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【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:7月―その壱―鈴木千裕✖パトリシオ「お代わりするんですか?」

【写真】ズバリ、舞台裏に終始しています(笑)(C)BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画――が1年ぶりに復活。
Text by Manabu Takashima

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾3人というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は柏木信吾が選んだ2023年7月の一番、7月30日に行われた鈴木千裕×パトリシオ・フレイレ戦――に通じるパトリッキー・フレイレ×ホベルト・サトシ・ソウザの1戦をまずは語らう。


――もう、アゼルバイジャンからは帰国されたのですか(※取材は13日に行われた)。どのような国なのでしょうか。

「自分たちはおもてなしを受けているので、良い部分しか見ていないということはありますが、バクーはとても良い街でした。皆、穏やかな人達で。2007年ぐらいから、石油と天然ガスで凄く発展しているようです」

──イスラム教の国というイメージですが、F1GPも行われた経済的な発展は凄まじいイメージです。

「11月の大会もF1を開催している会社とやっていくことになります。政局的には野党もありますが、事実上は与党が圧倒的に強い国政で安定しているようです。凄く治安も良かったですし。バクーの街は真夜中に1人で出歩くこともできました。

女性もヒシャブですら、している人は少ないです。伝統的な衣装を着ている人は、他のイスラム圏からの観光客で。それほど戒律には厳格ではないと聞きました。普通にバクーの女性は肌も出していますし、凄く綺麗な人もいます」

──いや、それにしても夏休み返上でお疲れさまでした。

「いえ。RIZINで働くようになって初めてですね、こんな風にまとまって休めるのは。僕も今日から家族と一緒に台風を避けつつ、夏休みを楽しもうと思います」

──スミマセン、そのような時に……。

「いえいえ、『今月の一番』の復活楽しみにしていましたから。そしてMMAPLANETがリングも解禁ということで、今回は鈴木千裕×パトリシオ・ピットブルで行かせてください」

──押忍。もう舞台裏から楽しみです。

「ここはもう、本当に書けること書けないことがありますから。その辺りは宜しくお願いします」

──ハイ。ギリギリのところ、狙っていきます(笑)。一つあるのはAJ・マッキーが欠場になり、ホベルト・サトシ選手が代役出場をする。これだけで、とんでもないことが起こっていたと思いますが、そこに加えて……なぜ、この1戦まで追加されているんだと(笑)。

「フフフフフ。本当に99パーセントの人の言葉を代弁していてだきました。今回は全てが重なりました。僕はフライングケージの担当もしていたんですけど、サンノゼから運んで組み立てて。24日の月曜日にリハーサルをすることになっていたんです。

そうしたら23日の朝にBellatorから電話が欲しいと連絡がきて。これは良くない話だとピンときました。そうしたらAJの話で。スミマセン、鈴木選手とパトリシオ・ピットブルの話なんですけど、ここから入らないと……(苦笑)。

その日からどうしようということになり、Bellatorはマンスール・ベルナウイが待機しているからそれで良いという考えでした」

──ハイ。まぁTV中継ができればという判断ですね。

「そうなんです。でも、僕らRIZINサイドは興行主です。BellatorカードのメインはAJ・マッキーとパトリッキー・ピットブルでチケットを買っていただいているので、ベルナウイが代役でOKとはならないです。イベントはRIZIN主催で、リスクの負い方が違う。だから、もう少し抗わさせてほしいと伝えました」

──RIZINファンがベルナウイで納得するとは思えないです。それならトフィック・ムサエフだろうって。アキラ選手には申し訳ないですが。

「いや、それが実はプランBでした。もちろん、プランAはサトシで。そして色々と交渉の結果──サトシの体重は残り1週間では絶対に落ちない。でもBellator側もトーナメントなのに73キロのキャッチを了承してくれました」

