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【UFN188】テイクダウン・ゲームで疲弊? 圧力がないガーブラントが、フォントの打撃に完敗

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.48-47
コディー・ガーブラント(米国)

スイッチしつつジャブを伸ばすフォント、中央を取ったガーブラントが右ローを蹴る。続いて右ハイを見せたガーブラントは、フォントの左ジャブをかわして右カーフ。フォントも右ローを返すが、ガーブラントはチェックしており左リードフックをヒットさせる。フォントが右を当て、首相撲からヒザ蹴り。離れたガーブラントはアッパーをかわして、サークリング、右オーバーハンドの相打ちからシングルに出たフォントの立ち上がり際にガーブラントが左ハイを蹴っていく。

フォントは右前蹴りをアゴに入れ、右ヒザ蹴りにガーブラントがテイクダウンを合わせる。ハーフバタフライからフルガードのフォントに対し、ガーブラントがパウンドを落としながら立ち上がる。右ストレートを当てたフォントが、距離を詰めて連打もガーブラントがダブルレッグでテイクダウンを決める。スクランブルでショートアッパーを連打したガーブラントが右から返しの左フックをヒットし、初回が終わった。

2R、打撃戦ではリードしたフォントが右ミドル、ガーブラントが手をついた変則的な右ローを見せ、起き上ってステップインにニータップを合わせる。フォントはクローズドガード、パンチを入れたガーブラントが足を抜きに掛かる。ハーフで殴り、足を戻されそうになると身を翻し、反対側で抑えたガーブラント。見事な動きだったが、フォントがキムラを狙うパスし、この腕を支点に腕十字の態勢に入る。フォントはさらにキムラを支点にスイープを決め、両者がスクランブルからスタンドに戻った。

フォントの左ジャブを被弾したガーブラントがクリンチ、離れると再びジャブを被弾する。ジャブから右を伸ばすフォントに対し、左フックを返したガーブラントがキレもパワーも今一つだ。それでも右オーバーハンドを伸ばしたガーブラントに対し、フォントがボディから左ジャブ、近距離でエルボーを入れる。右を当て圧力を高めるフォントは、テイクダウンエライを切ってラウンド終了を迎えた。

3R、テイクダウン&コントロールで自らが削られたか、ガーブラントがガス欠気味に。フォントは変わらず左ジャブを伸ばす、ガーブラントはローからワンツー、右オーバーアンドを放つ。下がらないフォントはジャブ、構えを変えつつ右前蹴りを繰り出す。ジャブからカウンターでアッパーを入れたフォントは、テイクダウン狙いを切り逆にワキを潜ってバックに回る。

後方から殴り、胸を合わせてきたガーブラントのウィザーにパンチを入れるフォント。ボディロックテイクダウン狙いに、前転からガードを取ったガーブラントがすぐに立ち上がる。フォントは引き続き左ジャブ、さらにダブルジャブから右ストレートを当てる、ガーブラントはダブルレッグからアンクルピックもテイクダウンはできず、スタンドに戻るとジャブを被弾する。

フォントは右ボディフックを効かせ、ガーブラントは動きが止まる。足と使って流れを変えたいガーブラントだが、フォントは左ジャブを当て惑わされない。ヘッドムーブは健在も、上半身の捻り効果があるパンチが見ないガーブラントは劣性のままラウンドを終えた。

4R、「アッパーを打て」とマーク・ヘンリーに指示されたガーブラントは、右ローを蹴る。ジャブの差し合いからフォントがワンツーを入れ、ボディアッパーなど変わらずスタンドで優位に立つ。ガーブラントはジャブに反応すると、ボディやローを受け反撃の芽を摘まれる。とワンツーを入れたフォント、ガーブラントがワンツーから4発、5発とパンチを受ける。

動きが重いガーブラントはテイクダウンのフェイクも、直後に右を被弾する。右ハイを当てられながらキャッチしたガーブラントは、直後に連打をもらい厳しい──我慢の展開が続く。フォントは攻め急がず、右を当てテイクダウン狙いを切ってパンチを打ち込む。ダブルジャブ、右と思うようにパンチを当てるフォントが、決めを狙ったかのような右ストレートを空振りもガーブラントを圧倒した。

最終回、インターバル中にヘンリーの「ボディから攻めるんだ」という指示には反応せず、他のコーナーマンの「最初の一発をミスしても、気にするな。その後の攻撃だってあるんだ」というアドバイスに頷いたガーブラントは、ジャブを被弾しながら右を当てる。さらに右オーバーハンドを当てたガーブラントはパンチでラッシュして、ヒザを突き上げる。フォントは前蹴りから右を伸ばす。

