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DEEP97 J-CAGE ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】新DEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎「危ない場面も、最後まで戦い抜くことができた」

【写真】新DEEPフェザー級チャンピン牛久絢太郎 (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで行われたDEEP97 IMPACTのメインで、牛久絢太郎が弥益聡志を破りDEEPフェザー級チャンピオンに輝いた

敗者も認めた気迫の勝利、念願のベルトを巻いた牛久は周囲への感謝の言葉を共同会見で続けた。
※要約


──ベルト奪取、おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。

「正直、気持ちで勝てたんじゃないかと思います。技術とか置いておいて、最後まであきらめない気持ちを持つことができたので結果につながったんじゃないかと思います」

──師匠が持っていたベルトという言葉もマイクでありました。その辺りで、ベルトへの拘りがありましたか。

「いやぁ、一つのことを続けていると良いことがあるんだなぁと思いました。舞台が違うのですが、タイトルマッチを経験してベルトを獲れず(※2016年4月、暫定フェザー級KOP王座決定戦で田村一聖に敗れる)。でも諦めないでチャンピオになれるって信じて。それが今回に繋がって良かったと思います。

試合の勝ち方も一本やKOじゃなくて、危ない場面もあったけど最後まで戦い抜くことができた。自分のこれまでの練習に対する姿勢……毎日のきつい練習を乗り越えた──しんどい練習を諦めない、そういう気持ちがこのベルトに繋がったと思います。スイマセン、何をいっているのかなぁ(笑)」

──師匠の横田(一則)さんとケージを出てから言葉を交わし、涙していたようでしたが。

「そうッスね。『やったなぁ。ベルトを持ってきてくれた』って。そこに関して横田さんも喜んでくれて、横田さんが我がゴトのように喜んでくれて……ソレを見て涙が出てきました。でも、リングの上では泣いちゃいけないと思って……とりあえず、下りてから……。堪えていたんですけど、出ていましたか(笑)」

──この先の展望は?

「一つ区切り……目標が達成できたので、あくまでもDEEPのベルトがゴールじゃない。通過点なので、大舞台に出て自分の存在をアピールしたいので、明日から練習ですね」

──思い描く大舞台とは?

「逆にここで言わない方が……盛り上がるんじゃないかと思います。でも、強い選手と戦って、自分ももっと強い選手になります。横田さんが築き上げたDEEPのベルトの重みは、今ここにあるベルトの重みとは全然違うものなので、横田さんを越えられるようなチャンピオンになります」

──足立区ネットワークでパワー・オブ・ドリームでの打撃の練習も力になりましたか。

和術慧舟會TLIVE CORO時代の盟友──COROと

「めっちゃくちゃなりました。パワー・オブ・ドリームさんとK-Clannのおかげでベルトを獲れたと本当に思っています。本当に感謝しています」

──パンクラスで連戦連勝から躓き、ここまで長かったです。あの頃と今の牛久選手、一番の違いはどこでしょうか。

「昔は若くて勢いでやっていたので、自分が不利になるとパニクっちゃうじゃないですけど、ヤバいなって思っていました。あの経験があったから、今はヤバくなっても冷静でいられます。

今夜の試合も昔の自分だったら、ヒザを貰った後とかテンパっていたと思います。でも今の自分はああいう場面でも冷静に自分のできることは何かと考えることができて動けるようになった。それはパンクラスでの経験があったからで、パンクラスさんには本当に感謝しています」

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DEEP97 J-CAGE Report ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】2Rにダウンの応酬、ピンチをしのいだ牛久絢太郎が3Rにドミネーターをドミネイトし新王者に

【写真】昨日の修斗、昼のGrachan、そしてDEEPと激闘、名勝負が見られた2日間──トリは牛久の王座奪取だった(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
Def.4-1:29-28.29-28.29-28.28-28Must.28-29
弥益ドミネーター聡志(日本)

まず左ローを蹴った牛久が、左ミドルハイを繰り出す。フェイクを多用し独特のステップを踏む弥益にローを入れる。近づくとワンツーを放った弥益だが、牛久に組まれボディロックテイクダウンを許す。弥益はキムラを狙うも、足を制しておらず牛久が逆に腕十字を伺う。起き上がりつつ、腕を抜いた弥益がサッカーボールキックを狙う。

