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AB DWCS o UFC アレックス・モロノ エリック・ノーラン ニコ・プライス マイケル・モラレス ライカ

UFC Fight Night266:第6試合・ニコライ・ヴィリテンニコフ vs. ニコ・プライス

ウェルター級。Tapologyのランキングでは76人中ヴィリテンニコフ63位、プライス56位。

もともとUFC初参戦のジョゼ・エンリケ・ソウザとエリック・ノーランの対戦だったが、ノーランが欠場となりヴィリテンニコフの代役出場が決定。その後ソウザも欠場し、今月に入ってからニコ・プライスの出場が急遽決まった。

カザフスタンのヴィリテンニコフは36歳。UFC1勝3敗(1判定勝ち)。キャリア13勝7敗(9KO、1一本勝ち)。散打がバックボーンのストライカー。DWCSではマイケル・モラレスに判定負けし、UFCとの契約は逃したが、後に欠場選手の代役でUFCデビュー。打撃は強いものの、致命的なテイクダウンディフェンスの弱さで、ここまで1勝3敗。年齢的にも大きな成長は見込めない。

プライスは36歳。UFC8勝9敗2NC(4KO)。キャリア16勝9敗2NC(10KO、3一本勝ち)。2016年の年末にUFCデビューし、今年で10年目だが、最初の10戦が6勝3敗1NC、コロナ禍以降は2勝6敗1NCと大きく負け越している。勝った相手はすでにリリース済みのアレックス・オリヴェイラ、次の試合に出場する今大会一番のアンダードッグ・アレックス・モロノ。かつてはストライカーだったが、ダメージのためかKO負けが増え、このところは組み主体のスタイルに変えつつある。ほぼ準備期間なしで代役参戦を決めたが、負けてもリリースされない等の交渉があったのかもしれない。

オッズはヴィリテンニコフ1.40倍、プライス3.11倍。ともに36歳で、UFCで本領を発揮できないままリリースの危機にあるヴィリテンニコフと、衰えから戦績が落ちてきたプライスの対戦。緊急出場ということもあり、プライスがアンダードッグに。

両者オーソドックス。打撃戦。組んだヴィリテンニコフがボディにヒザを入れる。さらにクリンチから右のパンチを連打。プライスが出るところに右をヒット。圧を掛けるとケージに詰めた。ヒザ!さらに右のヒジ。ワンツーを入れると立ったまま意識がもうろうとしたプライス。レフェリーストップ。

緊急出場のプライスだったが、準備はできていなかった。

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45 AB AMMA BELLATOR Black Combat KSW MAX MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN UFN266 アミール・アルバジ アレックス・モロノ ケトレン・ソウザ サイド・ヌルマゴメドフ ジアン・マツモト ジャイルトン・アルメイダ ジャビッド・バシャラット ニコライ・ベレテンニコフ ニコ・プライス パッチー・ミックス ファリド・バシャラット ブルーナ・ブラジル マフクアンドレ・バリユー マリオ・バウティスタ ミハウ・オレキシェイジュク ムイン・ガフロフ ヤクブ・ヴィクワチ リズヴァン・クニエフ ワン・ソン ヴァン ヴィニシウス ヴィニシウス・オリヴェイラ 中村倫也 堀口恭司

【UFN266】中村倫也に勝ったガフロフと対戦―パッチー・ミックスを破った―ヤクブ・ヴィクワチ「パッチーがRIZINで最高のファイトをすると信じている」

【写真】明るく、英語を駆使してインタビューに応えてくれたヤクブ。英会話ができるのか。これも世界で戦う平準装備といっても過言でない (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのメタAPEXで開催されるUFN266「Bautista vs Oliveira」で、ヤクブ・ヴィクワチがムイン・ガフロフと対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年10月のUFCデビュー戦で、パッチー・ミックスからスプリット判定勝ちしているヴィクワチ。極めきることはできなかったが、ギロチンの名手を相手にそのギロチンを何度も仕掛け、ポジショニングでも優位に戦った。

ある意味、ミックスをオクタゴンから引きずり下ろした張本人といえるヴィクワチは、元Bellator世界バンタム級王者に最大限の敬意を表していた。


――ヤクブ、ファイトウィークに入ってインタビューを受けていただきありがとうございます。

「こちらこそ、日本のファンに僕の声を届てくれて感謝しているよ。僕の格闘技歴は柔道から始まったんだ。ATTにはムインと試合経験のあるリンヤ・ナカムラ、ユーキ・モトヤ、ジュンタロー・ウシク、そしてキョージ・ホリグチという最高の日本人ファイターが所属している。ATTに行った時は、いつも彼らと練習をしているんだ。彼らは本当にハードワーカーだから、良いトレーニングになる。彼らは最高だよ」

――ところでヤクブはファイトキャンプもATTで行っているのですか。セコンドはポーランド勢のように見受けられるのですが。

「ファイトキャンプは、常にポーランドでやっているよ。試合が決まっていない期間にATTに行き、スパーリングを通して自分のレベルをチェックしているんだ。試合が決まると、ポーランドに戻る。コーナーについてくれる最高の指導者がいるし、練習仲間も高いスキルを持っているからね。現状、フロリダで試合の準備をするのは難しいと感じている。ただオフファイト時のATTでは最高のトレーニングができているよ。時間がある限り、フロリダを訪れているんだ。

同時にポーランドでもMMAもグラップリングも、高いレベルのトレーニングができている。優れた選手が揃っているからね。今も最高の状態でファイトウィークを迎えることができた。減量も順調に進んでいる。作戦、技術面と全て必要な準備はしてきた。試合が始まるのが、待ちきれないよ」

――ポーランドはKSWという絶大な人気を誇るドメスティックショーがあります。日本のRIZIN、韓国のBlack Combatなどは国内での一般層の知名度はUFC以上ともいえますが、KSWは今もそのような存在なのでしょうか。

「KSWは地上波で中継されていたし、本当に大きなプロモーションだった。UFCよりも一般の人の目に留まる機会が多かったのも事実だ。ただ、ここ数年でUFCの認知度は急激に上がっている。ポーランドの若い選手がUFCで戦うケースが増え、KSWと同じように普通の人達の間でUFCへの興味は高まり続けているんだ。

特に去年、ポーランドではUFC熱が物凄く高まった。今こそ、UFCがポーランドに戻る時だと期待している」

――そのUFC初戦でヤクブは、パッチー・ミックスを破りました。

(C)Zuffa/UFC

「パッチー・ミックスが日本で戦うことは知っている。

UFCでの彼のファイトを見て否定的なことをいう人もいるけど、彼は偉大なファイターだよ。あの時は僕が勝てたけど、ファイトってそういうものだから。どっちかが勝って、どちらかが負ける。

それにパッチー僕のことを凄く尊重してくれていたし、本当に素晴らしいファイターだ。僕はパッチーがRIZINで最高のファイトをすると信じている。試合も絶対チェックするし、彼の応援をする。彼がBellatorのチャンピオンだったこと、あの時のパフォーマンスを忘れてはいけないよ。UFCでは何か歯車が合っていなかったのだろうけど、再びパッチー・ミックスは勝利を手にし続けるに違ないよ」

