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【UFC313】「鶴屋怜は退屈な試合をしたがる。俺がエキサイティングな試合にする」ジョシュア・ヴァン

【写真】気の強い者同士の対戦、どうなる?!(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 313「Pereira vs. Ankalaev」でジョシュア・ヴァンが鶴屋怜と対戦する。
Text by Manabu Takashima

打撃で真っ向勝負するブルーノ・シウバと対戦予定だったヴァンだが、シウバの欠場を受け鶴屋との試合が決まった。ミャンマーのキリスト教徒として厳しい状況下にあったヴァンの両親は彼を連れて国を離れ、マレーシアの難民キャプで数年の時を過ごし2013年から米国テキサス州に移り住んだ。タフな幼少期がファイトに目覚めたヴァンの骨幹をなしている。

好戦的かつ気持ちの強さは、ヴァンの最大の武器だ。鶴屋戦を前に、余裕のある表情を見せた彼からは「グラウンドゲームになることはない」という言葉が聞かれた。


レイを相手にして、ファンが楽しめる試合ができるのか。凄く楽しみだよ

――昨年、アジアの新鋭という感じでジョシュアのインタビューをさせてもったのですが、今回は同じアジアのヤング・プロスペクトである鶴屋選手との対戦となりました。

「レイとの試合は、持っているものを出し合える最高のマッチアップだ。自分を試すことになるので、凄く楽しみだよ」

──もともとはブルーノ・シウバと対戦予定でした。かなりファイトスタイルは違いますが、その辺り調整面で戸惑いはなかったでしょうか。

「ブルーノ・シウバ戦が流れたことは、気にしなかった。だって、去年の7月にインタビューしてもらった時は4試合連続で試合がキャンセルされたあとだったんだよ。もう、こういうことには慣れっこになった(笑)。何も驚かないし、残念にも感じない。焦ることもないよ。逆に試合が流れるのではなくて、対戦相手が見つかったことがハッピーだと感じている。

レイはまだUFCで2戦目だけど、そこを気にすることもなかった。ファイトはファイトだ。確かにブルーノとレイの戦い方は違う。ただ前回戦ったコディ・ダーデンもグラウンドファイターだったしね。レイと戦うのに特別な準備は必要ない。これまでやったきたことを生かせれば、問題なく戦うことができる」

──ブルーノ・シウバは立ち技で真っ向から打ち合うファイターでした。対して鶴屋選手はなるべく殴り合いをせずに組みに行くスタイルで戦ってきました。

「ブルーノとレイは全く違うファイターだよ。ただ、レイと戦う方がエキサイティングだ。ブルーノ・シウバと戦うより、楽しみなんだ。僕はいつだってエキサイティングな試合がしたいと思っているからね」

──えっ、そうなのですか。組んでくるのを切って、殴る。殴り合い上等のファイターより、ジョシュアにとってはストレスのたまる戦いづらい相手かと思っていました。

「レイの戦い方に付き合わされると、エキサイティングな試合にはならない。だから、俺がエキサイティングな戦いにするんだ。それが楽しみでならないんだよ。分かるだろ? 彼は退屈な試合をしたがる。レイを相手にして、ファンが楽しめる試合ができるのか。凄く楽しみだよ」

テイクダウンとグラウンドワークは、凄く良いよ。まぁ、それだけかな

──つまりは鶴屋選手に彼のゲームをさせないということですね。

「その通りだ。彼の狙いであるグラウンドゲームに持ち込ませない。まず、そこができるかだよ。レイが自分のやりたいように試合を進めることは無理だろう。あのテイクダウンとグラウンドワークは、凄く良いよ。まぁ、それだけかな。彼が良いファイターであることは間違いないけど(笑)」

──鶴屋選手のようにUFCとサインした選手で、ここまで打撃を見せないでやってきた選手も今では珍しいと思います。

「過去2試合しかチェックしていないけど、そうなんだね(笑)。ただ、その2試合は試合を終わらせていない。良いレスラーで、何とかフィニッシュさせようとしていたけどきなかった。ただ寝技では打撃を使っていたよ。とにかく自分の強い面で戦おうとするファイターだ。僕は相手をハメこむんじゃなくて、どんな局面になっても戦えるように準備をしている。パンチャーだろうが、レスラーだろうが。どの局面でも戦える」

──テイクダウンを奪われたとして、そこからの選択はスクランブルでしょうか。それとも寝技で対抗しますか。

「試合になってからだね。いや、その局面になってから最善の手を打つ。ただ、グラウンドゲームになることはないんじゃないかな(笑)。まずはソコからだ。ファイキャンプもしっかりと終えているし、準備はできている」