試合がスタンドに戻ると牛久は首相撲から押し込むが、弥益が離れる。右っパー、跳んで前に出るチャンピオンと挑戦者が同時に右フックを放つ。この距離は弥益のモノではないが、離れて左ジャブ、、続く右フックは空振りに。左目の下が赤くなっている牛久は、ボディを入れる。右オーバーハンドをかわして右を入れた弥益は、右を振ろうとしたところでダブルレッグを決める。キムラクラッチを取らせずボディロックの牛久は、終了間際のキムラをガードのなかで防ぎ、初回をリードした。

2R、関節蹴りに左ミドルを返した牛久は右に合わせてクリンチ、ケージに弥益を押し込む。牛久は自ら離れ左ミドル2発、弥益は飛び込んでヒザを入れる。低い姿勢で組んだ牛久は、弥益のフェイントに惑われず自分の戦いを続けている。ケージ際から離れた両者、弥益の左に動きが落ちたかのように見た牛久が逆に左でダウンを奪う。

弥益はバックを許しキムラも、マウントを取った牛久だが、このまま牛久がリバーサル──スタンドに戻ると。腹を殴った牛久は組んで削りつつ、離れて左ボディを狙う。牛久は構えを変えながら右ミドル。続くシングルを切ってヒザ蹴りを顔面に届かせる。

この一発で倒れた牛久にサッカーボールキック、それでも足を掴んでくると寝ころんだ状態で蹴りを続ける。必死の組みで、殴られならも状チアを起こしてスクランブルに持ちこんだ牛久はラウンド終了に持ち込んだ。

最終回、前に出る牛久にカウンタ―を狙う弥益は、組み際にヒザを入れる。それでも押しこんだ牛久がテイクダウン。弥益はここもキムラに入り、ハーフで極めに掛かる。頭をケージ中央に向け、キムラを支点にバックを取った弥益だが、前方に落とされる。逆にバックに回った牛久に対し、弥益はここでもキムラへ。

牛久はこれを振り切り、肩固めを仕掛ける。体を捻って防いだ弥益は数ランブル狙いもバックを譲ってしまう。足を払って前に落とした牛久は立ち上がってサッカーボールキックからスタンプを狙う。ここで足を絡ませてバックに回った牛久は、キムラを防ぎつつ両足をフックしていく。肩固めへ移行した牛久は、横から絞めタイムアップを迎えた。

その瞬間、腹這いになってから体を起こした弥益は、牛久の肩を抱いて笑顔で何かを語りかけた。結果、4-1で牛久が判定勝ちし、その腰にベルトが巻かれた。


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DEEP97 Interview J-CAGE ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】牛久絢太郎とフェザー級王座防衛戦、弥益聡志─02─「牛久選手の練習が全て無駄になる試合」

【写真】格闘技が切っても切れない人生となっている弥益ですら、気が重い水抜き減量だがしっかりとパスしている (C)MMAPLANET

本日20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTのメインで牛久絢太郎の挑戦を受けDEEPフェザー級王座防衛戦に臨む弥益ドミネーター聡志インタビュー後編。

ひたすらMMAの練習をすることが好きで、試合があることで体と心を休めることができるという独特格闘感を持つ弥益にとって、今回の牛久戦とか。また牛久戦の先に何を見えているのかを効いた。

<弥益ドミネーター聡インタビューPart.01はコチラから>


──正直なところ、難儀な格闘技好きですね。

「ハイ。本当に試合という休憩がなければ心も折れてしまうかもしれないです。どうしたもんですかね?(笑)」

──練習をしても強くならない。そんな時が来たら、どうなるのか……ですね。

「面白くないって思う時が来る……自然とそうなるしか、辞める時はないんだと思います。そんな自分が不安といえば不安ですね」

──その先の不安はひとまず置き、防衛戦に向けて牛久選手の印象を教えてください。

「牛久選手は自分がデビューした頃には、勝ち続けてトップクラスになっていた選手なので、交わることがあるなんて思ってもいなかったです。ましてや、そんな選手がある意味、下からくるという見方になるのですが、自分の持つベルトを狙うことになるなんて。そういう気持ちもありつつ、牛久選手には何の思い入れもないです」

