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【DEEP100】暫定ウェルター級王座決定戦。地獄を乗り越えた阿部大治「一発で倒せるパンチ力は普通にある」

【写真】ポテンシャルの高さを見せつけるのはこれから(C)KEISUKE TAKAZAWA

21日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP20周年記念大会=DEEP100でレッツ豪太とDEEP暫定ウェルター級王座を賭けて、阿部大治が戦う。

柔道エリート、東海大推薦を誇示し飛び込んだ格闘技界。早々にキックで結果を残すと、世界があるMMAに転じた。足を切断しなければいけない大病を乗り越え、キャリア5戦目にしてパンクラスでチャンピオンとなりUFCへステップアップを果たした。

ここから阿部には茨の道が待ち受けておりUFCとONEで1勝4敗──4連敗の状態で国内大会に戻りDEEPからRIZINにステップアップを目指すことに。

そしてDEEPで2連勝、暫定王座決定戦で戦う権利を得た阿部に話を訊いた。


──タイトル戦を控えた阿部選手ですが、昨年8月の佐藤洋一郎選手との試合で勝ち切れたことは凄く大きなコトだったのではないかと。行き切れなかったUFCから、攻めの姿勢のONEでのイブ・タン戦を思い出させる切れ。悪夢の逆転前の再現になるかのような試合を取れました。

「ハイ、その通りですね。僕にとってデカいことでした。練習もガッチリ追い込んでやっているのに試合になると、ああいう風になってしまって。力が入り過ぎていたのかと思って、悠太選手との試合ではそこは意識していました。

そうしたらリラックスできた感がありました。そこに関しても、ボクシングのコーチからも肩に力が入っているという指摘をしてもらい、力が抜けてきたら5Rのスパーリングをしても、組みを交えてもスタミナは持つようになりました」

──苦しい時から脱却できた感覚がありますか。

「やはり4連敗ですからね。でも自分の中でやろうと思っていたことだから、最後までやり切ろうという気持ちでした。海外の大会から日本に活動の場を戻し、もう一度名前を売りたいと思い、もう一度やろうと決めました。

去年2試合、DEEPで戦い今回暫定王座に挑戦できる。ここでしっかりと倒して、上に行きたい気持ちでいっぱいです」

──悠太選手との試合後、チャンピオンの住村竜市朗選手に噛みつきましたが、対戦は実現しなかったです。

「もう戦うこともないでしょうね。交わることがない相手だと思います。この試合が終われば、本格的にライト級に落とします。今回の試合がウェルター級で最後の試合になると思います。

戦いたい選手がいれば、ウェルター級でもやるんですが、そういう相手がいないので」

──ライト級転向の青写真を描いているのですね。

「だからといって、レッツ豪太選手との試合を軽く見ているなんてことはないです。焦点はレッツ選手です。ライト級で勝負したい気持ちと、今回の試合の感情は別物です。だからこそ、この試合は落とせないです。

それにDEEPのベルトはとっておきたいですしね。レッツ選手はカウンターが上手い良い選手ですけど、格の違いを見せて勝ちたいですね」

──この試合に向けては、どのような環境で準備をしてきましたか。

「キックボクシングとボクシング、さっき言ったようにボクシングはしっかりとやってきました。サウスポー対策もコーチと練ってきましたし。まぁ良い感じで、一発で倒せるパンチ力は普通にあると思います」

──以前から蹴りも使える打撃力には定評がありましたが、さらに進化した形ですか。

「蹴りは使えていましたが、パンチは自己流でやってきたので力が入っていましたね。力を抜いて打つパンチを指導してもらい、それでも倒せることが分かってきました」

──組みの練習というのは?

「グラップリングは出稽古でグラバカ、UFCジムでもグラップリングの練習があるので、そこでもやっています。ノーギで組み技のためのグラップリングの練習もやってきました。極め技も一応、覚えています(笑)。寝技でも戦えるように色々とやってきました」

──今回、こんなところを見てほしいというのはありますか。

「やっぱり勝負に行く姿勢、お客さんが見て面白いと思ってもらえる攻める試合をしたいです。打撃で倒したいです」

──厳しい時を乗り越えたからこそ、阿部大治のこれからにさらに期待したいです。

「ありがとうございます。DEEP20周年大会、たくさんの試合に見てもらって期待に応えたいと思います」

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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Grachan J-CAGE News ブログ

【Grachan】グラチャンが年間スケジュール発表、4月から8カ月間で東京、大阪、北海道、神奈川で6~7大会

【写真】4月、日本のMMAはどのような状態でイベントを開くことができるのだろうか(C)MMAPLANET

19日(金)、GRACHANが2021年の年間スケジュールと組織構成を発表した。

当初の予定では2021年第1弾は3月14日に予定されていたが、4月25日にスライドされ、本拠地の大田区産業会館PIOで開かれる。

以下、6月20日に同所で。8月は大阪、9月5日に再びPIO、11月か12月に東京でもう一大会、この他は北海道と神奈川でイベント開催が予定されており、年間6~7大会を行っていく予定だ。なお大阪はこれまで共催大会だったが今年は単独開催になることもありそうだ。

