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【DWTNCS S04 Ep05】流れるような数々のグラップル──LFAフライ級王者フリック、もうUFCしかないだろう

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック(米国)
Def.3R3分15秒by 肩固め
ネイト・スミス(米国)

まず右カーフを蹴ったスミスに対し、フリックが右を入れる。フリックも左右のローを返し、蹴りでバランスを崩したスミスからトップを取り、スクランブルに持ち込まれる前にバックへ回る。首を捕えてから足を一本入れたフリックだが、スミスは前転し上を取ると鉄槌を顔面に落とし、エルボーを打ちつける。

右腕をしぼるフリックは右足をスミスの頭部の後ろに回し、さらにワキの下を通して足を組み腕十字へ。前転したスミスは、右腕が伸びた状態でフリックの右ワキに抱えられる。両腕を制されて動けないスミスは後方回転でエスケープは図るも、回り切れずに逆に頭を足で殺した状態でフリックが上を取る。しかし、腕のロックが外れ上体を起こしたスミスがシングルでリバーサルを狙う。

ここでフリックはダースチョークへ。上を取りギロチンに切り替えるも、スミスがロールしてエスケープ。フリックの動きはその先をいき、バックに回りつつマクワン・アルミカーニ的な動きで再びギロチンをセットアップする。ケージに詰まり体を伸ばすことができなかったフリックはバックに転じるが、スミスが立ち上がる。フリックは離れて右ミドル、口を開けているスミスは再びボディに蹴りを受けラウンド終了をむかえた。

2R、グラウンドで圧倒されたスミスは右カーフを蹴り、右オーバーハンドを振るう。フリックは右ミドルを入れ、飛び込んで右を打ち込む。さらに右ミドルから右を見せてシングルレッグへ。倒されながらキムラを仕掛けたスミスだが、同時にニアマウントに入ったフリックは肩固めを狙う。スミスは足を戻し、腰を引いて立ち上がろうとする。ここを潰されるも、スミスは三角絞めへ。ヒジを入れて体重をかけてルーズにしていこうとするフリックは、足を抱えられた状態でヒザ、ヒジを入れて三角クラッチを無力化させる。結果、頭を抜き担ぎからニーインに入ったフリックが、ギロチン&マウントへ。

頭を抜きパンチから肩固めを仕掛けるフリック、懸命に耐えるがマウントからエルボー、パンチを落とされるスミスは、腹ばいの腕十字でヒジが逆に曲がるもタップはしない。フリックはここからオモプラッタ、さらに三角絞めという黄金コンビネーションでスミスを捕えたがタイムとなった。

最終回、ローと前蹴りを受けたスミスの右前蹴りがフリックの顔面を直撃する。一瞬、動きが止まったフリックだが、消耗しているスミスはここで追い打ちをかけることができずダブルレッグでテイクダウンを許す。ハーフでワキ腹にエルボーを落とすフリックは、マウントへ移行。鋭いエルボーを打ちつけ、ハイマウントからパンチを連打する。背中を見せたスミスは、RNCにも上を向きなおして足を一本戻すなど、粘りを見せるも──フリックはもう一度マウントに入ると、肩固めでついにタップを奪った。

「俺はフィニッシュしに来たんだ」とダナ・ホワイトに向けて叫んだ勝者は、バックステージインタビューで「2Rの三角を仕掛けた時、彼のコーチは残り時間を伝えるという素晴らしい働きをした。でも、ここで判定勝ちはいらない。フィニッシュに拘った。エルボーは脱臼したかもしれないけど、そうするのが僕の仕事だ。15勝で13試合がフィニッシュ、僕はフライ級最強のグラップラー、LFAでチャンピオンになってUFCに行けると思ったけど、コンテンダーシリーズで戦わないといけなかった。フィニッシュしか考えていなかったよ」と話した。


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【DWTNCS S04 Ep05】コンテンダーシリーズ第5週の注目、LFAフライ級対決=フリック✖スミス

【写真】LFAでタイトル戦が見たくなかったといえば嘘になるが、そこに拘らないのがLFA。要注目のフリック✖スミスの一戦だ (C)LFA

1日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Tuesday Night Contender Series 2020年シリーズ第5週が開催される。

今年は例年以上に合格者の数が目立ち、すぐにUFCで戦う選手も現れるなか、今週も5試合=10人のファイターがUFCとのサインを目指して戦う。


注目はフライ級のジミー・フリック✖ネイト・スミスだ。現在、両者揃って直近の試合はLFAで、フリックは7月24日にフライ級王座を獲得したばかりだ。柔術とレスリングが融合したグラップリングMMAファイターのフリックは、これまでのLFAだけでなく他の2団体でフライ級、さらにバンタム級でも1団体の頂点に立っており、これまでに4つのベルトを巻いている。

柔術は茶帯だが、ギロチン、肩固め、そして自らはヴァンフリック・チョークと呼ぶ、ヴァンフルーチョークを得意としている。

LFAのベルトを巻いた試合でも、ボトムで肩固めをセットアップしつつ、リバーサルで上を向いて極めるという独特のフィニッシュを見せていた。

対するスミスも今年の2月にLFAで戦いショーン・ステッピンズをパウンドアウトしている。

このフィニッシュ、ボディロックからテイクダウン&スクランブルの攻防でステッピンズを倒し、腹ばいの相手の左腕を後ろ手に取り、腰に回していた右手に体重をかけて制しつつ、顔面をがら空きにしても強烈なパウンドを打ちこんでいた。これこそグレコローマン・ベースのスミスの真骨頂といえる試合だ。

グレコのジュニア五輪で3位、BJJは紫帯ながらテコンドーが茶帯で、打撃はダッチキックボクシングを導入中のスミス、カーフキックにも威力がある。戦績は6勝0敗で14勝5敗のフリックと比較すると、経験値では遅れを取っているが瞬発力ファイトでは上をいくだろう。ねちっこい展開から、ズバッと勝利を決めることができる両者──3Rのノンストップファイトになることが予想される。

■DWTNCS S04 Ep05対戦カード

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン(アルメニア)
デニス・ブズーキア(米国)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック(米国)
ネイト・スミス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ホゼ・ジョンソン(米国)
ロニー・ローレンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト(米国)
コディ・ブランデージ(米国)

<ライト級/5分3R>
タッカー・ルッツ(米国)
チェイス・ギブソン(米国)