──そこを断言してしまうのですね(苦笑)。

「試合への思い入れはDJ(taiki)戦が、自分のなかでマックスだと思っています。でも練習が好きだから、これまで通り練習してきたことで牛久選手と戦います」

──牛久選手の特徴をどのように捉えていますか。

「凄く真面目な戦い、練習量に裏付けされた試合をする選手だと思います」

──がっちりハマった時と、リズムが狂った時の違いは見受けられます。

「そうですね。気持ちが崩れると、全てが崩れるタイプかと思います」

──その牛久選手に対し、どのような戦いをしたいですか。

「相手の練習が全て無駄になる試合をしたいです。練習できなかった部分、練習で体得できなかったようなことを仕掛けることで、牛久選手の練習時間を全て無駄にしたいです」

──静かな口調で、相当なことを口にしていますね(笑)。

「自分のやりたいことだけをやります。僕は格闘技を自分勝手に気ままにやっているので、試合も我がままを通して終わらせたいです」

──誰に勝ちたいということもないと言われていましたが、これからの目標をどこに置いているのですか。

「う~ん、最近は分からなくなっています」

──以前は海外にターゲットを合わせていたのが、その後はRIZINを考えているということを話されていたこともありました。

「う~ん、色々な見方はありますが、最近のRIZINは身近な存在になっているかと思うんです。RIZINに出ることって凄いことで、露出も増えて有名になれる。でも、それってメリットだけでなく、デメリットもあると自分は考えてしまうんです。

何も考えずにバカみたいに出たいとも言えないですし。自分が置かれている状況を考えても……う~ん、何がしたいのか、どうしていきたいのか。分からないです(苦笑)。結果、与えられた試合に勝つこと、そういう状況に置かれているという感じです。今は海外を考えても、どうしようもない状況ですしね」

──将来とは違うのですが、8月のニューピア大会での解説が素晴らしかったです。

「ありがとうございます。そう言っていただけると、嬉しいです。凄く楽しかったです。格闘技を伝えたいと思って話させてもらいました。自分は好きなことを喋るのは楽しいので、またしてみたいですね」

──では、弥益選手がそこを考慮しているのか分からないですが、最後に試合への意気込みをお願いします。

「自分がやりたいだけなので……自分がやりたいことをやり、それを面白いと感じてくれる人に楽しんでもらいたいでです」

──残すところは減量のみですが、最後まで体調に気を付けてください。水抜きが厳しそうに見えていたので。

「なんか自粛期間に体重が凄く増えて、そうしたら凄い勢いで落ちました。どっちにしても5キロほど落とします。明日、明後日と……格闘技は大好きなのに、水抜きだけは好きになれないです(笑)」

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97計量結果

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
日比野純也:61.15キロ

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DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】計量終了 牛久絢太郎「全てを出し切って」&大島沙緒里「しっかりと出し切って」

【写真】メインでフェザー級王座に挑戦する牛久と、セミで女子ミクロ級王座決定戦に出場する大島 (C)MMAPLANET

19日(土)、明日20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTの計量が、中野区中野サンプラザ13階SKYで行われた。

キック戦に出場するKINGレイナが以外の13選手は問題なくクリア。計量のステージでそれぞれが抱負を語った。


弥益ドミネーター聡志
「明日は絶対に勝たないといけないという理由はないのですが、イイ大人が負けて恰好悪い姿を見せるのは嫌なんで頑張れるだけ頑張りたいと思います」
牛久絢太郎
「長い間、しっかりと準備できたので明日は全てを出し切って勝ちに来ます」

にっせー
「今回、計量も上手くいって体調もバッチリなので、明日は私がベルトを獲ります」
大島沙緒里
「初めてミクロ級なんですけど、しっかりと自分の出し切って勝ちに行きたいと思います」

中村大介
「格闘技を始めて、もう20年以上たつんですけど、凄い練習とか楽しくて。その楽しい気持ちを明日、発揮できれば──。長倉選手にぶつけられたらと思います」
長倉立尚
「これはこれで意義のある試合だと思うので、生き残ります」

