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o UFC キック ドナルド・セラーニ

UFC on ESPN+85:セミファイナル・ケビン・ホランド vs. ジャック・デラ・マダレナ

ウェルター級。ホランド13位、マダレナ14位。

ホランドウェルターに落としてから4勝1敗で、勝利はすべてフィニッシュしてのもの。ミドルで一時メインイベンターになったものの、テイクダウンディフェンスの穴を露呈し連敗していたが、ウェルター級に落として復活。落ち目だった選手が階級を変えて上手く行っているという珍しいパターン。途中、急遽キャッチウェイトで組まれたチマエフ戦や、蹴りで腕の骨を3本折られて敗れたトンプソン戦などもあったが、前回はグラップラーマイケル・キエーザからダースチョークで1R一本勝ちしてランキング入り。長い腕を活かした打撃と絞め技が武器。5年でUFC20戦目となるが、1,869日での20戦目は、ドナルド・セラーニに続くUFC史上2番目に早い記録。30歳。

オーストラリアのマダレナ。どうせなら先週のオーストラリア大会で組めば良かったのではというところだが、今回はアメリカでの試合。21年のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約し、UFCデビューから4連続1Rフィニッシュ勝利。前回は7月に初のランカー挑戦試合となる予定だったが、相手のショーン・ブラディの欠場により、UFCデビュー戦のバシル・ハファスに変更。しかし、ハファスのタックルを安易にギロチンに抱えてテイクダウンを奪えるなど、雑な攻めが目立ち、UFCデビュー以来初の苦戦。後半消耗したハファスのタックルを切って打撃を打ち込む展開で薄氷のスプリット判定勝ち。急遽ランカーからデビュー戦の相手に変わったことで、気持ちの切り替えがうまくできなかったか。今回が念願の初ランカー挑戦。オッズはマダレナがフェイバリットになっている。27歳。

カーフを蹴るマダレナ。ワンツー。プレスしていく。ホランドのハイは空振り。カーフを蹴られたホランドは、蹴られた足でサイドキック。パンチを入れるホランド。距離をキープ。パンチから首相撲。マダレナパンチで引きはがす。パンチを打ち込み組み付いたマダレナ。スタンドバックを取るが、放してパンチをボディ・顔面に打ち込む。マダレナ左ハイ。ホランド首相撲に捕らえるが、パンチで引きはがす。マダレナの左ボディにワンツーを返したホランド。ケージに詰めるとボディ・顔面にパンチを入れるマダレナ。ワンツーボディ。ホーン。

1R手数でややマダレナ。

2R。p@アンチで出てボディを打ち込むマダレナ。ホランドのパンチはブロッキング。左フックをヒットさせたマダレナ。右のダブルを打ち込む。ホランドのパンチをかいくぐりパンチを入れるマダレナ。右をヒットさせたマダレナ。左ハイはホランドが右を合わせる。ホランドやや押され気味。パンチを打たれて顔をそむけて背中を見せる場面が多い。そこから攻められているわけではないが印象が悪い。残り1分でホランド意表をついてタックル。切ったマダレナ。マダレナの蹴りをキャッチしてパンチを入れたホランド。ホーン。

2Rは手数がほぼ五分。

3R。右から左ボディを入れたマダレナ。さらに右から左ボディ。ホランドもパンチを打ち返す。ホランドのパンチは腕でブロック。バック肘を狙ったホランドだが左をもらった。マダレナ踏み込んでパンチを入れるが、ホランドは肘を返す。ボディを打ち込むマダレナ。お互いペースを変えない。手数勝負になってきた。残り1分。ケージに詰めて連打を入れたマダレナ。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでマダレナ勝利。

どちらが勝ってもおかしくない展開で、両者ともに勝負に行かず。結果、マダレナがUFCデビュー以来の連勝を6に伸ばした。

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Report UFC UFN227 ジャスミン・ジュスダヴィチェス トレイシー・コーテズ ブログ

【UFN227】カウンターが光ったコーデスがジュスダヴィチェスに判定勝利

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)

