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【UFC ESPN08】試合結果 コロナの時代のUFC3連戦、トリでアリスターがハリスに勝利

【写真】豪快なハイキックからの追い打ちで復活Vを挙げたアリスター(C)Zuffa/UFC

5月16日(土・現地時間)にUFC on ESPN08「Overeem vs Harris」がフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで行われた。

コロナの時代のUFC3連戦のトリは、アリスター・オーフレイムがウォルト・ハリスにTKO勝ち。好勝負となったクラウジア・ガデーリャ✖アンジェラ・ヒルは前者がスプリット判定をモノにしている。

フェザー級転向のエジソン・バルボーサは省エネファイトが響き、ダン・イゲに逆転スプリット負け、ソン・ヤードンはマルロン・ヴェラに判定勝ちを収めている。

UFC on ESPN08「Overeem vs Harris」
<ヘビー級/5分5R>
○アリスター・オーフレイム(オランダ)2R3分00秒
TKO
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×ウォルト・ハリス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)3R
判定
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×アンジェラ・ヒル(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ダン・イゲ(米国)3R
判定
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×エジソン・バルボーサ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)3R
判定
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×エリク・アンダース(米国)
<バンタム級/5分3R■>
○ソン・ヤードン(中国)3R
判定
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×マルロン・ヴェラ(エクアドル)
<ウェルター級/5分3R>
○ミゲール・バエザ(米国)2R0分18秒
KO
×マット・ブラウン(米国)
<ミドル級/5分>
○ケヴィン・ホランド(米国)3R
判定
×アンソニー・ヘルナンデス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジガ・チカゼ(ジョージア)3R
判定
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×アーウィン・リヴェラ(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
○ネイト・ランドヴェール(米国)3R
判定
×ダレン・エルキンス(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○コートニー・ケイシー(米国)1R3分36秒
腕十字
×マラ・ロメロ・ボレッラ(イタリア)
<ヘビー級/5分3R>
○ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)3R
判定
×ドンテイル・メイス(米国)


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Report UFC UFC ESPN08 ソン・ヤードン ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN08】ソン・ヤードン、マルロン・ヴェラとの激しい打撃戦で2つのラウンドを取り判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

結局のところ、ユライアの計量は何であったのか──とうぐらい、普通にオクタゴンに上がったソン・ヤードン。ややクラウチングのソン・ヤードンに対し、ヴェラはアップライトで構える。ソン・ヤードンが右オーバーハンドを振るい、離れたヴェラにローを蹴る。近い距離ではヴェラはガードを固める。ローを蹴り合った両者、ソン・ヤードンがガードの上から右ハイを蹴っていく。ヴェラの前蹴りに右を振るうソン・ヤードンは、ガードごとヴェラの頭を左フックで打ち抜いていく。左ミドルをキャッチしたソン・ヤードンが、ケージにヴェラを詰める。首相撲から前に出たヴェラは離れて、左カーブキックを走らせる。

続いて太腿を蹴ったヴェラだが、左フックを被弾。ヴェラが首相撲に取ろうとしたところでフックを当てたソン・ヤードンは、逆にケージに押し込むとボディにパンチを入れる。体を入れ替えたヴェラが足の付け根にヒジ、ソン・ヤードンがヒザ蹴りからエルボーを打っていく。ボディにヒザを返したヴェラだが、微差でラウンドを落としたか。

2R、右ローに続き、右ミドルを入れたソン・ヤードンが、踏み込んで右ストレートをヒットさせる。ソン・ヤードンはガードの上からパンチを見せ、続いて腹に右を打ち込む。細かいパンチで前に出たヴェラは首相撲も、ソン・ヤードンが離れる。いつものような打撃と組みの連係にスピードがないヴェラだが、左ミドルを蹴る。ソン・ヤードンが右を返し、ボディから左フック、そして右を当てる。続いてフックを連打したソン・ヤードンは、左に回りながら鋭い踏み込みを見せ、左フックをヒットさせる。