序盤の動きが持続できるか──ガーブラントはジャブを被弾しながらワンツー、左ジャブを伸ばす。さらに左フックを前に出ながら当て、左ボディ&右オーバーハンド、ヒザを貰っても右を当てる。フォントもワンツーを入れたが、追撃はヘッドムーブでかわしたガーブラントが左ジャブを逆に当てる。しかし、右アッパーを受け前進が止まったガーブラントが蹴りをキャッチされ、フェンスまで押される。

ガーブラントはジャブを被弾しても、右オーバーハンドをヒット。ローでバランスを崩したガーブラントは、すぐに立ち上がる。残り90秒、右フックを打ち込んだフォントが前に出てワンツーをヒットさせる。ジャブを当て続けたフォントは右ストレートを当て、ジャブでガーブラントの動きを止める。スピニングバックフィストを空振りし、組みつかれたフォントが引き込み、タイムアップ──結果、フォントが3-0で判定勝ちを手にした。


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News Preview UFC UFN ESPN+46 UFN188 クリス・バーネット コディー・ガーブラント ダミール・イスマグロフ ハファエル・アウベス ブログ ベン・ロズウェル ロブ・フォント

【UFN188】計量終了 ガーブラントの懐にフォントは入ることが可能か。イスマグロフ✖アウベスも注目

【写真】あるか、ワンパンKO──コディ・ガーブラント(C)Zuffa/UFC

21日(金・現地時間)、22日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN188:UFN on ESPN+46「Font vs Garbrandt」の計量が行われた。

ダヴィッド・ドヴォルザークと対戦予定だったハウリアン・パイヴァが減量の失敗で計量を行えず、急遽出場が決まったフアン・カミーロ・ロンデロスがフライ級リミットから3.5ポンドオーバーだったが、キャッチウェイトでUFCデビューに挑むことになった。


今大会のメインはバンタム級のロブ・フォント✖コディー・ガーブラント戦だ。

元世界王者のガーブラントは一度は階級を落としてフライ級王座に挑むことが決まっていたが上腕二頭筋の断絶で試合は流れ、バンタム級に戻すことに。3連勝中のロブ・フォントと対戦が11カ月振りの実戦になる。

前戦でマルロン・モラエスをKOしているフォントと、そのフォントに土をつけているハファエル・アスンソンに対し、圧倒的な威力を見せつけてワンパンKOしたガーブラント。MMAにあって上体を揺らし続けても、軸が乱れないガーブラントはパワーロスがなく、その時点でテイクダウン防御でも優位に立つ。

それ故に体を振った振り子作用でパワフルなパンチが打てるわけだが、ガーブラントを相手にフォントは貰う覚悟で攻めるのか、それとも貰わずに攻撃ができるのか、まずは立ち上がりから注目したい。

プレリミではIGF~RIZIN~Road FCと東アジアでキャリアを積み、中東UAE Warriors経由でオクタゴンに辿り着いたクリス・バーネットとベン・ロズウェルのヘビー級戦=プレリミメイン、そしてオープニングのライト級のダミール・イスマグロフ✖ハファエル・アウベスが非常に楽しみなマッチアップといえる。

キャリア22勝1敗、カザフスタン人ファイターのイスマグロフはボクシング体形でレスリングに対応したMMA──中央アジアに多いスタイルの持ち主だ。リーチはあるがレンジは近く、接近戦の殴り合いからダブルやシングル&ハイクロッチでテイクダウンし加点する。

判定勝ち上等ながら乱打戦に強いイスマグロフに対し、アウベスはTitan FC暫定ライト級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCデビューを迎える。強靭なフィジカルを持ち主アウベスは遠い距離からパンチを強振するタイプで、イスマグロフが応じるようだと一発KOもある。

見た目はマタドール=イスマグロフ✖エルトロ=アウベス、闘牛士✖闘牛の戦に感じられるが、このマタドールが徹底して接近戦を好み、数の論理で優位に立とうとするだけに、エルトロは前進だけで下がりながらも、疲れないで戦う必要がでてくる。それでいて一瞬で一刺しが可能なアウベスだけに、本当に予想が難しい第1試合だ。

