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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN252 ジアン・マツモト ボクシング ロブ・フォント

【UFN252】ベテランの意地。フォントがTDに苦しむも最終回に打ち合い、無敗マツモトをスプリットで下す

<140ポンド契約/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ジアン・マツモト(ブラジル)

開始早々、フォントがワンツーを決める。さらにワンツーをヒット。右アッパーを振るいケージを背負わせたが、マツモトが組んでケージに押し込む。マツモトが右ヒジを打ち込み、マツモトの頭を押して下げさせる。差し返したフォントがマツモトをケージに押し込んでいく。切り返したマツモトはダブルレッグへ。フォントがウィザーで耐えながら右ヒジを落とした。しつこく食らいついてくるマツモトを突き放したフォントが、ワンツー、右アッパーとパンチを伸ばす。マツモトはサウスポーにスイッチするも、フォントの右を食らう。

マツモトの右がフォントの顔面を捉えた。下がるフォントをテイクダウンしたマツモトだが、下から三角、さらにキムラを狙われる。マツモトの右腕を抱えたフォントは、パスして右に回ってサイドへ。フォントがハーフに戻した。マツモトは左腕を枕にしてパスを仕掛ける。レッスルアップに来たフォントの首をギロチンで捕らえるマツモト。首を抜いたフォントにサイドからパウンドを落とす。フォントも右腕を取ってアームドラッグの形を目指すが、マツモトがリフトしてグラウンドに戻し、パウンドを浴びせて初回を終えた。

2R、フォントが左ジャブ、右ストレート、右アッパーと攻め立てる。マツモトも右クロスを打ち返したが、フォントの猛攻に後退を強いられる。下がりながらマツモトがシングルレッグで入った。フォントはギロチンで迎え撃つも、ここは極められず。立ち上がるフォントをケージに押し込むマツモト。ローアンクルショットでフォントに尻もちを着かせた。ケージに背中を着けて立ち上がるフォントのバックに回ったが、ここは離れた。

打撃戦に戻ると、マツモトが左に回りながらローとジャブを散らす。フォントは右フックをボディに突き刺したが、マツモトの右カーフを受けて足が流れる。それでも打ち返すフォントに対し、シングルレッグで組んだマツモトがダブルレッグに切り替えてリフトしてグラウンドへ。体を起こしたフォントをアンクルピックからダブルレッグで倒した。フォントはマツモトの右腕を取ってキムラを狙ったが、腕を抜いたマツモトがスタンドに戻る。サウスポーにスイッチして左に回るマツモトが、ラウンド終了間際に右ハイを直撃させた。

最終回、フォントがワンツーでマツモトを下がらせる。マツモトはサウスポースタンスから右ハイを見せた。なおも追うフォントが右ストレートからダーティボクシングへ。マツモトは右カーフ、左ハイと蹴りを散らす。フォントの右をかわして右カーフ、左ボディを放つマツモトだが、パンチを食らって組みついた。フォントはウィザーからマツモトの頭を押し、さらに突き放す。マツモトは額から大流血。フォントがマツモトをケージに追い込み、右ストレートを入れた。

マツモトはダブルレッグを狙うも組めず。逆にドライブしたフォントが右ヒジを打ち込んで離れる。マツモトも組んで押し込んだが、フォントの右ヒジを受けて離れた。組むと右ヒジを叩き込むフォント。マツモトはケージに押し込みながら崩れてしまう。フォントが切り返してマツモトをケージに押し込み、左腕を差し上げた。マツモトの投げを潰したフォントが、立ち上がった相手にパンチを振るう。右の相打ちからマツモトは右ストレートから左スピニングバックフィストは空振り。残り10秒はケージ中央で打ち合い、試合を終えた。

2Rはグラップリングと左ハイのマツモト、3Rは打ち勝ったフォントだろう。ジャッジは1R=マツモトのテイクダウンと、フォントのサブミッション&エルボーをどう判断するか――裁定はスプリットでフォントが勝利。マツモトはMMA初黒星を喫した。


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45 AB K-1 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN UFN252 YouTube   アロンゾ・メニフィールド アンソニー・ヘルナンデス アンドレ・フィーリ イオン・クテレバ イボ・アスラン オースティン・ヴァンダーフォード キック ジアン・シウバ ジアン・マツモト ジャビッド・バシャラット ソン・ヤードン ドミニク・クルーズ ニコライ・ベレテンニコフ ニック・クレイン ヌルスルタン・ルジボエフ ハファエル・セルケイラ ブレンダン・アレン ヘンリー・セフード ボクシング メルシック・バダザリアン モデスタス・ブカウスカス ライカ リッキー・シモン ロブ・フォント 久保優太 食事

【UFN252】元K-1タイトル挑戦者メルシック・バダザリアン「スマートに、バカになって戦うのがMMA」

【写真】全く緊張感はない。非常に面白い感性の後主だった(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、ワシントン州シアトルのクライメット・プレッジ・アリーナでUFN252:UFN on ESPN+110「Cejudo vs Son」が開催される。
Text Manabu Takashima

