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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 世羅智茂 小川智也 山中健也 高本裕和

【GTF04】75キロ級Tの初戦は全試合がOTに。世羅、高本、小川、山中が準決勝へ

【写真】本戦で軽量の寒河江を削った世羅がOTで準決勝進出を決めた (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<75キロT1回戦/7分1R>
世羅智茂(日本)
Def.OT
寒河江寿泰(日本)

座った寒河江が出てくる世羅に対し、足を取りに行く。場外ブレイク後、上からプレッシャーを掛ける世羅は、足首を掴んでパス狙い。足に絡まれても、的確に対処し逆にトーホールドを狙う。足を抜いた寒河江は、足を一本抜いてきた世羅の肩を押して許さない。足をクロスせず、内回りで足を狙うが届かない寒河江。

世羅はパスを狙い続け、足関には瞬時にして反応する。残り3分、一気にパスを決めた世羅に対し、寒河江が腕を取ってバックを伺う。世羅が許さず、前方に落とすと場外ブレイクに。マット中央でリスタートした時点で、寒河江がかなり消耗しており世羅がパスしてサイド、マウントへ移行する。ブリッジで寒河江が暴れ、残り1分半で再開。俄然、トップからの圧力を強めた世羅はスタンドに戻ってアームドラッグも、ひいた寒河江がシッティングを取る。

残り40秒、両者OTを考えつつの試合はタイムアップとなった。延長戦、肩で息をしている寒河江に対し、先攻の世羅はスパイダーウェブを選択肢、下になった世羅は14秒で腕を抜かれてしまった。

寒河江はシートベルトえ、14秒のキープを狙うも腰をずらした世羅が12秒で逃げて思わず苦笑いの延長勝利となった。

<75キロT1回戦/7分1R>
高本裕和(日本)
Def.OT
鹿志村仁之介(日本)

金曜日のパンクラスにファイターとして出場した鹿志村と、レフェリーを務めていた高本の対戦。引き込んだ高本の潜りに対し、ギロチンをセットをしながら腕を固定して抑える鹿志村。ブレイクが掛ると、鹿志村のカニバサミを潰した高本が上を取る。立ち上がった高本に対し、鹿志村が足関節を狙う。抜いてトップで固める高本は、足首を掴んで払っていく。

試合はスタンドに戻ると、鹿志村が小内を仕掛ける。立ちレスが続き、高本は内股をかわす。続いて鹿志村の今成ロールも、高本は足を取らせずトップで抑える。腕十字狙いも、腰をあげて防いだ高本に対し、鹿志村はスタンドに戻る。高本は引き込んでハーフを取ると、鹿志村はこれを嫌い反転して足を引き抜く。飛びつき十字とアグレッシブな鹿志村を跳ね返し、また吸収するような試合運びを見せた高本はしてやったりの延長戦へ。

鹿志村はスパイダーウェブ、高本は体を跨いで6秒でエスケープに成功。高本もスパイダーウェブで、6秒以上経過して勝利確定後の32秒でタップを奪った。

<75キロT1回戦/7分1R>
小川智也(日本)
Def.OT
竹内稔(日本)

ジャンピンガードで下になった小川がクローズドを取る。ハーフになると、再びクローズドに戻した小川だが、オープンから竹内に合わせて立ち上がる。カニバサミをすかした竹内はパスを狙い、小川が戻す。後方に倒れつつヒールを狙った竹内、足を抜いた立ち上がった小川はここもジャンピンガードへ。

小川のギロチン対して、背中をつけて抜けた竹内がパスを狙う。抜かせない小川は、ハーフニーシールドで固め、竹内の動きを封じる。クローズド&ギロチン狙いの小川は、竹内の足関を抜け、最後の30秒でキムラクラッチから腕十字というOTのような形で時間となった。

先攻の竹内はシートベルトから絞めへ、15秒でタップを奪ったか……エスケープと言う声も聞かれたが、四の字フックのままでエスケープはないはずだ。後攻の小川は腕十字狙いも、37秒で竹内がエスケープしたが、小川が準決勝進出を決めた。

<75キロT1回戦/7分1R>
山中健也(日本)
Def.OT
渡部拳士郎(日本)

座った山中が足を絡ませストレートフットロックへ。カイオ・テハ流から両足で挟んでいくと、渡部は手を掴み防御する。ヒールに切り替えようというタイミングでロールして足を抜いた渡部。シッティングの山中の頭とアゴが当たり一旦ブレイクが入る。再開後、パスを狙いつつ足を守る渡部に対し、アームドラッグから懐に入った山中は、リバースデラヒーバから回転して足を取りに行く。