岩崎ヒロユキ氏を代表とした組織構成はコミッショナーに小林繁之氏、最高顧問に太田光俊氏、相談役は桜井マッハ速人と宮田和幸の両名、顧問弁護士は清瀬雄平氏となっている。


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DEEP100 Interview J-CAGE ヒロヤ ブログ 雅駿介

【DEEP100】MMA初陣=ヒロヤ戦へ。雅駿介─02─「イチMMAファイターのデビュー戦と思って見てほしい」

【写真】対戦相手の出方によって、出す技も変わってくるだろうが、どのようなMMAを披露するか楽しみだ(C)TRI-FIGHT

21日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP20周年記念大会=DEEP100でヒロヤを相手に、MMAデビュー戦を戦う雅駿介インタビュー後編。

石渡伸太郎メソッドに加え、MMAとして使える局面で雅が使う首相撲、ヒザ、ヒジが楽しみでならない。国内ムエタイ三冠王は、その確かなムエタイの技術に自信を持ちながらも、MMAとムエタイは別物と捉え──MMAに取り組んできたという。

イチ──いやゼロから積み上げてきたという言葉からも、雅のMMAに賭ける覚悟が伝わってきた。

<雅駿介インタビューPart.01はコチラから>


──MMAにもスコアリングは存在しますし、必要です。

「ポイントゲームという部分ではムエタイとMMAは共通していると思います。と同時にお客さんが見ているエンターテイメントでもあります。競技者として何としても勝ちたいという気持ちと、試合中にお客さんの声援で盛り上がって殴り合いに行っちゃたら、それはそれでしょうがないかなと思っています(笑)」

──アハハハ。それができるのも強味かと思います。実際に拳が届く距離で打撃戦ができる選手の需要は高いです。ただし、ムエタイの打撃戦とは違いますし、首相撲にしても足に触れられるなかで使う必要があります。

「基本的にはレスリングの技術、組みの技術というのは石渡さんが持っているモノを教えてもらったうえで、僕の特性を生かした技術を使った戦い方を指導してもらっています。

距離や構えに関しては、イチから創り直して本当に細かくやっています。イチじゃなくて、ゼロからですね。ムエタイをやってきたから、この距離でというのはないです。MMAとムエタイは別モノなので、MMAで戦うための打撃を創ってきました。

そのなかでムエタイの技術が生かせる局面があるのもMMAですから、そこで自分が持っているモノも使えるようにしていけるように練習しています。でも、逆にムエタイをやってきたからこそ、MMAでは足を引っ張ってしまう技術もあります。距離感もそうです。そこに関しては、本当に細かく指摘してもらって修正してきました」

──MMAのガチャガチャぶりをみると、ムエタイがどっしり見えるぐらい別物に感じます。

「もうグローブが違うところから、別物ですしね」

──先日、ONEで佐藤将光選手と戦ったファブリシオ・アンドラジが見事に首相撲からヒジをMMAで使っていました。雅選手もヒジで試合を決めたことがムエタイ時代にもありましたが、ヒジ打ちの有効性はどのように感じていますか。

「MMAの組みはレスリング、柔道、壁レスリング、そして首相撲と色々なシチュエーションがあります。その首相撲に関しては、僕が費やしてきた時間は他のMMAファイターよりずっと多いです。そこに関しては絶対の自信があります」

──あの距離、あの位置でのヒジ打ちは既に日本のMMA界でトップかと。

「そうですね。ヒジも自信があります。ただし、その形で戦えるようにしないといけないですからね」

──雅選手自身、ムエタイ時代の打撃を100とすれば、MMAではどれだけ自らの打撃を使えるようになったと考えていますか。

「いやぁ、難しいです……やってみないと分からないですし。練習の感じだと、今──スパーリングで斎藤裕選手とやらせてもらっていて。どれだけ自分の打撃が使えるのか測定不能のような感じです(笑)。

だから半分以下しか使えていないかと。でも、それはネガティブに捉えていなくて伸びしろがあると思っています」

──嶋田裕太選手から雅選手は道着の練習も、試合が決まるまでは出ていたと伺いました。

「ハイ。嶋田さんのクラスは石渡さんからも受けるようにと言われていたんです。なのでホントに試合が決まるまで柔術の練習もしていました。

元ムエタイ・ファイターがMMAをやっているのではなく、イチからMMAの練習をしているつもりなので、背中をつけた練習も時間をかけてやってきました。試合でグラウンドになっても大丈夫だというように仕上げてもらってきました。だから、そこは全く問題ないです。

僕の試合はキック団体のベルトを巻いていた人間のMMAではなくて、イチMMAファイターのデビュー戦だと思って見てほしいです」

──そのMMAファイターとしての目標を教えてください。

「バンタム級ではRIZINが一番盛り上がっているので、そこに食い込んでいきたいです。僕みたいに他の競技から移ってきた選手もいますし、そことも張り合ってRIZINのチャンピオンになりたいと思っています」

──では最後にファンに一言メッセージをお願いします。

「今回デビュー戦なんですけど、僕の覚悟を見ていただければと思います。宜しくお願いします」、

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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J-CAGE News ONE Road to ONE04  エリッキ・シウバ ブログ 青木真也