■視聴方法(予定)
5月23日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

■UFN188計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)
コディー・ガーブラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)
カーラ・エスパルザ: 116ポンド(52.62キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ: 265.5ポンド(120.42キロ)
ジャレッド・ヴェンドラー: 264 ポンド(119.74キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ファリシア・スペンサー: 145ポンド(65.77キロ)
ノルマ・ドゥモント: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン: 186ポンド(84.37キロ)
エドマン・シャバジアン: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)
ビル・アレジオ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ベン・ロズウェル: 265.5ポンド(120.42キロ)
クリス・バーネット: 263ポンド(119.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
クラウジオ・シウバ: 170.5ポンド(77.34キロ)
コート・マッギー: 169.5ポンド(76.88キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・ロドリゲス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ブルーノ・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)
シェ・イラン: 146ポンド(66.22キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 126ポンド(57.15キロ)
フアンカミーロ・ロンデロス: 128.5ポンド(58.28キロ)

<ライト級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス: 155ポンド(70.31キロ)
ダミア・ハゾヴィッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ハファエル・アウベス: 154.5ポンド(70.08キロ)

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UFC Result UFC250 アマンダ・ヌネス アルジャメイン・ステーリング エディ・ワインランド コディー・ガーブラント コリー・サンドハーゲン ショーン・オマリー ハファエル・アスンソン ブログ ・ワインランド

【UFC250】試合結果 ヌネス無双。Ridiculous!! バンタム級=ガーブラント、ステーリング、オマリー!!!!!!

【写真】強烈なインパクトとともにカムバックを果たしたコディー・ガーブラント(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC250が開催された。

ヌネスは確かに笑顔を浮かべるような感じで戦っていた(C)Zuffa/UFC

メインのUFC世界女子フェザー級選手権試合はバンタム級との二冠王アマンダ・ヌネスが、初回から最終回までフェリシア・スペンサーを打・倒で圧倒し、判定勝ちし無双ぶりを発揮した。

注目のバンタム級3カードはコディー・ガーブラント、アルジャメイン・ステーリング、ショーン・オマリーの3選手が、それぞれパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得する内容で、ハファエル・アスンソン、コリー・サンドハーゲン、エディ・ワインランドを破っている。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=コディー・ガーブラントアルジャメイン・ステーリングショーン・オマリーアレックス・ペレス

UFC250「Nunes vs Spencer」
<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
○アマンダ・ヌネス(ブラジル)5R
判定
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×フェリシア・スペンサー(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
○コディー・ガーブラント(米国)2R4分59秒
KO
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×ハファエル・アスンソン(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○アルジャメイン・ステーリング(米国)1R1分28秒
RNC
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×コリー・サンドハーゲン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ニール・マグニー(米国)3R
判定
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×アンソニー・ロッコ・マーチン(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ショーン・オマリー(米国)1R1分54秒
KO
詳細はコチラ
×エディ・ワインランド(米国)
<フェザー級/5分3R>
○アレックス・カサレス(米国)3R
判定
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×チェイス・フーパー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○イアン・ハイニッシュ(米国)1R1分14秒
TKO
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×ジェラルド・マーシャート(米国)
<フェザー級/5分3R>
○コディー・ステーマン(米国)3R
判定
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×ブライアン・ケレハー(米国)

<ミドル級/5分3R>
○マキ・ピトロ(米国)2R1分10秒
TKO
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×チャールズ・バード(米国)
<フライ級/5分3R>
○アレックス・ペレス(米国)1R4分06秒
TKO
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×ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○デビン・クラーク(米国)3R
判定
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×アロンゾ・メニフィールド(米国)
<150ポンド契約/5分3R>
○エウベウチ・バーンズ(ブラジル)1R1分20秒
RNC
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×エヴァン・ダナム(米国)


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【UFC250】コディー・ガーブラント、復活。身を沈めて振り抜いた右フックでアスンソンが失神

<バンタム級/5分3R>
コディー・ガーブラント(米国)
Def.2R4分59秒by KO
ハファエル・アスンソン(ブラジル)

スイッチするアスンソン、ガーブラントが右ローを入れる。続いて左ローを当てたガーブラントはアスンソンの右ローに右ストレートを合わせようとする。互いにローを蹴り、アスンソンが左ハイ、ガーブラントも左の蹴りを返す。ガーブラントが後ろ回し蹴りを見せると、アスンソンも同じ技を繰り出す。レベルチェンジのフェイクから右ローを蹴ったガーブラント、緊張感の高い攻防が続く。

ガーブラントが飛び込みながら右を放つと、アスンソンが右フックを合わせていく。ガーブラントがローの分リードし、初回は残り90秒に。構えを変えても前足を蹴られるアスンソンは、前に出た時にローを受けバランスを崩す。さらに鋭いワンツーを放つガーブラントは、右から左を狙う。最後の10秒で足を使ったガーブラントがポイント的には試合をリードしたか。