KINGレイナ
※体重オーバーでコメントなし
熊谷麻理奈
「今回は再戦ということで、前よりもっと楽しい試合ができるように頑張ります」

ランボー宏輔
「明日は殴る準備も殴られる準備もできています。面白い試合になると思います」
藤田大和
「明日は強い選手とできるということで、ワクワクしてやってきました。勝ってタイトルに近づきたいと思います」

米田奈央
「明日は全てを出し切って圧倒したいと思います」
泰斗
「初参戦なんですけど、米田選手を踏み台にさせてもらいます」

原虎徹
「明日は自分の実力を見ませす。以上です」
日比野純也
「自分はエビ中を背負っているんで、ここでは負けられないです。エビ中を紅白に連れていくために、今回は勝たせてもらいます」

また全選手の計量後に佐伯繁代表より、マスクの着用、控室でも受け付けでもソーシャルディンスタンスを保つことを徹底する──という呼びかけがあり、「無症状で感染している人がいるかもしれないという前提で向き合ってほしいです」と訴えかけた。

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
西谷大成:61.15キロ

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DEEP97 Interview J-CAGE ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】牛久絢太郎とフェザー級王座防衛戦、弥益聡志─01─「試合はパーキングエリアのようなモノ」

【写真】自分がある。彼自身がやりたいようにすべきだ (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP97 IMPACTが開催され、メインで弥益ドミネーター聡志が自らの持つDEEPフェザー級王座防衛戦を、牛久絢太郎を相手に行う。

もともと両者のタイトル戦は5月の後楽園ホール大会で組まれていたが、緊急事態宣言で会場は閉鎖、イベントも中止されていた。この決定以前に一社会人、サラリーマンで生計を立て家族を持つ弥益は、大会が決行されても欠場を申し入れるつもりだった。

あれから5カ月、緊急事態宣言はなくとも感染者数は、言ってみれば宣言下と比較すると高止まりだ。ワクチンや特効薬があるわけでなく、いつどこで感染が起こるかは分からない。

それでも──弥益は自らの格闘技への想い、決して試合を戦うことではなく、練習をするという生き方に回帰した。牛久戦を前に、彼の格闘技への想いを話してもらった。


──もともと弥益選手は5月大会が中止になった時には、実施されるなら欠場を申し入れるつもりだったと公言していました。あれから約5カ月、いつ頃から試合に出るという気持ちになっていったのでしょうか。

「緊急事態宣言が明けて、練習は徐々に再開していました。色々なことを考えて再び練習をするようになったのですが、とにかく緊急事態宣言中に練習ができなかったことが辛かったです。

だから……そこはもう完全に我がままで、練習を再開させてもらったという形です。結果、練習頻度も上がりましたが、一方では感染者の数は減らない。ただし、国も都も再び緊急事態宣言を出すことはなく……これはコロナと共存ということで、経済活動をしていくのだと自分は解釈しました。

正直、それぐらいの感覚だと練習をしたいという気持ちを抑えることができなかったです。まぁ緊急事態宣言という期間を置くことで、もう少しコロナの状態が理解でき、正しく恐れることができる。正しい対策ができるようになっていましたけど……」

──何も変わっていないですよね。抑えている時にPCR検査を手広くして無症状感染者を見つけ出すこともなく、再び動き始めたので。もうこうなると練習をしたい人に対し、Go TOトラベルがあるのにするなとは言えないですし、野球やサッカーをしているのにMMA大会は開くなという指摘はできないかと思います。感染予防を皆がしている限り。

「そういう意味では、自分の場合は緊急事態宣言という明確な言葉があったら、我慢できていたという部分はありましたね」

──法とは言わずとも、皆が一斉に経済活動を我慢する時期が続くわけでもなく、道場も再開し、大会も始まった。ならば、練習をしたいと。

「試合というのは自分のなかで、それほど重要なファクターではないんです。とにかく練習をしたいという気持ちを抑えることができなかったんです。

自分のなかで強くなりたいとか、○○に勝ちたいとか、試合で強さを証明したいというのは凄く希薄なんです。練習で……それこそ茨城の先輩方と練習をして、昔はやられているだけだったのが、良い練習ができるようになった。自分の成長が感じられるということがただただ嬉しくて。