──俄かにフライ級が盛り上がっていて、ジョシュアがここから上に行くのに大切な試合になるかと思います。

「メ~ン、フライ級は変わったよ。それはライト級、フェザー級、バンタム級と同じ。まずスタートし、階級が充実してくると戦いも激しくなる。今、フライ級でソレが起こっているんだ。才能豊かなファイターが集まり、若い選手が増えている。そんなフライ級で戦えるんだから、楽しくてしょうがない。

打撃だろうが、寝技であろうが自分のやるべきことをやる。僕のゲームをするだけだ。インタビューの最初にあったように僕らはアジアの若い選手を代表して戦っている。今回は日本のファンにとって大切なファイターと試合をすることになったけど、引き続き皆にはアジア人ファイターを応援してほしい。皆が満足いく、試合を僕らは戦うから」

■視聴方法(予定)
3月9日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC313対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ペレイラ(ブラジル)
[挑戦者] マゴメド・アンカラエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ラファエル・フジエフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ターナー(米国)
イグナシオ・ナシメント(チリ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
イアズミン・ルシンド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
キング・グリーン(米国)
マウリシオ・ルフィー(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
リズワン・クニエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・フェレイラ(ブラジル)
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
カルロス・レアル(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マイロン・サントス(ブラジル)
フランシス・マーシャル(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
ジジョルデン・サントス(ブラジル)

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【UFC313】オクタゴン2戦目、ジョシュア・ヴァン戦へ。鶴屋怜「世界を驚かせるような試合をしたい」

【写真】被弾しないのが一番だが、被弾はするという気持ちで戦い──ヴァンのパンチを被弾した後が大切になってくるかと(C)TAKUMI NAKAMURA

8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 313「Pereira vs. Ankalaev」にて鶴屋怜がジョシュア・ヴァンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2月9日のUFC312でのスチュワート・ニコル戦がキャンセルとなった鶴屋だが、ブルーノ・シウバの欠場を受けて代替出場=昨年6月以来の試合でヴァンとの対戦が決まった。試合間隔をこれ以上空けたくない、対戦相手のヴァンがランキング入りしていることから、スクランブル発信を決めた鶴屋。大会直前にヴァンがランキング外となったものの、UFC戦績5勝1敗のプロスペクトとの対戦は鶴屋にとって大一番となる。

取材日は渡米間近の3月1日、ヴァンがランキング入りしていた時点での鶴屋のインタビューをお届けしたい。


かなり試合間隔が空いちゃって最悪だなと思っていた

――今回のジョシュア・ヴァン戦は急遽決まった試合でしたが、どのくらいのタイミングで試合が決まったのですか。

「大会まで3週間切ったぐらいですかね。対戦相手がランカーだったので、これはオイシイなと思って、このタイミングでも試合を受けました」

――対戦相手がヴァンだったことが決め手だったのでしょうか。

「相手がヴァンというか、誰かランカーとやれれば次にも繋がるからいいなと思っていて、ちょうどヴァンの相手が空きましたという情報が入ってきたんで、やりたいと思いましたね」

――試合そのもので言うと、2月に予定されていたスチュワート・ニコル戦がニコルの怪我で流れてしまいましたが、あの時の心境は?

「実は去年の11月にもマカオで試合が決まっていたんですが、相手の事情でなくなっちゃったんです。それで今年2月の試合もなくなったから、実際は2回試合が飛んでいるんですよ。かなり試合間隔が空いちゃって最悪だなと思っていたんですけど、一応いつでも戦えるように準備はしていたんで、ここで決まってよかったなと思います」

――試合が空いた期間はどこに力を入れて練習をしてきましたか。

「(才賀)紀左衛門さんのジムで打撃をやりながら、打撃と今自分の持っているMMAをアジャストする感じの練習をやってきました」

――UFCに参戦するうえで打撃の向上が必要だと感じたのですか。

「いずれにしろ、MMAをやる上で全体的にできた方がいいし、打撃が上手くなりたいとは思っていたんですけど、打撃を教えてくれる先生がなかなかいなくて。いないわけではないんですけど、自分に合う先生に出会えなくて、そこで紀左衛門さんといい感じに出会った感じですね」

――例えばそれまで打撃の専門トレーナーの指導を受けることはあったのですか。

「あったにはあったんですけど、なんて言うんですかね……定期的にジムに来てくれて、個別に指導してくれるような自分のことをしっかり見てくれるトレーナーがいいなと思ったんですよ。例えばボクシングジムに行くにしても、そういう指導方法ではないじゃないですか」

――出稽古先からすると所属選手ではないですし、どうしても指導している選手の中の一人という形にはなってしまいますよね。

「それで言うと紀左衛門さんのジムは、今のところまだそんなに所属選手もいないし、結構自分に対して丁寧に教えてくれたんで、これはいいなと思いました」

――才賀選手とは一緒に柏でMMAの練習をやっていた時期があるんですよね。

「自分がデビューする前か、デビューした直後くらいにマンツーマンでずっとMMAの練習をやっていたんですよ。紀左衛門さんとはそこからの仲で、しばらく会わなかった時期もあったんですけど『練習に来てみなよ』みたいな感じで誘ってもらって、実際に練習に行ってみたら結構いい感じでした」

