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【Special】岡田遼が語りたい、UFCプレリミ戦─03─アレックス・ペレス✖ジョズエ・フォルミーガ

【写真】フォルミガを組ませず、ローで勝てるレスラー=ペレス (C)Zuffa/UFC

修斗暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼が斬る、UFCプレリミマッチ。

第3回からは──岡田遼の語りたいUFCプレリミマッチとして、6日(土・現地時間)のUFC250で行われたフライ級戦=アレックス・ペレス✖ジョズエ・フォルミーガ戦について話してもらった。


──岡田遼が話したいUFCプレリミマッチ、毎週のように開催されていたUFCからどの試合をピックアップしてもらいましょうか。

「ペレスとフォルミーガです。フォルミーガとはATTで一緒に練習した時に達人的な動きを見ていて、僕は彼が勝つと予想していたんです」

──達人的な動きとはどういうところでしょうか。組んでバックを取るのが上手いという印象が強い選手だったのですが。

「ハイ、それが必勝パターンじゃないですか。でも練習では、そこを使わずに幅広くMMAができる人なんです。絶対的な強さを持っているのに、それを使わない。打撃もかなり上手くてウェルラウンダーでした。そのフォルミーガがローで負けて……いや、ペレスも強いとは思っていました。思ってはいたのですが、あの勝ち方ができるとは驚きです」

──レスラーですが、レスリングを使わずあの試合でフォルミーガに勝ってしまう。

「引き出しが多いですね。フォルミーガが負けたのはショックですし、ペレスが本当に強いところを出さずに勝ててしまうのも印象深いです。

カーフキックに関しては、当たり所もありますが……フォルミーガも効いたのは最後の3発ぐらいだったと思います。それにしても余りにも無策だったというか、最初から効いているとスイッチしたり、強みである組みにいくだとか対処したと思うんです。

実際、僕はいくらフォルミーガが練習であれだけ色々なことをやっていても、試合になると組んでバックを制すだろうと思っていました。打撃の攻防からテイクダウンして、上を取って殴り、背中を制してドミネイトするんだろうなって。

それがまぁ近づけない、入れない(苦笑)。打撃で敵わないとなると、思い切り組んで押し込むという戦い方はあると思うんです、ブラジリアン柔術の強い選手は。でも、フォルミーガが奥の手、その切り札を切ることすらできなかった」

──いきなり我慢できない蹴りが入ってしまったと。

「ATTには打撃のコーチがたくさんいて、タイ人もいるんです。ただ担当制でフォルミーガは、ヘッドコーチのコナン・シウヴェイラの指導を受けていることが多くて……。あまりそういう練習はしていなかったかもしれないですね。

それだけペレスが強いということなのですが、遠い距離ではあの蹴りがあり、近づくと素早いパンチを持っている。過去の試合を見ると、当然のように組みもできますし……完成度が高いです。いやぁ、あんな強い人間を見ると、ちょっと落ち込んでしまいましたね(苦笑)……早朝から。でも、あれがUFCなんですよね。痺れました」