――そのパッチーとの試合で、ヤクブも評価を高めました。あのパッチーを相手に、あれだけギロチンで攻勢に戦うとは誰も思っていなかったかと。

「極めきることはできなかったけど、僕のギロチンの完成度は高いと思っている。同時にパッチー・ミックスもギロチンの名手で、ギロチンを知り抜いている。だから、あれだけの防御力を誇っていた。試合後に話した時に、僕のギロチンをしっかりと警戒して、特別な防御方法を駆使したと教えてくれた。

僕としても絶対に極めるつもりでいたんだけど、極めきれなかった。パッチーの防御は素晴らしかったよ。パッチーとの試合で、僕の力の片鱗を見せることができたと思うけど、あんなモノじゃない。ここからも勝ち続けて、UFCのチャンピオンになる」

――防御面でいえばヤクブも3Rに下になりましたが、ガードワークでしっかりと逃げ切りました。

「防御力を評価してくれてありがとう。あの時、ガードを取っていた少し奇妙な気持ちだった。というのもパッチーが逆転勝ちを狙って積極的に攻めてくるだろうから、その動きに合わせて反撃に出るつもりだったんだ。でも、驚いたことにパッチーは上にいても攻めてこなかった。僕からの反撃を喰わないように、凄くディフェンシブだったんだ。

僕としては2つのラウンドを取っているから、このままだと安全だと思った。だから立ち上がるよりも、ガードから攻撃を仕掛けた。それに対してパッチーの反応は、ディフェンス中心でパンチも力強いモノはなかった。ちょっと僕の柔術を意識し過ぎていたのかもしれない。ああいう防御中心の戦い方は柔術の試合だったら、良いだろうけどMMAでは……ね。

ただ僕は柔術の試合でも、スタンドが強くて。わざとダブルレッグを狙わせて、人々が驚く対応をすることができる。パッチーとの試合では、スタンドでの武器をほぼ使っていない。MMAの試合でも、立ち技の展開で皆を驚かせることができる。テイクダウンされても戦えるし、テイクダウンされないように戦うこともできる。その辺りをムイン・ガフロフとの試合で見てもらいたいね」

――そのムイン・ガフロフの印象を教えてもらえますか。

「強いファイターだよ。サンボがベースで、パンチ力もあってレスリングも強い。良い試合を常にしているよね。でも、そういう相手を戦略的なゲームで倒したい。その点において、コーチの立てる作戦を絶対的に信用している。ムインがどのような攻撃をしてこようとも、しっかりと対応するよ。

毎試合、ブラッシュアップして新しい技術を備えている。そんな技も駆使して戦う。見る価値のある戦いをするから、僕の言葉を信じて欲しい」

――ではファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「ファンのために見ごたえのある試合をしようとは、実は思っていないんだ。僕が自分のファイトをすれば、自ずと皆に喜んでもらえる試合になるから。僕は自分の力を出し切ることを考えて戦うよ」

――この試合を皮切りに、どのような2026年にしたいと考えていますか。

「まず3、4試合は戦いたい。つまり3試合か4試合で勝ち、まずはランキング入りする。そこが最初の目標だよ。ランク入りをしてしまえば、上位ランカーとの試合が組まれる。そうなれば、トップに近づき続けることになるからね」

――押忍。では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「僕に日本人のファンがいてくれるなら、凄く嬉しいよ。同時に僕のファンでなくても構わないから、ムインとの試合を視て欲しい。僕でなくてもMMAという素晴らしいスポーツを常に支持してくれる日本のファンの皆に感謝している。いつか日本に行きたいと思っているし、僕の試合を視てMMAファイターの応援をし続けて欲しい。ありがとう」


■視聴方法(予定)
2月8日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC Fight Pass
午後6時45分~U-NEXT

■UFN266対戦カード

<バンタム級/5分5R>
マリオ・バウティスタ(米国)
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(イラク)
堀口恭司(日本)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
リズヴァン・クニエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャスティン・ジャコビー(米国)
ジュリアス・ウォーカー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ダニイル・ドンチェンコ(ウクライナ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコライ・ベレテンニコフ(カザフスタン)
ニコ・プライス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ブルーナ・ブラジル(ブラジル)
ケトレン・ソウザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
エドゥアルド・モウラ(ブラ時rう)

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ヤクブ・ヴィクワチ(ポーランド)

<女子バンタム級/5分3R>
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)
クラウディア・セグーワ(ポーランド)

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UFC Fight Night266:オッズ/予想と展望

マリオ・バティスタ 1.54
ヴィニシウス・オリヴェイラ 2.60
アミル・アルバジ 3.90
堀口恭司 1.27
ジャイルトン・アウメイダ 1.67
リズヴァン・クニエフ 2.29
ミハル・オレクシェイチュク 1.22
マルク・アンドレ・ベリオー 4.50
ジェアン・マツモト 3.35
ファリド・バシャラート 1.36
ダスティン・ジャコビー 1.56
ジュリアス・ウォーカー 2.55
アレックス・モロノ 5.25
ダニール・ドンチェンコ 1.15
ニコライ・ヴィリテンニコフ 1.40
ニコ・プライス 3.11
ブルーナ・ブラジル 2.40
ケトレン・ソウザ 1.63
イード・ヌルマゴメドフ 2.10
ジャビッド・バシャラート 1.77
ワン・ツォン 1.29
エドゥアーダ・モウラ 3.85
ムイン・ガフロフ 1.83
ヤクブ・ヴィクワチ 2.01
クラウディア・シグワ 1.69
プリシラ・カショエイラ 2.25

どうでもいいことだが、昨年まではESPN(ケーブルTVチャンネル)かESPN+(サブスク)かABC(地上波)の中継局ごとに(勝手に)ナンバリングしていたのが、パラマウント+移籍後はなくなってしまった。APEX開催は「UFC Vegas113」のようにナンバリングされるが、それ以外の場合はイベント名が「UFC Fight Night: Strickland vs. Hernandez」のようにFight Night+メインカードのみで不便なので、今後はナンバーシリーズ以外のイベントはすべて「UFC Fight Night○○」とFight Night+ナンバリングで表記する。

メインはバンタム級ランカー対決。両者とも初のメイン抜擢となる9位バティスタと11位オリベイラの対戦。

バティスタは昨年6月にパッチー・ミックスUFCデビュー戦で、距離を取っての打撃で圧倒して判定勝ちしたが、10月のアブダビ大会では、ウマル・ヌルマゴメドフと対戦。勝てば一気にタイトル挑戦圏内に入るところだったが、2Rにハイキックでダウンを奪ったのが唯一の見せ場で、あとはひたすらウマルのタックル→テイクダウンで固められる展開で判定負け。連勝が8でストップしている。