──緊急事態の超法的処置ですね。ただ、米国でのBellatorで有り得たのか。やはりRIZINが主催している大会ということも大きく影響していたと思います。

「正直、状況が状況ですし、政治的な背景、大人の判断とこのタイミングだから全てできたと思います」

──まぁ、彼らも色々とありますし。

「ハイ。もちろん、興行会社としてRIZINのリスクも分かってくれていますし。スコットはトーナメント参加者にコンセンサスもとっていました。そこはフェアでしたね」

──誰もが幸せになれる代替カードだったから、超法的処置も通ります。ファンが納得しないカードでは73キロはおかしいだろう……ともなりますし。

「その通りですね。本来ならBellatorもライト級でもう1試合、GPの代役が務める選手の試合を組んでいたはずです。それがコラボレーション興行の一つの弊害というか、キャパというか。試合数も彼らが望むだけ……7試合とかを組むことができなかったです。

BellatorにはBellatorの放送の都合があり、RIZINにはRIZINのPPVと日本の放映権が存在していて様々な事情があるなかで、それを一つひとつクリアして創り上げたイベントなので、どこかにしわ寄せがくる。それがBellatorにとっては試合数で妥協したというのは否定できないです。TV中継枠をこなすのに、体重超過や負傷欠場が──まさに現実になってしまったようにあり得る中で、彼らが受け入れる最少の試合数が5試合でした」

──ここでISAO選手や菊入正行選手の試合を組みたいという想いもあったでしょうし。

「そういうことなんです。ただし、何が起こるか分からないなかで、我々も時間制限もあるので7試合は組めないよ──ということでした。それでもRIZINがライト級チャンピオンを出したことで、双方が納得できたBellatorのメインカードでした」

──本来なら、そこで一件落着です。ただし、そこでパトリシオ・フレイレ×鈴木千裕まで追加カードとして発表があり、あのような結末に至った。AJ欠場のピンチで、こんなボーナスまで引き出してしまう。

「僕は正直、そのアイデアを聞かされて動かないと行けなくなった時──正直、憤っていましたよ(笑)」

――もちろん榊原信行CEOからだと思いますが、いやぁ凄いですね。そこまでやってしまおうというのは。言い方は悪いですけど、火事場泥棒ですよ(笑)。

「あのね、高島さん!! 僕はAJが欠場して、サトシ✖パトリッキー・ピットブルを成立させた。大仕事が終わったばかりだったんですよ。ウルトラCを引っ張りだしたのに、お代わりするんですかって(笑)」

──アハハハハ。

「それがフライングケージのリハーサル中ですよ。イタリアの製作者たちと日本の技師さんたちが、『ああだ。こうだ』とやりとりをしている時に、お代わりが欲しいと連絡があって。千葉の倉庫で、僕はブチ切れていました(笑)」

──しかし、凄いですね。榊原さん。

「やっぱ、スゲェですよ。普通の人だったら言わないことを、あの状態の僕に課してきた。まぁ、榊原社長はAJ欠場の時点で、『パトリシオを出せないかな』ということは言っていました。イベンターなんです、根っからの。朝倉海選手の欠場で、RIZINのメインを無くした。そしてBellator側のメインも無くした。

これはイベントとしては、ケガを負った状態で傷に塩を塗り込まれている状況でした。サトシという最高の応急処置ができたのですが、やっぱり体は弱っている。榊原社長は、そのままではイベンターとして終われなかったのだと思います」

──選手のコンディションなどが、先に頭にある自分のような立場の人間には全く考えが及ばない一手です。

「ハイ、全くアプローチが違いますよね」

──それはもう、火事場泥棒という言い方をしましたが、まさに怪我の功名だったわけですね。この大当たりを引き出す──格闘技界にいても、絶対的に人種が違うのですが、これは凄まじいなと素直に思いました。

「高島さんから、その言葉を聞けるのは素晴らしいと思います。僕も正直、終わったあとにスゲェなと。本当に思いました」

──それも鈴木選手が勝ったから。パトリシオが勝っていれば、まぁスクランブル出場で名前のある方が勝つという過去にも見られたケースで。

「大博打です。博打を打って、勝ったんですよ(笑)。イベント当日を下り坂で迎えてはいけない。向かい風のなかで、イベントが始まってしまうことを避ける。上り坂、追い風にしてイベントを開く。それがイベンターとしての榊原社長の姿勢なんです。『本気なの? この人?』って思ったんですけどね(笑)」