(C)Zuffa/UFC

ヘンリー・セフードとソン・ヤードンのバンタム級戦がメインの同大会。

ドミニク・クルーズが引退試合でロブ・フォントと戦う予定だったが、肩の負傷で最後の舞台に上がることを諦めた。

(C)Zuffa/UFC

プレリミでバンタム級の実力者対決=リッキー・シモン×ジャビッド・バシャラットが組まれているが、この興味深い試合がバラされることはなかった。

結果、16勝0敗のジアン・マツモトがドミニクの代役に抜擢されフォントと対戦することに。日系3世のマツモトは父方の祖父が日本人で、ブラジル人に移住してブラジル人の祖母を結婚。

(C)Zuffa/UFC

祖父が亡くなったあとも、祖母は白米とみそ汁の食事を続けていたという。

その日本の血が騒いだのか、計量には日の丸&必勝の鉢巻きを巻いて登壇している。

そんなか、メインカードに組まれたフェザー級戦=ジアン・シウバ×メルシック・バダザリアンも注目したい。バダザリアンはK-1で久保優太の持つベルトに挑戦したこともある、元キックボクサーだ。トップキックボクサーからMMAへの転向――コンテンダーシリーズを経てUFCまでステップアップを果たしたバダザリアンに、負傷からの復帰とキックとMMAの違い、そしてマツモト戦について尋ねると、ジョークなのか真剣に答えているのか分からなくなるような迷返答が続いた。

どうみても頭が切れるが、感性がやや逸脱している感のあるバダザリアン。非常に興味深いファイターだ。


――約1年半ぶりの試合となりますが、今の気持ちを教えてください。

「イイ感じだよ。ただ、いつもと変わらない。すぐにケージに戻っていたとしても、長い間待たないといけなかったとしても僕は変わらない。ただ、もう30歳を過ぎて2年間も試合がなかったから、20年代前半とは違ってキツいと感じることあった。でも、大丈夫だ。何があろうとも、大丈夫なように準備はできている」

――この間、ケガで試合も流れていますが、回復に時間が掛ったということでしょうか。

「まず拳を折った。それも指でなく中手骨の骨幹部だったから、なかなか大変で。拳が治ったと思ったら、次は肩だ。肩関節唇損傷で試合をキャンセルするしかなかった。その後も1カ月間も体調が悪くて、最初の数日は記憶がない。あんな風に長い間、病に臥せたことはなかった。そんなことが理由で3度も試合に出ることができなくて、これだけ実戦から遠ざかっていたんだ。

ここまで色々なことが重なるって、他のUFCファイターでも例がないんじゃないかな。3度も試合をキャンセルしないといけないなんてね(笑)。まぁ、調べれば他にもいるかもしれないけど、僕の身にはそういうことが起こっていたんだ。僕のキャリアを振り返ると、以前からハードなことが多かった。肩もそうだし、とにかくケガを繰り返してきた。もっと試合期間も短く、どんどん試合をしたかったけど、結局は正反対のキャリアの積み方だった」

――今週末に試合がある(※取材は18日に行われた)ということで、もう全快と思って問題ないでしょうか。準備の方はいかがですか。

「僕に準備は要らない。常にトレーニングを続けてきたから、試合のために特別なことをする必要はない。試合前で何が問題かといえばトレーニングでなく、減量だ。アスリートだから、常にグッドシェイプを保っている。だから2カ月や3カ月でなく、さらに長い時間を掛けて体重を落とす。試合に向けて、減量と少し良いスパーリングを増やせば、何も問題なく戦うことができる」

――その辺りの調整方法も試合数が多いキックを経験してきたことが関係していそうですね。そもそもキックからMMAに転じた理由を教えていただけますか。

「キックではK-1、武林風など世界のトップステージで戦ってきた。でも……なんだろう……。なぜMMAを戦おうと思ったんだろう? 自分でも分からないな。コーチから『その柔軟性があれば、MMAでも打撃を使えるだろう』と言われて。それでやり始めたのかな? まあ大した理由じゃない。今もUFCでキャリアを終えると、サッカーをやろうと思っているしね」

――……。K-1でタイトルを賭けて戦った久保優太選手も、MMAに転向しました。凄く興味深いです。

「ユータ・クボは偉大なファイターだ。きっと良い人間だと思う。でも、ユータ・クボがMMAを戦っていることは知らなかった。実際、他のUFCファイターのこともあまり知らないんだ(笑)。彼はMMAで上手くやれているの?」

――大晦日は敗れましたが、RIZINでの最近の活躍は素晴らしいです。打撃の精度が、生粋のMMAファイターと段違いという風にも見えます。

「MMAだけを戦っているんだな。凄いな。ところで君って、今、日本からインタビューをしているの? 日本人だからクボのことをそんなに知っているのかな」

――えっ? 今は取材の都合で米国にいますが、普段は東京で仕事をしています。

「そうなんだ(笑)。クボはグッドファイターだ。グレートファイター。でも彼と試合をした時、本当に僕は最悪のコンディションだった。試合直前まで、ロッカールームで眠っていて。そのままリングに上がると、彼にそっくりな人間が横に立っているじゃないか。目を疑ったよ。でも、アレってクボの兄弟だったのかな?」

――きっと弟の久保賢司さんだと思います。

「そういうことか。体調が悪かったし、『なぜクボが2人いるんだ?』って不思議な感覚だった。俺はどうにかしてしまったのかって(笑)」

――ハハハハハ。

「それほどのもんだったから、試合の時は全くエネルギーがなくて。あんな風になってしまったんだ」

――なるほどです。ところで今回の対戦相手であるジアン・シウバに関して、どのような印象を持っていますか。

(C)Zuffa/UFC

「対戦相手の印象? 