――打撃の指導もMMAを意識したものなのですか。

「そうですね。あくまでも僕のスタイルを崩さないで、紀左衛門さんからやるべきことを教えてもらっています。スタンドの距離感や自分の打撃の癖とか、そういうところを直してくれたり、すごく細かいところを教えてくれるって感じです。あと紀左衛門さんはプラス思考で『いいね!』って褒めてくれたり、ポジティブなことを言ってくれて、気持ち的にもやりやすいというか。色々と波長が合って、一緒にいても苦じゃないですね」

――打撃のスキルが上がったことでMMAにおける距離感がよくなったり、テイクダウンにいきやすかったり、MMAでの変化は感じていますか。

「MMAの打撃になると距離が近すぎて、被弾することも多かったんですけど、そういう部分を減らしてもらったり、打撃からのテイクダウンだったり、そういうタイミングも掴みやすくはなってきましたね。前回のカーロス・ヘルナンデス戦は寝技ばっかりになって、後半に疲れるシーンもあったんですけど、あれから打撃ができるようになって、体力的にも対策できるというか。もう少しいい感じのMMAをできるという意味では、ちょうどいいタイミングだなと思います」

相手を泳がせながら、極められる時に極められれば

――改めて対戦相手のヴァンにはどのような印象を持っていますか。

「打撃の選手だなっていう印象で、ボディとか(攻撃)を散らしくてるタイプかなと。そんなにキレイにやってくるタイプじゃないんで、ちゃんと距離感を保っていれば大丈夫かなと思っています」

――攻撃力が目立ちますが、丁寧に戦えば問題ないという認識ですか。

「そうですね。いきなり(フィニッシュに)いかないで寝技で削れば、それほどではないのかっていう感じはしますね」

――基本的にヴァンは打撃で試合を進める選手ですが、グラウンドになるとサブミッションを仕掛ける場面もあります。

「それはそれで付き合ってくれれば、全然こっちとしてはオイシイです。過去にヴァンが負けている試合で一本負けしている試合もありますし、寝技は全然自分の方が上だと思います」

――色んな展開も想定して、自分が勝つイメージは出来上がっているようですね。

「そうですね。試合直後は相手も力があると思うんで、相手を泳がせながら、極められる時に極められればいいなというイメージです」

――相手がランカーということで、この試合に勝てば更なる飛躍やチャンスにつながると思います。鶴屋選手はこの試合をどう位置付けていますか。

「自分の中では今までの試合の中でも大一番かなと思っていて、ここで勝つか負けるかで今後の競技人生も変わってくると思っています。もしここで負ければタイトルマッチまでの道はまだまだ長くなるだろうし、ここに勝って年内に上位ランカーと組まれれば、来年あたりにはタイトルに挑むチャンスも出てくるかなと思います。とにかくここでしっかり勝って、タイトルに絡んでいきたいです」

――ヴァンはUFC戦績が5勝1敗で連勝中の選手なので、そういう相手に勝つことは大きなアピールになると思います。

「確かにUFCで勢いに乗っている選手ですけど、1敗しているってことは全然負ける、勝てない選手じゃないという印象です。ヴァンはコディ・ダーデンに勝ってランキング入りしたと思うんですけど、自分は前からダーデンともやりたいと言っていて、それが外れてヴァンになったんで、そういう意味でもいい相手だなと思います」

――この試合を楽しみにしているファンのみなさんはたくさんいると思います。そのファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「日本にはもちろん、世界を驚かせるような試合をしたいですね。この選手だったらタイトルマッチも近いなと思わせたいです。やっぱり自分はUFCで戦うようになって日本のファンを喜ばせるのはもちろん、世界中のファンを喜ばせて、世界に自分の名前を売っていきたいです」

■視聴方法(予定)
3月9日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時 30分~U-NEXT

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC310 コディ・ダーデン ジョシュア・ヴァン

【UFC310】タフなダーデンを倒し切れずも、ボディブローで削ったヴァンがパンチで流血させ大差判定勝ち

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28
コディ・ダーデン(米国)

共にガードを固め、ケージ中央で向かい合う。ダーデンが左ジャブをボディに伸ばし、右ローを放った。ヴァンは右カーフ、ダーデンが右ハイと蹴りを繰り出し合う中、ダーデンがボディから顔面にフックを繋げ、ニータップからドライブした。ローアンクルショットで足をすくい上げると、ヴァンに尻もちを着かせる。立ち上がるヴァンに対し、ダーデンは右腕を差し上げている。ヴァンが右ヒジを落とした隙に、クラッチを組んだダーデンがグラウンドに戻す。ヴァンの片足を押さえてケージに押し付けていくダーデン。頭をおっつけ、立ち上がるヴァンのバックに回った。