<この項、続く>

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『RIZIN CONFESSIONS』第129回動画

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 『RIZIN CONFESSIONS』第129回動画。今回は『超RIZIN.2』で行われたパトリシオ・ピットブル vs. 鈴木千裕、トフィック・ムサエフ vs. アキラ、瀧澤謙太 vs. 太田忍、阿部大治 vs. イゴール・タナベ、伊藤裕樹 vs. ヒロヤの舞台裏です。続きを読む・・・
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【RIZIN】速報中!超RIZIN.2~RIZINパート~

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超RIZIN.2のべラトールパートが終了して約1時間。後半戦のRIZINパートが目前に迫ってきました。堀口恭司×神龍誠のノーコンテスト、ホベルト・サトシ・ソウザの完敗など悲喜こもごもが交錯する内容でしたが、果たしてRIZINパートはどう転ぶのか、朝倉未来×ウガール・ケラモフのフェザー級王者決定戦に、フアン・アーチュレッタ×扇久保博正のバンタム級王者決定戦。そして伊澤星花×クレア・ロペスの女子スーパーアトム級タイトルマッチと見どころ満載。引き続き電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 MMA 58kg契約】
○伊藤裕樹(ネックスイチムエ)
(判定2-1)
×ヒロヤ(トライフォース赤坂)
1R、軽快なステップで距離を取る両者。ヒロヤは胴タックルで組み付く。するとヒロヤは自ら引き込む。しかし伊藤はすぐに立ち上がる。そこからヒロヤは間髪入れずに組んでいく。伊藤はタックルを切るものの、ヒロヤはスタンドでバックに周ってスクランブルの展開。終盤に身体が離れるとパンチに前蹴りをヒットさせ、さらにギロチンチョークであわやの場面を作るがヒロヤは首を抜いて脱出。ラウンドを終えた。
2R、やはりヒロヤは組み付いていく試合展開。コーナーに押し込むが伊藤の腰は重い。だがヒロヤはスタンドでスルッと体勢を入れ替えてバックに周る。このまま時間を掛けてテイクダウン。だが伊藤は下からアームロック。しかしヒロヤは腕を抜くが、伊藤はその瞬間にスイープして上を取り返して脱出。スタンドに戻ると伊藤は左ミドルにアッパー、フック、ボディとパンチをヒットさせて攻勢。最後は逆に伊藤がテイクダウンを奪ってラウンド終了。
3R、開始直後から伊藤がスタンドでラッシュ。コーナーに追い込んで左右の連打。危ない場面だったがヒロヤはタックル。切られるがヒロヤは自らグラウンドで下になって回避。伊藤はバックに周るとチョークを狙う。しかしヒロヤは正対して逆にバックに周るとジャーマンで投げ捨てる。ここからスクランブルの展開。ヒロヤは上をキープするが伊藤も正対してスタンドに脱出。伊藤の蹴りを掴んだヒロヤに対して伊藤はギロチンチョーク。だがヒロヤは耐えて試合終了。判定はスプリットで伊藤に軍配。


【第2試合 MMA ミドル級】
×阿部大治(フリー)
(1R ヒールホールド)
○イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
1R、開始直後に阿部のパンチがヒット。タナベはスリップ気味にダウン。しかし阿部は深追いせずスタンドを要求。スタンドで再開するとパンチを出して前に出るとタナベはタックル。しかし阿部は冷静に足を抜いてスタンドに戻る。スタンドになると阿部のパンチが上手。タナベは不用意にパンチを被弾する場面。嫌な予感はしたが、タナベはタックルで足を取ると自ら下になる。安部を転ばすと、その瞬間にヒールを極めると即座にタップ。タナベがあっと言う間に足関節を決めた!