練習ができないと、これまでやってきたことから離れてしまうという怖さがありました。ただし、家族の理解を得ているとは思っていないです。諦めに近いのかもしれないですし……。子供も1歳になったことで、自分がやってしまっていて……後ろめたさは常にあります(苦笑)。

コロナに関係なく、家にいる時間が少なくなると奥さんに負担をかけることになりますし」

──MMAの練習は濃厚接触の極みですしね。

「ハイ。なので個人として、信用できる人、信用できる場所で練習するようには心掛けています。もともと出稽古しかやっていないので、プロ練習が全てですし。それと都内でなく、メインの練習も少人数で回せて、不特定多数というなかにいることは避けてきました。出稽古なのに僕の受け入れてくださる人達、ジムには感謝の限りです」

──今回の防衛戦の話が来たのは、いつ頃ですか。

「7月の頭ぐらいだったと思います。試合前の70~80パーセントぐらいの練習をしていたので、試合に対してはやらないといけないと思っていました。

自分のなかで試合って、丁度良い休憩ポイントなんです。自動車を運転し続けている途中のパーキングエリアのようなモノで。そこで一区切りして、少しだけ休んでまた走り出す。そういう感覚でいます」

──ただし、趣味で体を動かすということではなく、プロで試合ができるコンディション、スキル、精神力があってこその格闘技の練習なのですね。

「僕のなかでフィットネスの格闘技は、格闘技じゃないと思っています。フィットネス格闘技をどうこういうわけでなく、そこで楽しまれる方がいるのは素晴らしいです。

ただし、自分にとっての格闘技とは試合に向けて──という質のモノなんです。常にスパーリングで自分を出し切って、通用するのかしないのかを確認し、ダメだったら修正していく。そういう切磋琢磨していくのことが、僕にとって格闘技なんです。それがたまたま試合向けの練習になっているような形で」

──試合という試す場がなくても、大丈夫なのですか。

「自分は試合がなくても、これぐらいの強度で練習できます。だから楽しいんです。強い人にボコボコにされても、そんな経験ができることが楽しい。ただし試合という休憩がないと、どこかで体がぶっ壊れてしまうと思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志(日本)
[挑戦者] 牛久絢太郎(日本)

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー(日本)
大島沙緒里(日本)

<ライト級/5分3R>
中村大介(日本)
長倉立尚(日本)

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ(日本)
熊谷麻理奈(日本)

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔(日本)
藤田大和(日本)

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(米国)
西谷大成(日本)

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DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】上限ありの有観客大会=DEEP後楽園ホール大会は、オープニングファイト無し=7試合で実施

【写真】4月の後楽園ホール大会は全13試合が組まれていたことを考えると、客席を減らして7試合で興行を打つ困難さは相当なはずだ。写真は8月23日のニューピアホール大会から(C)MMAPLANET

3日(木)、DEEPより20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTが全7試合で行われることが発表されている。

現状、後楽園ホールの使用時間がこれまでとは違い短縮されており、試合数は8月1日の修斗でも見られたように限定されてくる。そして、客入れの際にエレベーターの使用が禁止され、ソーシャルディスタンスを確保して検温、マスク着用のチェック、手・指の消毒、さらに連絡先の署名などを行うと、座席につくまでの時間がこれまで以上にかかりオープニングファイトに間に合わないことが予想される。

結果、原虎徹✖日比野エビ中純也の試合はオープニングファイトから本戦へと変更となった。

メインでDEEPフェザー級選手権試合=王者・弥益ドミネーター聡志✖挑戦者・牛久絢太郎、セミでDEEP女子ミクロ王者決定戦=にっせー✖大島早緒里、中村大介✖長倉立尚、KINGレイナ✖熊谷麻里奈、ランボー宏輔✖藤田大和、米田奈央✖泰斗というラインナップに、原✖日比野が加わった形だ。

試合数をしぼって上限を設けた有観客大会を行うDEEPでは、大会の1週間前・前後に選手、セコンド、競技運営陣、スタッフらが抗体検査をして、陽性反応が出るとPCR検査をするという段取りで感染予防対策を採っている。


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DEEP97 J-CAGE News ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】9月20日に半年ぶりの後楽園大会。メインは仕切り直しの弥益✖牛久のフェザー級選手権試合