【Road to ONE04】大会スポンサーより3選手にボーナス。「表現として質を大事にします」(青木真也)

【写真】青木に満面の笑みと拍手を送られるのは誰になる?!(C)ONE

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」でNext Young Guns Awardが設けられることが決まった。

5年後の日本の格闘技界を考える──というテーマを持った今大会にはONE本戦ファイターの平田樹を筆頭に修斗、パンクラス、キック、そしてONE Warrior Seriesで戦う(主に)若い選手が集まっている。



そんなYoung Gunsの集いに相応しいボーナスが決まった。今回のNYGAは今大会のメインスポンサーである㈱CLASTYの長安蒜貴紀代表取締役社長が出場選手から2名、大会当日にABEMAで解説を行う青木真也が1名を選出し、各自に10万円のボーナスが贈られるという。

今回のアワードに関して、主催者からリリースされた長安氏と青木のコメントは以下の通りだ。

長安蒜貴紀CLASTY代表取締役社長
「今回このCLASTY Presents Road to ONE4th; Young Gunに出場する選手から、優秀な選手を選ばせて頂くことは大変名誉なことと感じています。これから日本の格闘技界やファンの希望を背負い、強烈な印象を与えた選手や未来に繋がる、期待の持てる選手に応援の気持ちも含めて、選びたいと思います。選手たちの活躍を楽しみにしています。」

青木真也
「この度、大会の優秀選手を選考するとのこと。様々な評価基準が存在しますし、表面的な格闘技ブームなのか的外れな価値基準が多いと感じています。その中でファイターが評価するファイターの重要度が増しているように思います。格闘技として、表現として質を大事にします。上手、綺麗は要りません。凄みを見せてください。仕事しろよ。仕事の報酬は仕事で返ってくるからね」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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Interview J-CAGE ONE Road to ONE04 ブログ 吉野光 野瀬翔平

【Road to ONE04】野瀬翔平と対戦、草魂・吉野光─02─「良いホテルで寝ても、バイク屋で寝ても……」

【写真】高校時代に柔道で愛知県でベスト4だった吉野。テイクダウンには絶対的な自信を持つ(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」で野瀬翔平と対戦する吉野光インタビュー後編。

プロデビューの仕方も、プロデビュー後の歩も野瀬とは対象的な吉野は、そのうえでONE Warrior Seriesで揉まれた自分の力を信じている。この試合後は拠点を東京に移すことを明かした吉野が、1年2カ月振りの試合への意気込みを引き続き語った。

<吉野光インタビューPart.01はコチラから>


──野瀬選手は瀕死の重傷から再起した元柔道エリートで、アマ修斗からプロシューターとなり、闘裸男、修斗、Road to ONEで戦ってきました。

「僕とはまるで違いますね。僕はGladiator、HEAT、Demolition、NEXUS、PFCと戦ってきたのですが、修斗、パンクラス、DEEP以外でも強いヤツは育つんだぞという意地はあります」

──まさに雑草魂です。

「試合があれば良い、どこで試合をしても勝っていけば勝手に上に行けると思って戦ってきました。修斗、パンクラス、DEEPだって勝っていれば別に出られると思っていましたし、修斗で戦ってきた野瀬君と比較して別に経験が劣っているとは思いません。

それに野瀬君は遠征先でホテルが用意されていなくて、バイク屋に泊まりかけそうになった経験とかしていないと思います」

──いや、そんな経験は普通しないですよね(苦笑)。

「結局、あの時は祖根さんが『これでは選手に厳しいから、自分らでホテルを探します』っていう感じで主催者に連絡をして、ホテルに移れました(笑)。でも、僕はそれですら関係ないと思っています。試合をするだけですから。

良いホテルで寝ても、バイク屋で寝ても勝つときは勝って、負ける時は負けます」

──やはり雑草魂です、逞しい。そんな吉野選手ですが、野瀬選手と戦ううえで最も警戒しないといけない点はどこだと考えていますか。

「テイクダウンですかね。テイクダウンで先に上を取った方が、試合のイニシアチブを握ることができると思います。だから絶対に下にはなりたくないです。

それには組み勝負のためのに打撃が重要です。僕のパンチは当たると思います。でも、僕もパンチを当てられる。お互い近い距離でパンチをゴチャゴチャ打って、クリンチの攻防になるんじゃないかと。綺麗な打撃戦をしてきたら、僕も綺麗に打撃戦を入れていきます」

──ONE Warrior、シンガポールで戦った経験は生きると思っていますか。

「ハイ。慣れない環境でフィジカルが強い相手と戦えたことは自信になっています。いってみればアリ・モタメドは今ではONE本戦で戦っている選手だし、彼と比較すると野瀬君の立ち技はそこまでじゃない。

モタメド戦は結果的に判定負けでしたが、勝っていたと言ってくれる人が多い試合ですし。僕の方が野瀬君より強い相手と戦ってきている。ONEウォリアーで戦ったことで、僕の方がフィジカルに対する免疫力は上になっているはずです。どうせなら、大会当日は一番インパクトが残る勝ち方をしたいです」

──平田樹目当てのファンの目を奪うと?