分からない。今回の対戦相手のことは全く知らない。ただ、顔は分かった」

――シウバの試合もチェックしていないのですか。

「しないよ。対戦相手の映像なんてチャックしたことがない。頭では考えるけど、そんなことまではしないんだ」

――本当ですか(苦笑)? ともあれ、土曜日の夜はどのような試合をしたいと思っていますか。

「僕が?」

――もちろんです。

「質の高い打撃戦かな。自分らしく戦いたい」

――その打撃もキックからMMAに変わったことで、アジャストが必要だったと思います。

「もちろんだ。そうしないといけない。テイクダウン・ディフェンスが加わるんだから。テイクダウンを切って、戦う。それだけだよ。そして、アナコンダでも極めてやれば良いんだ。アハハハハ。でも、僕の人生はずっと打撃と共にあった。僕は真正ストライカーだ。相手を倒すために、戦う。それがテイクダウンだというファイターもいる。そういうヤツとUFCデビュー戦で戦い、ハイキックでKOした(笑)。

キックボクシングは相手と向き合って、そしてぶっ飛ばせば良かった。MMAは距離が長い。いかに意表をつくのか。それがMMAの戦い方だ。頭の良さが問われるんだ。まぁ、そこが戦っていて楽しいところなんだよ。スマートに戦わないといけないのに、バカにならないと戦えない。頭の線が切れていないと。でも、しっかりとMMAを理解して頭脳戦を戦い抜かないとダメなんだ。それがミックストマーシャルアーツ。全てが含まれた戦いだ。思いきり頭を下げたヤツが、バックエルボーで相手を倒す戦いなんだよ。いかに驚かせることができるのか。意表をつくのがMMAだ」

――もっと色々と尋ねたくなるメルシックですが、約束の時間が来てしまいました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ファン? それともファイターに?」

――ファンに、です(笑)。お願いします。

「2度、日本に行ったことがある。凄く良い場所だった。試合でなくても、ただ訪れたいと今も思う。日本の文化を始め、あらゆることが良かった。街も人も、一歩進んでいるっていう感じで。それがナチュラルで、タクシードライバーからもそういうことが伝わってきた。まぁ、正しいかどうかは分からないんだけどね(笑)。僕はそう感じたんだ。そうだね、日本のファンの皆に僕の試合を見て欲しい。アリガトーゴザイマス」

■視聴方法(予定)
2月23日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時45分~U-NEXT


■UFN252対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヘンリー・セフード(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
アンソニー・ヘルナンデス(米国)

<140ポンド契約/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
ジアン・マツモト(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ジュリアス・ウォーカー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
イボ・アスラン(トルコ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
メルキザエル・コスタ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
マンスール・アブドゥルマリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ウェルター級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
ニコライ・ベレテンニコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
エリック・マコニコー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)
ハファエル・セルケイラ(ブラジル)

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45 AB BELLATOR Brave CF LFA LFA196 MMA MMAPLANET o RENA UAEW UFC YouTube アコ アザット・マスクン イリョル・バフティヤル・ウルル カムエラ・カーク クリスチャン・ナティヴィダッド ケイシー・タナー ザック・マコウスキー ジアン・マツモト ジャコビー・ジョーンズ フィルカドベク・ヤクボフ ヘンリー・セフード ミカイアス・ウレーニャ ワルド・コルテスアコスタ 上久保周哉 松嶋こよみ 空手 藤田大 藤田大和

【LFA196】11秒KO初陣=ドミニカ人ウレーニャがメイン。UAEWで藤田と戦ったヤクボフも、出場!!

【写真】ウレーニャの左胸のハングルは、テコンドー。つまりはテコンドーベースということか(C)LFA

8日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナファイナンシャル・シアターでLFA196「Tanner vs Urena」が開催される。8月に松嶋こよみ&上久保周哉とサイン(※1月大会参戦を念頭に、現在もビザ取得過程にある)したようにLFAはフィーダーショーでありながら、常にグローバル化を目指している。
Text by Manabu Takashima

今大会もメインカード7試合だけで、6カ国のファイターが戦う。ブラジル大会も実施しており、MMA王国からの出場はレギュラーといっても過言でない。そんななか今大会にもニカラグアやドミニカという中央アメリカ、カリブ諸国=ラテンアメリカ系だけでなくキルギス、ウズベキスタンのような中央アジアからも2選手が戦う。


メインでケイシー・タナーと戦うミカイアス・ウレーニャは、ドミニカ=カリビアン・ファイターだ。キャリア9勝2敗のウレーニャはTitan FCやCombateという他のフィーダーショーでキャリアを積み、今回がLFA2戦目となる。LFA初陣では強烈な右フックで僅か11秒でKO勝ちを決めているウレーニャは、そのLFAからUFCに巣立ったワルド・コルテスアコスタに続く2人目のドミニカ人LFA王者を目指し、そして2人目のドミニカ人ヘッドライナーとなる。