2R、「近づきすぎるな。小さく頭を動かすように」とマーク・ヘンリーのアドバイスを受けたガーブラントは、滑りこむようなローを繰り出す。アスンソンの後ろ回し蹴りに飛び込んだガーブラントは、バラランスを崩したアスンソンの立ち上がり際にハイキックを狙う。やや遠めの距離で試合を支配するガーブラントは、ローを引き続き入れる。右ミドルを決めたガーブラント、アスンソンは距離を詰めることができず回転系の蹴りを繰り返す。

アスンソンの右オーバーハンドをブロックしたガーブラントは、右ミドルを蹴り、左ローを入れる。スイッチから左ハイを蹴ったアスンソン、これもブロックしたガーブラントが前に出てワンツー、ガーブラントも下がらず打ち返す。左ジャブを当てたガーブラントだが、手数はやや少ないか。と、直後の右ストレートでアスンソンが手をマットにつく。立ち上がったアスンソンに左をヒットさせたガーブラントは、手をマットにつけてローを蹴る。頭を振ってワンツーを見せたガーブラント、これは届かなかったが動きは良い。

跳びながら右ミドルを蹴ったアスンソンが蹴り足を取られそうになり、足をぬく。一瞬間があった両者、アスンソンが右を打とうとした刹那──、思い切り体を屈めて反動を活かしたような右フックがモロに顔面を打ち抜く。失神KO勝ちで復活したガーブラントはサクラメントとニュージャージーのコーチ―の教えをミックスして戦った。情熱が戻った。バンタム級は炎上している。タイトルを取り返すことに凄くエキサイトしているよ」と話した。


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Preview UFC UFC250 コディー・ガーブラント ハファエル・アスンソン ブログ

【UFC250】実力者同士の崖っぷち対決。ガーブランドはヘンリー&アルメイダ効果で復活なるか

【写真】元の強さ、元のスタイルに戻っているのか。それとも当たらな武器を携えているのか(C) Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEX開催されるUFC250「Nunes vs Spencer」。同大会のコ・メインイベントでコディー・ガーブラントが3年6カ月振りの勝利を狙いハファエル・アスンソンと対戦する。

元UFC世界バンタム級王者ガーブラントは、MMAキャリア4年でドミニク・クルーズを下し世界の頂点に立った。しかし、初防衛戦でTJ・ディラショーに敗れると、ダイレクトリマッチでも敗北。再起を賭けた昨年3月のペドロ・ムニョスにも右フックを被弾して敗れ、3試合連続でKO負けという苦境に立たされている。


ドミニクに勝つまでのガーブラントは卓越したボクシング技術が、MMAに最もハマっているファイターであったといえる。上半身を大きく動かして、相手のパンチを避け、それだけ動いても体が流れることがない。反動で殴って、大きく荷重が移動するのではなく、しっかりと軸のある姿勢に戻り、より破壊力のあるパンチを打ち込むことができる数少ないMMAファイターだ。

しっかりとした姿勢が取れることで、テイクダウン狙いにも反応できていた。幼少期から五輪補欠だった叔父にボクシングの手解きを受け、その後は母に練習を禁止させられると、レスリングでもD-1カレッジから勧誘を受けるほどの腕前に。彼の選択はD-2の大学進学だったが、アマボクシングでも32勝0敗の戦績を残し、ドロップアウト後にMMAへ。この10代の頃の経験が全てMMAに活きたようなアグレッシブなボクシング&レスリングMMAは、ディラショーの蹴りからパンチという攻撃に翻弄されガーブランドは自らの動きができなくなる。

それが顕著だったのがムニョス戦だ。変わらず破壊力のあるパンチを振ることはできていた。しかし、勝負を急ぎ過ぎて体を振ることを忘れ、ただ勢いのあるパンチを振りまわすことで、右フックを浴びてKO負けに。両足を止め、ガードもない殴り合いは、KO勝ちのチャンスとKO負けの確立は50/50になってしまい──ガーブランドの戦いではいことは明らかだった。

復活に向け、ガーブランドが選択はニュージャージーへ出向き、マーク・ヘンリーとヒカルド・アルメイダの下でトレーニングを積むことだった。アルメイダはこのガーブラントの選択に対して、「もう一段ステップアップするためには、外部からの意見や指導が必要だった。コディーは素晴らしいグラップリング技術を持っている」と話している。

