の大会に出させてもらったんですよ。それから少し間が空くことはありましたが、ずっとRIZINに出させてもらっています」

──RIZINは来年で旗揚げ10年なので、所選手のキャリアを振り返ると、RIZINが一番長い期間、出場している大会なんですよね。

「そうなんですか? それは意外でした」

──ざっくり所選手のキャリアを時系列で並べるとZSTが2002年~2005年、HERO’Sが2005年~2007年、DREAMが2008年~2011年、2015年以降がRIZINなんですよね。

「言われてみれば、そうか……。ZSTなんかものすごく長くいたイメージがあるんですけど、3年くらいなんですね。全然気づかなかったです。ZSTが一番長いと思っていたので」

──だから所選手はRIZINを代表する選手の一人だと思いますし、この10年で格闘技ファンになった人たちにとっては所英男=RIZINファイターなんだと思います。

「確かに。僕は本当にRIZINには感謝しかなくて。RIZINに出る前にBellatorに出て(2015年3月、L.C.デイビスに判定負け)、そのあとにRIZINからオファーをいただいたんですが、マネジメントのトラブルで、試合が出来るか分からない状況になっていたんですね。でもその試合を受けたかったので、佐藤大輔さんとうちの奥さんがRIZINに掛け合ってくれて、なんとか急遽試合ができることになって。そうやってRIZINに拾ってもらったという恩と感謝があります」

──RIZINが所選手に戦う場を作ってくれたんですね。

「自分がそれに対して何かを返せているかどうかは分からないですけど…」

――しかも堀口恭司選手やジョン・ドッドソンといった世界のトップ選手とも試合が組まれて。

「なんでそんないいカードを組んでくれたんですかね(笑)。他にもクロン・グレイシーともやりましたし、太田忍選手のデビュー戦の相手もやらせてもらって」

――UFCのタイトルマッチ経験者、グレイシー一族、オリンピックのメダリスト……そうそうたる相手ですね。

「何気に那須川天心選手とボクシングルールもやりましたし、グラップリングで桜庭和志さんと組んでヴァンダレイ・シウバ&田村潔司組ともやっているんですよ」

――しかも次の対戦相手のヒロヤ選手はBreakingDown出身で。これだけ色んなジャンルとビッグネームと対戦した選手はいないでしょうね。

「全く目立ってはないですけど(笑)。でもすごくいい扱いをしてもらっているし、本当にありがたいです」

──そういった相手と試合が組まれるのは所選手だからこそだと思いますし、このストーリーをこれからも続けていきたいですよね。

「何が何でも続けたいですよね。それしかないです、今は。とにかく辞めたくないです。続けたいです。この試合のために全部出しきるトレーニングをやってきて、そのつもりで戦うので、ここで終わっていいという覚悟はありますが、それ以上に勝って格闘技を続けたい。その気持ちが一番です。あと新しい目標も出来たんですよ」

――新しい目標……聞かせてもらってもいいですか。

「僕の格闘技人生を変えたのが2005年7月のノゲイラ戦で、あの日の会場が代々木第一(国立代々木競技場第一体育館)だったんですね。6月にRIZINが代々木第一で大会をやっていて、僕ももう一度代々木第一のリングに立ちたいと思いました。代々木第一は僕の人生を変えてくれた場所で、色んな想いが詰まった場所で、引退するまでにあの場所で試合をしたい。その目標を達成するまではやめられないですね。その時は(山本)アーセン選手と対戦したいんですよ」

――アーセン選手とも対戦したいのですか。

「先ほど話したように僕は格闘技人生で色んな相手と戦ってきましたが、KID(山本徳郁)さんとだけは試合が出来なかったんです。だから自分の思い出の場所で、KIDさんの甥っ子のアーセン選手とやりたいです。だからロード・トゥ・代々木第一、ロード・トゥ・アーセンが今の目標です」

――それは素晴らしい目標ですね。所選手が代々木第一のリングに立つ姿を見たい人はたくさんいると思いますよ。

「東京ドーム、大阪ドーム、さいたまスーパーアリーナ、日本武道館……色んな会場で戦ってきましたけど、最後は代々木第一で戦いたい。その目標が出来てから、また気持ちがすごく燃えているんです。その目標をかなえるためにもヒロヤ選手には絶対に勝ちます」

■視聴方法(予定)
7月28日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

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【RIZIN】ジョン・ドッドソン×征矢貴 ベアナックルファイトルールで激突!

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7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN.3の追加対戦カードとしてジョン・ドッドソン×征矢貴のベアナックルファイトルールの一線が追加発表されました。

まさかの早朝発表!しかもベアナックルファイトのフライ級王者ドッドソンの出場。テンション上がる!詳細は追って!