徹底して防御している渡部の右足を内ヒールに捕えた山中。渡部は壊れてもおかしくないが、タップをしない。攻め続けた山中は取れないままOTへ。スパイダーウェブを選択した渡部は、クラッチを解くが山中が23秒でヒジを抜く。後攻の山中はバックを選び、立ち上がった渡部をRNCで仕留めた。


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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 井手智朗 清水清隆 米倉大貴 高橋サブミッション雄己

【GTF04】予選突破の渋谷&堤は揃ってヒールで敗れる。一回戦突破は米倉、井出、清水&高橋

【写真】米倉がヒール一閃、速攻でタップを奪った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1R0分40秒by ヒールフック
渋谷カズキ(日本)

ダブルガードから上を取った米倉が、内ヒールへ。逆に足を取れず上を向かされたところで渋谷がタップした。

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗(日本)
Def. by RNC
潤鎮魂歌(日本)

カニバサミを仕掛けた鎮魂歌、かわした井出がトップへ。鎮魂歌は左腕を差してリバーサルし、井出はハーフバタフライからラバーを狙う。鎮魂歌は強いポスチャーでトップをキープしてギロチンから上を取る。しかし、首を抜いた井出がワキを潜ってバックに回る。上を向きハーフで潜ろうとする鎮魂歌に対し、井出は左足を引いて対応する。

さらにパスからバックを取った井出は両足をフックし、足を一本を抜きつつ亀の鎮魂歌をパームトゥパームで絞めつけタップを奪った。

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆(日本)
Def.OT
後藤貴史(日本)

後藤の飛びつきガードをかわした清水は、続くジャンピングガ―ドでスラム気味に中に入る。クローズドの後藤の下からの仕掛けをはねつける清水だが、レフェリーがブレイクを命じスタンドで再開される。後藤は飛びつきガードから寝転んでも、清水は立って待つ。一気にダブルレッグを決めた清水が、ガードの中でしっかりとポスチャーを取る。攻めさせず、清水はガードが開くのを待っているか。

ガードが開いても動かない清水に対し、後藤はクローズドに戻る。2度目のブレイクが掛り、いなされた後藤がガードを取り、立ち上がってジャンピンガードも清水は付き合わない。残り30秒でガードのなかに入った清水は完全にOT狙いでタイムアップを迎えた。先攻の清水がシートベルト、右腕を入れてパームトゥパーム。19秒でタップを奪われた後藤はスパイダーウェブを選択。しっかりとクラッチを組み、上を向いてエスケープした清水が準決勝進出を決めた。

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己(日本)
Def.by ヒールフック
堤宏太(日本)

両者座り、高橋が足を絡ませていくと堤が腰を引きトップに。そのままサドルまで入った高橋が内ヒールでタップを奪った。


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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 大浦マイケ 松本大輔

【GTF04】オーバータイムなしのスーパーファイト第1試合、大浦マイケ✖松本大輔はドローに

【写真】最後のリバース三角も、タイムアップに(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<78キロ契約/7分1R>
大浦マイケ
Draw
松本大輔(日本)

座ったマイケ、付き合わない松本。立ちレスに戻り、マイケがテイクダウンに。ミッションコントロールの松本をマット中央に戻り、スラムせずにリリースしたマイケがカニ挟みを防いでハーフでトップに。ロックダウンからエレクトリックチェアー気味の松本は、ハーフニーシールドに移行しヒザ十字を狙う。上体を潰して足を抜いたマイケがマウントを取る。

足関狙いの松本は、左足から右足に持ち替えトーホールド。マイケもトーホールを取り、ロールから場外へ。マット中央での再開となり、マイケが寝転がって攻めてこいと挑発する。松本の足関狙い、カーフスライサーを潰しパスからニーインベリーのマイケは、自ら下になりつつリバース三角へ。松本が時間まで耐えてドローとなった。


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GTF04 Interview JJ Globo ZST イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ レダ・メブトゥシュ 勝村周一朗 小野隆史 濱岸正幸

【GTF04】GTF04の見所を勝村周一朗に訊く─04─「今大会で機運が高まれば、ハイサム✖イゴールを──」

【写真】このいやらしい笑みが意味する、ZSTにおける今後のグラップリングシーンとは(C)MMAPLANET

いよいよ本日26日(日)、午後2時より東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04。

無観客&有料配信される今大会、各階級の見所を聞く勝村周一朗インタビューも最終回を迎える。

<勝村周一朗インタビューPart.03はコチラから>

今回は90キロトーナメントとスーパーファイトの見所、ここから見えるネクストGTFについて話してもらった。

<90キロT1回戦/7分1R>
イゴール・タナベ
内藤由良

<90キロT1回戦/7分1R>
高橋快人
柳井夢翔

<90キロT1回戦/7分1R>
グラント・ボグダノフ
濱岸正幸

<90キロT1回戦/7分1R>
谷口実
レダ・メブトゥシュ


──GTF04、90キロ級Tの見所はもう集約されるかと思うのですが……。

「イゴール✖レダとなるのか。カルペからはレダとハイサムの申し入れがあって、僕はハイサムとイゴールが見たいからレダはスーパーファイトって考えていたんです。それがレダがどうしてもイゴールと戦いたいからトーナメントに出たいと」