左足を入れたダーデンだったが、ヴァンに正対されてしまう。離れた両者、ケージ中央でヴァンのボディブローが突き刺さると、ダーデンの動きが落ちた。打ち合いからヴァンの左ジャブが当たると、ダーデンも右アッパーを突き上げる。ヴァンが右クロスから前に出ると、ダーデンがシングルレッグからケージに押し込んだ。ヴァンはダーデンの側頭部に左ヒジを入れながら、ラウンド終了を待った。

2R開始早々、ダーデンのワンツーがヴァンの顔面を捉えた。しかしヴァンが前に出て、左ジャブ、ボディ、カウンターのフックと当てていく。ヴァンの左ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙うダーデンだが、倒すことはできず。ヴァンがフック、アッパー、ボディと攻め立てる。効いているか、ダーデンの動きが完全に落ちた。サウスポーにスイッチしてダブルレッグに入るが、スプロールされたダーデンは、力なくマットに背中を着く。ヴァンがグラウンドに行かず、レフェリーがダーデンを立たせた。

スタンドに戻ると、ヴァンのパンチがダーデンの顔面とボディを襲う。特にボディブローが突き刺さるたびに、ダーデンの動きが止まる。ヴァンの右クロスが豪快にヒット。ダーデンも左ジャブを突き続けるが、ボディブローを受けたあとのダブルレッグはスプロールされてしまう。ヴァンはスタンドでもヒザ蹴り、アッパーで組みつかせない。ヴァンの右ストレートに、ダーデンも右を合わせる。打ち合いではヴァンのパンチが的確だ。ダーデンの左ミドルハイをブロックしたヴァンにもまた打ち疲れが見られる。

最終回、ガードを固めて前に出るヴァンに対し、ダーデンが左ジャブを突く。さらに右ストレートがヒット。ヴァンも右ストレートから左フックに繋げ、さらに左ボディと右カーフで削る。ダーデンは右フックからボディロックで組むも、離されてしまう。至近距離でフラつくダーデンだが、打ち合いの中で自身も右を当てている。しかし右ストレートから返しの左フックを受けたダーデンがグラついた。組みつくダーデンを潰すヴァン。そのまま座り込むダーデンに、会場からはブーイングが浴びせられる。スタンドに戻ると、パンチの相打ち後にダーデンはフラついてしまう。

残り2分、ダーデンがダブルレッグで飛び込むも、これはスプロールされた。鼻の周辺から出血が見られていたダーデンだが、右目下からも流血が……。ダーデンにケージを背負わせ、ヴァンがパンチを浴びせる。しかしダーデンもフラつきながら打ち返している。ここでレフェリーが両者の間に入った。ダーデンがマウスピースを吐き出していたようだ。再開後、ダーデンが打撃で前に出るも、ヴァンが右クロスでグラつかせた。残り10秒、両者は打ち合って試合終了のホーンを聞いた。

あれだけパンチを受けながら倒れないという、ダーデンのタフさが目立った。しかし打撃のヒット差は歴然――ジャッジがビッグラウンドをつけるユナニマス判定で勝利したヴァンは、トップランカーとの対戦を希望した。


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【UFC310】ゴリンボ戦へ、元祖K-1 MMA=ヴィセンチ・ルケ「積極性を失うことは、自分を見失うこと」

【写真】UFCにあってもフィジカルモンスター=ゴリンボを相手に、どのような接近戦打撃MMAをルケは見せるころができるのか (C)Zuffa/ UFC

明日7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 310「Pantoja vs Asakura」。同大会でヴィセンチ・ルケが、テンバ・ゴリンボと戦う。
Text Manabu Takashima

魔裟斗に憧れK-1の距離でMMAを戦ってきたオクタゴンの激闘王ルケは、コロナ期の4連勝からその後は1勝3敗と調子を落としている。パンデミック期間中、名前のあるファイターは戦いを控え、上昇志向の強いファイターは次々と試合を受けた。

そんな時期に名を挙げたものの体は疲弊し、調子を落とした。ルケもその1人かどうかは分からないが、彼は負けが込む間に自身の戦い方を見つめ直してきたという。ニック・ディアス戦が流れることすら想定内、溢れんばかりの戦闘意欲を持ちながら落ち着いた様子のルケ。彼は再びタイトルに向けてウイニングトラックを駆けることができるのか──。


──ヴィセンチ、テンバ・ゴリンボ戦を週末に控えた今の調子を教えてください(※取材は4日に行われた)。

「100パーセントの状態で試合に挑めるよう、仕上げることができた。肉体的にも精神的にも、完璧な状態でバトルに向き合える。キルクリフFCという世界一の練習環境があるので、問題なく調整できている」