ヴェラはワンツー、ソン・ヤードンが左ジャブを返し、右フックをテンプルに打つ。ヴェラの突っ込みに離れたソン・ヤードンが、ヒザ蹴りを受けながら組みつく。体を入れ替えたヴェラが、ここでパンチを連打。ソン・ヤードンも思い切りパンチを返し、ヴェラがエルボーを当てる。この打ち合い後、動きが落ちたように見えたヴェラだが、重い左ボディを打ち込みソン・ヤードンの動きが一瞬止まるシーンも。終盤に盛り返したヴェラが、最終回に望みをつないだ。

3R開始直後にテンカオを入れたヴェラ。組んだソン・ヤードンがケージに押し込み、時間を使う。押し込み返したヴェラは小外掛けでテイクダウンし、一気にマウントを狙う。素早い反応でクローズドガードに戻したソン・ヤードンだが、エルボーを被弾。ヴェラは立ち上がってボディを殴り、顔面にパンチを落とす。足を捌いてパスを狙ったヴェラ、ソン・ヤードンがケージにもたれて立ち上がる。

そこでボディを打ったヴェラは離れると、フックをブロックしワンツーから左を振るう。さらに左ミドルを蹴ったヴェラに対し、ソン・ヤードンが左ロングフックを届かせる。前に出てきてヴェラに左を当てたソン・ヤードンは、ボディフックにもアッパーを入れる。ヒザ蹴りから左ストレートを伸ばすヴェラがワンツー、ソン・ヤードンもワンツーを返す。ならばとヴェラはパンチからヒザ蹴り、ソン・ヤードンがアッパーを見せると組みついてケージに押し込む。

回ろうとしたところでテイクダウンを取られたソン・ヤードンだが、すぐにスタンドに戻りテイクダウンを狙う。スプロールしたヴェラがバックを伺うと、ソン・ヤードンが自らガードへ。ヒジを落とし、スクランブルでバックに回ったヴェラは最後にマットに手をついて蹴りを見せタイムアップに。

初回はソン・ヤードン、最終回は確実にヴェラ。2Rがどう判断されたか──結果、ジャッジ3者が29-28をつけてソン・ヤードンが判定勝ち。ヴェラは結果に納得せず、握手を拒否した。


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News UFC UFC ESPN08 ソン・ヤードン ブログ マルロン・ヴェラ ユライア・フェイバー

【UFC ESPN08】ユライア・フェイバーのスタンバイ計量は、もしものため……??

Urijah Faber【写真】ユライアが体重を計ったのは、話題創りとも捉えることができるが──果たして、明日オクタゴンに足を踏み入れるのはヤードンかユライアか(C)Zuffa/UFC

16日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC ESPN08「Ovreem vs Harris」でマルロン・ヴェラと対戦予定だったソン・ヤードンが欠場する可能性があり、その場合はユライア・フェイバーのスクランブル出場するために計量を行った。

ソン・ヤードンは本計量を145.5ポンドでパスしていたにも関わらずビザ問題で試合出場がならない可能性がある。計量前日のバーチャル・メディアデーもこの問題は挙がっており、ヴェラは「試合はない」というツイートを一度はしていた。

そして計量会場ではメインで戦うウォルト・ハリスとアリスター・オーフレイムの体重が測られてもインスペクターは会場を去らず、スタンバイ選手としてまずマーヴィン・ヴェットーリがスケールに乗り、続いてユライアが登場し153.5ポンドでウェイインを終えている。


米国ESPNの報道によると、ユライアはこのサプライズ計量に関して「本来クリアになっていたと思われたソンのビザが最後の最後で問題が起こった。そして、ジェット機で他の国にいってビザを取得するとか、ワイルドなアイデアまであった。最悪のシナリオとしてソンのビザ問題が解決しないなら、僕が戦うとUFCに伝えたんだよ。ビザ問題がクリアすればそれで構わない。そうじゃない場合は僕が戦う。ほんと緊急事態で昨夜はパニックだったけど、155ポンドを下回るだけ体重は落とした。問題は解決したみたいだけど、必要なら僕は戦う」とサプライズ計量に関して語ったとのこと。