──そのイゴールに教え子の内藤選手を当てたのはファットニンジャにニンジャチョークをというストーリー狙いでしょうか。

「いえ……内藤は国士館でキャプテンだったレスラーなんで──ニンジャチョークも一応できるのですが……もう、これは温情かもしれないです(笑)。一番強い人間と当たれ、と」

──イゴール決勝はマストと?

「う~ん、あのう……そうですね。ぶっちゃけ、4人の総当たりでも良かったかも……。これはもう一本勝ちを楽しんでくださいというトーナメントなのですが、濱岸君もOTに行くと強いかと思います。その濱岸さんと初戦で戦うボグタノフは、今は用賀のUFCジムでインストラクターをしているんです。誰もがイゴール✖レダが決勝になると思っているので、他の参加選手の発奮を期待します。色んな選択ができるグラップリング・トーナメントですから」

──そして今大会ではスーパーファイトが4試合組まれています。愛弟子でRIZIN出場を控えている伊藤選手は橋本圭右選手と戦います。

「そのために勢いをつける試合。そういう風に盛一郎も捉えていて欲しいです。苦戦するのも良いですけどね、僕としては。橋本選手は盛一郎に勝って、グラップリングで神龍誠と戦うというぐらいの気持ちで試合の臨んで欲しいです」

──イグルーの大浦マイケ選手がZSTの松本選手とのマッチアップです。

「ZSTにままいる所英男ムーブの松本選手が、マイケにどこまで意地を見せるのか。でも松本選手は、ここに挑戦すると言ってくれる数少ないZSTの選手なので──その意気込みでぶつかった欲しいです。

そういう意味では藤代選手と戦う小野選手への期待値は高いですね。3月の65キロ級トーナメントで岩本健汰選手に負けたけど、打倒岩本を目指して頑張っていて。今回もトーナメントに出たいと言ってきたんです。でも60キロには落とせないし、75キロは重すぎる。ということでスーパーファイトで戦ってもらうことにしました。

以前、藤代選手と小野選手は山内(慎一)君が主宰しているFINISHで戦いドローだったんです。2人が戦った当時と比較して、どれだけ成長しているのかが問われる対戦です」

──なるほど。そしてハイサム✖アンディ・コングですね。

「大内(敬)の教え子アンディが、これはもうとにかく……ハイサム相手に踏ん張ることができるのか」

──う~ん、このスーパーファイトと90キロ級トーナメントで見えてくることがあるのですが……。

「ハイ、8月のZSTでハイサム・リダとイゴール・タナベが組めるなら──その機運が今大会で高まるなら、イゴール✖ハイサムはMMAの前座じゃない──グラップリングをメインにしますっ!!」

■GTF04対戦カード

<無差別級/7分1R>
ハイサム・リダ
アンディ・コング

<78キロ契約/7分1R>
大浦マイケ
松本大輔

<70キロ契約/7分1R>
小野隆史
藤代晃精

<65キロ契約/7分1R>
伊藤盛一郎
橋本圭右

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴
渋谷カズキ

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗
潤鎮魂歌

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆
後藤貴史

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己
堤宏太

<75キロT1回戦/7分1R>
世羅智茂
寒河江寿泰

<75キロT1回戦/7分1R>
鹿志村仁之介
高本裕和

<75キロT1回戦/7分1R>
竹内稔
小川智也

<75キロT1回戦/7分1R>
渡部拳士郎
山中健也

<90キロT1回戦/7分1R>
イゴール・タナベ
内藤由良

<90キロT1回戦/7分1R>
高橋快人
柳井夢翔

<90キロT1回戦/7分1R>
グラント・ボグダノフ
濱岸正幸

<90キロT1回戦/7分1R>
谷口実
レダ・メブトゥシュ

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GTF04 Interview JJ Globo ZST ブログ 世羅智茂 勝村周一朗 小川智也 山中健也 竹内稔 高本裕和