「あぁ、そうしたいですね。僕は『アイツ、強いな』って思われるのがモチベーションになっているので、強さを見せたいです」

──今後、まだONEウォリアーがどうなるのか明白になっていません。Road to ONE後については、どのように考えていますか。

「そうですね……やはり海外で戦いたいです。だからONE Warriorがあるなら、東京で練習環境を整えて待ちたいと思います。ウォリアーで勝って本戦で戦いたいので。でも1年が過ぎ、2年経っても試合ができないようであれば、修斗でもパンクラスでもどこででも戦っていきます」

──東京で練習環境を整えるというのは?

「もともと今回の試合のオファーをもらう前から、東京に出て練習をしようと決めていたんです。今、月曜日から土曜日まで現場仕事で、やはり良い練習をするには体に厳しくて。なので東京に出て自分より圧倒的に強い人と練習をして、僕もレベルアップしたいと思って決めました。

今、名古屋で練習していてボコられることって日沖発さんが相手の時ぐらいなんです。だから発さんにやられるぐらいの練習を東京で日々行いたいと思っています。そうでないと、ONE ウォリアーで勝ち残ることができないので」

──練習場所は決めているのですか。

「一応UFCジムでクサノさんの生徒のグラント・ボクダノフがインストラクターをしていて。UFCジムでも練習会もあるようなので、まずはそこに参加して他のジムを見学させてもらい練習場所を決めようと思います」

──では最後に野瀬選手との試合への意気込みをお願いします。

「ハイ。僕は過去の試合でテイクダウンを取れなかったことがないです。だから似たようなスタイルの野瀬君と戦っても、圧倒できるんだぞっていうのを見せたいです。打撃でも倒せると思うので、練習してきたボクシングの成果も見せられると思います」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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DEEP100 Interview J-CAGE  グラチアン・サジンスキ ヒロヤ ブログ 雅駿介

【DEEP100】ムエタイ王者から、MMA初陣=ヒロヤ戦へ。雅駿介「石渡伸太郎10年チャレンジの雅です!」

【写真】鶴屋怜、雅駿介。キャリアも背景も違うデビュー戦に挑むファイターに要注目のDEEP10だ (C)TRI-FIGHT

21日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP20周年記念大会=DEEP100が開催され、雅駿介がヒロヤを相手にMMAデビュー戦を行う。

あの梅野源治の後継者と目されることもあったWMCに歩インライト級チャンピオンは、なぜMMAを志したのか。そしてCAVEでMMAファイターの道を歩み始めたのか。

国内トップクラスのヒジの使い手に、MMAへの想いを尋ねた。


──今回はMMAPLANETで初めてインタビューをさせていただきます。宜しくお願いします。

「ハイ。石渡伸太郎10年チャレンジの雅駿介です。宜しくお願いします(笑)」

──おぉっ……まさかの切り返しで、黒幕の存在がヒシヒシと感じられるのですが(笑)。石渡選手は雅選手を10年掛かりで育てるという意志の表れですね。ところでMMAPLANETの読者の人たちも立ち技の国内チャンピオンだった雅選手のことは、まだ知らない人が多いかと思われます。まず、なぜMMAに転向したのかを教えていただけないでしょうか。

「もともと格闘技を始める時に、PRIDEとか見ていてMMAが好きでやりたくて千葉に方にあったチーム・アイスというジムに入会したんです。そこは今、TRY-EXキックボクシングとキックのジムになったのですが、僕も15、16歳で家の近くにあるジムを探していて週に3日がMMAで、違う3日はキックということで入会しました。

それが練習に通い始めたら、ほとんどキックの練習しかなくて(笑)。その流れでキックをやるようになったんです。でも、心の中にはMMAに挑戦したい気持ちはありました。その一方でキックもやっていて楽しくて、それでMMAにチャレンジしないままだったのですが、ベルトを獲ったりしていくなかで──このまま終わるのは違うかなという気持ちが大きくなりました。

今26歳で、今年で27歳になるのですが、MMAをやるなら最後のチャンスだと思い、昨年転向を決めました」

──10年間、MMAを始めようと思ったことは?

「ケガをしている時とか、このままMMAに移ろうかという気になったこともありました。いくつかMMAのジムに見学に行ったり、それこそ今所属しているCAVEにも行ったことがあったんです。5年ぐらい前ですかね……。

でも、キックの方も中途半端だったし、MMAを戦うにもベルトを巻くなど形になるモノを手にしてからにしようと漠然と思っていたんです。そして2019年にタイトルマッチを経験して、ベルトも巻けたので2020年からMMAをやろうと決めました」

──ベルトを獲ってからと思ったのはケジメをつけるためですか、それとも嫌らしい言い方になりますが箔をつけて注目されるようにという考えだったのでしょうか。

「ケジメという気持ちの方が大きかったです。やり切ってからじゃないとできない、中途半端じゃダメだと思っていました。ただ結果的にベルトを持っていた方が話題になって良かったと思いました。でも、あの時はそういう計算はなかったです」

──ベルトを持ったチャンピオンが、そのベルトをぶら下げてMMAに転向したという印象が雅選手には全くありません。CAVEで一からMMAの練習を積んでいるという話も聞かれていましたし。

「そうですね。キックの最後の試合が去年の2月で、正式に転向を決まったのが4月だったんです。もう緊急事態宣言が発出されていて、ジムも所属しているプロの人たちのプロ練だけ行われていたり、完全に閉まっているという状態で、新規入会は受け付けられていなかったです。

練習場所がない状態だったので、K-ClannのCORO選手と知り合いで一緒に練習したり、FIGHT FARMではキックをやっている時に立ち技のプロ練でお世話になっていた関係で、自粛期間中もプロ練に参加させてもらっていました」

──それでもCAVEに入会したというのは?