どっしりと構えるジュスダヴィチェスが前に出る。コーテズはジャブを突いて右ローを蹴るが、ジュスダヴィチェスがそのローに右ストレートを合わせる。

コーテズはステップワークを活かしてジャブを当て、右ストレートから左フック。ジュスダヴィチェスは右のカーフキックを蹴って、右ストレートを当てる。

コーデスは出入りを使ってワンツーを当てるが、体のサイズで勝るジュスダヴィチェスはジャブを打ち返して右ストレートにつなげる。

コーデスは飛び込むような右ストレート、そこから返しの左フック。ジュスダヴィチェスのテイクダウンを切ると、首相撲からヒザ蹴りを突き上げた。

残り30秒、ジュスダヴィチェスが首相撲からヒザ蹴り。距離が離れると、終了直前にコーデスも同じように首相撲からヒザ蹴りを返した。

2R、ジュスダヴィチェスが右ロー。コーデスはそれをカットして右ストレートを狙う。ジュスダヴィチェスは前に出て首相撲へ。コーデスはジャブで距離を取りながら右アッパー・左フックを当てる。

ジュスダヴィチェスもジャブでコーデスを追いかけて右ストレートやシングルレッグ。コーデスのジャブの打ち終わりに右ハイキックを当て、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。

コーデスは半身になって立ち上がるが、ジュスダヴィチェスはすぐにテイクダウン。足を一本入れてバックコントロールするが、コーデスもケージに身体を預けて立ち上がりながら正対する。コーデスが右ボディストレート、ジュスダヴィチェスが右ヒジを返す。

3R、ジュスダヴィチェスがジャブと右ロー。コーデスはコンパクトにパンチを打ち込み、右ローを蹴り返す。ジュスダヴィチェスはダブルレッグから組みつくが、コーデスもケージに身体を預けてテイクダウン・バックコントロールは許さない。

スタンドに戻るとコーデスが下がりながら右ストレート。ジュスダヴィチェスは距離が詰まると首相撲からヒザ蹴り、右ストレートで前に出て、左ハイを当てる。

下がりながら右ストレートを当てるコーデス。ジュスダヴィチェスのダブルレッグを切ると会場が沸く。最後はコーデスが組みついてテイクダウンを仕掛けたところで試合終了となった。

前に出るジュスダヴィチェス、下がりながらパンチを当てたコーデス。判定出はコーデスに軍配が上がった。

試合後、コーデスは「言わせてもらっても良い? 何があっても、私の心を折ることはできないの。今日はちゃんとレスリングができた。皆のサポートに感謝している。私は来年、チャンピオンになる」と王座挑戦をアピールした。


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MMA MMAPLANET o UFC アレックス・レイエス チャーリー・キャンベル

【UFC227】ガードが甘いレイエスの顔面打ち抜き、UFC初陣を飾ったキャンベルがDCをマイクで翻弄!!

<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル(米国)
Def.1R3分38秒by TKO
アレックス・レイエス(米国)

左右に動くレイエスが右ロー、チェックしたキャンベルがスイッチを一瞬見せる。キャンベルの前蹴りをキャッチしたレイエスが、蹴りを見せる。さらにローに右を合わせて行ったレイエスは左右のハイをブロックして、軸足払いのようなローを蹴っていく。キャンベルはローを掴まれ、パンチを被弾するがそのまま右を打ち返す。距離を取り直したレイエスに圧を掛け、右ストレートを被弾して後方に崩れそうになり、ここからラッシュをかけたキャンベルが、ガードの甘いレイエスの顔面にパンチを連続で決める。

完全に効かされたレイエスは、ローにテイクダウンを合わせるがテイクダウンを奪えない。離れた両者、レイエスは右を受けて下がるとケージに詰まる。それでも右を返すレイエスだが、やはり打ち終わりが顔面ががら空きになる。アッパーは空を切ったキャンベルだが、左から右を打ち抜くとレイエスが腰から崩れ、勝負が決した。

キャンベルは「UFCジッターなんてないと思っていた。ナーバスになるって、シンプルになった。どう思う?」とインタビュアーのダニエル・コーミエーに話を振りながら、返答に耳を傾けず「別にどう思うかなんて関係ない」と大物ぶりを見せた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN227 マーニック・マン