【GTF04】GTF04の見所を勝村周一朗に訊く─03─「75キロ級の本命は世羅君……ではなくなるかも」

【写真】予選1位の小川と2位の鹿志村。勝村は小川を世羅の対抗に挙げた(C)MMAPLANET

明日26日(日)に東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04。

無観客&有料配信される今大会、各階級の見所を聞く勝村周一朗インタビュー第3回。

<勝村周一朗インタビューPart.02はコチラから>

以下の顔合わせが決まっている75キロトーナメント、本命・世羅がそうでなくなるGTFならでは理由とは何か。

<75キロT1回戦/7分1R>
世羅智茂
寒河江寿泰

<75キロT1回戦/7分1R>
鹿志村仁之介
高本裕和

<75キロT1回戦/7分1R>
竹内稔
小川智也

<75キロT1回戦/7分1R>
渡部拳士郎
山中健也


──では続いて75キロ級の見所をお願いします。この階級はMMAと柔術の4✖4とはなっていないですね。

「もうMMAはライト級とかウェルター級の選手はあまり出てこなかったです。出花君(キャプテン☆アフリカ)とか出て欲しかったですけど、タイミングが合わなかったですね。

あと倉本(一真)選手も乗り気でいてくれたのですが、彼は階級が合わなくて……」

──勝村さんが本命視しているのは誰になりますか。

「世羅君かなぁ、安定しているので。他の選手が勝ち急ぐ、極め急ぐところを彼は持って生まれた性格なのか、そういう格闘マインドなのか、ごくごく冷静に対処できるので」

──では、世羅選手の対抗馬は?

「小川智也だと思います。練習はチラッとしか見たことないし、試合はこの間の予選しか見たことなかったのですが、鮮烈でしたね。今は山ちゃん(山崎剛)のところ、Me We所属ですけど前は違うところで柔術をやっていたそうです。

でも、試合にでない柔術家だから戦績がなくて。それが練習では相当強いと聞いています。それをいえば山中選手だって、対抗も対抗ですね。この2人が活躍すると面白いですけど、僕がこういえば竹内選手や渡部拳士郎が何クソって思ってくれるとまた楽しくなりますしね」

──ストップ・ザ・世羅に向けて別の山の潰し合いが楽しみになってくると。組み合わせ上、Carpe Diemの世羅選手と分け内選手、IGLOOの鹿志村選手と山中選手は山を分けたということでしょうか。

「そうですね。決勝に上がってくると同門対決はしてもらいます。でも、そこは分けるようにしました」

──カルペ✖イグルーに、小川選手がどう割り込むのか。

「それと僕は高本選手にも注目したい点があります」

──まさかレフェリーもするということではないですよね。

「やめてくださいよ(苦笑)。OT狙い、高本選手はスパイダーウェブで取ることができるでしょうし。それに取られない。OTは一発勝負ですから。OTで強いのは高本選手と小川智也。柔術家でもスパイダーウェブを選択する2人という感じで。

OTは色々と想われるところはあるはずです。でも、こういうルールでやっているのだから、OT狙いの選手がいてもらっても全く構わない。7分間攻められっぱなしでも、OTで勝つことを狙えば」

──そこで10分でなく、7分というのも鍵になりそうです。

「7分は守れます。コーションはあっても、関係ないですから。OTを思い切り重視すると、本命は世羅選手ではなくなるかもしれないですね。決勝で高本✖小川、ここも7分決着がつかなくてOTも起こりえます」

──7分+OTが3試合、いやぉ……それはきつい。予選の時の三谷敏生選手とか、ヘロヘロでしたし。

「確かに(笑)。アイツ、ジャンケンしながら休んでいましたからね。最悪ですよね(笑)……でも、それが面白い。OTを絡めて考えると、75キロ級は誰が本命とかなくなってしまいましたね」

<この項、続く>

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GTF04 Interview JJ Globo ZST ブログ 勝村周一朗 清水清隆 米倉大貴

【GTF04】GTF04の見所を勝村周一朗に訊く─02─「60キロ級の本命は清水選手、OTで勝つ」

【写真】60キロ予選を勝ち抜いた渋谷、堤と(C)ZST

明日26日(日)に東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04。

無観客&有料配信される今大会、各階級の見所を勝村周一朗氏に尋ねた。

<勝村周一朗インタビューPart.01はコチラから>

まずは以下の顔合わせが決まっている60キロトーナメントから、自画自賛色の強い勝村氏の予想とは。

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴
渋谷カズキ

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗
潤鎮魂歌

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆
後藤貴史

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己
堤宏太


──日本のグラップリングを成熟させたい。そんな勝村さんですが、60キロ級トーナメントではどのような選手に期待をしていますか。

「期待しえいるのは、8選手全員です(笑)。現状のGTFで面白いという戦いをしてくれるのは渋谷君じゃないですかね。ちょっと嫌らしいけど、60キロ級の1回戦は全てMMA✖柔術にしたんです。MMAファイター同士でも、柔術家同士でも面白くなると思うのですが、敢えてMMA✖柔術にすることが成熟への道かと」