「一番は石渡さんの存在です。UFCが盛り上がっている時に、日本の格闘技界は氷河期の時代で。でも僕はキックよりMMAの方が好きだったので、UFCかPRIDEやHERO’Sとか過去の日本のMMAの映像を見ていたんです。

その時に、たまたまVTJ 2ndの石渡さんと堀口恭司選手の試合を見て、TVもやっていない時に、こんな凄い試合をする人がいるのかって衝撃を受けたんです。リアルタイムで視ていたわけじゃないのですが、本当に震えました。

ちょうど大学生で就活中で、このまま就職をして格闘技を辞めるのか、アルバイトをしても続けるのかって考えている時で。あの試合を視て、格闘技ってやっぱりスゲェと思わせてくれた石渡さんの存在が、僕の中で残っていたんです。MMAに行くなら、石渡伸太郎という人と関われるようになりたいって。あの魂が籠っている戦い方は、自分に欠けていると感じていたので」

──実際に教えを受けるようになって、思っていたところと違う印象も受けたのではないですか。

「アハハハ。良い意味でも、悪い意味でもイメージしていた人とは違っていました(笑)。凄く人間味があって、そこまでしてくれるのかっていうことにビックリする一方で、もっとMMAと同じように真面目一本槍の人だと思っていたので」

──ダハハハハ。ところで雅選手はキックという名称を使っていましたが、何試合か映像をチェックさせていただいたところ、全ての試合がムエタイルールでした。

「ハイ。厳密にいえばムエタイです。先生もタイ人ですし、ずっとムエタイをやっていました」

──ムエタイをやっている人や指導者、プロモーターですら『K-1やキックよりも難解だけど、面白いんです』という感じでムエタイを見ている面があると思います。

「あぁ、そうですね。僕もムエタイの戦い方、考え方が好きなんです。もともとMMAをやりたいというのがあったのも関係しているかもしれないですが、ルールに制限がない方が見るのも、やるのも好きでした。

立ち技の中だったらムエタイが良くて、格闘技の中だったらMMAが良かったんです」

──私はすっかり立ち技の試合は取材しておらず、見ることも極端に少ないのですが、個人的には3分✖3Rより、3分✖5Rの流れが2度変わるようなことが起こり得る試合タイムが好きでした。駆け引きがあるという部分も含めて。

「5Rあるので後半に逆転されたこともあって、そういう経験は今も生きています。駆け引きをやってきたというのは、MMAでも生きると思います。それに3分✖5Rもそうですし、首相撲とヒザ、ヒジという部分はMMAに持って来ることができたので、ムエタイを戦ってきたことはMMAをやるうえでも自信になっています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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Interview J-CAGE Road to ONE04  グラチアン・サジンスキ ブログ 吉野光 野瀬翔平

【Road to ONE04】草魂、魅せられるか。野瀬翔平と対戦、吉野光─01─「格闘技を続けてきて良かった」

【写真】人もまばらな名古屋駅の地下街。誰もが、今を生きている(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」が開催される。

5年後の日本の格闘技界を考える──というテーマを持った今大会にはONE本戦ファイターの平田樹を筆頭に修斗、パンクラス、そしてONE Warrior Seriesで戦う選手が集まる。

野瀬翔平と戦う吉野光はHEAT、Gladiator、NEXUS、Demolition XFCからPFCでキャリアを積み、ONE ウォリアーと契約した雑草中の雑草だ。

所属ジムの独立問題や、そのジムを離れ彷徨う期間もあった吉野光という雑草、その根がしっかりとJ-MMA界に張られていることを証明する──野瀬との一戦となる。


──吉野選手はなぜONE Warrior Seriesに参戦するようになったのでしょうか。

「ウォリアーのトライアウトを受けて、あの時は合格にならなかったのですが、それからONEの方からメールが何度があったんです。でも英語だから、何のことか分からなくて自分の方から返答も何もしていなかったんです」

──なんてことを……。英語ぐらい分かる人は周囲を探せばいるじゃないですか……。

「ホントにそうで……でも、あの時は放置してしまっていたんですよね(笑)。ANIMAL KOJIさんにもONEから連絡があって、実は合格になったからとONEウォリアーに出ていたんですよ。それなのに僕は所属していたZOOMERから離れて試合にも出られないような状況になっていて。

そんな時にONEウォリアー日本大会に出ませんかというABEMAの方のツイッターを見て、コメントをしたら返答があって。結果的にあの大会の出場だけでなくONE ウォリアーとも契約ができたんです」