【UFN227】全局面で圧倒、キヌットソンが大差の判定勝利でUFCデビューを飾る

<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン(スウェーデン)
Def.3-0:30-24.30-25.30-27
マーニック・マン(米国)

サウスポーのマンに対し、キヌットソンが右の前蹴りと右ストレート。マンが組みつこうとすると、距離を作ってヒザ蹴り。マンがシングルレッグで組みつくと頭を潰してボディにヒザ蹴り、側頭部にパンチを落とす。

距離が離れると、キヌットソンはマンが前に出てくるところに右ストレートを合わせ、さらにヒザ蹴り。マンの投げを潰し、ハーフガードでトップキープする。

しっかり上体を固めるキヌットソンはパスガードに成功し、マンの身体をまたいでマウントへ。しがみつくマンにヒジを入れ、残り10秒を切ると、身体を起こしてパンチを落とした。

2R、キヌットソンが左を見せてインロー。続く右ミドルをキャッチされるが、ケージを背にしてマンのテイクダウンを阻止。マンのボディにヒザ蹴り、離れ際に左ハイを蹴る。

打撃の圧力で勝るキヌットソンは右のテンカオ(ヒザ蹴り)を突き刺し、右ストレート、右ハイ。ケージを背負うマンにワンツーから右ミドル、右のスーパーマンパンチを放つ。

距離が詰まって組みの展開になると、キヌットソンがマンをケージに押し込んで左ヒジ。一旦離れるとマンの蹴りをスウェーでかわし、すぐにワンツーを打ち込む。

ここからキヌットソンは右ストレートから左フック、右の前蹴りからワンツー。再びマンをケージへ押し込むと、ボディロックからテイクダウンも奪い、再びマウントをとってパンチを連打する。

3R、キヌットソンはマンのスピニングバックフィストをかわすと、お返しと言わんばかりにスピニングバックエルボーを当てる。

キヌットソンはパンチのプレッシャーをかけてインロー。マンも右フックを返すが、キヌットソンが右ストレートを当て、右のヒザ蹴りから組みつく。

キヌットソンは2Rに続いてテイクダウンし、ハーフガードからパンチとヒジを落とす。マンが背中を見せて立ち上がるも、すぐにテイクダウンして体を起こしてヒジ。最後はマンの立ち際にバックを取ってRNCを仕掛けた。

フィニッシュこそできなかったものおキヌットソンが大差の判定勝利。見事にUFCデビューを飾ったキヌットソンは「またラスベガスに来て、UFCの一員になって夢がかなった。コンテンダーシリーズを終え、家に戻るとUFCから連絡がありイエスしか答えはなかったわ。今日は……言い訳じゃないけど、肩に問題があってレスリングゲームに疲れてしまったの」と試合を振り返った。


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Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP115 MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC YouTube   イ・ソンハ キック キム・ソンウン シン・スンミン ジョゼ・アルド ジョン・チャンソン チェ・ジュンソ チャンネル パク・シユン パンクラス パン・ジェヒョク マサト・ナカムラ マックス・ホロウェイ ユ・スヨン 力也 大原樹理 大島沙緒里 木下尚祐 杉山廣平 海外 牛久絢太郎 石司晃一 酒井リョウ 鈴木槙吾 青井人 駒杵嵩大

【DEEP115】BCフェザー級王者シン・スンミン「蒼井そらは知っていても、青井人なんて知らなかったです」

【写真】9勝4敗、パン・ジェヒョクやパク・チョンスに勝利しているBlack Combatフェザー級王者(C)MMAPLANET

明日18日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」。ダブルタイトル戦が3試合揃った同大会でBlack Combatフェザー級チャンピオンのシン・スンミンはノンタイトルで青井人と戦う。
Text by Manabu Takashima

コリアンソンビに憧れてMMAを始め、トルネード・ソンにMMAを習った。アグレッシブかつ、戦術を用いる冷静なファイト、削り合いもできるシン・スンミンに話を訊いた。


――去年の大みそかにシン・スンミン選手に話を伺った時、本当に日本で戦いたいという風に言われていましたが、ついに実現しますね(※取材は4日に行われた)。

「実は自分のプロデビュー戦は日本で、DEEP浜松大会だったんです(※2015年。×柴ちゃん)。5日前のオファーで、日本に旅行に行こうというぐらいの気持ちで戦いRNCで負けてしまいました。今回はしっかりと練習できているので、あの時よりもずっと楽しみです」