オリヴェイラUFCデビューから4連勝中。2戦目・3戦目と元ランカーのリッキー・シモン、サイード・ヌルマゴメドフと当てられたが、打撃の手数で上回り判定勝ち。4戦目でランカーのカイラー・フィリップスとの対戦が組まれると、打撃を効かされて劣勢の1Rから、2Rにパンチでダウンを奪って形勢逆転して判定勝ちした。キック&柔術がバックボーン。UFC参戦前にはUAEウォリアーズを主戦場としており、RIZINにも参戦した吉野光にKO勝ちしている。パンチとヒザが武器のストライカー。

UFC無敗のオリヴェイラだが、オッズは前戦で連勝が止まったバティスタがフェイバリット。バティスタアウトボクシングオリヴェイラがどこまで対応できるか。両者とも初の5Rだが、長期戦で戦うスタミナがあるのはバティスタか。

バティスタ判定勝ち。

セミでは、11月のカタール大会でのUFC復帰戦を一本勝ちで飾った堀口が2か月半のインターバルで出場。相手は6位のアミル・アルバジ。

アルバジはイラク生まれ・スウェーデン育ち。柔術がバックボーンのグラップラーで、現在でもUFCの試合の合間にグラップリングマッチにも出場している。UFCデビューからノーランカー相手に4連勝すると、2023年の5戦目で当時3位のカイ・カラフランスとの対戦が組まれ、スプリット判定勝ちしたことで一気にトップランカーとなった。しかし、カイ・カラ戦は21のメディアのうち19がカイ・カラ勝利を支持する微妙な判定だった。その後は首の負傷により長期欠場。1年半のブランク明けで、当時2位のブランドン・モレノと対戦。組みに行かず終始打撃戦となったものの、モレノのボクシングに一方的に圧され続ける展開で判定負け。昨年8月には平良戦が組まれたが、これも負傷欠場しており、またも1年以上のブランク明けになる。Road to UFC出場前の鶴屋玲がラスベガスに出稽古に行った際にアルバジとスパーリングしており、鶴屋曰く「余裕でボコった」とのこと(アルバジがどの程度のコンディションでどの程度本気だったかは不明だが)。

堀口としては、一発のあるストライカーは嫌な相手だが、組み主体で倒せる打撃のないアルバジは怖くはない。組みでも堀口を脅かすものはないはず。オッズも、前回のウランベコフ戦ではアンダードッグだったが、今回は大幅なフェイバリット。一方で、タイトル挑戦レースで考えると、アルバジに完勝したモレノをフィニッシュした平良、その平良に勝ったロイバルをKOしたケイプには、アルバジ相手にどんな勝ち方をしても追いつくのは難しい。ヴァンとのタイトル戦が組まれなかった方と、次期挑戦者決定戦で対戦するというのが現実的なところか。

堀口がパウンドでKO勝ちと予想。

プレリムでは、パッチー・ミックスに勝ったもう1人の男・元KSW王者ヴィクワチの試合が第2試合に組まれている。相手は昨年1月にRoad to UFCシーズン1ウィナー・中村倫也にキャリア初黒星をつけたムイン・ガフロフ。Bellator王者をスプリット判定で破ったヴィクワチだが、UFC2勝2敗のガフロフ相手にオッズではほぼ五分。中村に組ませず打撃で削ったガフロフは、スタイル的に相性が悪いか。

第1試合は8日朝7時から。速報します。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC313 アレックス・モロノ カルロス・レアル キック

【UFC313】至近距離でも中間距離でも鮮やかな上下の打ち分け。レアルがモロノを連打でストップ

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
Def.1R4分16秒 by TKO
アレックス・モロノ(米国)

開始早々、レアルが前に出るとモロノが左インローで迎え撃つ。下がりながらも左ジャブを突くモロノに対し、レアルが右を被せていく。身長で劣るレアルは左ジャブをボディに伸ばす。モロノが右スピニングバックキックを見せると、レアルは首相撲から左ヒジを打ち込み、ヒザを突き上げる。離れたモロノは前蹴りと左スピニングバックフィストで距離をつくるも、レアルが前に出る。ワンツーからケージに詰めたレアルだが、離れるとサウスポーにスイッチして左ストレートをボディに突き刺した。

モロノは左右フックを振るうが空振り。レアルのワンツー、左ボディ、右ヒジの直撃が続く。顔面にパンチを受けたモロノがぐらついた。レアルの上下打ち分けが光る。レアルは打撃戦を避けるようにニータップで組むも、これは簡単に切られた。ヒザを着いているモロノに対し、レアルはグラウンドに行かない。モロノを立たせ、ケージに詰めてパンチの連打を浴びせると、完全にボディを効かされているモロノがふらついている。ダウンしないモロノの顔面にパンチを集めたレアルが、レフェリーストップを呼び込んだ。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC313 YouTube   アマンダ・レモス アルメン・ペトロシアン アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ アレックス・モロノ イアズミン・ルシンド イリー・プロハースカ オジー・ディアス カルロス・レアル カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス グローバー・テイシェイラ ジジョルデン・サントス ジャスティン・ゲイジー ジャマール・ヒル ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー ジョン・カスタネダ ダナ・ホワイト フランシス・マーシャル ブルーノ・フェレイラ ベラトール ポール・クレイグ マイロン・サントス マウリシオ・ルフィ マゴメド・アンカラエフ ヤン・ブラホヴィッチ ライカ ラファエル・フィジエフ ワジム・ネムコフ 食事

【UFC313】展望 MMA陰陽物語。太陽の下、輝きまくるポアタン・ペレイラ✕哀愁のアンカラエフ

【写真】人気の差と、掛け率がまるで比例していない。どのような結末を迎えるのか (C)Zufffa/UFC

8日(土・現地時間)、ネヴァダ週ラスベガス近郊のパラダイスにあるTモバイルアリーナにて、UFC 313「Pereira vs. Ankalaev」が行われる。ジャスティン・ゲイジーとラファエル・フィジエフによるライト級強打者対決をコメインとする今大会のメインを飾るのは、王者アレックス・ポアタン・ペレイラにマゴメド・アンカラエフが挑戦するライトヘビー級タイトルマッチだ。
Text Isamu Horiuchi

ポアタン(石の如き手)ことペレイラは、2023年末にイリー・プロハースカを2RTKOに沈め、UFC参戦後僅か7戦で2階級制覇を達成した。昨年は4月にジャマール・ヒル、7月に再びプロハースカと元王者2人を早いラウンドで沈めると、10月にはカリル・ラウントリーを激戦の末4RTKOに下し、175日間で3度防衛に成功するというUFC記録を樹立した。

UFCからの要請を決して断らず、凄まじいペースで世界の強豪と戦い続けては、圧巻のKO勝利を重ねてファンを魅了し続けるポアタン。昨年度のワールドMMAアワードでも、文句なしの最優秀選手に選ばれた。現時点におけるUFC全選手、いや世界の全MMA選手中最大のスーパースターだ。

一方、ポアタンがメガスターへの階段を駆け上がったこの期間、陽の当たらない道を歩むことを余儀なくされたのが今回の挑戦者、アンカラエフだ。以下、あまり注目されてこなかったその気の毒な日々を振り返りたい。