──その間フリーとして、練習環境はどういう風に変化しましたか。

「最初はプロの選手もいないようなジムで練習をしたり……、でも柔術のレアンドロ・クサオさんがセキュリティの仕事で一緒だった時に『ウチで練習すれば良いよ』って誘ってくれたんです。昼間は塗装の仕事をしていて、先輩に頼まれてセキュリティの仕事を時々していたのですが、昼と夜に働くのは厳しいですし、すぐに辞めたのですがクサノさんに出会えて本当に良かったです。

練習自体は2カ月ほど空いていたのですが、まず柔術から練習を再開できて、そうしたISHITUNA MMAジムの林(巧馬)さんが『一緒に練習やりませんか』と声を掛けてくれました。名古屋大橋ボクシングジムにも入会し、ボクシングの練習も続けてきました。

それと1年ぐらい前からクサノさんのところでもMMAクラスが始まって。誰が指導をしてくれるということではないのですが、勢いのある日系ブラジリアンの人達がパンチを振りまわしてくるので良い練習になっています。キックボクシングも個人的に知っているプロの子と連絡を取って練習したり、意外と打撃の練習もできています」

──ONEウォリアーはパンデミック後に事実上、活動停止しています。

「ハイ。僕も2019年の12月にアリ・モタメドに負けて……」

──あの試合の判定は酷かったです。

「……僕も負けていないと思っています。ただ、だからこそ抑えるんじゃなくて殴るとか練習方法も変えてきました。そして一度、HEATのバンタム級王者だったキム・ミョンギュとのオファーがあったのですが、コロナで大会がなくなり、そこからウォリアーからの連絡もなくなっていました」

──この間、試合がまたなく国内の他のプロモーションで試合をしようとは思わなかったですか。

「4試合契約ですから、他で試合をして問題になるのは嫌だと思って、とにかく練習だけは続けていようと思いました。ここは強くなるために与えられた時間なんだと捉えるようにして。

なので今回オファーを頂いた時は、メチャクチャ嬉しかったです。まさか声が掛かるとは思っていなかったので。相手は誰でも良いから試合がしたいと思いました」

──当初の予定は奇天烈選手が相手でした。

「自分より格上の相手で、祖根(寿麻)さんが勝っているから僕も勝たないといけない──絶対に一本かKOで勝とうって思っていました。でもすぐに奇天烈選手がケガをして、対戦相手が野瀬選手に代わりました。

名前を聞いた時は誰か分からなくて。動画で試合をチェックしたら『めっちゃ強いな』って(笑)。柔道出身で、柔道は僕より強いですね。極めへのスピードもあって。でも、やるだけです」

──そう話す吉野選手が、笑顔のままなんですよね(笑)。

「いつもニヤニヤしていると言われます。でも、今回ROAD TO ONEで試合ができてホントに嬉しいです。これからの日本の格闘技のためにっていう大会で、僕は25歳で中途半端な歳で若者の部類でもないし。

これまで修斗やパンクラスで戦ったことがなく、DEEPも浜松大会でした。そんな僕があのメンバーのなかで東京で戦うことができる。これまで色々とあったけど、格闘技を続けてきて良かったです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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DEEP100 Interview J-CAGE ブログ 竜己 鶴屋怜

【DEEP100】ついにプロMMA初陣=竜己戦へ。ウルトラノヴァ鶴屋怜「緊張よりもワクワクが勝っています」

【写真】さぁ、どんな未来を連想させてくれるのか。鶴屋怜がMMAデビューに挑む(C)THE

21日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP20周年記念大会=DEEP100が開催される。

そんなJ-MMA界のマイルストーンとなる大会のオープニングファイト第1試合で鶴屋怜がMMAデビュー戦=竜己戦を迎える。パラエストラ千葉ネットワーク鶴屋浩代表の次男の怜は、幼少期よりレスリング、柔術、修斗とプロMMAファイターになるべき英才教育を受けてきた。

日本を代表する実力者が属するジムで、コロナ禍の高校3年生はMMAの練習にいち早く合流し、最後のレスリング大会の出場を終えると、一気にプロデビューに舵を切った。

J-MMAの将来の担い手──となる可能性を持つ怜に、デビュー前の心境を尋ねた。


──1週間後にいよいよMMAデビュー戦が控えています。今の気持ちを教えてください。

「ワクワクしています。1RからKOをするつもりでいます。レスリングの最後の試合が11月だったので、それが終わるともうMMAの試合に出ていくと父と話をしていて。ようやくMMAを戦えます」

──アマのMMAを出るつもりはなかったですか。

「なるべく早くプロとしてデビューしたいと思っていました。自分の性格的にもプロの方が向いていますし」

──お父さんにお伺いしたのですが、鶴屋さん自身は他競技からアマ修斗を経てプロMMAファイターになりました。怜選手にアマ修斗を経験させようという考えはなかったですか。

鶴屋浩 もちろん、私自身は修斗からという気持ちはありました。ただアマ修斗全日本に出るにはまずは関東選手権に出ないといけないです。それがコロナの影響で出場選手は1階級で8名に限定されてしまったんです。

その大会に間に合わなくて、全日本選手権に出ることは不可能で。ましてや3月に延期されていた全日本も中止が決まり、プロ昇格選手は関東、北日本、中国・四国、九州・沖縄大会が対象となりました。

つまりアマ修斗全日本に出るには1年待たないといけないという状態だったんです。私自身はアマ修斗を経験することは大切だと思っています。ただ息子には待てないという気持ちが強く、そこは2人でよく話をしました。

試合と練習は違いますし、実戦でのスタミナという問題も残っているかと思います。ただ技術的にはプロのルールで戦っても良いかと判断し、今回のDEEPでデビューさせてもらうという形になりました。

──怜選手としては、もうガンガンとパウンドを落としたいと?