――いきなりのファイトに観光気分になれるのですね。ある意味、凄いです。

「まだMMAの練習を始めて8カ月ぐらいだったので。どうなるっていうものでもなかったので、旅行に行こうという気持ちでいたんです。あの時は、そうでした。ただあの負けがあったので、また日本で試合をしたいという気持ちは心のどこかにありました。去年、日本から来た記者さんに話をきいてもらった時に、その気持ちは確実なモノになりました」

――2018年8月にArzaletソウル大会に出場しています。日本のREALの海外版という位置づけだった同大会で戦った時も日本を意識していたのでしょうか。

「あの時はキム・ジョンホン選手と戦ったのですが、本当は日本人選手と戦いたかったですし、日本で戦いたいと思っていました」

――では今回はBlack Combatフェザー級王者としての来日です。Double GFC王者のパク・チョンス選手との王座決定戦ではサッカーボールキックを決めて勝ちました。あの試合の勝利をどのように捉えていますか。

「チャンス選手が良い選手だと言われるのは分かりますが、自分はパンクラスやグラジエイターで活躍しているバン・ジェヒョク選手にも勝っているので彼に勝ったことで、自分の株が上がったとは思っていないです。絶対に自分が勝つと自信を持って戦っていました。自分のキャリアは、今回の試合から始まります」

――そんなシン・スンミン選手ですが、MMAを始めるきっかけは何だったのですか。

「2013年の兵役中に、テレビでジョン・チャンソン選手とジョゼ・アルドの試合を視ました。凄く格好良くて、兵役を終えた2015年に始めました。それまで遊びで体を動かすぐらいしか、格闘技の経験はなかったですが、Ssenジムに入門してトルネード・ソン館長にMMAを学ぶようになりました」

――コリアンゾンビに憧れ、トルネード・ソンにMMAを学ぶ。なんだか良い話ですね。

「たまたま家の近所に道場があったんです。自分はテグに住んでいるので、ソウルのジョン・チャンソン選手のジムは遠すぎました。ただ、チャンス選手との試合前からコリアンゾンビMMAでも練習をしていて、今後は正式にジムを移籍するかどうか。今回の試合を終えて、決断したいと思っています」

――では、先日のコリアンゾンビ×マックス・ホロウェイ戦など胸に来るものがあったのではないですか。

「ジョン・チャンソン選手を見て、MMAを始めました。最後までMMAファイターとして、見ている人に感動を与えることができる素晴らしいファイターです。自分も引退する時には、ジョン・チャンソン選手のようになっていたいです。凄く感動的な引退試合でした」

――韓国のファンも第2のコリアンゾンビを求めているでしょうね。

「自分がどこまで昇り詰めることができるのか。それがMMAを戦う理由であり、凄く楽しみにしています。なので第2のコリアンゾンビを目指すのではなく、シン・スンミンとして世界でどれだけ通用するのか。そう思っています」

――承知しました。そのためにも今回の対抗戦、凄く大切だと思います。

「今回、自分はチャンピオンとして日本に行きます。なので相手がチャンピオンでないことは残念です。試合が決まってから、青井人選手がRIZINでも活躍していることを知りました。それまで蒼井そらは知っていても、青井人なんて知らなかったです」

――アハハハハ。

「ただDEEPには牛久絢太郎選手というチャンピオンがいるのに、青井選手が出てきたということは彼が逃げたと思っていました」

――まぁ、牛久選手はRIZINでの試合があるので――と話しを続けたいのですが、蒼井そらという名前の方に読者の皆さんも反応してしまうかと思います(笑)。ベルト奪取の際に彼女と抱き合っていましたが、問題ないですか。