ダナ・ホワイトの怒りを買ったアンカラエフは、日陰の道を歩むように

地元ダゲスタンでレスリングとコンバットサンボを修練したアンカラエフは、2014年のアマチュアMMAロシア選手権決勝にて、後にベラトールライトヘビー級絶対王者に君臨したワジム・ネムコフを倒して優勝。その後世界大会も3度制覇するなど、アマチュアとしてはこれ以上ない実績を持つ。そしてプロでも白星を重ね、2018年3月に8戦全勝の戦績にてUFCデビュー。この試合こそポール・クレイグに残り1秒で三角を極められ大逆転の一本負けを喫してしまったものの、その後は綺麗な打撃を主武器に堅実に戦い9連勝を記録した。

順調にキャリアを重ねてきたアンカラエフの受難は、2022年12月、当時の王者プロハースカが負傷のため返上したタイトルを賭けて、元王者ヤン・ブラホヴィッチとの王座決定戦に臨んだ日から始まってしまう。

中盤までブラホヴォッチのローに苦しめられたアンカラエフだが、そこで組技勝負に作戦を変更。4、5Rは上を取って圧倒し、最後はパウンドで一方的に攻め立てて試合を終えた。見事な逆転勝利による王座戴冠…と思われたが、判定はまさかの三者三様のドローに。通訳を通じてアンカラエフが「自分は勝ったのに、なぜベルトを貰えないのか」と訴えるなか、相手のブラホヴィッチまで「俺は勝っていない。奴にベルトをやってくれ」と言い出すほどの不可解な判定で、アンカラエフは王座を逃した。

それでも、謎判定の犠牲になったアンカラエフにはじきに再挑戦のチャンスが与えられると思われた。が、ダナ・ホワイトUFC代表は試合内容が盛り上がりに欠けたことに激怒。大会後記者会見の場で「酷い試合だった」と吐き捨て、どちらが勝ったと思うかと聞かれても「そんなの知るか。ファッ○ンな3Rが終わったあたりで私は(退屈で)意識を失いはじめたんだ」と一刀両断。その場で翌年1月、元王者グローバー・テイシェイラとジャマール・ヒルによる王座決定戦を改めて行うと宣言した。

気の毒にもアンカラエフは、「試合が退屈」という実力以外の要因でタイトル戦線から外されてしまったのだ。2023年1月にヒルが新王者となった後も、アンカラエフにはなかなか試合が組まれず。5月には「UFCよ、私に仕事をくれ」という悲痛なツイートを英語で投稿している(もっとも本人はほぼ英語を話さないので、マネジャーのアリ・アブデルアジズかその周辺が書き込んでいると思われる)。

やがて新王者のヒルの負傷返上により再び王座は空位となったが、ここでもランキング2位のアンカラエフに決定戦出場の声はかからない。11月の王座決定戦に選ばれたのは、元王者にして1位のプロハースカと、7月のライトヘビー級転向初戦にてブラホヴィッチに辛勝した3位のポアタンだった。この試合でKO勝利を収めて2階級制覇を成し遂げたポアタンは、以後メガスターへの道を爆進してゆく。

一方、下の階級から割り込んできたポアタンに(自分が巻いていたはずの)王座を横取りされてしまったアンカラエフ。10月にやっと組まれた試合は、下位ランカー(7位)のジョニー・ウォーカー戦だった。この仕打ちにもめげず、アンカラエフはウォーカーを組み伏せ、強烈なパウンドで試合を有利に進めた。だがここでグラウンド状態のウォーカーの顔面にヒザを入れるという痛恨のミスを犯してしまい、試合は中断された。もっとも大ダメージの一撃だったわけでもなく、ウォーカー本人も試合続行する気満々の様子を見せた。

が、彼と医師とのコミュニケーションに齟齬が生じたようで、試合はNCに。ミスに不運が重なる形でウォーカーと再戦せざるを得なくなったアンカラエフは、またしてもタイトル挑戦に近づくことができなかった。

再戦が行われたのは、翌2024年1月のファイトナイト大会。千人未満の観客の前だった。それでも腐らなかったアンカラエフは、2Rに凄まじい右フック一閃。会心のKO勝利を飾ると、試合後ポアタンと自分を並べた写真をツイッターに投稿し、今度こそはとタイトル挑戦をアピールした。

が、それでもアンカラエフにUFCからタイトル挑戦の声がかかることはなかった。4月のUFC 300のメインにて、ポアタンの初防衛戦の相手に選ばれたのは元王者にして米国人のヒル。ポアタンがこの試合を1RKOで完勝すると、6月に次にポアタンへの挑戦権を得たのは、打ち合い上等のファイトスタイルと侍文化に傾倒したユニークな言動で人気を集める元王者プロハースカだった。

冷遇に次ぐ冷遇を乗り越えたアンカラエフ

英語を話さず、積極的に自分をアピールしたり相手を挑発することもないアンカラエフ。見事なKO劇を見せてなお、UFCナンバーシリーズのメインイベンターとしては不適格だと判断され続けたのだ。この頃からアンカラエフ(とマネジャー)は英語ツイートを増やし「俺が一番強い」、「ペレイラなどテイクダウンするまでもなくKOしてやる」、「ペレイラよ、なぜ俺と戦わない」と、本人のキャラクターとは合致しない──であるが故に、どこか悲哀を感じさせる──挑発的なコメントを投稿するようになった

そして、さすがに次のポアタンの挑戦者はアンカラエフとなるだろう、と多くの関係者やファンも予想していた。しかしながら、アンカラエフにはまたしても悲報が届く。10月のポアタンの防衛戦の相手は、なんとランキング8位のカリル・ラウントリーが抜擢され、1位のアンカラエフには再び下位ランカー(5位)のアレキサンドル・ラキッチ戦が組まれたのだ。同情の声が集まるなか、アンカラエフ(とマネジャー)は「誰も私のことを気の毒に思う必要はないよ。私はラキッチを破壊し、誰も文句のない形で挑戦権を得るから」という健気なツイートを、ダナ・ホワイトとマッチメイカーのミック・メイナードのアカウントにメンションしつつ投稿したのだった。

そうして迎えたラキッチ戦において、アンカラエフは再び力を見せつけた。打撃の攻防で終始優位に立ち、判定3-0で完勝してみせたのだ。寡黙な実力者は、試合後のインタビューにおいて聞き手のコーミエに「今こそチャンピオンに英語で言うことがあるだろう」と促され、通訳に一語一語教えてもらう形ではにかみながら「Alex、don’t run away from me. (アレックスよ、私から逃げるな)」と挑戦を宣言した。