──ゴリンボは同門の佐藤天選手に勝っていますね。チームとしてリベンジを果たしたいところではないでしょうか。

「その件があるから、この試合は普段以上に高いモチベーションで臨むことができている。タカシ・サトーは僕にとって最高の友人だ。タカシは1週間後に韓国で試合があるから、今回はずっと一緒に練習してきた。リベンジを果たして、タカシに続いてほしい。

タカシは素晴らしい柔道テクニックの持ち主で、ゴリンボのテイクダウンについて凄く効果的なアドバイスをしてくれたんだ」

──ところでヴィセンチは8月にニック・ディアスと対戦予定でしたが今大会に延期され、さらに負傷欠場でゴリンボと戦うことになりました。どちらがタフな相手云々は問わずして、ただ注目度という点では圧倒的にニック・ディアス戦がゴリンボ戦を上回るのは事実です。このビッグファイトが流れて、気落ちすることはなかったですか。

「8月にディアスとの試合がなくなった時は、本当に落ち込んだよ。それから12月にリスケされたけど、ディアスとの試合を想定して練習をしつつ、今回も試合が組まれないもあると思ってやってきた。誰も何が起こるか分からない。だからディアス戦がまたなくなっても、気持ちをキープすることができていた。もう、これ以上オクタゴンに上がれない時間を過ごしたくなかった。対戦相手がゴリンボになっても、これまで培ってきたモノを全てぶつける。

これが8月の時だったら、代役と戦うことはできなかったかもしれない。あの時の精神状態では。でも、今回は全く問題ない。全力でゴリンボに向き合い、最高のバトルを繰り広げたい。今回のファイトキャンプではサウスポーだけでなく、色々なタイプのファイターとスパーリングを繰り返してきた。その頃から、何があっても大丈夫なように準備をしていたんだ。誰とでも戦えるように」

──ところで2020年と2021年の好調ぶりと比較すると、この2年は厳しい時間を過ごしてきたかと思います。

「確かに過去4試合で3つも黒星をついてしまっている。それも絶好調だった2020年と2021年のファイトとキャンプの繰り返しという日々の跳ね返りだ。ちょっと心身ともに疲れてしまっていた時に、プライベートでも問題があって……。

でも、なかなか勝てない日々こそ僕が進化できるチャンスだった。自分のミスに直視して、トレーニングを続けて成長できた。この3つの敗北の分、僕は強くタフになっている。今のヴィセンチ・ルケがどういうファイターか、土曜日の夜に明らかになるよ」

──この間、ヴィセンチの得意だったキックボクシングのような距離の打撃戦が近年のMMAでは増え、この距離で戦う術を身に着けたファイターが多くなっているように感じます。

「僕はMMAでも、K-1の距離でアグレッシブに戦うスタイルを貫いてきた。でもUFCで20試合以上も戦っていると、少しずつ対戦相手が僕の戦いを研究し、対策を練るようになってきたことは感じていた。だからこそ、この間に自分の打撃戦を見直してきたんだ。技術の幅を広げ、より多様性のある戦いができるように。でも、このトライはすぐにオクタゴンの中で成果が分かるモノじゃない。年単位で堅実な変化があるかどうか。それが今回の試合で見られるのか。新しいウェポンを持ってオクタゴンに上がり、微調整を加えたファイトをするつもりだよ」

──激闘王が、自制をしてアグレッシブ一本槍ではないファイトを心掛けるようになる?

「時には距離を取って戦う必要は、あるだろう。ただ、積極的に戦うことが僕のファイトの軸にある。それは変わらない。積極性を失うことは、自分を見失うこと。そうなると戦えない。ヴィセンチ・ルケとして、僕は自分の戦いを全うするつもりだよ」

──では改めてゴリンボの印象を聞かせてください。

「彼は打撃もできるし、グラップリングも強い。スタミナもあるウェルラウンディットな対戦相手だ。人並外れたフィジカルの持ち主で、そのパワーで勝利を手にして来た。打撃にしても、組み技にしてもパワフルで粗い。それがここまでは、功を奏してきたといえる。

ああいう戦い方をされると、リズムが狂ってしまうことが多々あるんだ。ただ、彼はまだ僕と同じレベルの厳しい戦いを経験したことがない。この試合で、ゴリンボはソレを知ることになるだろう。キルクリフFCには様々なタイプのファイターが練習している。だから自分のリズムで戦えない時のアジャストの仕方、想定外の事態に陥った時の対処方法を身に着けている。土曜日の試合はゴリンボにとってビッグファイトになるだろうし、全力で向かってくることは間違いない。でも、僕はその全てに対応できるだろう」