「ハハハ。蒼井そらの名前が自然に出てきました(笑)。ただ蒼井そらが好きとは言っていないので大丈夫です(笑)。何も問題ありません(笑)」

――押忍。シン・スンミン選手はアグレッシブかつ、冷静に戦えるファイターです。今回の試合で、日本のファンにどのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「蒼井そら……いや青井人選手を相手にして、自分のスタイルが変わることは一切ないです。自分は自分のスタイルで戦います。青井選手は1Rを戦い切ることができないでしょう。まずは目の前にいる青井選手を倒して、Road to UFCかRIZINで戦いたいと思います」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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『UFC Fight Night 227: Grasso vs. Shevchenko 2』速報

RAY'S UFC ワールドチャンピオン レプリカベルト 大人用サイズ


Noche UFC ‘Grasso vs. Shevchenko 2’ Play-by-Play, Results & Round Scoring(Sherdog)



 上記を参照。以下、速報です。続きを読む・・・
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Dricus Du Plessi, the TRUTH will set you free…

Chael Sonnen talks Dricus Du Plessi on this episode of Beyond the Fight

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DWCS K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN227   アレクサ・グラッソ エドガー・チャイレス カイル・ネルソン クリストス・ギアゴス ケヴィン・ホランド ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジャック・デラ・マダレナ ダナ・ホワイト ダニエル・ラセルダ チャーリー・キャンベル テレンス・ミッチェル フェルナンド マーニック・マン ライカ ラウル・ロサスJr ルピタ・ゴディネス ロマン・コピロフ ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFN227】Noche UFC計量終了 DWCSで契約を逃したキヌットソンが急転直下のオクタゴンデビューへ

【写真】やはりフィジカル的にはシェフチェンコが優位に立っているか。グラッソは正確なタイミング、高い精度が欠かせない (C) Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州のTモバイル・アリーナで開催されるNoche UFC(※UFCの夕べ)ことUFN227「 Grasso vs Shevchenco 2」の計量が15日(金・同)に行われている。
Text by Takashima Manabu

セレモニアル計量は現地、Tモバイル・アリーナ正面の東芝ブラザで強い日差しが照り付けるなか、マリアッチの演奏から始まった。


メインでアレクサ・グラッソの持つUFC世界女子フライ級王座に挑む元チャンピオン=ヴァレンチーナ・シェフチェンコはブーイングを送るファンに対して、「明日はハレの日。私の心、力、精神の全てを戦いに注ぎ込む。ありがとう、皆の──」と一呼吸をおいて「サポートを」と話した。

対してグラッソは大声援を受けて「素晴らしい週末を過ごしてもらって、全てを尽くしてベルトを再び皆に持って来るから」とコメントした。

メキシコのための大会といっても過言でない今大会だが、5人のメキシコ籍ファイターに加え、ラウル・ロサスJr、トレイシー・コーテズ、アレックス・レイエスなどメキシコ系米国人も多く出場している。

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そんななか第1試合でジョセフィン・キヌットソンが、マーニック・マンを相手にUFCデビューを行う。K1で活躍し、MMAに転向したキヌットソンは8月22日のコンテンダーシリーズ第3週でイシス・ファーバックとのストライカー対決を制しながら、「素晴らしい実績を残しているが、今日はその片鱗を伺わせなかった」という厳しい評価から、契約が見送られていた。

そのキヌットソンが急転直下、今大会でオクタゴン初陣を戦う。もちろん、キヌットソンにとってもこのような展開は予想だにしていなかっただろう。あのダナ・ホワイトの言葉、契約が流れたキヌットソンが、誰よりも早く今年のコンテンダーシリーズ出場選手のなかからUFCデビューを迎えることとなった。

K-1クイーンの本当の意味での旅立ち、非常に興味深い。

なお今大会ではUFCにとって初めて民族ベルトが創られ、お披露目されている。メキシコのミシュテカ及びサポテカ文化の色彩を採り入れ、熟練、勇気、力、規律などの意味合いを持つデザインが成された特別仕様のベルトはセレモニアル計量では確認できなかったが、明日のメインでグラッソの腰に巻かれた際にはメキシコ独立記念日のUFCの夕べをより彩ることになるだろう。