【第3試合 MMA バンタム級】
×瀧澤謙太(Fired Up Gym)
(1R TKO)
○太田忍(パラエストラ柏)
1R、サークリングする瀧澤に対して太田は距離を詰める。序盤にタックルで組みに行くが瀧澤は冷静にかわす。身体が離れると瀧澤は意表を突いた後ろ回し蹴り!顔面に入ったが太田は足を掴む。しかし瀧澤は足を抜いてスタンドでプラッシャーを掛ける。ダメージはないのか太田は距離を詰めて組み付くとスタンドでバックに周ってジャーマン。瀧澤はすぐに立ち上がるが太田はスタンドでバックに周って寝かせいく。耐えていた瀧澤だが太田がスタンドのバックから左右のパンチを連打。リング外に身体を出した瀧澤を見てレフェリーが試合を止めた。


【第4試合 MMA ライト級】
○トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ)
(2R TKO)
×アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
1R、開始直後からムサエフはイケイケ。パンチを振り回し、ミドル、前蹴りを多用。アキラは持ち前の打たれ強さで凌いでいたが中盤になるとグラつく始める。何度が動きが止まってムサエフの集中砲火を浴びたがアキラは打たれ強い。最後は打ち返し始めてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出始めたアキラ。一方のムサエフは手が出なくなってきたかと思った矢先、前に出るアキラの突進をかわすと、コーナーに追い詰めて左右の連打。最後は左フックがクリーンヒット。アキラが鈍くダウンするのを見てレフェリーが試合を止めた!ムサエフが久しぶりのRIZINで快勝です。


【第5試合 MMA 70kg契約】
×パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)
(1R KO)
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
1R、開始と同時に前に出る鈴木。パンチの交差から試合は少し落ち着く。パトリシオは様子を見て、鈴木も少しプレッシャーを弱めたか。それも鈴木の右フックがヒットすると再び圧力を強める。積極的にパンチを出してパトリシオをコーナーに追い詰めると両者足を止めての打ち合い。すると鈴木の左右の連打がヒット。ダウンしたパトリシオを見てレフェリーが試合を止めた!鈴木が大アップセット!!


9月24日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN.44で萩原京平×牛久絢太郎が決定!さらに11月4日のRIZIN LANDMARKはアゼルバイジャンで開催!アゼルバイジャン×RIZIN世界選抜。ワールドワイドになってきた。
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超RIZIN.2:オッズ/予想と展望

アンドレイ・コレシュコフ 1.45
ロレンズ・ラーキン 2.00

ランキング5位コレシュコフ、9位ラーキン。

元王者で、タイトルを奪われたリマとラーキンにしか負けてないコレシュコフ。試合間隔が開いたためか、過去4戦のうち2度、地元のローカルイベントで試合をしている。前回のラーキン戦はスプリット判定負け。

ラーキンはBellatorデビュー戦でいきなりタイトルに挑戦するもリマに判定負け。次戦もポール・デイリーにKO負け。しかしそこからは無敗。が、Bellator日本大会でのK太郎戦での体重オーバーがあり、その後ミドルに上げていた。昨年からまたウェルターに戻している。

ストライカー対決。打撃ではラーキンが上と見てラーキンKO勝ち。

マゴメド・マゴメドフ 2.35
ダニー・サバテロ 1.20

ミックス優勝で終わったバンタム級GPの3位決定戦。マゴメドフはミックスに2Rギロチンで負け、サバテロはアーチュレッタを破り暫定王座となったラフェオン・スタッツに僅差となったがスプリット判定負け。

グラップラー対決。サバテロが持ち味のしつこいタックルで押し切って判定勝ち。

渡辺華奈 1.30
ヴィタ・アルテイガ 3.75

アルテイガはキャリア2戦目からBellatorで6勝5敗。前戦では無敗のスミコ・イナバに判定負け。タックルに対してのカウンターのギロチンで2勝している。

柔術・打撃がそこまで強くないアルテイガなら、ギロチン以外は怖くはない。渡辺一本勝ち。

堀口恭司 1.65
神龍4.15

世界デビュー戦となる神龍が大幅アンダードッグ。堀口は昨年大晦日の扇久保戦で、6年ぶりに125ポンドまで落としたが、動きには問題なく完勝。組みでも扇久保を上回った。神龍は得意のタックルでテイクダウンが取れるか。1Rをテイクダウン奪えて取れるようなら、ユニファイドルールだけに、2R以降堀口にも焦りが出てくるかもしれない。逆に1Rから劣勢なら、差が開いていく一方だろう。