この件に関して、UFCではオフィシャルの発表を行っておらず、UFC Fight Passなどでも現時点で対戦カードに変更は見られていない。

※UFC ESPN08計量結果はコチラから
※UFCのコロナウィルス対策=ローラ・サンコ インタビューはコチラから
※ソン・ヤードン✖マルロン・ヴェラ、見所はコチラから

■UFC ESPN08計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム: 253.5ポンド(114.98キロ)
ウォルト・ハリス: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルロン・ヴェラ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエザ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マット・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
アンソニー・ヘルナンデス: 182.5ポンド(82.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145.5ポンド(66.0キロ)
アーウィン・リベラ:──ポンド(──キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 146ポンド(66.22キロ)
ネイト・ランドヴェール: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
マラ・ロメロ・ボレッラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス: 241ポンド(109.3キロ)
ホドリゴ・ナシメント: 255ポンド(115.66キロ)

マーヴィン・ヴェットーリ: 203.5ポンド(92.3キロ)
ユライア・フェイバー: 153.5ポンド(69.62キロ)

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【UFC ESPN08】計量終了 デイヴィスがメディカルで不可、アーウィン代役案。ヤードン→ユライア IN??

15日(金・現地時間)、16日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC ESPN08「Ovreem vs Harris」の計量が混乱を伴って行われた。

ジガ・チカズとフェザー級マッチで対戦予定だったマイク・デイヴィスが、合併症でメディカルを通らず、欠場が決定。代役として白羽の矢が立ったアーウィン・リベラは、コロナの検査を含めたメディカルにパスした場合は計量と試合出場が認められるということになり、オフィシャル計量とは別の時間で計量が実施されることなった。


今回の計量ではフェザー級転向のエジソン・バルボーサを含め、計量失敗はなかったが、マルロン・ヴェラと対戦するはずだったソン・ヤードンが計量後にビザ問題で出場不可能になる可能性があり、何と師匠格のユライア・フェイバーが代役出場に名乗り出て──153.5ポンドで計量を終えている。

※ソン・ヤードン欠場&ユライアの代役出場に関しては、詳細を後程掲載します。

さらにスタンバイファイターとして、水曜日のUFN171でカール・ロバーソンと体調不良で試合がなくなったマーヴィン・ヴェットーリがライトヘビー級として計量を済ませている。

全選手の計量結果は以下の通りだ。

■UFC ESPN08計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム: 253.5ポンド(114.98キロ)
ウォルト・ハリス: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルロン・ヴェラ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエザ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マット・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
アンソニー・ヘルナンデス: 182.5ポンド(82.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145.5ポンド(66.0キロ)
アーウィン・リベラ:──ポンド(──キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 146ポンド(66.22キロ)
ネイト・ランドヴェール: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
マラ・ロメロ・ボレッラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス: 241ポンド(109.3キロ)
ホドリゴ・ナシメント: 255ポンド(115.66キロ)

マーヴィン・ヴェットーリ: 203.5ポンド(92.3キロ)
ユライア・フェイバー: 153.5ポンド(69.62キロ)

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Preview UFC UFC ESPN08 ソン・ヤードン ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN08】フロリダ3連戦、唯一のアジア人=ソン・ヤードンがTOP10入りを賭けマルロン・ヴェラ戦へ

Song Yadong【写真】活動再開のUFCに唯一アジア人ファイターとしてソン・ヤードンが出場しマルロン・ヴェラと対戦する (C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナでUFC再開活動シリーズ3連戦の最終戦、UFC ESPN08「Ovreem vs Harris」が開催される。

ヘビー級のアリスター・オーフレイム✖ウォルト・ハリスがメイン、セミに女子ストロー級のクラウジア・ガデーリャ✖アンジェラ・ヒルが組まれている同大会には、これらフロリダ・シリーズで唯一となるアジア人ファイター=ソン・ヤードンが出場しマルロン・ヴェラと対戦する。


サクラメントのチーム・アルファメール所属のソン・ヤードンは、2017年11月にUFCデビューを果たし、これまで4勝1分と負け知らず──チャイナ・パワー台頭の象徴といえる22歳だ。