──GTFルールだと、今回はMMAファイターと柔術家、どちらに分があると考えていますか。

「……希望的観測を含めて、MMAファイターが行ってしまうかと。だからこそ柔術家が勝つところが見てみたい。その結果、MMAファイターがテクニックでやられるなら奮起するだろうし、逆に柔術家がフィジカル&テクニックに屈するなら、そこを課題とする。そうやって裸の組み技で一本を取る技術を身につけようとしてくれるはずです」

──勝村さん、ロマンチストですね(笑)。

「いや、そうやってMMAだ、柔術だってところからグラップリングの裾野を広げていきたいんです。コレを毎月やっていくことができれば、見る側も成熟していきます。今、日本のファンが米国のグラップリングを見ても『なんだ、これ?』となってしまうじゃないですか。

でもゴチャゴチャやっているなぁと思っている人が、日本人の柔術家とMMAファイターのグラップリングを見ることで、なぜゴチャゴチャしているのか理解でき、それがゴチャゴチャにならなくなる。

それでも現状ではZSTにおけるノーポイント&サブオンリーというルールを利用できるのは、MMAファイターじゃないかと」

──つまりはMMA勢のフィジカル&テクニックが今回は優位ではないかと? 以前は日本の柔術家のフィジカルが強くないイメージがありましたが、現状は競技柔術のトップ選手は全くそんなことなくなったかと思います。

「米倉選手はそういうフィジカルの持ち主だと思います。米倉選手は優勝できる力が十分にある。でも僕のなかで本命は清水選手です。極めさせない、パワーで取れたら良いなという試合をする。で、オーバータイムで勝つ。MMAファイターは、OTでは決して強くないと思います。でも、清水選手は強そう(笑)。

ただ本人から『俺は勝村さんが望むような試合はしません』っていう発言があるんです。そうなると後藤選手がまた輝くんじゃないかって。いやぁ、本当に最高の顔合わせですよ」

──マッチメイカー冥利に尽きると。

「潤鎮魂歌に柔術家が苦戦する試合とか、見たくないですか? 本戦とOTの性格が違い過ぎるので、誰が強いのかは本当に分からないトーナメントだと思います」

<この項、続く>

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GTF04 Interview JJ Globo ZST ブログ 勝村周一朗

【GTF04】GTF04の見所、グラップリングの魅力を勝村周一朗に訊く─01─「グラップリングを成熟させたい」

【写真】とにかくGTFについて語ることが、楽しくてしょうがないという風の勝村だった(C)MMAPLANET

26日(日)、東京都大田区のゴールドジムサウス東京アネックスで開催されるZSTグラップリング=GTF04。

60キロ、75キロ、90キロという3階級の8人制トーナメントと4試合のスーパーファイトが組まれた無観客大会は、有料配信される。とはいえ元修斗世界バンタム(※当時はフェザー級)王者で、ZSTやHERO’SとMMAで活躍した勝村周一朗がなぜグラップリングの普及に情熱を燃やしているのか。

各階級とスーパーファイトの見所を尋ねる前に、なぜグラップリングなのかを勝村氏に訊いた。


──勝村さんにGTFの見所を話してもらおうと思っていたらオフィシャル・サイトで「グラップリングはMMAの前座じゃない」という言葉が目に入り……、『ありゃぁ、やっぱりMMAPLANETがグラップリングをレポートしても嫌われているのか……。やっぱり止めておこうか』と考えてしまいました。

「えぇ、何言ってんですか(笑)。グラップリング、記事にしているじゃないですか。なんで、そんな風に(笑)」

──これはですね、勝村さんに言うことじゃないですけど、自分はグラップリングも柔術も独立した競技として見ています。でも、グレイシー柔術がMMAの起こりだから、競技柔術もグラップリングも好きで。そしてリンクしているから、リンクしていない部分も好きであって。でも、海外はともかく国内では一部の人間以外の柔術界からは「お前、MMAの人間だろ」っていう空気を常に感じてきたのですよ(苦笑)。だから、今回はグラップリングもかって(笑)。

「『お前、MMAだろ?』って(笑)。でも、僕は別にグラップリングを背負っているわけじゃないですし」

──いやMMAファイターだった勝村さんが、なぜグラップリングの大会をここまで必死になって開くのかも聞きたくて話を伺おうと思っていたら、『MMAの前座じゃないんだよ!』といきなり来たので……。