堀口判定勝ち。

パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ 2.85
ホベルト・サトシ・ソウザ 1.83

昨年大晦日のマッキー戦、5月のカーライル戦と、フィジカルが強いグラップラー相手だとフィニッシュできなかったサトシ。しかし今回は急に決まった試合で、パトリッキーには対策する時間がない。緊急出場でコンディションが十分でないことを差し引いても、急な試合決定はサトシに分がある。唯一の不安要素としては5Rマッチであるということ。長期戦になると厳しい。パトリッキーは準備期間がないこともあり、弟のクレベル戦そのままの戦略で、寝技には付き合わないか。

サトシはREAL(Arzalet)以来5年ぶりのケージになるが、普段からケージを想定した練習をしているのだろうか。グラウンドでケージ際に詰められた状態だと下から動くのが難しくなるので、対処をしていないようだと下で削られる展開から抜け出せなくなる。

サトシが勝つなら2Rまでの極め、3R以降になるようならパトリッキー判定勝ち。

伊藤裕樹 1.22
ヒロヤ 4.50

DEEPでは2勝以下の相手にしか勝っていないヒロヤ。DEEPでも前座から抜け出せていないレベルで、前回初めて中堅の安谷屋と対戦したが判定負け。対する伊藤はフライ級GPベスト4なので厳しい。

伊藤判定勝ち。

阿部大治 3.10
イゴール・タナベ 1.37

タナベ、RIZINデビュー戦からいきなり階級下の相手。今後が不安になる。阿部もDEEPではタイトルを失ったが、RIZINウェルター級では無敗のトップ選手なのに、こんな使われ方をするとは。ここまでするなら、今後は世界からミドル級トップ選手を呼んできてタナベと当ててスターにしていくくらいして欲しい。

阿部は体格差はあるが、キャリアの差もあるので、序盤のテイクダウンさえ凌いで打撃勝負に持ち込めれば勝機はある。

タナベ1R一本勝ち。

瀧澤謙太 2.40
太田忍 1.59

一昨年の元谷戦でのアップセット貯金が底をついた瀧澤。そろそろIRZINレギュラーの座が危うい。レスリングから転向した太田は順調に成長している。瀧澤がRIZIN参戦後まったく成長していなければ、テイクダウンからパウンドで削られての判定負けが濃厚。ここが格闘技人生の分かれ目となる。

太田判定勝ち。

トフィック・ムサエフ 1.15
アキラ 5.75

今大会一番の大差のオッズ。アキラのファイトスタイル的に一発逆転とかもないし、致し方ないか。

ムサエフKO勝ち。

パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ 1.18
鈴木千裕 4.50

ハイリスクローリターンのパトリシオと、ローリスクハイリターンの鈴木。これだけハイリスクな試合を受けるということは、パトリシオは鈴木を相当舐めてる。鈴木の場合は、仮に準備期間が十分あったとしても勝つ確率は変わらないだろう。序盤、目が慣れないうちにダメ元でKOを狙っていけば、宝くじが当たらないとも限らない。

パトリシオKO勝ち。

伊澤星花 1.18
クレア・ロペス 5.00

4月の初参戦でRENAに勝ったロペスがいきなり挑戦者に。他にふさわしい相手がいないから仕方ないかも知れないが、もうちょっと溜めて期待感が持てるようになってから組めたら良かったのだが。

伊澤一本勝ち。

フアン・アーチュレッタ 1.24
扇久保博正 4.25

ギリギリ試合を成立させた扇久保だが、残念ながら勝敗の興味という点では元のカードと比較にならない。せっかくフライ級ができて、適正階級で戦えるようになったのに、無駄な試合でダメージを負ってしまうのは気の毒。

レスリング力とフィジカルの差でアーチュレッタが圧倒しKO勝ち。

朝倉未来 1.71
ヴガール・ケラモフ 2.10

RIZINパートはほとんど結果が見えているカードばかりになってしまった中、この1試合のみでイベントの興味と質を担保している。朝倉がリングでケラモフのテイクダウンを切れるかどうか。ケラモフの堀江戦のように、ケラモフがテイクダウンして立ち際にスタンドバックを取る展開が序盤にあるようだと、プレッシャーで蹴りが出せなくなり、ケラモフが精神的に優位に立てる。

ケラモフ判定勝ち。

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【RIZIN】トフィック・ムサエフの対戦相手はアキラに決定!