──再起へ、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合で、僕はもう下り坂を転がり始めたと思う人がたくさんいたようだ。でも、僕のピークはこれからだよ。33歳を迎えてフィジカル、メンタル、テクニックと全てにおいて成長している。来年、ウェルター級をドミネイトするだけの力があることをゴリンボとの試合で証明する。大きくジャンプをする前には、一度屈むことが必要だろう?  前回のまでの試合が、それだったんだ」

──押忍。ではヴィセンチの復活を期待する日本のファンに一言お願いします。

「日本の皆の応援に、いつも感謝している。僕のママは実は黒帯の空手家なんだ。子供のころから、ずっと日本の武道の規律を教わってきた。僕の夢は日本で戦うこと。いつの日か、実現させたい。そのためにUFC310で皆が楽しめ、納得いく試合をして勝利を手にすることを約束するよ」。

■視聴方法(予定)
12月8日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前12時~PPV
午前7時 30分~U-NEXT


■UFC310対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
[挑戦者] 朝倉海(日本)

<ウェルター級/5分5R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
シリル・ガンヌ(フランス)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
クロン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
チェ・ドゥホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ドミニク・レイエス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ブライアン・バトル(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
エリク・アンダース(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
ウーカシュ・プジェスキ(ポーランド)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN242 キック コディ・ダーデン マット・シュネル

【UFN242】激しいパンチの打ち合いから一転。TD狙いのシュネルを切ったダーデンがニンジャで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
Def.2R0分27秒 by ニンジャチョーク
マット・シュネル(米国)

階級を上げたシュネルとダーテンの対戦。右アッパーから左フックをいきなり放って行ったシュネルは、ダーデンの右を被弾する。直後にカウンターで右をヒットさせたシュネルは、近い距離でパンチを打ち合う。頭を振るが、被弾も多いシュネルはワンツーのフックから左ジャブ、さらに右を伸ばす。ダーデンは負けじとパンチを集中させ、右を打ち込む。シュネルも右を打ち返し、間ができると左ハイへ。続いて右カーフを蹴ったシュネルだが、ダーデンの踏み込みながらの左で殴られる。

自身の攻撃中に相手の攻撃を受けるという目が離せない攻防のなかで、ダーデンの打ち終わりでシュネルが右を当てる。すぐにコンビネーションで反撃に出るダーデンは右ハイを空振り。それでもジャブをかわして、左フックを振るう。対してシュネルは右を当て、スピニングバックキックをかわす。終盤、動きが落ちた両者だったが、最後の10秒で右を当て合い、シュネルは左目の瞼をカットしていた。

2R、飛び込んで左を伸ばすダーデンは、シュネルのダブルレッグを切ってがぶるとアームインギロチンからニンジャチョークをセット。横回転で上を取ったダーデンが、シュネルからタップを奪った。4日前のオファーで試合を受けたダーテンは「ハイスクールからファイトに従事してきた。あの時のガキとは比べようがない。UFCがこの機会を与えてくれて感謝している。左フックを打たれて、ちょっと効いたけど大丈夫だった」と話した。


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【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」

【写真】足を踏み入れた最高峰で、どのような戦いを見せてくれるか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN242:UFN on ESPN+100「Burns vs Brady」が開催され、イー・チャアがガブリエル・サントスを相手にUFCデビュー戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年のRoad to UFCは準優勝も初戦でSASUKE、準々決勝で松嶋こよみと日本人の夢を打ち砕いたイー・チャアは、2023年のRoad to UFCで同朋のリー・カイウェンを腕十字で一蹴し、UFCとの契約を果たした。

成長著しいC-MMAの象徴ともいえるイー・チャアにデビュー戦に向けてン心境と、躍進中国MMAの要因を尋ねた。


──UFCデビューを控え、今はどのような心境でしょうか(※取材は4日に行われた)。

「もう、準備は整っている。いつでも戦えるよ」

──UFC A PEXで既に試合をしていますが、Road to UFCとUFC本戦で戦うのとでは何か違うところはありますか。

「Road to UFCの時よりも、自分の力を証明するためによりエキサイティングな気持ちになっている。ただファイトウィークの過ごし方は、Road to UFCの時と変わらない。スケジュールも同じだしね」

──今はデビュー戦に集中しないといけないのは理解していますが、2週間前のRoad to UFC準決勝大会について話を聞かせてください。

「もちろんだよ」

──4試合の日中戦が組まれ、中国人選手が全勝と日本のファンにとっては強烈なショックな結果となりました。中国勢の勝因をどのように考えてますか。

「もう、それは上海PIの存在以外に考えられないだろう。中国人選手はPIであらゆるサポートと、最高のトレーニング環境を与えられているから、成長が著しい。上海のPIでは、ラスベガスのPIと同じだけの待遇を受けているからね。コーチの指導も、行き届いている。