かくして今回、ついにアンカラエフは──不可解判定で王座を逃した後の、冷遇に次ぐ冷遇の苦難の2年を乗り越えて──ポアタンへの挑戦権を得たのだ。

ラマダン中のアンカラエフは、ポアタンの左フックの射程を外す位置取りができるのか

しかし、この期に及んでなおアンカラエフの試練は続く。決戦の3月8日は、アンカラエフが信仰するイスラムの暦におけるラマダン(断食月:2025年は2月末から開始)の最中なのだ。この期間中、ムスリムは日の出から日没まで飲食を断つ。試合に向けたトレーニング自体はラマダン前に終了したというアンカラエフは、減量中の水分だけは日中も摂るという。それでも試合まで約1週間の食事サイクルには制限が課せられるようだ。

「ラマダン中の試合出場は好ましくないし、今までは断ってきた。普段以上に神への祈りに時間を過ごす、我々にとって最も聖なる期間だ。でもこのチャンスを逃すことはできなかった。今回試合を断ったら、次いつタイトル挑戦の機会が得られることか。理想的な状況ではないけど、今回に賭けるしかない」と決意を語るアンカラエフ。

今回の決戦は現在UFCから誰よりも重宝され、最も陽の当たる道を進む稀代のスーパースター・ポアタンと、度重なる冷遇を受け日陰街道を征くことを余儀なくされた挙句、当日まで試練を背負うアンカラエフという、これ以上ないほどに対照的な二人の戦いなのだ。

そんな両者だが、試合前のオッズはポアタンが-120(100ドル賭けて勝つと120ドル獲得)と、僅かにリードするのみ。アンカラエフはポアタンがライトヘビー級で迎える最強の敵とされているのだ。実際、どちらもお互いを倒すのに十分な磨き抜かれたスキルセットを有しており、展開の予測は簡単ではない。最大の見どころは、両者の最大の武器である立ち技における主導権争いだ。オーソのポアタンに対して、サウスポーのアンカラエフという喧嘩四つ。どちらも前に出て相手に圧をかけてゆく戦いを信条とする。

特にポアタンには世界の誰もが恐れる、桁外れの威力&精度で放たれる前手の左フックがあり、それ故に何人たりとも簡単に近寄ることができない。

石の拳を警戒して中に入れない相手の前足を──相手が左右どちらに構えていようが──鋭いカーフで潰してゆくのがポアタンの常套手段だ。プロハースカのように、足を壊されかけ強引に前に出て勝負に出ると左フックの餌食となる。前回の挑戦者ラウントリーは距離を保ちつつ、爆発力を活かし飛び込んでのワンツーを果敢に放ったが、中盤からその動きを完全に見切ったポアタンは、閃光の如き硬いジャブを何度も当てて心身を削っていった。

アンカラエフはいかにして、この侵入が極めて困難なポアタンの制空圏を脅かしながら、プレッシャーをかけてゆく算段なのか。以前ブラホヴィッチのローに苦しめられたアンカラエフだが、前回のラキッチ戦では(ポアタン同様にオーソドックスから放たれる)前足を狙ったカーフを巧みにチェックする場面を何度も見せている。そして軽快なフットワークとフェイントを駆使して前に出て、ラキッチの外側に前足を踏み込んで伸びのある左ストレートを当ててペースを握っていった。

アンカラエフはポアタンに対しても、左フックの射程を外すようなこの位置取りを作れるのか。もしできるなら、我々は立ち技で翻弄されるポアタンという、これまで見たことのない光景を目にすることになるかもしれない。が、もし逆にアンカラエフがポアタンに間合いのコントロールを許したなら、ヒル戦の如く踏み込んでの左フックにより一瞬で試合が終わる可能性もある。

もう一つの着目点は、アンカラエフが、おそらく近年ポアタンが倒してきた誰よりも高いグラップリング力の持ち主であることだ。普段は打撃を主武器としテイクダウンを試みる場面は少ないアンカラエフだが、ブラホヴィッチ戦等、要所で組みで勝負する姿も見せている。そして一度上を奪うと、強力な身体の圧力を用いたコントロールで相手を逃さず、強烈なパウンドで相手を削る。

ポアタンについて「彼は普通のストライカーだよ。戦い方も分かっている。相手を誘い込んで左フックを当てるんだ」と自信を覗かせているアンカラエフ。圧力を掛けつつ相手のパンチを見切る目の良さとカウンターを放つタイミングも出色なだけに、まんまと誘い込まれたと思わせて、ポアタンが拳を振ってきたところにテイクダウンを合わせる場面も十分想定できる。ただその場合でも、進化を続けグラップリングの練習にも余念のない怪物ポアタンが、ダゲスタンレスラーの圧力をも凌ぎきる組み力を発揮するかもしれない。

現代MMA全階級全選手の頂点に君臨するポアタンと、その陰で臥薪嘗胆の想いで戦ってきた最強の挑戦者アンカラエフ。一瞬たりとも見逃せない頂上対決だ。

■視聴方法(予定)
3月9日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC313対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)
[挑戦者] マゴメド・アンカラエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ラファエル・フジエフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ターナー(米国)
イグナシオ・ナシメント(チリ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
イアズミン・ルシンド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
キング・グリーン(米国)
マウリシオ・ルフィー(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
リズワン・クニエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・フェレイラ(ブラジル)
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
カルロス・レアル(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マイロン・サントス(ブラジル)
フランシス・マーシャル(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
ジジョルデン・サントス(ブラジル)

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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC313 YouTube   アマンダ・レモス アルメン・ペトロシアン アレックス・モロノ イアズミン・ルシンド オジー・ディアス カルロス・レアル カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス コディ・ダーデン ジジョルデン・サントス ジャスティン・ゲイジー ジョシュア・ヴァン ジョン・カスタネダ フランシス・マーシャル ブルーノ・シウバ ブルーノ・フェレイラ マイロン・サントス マウリシオ・ルフィ マゴメド・アンカラエフ 鶴屋怜

【UFC313】「鶴屋怜は退屈な試合をしたがる。俺がエキサイティングな試合にする」ジョシュア・ヴァン

【写真】気の強い者同士の対戦、どうなる?!(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 313「Pereira vs. Ankalaev」でジョシュア・ヴァンが鶴屋怜と対戦する。
Text by Manabu Takashima

打撃で真っ向勝負するブルーノ・シウバと対戦予定だったヴァンだが、シウバの欠場を受け鶴屋との試合が決まった。ミャンマーのキリスト教徒として厳しい状況下にあったヴァンの両親は彼を連れて国を離れ、マレーシアの難民キャプで数年の時を過ごし2013年から米国テキサス州に移り住んだ。タフな幼少期がファイトに目覚めたヴァンの骨幹をなしている。

好戦的かつ気持ちの強さは、ヴァンの最大の武器だ。鶴屋戦を前に、余裕のある表情を見せた彼からは「グラウンドゲームになることはない」という言葉が聞かれた。


レイを相手にして、ファンが楽しめる試合ができるのか。凄く楽しみだよ

――昨年、アジアの新鋭という感じでジョシュアのインタビューをさせてもったのですが、今回は同じアジアのヤング・プロスペクトである鶴屋選手との対戦となりました。

「レイとの試合は、持っているものを出し合える最高のマッチアップだ。自分を試すことになるので、凄く楽しみだよ」

──もともとはブルーノ・シウバと対戦予定でした。かなりファイトスタイルは違いますが、その辺り調整面で戸惑いはなかったでしょうか。

「ブルーノ・シウバ戦が流れたことは、気にしなかった。だって、去年の7月にインタビューしてもらった時は4試合連続で試合がキャンセルされたあとだったんだよ。もう、こういうことには慣れっこになった(笑)。何も驚かないし、残念にも感じない。焦ることもないよ。逆に試合が流れるのではなくて、対戦相手が見つかったことがハッピーだと感じている。