■視聴方法(予定)
9月17日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFN227対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]アレクサ・グラッソ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
テレンス・ミッチェル: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
クリストス・ギアゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・パディーリャ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス: 116ポンド(52.62キロ)
エリス・リード: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョシュ・フレムド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 126ポンド(57.15キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ: 126ポンド(57.15キロ)
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル: 155ポンド(70.31キロ)
アレックス・レイエス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン: 115.5ポンド(52.38キロ)
マーニック・マン: 115ポンド(52.16キロ)

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【DEEP115】対抗戦、先鋒戦出場の駒杵嵩大─02─「技術どうこうでなく、韓国は見ている先が違う」

【写真】フッと詰めて寄る。打撃の交換なくして、上手くハマった時は達人級(C)MMAPLANET

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」。DEEPとBLACK COMBATの対抗戦では、駒杵嵩大がフライ級代表としてキム・ソンウンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

インタビュー前編では、自身の課題と理想について語ってくれた駒杵。打撃主体のキム・ソンウンとの対戦は、その課題を克服した姿を見せられるマッチアップかもしれない。対抗戦の第1試合に出場することとなった駒杵が、DEEP軍に1勝ち目をもたらすことができるか。

<駒杵嵩大インタビューPart.01はコチラから>


――理想はDJですか!

「DJのように、打撃も組みも全部混ぜることができるようになりたいですよね。殴りながら入ったり、入りながら殴ったりとか――相手からすれば、僕が何をやってくるか分からなくなるぐらいまで(笑)。そういうDJのスタイルが理想です」

――現状、その理想まで何パーセントまで辿り着いていますか。

「まだまだです。自分の理想まで、半分も辿り着いていないと思います。でもそれって、まだまだ自分には伸びしろがあるっていうことなんですよ」

――そんななかでBLACK COMBATとの対抗戦を迎えます。まず今年2月に対抗戦第一弾が行われた時、ご自身がその輪に加わるとは思っていましたか。

「試合映像は見ましたが、『自分には関係ないのかなぁ』と思っていました。第一弾の時はフライ級がなかったので。ただ、いつか海外勢と対戦したいという気持ちはありましたね」

――駒杵選手はMMAでは国際戦の経験がありません。柔道時代を含めると、最後の国際戦はいつまで遡りますか。

「大学2年生の時なので、ちょうど10年ぐらい前です。ずっと海外勢との練習はやっていたんですよ。いろんな国のナショナルチームが大学(駒杵は東海大学出身)に来ますから」

――どういった国々が出稽古に来ていたのでしょうか。

「カザフスタン、フランス、韓国のチームとも練習していました。東海大学の柔道部には強いヤツが集まっているので、それだけ海外からも出稽古に来るんですよ」

――最初にMMAにおける相性の話がありました。駒杵選手は柔道時代、海外勢との相性は良かったのですか。

「国際大会でも優勝していますし、相性は良かったと思います。柔道の場合は、日本人と比べたら海外勢のほうが雑なので、やりやすいんですよ。時間が経つにつれて、試合が雑になってくるんです。昔は『海外の選手は体力がない』と言われることもありました。後半になってくるとスタミナが切れてくるから、こちらも後半に勝負できるわけですね。今はそんなこともないと思いますけど」

――MMAでいえば逆に、韓国勢と中央アジア勢の体力と削り合いのタフさは強みの一つですよね。

「あと韓国人選手は気持ちが強いです。柔道でも『絶対に勝つ!』という気持ちで向かってくるし、気持ちの面では日本人よりも上だと思いますよ」

――韓国人選手の気持ちの強さに対し、駒杵選手はどのように対抗していたのですか。

「僕の場合は、技術で対抗していました。それは韓国人選手だけでなく、特に中央アジア勢は体の強さもレベルが違っていて。密着してしまうと勝てない、すぐに投げられてしまう。旧ソ連圏の選手は特に、レスリングのように抱き着いて倒しに来ることが多いんです。だから腕でうまく距離をつくりながら、道着を使っていなしながら技に入ることが必要になります。そういう作戦は必須でした」