「いやいやいや、僕はMMAの大会のなかでグラップリング大会を開いて、グラップラーの主張を載せてもらっただけなんですよ」

──青木真也✖世羅智茂はグラップリングだったけど、ムエタイとMMAの後で試合をしたのに……。

「まぁ、人ですよね。そうなってくれればって思います、グラップラーたちが。グラップリングの試合で、人をひきつけ、大会を引っ張ってくれるなら僕はMMAを前座にします」

──いやぁ、勝村さんはなぜそこまでグラップリングに力を入れているのでしょうか。ブドー・チャレンジには出ていましたが(笑)。

「アハハハハ。面白いからです。大会を考えると、MMAの選手の方がチケットを売ってくれるし、こういう競技だって説明をする必要がなくて開きやすいです。

ただ僕がやりたいのはノーギ柔術でも、海外で行われているノーポイント&サブオンリーではないんです。だから出場選手もこのメンバーになるわけですし。柔術家だけにならないし、MMAファイターばかりでもない。

GTFだから60キロ級予選で勝ち抜いた堤宏太選手が、個性的になるんです。あの防御能力の高さこそ、柔術家で。ノーギ柔術なら、皆そうなりますし。グラップリングも常に攻撃的だと、防御が甘くなります。グラウンドにおけるノーガードの打ち合いになる。そういうなかで柔術家として、堤選手は光った。

だから柔術家の子たちには、MMAファイターを食いに来てほしい……GTFを利用してほしいんですよ」

─GTFだからこそ、魅せられるグラップリングとは何でしょうか。

「う~ん、楽しい。面白いってことですかね。僕のなかでは格闘技にも、楽しいという要素があって良いと思っています。もちろん、勝ち負けを除外して動き回るのではないですよ。でも、グラップリングの動きで楽しんで戦ってもらい、それを見て楽しんで欲しいんです」

──戦う方は打撃が入ると、そこはハードルが高くなりますね。

「MMAフィターや、グラップリングだけやっている選手の交わりがあっても……異種格闘技戦ではない。重なっている部分があることをやる異種の人たちの戦い。それがグラップリングの魅力だと思っています。日本のグラップリングの、ですね。

日本のグラップリングって、成熟していないです。海外と比較しても。でもGTFっていう場でMMAファイターとグラップラーがぶつかることで、どんどん成熟していくと思うんです。その形が出来上がっていく過程を自分の大会で見ることができる。それって、めっちゃ面白いじゃないですか!」

──なるほど。勝村さんのなかではGTFで勝つ選手が、ADCCで勝ったり、Polarisで勝負できるようになることを夢見ているわけではないのですね。

「結果的にそうなるのは嬉しいです。でも、今の日本のグラップリングでそんなことを考えるのは現実的ではない。だから、もっとグラップリングを普及し、成熟させたいんです。MMAでもホイス・グレイシーがあれだけ強くて、でも勝てなくなる。『佐藤ルミナ、スゲェ』って言っていたのが……だんだん勝てなくなっていった。それってMMAが熟成したっていうことですよね。

それを日本のグラップリングで見てみたいんです」

<この項、続く>

■GTF04対戦カード

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴
渋谷カズキ

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗
潤鎮魂歌

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆
後藤貴史

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己
堤宏太

<75キロT1回戦/7分1R>
世羅智茂
寒河江寿泰

<75キロT1回戦/7分1R>
鹿志村仁之介
高本裕和

<75キロT1回戦/7分1R>
竹内稔
小川智也

<75キロT1回戦/7分1R>
渡部拳士郎
山中健也

<90キロT1回戦/7分1R>
イゴール・タナベ
内藤由良

<90キロT1回戦/7分1R>
高橋快人
柳井夢翔

<90キロT1回戦/7分1R>
グラント・ボグダノフ
濱岸正幸

<90キロT1回戦/7分1R>
谷口実
レダ・メブトゥシュ

<無差別級/7分1R>
ハイサム・リダ
アンディ・コング

<78キロ契約/7分1R>
大浦マイケ
松本大輔

<70キロ契約/7分1R>
小野隆史
藤代晃精

<65キロ契約/7分1R>
伊藤盛一郎
橋本圭右

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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 渋谷カズキ 長野将大

【ZST GTF04Q】跳びつき十字、一閃。60キロ予選Aリーグは渋谷カズキが長野将大を破り本戦出場決定

<GTF60キロ級ブロック予選Aブロック/7分1R>
渋谷カズキ(日本)
Def.0分49秒by ヒザ十字
N.O.V(日本)