対するタナーの戦績は7勝1敗。唯一の敗北が去年のコンテンダーシリーズで、現UFCファイターで16勝0敗のジアン・マツモトに喫したものだ。

父が松濤館空手の指導者で、ヘンリー・セフードと練習を積むご当地ファイターは瞬足バックテイクからのRNCという武器を持つ。

メインカードで2試合が組まれたフライ級マッチはフラービオ・ジ・ケイロス×フィルカドベク・ヤクボフに注目したい。

前者はBRAVE CFでアザット・マスクンにこそKO負けをしているが、シーズンフォーマット時代のBellatorでバンタム級Tを制しているザック・マコウスキーを2分強でKOしている。後者はUAEWにおける藤田大和との戦いで日本のファンも名前を聞いたことがあるだろう。藤田にはギロチンで敗れたのの、その後はカラテ・コンバットを含め4連勝中。中東を経験したブラジル人とウズベキスタン人の戦いも見逃せない。

■視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午後12時00分~UFC FIGHT PASS

■ メイン対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
ミカイアス・ウレーニャ(ドミニカ)

<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
エジニウソン・サントス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フラービオ・ジ・ケイロス(ブラジル)
フィルカドベク・ヤクボフ(ウズベキスタン)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
デヴォン・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
ライアン・パーカー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ゲイブリエル・ブラウン(米国)

<148.8ポンド契約/5分3R>
レオナルド・モラレス(ニカラグア)
イリョル・バフティヤル・ウルル(キルギス)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN245 ジアン・マツモト ブラッド・カトーナ

【UFN245】接近戦&ケージ際のクリンチ。消耗戦でカトーナを下したジアン・マツモトが16連勝達成

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ブラッド・カトーナ(カナダ)

左に回るマツモトに対し、左インロー&左ミドルを蹴るカトーナ。マツモトはステップインして右を当てると、ワンツーで再び右をヒットさせる。スイッチするマツモトは左を受けるが、ローに右を合わせる。カトーナはクリンチ、ダブルアンダーフックでケージにマツモトを押し込む。右を見せた離れたカトーナに、右カーフを入れたマツモトだがエルボーを打たれて下がる。前に出たカトーナに応戦するマツモトが左フックから右カーフ。

カトーナも左を返すが、ここでマツモトがボディロックかシングルで、さらにダブルに移行してテイクダウンを狙う。ケージに押し込まれたカトーナはエルボーを落として、体を入れ替える。マツモトは左エルボーを入れて離れ、右ハイを狙う。さらにカーフからワンツーのマツモトは、組んでカトーナをケージに押し込む。カトーナは体を入れ替えるも、マツモトが無双で中を取り返した。

2R、構えを変えるマツモトがワンツー、さらに左リードフックを当てる。続いてワンツーと攻勢のマツモトは、ステップバックからカウンターを狙うと、カトーナのステップインにワンツーを打ち込む。ワンツーからスリーで前に出たマツモトが、ヒザ蹴りを受けながら組む。体を入れ替えたカトーナは、カットしているマツモトの右目じりに左エルボーを入れて離れる。

近い間合いの打撃戦で、右をヒットさせたマツモトがカーフを効かせる。カトーナもワンツーの右をヒットさせるが、左に右を合わされる。激しい打撃戦のなかでテイクダウンを狙ったカトーナ。切ったマツノトがケージに押し込み、離れるとジャブから試合を組み立て直す。カトーナが左フック、右からインロー、左ハイ、さらにワンツー見せたマツモト。前足を削られながら、エルボーで前に出るカトーナにカウンターを入れたマツモトはアッパーからダブルレッグでドライブする。倒されないカトーナがヒザを腹に突き上げ、テイクダウンを狙う。マツモトは得意のギロチンも、頭も抜かれ時間となった。

最終回、動きが落ちないカトーナに対し、マツモトは右、そして左を当てる。手数、精度で上回るマツモトはダブルレッグでケージに押し込まれる。このねちっこさが持ち味のカトーナだが、マツモトもケージを利して防御しシングルを耐える。その重心を利用してダブルに出たカトーナは、すぐにダブルレッグに移行。それでもマツモトが耐えると、頭を上げたカトーナはついに自ら離れた。

マツモトはここでカーフを入れ、ワンツー。カトーナも左リードフックからワンツーと手数を増していく。そこにカウンターからカーフのマツモトは、カトーナの絶妙のテイクダウン狙いも切ってスタンド戦を続ける。組みの圧で、パンチを入れるカトーナがシングルへ。スクリーンを見て、ギロチンを仕掛けたマツモトは、体を入れ替えてケージに押し込むとダブルレッグからアンクルピック。尻餅をついたカトーナが立ちがって、逆にテイクダウンを決める。一瞬背中をつけたマツモトだが、カトーナのパウンドに立ち上がると、タイムアップに。

最後まで激しく動き続けた両者、結果はジャッジ3者が29-28をつけマツモトがデビュー以来の連勝を16に伸ばした。「タフファイトをしたくて、ここに来たんだ。UFCは世界のベスト。ベスト中のベストが揃っている。用意された相手、誰とでも戦う」と勝者は話した。