――柔道時代に培ったその技術は、MMAでも韓国人選手との試合で生きてきますか。

「いえ、もう全然別モノですからね。韓国からUFCに出ている選手って多いじゃないですか。歌手とかエンターテインメントの世界でも、米国に進出している人が多いですよね。日本よりも韓国のほうが技術的に上かどうかではなく、まず見ている先が違うと思います。だから韓国ではUFCをはじめ、MMAが人気になっているのかもしれないです」

――なるほど。柔道という国際舞台で戦ってきた駒杵選手の意見だけに、納得できます。では試合の話に戻りますが、次の対戦相手であるキム・ソンウンの印象を教えてください。

「試合映像を視ましたが、逆転勝ちをする選手ですよね。でもテイクダウンディフェンスは、まだまだなのかな……。対抗戦の中で、まずフライ級の僕がしっかり勝ちたいですね(※取材後、駒杵×キム・ソンウンのフライ級戦が、対抗戦の第1試合になることが発表された)。相手の打撃をもらわずに倒していけば、問題ない相手だと思っています」

――危険視するとすれば、あの打撃ですよね。とにかくガンガン前に出て、打撃を繰り出してくる選手です。

「僕としてガンガン前に出てきてくれたほうが、やりやすいです。パンチを出してくれたほうが、空いているところに組みやすくもなるので。そこは今練習していることが出せるし、練習の成果を見せるという部分でも、良い相手だと思います」

――今回はDEEPフライ級代表として対抗戦に出場します。ここで勝てば、その後にタイトルマッチなどのチャンスも得られるかもしれません。

「そこは分からないですよね。タイミング次第じゃないですか。今フライ級は神龍誠選手が正規王者で、福田龍彌選手が暫定王者ですから。まずは統一戦があるのかどうか――でも僕としてはオファーがあれば、いつでもやります。もちろんベルトを獲る自信もあります」

――それは楽しみです。では最後に、次の試合に向けて意気込みをお願いします。

「まずはテイクダウンして、サブミッションを極めたりパウンドでKOする姿をお見せしたいです。勝ち負けがハッキリ分かる試合をします。僕自身まだまだ伸びしろを感じているので、この試合だけでなく今後も応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【Road to UFC2023Ep05】クリマコ戦を鶴屋怜が振り返る─01─「ツイスターは展開を創ることが目的」

【写真】戦った本人、そしてセコンドの父。両者の言葉で、試合を振り返ります。これがJ-MMAのチャレンジです(C)MMAPLANET

8月27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されたRoad to UFC 2023Ep05のフライ級準決勝で、マーク・クリマコから判定勝利を収めた鶴屋怜。
Text by Nakamura Takumi

左ヒザの怪我により組み技・寝技の練習がほぼゼロという状況での一戦となったが、結果的にはフルラウンド戦い抜いての勝利というKO、一本勝ち以上に大きな経験値を積む試合となった。この試合後のインタビューでは組み技、寝技の攻防を中心に鶴屋が何を考えて戦っていたかを訊いた。


組み技の練習再開したのは8月17日、この時点でも本当に様子見だった

──今回はRoad to UFCフライ級準決勝の振り返りインタビューとなります。

MMAPLANETの試合レポートに書かせてもらいましたが試合前に左ヒザを負傷し、ほとんど組み技・寝技の練習ができないまま試合したそうですね。

「事前のインタビューで『今回は打撃を多めにやった』と言ったのは、あれはヒザの怪我で打撃の練習しかできない状況だったんですよ。走ることもできないのでスタミナにも心配があって。もし試合中にヒザを痛めたらどうしようとか、負けることへの不安よりも自分が動けなくなる不安が大きかったです」

――実戦的な練習ができないことはもちろん減量の問題はなかったですか。

「試合間隔が短かったので、試合が終わっても体重を戻りすぎないようにしてたんです。そうやって体重をキープしていた状況で怪我をしたので、減量の幅が少なかったのは不幸中の幸いでした」

――今までにない不安があったなかでの試合だったと思います。

「でもいざケージに入ったら一切不安がなくなって、普段の試合よりも集中していましたね」

――もうここまで来たらやるしかないと。

「はい。多少試合中は無意識にヒザをかばう場面もありましたけど、気持ち的には吹っ切れていましたね」

――では試合の細かい部分についてもお聞きしたいと思います。

まず1Rに鶴屋選手がダブルレッグからテイクダウンを奪い、スタンドでシングルバックを取ってツイスターを狙っていきます。前回の試合でもツイスターを狙っていますが、得意技の一つですか。