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7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN2。参戦が決定していたトフィック・ムサエフの対戦相手がアキラに決定した事が発表されました。元々はルイス・グスタボの名前が挙がっていたものの、グスタボが怪我のため未定になっていましたが、やはり間に合わなかったという事か。

抜擢されたアキラは約1年半ぶりのRIZIN参戦。その間、パンクラスでは久米鷹介に競り勝ってライト級王座を統一して準備万端。ムサエフの打撃は危険ですが、1発のあるアキラならあっと言わせる見せ場を作ってくれるか。注目です。
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7.30『超RIZIN.2』でトフィック・ムサエフとアキラが対戦

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 RIZINが7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催する『超RIZIN.2』でトフィック・ムサエフ vs. アキラを行うことを発表。当初ムサエフはルイス・グスタボ戦が最有力候補でしたが、ケガの回復が間に合わなかったようです。

 ムサエフは3月の『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』で行われたライト級ワールドグランプリ1回戦でアレクサンドル・シャブリーに3R TKO負けして以来の試合。RIZIN参戦は2021年6月の『RIZIN.28』でホベルト・サトシ・ソウザに1R三角絞めで敗れて以来。

 アキラは4月の『PANCRASE 333』で行われたライト級王座統一戦で正規王者の久米鷹介に判定勝ちし王座統一して以来の試合。RIZIN参戦は昨年3月の『RIZIN.34』で大原樹理に判定負けして以来。

 これでBellatorパート5試合、RIZINパート7試合の計12試合となりました。続きを読む・・・
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超RIZIN.2:トフィック・ムサエフ vs. アキラ追加。

ムサエフは当初ルイス・グスタボ戦が候補となっていたが、グスタボが負傷のために流れ、今年4月にパンクラスライト級正規王者となったアキラがムサエフと対戦することに。

アキラはRIZINでは阿部大治・鈴木琢仁に勝ったものの、大原樹理にはスプリット判定負け。本人がコメントするように、本来なら対戦できない格上の相手となる。

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【超RIZIN2】トフィック・ムサエフvsアキラが決定

350: 実況厳禁@名無しの格闘家 2023/07/08(土) 12:01:52.54 ID:ciNMxVd70
ムサエフvsアキラ


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DEEP DEEP113 MMA MMAPLANET o アキラ パンクラス ライカ 北岡悟 大山釼呑助 高野優樹

【DEEP113】大山釼呑助戦、17日前の北岡悟─01─「整理し、組み合わせることで新しいモノが生まれる」

【写真】肉体も精神も心地よい疲労の仕方をしているように見えた (C)MMAPLANET

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTで、北岡悟が大山釼呑助と対戦する。

2月の高野優樹戦で4年2カ月振りの勝利を挙げた北岡が、3カ月のインターバルで今年2戦目に挑む。ロータス世田谷で精力的なスパーリングを終えた北岡の『今』を尋ねた。


──MMAPLANETの北岡選手の試合前インタビュー、計量後以外のモノは実にiSMOS.1前以来、2年9カ月振りになります。

「あぁぁぁ、ハイ。そうかもしれないですね」

──試合前1週間や2週間と比較して、計量後はピリピリ感が一段落している。それが一番の理由でした。

「あぁ、でもあと今はもう3週間切っていますよね。それを考えると、イライラしていないと思いませんか」

──そうなんです。前回、ゴン格でインタビューをさせてもらった時に、次の試合前はできるかもと感じて。

「うん。なるほど」

──正直、イライラしていないことが北岡選手に良いことなのか、良くないことなのかも正直、分からないのですが。

「そうですね。ハイ。そういう空気感でないことは、前回の試合に勝った影響はあるかもしれないけど、去年の試合前から変わって来ていたと思います。この3年間ぐらいで徐々に変わってきました」