N.O.Vのダブルレッグにギロチンを狙った渋谷。頭を抜いたN.O.Vが外ヒールへ。足を抜いた渋谷は、立ち上がったN.O.Vにハーフ、潜りから肩抜き後転&ヒザ十字へ。N.O.Vが足を畳んでくると、左足へのトーホールドに切り替え、さらに右足にヒザ十字。これでN.O.Vがタップ。リーグ戦だけに足関決着は、ライバルにも優位に働くのがこの予選の面白さだ。

<GTF60キロ級ブロック予選Aブロック/7分1R>
長野将大(日本)
Def.2分24秒by ストレートフットロック
N.O.V(日本)

長野はスライディングを仕掛け、スタンドで首を取りにいく。立ちレスが続き、長野の組みに対し首をN.O.Vが取りに行く。マウント狙いをロールして上を取った長野に対し、N.O.Vが三角絞めへ。フックが甘くなり、N.O.Vはクローズドへガードに戻る。立ちあがった長野を蹴ろうとしたN.O.Vだが、そのまま左足にストレートフットロックを取られタップした。N.O.Vは2試合連続一本負けで脱落、Aブロックの予選突破は渋谷✖長野に掛ることとなった。

<GTF60キロ級ブロック予選Aブロック/7分1R>
渋谷カズキ(日本)
Def.3分05秒by 腕十字
長野将大(日本)

スタンドレスでツーオンワンにとった渋谷が引き込む。パス狙いからバック、腕を取ってキムラ→腕十字の長野に対し、背中をつけた渋谷が腕を抜いて立ち上がる。今成ロールの長野、逆に右足を渋谷が取りに行く。長野は足を抜いてスタンドへ、これに渋谷も続く。

長野のシングルに対し、首狙いの長野は足を放して離れる。もう1度、シングルを仕掛けた長野だが、渋谷はここで対応した直後に跳びつき十字へ。左腕が伸びた長野、渋谷はセットアップしなおして極め切り一本勝ち。Aブロックは渋谷が本戦出場を決めた。

【GTF04 60キロT出場選手】
高橋サブミッション雄己
米倉大貴
後藤貴史
潤鎮魂歌
井手智朗
清水清隆
堤宏太
渋谷カズキ

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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 堤宏太

【ZST GTF04Q】60キロ予選Bリーグは柔術家らしい守りの強さを見せた堤宏太がOT勝利で本戦出場

<GTF60キロ級予選Bブロック/7分1R>
堤宏太(日本)
Def.OT
三谷敏生(日本)

座った堤、ハーフからフルガードに。堤はガードの中から右腕をねじり、ハーフから右足を抱える。立ちあがった三谷は頭を抱えて防御するが、ストレートフットロックを仕掛けられる。ここでリリースして上を取りに行った堤に対し、スクランブルに反応した三谷が上を取る。腕狙いとパス狙いの攻防のなかで、堤がガードから肩固めを仕掛ける。腕を差しいれて防いだ三谷が、パス狙いから左腕を喉下に差し入れる。バックを狙い、RNC、ダースとのコンビネーションの三谷は、堤のスイープ狙いを潰す。

堤はバタフライガード、三谷は首を狙う。やがて堤は背中をつけて防ぐと、ハーフニーシールドからスイープ&トーホールドを仕掛ける。逃げた三谷の首狙いを徹底して背中をついて防ぐ堤、残り時間は1分を切り、堤がスイープからヒザ十字、トーホールドへ。ここも足を抜いた三谷は最後のスイープには身を任せ、OTに賭けるように見えた。

ジャンケンで勝った──息の荒い三谷は後攻を選択する。堤はシートベルトを選び、右腕から左、また右と入れる。絞めの対処に追われる三谷はエスケープの状態に持ち込めない。腰を回転させて胸を合わせたい三谷に対し、背中に乗り続けた堤が1分10秒でタップを奪った。

後攻め三谷もバックを選択。右腕を右足でフックしに掛かった三谷だが、腰をずらした堤がエスケープに成功して──OT勝利で2P、敗れた三谷は1Pを手にした。

<GTF60キロ級予選Bブロック/7分1R>
堤宏太(日本)
Def.OT
二之宮徳昭(日本)

座った堤、ヒザをついた二之宮をガードの中にいれフックガード、そしてクローズドへ。堤のギロチンを立ち上がった防いだ二之宮は、右腕を捻られないよう耐える。一旦、ブレイクが入り立ちレスで再開に。二之宮は一本背負いを決めてサイドで抑える。堤は足を戻し、続く三角も持ち上げた二之宮はスラム禁止ルールのためヒザをマットにつく。二之宮は三角クラッチに対し、右ヒジを足の外に出し、腕を送らせずに体重を掛けていく。