「これはツイスターを狙っていたというよりも、この形(シングルバック)からテイクダウンしたり、色んな展開を創ることができるんですよ。

みんなスタンドでバックを取ると前に倒してテイクダウンするんですけど、僕はツイスターの形で後ろに倒すのも得意ですね。

ここも結果的にツイスターは極められなかったですけど、僕が上になったじゃないですか。僕的にはこれでもオッケーなんですよ」

――ツイスターを失敗したわけではないんですね。

「失敗じゃないです。ここから展開を創ることが目的なので。バックをとった時に腕の力を使いすぎると、後半のラウンドでしんどくなるじゃないですか。ツイスターは腕の力を使わなくても、しっかり足の形が出きていたら力を使わずに相手をコントロールできるんで、腕と足を使うバランスを考えながらやってます」

――ちなみにここでツイスターを極めるとしたら、どういう形だったら極まっていたのですか。

「まず僕の左足のフックが浅いですよね。相手の右ヒザより上で組めていればよかったんですが、そこで組めてなかったんで、ここはツイスターにいくよりも、トップを取りに行こうと頭を切り替えました」

――残り1分30秒、スクランブルからクリマコにややバックを許す形になり、鶴屋選手はクリマコの左足に投げを仕掛け、前転して足関節を狙いに行きます。

「事前の試合の映像を見て、クリマコが相手の右ワキを差すのが得意なのは分かってたんですよ。なので右ワキを差して来たら、小手を巻いて攻防しようと思いました。ここはこだわろうと。最初は相手の左足を払ってるんですけど、本当はここから奥の足=右足をとってシングルレッグのような形で倒したかったんです。でも相手もそれを警戒して右足をとらせなかったんですよね。それで無理して右足を取りにいかずに、左足にヒザ十字にいきました。ヒザ十字自体は結構極まっていて、技に入った時に『バキ!』って音がしたんですよ。このままいったら極まるかなと思ったんですけど、抜けちゃったので上をとりにいきました」

――1Rを終えたセコンドとはどんな会話をして、2Rに臨んだのですか。

「相手のディフェンスが固くて、1Rと同じように極めにいったらスタミナを使いそうだなと思って。細かいところなんですけど、こっちがバックをとっても絶対に腕をたすき掛けさせないように、僕の腕をワキの下に挟んだままにしたり、必ず僕の手首を掴んできたり。それをはがして組んで……を繰り返すと腕が張りそうだなと。それで試合前にも話していたんですけど、2Rは打撃の攻防を多くしようと思いました」

――2Rに打撃の時間が長くなったのは想定内だったのですね。

「はい。右アッパーからの左ストレート、左のオーバーフック、合わせの右フックは練習していたものが出ていたと思います」

――2Rの2分過ぎ、スタンドのシングルバックの状態からクリマコに正対され、テイクダウンを許しました。

「これはセコンドの位置からだと、僕が両ワキ差されているよう見えたらしいんですよ。でも実際僕は右ワキだけ差されていて、左はクリマコの右腕と右ヒザを抱えてクラッチしてたんです」

鶴屋浩 いつもだったら尻餅をつく前の段階で倒れないんですけど、あれで倒れてしまったのは怪我している左ヒザが痛かったからだと思います。テイクダウンされたあとを見ても左足が伸びちゃっているので、曲げられなかったんです。

――そうした事情もあったのですね。ただ初めて尻餅をつかされた場面でしたが、上手く後方にクリマコを返して立ち上がることができています。

「この状態になると相手を僕の背中をマットにつけさせようとするじゃないですか。だからそれに逆らわずに、相手が寝かせようとするタイミングに合わせて自分も転がって相手を後ろに返したという流れですね」

――相手の力は使わずに返せたということですか。

「はい。強引に返すというよりも相手が寝かせるタイミングと合わせて僕も一緒に転がった感じです」

<この項、続く>

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