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【UFN245】日系3世15勝0敗のジアン・マツモト「TDを仕掛けてくるなら、ギロチンが最大の威力を発揮する」

【写真】KO勝ちが3試合、一本勝ちが6試合。判定勝ちも6試合。その成績からもバランスの良さが伺える(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN245:UFN on ESPN+103「Hernandez vs Pereira」にジアン・マツモトが出場し、ブラット・カトーナと対戦する。
text by Takumi Nakamura

マツモトの名が示すように日系ブラジリアン・ファイターは、これまで15勝0敗と負け知らずのレコードの持ち主。パワフルな打撃と極めを持つマツモトは、TUF31ウィナーのカトーナ戦に向け静かな口調ながら、絶対の自信をうかがわせていた。


――マツモトは日本姓ですね。日系何世にあたるのでしょうか。

「僕は3世だよ。父方の祖父がブラジルにやってきて、ブラジル人の祖母と結婚して父が生まれた。祖父が亡くなってから日本の習慣は随分と家族からもなくなったけど、ブラジル人の祖母は味噌スープと白米だとか、日本的な食事を摂り続けていたよ。

それに僕のDNAには大きく日本人的な部分が残っていると思う。人々を敬い、常に落ち着いているのは日本人の血が流れているからだと思うよ」

――それはお爺様が、古き良き日本の方だったのですね。

「それと父は18歳から25歳まで日本に住んでいて。3年後に一度帰国をし母と出会った。結婚して2人で日本に住んでいたけど、妊娠したのを契機にブラジルに戻ってきた。父が僕にムエタイを習うように導いてくれたのは、武道を重んじる日本の文化を父が尊んでいたからだと思う」

――ムエタイをしていたということですが、もともとは打撃系の格闘家だったのですね。あの強烈なギロチンチョークを見て、ベースは柔術だと思っていました。

「7歳の時にムエタイを始めて、10歳の時に父から他の格闘技もトライしてみないかと言われた。その時に柔術を始めたんだ。たしかにベースはムエタイかもしれない。でも、すぐに柔術の練習をするようになったことで、MMAの道を進むことになった」

――今回が2度目のUFCですが、今の気持ちを教えてください。

「準備は万全だよ。3カ月のキャンプを終え、今回こそは自分の力を皆に披露したい。前回の試合では自分を出すことができなかった。今回は僕のスタイル、ゲームをしっかりと貫いてUFCバンタム級戦線に存在感を示したいと思っている」

――ではブラット・カトーナの印象を教えてください。

「経験豊かなファイターだ。UFCでも多くの試合を戦ってきた。僕とは手の合う相手だと思う。僕の戦いをさせないように動いてくるだろうけど、それこそが僕の戦いに彼が付き合っている証だ」

――つまり立ち技の圧力に飲み込まれないように、手を打ってくることがジアンのフィールドで戦うことになると?

「そうだね、基本的にはプレッシャーを与えて自分の動きがしやすいように戦いたい。そこで彼がテイクダウンを仕掛けてくるなら、僕のギロチンが最大の威力を発揮するだろう。もちろん、ギロチンに限らず彼の仕掛けを止めることはできる。それだけの武器を僕は持っているからね。

打撃、打撃のコンビネーション、打撃とグラップリングの連係……前回の試合で、見せることができなかった自分らしい攻撃を見せたい。UFCバンタム級戦線で、誰と戦ってもエキサイティングな戦いをファンの皆に見てもらえると思っている。これから、ずっとね」

――ジアン、今日はありがとうございました。最後にルーツともいえる日本のファンに一言お願いします。

「日本の血が、この体の中を駆け巡っているから僕は強い気持ちを持って戦うことができている。激しい試合を期待してほしい」

■視聴方法(予定)
10月20日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN245対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
アンソニー・ヘルナンデス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
カイラー・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
キャメロン・スマーザーマン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ダニエル・ピネダ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ジアン・マツモト(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ(パナマ)
ホセリン・エドワルツ(パナマ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ(米国)
エリス・リード(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アリチェ・アルデラン(ルーマニア)
メリッサ・マルチネス(メキシコ)

<ヘビー級/5分3R>
ロベリス・デスパイネ(キューバ)
オースティン・レーン(米国)

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45 DEEP LFA LFA183 MMA MMAPLANET o Shooto UFC UFC301 ジアン・マツモト ダナ・ホワイト ナイジ・カンタンエジ パンクラス マルセロ・マルケス マルロン・ブラジリオ ヤズミン・ギマリャエス ヴィニシウス・ピレス 修斗

【LFA183】UFCファイト週末のLFA。綺麗なレコードの持ち主達の中でマルロン・ブラジリオに要注目

【写真】マルロン・ブラジリオ=9勝1敗、ブラジルの10戦前後の記録の選手──北米や日本より上という見方もできる(C)LFA

3日(金・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのコンプレクソ・ヒバウタでLFA183「Cantanhede vs Guimaraes」が開催される。

同じリオのバッハ地区で翌4日(土・同)に行われるUFC301の会場=ファルマージ・アリーナとはジャカレバグァー湖の対岸に位置するLFAの会場=プレクソ・ヒバウタ。湖を迂回すると10キロ程度離れているが、直線ではその間僅か2キロの距離でしかない。