実際、フェザー級と女子ストロー級の決勝は中国人同士になる。今回のRoad to UFCは中国人ファイターの成長が如実に表れた結果になっている」

──それでもイー・チャアがチーム・アルファメールで練習をするのは、どういう理由からなのでしょうか。

「基本的に上海のPIがあれば、長い移動をして米国でトレーニングをする必要はないという見方もできる。それでも多くの中国人選手が米国で練習するのは、ソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーたちが米国で練習をしてきた過去があるからだよ。

僕自身、PIでは3年、4年と練習してきたので、新しい環境に身を置きたいということもある。そこで新しいモノが学べるかもしれないからだ。アルファメールで練習をするのはソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーがいるからだ。皆がアルファメールにいて、互いのことをケアし合えるしね」

──そのような練習環境に身を置いているイー・チャアですが、デビュー戦の相手の印象を教えてもらえますか。

(C)Zuffa/UFC

「ガブリエル・サントスはウェルラウンディット・ファイターでレスリングもグラップリングも強い。

でも、スピードで僕が上回っている。そこが焦点になってくるだろう」

──ペースも勝負の鍵を握ってこないでしょうか。

「それは試合を見て、判断してもらおうかな。Road to UFCで戦った2年間、合計6試合を連続で戦ったことで、体のダメージも蓄積してしまっていた。試合が7カ月空いたことで体のケアがきたことも大きい。しっかりと休息を取り、自分の戦いを見つめ直すことでより強くなることができた。だから、次の試合が楽しみでならないよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN242対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ショーン・ブレイディ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<フェアー級/5分3R>
カイル・ネルソン(米国)
スティーブ・ガルシア(米国)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
コディ・ダーデン(米国)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・ドルギャリアン(米国)
ブレンダン・マロッテ(米国)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
イー・チャア(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ディラン・バドカ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

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45 F1 MMA o UFC UFC Fight Night   アレッサンドロ・コスタ コディ・ダーデン ブルーノ・シウバ マット・シュネル

9.7『UFC Fight Night 242』マット・シュネルの対戦相手がアレッサンドロ・コスタからコディ・ダーデンに変更



 UFCが9月7日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 242: Burns vs. Brady』でマット・シュネルと対戦予定だったアレッサンドロ・コスタが欠場、代わりにコディ・ダーデンがシュネルと対戦するとのこと。

 シュネルは3月の『UFC Fight Night 238: Rozenstruik vs. Gaziev』でスティーブ・エルセグに2R KO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフライ級ランキング11位。

 ダーデンは7月の『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』でブルーノ・シウバに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフライ級ランキング15位。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 キック コディ・ダーデン ブランドン・モレノ ブルーノ・シウバ

【UFC ESPN60】ボディ&右クロスを効かされたシウバが、右アッパー一撃でダーデンに逆転KO勝ち

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
Def.2R2分58秒 by TKO
コディ・ダーデン(米国)

ダーデンが開始早々、左ミドルを決める。シウバはダーデンの右カーフの蹴り足を払って右ストレートを伸ばす。距離を詰め続けるダーデンに対し、シウバも右カーフを当てた。ダーデンが組みつくも、ここはシウバが離れた。反対にシウバのニータップも切り続けるダーデンだが、左腕を差し上げたシウバにケージへ押し込まれてしまう。切り返したダーデンがシングルレッグへ。さらに離れてシウバの顔面にパンチを伸ばしていく。ダーデンの左ボディストレートに、シウバが左フックを合わせた。ダーデンはコンビネーションを当てると、シウバの右スピニングバックフィストをかわす。シウバは顔面が赤くなり始めた。ダーデンの右カーフをキャッチして右を合わせるシウバ。しかしパンチの精度ではダーデンが上回るか。

シウバが左ジャブで下がらせるも、ダーデンが顔面からボディにパンチを散らす。ボディが効いたか、シウバが下がる。さらにダーデンが右クロスでシウバの動きを止めた。ダーデンは両手を広げて左ジャブから右ストレートを繰り出したが、左がオープンハンドになっており、シウバがアイポークを主張して試合が中断される。再開後、ダーデンが左ボディを狙う。シウバも顔面にパンチを返し、右カーフを当てていく。ダーデンが右スピニングバックキックをシウバのボディに突き刺し、「効いただろ?」と言わんばかりに指さして挑発。シウバの右スピニングバックフィストは、バックステップでかわした。

2R、シウバが右カーフで先制する。しかしダーデンも右カーフを効かせると、シウバが下がるここでシウバがテイクダウンを狙うも、ダーデンがダースチョークへ。首を抜いたシウバに対し、再度ダースを狙うダーデン。さらにスクランブルからギロチンを仕掛け、そのままトップに回る。シウバはケージに背中を着けて立ち上がろうと試みるも、左腕を差し入れているダーデンが上から潰し、さらに左腕をシウバの首に回していく。ここを凌いだシウバが立ち上がり、右アッパー一閃。ダーデンはマウスピースが吹っ飛びながら、背中からダウンする。すぐさまシウバがトップからパウンド&エルボーを連打するとダーデンの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。ダーデンは顔面からは大出血していた。

見事な逆転KO勝ちを飾ったシウバは、ブランドン・モレノとの対戦をアピールした。


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【UFC ESPN56】果てなく続く生き残り合戦。ハードリー×ジョンソン、サバイブするのはどっちだ?!