──ロータスの練習も久しぶり取材をさせてもらい、ここも良いのか悪いのか分からないですが、以前と比較してスパーリングを楽しめている感じもしました。

「あぁぁぁ、なるほど。やっぱり自分のジムで練習している時と比較するとイライラしていないですよね。パンクラスイズムでは他のことがどうしても目に入ってしまうので。責任者だから……ここでも一番の年長者としての立ち振る舞いには気を付けようとは思っていますけど。やっぱり、自分のジムだけでなくここがあるのは大きいです。ロータス世田谷がないと、続けていられないと思います」

──金原(正徳)選手、八隅(孝平)さんの声掛けも良い空気を醸し出しているというか。

「あの声があるのは、パンクラスイズムとは違います。それは違います(笑)」

──そして、やはり以前と比べると動きが良く見えます。

「あぁ、ありがとうございます。動けていますね」

──動けていますが、しっかりとやられている。ここも大切かと。

「まぁ、松本(光史)さん──強いですから。いまだにアキラさんに負けたこと、『なんでやねん』って思っています。ずっと、想っています」

──他の選手とのスパーリングもそうですが、テイクダウンされ下になっている。そこに抗い、同時に受け入れているという風にも見えました。

「別にただやられているだけじゃないですし、良い練習になっています。やられた場合も超ダメダメではない。それを分かってやっている。良い練習ですよね」

──シングルで動きを止めている時、下になった時なども状況を打開するために考えて、スパーリングをしていますか。

「ハイ。動かせることを考え、変化できることを試みてやっています」

──とはいえキャリアを積んでくると、やることは大きく変わらないかと思います。

「ハイ。それは変わらないです。なかなか変わらないものです。整理したりして、組み合わせによって新しいモノが生まれたりするけど。そのなかでも色々とアドバイスを貰って、ここから派生できる動きを考えてはいます」

──劇的なストライカー転身などあり得ないし、華麗なステップを踏むようになることもない。そして対戦相手も北岡選手が何をしてくるのかは、百も承知です。

「練習相手になるとなおさらですし、試合ですらそうです」

──そのなかで、何か変化を加えることで相手も戸惑う。そういう何かを投入していくことが、北岡選手の成長になるのでしょうか。

「入り方は色々と考えています。ボディムーブとか、打撃に関しても動きに変化を加えて。距離とか、リズムですね。あるいは、そこを破壊した動きだとか。勝手に変化を加えない動きが出ることもあります。もう本能で動く部分もあるし、そこはそこで全てを含めて戦いです。そのなかで、自分がやってはいけない動きをあぶりだすのも練習で。イメージトレーニングと実際に体を動かしてすり合わせるような感じです」

──そこのすり合わせは誰とすることが多いのですか。

「練習している人とちょっと軽く答え合わせする程度で、基本は自分ですよね。八隅さんと話をしても、そこには八隅さんには八隅さんの見解、受け取り方があるので全部が僕にフィットするわけじゃない。川村(亮)も理解しているし、松嶋(こよみ)君も理解しているから、そういうことを軽く話すことはあっても全てを答え合わせするわけじゃない。

MMAはちょっと情報量が多いので。それこそスパーリング相手に、自分の動きのフィードバックを求めたりしても、自分の考えている全てのことを種明かしするわけじゃないですからね。そこは皆に対して、ですね」

──皆が良いと思って話してくれるなかでも、取捨選択がある?

「そもそも皆が僕には対して、気軽にそういう話を振って来ない(笑)。だからこそ、言ってくれる人の言葉は大切にします。違うなって思うことも聞きますし。そうなると確実に話してくれるマモルさんという存在があって。試合前にはマモル塾をプライベートでやってもらっていますし、月に2回パンクラスイズムでドリル練習の指導をしてもらっているので、そこにも参加しています。

それでもマモルさんが言ってくれることを、全てそのまま取り入れるのではなくて、どのように僕に落とし込むのかという話ですし。マモルさんとの付き合いも、もうまる6年だから結構その辺も互いに分かっている。マモルさんの求めていることの理解は、最低限はしていると思うので」

<この項、続く>

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