レイはまだUFCで2戦目だけど、そこを気にすることもなかった。ファイトはファイトだ。確かにブルーノとレイの戦い方は違う。ただ前回戦ったコディ・ダーデンもグラウンドファイターだったしね。レイと戦うのに特別な準備は必要ない。これまでやったきたことを生かせれば、問題なく戦うことができる」

──ブルーノ・シウバは立ち技で真っ向から打ち合うファイターでした。対して鶴屋選手はなるべく殴り合いをせずに組みに行くスタイルで戦ってきました。

「ブルーノとレイは全く違うファイターだよ。ただ、レイと戦う方がエキサイティングだ。ブルーノ・シウバと戦うより、楽しみなんだ。僕はいつだってエキサイティングな試合がしたいと思っているからね」

──えっ、そうなのですか。組んでくるのを切って、殴る。殴り合い上等のファイターより、ジョシュアにとってはストレスのたまる戦いづらい相手かと思っていました。

「レイの戦い方に付き合わされると、エキサイティングな試合にはならない。だから、俺がエキサイティングな戦いにするんだ。それが楽しみでならないんだよ。分かるだろ? 彼は退屈な試合をしたがる。レイを相手にして、ファンが楽しめる試合ができるのか。凄く楽しみだよ」

テイクダウンとグラウンドワークは、凄く良いよ。まぁ、それだけかな

──つまりは鶴屋選手に彼のゲームをさせないということですね。

「その通りだ。彼の狙いであるグラウンドゲームに持ち込ませない。まず、そこができるかだよ。レイが自分のやりたいように試合を進めることは無理だろう。あのテイクダウンとグラウンドワークは、凄く良いよ。まぁ、それだけかな。彼が良いファイターであることは間違いないけど(笑)」

──鶴屋選手のようにUFCとサインした選手で、ここまで打撃を見せないでやってきた選手も今では珍しいと思います。

「過去2試合しかチェックしていないけど、そうなんだね(笑)。ただ、その2試合は試合を終わらせていない。良いレスラーで、何とかフィニッシュさせようとしていたけどきなかった。ただ寝技では打撃を使っていたよ。とにかく自分の強い面で戦おうとするファイターだ。僕は相手をハメこむんじゃなくて、どんな局面になっても戦えるように準備をしている。パンチャーだろうが、レスラーだろうが。どの局面でも戦える」

──テイクダウンを奪われたとして、そこからの選択はスクランブルでしょうか。それとも寝技で対抗しますか。

「試合になってからだね。いや、その局面になってから最善の手を打つ。ただ、グラウンドゲームになることはないんじゃないかな(笑)。まずはソコからだ。ファイキャンプもしっかりと終えているし、準備はできている」

──俄かにフライ級が盛り上がっていて、ジョシュアがここから上に行くのに大切な試合になるかと思います。

「メ~ン、フライ級は変わったよ。それはライト級、フェザー級、バンタム級と同じ。まずスタートし、階級が充実してくると戦いも激しくなる。今、フライ級でソレが起こっているんだ。才能豊かなファイターが集まり、若い選手が増えている。そんなフライ級で戦えるんだから、楽しくてしょうがない。

打撃だろうが、寝技であろうが自分のやるべきことをやる。僕のゲームをするだけだ。インタビューの最初にあったように僕らはアジアの若い選手を代表して戦っている。今回は日本のファンにとって大切なファイターと試合をすることになったけど、引き続き皆にはアジア人ファイターを応援してほしい。皆が満足いく、試合を僕らは戦うから」

■視聴方法(予定)
3月9日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC313対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ペレイラ(ブラジル)
[挑戦者] マゴメド・アンカラエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ラファエル・フジエフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ターナー(米国)
イグナシオ・ナシメント(チリ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
イアズミン・ルシンド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
キング・グリーン(米国)
マウリシオ・ルフィー(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
リズワン・クニエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・フェレイラ(ブラジル)
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
カルロス・レアル(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マイロン・サントス(ブラジル)
フランシス・マーシャル(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
ジジョルデン・サントス(ブラジル)

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45 MIKE MMA News o UFC   アレックス・モロノ コリー・マッケナ ジュリア・ポラストリ ダニエル・ロドリゲス パク・ジュンヨン ブラッド・タヴァレス ブランドン・ロイヴァル 平良達郎

『UFC Fight Night 244: Royval vs. Taira』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点



Brandon Royval defeats Tatsuro Taira(MMA Decisions)

 ブランドン・ロイヴァル vs. 平良達郎のジャッジの採点。Sal D'Amatoが1,2,4R平良、3,5Rロイヴァルで47-48平良勝利。Chris LeeとRon McCarthyが1,3,5Rロイヴァル、2,4R平良で48-47ロイヴァル勝利でした。

 主要サイトの採点は16人全員が48-47ロイヴァル支持でした。


Jun Yong Park defeats Brad Tavares(MMA Decisions)

 パク・ジュンヨン vs. ブラッド・タヴァレスのジャッジの採点。Mike BellとEric Colonが1Rタヴァレス、2,3Rパクで29-28パク勝利。Junichiro Kamijoが1,2Rタヴァレス、3Rパクで28-29タヴァレス勝利でした。

 主要サイトの採点は9人全員が29-28パク支持でした。


Daniel Rodriguez defeats Alex Morono(MMA Decisions)

 ダニエル・ロドリゲス vs. アレックス・モロノのジャッジの採点。Mike BellとAdalaide Byrdが1Rモロノ、2,3Rロドリゲスで29-28ロドリゲス勝利。Sal D'Amatoが1,2Rモロノ、3Rロドリゲスで28-29モロノ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28ロドリゲス支持4人、28-29モロノ支持3人でした。


Julia Polastri defeats Cory McKenna(MMA Decisions)

 ジュリア・ポラストリ vs. コリー・マッケナのジャッジの採点。Adalaide Byrdが1,2Rポラストリ、3Rマッケナで29-28ポラストリ勝利。Sal D'Amatoが1Rポラストリ、2,3Rマッケナで28-29マッケナ勝利。Ron McCarthyがフルマークでポラストリで30-27ポラストリ勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ポラストリ支持3人、29-28ポラストリ支持3人でした。続きを読む・・・
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45 CJ・ヴェルガラ KTT MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN UFN244 WWE YouTube アレックス・モロノ アンドレ・ムニス クレイトン・カーペンター グランド・ドーソン コリー・マッケナ ジャレッド・グッデン ジュニオール・タファ ジュリア・ポラストリ ジョナサン・ピアース ダニエル・アルゲータ チョン・ダウン テンバ・ゴリンボ ニコ・プライス パク・ジュンヨン ブラッド・タヴァレス ブランドン・ロイヴァル ラファ・ガルシア ラマザン・テミロフ ルカス・ホシャ 佐藤天 岡見勇信 平良達郎 征矢貴 朝倉海 浜本キャット雄大

【UFN244】平良×ロイヴァル戦前にパク・ジュンヨン、ラマザン・テミロフ、脱極貧ゴリンボに注目!!