ガードに戻した堤はパス狙いを許さず、ラバーからクローズドに戻す。二之宮は右にパスし、堤の動きに合わせてバックを伺う。二宮の絞め狙いを支点に、前転してサイド、バックに回った堤が四の字に組む。胸を合わせた二宮はパスの圧力を高める。抜かせない堤だが、疲労が目立つか。最後はスクランブルとなり堤は2試合連続のOTとなった。

先攻の堤はシートベルトを選択、右腕を喉下に入れる。立ちあがった二之宮が前方に堤を落とし、23秒でエスケープに成功した。後攻の堤は7秒でバックから逃げ、2試合連続でOTを制し、4Pを獲得。結果、三谷と二宮の試合が本戦決着となっても合計4P、直接対決で勝利している堤が本戦出場権を手にした。

消化試合にしたくない三谷の二宮の対戦は、OTで三谷が勝利を手にした。

【GTF04 60キロT出場選手】※Bブロック終了時点
高橋サブミッション雄己
米倉大貴
後藤貴史
潤鎮魂歌
井手智朗
清水清隆
堤宏太

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GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 小川智也 鹿志村仁之介

【ZST GTF04 Q】75キロ級は1位=小川智也&2位=鹿志村仁之介が本戦へ。両者揃って、本命に昇格?!

<ZSTGP75キロ級予選/7分1R>
鹿志村仁之介(日本)
Def.4分27秒by ダースチョーク
坂野開(日本)

まず坂野がシッティング、パスを狙う鹿志村が一気に足を越えて上四方からバックへ。ワンフック&ネルソン、坂野のロールにマウントに移行する。ワキをすくいに掛かる鹿志村はブリッジを許さない。足を戻した坂野はデラヒーバを取り切れず、スタンドのままで鹿志村がトーホールドを狙い、パスガードをしつつ腕十字。懸命に防いだ坂野は、三度パスを許すと、スクランブルに持ち込もうとしてシングルへ。がぶった鹿志村はバックを伺うが、場外になり中央でリスタートに。

直後にパスに成功した鹿志村が、一気に首を取りダースへ。仰向けになった坂野がタップした。

<ZSTGP75キロ級予選/7分1R>
小川智也(日本)
Def.1分33秒by 腕十字
ベン・ブッカン(英国)

ジャンピンガードで引き込んだ小川が三角、オモプラッタに移行して上を取る。ハーフのブッカンに対しヒザを抜いた小川は一気に腕十字へ。ブッカンは腹ばいになり立ち上がるが、そのまま仰向けにされタップを強いられた。

<ZSTGP75キロ級予選/7分1R>
鹿志村仁之介(日本)
Def.4分54秒byキムラ・アームロック
ベン・ブッカン(英国)

すぐに座った鹿志村、その周りをまわるブッカンに対して三角絞めへ。抜いたブッカンがガードの中から立ち上がると、鹿志村はガードからスリープを狙いボディロックでリバーサルへ。ブッカンはギロチンから回転して上を取り、頭を抜かれてガードの中に収まる。

鹿志村のガードからの仕掛けを嫌がり、立ち上がったブッカンがヒザをついてトップに。ブッカンはボディロック・リバーサルに対し再びギロチンへ。鹿志村は頭を抜いて一気にパス、ニーインからマウントを取る。エゼキエルでワキをこじ開けて、すくった鹿志村は腕狙いからダースへ。さらに上四方から横三角、キムラに切り替えるや、さらに足関節を仕掛けつつ上四方に戻る。流れるようにトップのままポジションを変えて攻め続けた鹿志村が最後はキムラを極め2試合連続で一本勝ち、6P獲得で本戦出場を2試合で決めた。

<ZSTGP75キロ級予選/7分1R>
小川智也(日本)
Def.0分38秒byギロチンチョーク
坂野開(日本)

坂野のシッティングに対して、首を抱えて足を抜きに掛かる小川。懸命に足を絡める坂野に対し、下になりクローズドを取った小川がネックロック気味のギロチンで2試合連続一本勝ち。鹿志村に続き、6P獲得で予選突破を決めた。

この後、連敗同士の坂野✖ブッカンはOTの末──ブッカンが勝利、本戦出場を決めている鹿志村と小川の一戦もOTにもつれ込み、1分14秒でバックから逃げた小川は、スパイダーウェブを選択し2秒でタップを奪う。1位、小川&2位、鹿志村が26日に本戦進出を決めた。

【ZST GP75キロT出場選手】
渡部拳士郎
世羅智茂
寒河江寿泰
竹内稔
山中健也
高本裕和
小川智也
鹿志村仁之介