また2日(木・同)にはShooto Brazilの大会がフラメンゴ地区のアッパーアリーナで行われており、リオでダナ・ホワイト・ルッキング・フォー・ア・ファイトが2大会も実施されたといっても過言でない。

これは日本に例えると、さいたまスーパーアリーナでUFC PPV大会が実施される前日や2日前にDEEP、修斗、パンクラスが浦和駒場体育館やサイデン科学アリーナさいたま等でイベントを開くようなものだ。


UFCを頂点としたMMAヒエラルキーが根付いているブラジルならでは──のLFA in UFCファイトウィーク大会はレコードが綺麗なファイターを集まっている。メインの女子ストロー級戦で戦うナイジ・カンタンエジは7勝0敗で、対戦相手のヤズミン・ギマリャエスが7勝1敗。コメインのミドル級では9勝3敗のルカス・フェルナンデスと8勝2敗のジョアオ・パウロ・シウバが相対する。

その前に組まれたバンタム級のマルロン・ブラジリオとヴィニシウス・ピレスは9勝1敗と8勝1敗の対決となる。上位3試合で戦うファイターの合計戦績は48勝8敗。メインカード全体では83勝17敗だ。

コンテンダーシリーズを狙うなら、ライト級でクリスチアーノ・フランサと戦うガブリエル・コスタが8勝1敗、グスタヴォ・エンヒッキと戦うマルセロ・マルケスは9勝0敗というレコードの持ち主だ。加えてメインカード第1試合のヘビー級でマテウス・フォンセカと戦うタリソン・テイシェイラもデビューから5連勝中という期待の重量級ファイターだ。

そんなレコードが綺麗なファイターたちのなかで、特に注目したいのはブラジリオだ。LFAでは現UFCファイターのジアン・マツモトに敗れているが、9勝のうち8つの試合がKO勝ち。ブラジリオは一発よりも素早いコンビネーションで、KO勝ちを積みかさねている。

彼も含めコンテンダーシリーズ経由でUFCを目指す層が多いのが実際のところだが、今大会はUFC301の前夜ということもあり、UFC首脳の目に留まって即・世界の最高峰行きという選手が現れるかもしれない。そういう意味でも見逃せないUFCファイトウィークのリオ同時開催=LFAだ。

なおフライ級でマルコス・デリと戦う予定だったレノ・ホドリゴが5.8ポンド・オーバー。フェザー級でイカロ・ブリトと対戦予定だったカイオォン・バチスタが6ポンドと、大幅な計量失敗でメインカードは2試合が減り、6試合が行われることとなった。

■視聴方法(予定)
5月4日(土・日本時間)
午前9時~UFC Fight Pass

■ LFA183メイン対戦カード

<女子ストロー級/5分3R>
ナイジ・カンタンエジ(ブラジル)
ヤズミン・ギマリャエス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ルカス・フェルナンデス(ブラジル)
ジョアオ・パウロ・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ブラジリオ(ブラジル)
ヴィニシウス・ピレス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ガブリエル・コスタ(ブラジル)
クリスチアーノ・フランサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グスタヴォ・エンヒッキ(ブラジル)
マルセロ・マルケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
マテウス・フォンセカ(ブラジル)
タリソン・テイシェイラ(ブラジル)

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 ジアン・マツモト

【UFN240】徹底して突進&TDのアルゲータをギロチンで斬って落としたマツモトが15連勝達成

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.2R4分59秒by ギロチンチョーク
ダン・アルゲータ(米国)

オクタゴン中央で一度スイッチしたマツモトが、すぐにオーソに戻す。アルゲータは右を振るって前に出てダブルレッグでテイクダウンを決める。ウィザーで立ち上がろうとするマツモトの顔面を右で連打し、アンクルピックでもう一度尻もちをつかせる。一度は立ち上がったマツモトに対し、アルゲータは小外掛けで倒しマウントを奪う。左腕を差して立ちがりつつ、バックに回ったマツモトがボディロックでリバーサル。

ケージを背負って立ちつつ、シングルを切ったアルゲータががぶってスナップダウンもマツモトが再度シングルレッグへ。アルゲータはキムラで後方に投げようとするが、背中をついて下になりスクランブル。直後にダブルレッグでマツモトをケージに押し込み、右足を束ねていく。がぶって立ち上がり、ヒザを入れて離れたアルゲータに対し、マツモトがカーフを蹴る。さらに間合いを外して左に回ろうとしたアルゲータにハイを狙い、跳びヒザを仕掛けたところで時間となった。

2R、右アッパーで前に出たアルゲータは、右を当ててダブルレッグで尻もちをつかせる。左腕を差して立ち上がったマツモトはシングルレッグで倒されるが、すぐに立ち上る──も小外で崩されバックを譲る。左足をフックされたマツモトだが、外して正対しつつスタンドへ。ここで強振したフックにダブルレッグを合わされるが、切って押し込み返したマツモトは離れて左をヒットさせる。続くアルゲータのダブルレッグをかわし、右を当てる。それでもダブルレッグで尻もちをつかせたアルゲータだが、左腕を差したマツモトがケージを利して立ち上がり大内刈りから、逆にボディロックテイクダウンを決めてバックへ。