【写真】平良達郎と鶴屋怜がいる階級は、どの試合も興味深いが――この試合は世界フィーダーショーの比較という点でも興味深い(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのエンタープライズ・センターでUFC on ESPN56「Lewis vs Nascimento」が開催される。2018年1月以来のセントルイスでのUFC、メインはイベントタイトルにあるようにヘビー級のデリック・ルイス×ホドリゴ・ナシメントが組まれている。
Text by Manabu Takashima

メインカードが7試合、プレリミが6試合と試合数が逆転した感もある大会で、注目なのはプレリミのジェイク・ハードリー×チャールズ・ジョンソンの一戦だ。


南アフリカのEFC、英国のCage Warriorsのフライ級王者からコンテンダーシリーズに挑んだハードリーは、まさかの計量失敗。それでもミッチ・ラポーソをRNCで一蹴し、UFCは契約という判断をした。体重オーバー勝利での契約は論議を呼んだが、ハードリーは「ダナの目が間違っていないことを証明する」と世界最高峰への戦いに臨んだ。

しかし、デビュー戦でアラン・ナシメントの組みに圧倒され判定負け。その後はカーロス・キャンデラリオ、マルコム・ゴードンをフィニッシュし調子に乗るかと思われたが、前戦ではコディ・ダーデンにフルマークの判定負けと波の乗り切れていない。

対してLFAフライ級王者からUFCにステップアップしたチャールズ・ジョンソンも――ハードリーが、異様にライバル視する――ムハマド・モカエフに完敗という形でオクタゴンでのキャリアを踏み始めた。

2戦目をザルガス・ズマグロフにスプリット勝利と競り勝ち、3戦目のジミー・フリックとのLFAフライ級王者対決を制したジョンソンだったが、ここから悪夢の3連敗を喫してしまう。

今年の2月に組まれた相手はデビュー以来17勝0敗のアマット・マクスンと、完全に土俵際にあったジョンソンは初回のダウンを跳ね返し、ショートのコンビとヒザ蹴りの連係で大逆転。生き残りに成功した。

とはいってもUFCの戦いは毎試合がトーナメント枠のないトーナメント戦が続く。未だ黒星先行のジョンソンと、ポテンシャルを発揮できない……あるいは、それが実力だったのかと判断を下されかねないハードリー。そんな両者の戦いは打撃と組み、両局面で削り合いが続くことが予想される。

フィニッシュ能力ではハードリーが上回るという見方もできるが、ジョンソンがマクスンに粘り勝ちした勢いを持続していれば、それこそハードリーは気持ちの勝負に持ち込まれるだろう。

また去年の8月に木下憂朔を下したビリー・ゴフ、再起を図るタバタ・ヒッチなど日本所縁のファイターも出場している。さらには勝っても負けてもフィニッシュ決着=テレンス・マッキニー、UFC在籍が13年となったアレックス・カサレス等々、中堅どころの豊富さが実感されるUFCセントルイス大会、だ。

■視聴方法(予定)
5月12日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN56対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ロベリス・デスパイネ(キューバ)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
テシア・トーレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
ビリー・ゴフ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)

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45 AB F1 MMA o Road to UFC UFC UFC Fight Night   コディ・ダーデン 平良達郎 鶴屋怜

6.29『UFC 303』で鶴屋怜とカルロス・ヘルナンデスが対戦

るるぶ ラスベガス’24 (るるぶ情報版) [ JTBパブリッシング 旅行ガイドブック編集部 ]


 UFCが6月29日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 303』で鶴屋怜 vs. カルロス・ヘルナンデスのフライ級マッチが行われることをESPNが確認したとのこと。ヘルナンデスは当初コディ・ダーデンと対戦予定でしたが、ダーデンの欠場により鶴屋に変更されたようです。

Rei Tsuruya(Sherdog)

Carlos Hernandez(Sherdog)

 鶴屋は現在21歳(試合時は22歳)でMMA戦績9勝0敗。2月の『ROAD TO UFC』シーズン2決勝戦で行われたフライ級トーナメント決勝戦でジー・ニウシュイエに1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFC本戦デビュー。

 ヘルナンデスは12月の『UFC Fight Night 233: Song vs. Gutierrez』で平良達郎に2R TKO負けして以来の試合。続きを読む・・・