「そうですね(笑)。中学の時から、プロのMMAで戦うことを決めてずっとやってきたので。ようやくその時が迎えることができて──緊張よりもワクワクが勝っています」

──修斗では怜選手がレスリングを戦ってきた高校生の間にアマ修斗からプロになるというケースも見られます。レスリングに向き合ってきた高校生生活をどのように捉えていますか。

「正直、同じような歳の人がプロデビューをしているのを見ると、自分も早くデビューしたいという気持ちはありました。でも高校の3年間はレスリングをやる。レスリングをやりこんでからMMAを戦うと決めていました。早く出たいという想いはありましたけど、高校生活でレスリングに取り組んだ日々は1年や2年早くプロMMAで戦うことよりも、将来のためになると思っています。

僕の場合は中学を卒業をしてMMAをやっていても、中途半端になるかもしれなかったです。この3年間はめちゃくちゃ濃密で、MMAで勝つために必要な時間でした」

──対戦相手の竜己選手はすでに6戦を経験しています。

「デビュー戦同士で勝って当然と思われるよりも、それぐらい経験のある選手と戦う方が面白いです。僕は扇久保(博正)さんや岡田(遼)さんにボコられていますから。扇久保さんや岡田さんより、対戦相手が強いことは絶対にないです。

ジムでの練習が、僕の方が技術面でも絶対に上だと自信を与えてくれています」

──率直にどういう試合をしたいですか。

「僕はレスラーだから打撃ができないと思われているかもしれないですけど、何ならパンチで仕留めようかと思っています。楽しみでしょうがないです」

──では改めて一生に一度のプロデビュー戦への意気込みをお願いします。

「自分はレスラーではなくて、プロ格闘家としてデビューします。1RでKOします。そしてDEEPにとって100回記念大会という大切なイベントで、自分のデビュー戦を組んでくださったこと……この環境を整えてくれた関係者の方々に本当に感謝しています」

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

The post 【DEEP100】ついにプロMMA初陣=竜己戦へ。ウルトラノヴァ鶴屋怜「緊張よりもワクワクが勝っています」 first appeared on MMAPLANET.

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Interview J-CAGE ONE  Road to ONE04 ブログ リトル 田上こゆる

【Road to ONE04】第1試合でリトルと対戦、田上こゆる「アマ修斗の時の打撃の方がずっと良い」

【写真】右ハイからの右ストレート、力強い首相撲、注目したい点はいくらでもある田上だ(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」の第1試合で田上こゆるがリトルと対戦する。

2月5日に19歳になったばかり、プロ4勝0敗。卓越した打撃力を誇るティーンエイジ・シューターの歩みが2月24日(水)に発売されるFight & Life Vol.83でレポートされる。

その2日前にプロ5戦、初の修斗以外の舞台でパンクラシストと戦う──5年後の日本格闘技界のために──というテーマを掲げた当大会に相応しいトップバッターの意気込みをここで紹介したい。


──まず昨年12月の永井美自戒戦ですが、2RでKO勝ちも課題の残った試合になりました。

「組まれるのを意識し過ぎて……これまでも相手が組んでくるのは分かっていて、そこを対処して戦えていたのですが、パンチに頼り過ぎました。蹴りも出さなくて、力が入り過ぎて組まれてもテイクダウンを決められましたし。

勝てて良かったですけど……反省点、課題ばかりが残った試合になりました。完全に打撃に頼り過ぎていたから、前に出てこられると固まってしまって。そのせいでケージに押し込まれてしまいましたね」

──及川道場出身、すでに打撃は修斗でもトップクラスといっても過言でないだけに、対戦相手は徹底して組んできます。

「もっとテイクダウン、寝技に力を入れなといけないと実感できました。頭の中では分かっていたことなんですけど、この間の試合であんな風になってしまったので、本当にやらないといけないと思うようになりました」

──組みが強化できると、思い切った打撃が使えるようになるでしょうね。

「ハイ。そのために寝技が必要だと思っています。最近、試合をするほどに自分のしたい打撃ができないと感じています。アマチュア時代の方がずっと自分の打撃を使うことができていました。

プロになってからは、組み技や寝技ができる相手が多くて、そこを避けたいと思う気持ちが強くなっていました。永井選手との試合と、アマチュア修斗の時を比較するとアマ修斗の時の打撃の方がずっと良いです」

──それは相手も警戒していなかったというのはあるかと思います。

「だからこそ、しっかりと組み技と寝技を上達させて、アマ修斗のときのように思い切り打撃を使えるようにしていかないといけないです。

近い距離で打撃を使うと、テイクダウンをされるという風に考えるのが現状なので、そうされても問題ないというぐらいに自信がつけば、気持ちに余裕ができて打撃ももっとできてMMAらしい試合ができるんとちゃうかなって」

──そんななかRoad to ONE04への出場が決まりました。

「オファーがあった時は素直に嬉しかったです。ここは絶対に勝ちたいと思いました」

──ONEルール、グラウンドでのヒザありに関しては?