ベースは散打、足技、崩しに特徴のある中国流散打にボクシングを加えたソン・ヤードンは、前後の動きに秀でている。オーソドックスでやや遠めの距離から素早く、身を屈めて踏み込みつつ放たれる右オーバーハンドや右フックは一発KOパワーを持つ。

ソン・ヤードンはステップバックして相手を誘いこむことができることで、この踏み込みをカウンターとしてより効果的にしている。加えてこの距離はレスリングにも応用でき、相手が打撃に呼応すると、ダブルレッグに移行してテイクダウンにつなげる。組んでからのソン・ヤードンは、クラッチを軸に回ることで横からの負荷をかけてテイクダウンを奪い、立ち技とは違う回転軸で戦うこともある。

打撃を嫌がって組んできた相手には懐に相手をいれず、10フィンガーやゴゴチョークというカウンターのサブミッションもソン・ヤードンのレパートリーだ。そのなかで再注目は、前後の動きからのパンチを相手が警戒するようになると、同じステップの踏み込みから右スピニングバックキックという回転系の蹴りを駆使し、その防御をすり抜ける点だ。

若干遠目のレンジでの前後の移動、ここでの圧力に屈せず、横移動を使って力強くテイクダウンを仕掛けるコディ・ステーマンに苦戦しドローに終わった前回の試合を経て、ソン・ヤードンが横移動を身に着けているのか、それとも前後移動を強化しているのかに注目だ。

水曜日の大会で勝利したリッキー・シモンとも練習するヴェラ

水曜日の大会で勝利したリッキー・シモンとも練習するヴェラ

対するエクアドル人ファイターで、アーバインのチーム・オーヤマ所属のヴェラは母国やパナマ、ペルーのインカFCを経てTUFラテンアメリカに出演、負傷で準決勝を棒に振ったがUFCとの契約を勝ち取った。

現在までプレリミを中心に9勝4敗と結果を出している。

重心が高いスイッチヒッターのヴェラは、常にハイペースではなく緩急をつけたファイトを展開する。そして打撃と組みが流れるという言葉以上に、繋がっており切れ目が全く感じられない。その組みも特徴的でスタンドで肩固めを仕掛けて寝技に持ち込む動きも過去に披露してきた。

打撃を見せ、組んでバックに回る一連の動作が他にないほどスピーディーで、相手に首を守る準備、その思考を与えない。下になることを厭わない寝技が、ヴェラの思い切りの良さを可能にしているといえるだろう。バックを取っても下に落とされることが多く、そうなるくらいなら自ら離れて打撃の間合いに戻るのがMMAのセオリーだが、ヴェラは落とされてガードになっても構わない覚悟で、背中に乗って極めを狙う。

下になればポイント的には不利になるが、彼には腕十字、三角絞めという常套手段の合間に相手がクラッチを組むことを想定した──腕版カーフスライサーといえば表現方法はおかしいが筋肉潰し系のサブミッション、ガードから鉄槌攻撃など独創的な下攻めを有している。またトップを取った時は、長いリーチを生かし遠心力をつけたパウンドに直線的なエルボーを交え甚大なダメージを与えてきた。

スタンドでも近距離でのエルボーを多用し、切れのあるファイトを展開するヴェラ。ただしソン・ヤードンと対峙した場合、彼が多用する──顔面をガードで固め、額でパンチを受けるように下を向くのは厳禁だ。ソン・ドーヤンとの打撃戦で、この反応を示した時こそボディにスピニングバックキックを被弾し、致命傷となる危険性がある。

ここまで5試合連続フィニッシュ勝利のヴェラ、4勝1分のソン・ヤードン。この試合で勝利することで、より上のステージで戦う権利を得ることができる大切なファイト。勢いのソン・ヤードン、老獪なヴェラ──トップ10進出が掛かった注目の一番だ。

■UFC ESPN08対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
ウォルト・ハリス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
アンジェラ・ヒル(米国)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ダン・イゲ(米国)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アンソニー・ヘルナンデス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ(ジョージア)
マイク・デイヴィス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー(米国)
マラ・ロメロ・ボレッラ(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ネイト・ランドヴェール(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(米国)