【写真】平良がメイン、そんな大会だからこそUFCが堪能できれば (C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN244:UFN on ESPN+102「Royval vs Taira」の計量が11日(金・同)に行われている。
text by Takumi Nakamura

メインで平良達郎がランク1位のブランドン・ロイヴァルとフライ級王座挑戦王手をかけた大一番に挑む同大会。

両者とも問題なく計量を繰りした。日本から熱い視線を浴びる大会だけに、ここでは他の選手にもスポットを当ててみたい。


平良とメイン&コメインでアジアン・パワーを見せつけたいのが、韓国のパク・ジュンヨンだ。岡見勇信以来となるミドル級で結果を残すアジア人のパク・ジュンヨンは、ここまでオクタゴンで7勝3敗、勝率7割という結果を残している。

KTTの盟友チョン・ダウンがライトヘビー級で4連勝し漢江の奇跡と呼ばれていたが、その後は4連敗とリリースが噂されるなか、パク・ジュンヨンは昨年12月にアンドレ・ムニス戦でスプリット判定負けを喫して以来の再起戦となる。

アイアンタートルの異名を持つパク・ジュンヨンは、愛嬌のある表情の持ち主で、ずんぐりとした体型とややスピード感に欠けることが隠れ蓑になっているが、その実――近い距離の打撃戦、ケージ際の攻防で気持ちの強さを見せるファイターだ。

特に瞬間、瞬間のスピードがあり、パンチも組みもリズムを変えることができる。半面、瞬発力を見せる前で間合いを制されると厳しい展開となる。打と組みがクリーンなタヴァレスを相手に、変調ファイトの妙を発揮できるかが勝敗の鍵を握ってくるだろう。

朝倉海に先立ち、RIZINからUFCに戦場を移したラマザン・テミロフも当然のように注目に値する選手だ。RIZINのリングでは浜本キャット雄大、征矢貴を共に初回KO勝ちし大きなインパクトを残した。

RIZIN新フライ級時代で、台頭する中央アジア代表として活躍が期待されたテミロフがUFCでそのようなパフォーマンスを魅せるのかは非常に興味深い。特に対戦相手のCJ・ヴェルガラは平良に敗れているが、UFC戦績が3勝3敗の五分でテミロフの力を測るスケールとしては最適の対戦相手となろう。今や中央アジアやロシア系の活躍には、常にジューサー疑惑の声が挙がるJ-MMA界。抜き打ち検査を行うUFCという場で、テミロフの打撃&組み力はいかほどのものか、非常に興味深い。

UFC初戦の敗北から、佐藤天戦でオクタゴン初勝利を挙げると3連勝中のテンバ・ゴリンボは、ケージで対戦相手と向き合うだけでなく、常に貧困と戦い続けてきたファイターだ。

母に続き、父を亡くしたゴリンボは13歳という年齢で違法ダイヤモンドを採掘することで生きながらえ、母国ジンバブエから違法で南アフリカ国境を越えたという日本人では考えられないタフな少年期を送っている。

結果として従弟を頼りにケープタウンにたどり着き、1日17時間労働という……さながら隷属的な雇用環境で命をつなぐと、19歳でMMAに出会ってUFCまで到達した。

それでも家族を母国から呼び寄せたことで、経済的には厳しく所属するMMAマスタージムで寝起きをする状態だったゴリンボは、SNSで銀行口座に7ドルしか残っていないことを公開した。

そんな経済状況にありながら、ファイトギアをオークションに出して母国に井戸を創る活動をしているゴリンボ。その姿を見て、元WWEのスーパースターで今や銀幕のスーパースターであるザ・ロックこと、ドゥエイン・ジョンソンの心を動かした。なっとザ・ロックはドッキリ企画でフロリダで一軒家をゴリンボにプレゼントしてしまう。

ザ・ロックにとって、この7ドルという数字は自らがフットボール・チームとの契約が解除された時の所持金と同じだったという。ザ・ロックが手を差し伸べたことで生活基盤を築き、UFCで連勝中と勢いに乗るゴリンボが、変則鉄槌ファイターのニック・ピレースと今大会で相対する。ここでピレース越えを果たすといよいよトップ15見えてくるが、果たして。

■視聴方法(予定)
10月13日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFCN244計量結果

<フライ級/5分5R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 172.5ポンド(78.24キロ)

<ライト級/5分3R>
グランド・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ラファ・ガルシア: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ウェルター級/5分3R>
デニエル・ロドリゲス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170ポンド(77.11キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 126ポンド(57.15キロ)
ラマザン・テミロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145ポンド(65.77キロ)
パット・サバチーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)
テンバ・ゴリンボ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ: 241ポンド(109.3キロ)
ショーン・シャラフ: 252ポンド(114.3キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)
ジュリア・ポラストリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ: 138.5ポンド(62.82キロ)
コディ・ハッドン: 135ポンド(61.24キロ)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター: 125.5ポンド(56.92キロ)
ルカス・ホシャ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC302 アレックス・モロノ キック ニコ・プライス

【UFC302】スタンドで鉄槌、疲れたモロノにアッパー&テイクダウンを決めたニコ・プライスが判定勝ち取る

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレックス・モロノ(米国)

互いにジャブで様子見のなか、プライスが右を被せていく。モロノは前蹴り、ワンツーを繰り出す。右ローを払ってテイクダウンを決めたプライスは、モロノの腕十字狙いにヒザを腰に押し付けて防御。と、モロノはオモプラッタからクラークプラッタを仕掛ける。絞めをセットさせず、スクランブルに持ち込んプライスだがバックを許す。すぐに胸を合わせたプライスは、腰を切られた状態で腕を引き抜きスクランブルでダースを狙う。

頭を抜いたモロノが、足を止めてパンチを交換する。右を当て、ジャブを入れるが、逆に右ストレートからスピニングバックキック、そしてコンビを受ける。アッパーで前に出るプライスに対し、右から左ジャブを入れたモレノは息が既に荒くなっているが、手を出し続ける。プライスも左右のフックを被弾しながら前に出てスピニングバックフィスト後に、ヒザを顔面に突き上げる。モレノは体の軸が乱れてきたが、最後まで打撃戦に応じた。

2R、モロノが右ストレートを入れ、インローを蹴られても荒いロングフックを振るう。ただしモロノはバランスを崩しがちで、プライスがボディを纏めて前へ。右ストレート、ウェービングから右を入れたモロノだが、直後にパンチをまめられる。プライスはダブルレッグを決め、ギロチンから逃れるとパウンドを連打する。腕十字狙いは、すぐにヒジを抜くプライスはスクランブルでダブルレッグへ。モロノはギロチンも、頭を抜いたプライスがパンチを纏める。