「グラウンドでヒザが使えるのは、使えないよりは良いと思っています。ONEに出ることを目標にしているので、このルールでもしっかりと戦えるようにしたいです」

──対戦相手のリトル選手はパンクラスを拠点にしている選手です。

「修斗以外の選手と戦うのは初めてですけど、パンクラスだからどうやとかはあまり意識はしていないです。どこで戦っている選手が相手でも勝ちたいですし、1人の相手として勝つことしか考えていないです。

リトル選手はオールランダ―で、何でもできる選手です。打撃も結構デキるというか、使う選手なので立ち技もそうですし、寝技でも気が抜けない相手になります」

──「ガキには未来しかない」。「5年後の日本の格闘技界のため」というテーマの大会で、最年少の出場選手です。とはいえメインは21歳、プロ3戦の平田樹選手です。

「そこは……戦績を重ねて知名度も上げて、いずれ僕がメインで戦えるような選手にならないといけないと思っています」

──では今回の試合、どのような試合をしたいと思っていますか。

「12月の試合と違い、打撃に頼るんではなくて、組んで来られても落ち着いて切って、組みの展開にビビらず、前に出て戦いたいです。それでテイクダウンされたとしても、普段練習をしている寝技をして、練習の成果を試合で出したいです。

試合なので勝たないといけないですが、最近は連勝しているせいでプレッシャーが大きくなってきました。だから、もっと自由に打撃でも組みでも好きなように動いて、打撃して、組みにも対応して戦いたいです」

──同級生で元同門の有井渚海選手と12月に続いて、同じ大会での試合となります。ABEMAの恋愛リアリティTVで人気を博している友人へのジェラシーやライバル心はありますか。

「アハハハ。まぁ、なくはないです。でも、僕は格闘技だけで名前を挙げてやろうと思います」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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Interview J-CAGE News  Shooto2021#02 ブログ 一條貴洋 前田吉朗 大塚隆史 岡田遼 平良達郎 後藤丈治 野尻定由 魚井フルスイング

【Shooto2021#02】岡田遼✖大塚隆史、世界戦決定。「金網で見るMMA、岡田×大塚が1番面白い」(岡田)

【写真】今や伝統の環太平洋、漆黒の暫定王座ベルトではなく銀色に輝く正規王座のベルトを持つ岡田(C)MMAPLANET

13日(土)、サステインより3月20日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#02の対戦カードが発表された。

今回明らかとなったのは──メインは修斗世界バンタム級チャンピオン岡田遼に、大塚隆史が挑む一戦。セミではフライ級世界ランカー対決=平良達郎✖前田吉朗、魚井フルスイング✖後藤丈治のKO必至対戦やインフィティリーグ2020から野尻定由✖一條貴洋など5試合だ。


昨年5月に暫定世界王座決定戦で倉本一真を破り、佐藤将光の返上を経て正規王者となった岡田。世界の端っこで修斗愛を叫び続けてきた岡田に対し、大塚はDEEP、DREAM、RIZINと日本のフェザー級&バンタム級トップ戦線で戦い続けてきた。そして昨年11月にプロ修斗初陣で安藤達也をカーフで破り、僅か2戦目で頂点に挑む。

「強い相手と戦いたいだけで、修斗のベルトには興味がない」とまで言い切る大塚に対し、修斗の世界王者になることにわき目を振らず生き、さらに広い視野を持つようになった岡田は自身の存在証明となる初防衛戦だ。

また扇久保博正の返上により、福田龍彌が暫定から正規王者となったフライ級戦線で今や最注目の平良がベテラン前田と対戦する。前田は福田との昨年7月に暫定王座決定戦に敗れており、まさに平良に挑戦権を与えるための査定試合という趣のあるマッチアップだ。平良の充実&成長ぶりは目を見張るものがある一方で、古くは佐藤ルミナ✖宇野薫、マモル✖大石真丈、直近では石原夜叉坊✖祖根寿麻と、プロモーションサイドの肩入れとその後の流れが透けて見えるカードを組むと──思惑が外れるのも修斗の伝統だ。

この忌まわしいジンクスと前田を打ち破る力を平良が有しているのか、注目のマッチアップといえる。

なお今回の世界バンタム級王座防衛戦に関して、チャンピオン岡田にコメントを求めたところ──以下のような発言が訊かれた。

岡田遼
「大会開催日近隣で他にも格闘技大会が開催されるようですが、金網でみるMMA──岡田遼×大塚隆史のカードが1番面白いと思います。僕はテレビで取り上げられる有名なレストランのサイドオーダーになるより、味が分かる人が食べに来てくれる店のメインディッシュでいたい。MMAが分かる人の前で、最高の試合を見せます。

それと2月21日に鶴屋怜がDEEPでMMAデビュー戦を戦います。練習でプロをボコっている怜には、しっかりと勝ってもらって──『鶴屋家には僕より10倍強い、お兄ちゃんがいる』と言ってほしいです」

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