起き上って前方にマツモトを落としたアルゲータが、左腕を差してケージに押し込みダブルレッグへ。切って回ったマツモトが左を当て、続くダブルレッグを切る。自ら離れたアルゲータは、さすがに動きが落ちインローを蹴られ、遠い位置から飛び込んでのシングルもマツモトが切りつつギロチンへ。反転して半身になって絞めあげたマツモトが、ラウンド終了1秒前にタップを奪った。

「常によりハードな練習をして来た。どこからやって来たかは問題ない。サンパウロの郊外からやってきて、ここにいる。僕がそれを証明している。ずっと柔術をやってきてチームに感謝している。僕はこの団体でやっていけることを示した」とキャリア15連勝を達成したマツモトは話した。


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DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o キック ケイシー・タナー ジアン・マツモト ボクシング

【DWCS S07Ep06】鮮やかな対角線コンビ&右ロー、ジアン・マツモトが判定勝利で無傷の14連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケイシー・タナー(米国)

タナーがジャブをついて右ロー。マツモトもジャブと右ローを返し、タナーのジャブに右フックをかぶせる。タナーは細かくステップしてジャブを突き、マツモトはパンチをまとめて右ローにつなげる。

互いにパンチと右ローで打ち合うなか、徐々にマツモトの右ローの数が増え、そこから右ハイキック。前に歩くようなワンツーを繰り出す。組みついたタナーはマツモトをケージに押し込むが、マツモトは首相撲も使ってテイクダウンを許さない。

距離が離れるとマツモトはステップを使いながら左フックと右ロー。今度はマツモトが組みついてケージへ押し込み、タナーが態勢を入れ替えるとマツモトはヒジを打ち込んだ。

2R、マツモトはタナーの右ローをキャッチして右ストレートからパンチをまとめる。さらにワンツーから強烈な右ローにつなげる。

タナーは距離を積めて左ボディから左フック、接近戦での打ち合いに持ち込む。マツモトはサークリングして右ローとヒザ蹴り、左フックを返す。タナーが右ストレート、ダブルレッグで組みつく。

ケージに押し込むタナーだが、マツモトが態勢を入れ替えてヒザ蹴りを入れて離れる。プレッシャーをかけてヒジ、ワンツー、左ミドルを蹴るタナー。マツモトもガードを上げて右ロー、左ミドルを返す。

お互いにパンチとローを交互に出すキックボクシングのような展開が続き、タナーがダブルレッグでテイクダウンを奪う。マツモトを寝かせてトップキープするタナーだが、マツモトはタナーの身体を蹴って立ち上がる。

タナーが距離を詰めると、マツモトはケージを背負いながらヒザとヒジ。タナーも左フックを打ち込む。

3R、マツモトはジャブと右ロー、タナーはボディブローからパンチをまとめる。距離が詰まるとマツモトは首相撲からヒザ蹴り。タナーはダブルレッグからテイクダウンを狙うが、マツモトは倒れない。

マツモトは左フックを当てると右アッパー、ワンツーとパンチの手数を増やす。前に出るマツモトがジャブから右ストレート、左ミドル、ワンツーからヒザ蹴り。

残り1分30秒すぎ、組みついたタナーが右脇を差し上げ、左手でマツモトの右ひざをとってテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。マツモトがクローズドガードに戻すと、タナーはパンチとヒジ打ち。

マツモトもギロチンを狙いながら、タナ―の身体を足で浮かせて立ち上がる。最後はケージ際でパンチの打ち合いとなり、試合終了となった。

判定は3-0でマツモトが勝利。プロ戦績を14戦14勝とした。


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DWCS DWCS S07Ep06 LFA MMA MMAPLANET o UFC エドゥアルド・ネヴィス ジアン・マツモト ジェイムス・ヨントップ ジュリア・ポラストリ ダナ・ホワイト マリク・ルイス

【DWCS S07Ep06】13勝0敗、至近距離で対角線コンビ&スクランブルと極め。ジアン・マツモトに注目!!!!

【写真】サイズも距離も、かつてワンダーボーイと呼ばれたクリス・ホロデッキ―を彷彿させるマツモトだが、組みのレベルも高い (C)LFA

12日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep06が開催される。
Text by Manabu Takashima

2023年シーズンも折り返し地点を過ぎ、後半戦へ。これまで24人の勝者中21人がUFCと契約という高い合格率となった前半戦の勢いを持続できるか。

その前半戦では7人のUFCファイターを生んだブラジル、2人がダナ・ホワイトの目に留まったペルー人選手と南米の選手たちの活躍目立った。


そして今大会も、さほど珍しくはなくなった同胞対決を含め4人のブラジリアン、そしてメインにペルヴィアン、さらにパラグアイ人ファイターが1名出場する。

ブラジル勢4人のうち、ジョナタ・ジニスと前述しようにブラジル人同士で戦うエドゥアルド・ネヴィスと女子バンタム級でパラグアイのパトリシア・アルハスとの南米対決に臨むジュリア・ポラストリの2選手は、今回が2度目のコンテンダーシリーズ挑戦となる。

ネヴィスは昨年、ポラストリは2021年シーズンに参戦してともに勝利を挙げることができなかった。さらにこの両者にはもう1つ共通点がある。再び世界最高峰を狙ったネヴィスは今年の3月にLFAヘビー級王者となり、ポラストリも1月にLFA女子ストロー級王座に就いている。