鉄槌を落とされ、腕十字を防がれたモロノはスクランブルでバックを取られるが、スイッチして逆にバックへ。プライスは胸を合わせて、体を入れ替えケージにモロノを押し込む。続くダブルレッグに、モロノはまたギロチンへ。スラムで防いだプライスがエルボー、パンチを落としてリードを広げた。

最終回、直ぐにジャブを当てたプライスが、右オーバーハンドを入れる。モロノも右を返す。両者ラフなパンチを繰り出し、モロノは口を空けて完全にガスアウト状態か。体が揺れるモロノは、それでもパンチで前に出る。プライスはスタンドで鉄槌と、得意の変則ファイトへ。いよいよスラッピー、かつラフ、そしてワイルドな打撃戦になると、プライスが右アッパーを決める。直後にダブルレッグに、まるで反応できず下になったモロノは、反転してシングルもバックを取られそうになる。

プライスも疲れる組みに固執せず、打撃戦を望んでモロノをリリースする。跳びあがるように左フックを当てたプライスは、近い距離でエルボーを入れる。手が出なくなったモロノにアッパー、ボディを決めたプライスが前に出る。残り10秒、思い切りパンチを振るった両者──タイムアップとともにプライスは勝利の雄たけびを挙げた。結果、プライスが3-0の判定勝ちを収めた。


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【UFC】速報中!UFC 302: Makhachev vs. Poirier

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【ウェルター級】
○ランディ・ブラウン
(判定3-0)
×エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス
1R、身長とリーチで勝るブラウンは小刻みなジャブを出して前進。ハンドスピードがかなり速い。ドス・サントスはしっかりガードを固めてカーフキックを入れる展開。終盤に入ってブラウンは左右の連打。ドス・サントスも打ち返しながらタックルでテイクダウン。しかしブラウンはすぐに立ち上がってスタンドに戻ってラウンドを終えた。
2R、開始朝護のスタンドの攻防。ドス・サントスの右フックがヒット。さらに間合いを詰めてタックルで組み付くとバックに周ってグラウンドに引きずり込む。ブラウンも立ち上がろうとするがドス・サントスは背中に張り付いて離れない。再びグラウンドに持ち込むとバックチョーク!あわやの場面だったがブラウンは耐える。残り30秒でブラウンが正対。すかさずバックに周ると逆にバックチョーク!だがドス・サントスも腕をはねのけてラウンド終了。スリリングな展開!
3R、一転してスタンドの展開。互いにスタミナをロスしたのか動きが鈍い。中盤に入るとブラウンの膝蹴りからボディ、さらにパンチがヒットするとドス・サントスは後退。しかし距離が詰まるとドス・サントスが組み付いてケージに押し込む。しかしブラウンは耐えて身体が離れる。しかし打撃の交差からドス・サントスはスタンドでバックに周ってテイクダウンに成功。首を狙ったところでタイムアップ。判定はブラウンに軍配。負けはしたがドス・サントスも善戦した。


【ウェルター級】
○ニコ・プライス
(判定3-0)
×アレックス・モロノ
1R、スタンドでの打撃の交差からモロノが転倒。プライスは上からパウンドを落とすがモロノは下から腕十字、三角、オモプラッタと矢継ぎ早に仕掛ける。そのままバックに周るがプライスは正対。上をキープしていたがモロノが立ち上がってスタンドでの攻防。互いにパンチをヒットさせるが動きがどこかスローモー。決定打がないままラウンドを終えた。
2R、開始直後から近い距離での打ち合い。ここでもお互いに重めのパンチをヒットさせる。中盤に入るとパンチの交差からプライスがタックルでテイクダウンに成功。上からパウンド。モロノは下から腕十字。しかしプライスは素早く対応。上をキープするがモロノの下からの仕掛けはうるさい。腕十字を起点に立ち上がって差し合い。プライスはタックルに行くがモロノはギロチンで対抗。しかしプライスが上になってラウンド終了。
3R、開始直後からバテバテの両者。息が上がってグラグラ揺れながらパンチを打ち合う。中盤にはプライスがタックルでテイクダウン。上からパウンド。しかしモロノは立ち上って脱出。スタンドに戻ると消耗戦のようなパンチの交差。手数、有効打ともにプライスが優勢のまま試合終了。判定はプライスに軍配。


【ミドル級】
○ケビン・ホランド
(1R 腕十字)
×ミハル・オレクシェイチュク
1R、開始直後から間合いを詰めるオレクシェイチュク。積極的にパンチを出す。ホランドは応戦しつつも距離を取ると、オレクシェイチュクのフックがヒット。ホランドはダウン。オレクシェイチュクはパウンドを仕掛けるが、ホランドは下から腕十字!反転して絞め上げるとオレクシェイチュクは耐える。かなりタイトに絞まっているのを見てレフェリーが試合を止めた!


【ミドル級】
○ショーン・ストリックランド
(判定2-1)
×パウロ・コスタ
1R、コスタのカーフキックがヒット。これを嫌ったかストリックランドは構えを変える。そのせいか手数が出なくなったが徐々に前進。プレスを掛けてコスタを下がらせる。ストリックランドは前蹴り、関節蹴りを多用。コスタはサークリングして距離を取る。コスタは警戒して手数が出なくなりラウンドを終えた。
2R、コスタはカーフキックを蓄積。さらにボディも何発か入れて手数を出し始める。ストリックランドは前進して前蹴り、関節蹴りで対抗。するとコスタはなかなか手数が出なくなる。ストリックランドは淡々と前蹴り。終盤にはコスタのカーフに合わせてストリックランドの左ジャブがヒット。コスタは転倒。すぐに立ち上がったがストリックランド優勢を印象付けてラウンド終了。
3R、開始直後はコスタがボディ、カーフキックで手数を稼ぐ、しかしすぐにストリックランドが強めのパンチを打って牽制。さらに前進してコスタを後退させる。決定的な場面こそないものの、ストリックランドはジャブ、前蹴りを多用してラウンドを終えた。
4R、引き続きスタンドでの攻防。ストリックランドが前進。コスタがサークリングして距離を取る試合展開。ストリックランドはジャブ、前蹴りでコスタの動きを止めている印象。コスタは制空権を取られてなかなか手数が出ない。会場からはブーイング。決定的な場面がないままタイムアップ。コスタは事態を打開出来ない。
5R、後がないコスタはミドルを効かせてからパンチを入れる。流れが変わるかと思いきや、ストリックランドは前進。間合いを詰めて前蹴り、ジャブを蓄積。するとコスタは後退してサークリング。終盤に組んでいく場面もあったがストリックランドは軽くいなす。すると終了間際にストリックランドはパンチから右ハイキックで尻餅をつかせると後退するコスタにジャンピング前蹴りを放って追撃。しかしコスタは凌ぎ切って試合終了。判定はスプリットでストリックランドに軍配。す、スプリット?