ガーブラント自身も3月28日に決まっていたアスンソン戦に向け、ニュージャージーでハードトレーニングで自身を苛め抜いた。結果、ハードワークがたたり腎臓に問題が起こり試合をキャンセルせざるを得なくなる。その後、新型コロナウィルスの影響で大会自体がキャンセルされ、ラスベガスでアスンソン戦を迎えることに。

4日のバーチャル・メディアデーでガーブラントは「連敗からの復活の鍵はハードワーク。そのせいで腎臓に問題が起こったけど、それだけハードに練習して自信を取り戻した。今は凄くリラックスできている。ハファエル・アスンソンは数少なったWECからの生き残りだ。そしてトップ5をキープしている。凄くリスペクトしているよ」と非常に落ち着いた様子で話していた。

アスンソンはタイトル経験こそないが、UFC在籍9年で11勝4敗、うち2敗は直近の2試合でマルロン・モラエスとコリー・サンドハーゲンに敗れたのもの。そのモラエス、TJ・ディラショーとは1勝1敗で、ペドロ・ムニョス&アルジャメイン・ステーリングに勝利しているアスンソンだが、この試合を落とすようなことがあれば王座挑戦をしないままキャリアを終えることになる可能性が高くなる。

つまり実力はピカ一ながら、揃って崖っぷちの一戦。勝利の鍵を握るのは、やはりガーブラントだろう。強振しなくてもKOパンチを持つ彼が、相手を見てしっかりと本来の被弾しない打撃戦と、そこからのテイクダウン&柔術にどのような進化が見られるのか──非常に気になる。

■UFC250計量結果

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アマンダ・ヌネス: 146ポンド(66.22キロ)
[挑戦者]フェリシア・スペンサー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディー・ガーブラント: 136ポンド(61.69キロ)
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
アルジャメイン・ステーリング: 136ポンド(61.69キロ)
コリー・サンドハーゲン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ロッコ・マーチン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)
エディ・ワインランド: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー: 145.5ポンド(66.0キロ)
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッシュ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェラルド・マーシャート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ステーマン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライアン・ケレハー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
チャールズ・バード: 184.5ポンド(83.68キロ)
マキ・ピトロ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ: 126ポンド(57.15キロ)
アレックス・ペレス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205ポンド(92.99キロ)
デビン・クラーク: 205.5ポンド(93.21キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
エヴァン・ダナム: 149.5ポンド( 67.81キロ)
エウベウ・バーンズ: 149.5ポンド( 67.81キロ)

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【UFC240】計量終了 体重オーバーなし。拳タッチ、肘タッチ? コロナ時代のフェイスオフ

【写真】出場24選手が体重オーバーがなかった (C) Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEX開催されるUFC250「Nunes vs Spencer」の計量が5日(金・土)に行われた。

全12試合、出場24選手の全員に計量ミスは見られなかった。


もはやマスク姿の計量がノーマルとなったUFC。アレックス・カサレスだけが、計量パス後に口を覆っていたスカーフを外して笑みを見せ、チェイス・フーパーとのフェイスオフで握手を求めるも、フーパーはグータッチで応えた。

今回、普通にフェイスオフで握手をする選手も見られたなか、主流をしめたのがこのグータッチ。メインでUFC世界女子フェザー級のベルトを賭けて戦うアマンダ・ヌネスとフェリシア・スペンサーも別れ際にグータッチをしている。

他方、注目のPPVバンタム級3試合では、ショーン・オマリーはエディ・ワインランドの握手に対し、エルボータッチを求めた。アルジャメイン・ステーリングとコリー・サンだハーゲンはエアー・グータッチ、セミのコディー・ガーブラントとハファエル・アスンソンは握手系の動きは全く見せなかった。

■UFC250計量結果

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アマンダ・ヌネス: 146ポンド(66.22キロ)
[挑戦者]フェリシア・スペンサー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディー・ガーブラント: 136ポンド(61.69キロ)
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
アルジャメイン・ステーリング: 136ポンド(61.69キロ)
コリー・サンドハーゲン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ロッコ・マーチン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)
エディ・ワインランド: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー: 145.5ポンド(66.0キロ)
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッシュ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェラルド・マーシャート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ステーマン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライアン・ケレハー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
チャールズ・バード: 184.5ポンド(83.68キロ)
マキ・ピトロ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ: 126ポンド(57.15キロ)
アレックス・ペレス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205ポンド(92.99キロ)
デビン・クラーク: 205.5ポンド(93.21キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
エヴァン・ダナム: 149.5ポンド( 67.81キロ)
エウベウ・バーンズ: 149.5ポンド( 67.81キロ)