北米……だけでなく、ブラジル大会からも多くのUFCファイターを輩出するLFAで頂点に立ったネヴィス&ポラストリ、UFCへ2度目の正直を目指す戦いの行方は――。

そんなコンテンダーシリーズ・ベテラン&LFA王者コンビ以上に注目したいのが、ジアン・マツモトだ。その姓から日系ブラジリアンであることは確かだろうが、アジア系の面影はほぼ残っていないマツモトもベルトこそ巻いていないが、LFAに参戦中で現在13勝0敗と負け知らずの23歳だ。

特筆すべきは、そのファイトスタイルがダナ・ホワイト天覧試合に適したコンテンダーシリーズ・スタイルというべき戦い方をしている点だ。拳が届く至近距離で、スイッチを織り交ぜ、パンチを多少被弾しようが前に出る。この距離に相応しい、ダッチ対角線コンビネーションを見せたかと思えば、相手を打ち気にさせておいてダブルレッグからケージレスリングに持ち込み、豪快なリフト技を繰り出す。

さらに壁の攻防&スクランブルもお手のモノのマツモトは、まさにコンテンダーシリーズがフィットしている。加えてアナコンダ、ダース、ギロチンとフロント系チョークを得意としてオリ、特にアームインでマウントを取るギロチンは失敗してもポジションを譲ることがなく、非常にMMAに適している必殺技といえる。

対するケイシー・タナーも8勝0敗で、LFAで勝利をしているファイターで簡単な相手では決してない。ただし、1年半のブランクがある点においてマツモトが有利という見方もできるが――果たして。

■視聴方法(予定)
9月13日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ヨントップ(ペルー)
マリク・ルイス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
エドゥアルド・ネヴィス(ブラジル)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
AJ・カニンハム(米国)
スティーブン・グウェン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
パトリシア・アルハス(パラグアイ)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
ケイシー・タナー(米国)

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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o イナイルド・サントス ジアン・マツモト

【LFA146】タフファイト。接戦を制し、イナイルド・サントス破ったジアン・マツモトが12連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.29-28.29-28.29-28
イナイルド・サントス(ブラジル)

9勝1敗のサントスと、11勝0敗のマツモトの対戦。7月に対戦予定だったが、サントスが欠場し4カ月を経て実現した。地元のマツモトに大きな声援が送られるなか、試合がスタートする。鋭い左ローを蹴ったマツモトに対し、サントスが右を伸ばす。左腕を差してテイクダウンを狙ったサントスだが、ヒザをついたマツモトがすぐに立ち上がる。ケージを背負ったマツモトは肩パンチを入れるが、小外掛けでテイクダウンを許す。

右足を取って立たせないサントスはニンジャとギロチンのセットを潰すが、マツモトが下からエルボーを連打する。懸命に背中をつけず、ケージを使って立ち上がったマツモトは、そのまま倒されながらギロチンへ。サントスが頭を抜き、トップで残り90秒に。ハーフで潜ろうとしたマツモトは、殴られて断念も直後に立ち上がった。マツモトは前蹴りから左ハイ、かわしたサントスはボディを殴るが左フックを被弾しダブルレッグへ。切ったマツモトが右ミドルに続き右ハイを蹴り時間となった。

2R、マツモトが左ローからワンツー。下がったサントスにヒザを狙う。スイッチを織り交ぜ、右を伸ばすサントスだがテンカオ、右カーフに続き右を被弾する。スイッチして右エルボーを放ったマツモトに対し、サントスがボディフックを入れる。続いて左ミドルを蹴ったサントスは左フックを打たれ、ジャブの相打ちから後ろ回し蹴りをキャッチしてテイクダウンを決める。

スクランブルで背中を取ったサントスは、胸を合わされると離れて左ジャブを伸ばす。サントスは右カーフ、ワンツーボディを決めるが、マツモトが右を返す。左フックの相打ちから、ワンツーで前に出たマツモトがシングルレッグからテイクダウンへ。前転するように倒れたサントスの足関節を仕掛け、マツモトはカウンターのヒールからスイープで立ち上がる。左ハイを放ったマツモトは。カーフを蹴り合うと最後に跳びヒザを狙った。

最終回、パンチの交換からクリンチ合戦、距離を取り直した両者がカーフを蹴り合う。右をヒットさせたマツモトは、ローにワンツーを受ける。左ハイにダブルレッグを合わせたサントスがトップを奪取し、マツモトはパワーギロチンを外され背中を預けて立ち上がる。サントスは胸を合わされると、首相撲からのヒザに離れた。

残り2分、サントスが左ミドルを入れるが、2発目をキャッチされテイクダウンを許す。バックを取らないよう引き込んだサントスをハーフで抑えたマツモトは足関節を潰してパウンドを落とす。腰を引いて立ち上がったサントスに対し、ギロチン&ヒザを入れたマツモトはボディからフックを伸ばすサントスのダブルレッグをギロチンで受け止める。サントスは背中をマットにつけて防御、タイムアップとなった。

まさに一進一退の攻防は、ジャッジ3者とも29‐28でマツモトを支持。日系3世ファイターは12戦負け知らずに。


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