【写真】緊急事態宣言下、自宅でリモートワークを行っていた時の弥益と、愛猫ニナちゃん (C)SATOSHI YAMASU

27日(月)、DEEPより9月20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールでDEEP97 IMPACTの開催とカードの第一弾の発表があった。

首都圏では8月23日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP95とDEEP96というダブルヘッダーを開くDEEPが、3月1日以来半年ぶりに聖地でイベントを行うことが決まった。


今日のプレスリリースで発表されたのは2試合。1つは新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言及び後楽園ホールの休館で中止となった5月大会で組まれていたDEEPフェザー級選手権試合=チャンピオン弥益ドミネーター聡志✖チャレンジャー牛久絢太郎だ。

2018年10月にフェザー級王者となった弥益は、昨年5月にDJ.taikiを破り初防衛に成功、5月に1年振りの実戦で2度目の王座防衛戦が予定されていた。サラリーマンとして生計を立てている弥益は「イベントが行われるなら欠場を申し入れるつもりだった」ことを大会中止の報を受けてツイッターで呟くなど、確固たる意志を持ちMMAと付き合っている。そんな弥益が9月にケージに戻る──彼自身MMAを含めた部分でも、ニューノーマルが始まったということだろうか。その心境が気になるところだ。

また今日の発表ではフライ級の2回戦でランボー宏輔✖藤田大和戦も同大会で実施されることが明らかとなっている。

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Interview UFC UFC249 ドミニク・クルーズ ブログ ヘンリー・セフード 弥益ドミネーター聡志

【UFC249】DEEPフェザー級チャンプ弥益ドミネーター聡志による、ドミニク・ドミネイター・クルーズ論

Yamasu【写真】5月6日の王座防衛戦が中止となったドミネーターも、独特なステップを踏む選手だ。在宅勤務が続くなか、この一戦を非常に楽しみにしているとのことだった(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249。メインのUFC暫定世界ライト級王座決定戦=トニー・ファーガソン✖ジャスティン・ゲイジー戦以上に、日本のMMAファンや関係者はセミのUFC世界バンタム級選手権試合=王者ヘンリー・セフード✖挑戦者ドミニク・クルーズへの注目度が高いといっても過言でない。

その理由はドミニク・クルーズにある。MMAを変えたシャッフル、徹底した技術主義は工夫して戦うという部分で、多くの日本人選手の指標ともなった。DEEPフェザー級チャンピオン弥益ドミネーター聡志も、ドミニク・クルーズ信者の1人だ。


なんせリングネームのドミネーターは、ドミニク・クルーズのニックネームであるドミネイター(ドミニクの入場曲もアーミン・ヴァン・ブーレンの「ドミネイター」)から取られている。そんな弥益が、この一戦の行方を予想してくれた。ドミネーターに依るドミネイター論、ドミニク寄りの試合展開の予想は以下の通りだ。

弥益ドミネーター聡志
「ドミネーターがドミニク・クルーズから来ていることを知らない人が多いんですよね(笑)。この試合の流れはドミニクが、如何に圧を掛けられるかにかかってくるかと思います。ステップで圧を掛けることができたら、ドミニクのペースで戦えるかと。ただし、セフードは圧力を気にせず突っ込むところがあるので……。ステップを使う選手は気にせずに突っ込んでくる選手は苦手にするケースが往々にあります。

もちろんスタミナも削られてしまいますし……。ドミニクは実戦から遠ざかっているうえに、コロナ問題は米国も大変な状況になっているので、圧を掛けられた時のスタミナ面が不安要素かと思います。だからこそドミニクには以前のステップもそうですが、早い段階での攻撃力に期待しています。要所でラッシュをかけて欲しいです。

もう100パーセント、ドミニクに頑張って欲しい目線で見ています。ドミニクが厳しいという気持ちもありますが、あの頃の姿を見てきたのでただで終わって欲しくない。ほんと、何かを見せてくれると信じています」

■UFC249計量結果

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 150.5ポンド(68.26キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 265.5ポンド(120.42キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 262ポンド(118.84キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ペティス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 227.5ポンド(103.19キロ)
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 243ポンド(110.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)